JP3387922B2 - 耐蝕性ケーブル - Google Patents

耐蝕性ケーブル

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JP3387922B2 JP50159194A JP50159194A JP3387922B2 JP 3387922 B2 JP3387922 B2 JP 3387922B2 JP 50159194 A JP50159194 A JP 50159194A JP 50159194 A JP50159194 A JP 50159194A JP 3387922 B2 JP3387922 B2 JP 3387922B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 1.発明の分野 本発明は、新規でかつ改良された耐蝕性ケーブルに関
するものであり、より詳細には、新規でかつ改良された
電気的に流体を検出するケーブルに関するものである。
このケーブルは、流体漏洩封じ込めシステム(fluid le
ak containment system)、および、クリーンルーム、
コンピュータルーム、隆起したフロアへの適用など他の
応用例に有用であり、埋設されたパイプおよびタンクに
隣接する直接埋設されたケーブルに有用である。ケーブ
ルへ流体が接触することにより、その電気的特性が変化
し、漏洩の存在が探知されるばかりでなく、漏洩のおお
よその位置を探知することができる。
2.背景技術 米国特許第3,600,674号は、時分割伝送線を用いて、
埋設されたパイプの漏洩を測定する方法を開示してい
る。
米国特許第3,908,712号は、電話回線およびこれに類
似するネットワークにおいて、高い抵抗のケーブルの故
障を測定する回路構成が開示されている。
米国特許第3,981,181号は、流体漏洩を検出する方法
およびそのためのケーブルを開示し、ケーブルの特性イ
ンピーダンスが、流体の漏洩を検出するとともに、これ
を標定するためのパルス反射法において用いられてい
る。
米国特許第4,797,621号は、時間領域の反射測定(tim
e domain reflectomry)およびサンプリング技法を用い
た漏洩検出器および漏洩標定器が開示されている。
発明の目的 本発明の目的は、新規でかつ改良された耐蝕性ケーブ
ルを提供することにあり、より詳細には、流体の漏洩の
存在およびその位置を、ケーブルのインピーダンス特性
の変化により確認可能なシステムにおいて使用するため
の新規でかつ改良された電気的に流体を検出するケーブ
ルを提供することにある。
アンダーソン他(Anderson et al.)の米国特許第4,7
49,621号に開示されたような漏洩検出システムにおいて
使用される電気ケーブルが遭遇する共通の問題の一つに
は、水、酸、アルカリ、溶剤或いはケーブルの近傍の他
の環境汚染物質のために及ぼされる検出用ケーブルの腐
蝕がある。
本発明の目的は、電気的に流体の漏洩を検出するシス
テムにおいて使用するのに適する新規でかつ改良された
電気ケーブルを提供することであり、このケーブルは、
水、酸、アルカリ、溶剤および他の侵入する流体による
腐蝕に対して十分に保護される。
本発明の他の目的は、前述したような高い耐蝕性を有
し、さらに、100℃および略300℃以上に至る高温に晒さ
れたときであっても、高い軟化性を備えた耐蝕性被覆材
料を有するような特徴を備えた新規でかつ改良された電
気的に流体の漏洩を検出するケーブルを提供することに
ある。
さらに、本発明の他の目的は、改良された耐蝕特性を
有し、可撓性、高い耐摩耗性を備え、さらに、摩擦係数
の低い外面を有し、収納導管或いは他の窮屈な空間内に
容易に引っ張り込める新規でかつ改良された電気的に流
体の漏洩を検出するケーブルを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、多孔性の絶縁スペーサま
わりに導電性を有する編組された外殻を用いて、編組さ
れた外殻のワイヤが、耐蝕性の高い材料で被覆され、さ
らに、漏洩検出および標定システムのケーブルのインピ
ーダンス特性およびその有用性が、導電性を有する編組
された外殻上の耐蝕性被覆材料の存在により、悪影響を
与えられないような特徴を備えた新規でかつ改良された
ケーブルを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、表面摩擦係数が小さく、
かつ、耐摩耗性に優れ、さらに、脆化することなく可撓
性を保持する耐蝕性被覆材料を使用するような特徴を備
えた新規でかつ改良されたケーブルを提供することにあ
る。
本発明のさらに他の目的は、炭化水素の漏洩など非導
電性の流体の漏洩と、水の漏洩など導電性の流体の漏洩
とを識別可能な漏洩検出ケーブルを提供することにあ
る。
本発明のさらに他の目的は、導電性流体の漏洩と非導
電性流体の漏洩とを識別するために、導電性外殻におい
て絶縁ワイヤと織り合わされた非絶縁ワイヤ、および、
非絶縁中央導電体を有するケーブルを提供することにあ
る。
発明の概要 本発明の上述した目的および利点ならびに他の目的お
よび利点は、電気的に流体の漏洩を検出するシステムな
どにおいて特に有用な新規でかつ改良された耐蝕性ケー
ブルにより達成される。このケーブルは、絶縁材料の環
状スペーサに囲繞された中央導電体すなわち中央導電コ
アを有し、このスペーサは、中央導電コアまわりに延び
るように取り付けられ、近傍に存在する漏洩した流体を
受け入れるのに適した複数の気孔空間を有している。絶
縁環状スペーサのまわりには、中央導電体と同軸的に、
導電性を有する外殻が設けられている。この外殻は、個
々に或いは群をなして絶縁環状スペーサまわりに編組さ
れ、または、巻回された複数の比較的小径の可撓性のあ
る導電ワイヤで形成されている。これらワイヤは、水、
酸、アルカリ、溶剤および存在し得る汚染物質の有害な
影響に対して高い耐性を有する耐蝕性のある材料により
被覆されている。使用される耐蝕性のある材料は、可撓
性および耐摩耗性を有するとともに、表面摩擦係数が小
さく、脆化せず、かつ、たとえ100℃および300℃以上に
至る高温に晒されたときにも、あまり軟化することがな
い。
図面の簡単な説明 本発明をより理解するために、図面とともに本発明を
より詳細に説明する。ここに、 第1図は、本発明の特徴にしたがった耐蝕性ケーブル
の部分切取り図である。
第1a図は、第1図の1a−1a線に沿った拡大部分略横断
面図である。
第2図は、本発明の特徴にしたがって構成された他の
実施例にかかる耐蝕性ケーブルの部分切取り図である。
第2a図は、第2図の2a−2a線に沿った拡大部分略横断
面図である。
第3図は、本発明の特徴にしたがって構成された他の
実施例にかかる耐蝕性ケーブルの部分切取り図である。
第3a図は、第3図の3a−3a線に沿った拡大部分略横断
面図である。
第4図は、本発明の特徴にしたがって構成されたさら
に他の実施例にかかる耐蝕性ケーブルの部分切取り図で
ある。
第5図は、本発明の特徴にしたがって構成されたさら
に他の実施例にかかる耐蝕性ケーブルの部分切取り図で
ある。
第6図は、本発明の特徴にしたがって構成されたさら
に他の実施例にかかる耐蝕性ケーブルの部分切取り図で
ある。
第7図および第8図は、第2図および第3図と同様の
図であり、導電性流体と非導電性流体とを識別するため
に用いられる付加的な非絶縁導電体を示している。
好ましい実施例の詳細な説明 図面、特に第1図および第1a図を参照すると、本発明
の特徴にしたがって構成された新規でかつ改良された耐
蝕性ケーブルが示され、これは参照番号10で示されてい
る。ケーブル10は、特に炭化水素とともに使用するのに
適した同軸のTFHタイプのケーブルであり、(典型的に
は、大きさ10ga.ないし16ga.の)中央導電コア12を備え
ている。中央導電コア12は、複数のつる巻き状の個々に
導電性を有するワイヤすなわちストランド14を有し、こ
れらは、一般に、銅、アルミニウム、および/または、
これらの合金など導電性の高い金属で形成されている。
典型的には、ストランド14は、24ga.ないし34ga.の大き
さであり、一般には、可撓性を有している。
中央導電体12は、環状の適切な位置に押出された(ex
truded−in−place)コーティングすなわち層16により
囲繞されている。この層16は、非導電性、絶縁性を有す
る、ポリアミド−イミド(polyamide−imide)、フッ素
化エチレンプロピレン(fluorinated ethylene propyle
ne)樹脂(FEP)、或いは、ポリテトラフルオロエチレ
ン(PTFE)など樹脂状のプラスチック材料から構成され
ている。高温の流体に遭遇する見込みのあるときには、
PTFE樹脂が用いられ、低温での適用に対しては、より安
価な樹脂が用いられる。層16は、中央導電コア12の上の
適切な位置に押出されるのが好ましく、適切な位置に押
出された層16の厚みは、一般に、約0.0762mm(0.003イ
ンチ)〜約0.127mm(0.005インチ)の範囲である。
内部絶縁ジャケットすなわち層16は、環状の同軸多孔
スペーサ層18により囲繞されている。このスペーサ層18
は、複数の顕微鏡的な浸透性の孔すなわち気孔を有する
PTFE材料からなる層を、層16の上に押出することによ
り、或いは、発泡した(expanded)PTFE材料からなる可
撓性テープを、つる巻き状にすなわち螺旋状に巻回する
ことにより形成される。層18内の孔すなわち気孔が、流
体の漏洩により充填されつまり含浸されたときに、この
ような流体の存在により、ケーブル10の電気的特性(た
とえば、インピーダンス)が変化し、流体の漏洩の存在
およびケーブルの長さに沿った漏洩の位置を探知するこ
とができる。
発泡したPTFEが押出された層の厚み或いは層18を形成
するテープの厚みは、約1.27mm(0.050インチ)〜約1.5
24mm(0.060インチ)の範囲である。テープが用いられ
たときに、隣接する螺旋状の部分(convolution)のエ
ッジは、わずかに重ね合わされて熱焼結され、環状の層
18の全体にわたって隣接する螺旋状の部分の間に連続的
な螺旋状の連結が形成される。
多孔性の層18は、本発明の特徴にしたがって構成され
た編組された導電金属の外殻20内に包み込まれている。
この外殻は、可撓性を有し、比較的小さなサイズ(たと
えば、30ga.ないし36ga.)の複数のワイヤすなわちスト
ランド22により作られ、ストランドは、層18に個々に当
接するように、或いは、2、3、4、5或いはそれより
多くの組で当接するように、巻き付けられ、或いは、編
組されている。導電金属ストランド22(第1a図参照)
は、螺旋状に編組され、中央導電体12まわりの同軸の環
状導電性外殻を形成し、これにより、腐蝕に対する十分
な保護がなされる。
本発明によれば、導電性の外殻20の導電体すなわちス
トランド22は、アルミニウム、銅、ニッケルで被覆され
た銅、および/または、これらの合金など、電気抵抗の
低い、可撓性のある導電金属で形成され、ワイヤは、個
々に、或いは、2、3、4またはそれより多くの群で、
耐蝕性材料24により被覆されている(第1a図、第2a図お
よび第3a図参照)。
編組された外殻20の金属のストランドすなわちワイヤ
22に与えられる被覆材料24の厚みは、約0.0254mm(0.00
1インチ)〜約0.0127mm(0.0005インチ)の範囲であ
り、この被覆工程は、所望の厚みの被覆をなすために、
サイジングダイを備えた浸漬槽(dip bath)において実
行されるのが好ましい。他のある種のポリマー被覆のた
めに、押出を用いてもよい。適当な耐蝕性被覆材料に
は、ポリイミド樹脂、PTFE樹脂、フルオロポリマー樹
脂、エチレンクロロトリフルオロエチレン(ethylenech
lorotrifluoroethylene)コポリマー、ポリアミドイミ
ド樹脂、および、水、酸、アルカリ、溶剤、炭化水素或
いは広範な他の汚染物質による腐蝕から金属製ストラン
ドすなわちワイヤ22を保護するより特殊な耐蝕性を備え
る他の樹脂が含まれる。
ある適用に対して、高温の流体に遭遇する見込みのあ
るときには、PTFE樹脂が用いられる。これは、この樹脂
が、100℃の温度および300℃以上に至るまで、軟化に対
する耐性を有し、このように上昇する温度で脆くならな
いという理由による。
一般に、外殻20のワイヤ22上の被覆のために用いられ
る被覆樹脂は、高レベルの耐蝕性、および、極端な高温
或いは極端な低温の下での軟化および脆性に対する高い
耐性により選択される。
上述したパラメータに基づいて構成されたケーブル10
が、流体或いは流体の漏洩の検出および標定のための広
範な応用例に対して、非常に効果的なコスト効果をもっ
て機能することが理解できる。説明のために、本発明に
したがったシステムを、漏洩を検出するためのシステム
として説明するが、ここに用いられる技法は、流体の漏
洩が、リーク或いはそれ以外により生じたかどうかにか
かわらず、液体およびガスの流体或いは流体の漏洩も検
出することができる。たとえ耐蝕性被覆材料24が、もと
もと非導電性すなわち絶縁性を有していたとしても、ケ
ーブルの作動的な電気特性は、腐蝕に晒される裸ワイヤ
で形成された編組された金属外殻を有する従来技術のケ
ーブルと、それほど大きく相違することはない。層18の
顕微鏡的な気孔内に流体が吸収されることにより、中央
導電コア12と外側の編組金属ジャケットすなわち外殻20
との間のケーブル10のインピーダンス値或いはキャパシ
タンス値が変化し、改善された耐腐蝕性により、高品
質、長寿命、および、容易な取付けならびに配置が保証
される。
また、ケーブル10は、導電金属で編組された同軸外殻
20を包み込むとともにこれを保護するために、層18と同
様に、押出されたPTFE或いは螺旋状に巻回されたPTFEテ
ープからなる薄い外側層26を有している。外側ジャケッ
トすなわち外側層26は、発泡したPTFE或いは顕微鏡的な
孔すなわち気孔を有する他の樹脂状の材料で形成される
のが好ましく、炭化水素が、層26を経て、金属で編組さ
れた外殻20に含浸し、最終的に、前述したように、内部
の多孔性の層18の孔すなわち気孔に到達することができ
る。外側ジャケットすなわち外側層26は、外殻20を保護
し、内側のジャケットすなわち層18と同様に、約0.254m
m(0.01インチ)〜約0.635mm(0.025インチ)の範囲の
厚みを有するPTFEテープの螺旋状すなわちつる巻き状に
巻回された部分により構成され、継ぎ目が焼結されてい
る。
かぎ裂き(snagging)を防止し、窮屈な空間および孔
を通してケーブルを引っ張るために、保護プラスチック
オーバーブレイド(protective plastic overbraid)28
が、外側の多孔性層すなわち外側層26まわりに設けられ
ている。このプラスチックオーバーブレイド28は、ポリ
エステル、ポリプロピレン或いは他の樹脂、および、特
に商標“HALAR"として販売されている樹脂などモノフィ
ラメントの樹脂状の材料から構成される。オーバーブレ
イド28には、16の独立したストランドが設けることがで
き、個々のストランドの直径は、約0.254mm(0.01イン
チ)〜約0.381mm(0.015インチ)の範囲である。コスト
が非常に敏感な要因であり、編組された外殻20の腐蝕は
要因ではないため、ケーブル10は、外側の発泡したPTFE
の多孔性の層26を使用することを必要としない場合に、
ケーブルの外殻20の外面は、低い摩擦係数を有するプラ
スチックオーバーブレイド28により保護される。
第2図を参照すると、本発明の特徴にしたがって構成
された他の実施例にかかる耐蝕性ケーブル10Aが示され
ている。このケーブル10Aは、AGTタイプの、同軸ウィッ
キングケーブルである。ケーブル10Aは、第1図のケー
ブル10と同様の中央導電コア12を使用しており、第1図
のケーブルの場合と同様に、薄い適切な位置に押出され
たプラスチック絶縁層16を有している。しかしながら、
ケーブル10Aには、内側絶縁層15まわりに多孔性の層30
が設けられている。この層30は、1680デニールのプリプ
ロピレン、ポリエチレン或いは他のタイプの糸からなる
6ないし10のストランドで形成されている。この糸は、
つる巻き状にすなわち螺旋状に巻回され、この糸の巻き
により、複数の開口すなわち気孔を有する多孔性の層30
が形成される。これら開口すなわち気孔には、毛管作用
により、漏洩した流体が含浸することができ、流体の漏
洩が生じた場合にはいつでも、電気的インピーダンス特
性或いはキャパシタンス特性が変化するようになってい
る。
層30のポリプロピレンの糸は、つる巻き状にすなわち
螺旋状に、押出された内側の絶縁層16まわりに巻回さ
れ、これらの糸は、導電性を有する外側環状金属同軸外
殻20により囲繞されている。この外殻20は、複数の編組
された導電性ワイヤすなわちストランド22で形成され、
ストランド22は、先行する実施例のケーブル10で説明し
たタイプの高い耐蝕性を有するポリマーの被覆24により
被覆されている。約0.4064mm(0.016インチ)の半径を
有するモノフィラメントの16ストランドなど、滑らかで
強いポリエステル樹脂のモノフィラメントの線からなる
外側のプラスチックオーバーレイド28は、通常、かぎ裂
きを防止し、或いは、これを減じるために設けられ、こ
れにより、ケーブル10Aを滑らかに引っ張ることができ
る。
特に、ケーブル10Aは、水およびそれにより生じる湿
気が基本的な汚染物質であり、或いは、これらが遭遇す
る見込みのある流体であるような、比較的低コストの応
用例に適している。ウィッングタイプの糸の層30によ
り、螺旋状に巻回された糸の孔すなわち気孔性の空間
に、水或いは炭化水素のなど漏洩した流体が含浸し、或
いは、この流体が充満し、導電コア12と金属で編組した
導電外殻20との間の電気的インピーダンス特性或いはキ
ャパシタンス特性が、著しく交番し、或いは、変化す
る。この交番或いは変化が、漏洩検出の基礎を与え、ひ
とたび漏洩状況が確定すると、電気的手段が用いられ
て、漏洩の位置を測定する。
第3図を参照すると、本発明の特徴にしたがって構成
された他の実施例にかかる耐蝕性ケーブル10Bが示され
ている。特に、このケーブル10Bは、主として水系の漏
洩を検出する際に使用されるために、エアギャップタイ
プ或いは急速乾燥ケーブルのタイプの特性を備えてい
る。ケーブル10Bは、AGWタイプの同軸ケーブルであり、
中央導電コア12および内側の適切な位置に押出されたタ
イプのプラスチック絶縁層16を備え、この絶縁層16は、
中央導電コア12まわりに形成されている。漏洩が生じた
後に、より急速に乾燥し、迅速に通常のサービスに復旧
することができるように、ケーブル10Bには、ポリエチ
レン、ポリプロピレン或いは絶縁層17まわりに螺旋状に
巻回される他の樹脂からなる一以上の細長いストリップ
32により形成された螺旋巻きすなわちスペーサーが設け
られている。ストリップ32の隣接する螺旋状の部分は、
(たとえば、略0.3インチだけ)離間しており、開口し
た螺旋状の空間が形成され、水或いは他の漏洩した流体
が容易に含浸し、それにより内側導電体12と外側導電性
同軸金属外殻20との間のケーブルのインピーダンス或い
はキャパシタンスが変化できるようになっている。
ケーブル10Bに対して高い耐熱性が求められる場合に
は、つる巻き状すなわち螺旋状に巻回されたストリップ
32を、PTFE樹脂或いはFEP樹脂など耐熱材料で形成すれ
ばよい。一般に、二以上の螺旋状に巻回されたストリッ
プ32が用いられ、横断面が比較的大きい。ストリップ32
は、長方形或いは正方形の断面形状を有し、約1.778mm
(0.07インチ)に至る厚みおよび/または幅を有してい
る。ケーブル10Bには、前述したように、導電金属で編
組された外殻20が設けられ、プラスチックオーバーブレ
イド28が、導電外殻20を囲繞し、ケーブル10Bを作動位
置に引っ張るのを容易にするとともに、編組された金属
外殻20に生じるかぎ裂き或いは破損のおそれを防止し、
或いは、これを減じている。一般に、第3図のAGWタイ
プのケーブル10Bは、エアギャップ、急速乾燥、水検出
ケーブルであり、コスト性に優れ、漏洩が生じた後に、
急速な乾燥作用を提供する。このケーブル10Bは、高温
の応用例に十分に役立ち、液体の漏洩が繰り返し生じ、
つまり、頻繁に生じる場所で、ケーブルを取り出し、或
いは、交換することを必要としない。
第4図を参照すると、本発明の特徴にしたがって構成
された他の実施例にかかる耐蝕性ケーブル10Cが示さ
れ、このケーブル10Cは、上述したタイプの中央導電コ
ア12および薄い内側の適切な位置に押出された絶縁層16
を用いている。ケーブル10Cの多孔性環状スペーシング
システムは、上述したように層30内のウィッキング糸の
螺旋状の部分の間に挟まれた中空の樹脂状のプラスチッ
ク材料32aからなる複数の交番する螺旋状に巻回された
ストリップを有している。また、プラスチックのストリ
ップは、中空ではなく、断面が中実であってもよく、こ
れらは、所定の位置に巻回された後に、正方形或いは長
方形の横断面形状を有する。中空構成のストリップ32a
が用いられ、これらが初期的には円形の断面を有し、所
定の位置に巻回される際に、引き続いて平らにされ、上
述したタイプのポリプロピレン或いはポリエチレンのウ
ィッキング糸30で形成される螺旋状の部分の間にほぼ矩
形の横断形状を有するようになるのが好ましい。ストリ
ップ32aは、プリエチレン、PTFE樹脂或いはFEP樹脂で形
成されるのが好ましい。また、プラスチックのストリッ
プ32aの非多孔性の螺旋状の部分が、内側の絶縁層16
と、糸30およびプラスチックのストリップ32aにより画
定される空間を囲繞する金属同軸導電外殻20との間の空
間容積の約半分を満たす、つまり、約半分を占めるた
め、漏洩が生じた後の乾燥時間がはるかに速いことを除
き、第2図のケーブル10Aとほぼ同様な作動特性を有す
るのが好ましい。したがって、ポリプロピレン或いはポ
リエチレンの糸30およびポリエチレン、PTFE、ポリプロ
ピレンなどから作られる中空のプラスチックのストリッ
プ32aの交番する螺旋状の部分により、比較的急速に乾
燥し、広範な流体漏洩検出の応用例において有用なウィ
ッキングタイプのケーブルが提供されることが理解され
るであろう。ケーブル10Cには、他のケーブルと同様
に、外側のプラスチックオーバーブレイド28が設けら
れ、オーバーブレイド28は、糸39およびプラスチックの
ストリップ32aの交番する螺旋状の部分を囲繞する導電
外殻20の上に被着されている。
第5図を参照すると、本発明の特徴にしたがって構成
された耐蝕性ケーブル10Dが示され、このケーブル10D
は、変更された中央導電コア12aを用いている。このコ
ア12aは、個々に被覆された複数の絶縁ワイヤすなわち
ストランド14aから構成されている。ワイヤすなわちス
トランド14aは、ワニス或いは樹脂タイプの絶縁材料で
被覆され、前述したように、導電体22に被着されたコー
ティング24に用いられるような絶縁耐蝕性材料で被覆さ
れていてもよい。したがって、ケーブル10Dは、前述し
たような薄い適切な位置に押出された絶縁プラスチック
材料を必要とし、或いは、これらを使用することはな
い。
ケーブル10Dの環状スペーサ18は、漏洩した液体を受
け入れるための微小な孔すなわち気孔を有する発泡した
PTFEのテープを螺旋状に巻回した薄い層で形成されてい
る。或いは、押出プロセスにおいて、孔すなわち気孔を
有する発泡したPTFE樹脂のスペーサすなわち層18を被着
してもよい。スペーサすなわち層18の孔すなわち気孔内
で、炭化水素など漏洩した流体が、空気にとって代わる
のにしたがって、ケーブル10Dの電気的インピーダンス
特性或いはキャパシタンス特性が変化して、漏洩が実際
に生じたことが検出され、その位置を確定することがで
きる。
スペーサの層18を形成する、薄い押出された層或いは
つる巻き状すなわち螺旋状に被着されたテープは、中央
導電コア12aまわりに直接被着され、テープの継ぎ目(s
eam)は重ねられて、焼結され、中央導電コア12aまわり
の連続的な多孔性環状層18が与えられる。前述したケー
ブル10ないし10Cの耐蝕性の被覆がなされた金属で編組
された同軸導電外殻20が、ケーブル10Dの多孔性スペー
サの層18に被着され、プラスチックオーバーブレイド28
が、前述した実施例のように、金属で編組された導電外
殻20まわりに被着されている。
第6図を参照すると、本発明の特徴にしたがって構成
されたさらに他の実施例にかかる耐蝕性ケーブル10Eが
示されている。前述したケーブル10、10A、10Bおよび10
Cと同様に、ケーブル10Eは、中央導電コア12を使用し、
このコア12は、薄いプラスチックの絶縁材料からなる適
切な位置に押出された絶縁層16により囲繞されている。
しかしながら、ケーブル10Eのスペーサ層は、螺旋状に
巻回されたポリプロピレン或いはポリエチレンの糸30の
内側層で形成された複合構成を備え、糸30は、ウィッキ
ングタイプのケーブルとして作用し、糸のストランドの
間および隣接する螺旋状の部分の間の気孔或いは空間内
の毛管作用により、流体をピックアップする。糸30の層
の外側で、ケーブル10Eには、糸30の層の上に被着さ
れ、糸30とは逆方向に螺旋状に巻回された複数の中実或
いは中空のプラスチックのストリップ32が設けられてい
る。ストリップ32の隣接する螺旋状の部分の間には、空
気のギャップすなわち空間が形成され、流体の漏洩を集
めるのに適した細長いオープンスペースが形成される。
ストリップ32は、正方形の断面であってもよいし、或い
は、第4図のケーブル10Cのストリップ32aのように中空
構造であってもよい。螺旋状に巻回されたストリップ32
ないし32aの外側で、ケーブル10Eには、上述したものと
同様に導電金属で編組された同軸外殻20が設けられ、こ
の外殻20は、耐蝕性の材料のコーティングが設けられた
ワイヤ22を有している。また、上述した実施例のよう
に、導電金属の外殻20の外面まわりに、プラスチックオ
ーバーブレイド28が設けられている。
したがって、ケーブル10Eは、多元的な作動特性を提
供し、これにより、あるレベル或いは深さの流体の漏洩
が、外側のプラスチックのストリップ32の螺旋状の部分
の間の空間を占め、第1のレベルすなわち第1のタイプ
のインピーダンス或いはキャパシタンスの変化が生じ
る。しかしながら、漏洩した流体の深さが、プラスチッ
クのストリップ32の厚みよりも大きくなった場合に、プ
ラスチックの糸30は湿潤し、吸上効果(wicking effec
t)が生じる。吸上効果が生じたときに、第2のタイプ
のインピーダンス或いはキャパシタンスの変化が生じ、
より大きな規模の漏洩が生じたことが示される。漏洩し
た流体が、糸の層30に付加的に吸収され、或いは、含浸
するため、より大きな深さの漏洩した流体は、ケーブル
10Eの電気的特性を著しく変化させる。したがって、ケ
ーブル10Eは、信号検出の二つの異なる特性を提供し、
漏洩の量にしたがった位置情報は、漏洩した流体の量す
なわちレベルが、知るべき所望の要因である種々の異な
る応用例に対して有効である。
上述したように、本発明にしたがって構成されたケー
ブル10ないし10Eは、すべて、導電金属の外殻20上の高
い耐蝕性を有する被覆を用いており、この被覆は、極端
な高温或いは極端な低温にも耐え得るが、比較的低い摩
擦係数および比較的大きい強度を備えている。したがっ
て、電気的特性を犠牲にすることなく、長い寿命が保証
される。
第7図を参照すると、液体炭化水素など被導電性流体
の漏洩と、水などの導電性流体の漏洩との間を区別する
ことができる他の実施例にかかるケーブルが示されてい
る。第7図に示されたケーブルは、外殻20を形成するワ
イヤの群の一つが、中央導電体42および保護カバー44を
有するワイヤ40に置き換えられていることを除いて、第
3図に示されたケーブルと同様である。中央導電体42
は、これに置き換えられた群をなす個々のワイヤのゲー
ジよりも、より大きなワイヤゲージを有している。ワイ
ヤすなわち中央導電体42のゲージは、30ゲージのオーダ
であるが、このゲージは、ケーブルのサイズにしたがっ
て変更される。保護カバー44は、中央導電体42まわりに
押出されたカーボン或いは黒鉛を含浸したポリマー被覆
の導電カバーである。被覆は、1オーム−cm(ohm−c
m)ないし1000オーム−cmのオーダの抵抗を有してお
り、これは、5オーム−cmないし25オーム−cmのオーダ
であるのが好ましい。付加的なワイヤ46が、中央導電体
12と平行に配置されている。ワイヤ46は、中央導電体42
と同様の中央導電体48と、保護カバー44と同様の保護カ
バー50とを有している。或いは、ワイヤ42、48を、ステ
ンレス鋼などの非腐蝕材料で作り、それにより、保護カ
バー44、50を要しないようにしてもよい。さらに、中央
導電体14がカバー44或いは50などの導電性カバーにより
絶縁され或いは覆われていない場合には、中央導電体46
を省略することができる。このようなケーブルにおい
て、ワイヤ40と中央導電体14との間で抵抗の測定がなさ
れる。また、絶縁された中央導電体および絶縁されてい
ない中央導電体が使用されている場合には、外側のシー
ルドの導電体を非絶縁にすることができ、このシールド
と絶縁された導電体との間でTDR測定がなされるととも
に、このシールドと絶縁されていない中央導電体との間
で抵抗の測定がなされる。
第7図のケーブルにより、システムが、液体炭化水素
の漏洩など非導電性の漏洩と、水の漏洩など導電性の漏
洩との間を識別することができる。この識別は、ワイヤ
46の中央導電体48をワイヤ12の中央導電体14と、ケーブ
ルの各端部で接続し、中央導電体42をブレイド20と、ケ
ーブルの各端部で接続することによりなされる。ケーブ
ルの検知端での導電体42、48の間の抵抗は、漏洩が存在
しないときに測定され、この値が記憶されている。
ケーブルを監視する間に、ブレイド20と中央伝導体14
との間にパルスが印加され、前述した時間領域の反射測
定(time domain reflectomry)を用いて漏洩が監視さ
れる。時間領域の反射測定を用いて漏洩が検出されたと
きに、中央導電体40、42の間の抵抗が測定される。抵抗
値に何ら変化が生じていない場合或いはごく小さな変化
のみが生じている場合には、漏洩は、炭化水素など非導
電流体によるものである。十分な変化が生じている場合
には、漏洩は、水など導電流体によるものである。した
がって、第7図に示されるケーブルは、漏洩を検出する
とともに、これを標定するのみならず、漏洩が、導電性
を有するか、或いは、非導電性を有するかをも判断する
ことができる。第7図および第8図に示されたケーブル
のようなケーブルとともに使用するのに適するシステム
は、本出願と同一の発明者により、本発明と同時に出願
された“漏洩を検出するとともに、これを識別する方法
および装置”という名称の米国特許出願に開示されてお
りこれらは引用することにより、本出願に組み込まれて
いる。
第8図は、導電性の液体と非導電性の液体とを識別可
能なケーブルの他の実施例を示している。第8図に示さ
れたケーブルは、第4図に示されたケーブルと同様のケ
ーブルに非絶縁ワイヤが付加されていることを除いて、
第7図に示されたケーブルと同様である。しかしなが
ら、第8図に示されるケーブルの作動は、第7図に示さ
れるものと同様である。さらに、40、46などのワイヤ
は、種々のタイプの同軸ケーブル或いは非同軸ケーブル
とともに使用することができる。この同軸ケーブル或い
は非同軸ケーブルには、添付図面の第1図ないし第6図
に示されるケーブルが含まれるが、これらに限定される
ものではない。また、非絶縁ワイヤは、シールドワイヤ
と織り合わされているというよりも、むしろ、シールド
外部のまわりに巻き付けられ、或いは、単にシールドの
内部または外部を通っている。また、ケーブルは同軸構
成である必要はないが、たとえば、平行でかつ離間した
絶縁導電体および非絶縁導電体として形成することがで
きる。
明らかに、上述した教示から、本発明の多くの修正お
よび変更をなすことができる。したがって、添付した特
許請求の範囲に記載の範囲内で、特に上述した以外のも
のとして、本発明を実施できることを理解すべきであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−34655(JP,U) 米国特許5177996(US,A) 欧州特許出願公開289257(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 3/16 G01R 31/08 G01R 31/11

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気的に流体の漏洩を検出するケーブルで
    あって、 中央導電体と、 漏洩した流体を受け入れるための複数の気孔空間を有
    し、かつ、前記中央導電体のまわりに設けられた絶縁材
    料からなる環状スペーサ手段と、 前記中央導電体と同軸の関係で、前記スペーサ手段のま
    わりに設けられた環状外殻とを備え、 前記外殻は、前記中央導電体のまわりに外殻を形成する
    ように螺旋状の形態に編組された複数の導電性のあるワ
    イヤで形成され、前記ワイヤは、編組される前に、耐蝕
    性材料で被覆されることを特徴とするケーブル。
  2. 【請求項2】前記外殻の前記ワイヤが、編組されて、前
    記スペーサ手段の前記気孔空間に前記漏洩した流体が入
    ることができるように複数の開口が設けられており、そ
    れにより、前記中央導電体と前記外殻との間の電気的キ
    ャパシタンスに影響を及ぼすように構成されていること
    を特徴とする請求項1に記載のケーブル。
  3. 【請求項3】前記外殻の前記ワイヤが、可撓性を有し、
    かつ、水、酸、アルカリおよび溶剤に対して前記ワイヤ
    を保護するための樹脂状のプラスチック材料で被覆され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のケーブル。
  4. 【請求項4】電気的に流体の漏洩を検出するケーブルで
    あって、 中央導電体と、 前記中央導電体のまわりに配置された絶縁材料からなる
    環状スペーサ手段とを備え、前記環状スペーサ手段は、
    漏洩した流体を受け入れるための複数の気孔空間を有し
    ており、 前記中央導電体と同軸の関係で、前記スペーサ手段まわ
    りに設けられた環状外殻を備え、 前記外殻が、複数の導電性のあるワイヤで形成され、前
    記ワイヤが、耐蝕性材料で被覆されており、 前記耐蝕性の被覆材料が、ポリアミド−イミド樹脂であ
    ることを特徴とするケーブル。
  5. 【請求項5】導電性の流体と非導電性の流体とを識別す
    ることが可能な、電気的に流体の漏洩を検出するケーブ
    ルであって、 絶縁された中央導電体と、 絶縁されていない中央導電体と、 非導電材料で作られかつ前記2つの中央導電体のまわり
    に配置されたスペーサとを備え、該スペーサは、流体を
    受け入れるために形成された複数の気孔を有しており、 前記スペーサまわりに配置された外側シールドを備え、
    該外側シールドは、複数の絶縁されたシールド導電体
    と、一つの絶縁されていないシールド導電体とで形成さ
    れることを特徴とするケーブル。
  6. 【請求項6】前記絶縁されていない導電体が、耐蝕性導
    電被覆材料で被覆されていることを特徴とする請求項5
    に記載のケーブル。
  7. 【請求項7】前記被覆材料が、導電性のあるポリマーで
    あることを特徴とする請求項6に記載のケーブル。
  8. 【請求項8】前記絶縁されていないシールド導電体は、
    前記絶縁されたシールド導電体と織り合わされて前記シ
    ールドを形成し、前記シールドは、流体の通路を形成可
    能にするための複数の開口を有することを特徴とする請
    求項5に記載のケーブル。
  9. 【請求項9】導電性の流体と非導電性の流体とを識別す
    ることが可能な同軸ケーブルであって、 第1の絶縁された中央の導電体と、 前記第1の導電体と同軸の関係に配置され、かつ、環状
    外殻として形成された第2の絶縁された導電体と、 前記第1の導電体と前記第2の導電体とを分離する流体
    透過性の多孔性材料と、 前記第1の絶縁された導電体に隣接して配置された第3
    の絶縁されていない導電体と、 前記第2の絶縁された導電体に隣接して配置された第4
    の絶縁されていない導電体とを備え、前記第3の導電体
    と前記第4の導電体は、前記多孔性材料によって分離さ
    れている、 ことを特徴とするケーブル。
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