JP3388400B2 - チャイルドシート体験装置 - Google Patents

チャイルドシート体験装置

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JP3388400B2 JP2000070843A JP2000070843A JP3388400B2 JP 3388400 B2 JP3388400 B2 JP 3388400B2 JP 2000070843 A JP2000070843 A JP 2000070843A JP 2000070843 A JP2000070843 A JP 2000070843A JP 3388400 B2 JP3388400 B2 JP 3388400B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乳幼児を含む子供
に、遊びを通じてチャイルドシートの必要性を認識させ
るために好適なチャイルドシート体験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車の助手席或いは後部座席に幼児や子供
を乗せた場合、チャイルドシートにおとなしく座ってい
れば運転に熱中できるし、急ブレーキなどの衝撃で座席
から落っこちたりせず安心であり、衝突事故に対しては
必須である。しかしながらチャイルドシートの利用対象
者である乳幼児には、単に説明を聞いただけでその必要
性を理解する能力はない。そもそもチャイルドシート
は、付属のシートベルトで身体を拘束してこそ効果があ
るのであって、じっとしているのが苦手な乳幼児にとっ
て、チャイルドシートに座ることは自由を束縛されたも
同然であるから、座ることに抵抗を示すことはやむをえ
ない。しかしながら安全性の問題から、チャイルドシー
トに座ることの必要性をよく言い聞かせ、納得した上で
自分から進んで座ろうと教育することが理想である。そ
のため各家庭ではもちろんのこと、幼稚園や保育園、子
供会などの集いで、寸劇や紙芝居などを取り入れたわか
りやすい説明があったりもするが、説明だけで理解させ
ることは難しく、ましてや乳幼児にとっては何を説明し
ているのかの把握すらできない。これまで具体的な装
置、器具などを用いて説明を理解しやすくする有効な手
段は皆無であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】チャイルドシートの必
要性を説明だけで理解することが難しい乳幼児にとっ
て、体験させるのが一番効果的であるが、走行中、車の
中で実際に体験させることは問題が多く実現は不可能で
あるし、地震体験装置のような模擬装置を開発するにし
ても、実際に走行状態と同じ環境を造らなくてはならな
いので、広大な設置スペースが必要となるばかりか、そ
のような物々しい装置では、対象となる肝心の乳幼児か
ら敬遠されてしまいそうである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、違和感なく喜
んで体験に参加し、チャイルドシートの必要性を実感す
ることによって、心の底から理解可能なチャイルドシー
ト体験装置であって、その構成は、遊具の乗り込み部に
チャイルドシートをその遊具の使用形態に適応するよう
セット可能とし、遊具の使用形態におけるチャイルドシ
ートの運動開始位置を認識する認識手段と、チャイルド
シートの運動を所望位置で停止させる手段とを備えたこ
とにある。そして遊具にブランコを選び、チャイルドシ
ートを横木に固定状態でセットするようにしたり、遊具
に滑り台を選び、チャイルドシートを傾斜台に沿って滑
走可能にセットすることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に係るを図面に基づいて説
明する。図1はブランコに実施した一例であり、このブ
ランコは、通常チェーンやロープなどで形成されている
吊り下げ部材1がパイプで形成されていて、籠状に形成
された横木2には、チャイルドシート3がしっかりと固
定された状態でセットされる。横木2がフレーム4の上
端に掛け渡されたビーム5を支点として前後にスイング
動作するエリアの後方には係止バー6が水平に掛け渡さ
れ、横木2の後部には、フック7が起伏自在に取り付け
られている。又フレーム4の側部には、横木2がスイン
グ運動中の任意位置にて、吊り下げ部材1が鉛直方向に
対して何度傾いているかを測定するための大型分度器8
が取り付けられている。
【0006】このように形成されたチャイルドシート体
験装置は、子供をチャイルドシート3に乗せてシートベ
ルト3aを締めさせ、横木2を手で押して少しの間揺れ
を楽しませ、頃合いを見計らって横木2を掴み、その位
置から吊り下げ部材1が所定角度になるまで引き上げ、
これからちょっとした実験を行いますと言ってフック7
を倒し、手を離す。手を離すと同時に横木2は斜め下方
に前進を始め、急激に加速されて最高速度に達した正に
吊り下げ部材が鉛直になったとき、フック7が係止バー
6に引っ係っスイング運動が急停止する。この停止動作
により、チャイルドシートに座っている子供は、車が急
停止したときと同じように、チャイルドシートから放り
出されるような衝撃を受け、チャイルドシートの必要を
身をもって体験するのである。
【0007】前記横木を引っ張り上げたスイング運動の
開始位置は、例えば車速が10km、20km、30k
mの時に急停車したとき受ける衝撃に相当するそれぞれ
の位置が、吊り下げ部材の角度がどれだけのときかを前
もって実験することによってデータを揃えておき、子供
の年齢など応じて調整する。思いもかけない強烈な衝撃
は、30度位の位置からでも十分実感できる。
【0008】而も体験するのにブランコを利用している
ので、幼児の興味を引きやすく、わざわざ誘わなくても
自ら率先して参加してくれるし、ブランコのスイング動
作を有効に利用しているので、動力機構などは一切必要
なく、公園などに設置されている既存のブランコを利用
することにより簡易に実施ができる。
【0009】前記実施例に示したブランコは一人用であ
るが、図2に例示するようなロープ状の吊り下げ部材1
1によりスイング運動可能に支持された向かい合わせに
座る二人掛け用の横木2にチャイルドシート3をセット
したり、図示はしないが四人掛け用のブランコにも適用
可能で、このようなブランコに限らず一人の利用のブラ
ンコにあっても、フックに代えて鈎付きの紐体9を引っ
掛けることにより急停止させるようにもできる。このよ
うなブランコであれば、多人数で同時に体験させるよう
にすれば、一人では怖じ気づずいていても仲間と一緒な
ら喜んで参加するようにもなるし、何よりも大勢の子供
に対して短時間で効率よく体験させることができる。
又、ブランコ以外に、例えば滑り台で実施することも可
能であり、次にその実施の形態を説明する。
【0010】この滑り台は、ポール10の上端に設けら
れた踊り場11に上るための梯子12と、踊り場11か
ら滑り降りるための傾斜台13を備えており、傾斜台1
3の両サイドには、全長に亘ってガード板を兼ねた手摺
り13a,13aが設けられていて、その手摺り13a
の側面には、下端部からの距離を示す数字付きの目盛り
14が設けられている。チャイルドシート3は、傾斜台
13から外れることなく真っ直ぐに滑り降り可能な滑走
板15に固定状態でセットされる。滑走板15にはロー
プ16が結び付けられていて、そのロープ16をたぐる
ことで、滑走板15をチャイルドシート3と共に引っ張
り上げ操作でき、ロープ16の先を踊り場の柵11aに
結び付け、傾斜台13の下端位置で停止するよう長さを
調整する。
【0011】このように形成されたチャイルドシート体
験装置も、チャイルドシート3に子供を乗せ、ロープ1
6の引っ張り操作で所望の高さ、例えば目盛りが9の位
置まで引き上げ、合図と共にロープ16から手を離す。
チャイルドシート3は一気に加速され、次の瞬間、傾斜
台13の下端位置に達し、そこで急停止する。それによ
って衝撃の強さを体験するのである。滑り台で実施した
場合も、ブランコと同様に遊びたいといった子供の気持
ちを巧みに利用して気を引き、遊びの中で体験させるの
で、知らず知らずのうちにチャイルドシートの必要性が
身につく。
【0012】実施例はブランコと滑り台について説明し
たが、使用形態が一定以上の速度の運動を伴う遊具であ
ればシーソー、メリーゴーランドなど、あらゆる遊具に
適用可能である。又、例えば二人乗りのブランコの場
合、チャイルドシートの周囲を自動車の外観に似せて形
成したカバーで囲み、恰も自動車に乗っている感じを与
えることによって、より実際に近い体験を味わえるよう
にするなど、遊具そのままの形状が維持されていなくて
も差し支えない。
【0013】尚本発明において、チャイルドシートのセ
ットは、ブランコの場合、横木に固定するばかりでな
く、チャイルドシートを吊り下げ部材で直接吊り下げた
状態にセットすることもできるし、滑り台の場合、チャ
イルドシートの底にローラを取り付けて滑りやすくした
り、チャイルドシートの底面が傾斜台から浮いた状態と
なるよう、両脇の手摺により支持された状態にセット
し、それらの手摺りをレールとして利用するなど適宜変
更して差し支えなく、遊具の使用形態におけるチャイル
ドシートの運動開始位置を認識する認識手段も、センサ
を利用して電気的にデジタル表示させるようにもでき、
チャイルドシートの運動を所望位置で停止させる手段と
しては、ブランコの場合、停止位置に可動式のストッパ
を設けておいて、必要に応じて作動させるようにした
り、滑り台であれば、傾斜台に着脱式のストッパを設
け、チャイルドシート体験装置として使用していないと
きは、外すことにより遊具として利用できるようにする
こともできる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、一度体験させればその
体験がいつまでも記憶に残り、車に乗るときはそれを思
い出し、チャイルドシートに座る習慣が身に付く。而も
子供たちが率先して参加する遊具を利用しているので、
体験への参加率が高く、チャイルドシートの利用率を一
気に加速させるには絶好である。特に遊具がブランコ、
滑り台といった一般的なものであれば、既存の設備を利
用して体験させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチャイルドシート体験装置を一人
用のブランコにて実施した説明図である。
【図2】本発明に係るチャイルドシート体験装置を二人
乗り用のブランコにて実施した説明図である。
【図3】本発明に係るチャイルドシート体験装置を、滑
り台にて実施した説明図であるの説明図である。
【符号の説明】
1・・吊り下げ部材、2・・横木、3・・チャイルドシ
ート、3a・・シートベルト、4・・フレーム、5・・
ビーム、6・・係止バー、7・・フック、8・・分度
器、9・・紐体、10・・ポール、11・・踊り場、1
2・・梯子、13・・傾斜台、13a・・手摺り、14
・・目盛り、15滑走板、16・・ロープ、11a・・
柵。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09B 9/00 A63G 9/10 A63G 21/00 B60N 2/26

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊具の乗り込み部にチャイルドシートを
    その遊具の使用形態に適応するようセット可能とし、遊
    具の使用形態におけるチャイルドシートの運動開始位置
    を認識する認識手段と、チャイルドシートの運動を所望
    位置で停止させる手段とを備えたチャイルドシート体験
    装置。
  2. 【請求項2】 遊具がブランコであり、チャイルドシー
    トは横木に固定状態でセットされる請求項1に記載のチ
    ャイルドシート体験装置。
  3. 【請求項3】 遊具が滑り台であり、チャイルドシート
    は傾斜台に沿って滑走可能にセットされる請求項1に記
    載のチャイルドシート体験装置。
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