JP3389146B2 - 可変伝送レート受信装置 - Google Patents

可変伝送レート受信装置

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JP3389146B2 JP13961099A JP13961099A JP3389146B2 JP 3389146 B2 JP3389146 B2 JP 3389146B2 JP 13961099 A JP13961099 A JP 13961099A JP 13961099 A JP13961099 A JP 13961099A JP 3389146 B2 JP3389146 B2 JP 3389146B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システム
の基地局,端末装置における信号のA/D変換に係り、
サンプリング周波数を高速化することなく消費電力を低
減する可変伝送レート受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、通信は音声のみならずFAXなど
のデータ伝送を盛んにおこなわれている。また、広帯域
を使用した大容量化や高速データ伝送サービスについて
も検討がされている。特に、CDMA(Code Di
vision Multiple Access)通信
方式などマルチレート広帯域伝送を主な目的とするシス
テムでは、広帯域によるサンプリング周波数の高速化に
より消費電力が多くなっている。
【0003】従来の技術を図8を参照し説明する。無線
通信ネットワークでの信号のA/D変換は、固定のサン
プリング周波数でおこなっていた。マルチレート帯域の
システムでもサンプリング周波数は、そのシステムの最
大受信データ帯域をサンプリングするために高速に設定
されており、それより狭い受信データ帯域を受信しサン
プリングするには過剰なサンプリング周波数であった。
【0004】図8は、従来の信号サンプリングの構成を
示す図である。図8を参照して説明する。この無線装置
は、アンテナ10と、このアンテナ10によって受信さ
れた高周波信号を増幅するRF部12と、このRF部1
2によって増幅された高周波信号を制御部50から設定
された可変型第1局部発振部16からの出力信号とダウ
ンコンバートすることにより第1中間周波数信号に周波
数変換する第1ミキサ部18と、第1中間周波数信号を
増幅するIF部20と、このIF部20によって増幅さ
れた第1中間周波数信号を固定第2局部発振部52から
の出力信号とダウンコンバートすることにより第2中間
周波数信号に周波数変換する第2ミキサ部24と、エイ
リアシングノイズ除去のLPF54と、固定型サンプリ
ング周波数発振部56からの出力信号をサンプリング周
波数とするA/Dコンバータ30とにより構成される。
【0005】なお、従来の無線通信システムの受信方式
の一例が、特開平11−17644号公報に記載されて
いる。この公報に記載された無線基地局、無線端末、無
線通信システムおよびそのキャリア割り当て制御方法
は、無線端末におけるチャンネル選択フィルタの帯域を
狭くし、A/D変換器のサンプリング速度を落とすこと
で、無線基地局および無線端末の消費電力の低減と周波
数の利用率向上とを図るものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで受信データの帯
域が広帯域と狭帯域の2つの信号がある場合に、この従
来の構成では、第2中間周波数信号が固定のため、A/
Dコンバータには、サンプリング周波数は広帯域の信号
にあわせて高速サンプリング周波数fsを入力する必要
があった。
【0007】図9に示すように、図9(b)は受信帯域
の狭帯域信号の場合であり、(a)の受信帯域の広帯域
信号に比べて高速サンプリング周波数fsにより過剰な
サンプリングになっている。またLPFは、A/D変換
時のエイリアシングノイズとなる周波数成分の減衰帯域
が固定のため、サンプリング周波数を低速にすると、標
本化定理を満足できなくなり正しくサンプリングができ
ない問題点があった。
【0008】さらに図10に示すように、A/Dコンバ
ータの消費電力対サンプリング周波数は、A/Dコンバ
ータの消費電力対サンプリング周波数を示している。A
/Dコンバータは、サンプリング周波数が高速になるに
つれサンプリングによるスイッチング動作が多くなり、
消費電流が増え、消費電力が多くなる。マルチレート帯
域のシステムにおいて、従来の技術は、広帯域用に固定
の高速サンプリング周波数を使用するため、狭帯域信号
受信時にも不要な電力を消費し、消費電力が多くなる問
題点があった。
【0009】本発明の目的は、サンプリング周波数を低
速にすることなく、A/Dコンバータのスイッチングに
よる消費電力を少なくする可変伝送レート受信装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の可変伝送レート
受信装置は、受信データの受信帯域が広帯域の信号と狭
帯域の信号とを受信する可変伝送レート受信装置であっ
、各部を制御する制御部と、高周波信号を受信するア
ンテナと、前記高周波信号を増幅するRF部と、前記制
御部からの指示により、周波数出力信号を出力する可変
型第1局部発振と、前記RF部によって増幅された前
記高周波信号と前記周波数出力信号とが入力され、前記
周波数出力信号に基づいて前記高周波信号を一定の第1
中間周波数信号にダウンコンバートする第1ミキサ部
と、前記第1中間周波数信号を増幅するIF部と、前記
受信データの受信帯域に合わせて、広帯域信号用の周波
数出力信号または狭帯域信号用の周波数出力信号(広帯
域信号用の周波数 < 狭帯域信号用の周波数)を出力す
る可変型第2局部発振部と、前記IF部によって増幅さ
れた前記第1中間周波数信号と前記周波数出力信号とが
入力され、前記周波数出力信号に基づいて前記第1中間
周波数信号を第2中間周波数信号にダウンコンバートす
第2ミキサ部と、前記第2中間周波数信号が入力さ
れ、前記受信データの受信帯域に合わせて広帯域信号用
カットオフ周波数と狭帯域信号用カットオフ周波数とを
切替えるカットオフ周波数可変型LPFと、前記受信デ
ータの受信帯域に合わせて、広帯域信号用サンプリング
周波数信号または広帯域信号用サンプリング周波数信号
より低速の狭帯域信号用サンプリング周波数信号を出力
する可変型サンプリング周波数発振部と、前記サンプリ
ング周波数信号をサンプリング周波数とし、前記カット
オフ周波数可変型LPF通過後の前記第2中間周波数信
号をサンプリングしてデジタル信号に変換するA/Dコ
ンバータとを備え、受信データの受信帯域が狭帯域の信
号の場合に、前記可変型第2局部発振部は前記狭帯域信
号用の周波数出力信号を出力し前記第2ミキサ部を介し
て前記第2中間周波数を広帯域の信号の場合よりも低い
周波数にすることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、信号のアナログ/デジ
タルデータ変換(A/D変換)において、受信データの
帯域に応じて可変局部発振部の周波数設定により中間周
波数信号を可変させ、可変型サンプリング周波数発振部
よりA/Dコンバータへ受信データの帯域に応じたサン
プリング周波数を供給することにより、A/Dコンバー
タのA/D変換時の消費電力を少なくさせるとともにデ
ジタル信号処理系の消費電力も低減する。本発明は、周
波数帯域の異なるキャリアの受信時に、A/D変換のサ
ンプリング周波数を切り替えて、A/Dコンバータの消
費電力を低減するものである。
【0012】本発明の実施例の構成を図1から図3を参
照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施例の構成
を示す図である。図2は、本発明のカットオフ周波数可
変型LPFの構成を示す図である。図3は、本発明の可
変型サンプリング周波数発信部の構成を示す図である。
【0013】本実施例の構成は、図1に示すようにアン
テナ10と、このアンテナ10によって受信された高周
波信号を増幅するRF部12と、このRF部12によっ
て増幅された高周波信号を制御部14から設定された第
1局部発振部16からの出力信号16aとダウンコンバ
ートすることにより第1中間周波数信号に周波数変換す
る第1ミキサ部18と、第1中間周波数信号を増幅する
IF部20と、このIF部20によって増幅された第1
中間周波数信号を制御部14から設定された第2局部発
振部22からの周波数出力信号22aとダウンコンバー
トすることにより第2中間周波数信号に周波数変換する
第2ミキサ部24と、制御部14から設定されたカット
オフ周波数をもつカットオフ周波数可変型LPF26
と、制御部14から設定された可変型サンプリング周波
数発振部28からのサンプリング周波数信号28aをサ
ンプリング周波数とするA/Dコンバータ30とを備え
る。
【0014】次に、カットオフ周波数可変型LPF26
は、図2に示すように正帰還型4次バターワースLPF
で、2次LPFが2段直列に接続される。4箇所のコン
デンサ部32,34,36,38は、それぞれ2個の並
列に並んだ定数の異なるコンデンサと、制御部14の制
御により2個のコンデンサの一方を選択するスイッチ4
0,42,44,46とから構成される。またここでコ
ンデンサの容量は、C1,C3,C5,C7が小容量で
あり、C2,C4,C6,C8が大容量のものである。
【0015】可変型サンプリング周波数発振部28の構
成は、図3(a)に示すように周波数の異なる2種類の
発振器をもち、制御部14の制御により一方の発振器を
選択するスイッチ48で構成される。ここで発振器は、
40MHz発振器と10MHz発振器とを有する。可変
型サンプリング周波数発振部28は、制御部14からの
切替信号を受信すると40MHz発振器または10MH
z発振器に出力を切り替える。可変型サンプリング周波
数発振部28は、サンプリング周波数信号28aをA/
Dコンバータ30へ出力する。
【0016】次に本発明の実施例の動作を図4から図7
を参照して詳細に説明する。図4は、本発明の可変型第
2局部発振部の出力信号を示す図である。図5は、本発
明のカットオフ周波数可変型LPFの周波数特性を示す
図である。図6は、本発明の可変型サンプリング周波数
発振部の出力信号を示す図である。図7は、本発明の受
信帯域の広帯域信号および狭帯域信号の各ブロックとの
関係を示す図である。
【0017】次に、実施例の動作について、アンテナ1
0に受信される高周波信号の受信データの帯域(受信帯
域)が広帯域と狭帯域の2つの信号の場合について図と
具体例を参照して説明する。受信される受信帯域の判断
は通信システム内でおこなわれ、上位の装置から指定さ
れるものとする。広帯域を16MHz(±8MHz帯
域)とし、狭帯域を4MHz(±2MHz帯域)とす
る。第1中間周波数信号は、広帯域または狭帯域の信号
が十分伝送できる一定の周波数の300MHzに設定し
て説明する。
【0018】図4は、可変型第2局部発振部22の周波
数出力信号22aを示している。信号発振回路は、電圧
制御発振器を用いたPLL(Phase−Locked
Loop)方式の周波数シンセサイザで構成される。
PLL方式は、よく知られた技術のため説明は省略す
る。
【0019】周波数出力信号22aは、それぞれの受信
帯域用に広帯域信号用と狭帯域信号用があり、第2ミキ
サ部24でダウンコンバージョンした受信帯域が欠落す
ることのない第2中間周波数に変換できる周波数に設定
される。局部発振周波数信号の関係は、第2ミキサ部2
4によるダウンコンバージョンにより広帯域信号用ロー
カル周波数<狭帯域信号用ローカル周波数である。
【0020】本実施例では広帯域信号用ローカル周波数
を290MHzとしたときにIF部20を10MHzに
設定し,狭帯域信号用ローカル周波数信号を297.5
MHzとしたときにIF部20を2.5MHzに設定す
る。
【0021】図5は、カットオフ周波数可変型LPF2
6の周波数特性を示している。LPFの特性は、それぞ
れの受信帯域用に広帯域信号用と狭帯域信号用があり、
それぞれの第2中間周波数の受信帯域を減衰させない通
過帯域に設定される。また、標本化定理からサンプリン
グ周波数の1/2以上のエイリアシングノイズとなる周
波数成分を減衰するように設定される。可変型LPF2
6のカットオフ周波数は、コンデンサ部32,34,3
6,38で決定され、制御部14の制御信号によりあら
かじめ指定された組み合わせのコンデンサをスイッチ4
0,42,44,46が選択することにより設定され
る。LPFのカットオフ周波数は、抵抗Rが一定であれ
ば、コンデンサの容量を大きくすることで、カットオフ
周波数を低く設定できる。
【0022】本実施例は、広帯域信号用のとき小容量コ
ンデンサC1,C3,C5およびC7の組み合わせをス
イッチ40,42,44,46が選択し、狭帯域信号用
のとき大容量コンデンサC2,C4,C6およびC8の
組み合わせをスイッチ40,42,44,46が選択す
る。ここでの、大容量,小容量の記述は、単にコンデン
サ容量が異なることを指している。
【0023】図6は、可変型サンプリング周波数発振部
28の出力信号を示している。サンプリング周波数信号
28aは、それぞれの受信帯域用に広帯域信号用と狭帯
域信号用があり、標本化定理からそれぞれの受信帯域の
2倍以上の周波数に設定される。本実施例では、スイッ
チ48を制御部14からの切替信号により、広帯域信号
用サンプリング周波数Aのときは40MHz発振器,狭
帯域信号用サンプリング周波数Bのときは10MHz発
振器に切り替える。
【0024】次に、可変型第2局部発振部22の動作に
ついて図7を示す。図7(a)は受信帯域の広帯域信
号,(b)は受信帯域の狭帯域信号それぞれにおける図
2から図4で示した各ブロックとの関係を示している。
図7(a)のときは、可変型第2局部発振部22から2
90MHzの周波数出力信号22aが出力される。第2
ミキサ部24は、受信帯域が第2中間周波数10MHz
±8MHzの信号に変換する。可変型サンプリング周波
数発振部28は、40MHzのサンプリング周波数Aの
サンプリング周波数信号28aを出力する。オフセット
周波数可変型LPF26は、スイッチ40,42,4
4,46で小容量コンデンサC1,C3,C5およびC
7を選択し、LPF特性が0Hz〜18MHz以上を通
過帯域としサンプリング周波数Aの1/2以上の周波数
成分を減衰するように設定される。
【0025】図7(b)は、可変型第2局部発振部22
から297.5MHzの周波数出力信号22aが出力さ
れる。第2ミキサ部24は、受信帯域が第2中間周波数
2.5±2Hzの信号に変換する。可変型サンプリング
周波数発振部28は、10MHzのサンプリング周波数
Bのサンプリング周波数信号28aを出力する。オフセ
ット周波数可変型LPF26は、スイッチ40,42,
44,46で大容量コンデンサC2,C4,C6および
C8を選択し、LPF特性が0Hz〜4.5MHz以上
を通過帯域としサンプリング周波数Aの1/2以上の周
波数成分を減衰するように設定される。一般的にA/D
コンバータ等の高速デジタル処理デバイスは、周波数に
応じて消費電力が多くなる。
【0026】従って、図7(b)に示すように、受信帯
域が狭帯域信号の場合に、第2中間周波数を可変し、A
/Dコンバータに対して低速サンプリング周波数を供給
することにより、スイッチング動作を減らし、消費電力
を少なくすることができる。受信帯域の広帯域信号と狭
帯域信号でサンプリング周波数を変えることにより、広
帯域信号用の高速サンプリング周波数を使っていたとき
よりも全体的に消費電力を少なくできる。さらに、サン
プリング周波数を変更しても、カットオフ周波数可変型
LPFにより標本化定理に反することなく、サンプリン
グには何ら問題が生じない。
【0027】また、本発明の一実施形態の動作を図面を
参照して詳述してきたが、本発明はこの実施形態に限ら
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、この実
施形態では、ダブルスーパーヘテロダイン方式としたが
スーパーヘテロダイン方式においても有効である。さら
に、カットオフ周波数可変型LPFは、図2で示した以
外の部品の定数を可変する方法においても有効である。
【0028】さらに、カットオフ周波数可変型LPF
は、A/Dコンバータに入力する信号にサンプリング周
波数の1/2以上の周波数成分が含まれていないか、含
まれていても無視できる振幅の大きさの場合は省略して
も有効である。さらに、A/D変換される信号に対して
何倍かのサンプリング周波数でサンプリングするオーバ
ーサンプリングにおいても有効である。さらに、通信シ
ステムにより受信帯域が2つ以上でも有効である。ここ
で、A/Dコンバータは、アナログ/デジタル変換する
ものはすべて含んでいる。
【0029】また、サンプリング周波数の可変方法とし
ては、分周回路を制御する方式が一般的であるが、図6
(b)に示すように制御部14により制御される電圧制
御発振器を有するPLLシンセサイザに置き換えること
も有効である。
【0030】なお、本実施例は、CDMA(Code
Division Multiple Access)
通信方式などの広帯域伝送にも使用するものである。
【0031】
【発明の効果】本発明の可変伝送レート受信装置は、以
上説明したように、この発明によれば受信される受信帯
域が複数ある場合に、受信される受信帯域に応じたサン
プリング周波数を選択し、固定のサンプリング周波数で
A/Dコンバータを動作させたときの消費電力よりも全
体的に少なくできる。高速データ通信など広帯域伝送時
には、高速サンプリング周波数を使用し、音声等の狭帯
域伝送時には低速サンプリング周波数を使用する。
【0032】例えば、CDMA通信方式など広帯域伝送
を主な目的とするシステムで、数種類の帯域を用いる時
に、消費電力の低減に効果がある、
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明のカットオフ周波数可変型LPFの構成
を示す図である。
【図3】本発明の可変型サンプリング周波数発信部の構
成を示す図である。
【図4】本発明の可変型第2局部発振部の出力信号を示
す図である。
【図5】本発明のカットオフ周波数可変型LPFの周波
数特性を示す図である。
【図6】本発明の可変型サンプリング周波数発振部の出
力信号を示す図である。
【図7】本発明の受信帯域の広帯域信号および狭帯域信
号の各ブロックとの関係を示す図である。
【図8】従来の信号サンプリングの構成を示す図であ
る。
【図9】従来の受信帯域とLPFとサンプリング周波数
の関係を示す図である。
【図10】従来のA/Dコンバータの消費電力対サンプ
リング周波数を示す図である。
【符号の説明】
10 アンテナ 12 RF部 14 制御部 16 可変型第1局部発振部 18 第1ミキサ部 20 IF部 22 可変型第2局部発振部 24 第2ミキサ部 26 可変型LPF 28 可変型サンプリング周波数発振部 30 A/Dコンバータ 32,34,36,38 コンデンサ部 40,42,44,46,48 スイッチ 50 制御部 52 固定型第2局部発振部 54 LPF 56 固定サンプリング周波数発振部

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信データの受信帯域が広帯域の信号と狭
    帯域の信号とを受信する可変伝送レート受信装置であっ
    て、 受信信号を一定の第1中間周波数信号にダウンコンバー
    トする第1周波数変換手段と前記第1中間周波数信号を増幅するIF部と、 前記IF部によって増幅された前記第1中間周波数信号
    が入力され、前記第1中間周波数信号を、前記受信デー
    タの受信帯域に合わせて、広帯域信号の場合の第2中間
    周波数信号または広帯域信号の場合より周波数の低い狭
    帯域信号の場合の第2中間周波数信号にダウンコンバー
    トする第2周波数変換手段と前記受信データの受信帯域に合わせて、広帯域信号用サ
    ンプリング周波数信号または広帯域信号用サンプリング
    周波数信号より低速の狭帯域信号用サンプリング周波数
    信号を用いて、前記第2中間周波数信号をサンプリング
    してデジタル信号に変換するA/Dコンバータとを備え
    ことを特徴とする可変伝送レート受信装置。
  2. 【請求項2】受信データの受信帯域が広帯域の信号と狭
    帯域の信号とを受信する可変伝送レート受信装置であっ
    て、 各部を制御する制御部と、 高周波信号を受信するアンテナと、 前記高周波信号を増幅するRF部と、 前記制御部からの指示により、周波数出力信号を出力す
    る可変型第1局部発振と、前記RF部によって増幅された前記高周波信号と前記周
    波数出力信号とが入力され、前記周波数出力信号に基づ
    いて前記高周波信号を一定の第1中間周波数信号にダウ
    ンコンバートする 第1ミキサ部と、 前記第1中間周波数信号を増幅するIF部と、前記受信データの受信帯域に合わせて、広帯域信号用の
    周波数出力信号または 狭帯域信号用の周波数出力信号
    (広帯域信号用の周波数 < 狭帯域信号用の周波数)
    出力する可変型第2局部発振部と、前記IF部によって増幅された前記第1中間周波数信号
    と前記周波数出力信号とが入力され、前記周波数出力信
    号に基づいて前記第1中間周波数信号を第2中間周波数
    信号にダウンコンバートする 第2ミキサ部と、前記第2中間周波数信号が入力され、前記受信データの
    受信帯域に合わせて広帯域信号用カットオフ周波数と狭
    帯域信号用カットオフ周波数とを切替える カットオフ周
    波数可変型LPFと、前記受信データの受信帯域に合わせて広帯域信号用サ
    ンプリング周波数信号または広帯域信号用サンプリング
    周波数信号より低速の狭帯域信号用サンプリング周波数
    信号を出力する可変型サンプリング周波数発振部と、 前記サンプリング周波数信号をサンプリング周波数と
    し、前記カットオフ周波数可変型LPF通過後の前記第
    2中間周波数信号をサンプリングしてデジタル信号に変
    換するA/Dコンバータとを備え、受信データの受信帯域が狭帯域の信号の場合に、前記可
    変型第2局部発振部は前記狭帯域信号用の周波数出力信
    号を出力し前記第2ミキサ部を介して前記第2中間周波
    数を広帯域の信号の場合よりも低い周波数にする ことを
    特徴とする可変伝送レート受信装置。
  3. 【請求項3】前記カットオフ周波数可変型LPFは、 2個の並列に並んだ容量の異なるコンデンサ部と、 前記制御部の指示により、前記コンデンサ部の2個のコ
    ンデンサのうちのいずれか一方を選択するスイッチと、 を有することを特徴とする請求項2記載の可変伝送レー
    ト受信装置。
  4. 【請求項4】前記カットオフ周波数可変型LPFは、正
    帰還型4次バターワースLPFで、2次LPFが2段直
    列に接続され、前記コンデンサ部を4つ有することを特
    徴とする請求項3記載の可変伝送レート受信装置。
  5. 【請求項5】前記可変型サンプリング周波数発振部は、
    周波数の異なる2種類の発振器と、前記制御部の制御に
    よりいずれか一方の発振器を選択するスイッチとを有
    し、前記制御部からの切替信号を受信すると、周波数の
    異なる2種類の発振器のうちいずれか1つに出力を切り
    替え、サンプリング周波数信号をA/Dコンバータへ出
    力することを特徴とする請求項2,3または4記載の可
    変伝送レート受信装置。
  6. 【請求項6】周波数帯域の異なるキャリアを受信する時
    に、複数の発振器の切り替えによりA/D変換のサンプ
    リング周波数を切り替えることを特徴とする請求項5記
    載の可変伝送レート受信装置。
  7. 【請求項7】前記可変型サンプリング周波数発振部は、
    制御部により制御される電圧制御発振器を有するPLL
    シンセサイザ回路であることを特徴とする請求項2,3
    または4記載の可変伝送レート受信装置。
  8. 【請求項8】周波数帯域の異なるキャリアを受信する時
    に、前記PLLシンセサイザ回路の切り替えによりA/
    D変換のサンプリング周波数を切り替えることを特徴と
    する請求項7記載の可変伝送レート受信装置。
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