JP3387430B2 - 宇宙機の誘導制御装置 - Google Patents

宇宙機の誘導制御装置

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JP3387430B2 JP33578598A JP33578598A JP3387430B2 JP 3387430 B2 JP3387430 B2 JP 3387430B2 JP 33578598 A JP33578598 A JP 33578598A JP 33578598 A JP33578598 A JP 33578598A JP 3387430 B2 JP3387430 B2 JP 3387430B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、宇宙機の誘導制
御装置、特にターゲットに対して宇宙機を接近あるいは
周回するように誘導する誘導制御システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】地球の周りを軌道を描いて回るターゲッ
トの状態を点検したり燃料を補給したり修理したりとい
った各種のサービスを行うためには、サービスを行う宇
宙機をかなりの距離から比較的接近した距離まで接近さ
せることがしばしば必要である。さらに、ターゲットの
全体について外観検査を行うためには、宇宙機がターゲ
ットの周囲を周回飛行することが有効である。
【0003】従来からこのようなターゲットに接近/分
離/周回する方法や装置が提案されてきた。図8は、特
開平2−200600号公報に示された宇宙機の接近方
法を示す図である。図8において、座標系O−XYZの
原点Oはターゲットの質量中心に固定されている。X軸
はターゲットの軌道速度方向、Y軸はターゲットの軌道
角運動量と逆方向、Z軸はターゲットから見た地球中心
方向である。1は目標物(以下、ターゲットと記す)、
2は宇宙機、3は指令方位を表すラインである。図8
(a)に示す時点においては、宇宙機2の最初の位置を
示している。宇宙機2から見てターゲット1の水平面に
対する角度を方位角φとし、宇宙機2は方位角φを指令
方位に保つように軌道制御を行う。ここで、図8(a)
に示す位置関係で宇宙機2の軌道制御を行わなければ、
宇宙機2はターゲット1よりも軌道高度が高いので、タ
ーゲット1の軌道運動に従って−X軸方向に移動するよ
うに見える。そこで、方位角φを指令方位に保つために
は+Z軸方向にも移動するような軌道制御を行えばよ
い。図8(b)の時点においては、前述した軌道制御に
より指令方位に沿ってターゲット1に宇宙機2がより近
づいている。図8(b)の時点において、さらに方位角
φを指令方位に保つために、再度+Z軸方向に移動する
ような軌道制御を行う。このように、ライン3に沿うよ
うに繰り返し軌道制御を行うことで、図8(c)に示す
ように、宇宙機2はライン3に沿ってターゲット1に接
近する。ターゲット1からの相対高度差zの大きさが小
さくなるにつれて、軌道運動で生じる−X軸方向の速度
が小さくなるので、遠く離れた距離の場合には比較的迅
速な接近を行い、近づいた距離においては低減した相対
接近速度で接近する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
宇宙機の誘導制御システムでは、指定されたラインに沿
ってターゲットに接近あるいは分離するように軌道制御
を行うため、連続的にまたは軌道周期に比べて短い時間
間隔で離散的に軌道制御マヌーバを行う必要があり、推
薬の消費量が過大になる傾向があった。また、ターゲッ
トを宇宙機が周回する場合には指令方位ラインとなる円
周を折れ線で近似することになり、指定するラインの数
が増大して運用の複雑化を招く傾向があった。また、ラ
インの数が増大することにより推薬の消費量が過大にな
る傾向があった。
【0005】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、1回ないし数回の少数のマヌーバ
回数でターゲットに接近/分離、あるいはターゲットを
周回可能な宇宙機の誘導制御装置を得ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の構成に
係る宇宙機の誘導制御装置は、地球の周りを軌道を描い
て回るターゲットに対して接近/分離/周回を行う宇宙
機の誘導制御装置において、上記ターゲットに対する上
記宇宙機の相対位置と相対速度を推定する航法センサ部
と、上記宇宙機の軌道を制御する軌道制御マヌーバ時刻
を判定するマヌーバ時刻判定部と、上記軌道制御マヌー
バ時刻における上記宇宙機の相対位置と相対速度を基
に、上記ターゲットの一軌道周期後に上記宇宙機が再び
上記軌道制御マヌーバ時刻における位置に戻るような軌
道制御量を算出する制御量算出部と、軌道制御のための
アクチュエータと、上記軌道制御量を上記アクチュエー
タに配分して駆動信号を送る制御量分配部とを備えたも
のである。
【0007】この発明の第2の構成に係る宇宙機の誘導
制御装置は、地球の周りを軌道を描いて回るターゲット
に対して接近/分離/周回を行う宇宙機の誘導制御装置
において、上記ターゲットに対する上記宇宙機の相対位
置と相対速度を推定する航法センサ部と、上記宇宙機の
軌道を制御する軌道制御マヌーバ時刻を判定するマヌー
バ時刻判定部と、上記軌道制御マヌーバ時刻における上
記宇宙機の相対位置と相対速度を基に、上記ターゲット
の半軌道周期後に上記宇宙機が、上記ターゲットまたは
仮想的に定めた基準点に対して上記軌道制御マヌーバ時
刻における位置と対称な位置を通過するような軌道制御
量を算出する制御量算出部と、軌道制御のためのアクチ
ュエータと、上記軌道制御量を上記アクチュエータに配
分して駆動信号を送る制御量分配部とを備えたものであ
る。
【0008】この発明の第3の構成に係る宇宙機の誘導
制御装置は、上記第1または第2の構成において、上記
マヌーバ時刻判定部が、ターゲットまたは仮想的に定め
た基準点に対して太陽方向が宇宙機とほぼ同じ向きにな
る時刻を軌道制御マヌーバ時刻と判定するものである。
【0009】この発明の第4の構成に係る宇宙機の誘導
制御装置は、上記第1または第2の構成において、上記
マヌーバ時刻判定部が、ターゲットが地球より最も遠い
地点、あるいは最も近い地点を通過する付近の時刻を軌
道制御マヌーバ時刻と判定するものである。
【0010】この発明の第5の構成に係る宇宙機の誘導
制御装置は、上記第1ないし第4のいずれかの構成にお
いて、上記マヌーバ時刻判定部は、軌道制御マヌーバ時
刻から軌道周期の数分の一程度離れた時刻を修正マヌー
バ時刻として判定し、上記制御量算出部は、上記修正マ
ヌーバ時刻の宇宙機の相対位置および相対速度を軌道運
動に基づいて伝搬させて、軌道制御マヌーバ時刻から半
軌道周期後あるいは一軌道周期後の相対位置を予測し、
その予測値が軌道制御マヌーバ時刻において決定した軌
道に一致するように、上記修正マヌーバ時刻の宇宙機の
相対速度を修正する軌道制御量を算出するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1による宇宙機の誘導制御システムの構成
を示すブロック図である。図1において、4はマヌーバ
時刻判定部、5は制御量算出部、6は制御量分配部、7
はアクチュエータ、8は宇宙機の誘導制御装置、9は宇
宙機のターゲットに対する相対的な軌道運動、10は宇
宙機の航法センサである。
【0012】つぎに実施の形態1の動作について説明す
る。マヌーバ時刻判定部4は、ターゲット1に対して接
近/分離/周回を行うためのマヌーバに適切な時刻を判
定する。航法センサ10は、各時刻における宇宙機のタ
ーゲットに対する相対位置および相対速度を決定し出力
する。制御量算出部5は、マヌーバ時刻判定部4で判定
されたマヌーバ時刻において、航法センサ10の出力に
基づいてターゲットの一軌道周期後に宇宙機が再び現在
位置(上記マヌーバ時刻における位置。以下、現在位置
と記す)に戻るような軌道制御量を算出する。制御量算
出部5の出力に基づいて制御量分配部6からアクチュエ
ータ7に駆動信号を送る。上記駆動信号によって宇宙機
はターゲットの一軌道周期後に宇宙機が再び現在位置に
戻るような軌道運動9をする。上記軌道運動9に従って
宇宙機のターゲットに対する相対位置および相対速度が
変化する。
【0013】説明のため、ターゲットの軌道が概略円軌
道の場合について、上記制御量算出部5の動作を示す。
軌道角速度ωの円軌道上にあるターゲットに対する宇宙
機の相対運動は空力抵抗などの外乱を無視できるときに
は次式で表されることが広く知られている。
【0014】 x(ts)=Φpp(ts,t0)*x(t0) +Φpv(ts,t0)*v(t0) ・・・(1)
【0015】式(1)において、「x(t0)」、「x
(ts)」はそれぞれ時刻t=t0および時刻t=ts
宇宙機のターゲットに対する相対位置ベクトル、「v
(t0)」は時刻t=t0の宇宙機のターゲットに対する
相対速度ベクトルである。行列「Φpp(ts,t0)」、
「Φpv(ts,t0)」は時刻t=t0から時刻t=ts
の状態遷移行列の部分行列で、その成分を式(2)に示
す。
【0016】
【数1】
【0017】式(2)より、現在時刻t0からターゲット
の一軌道周期後に再び現在位置に戻るような目標速度v
d(t0)は式(3)で与えられる。
【0018】
【数2】
【0019】式(3)において「z0」は位置ベクトル
「x(t0)」のz成分を表す。また符号「※」は任意
の値でよいことを表す。そこで、軌道制御量を式(4)で
与える。式(4)において「u0」は速度ベクトル「v
(t0)」のx成分を表す。
【0020】
【数3】
【0021】図2はこの発明の実施の形態1に係わる制
御量算出部5の動作例を示す図である。図において、1
はターゲット、2は宇宙機であり、座標系O−XYZの
原点Oはターゲット1の質量中心に固定されている。X
軸はターゲットの軌道速度方向、Y軸はターゲットの軌
道角運動量と逆方向、Z軸はターゲットから見た地球中
心方向である。図2(a)は、マヌーバ時刻において宇
宙機2が+Z軸上の地点z0を通過する場合の制御量算
出部5の動作例を示す図である。マヌーバ時刻以前は、
宇宙機2はターゲット1に対して高度差z0を保って+
X方向に式(5)の相対速度で移動していたとする。
【0022】
【数4】
【0023】このときの軌道制御量は式(4)より式(6)
で算出される。この軌道制御を上記マヌーバ時刻におい
て1回行うことにより、宇宙機2は以後ターゲット1を
周回する楕円軌道に移行する。
【0024】
【数5】
【0025】なお、この例では宇宙機2がターゲット1
の真下を通過する時刻がマヌーバ時刻となるため、地球
のアルベド光によりターゲット1が照らされて光学セン
サで検出しやすいという利点がある。
【0026】図2(b)は、マヌーバ時刻において宇宙
機2が−Z軸上の地点z0を通過する場合の制御量算出
部5の動作例を示す図である。高度差z0を保って図2
(a)とは逆に−X方向に移動してきた宇宙機2が、上
記マヌーバ時刻において式(6)で与えられる軌道制御量
で軌道制御を1回行うことにより、宇宙機2はターゲッ
ト1を周回する楕円軌道に移行する。なお、この例では
宇宙機2がターゲット1の真上を通過する時刻がマヌー
バ時刻となるため、地球を背景としてその中からターゲ
ット1を光学センサで検出することになる。
【0027】以上のように、この発明の実施の形態1に
係る宇宙機の誘導制御装置は、ターゲットに対する宇宙
機の相対位置と相対速度を推定する航法センサ部と、軌
道制御マヌーバ時刻を判定するマヌーバ時刻判定部と、
軌道制御量を算出する制御量算出部と、軌道制御のため
のアクチュエータと、上記軌道制御量を上記アクチュエ
ータに配分して駆動信号を送る制御量分配部とを備え、
上記航法センサ部の出力に基づいて上記制御量算出部に
おいて1回の軌道制御によりターゲットの一軌道周期後
に宇宙機が再び現在位置に戻るような軌道制御量を出力
し、上記制御量算出部の出力に基づいて上記制御量分配
部からアクチュエータに駆動信号を送り、軌道制御を行
う。一軌道周期後に再び現在位置に戻るような軌道制御
を行うため、外乱や観測誤差などがない理想的な状況下
では軌道制御を一回行った後は軌道周期で宇宙機が再び
現在位置に戻るような周回軌道上を動き続ける。このよ
うな周回軌道は必ずしも従来行われていたような円軌道
ではないが、ターゲット1の監視、点検等を行う場合に
は、ターゲットの周囲を宇宙機が周回飛行すればよく、
周回軌道の形は特に限定しなくてもよい。したがって、
周回軌道を保持するための軌道制御量は不要となる。実
際には外乱や観測誤差などがあるため周回軌道を保持す
るための制御が必要であるが、その場合にもその制御量
は小さくて済むことが期待される。
【0028】また、周回軌道中の姿勢制御については以
下のように考えられる。ターゲット1を観察し続けるた
めにはターゲット1に対する姿勢を一定に保つ(ターゲ
ット指向)制御が望ましい。しかし、地球指向あるいは
慣性指向であっても、ターゲット1を観察するセンサの
視野が広ければ、宇宙機2がターゲット1を周回する途
中の適当なタイミングでターゲット1がセンサ視野に入
ることが期待される。なお、ターゲット1が地球を周回
する軌道周期と、宇宙機2が地球を周回する軌道周期と
は非常に近いので、この発明においてターゲット1の軌
道周期を宇宙機2の軌道周期で置き換えても構わないの
はいうまでもないことである。
【0029】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2による宇宙機の誘導制御システムの構成を示すブ
ロック図である。図1との違いは、制御量算出部5の動
作にある。すなわち、図3の制御量算出部5では、マヌ
ーバ時刻判定部4で判定されたマヌーバ時刻において、
航法センサ10の出力に基づいて1回の軌道制御により
ターゲットの半軌道周期後に宇宙機がターゲットまたは
仮想的に定めた基準点に対して現在位置と対称な位置を
通過するような軌道制御量を算出する。
【0030】説明のため、制御量算出部5の動作につい
て、ターゲットの軌道が概略円軌道の場合を示す。式
(2)より、現在時刻からターゲットの半軌道周期後にタ
ーゲットまたは仮想的に定めた基準点に対して現在位置
と対称な位置を通過するような目標速度vd(t0)は式
(7)で与えられる。
【0031】
【数6】
【0032】式(7)において、基準点の位置ベクトルは
式(8)の通りである。なお、ターゲットは座標系の定義
から原点上にあるので、ターゲットに対して対称な位置
を通過する場合には、式(8)おいて「xoff」と
「zoff」をともに0とおけばよい。 (xoff,0,zoff) ・・・(8)
【0033】また、軌道制御量を式(9)で与える。式
(9)において「w0」は速度ベクトル「v(t0)」のz
成分を表す。
【0034】
【数7】
【0035】図4はこの発明の実施の形態2に係わる制
御量算出部5の動作例を示す図であり、マヌーバ時刻に
なるまで宇宙機2が+x軸上の地点x0で相対停止して
いた場合の動作を示す。図4(a)は、ターゲット1に
対して現在位置と対称な位置を通過するような軌道制御
を行う例である。式(9)より軌道制御量は式(10)で与
えられる。この軌道制御を上記マヌーバ時刻において1
回行うことにより、宇宙機2は以後ターゲット1を周回
する楕円軌道に移行する。
【0036】
【数8】
【0037】図4(b)と図4(c)は、いずれも基準
点(xoff,0,0)に対して現在位置と対称の位置を
通過するような軌道制御を行う例である。式(9)より軌
道制御量は式(11)で与えられる。
【0038】
【数9】
【0039】図4(b)は基準点のx成分を現在位置の
半分より大きくとる場合(符号を考慮するとxoff<x0
/2となる場合に相当)で、宇宙機2はターゲット1を
周回することなくその手前まで接近して戻るような周回
軌道に移行する。図4(c)は基準点のx成分を現在位
置の半分より小さくとる場合(符号を考慮するとxof f
>x0/2となる場合に相当)で、宇宙機2はターゲッ
ト1を周回する周回軌道に移行する。このように、本実
施の形態2では、基準点の選択によりx軸からのターゲ
ット周回軌道への投入やターゲットの手前まで接近して
元の位置に戻る軌道など多様な点検軌道を同じ計算手順
で実現できるという効果がある。また、このような周回
軌道を保持するための軌道制御量は不要となり、この軌
道制御を1回行うことにより、宇宙機は以後同じ軌道を
動き続ける。
【0040】また、図4(b)に示すように基準点のx
成分xoffを宇宙機の現在位置の半分より大きくとる条
件の基で、基準点xoffの位置をターゲットの半軌道周
期毎にターゲット1に近づけるようにして、上記実施の
形態2と同様、ターゲットの半軌道周期後に宇宙機が上
記基準点に対して軌道制御時の宇宙機の位置と対称な位
置を通過するような軌道制御量を出力するようにすれ
ば、ターゲットに接近する軌道制御が少数のマヌーバ回
数で可能となり、推薬の消費量が少なくてすむ。
【0041】以上のように、この発明の実施の形態2に
係る宇宙機の誘導制御装置は、制御量算出部において、
1回の軌道制御により、ターゲットの半軌道周期後に宇
宙機がターゲットまたは仮想的に定めた基準点に対して
現在位置と対称な位置を通過するような軌道制御量を出
力し、上記制御量算出部の出力に基づいて制御量分配部
からアクチュエータに駆動信号を送り、軌道制御を行
う。ターゲットの半軌道周期後に宇宙機がターゲットま
たは仮想的に定めた基準点に対して現在位置と対称な位
置を通過するような軌道制御を行うようにしたので、基
準点の選択により多様な軌道制御が少ないマヌーバ回数
で可能となる。
【0042】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3に係わるマヌーバ時刻判定部の動作を説明する図
であり、上記実施の形態1あるいは実施の形態2による
誘導制御装置におけるマヌーバ時刻判定部4の動作例を
示す図である。説明のため、ターゲット1の軌道は概略
円軌道とする。
【0043】軌道周期は数時間から一日程度であるの
で、太陽11の地球から見た方向はその間にほとんど変
化しない。また、y軸は軌道角運動量と逆方向として定
義されているため一軌道周期の間はほぼ同じ向きを向い
ている。したがって、太陽11がy軸に対してなす角
は、一軌道周期の間一定とみなすことができる。
【0044】一方、z軸はターゲット1から見た地球中
心方向を指し、またx軸はターゲット1の軌道速度方向
を指すため、一軌道周期の間にy軸周りに360度回転
する。逆に、x軸とz軸を固定すると、太陽11がy軸
に対して一定の角度を保ちつつ回転するように見える。
これが、図5における太陽方向の移動を表す円錐12で
ある。
【0045】さて、宇宙機2は軌道制御によりターゲッ
ト1の周りを周回することができる。いま、宇宙機2が
x軸上の点13で軌道保持をしているとする。点13か
らy軸に沿って延ばした直線が円錐12と交わる点を点
14とすると、ターゲット1から点14に向かう方向に
太陽11が来た時刻を軌道制御マヌーバ時刻としてマヌ
ーバ時刻判定部4で判定する。即ち、ターゲットまたは
仮想的に定めた基準点に対して太陽方向が宇宙機とほぼ
同じ向きになる時刻を軌道制御マヌーバ時刻と判定す
る。制御量算出部5では、上記マヌーバ時刻において、
式(10)により制御量を算出し、制御量分配部6が駆動
信号をアクチュエータ7に送る。
【0046】このようなタイミングでターゲット1を周
回する軌道に宇宙機2が移行する場合に、宇宙機2から
見たターゲット1の方向と宇宙機2から見た太陽11の
方向のなす角度αが軌道周回中にどのように変化する
か、数値シミュレーション例を図6に示す。図6におい
て、時刻15が軌道制御マヌーバ時刻である。角度αが
180度に近いとき宇宙機2から見てターゲット1は順
光に、また角度αが0度に近いとき宇宙機2から見てタ
ーゲット1は逆光になる。前述したタイミングで周回軌
道に移行することにより、αを常に140度程度以上、
すなわちターゲット1を順光に保ち続けており、軌道一
周期にわたってターゲット1を光学カメラで観察しやす
い状況を作り出している。
【0047】実施の形態4.図7は、この発明の実施の
形態4に係わるマヌーバ時刻判定部の動作を説明する図
であり、上記実施の形態1あるいは実施の形態2による
宇宙機の誘導制御装置におけるマヌーバ時刻判定部4の
別の動作例を示す図である。図5及び図6とは異なり、
ターゲット1の軌道は楕円軌道とする。
【0048】図7において、マヌーバ時刻判定部4は遠
地点16付近をターゲット1が(あるいは宇宙機2が)
通過する時刻を軌道制御マヌーバ時刻と判定する。制御
量算出部5において、遠地点16で宇宙機2とターゲッ
ト1が相対静止するように、宇宙機2の目標速度を0と
して軌道制御量を出力すると、この時刻から一軌道周期
後に再び現在位置に戻ることが期待される。と同時に、
ターゲット1の軌道が楕円軌道であることから、その離
心率をeとすると、近地点17付近でのターゲット1か
らの宇宙機2の相対距離が遠地点16付近での相対距離
の(1+e)/(1−e)倍に軌道運動に従って拡大さ
れる。この拡大率は、地球18から遠地点16までの距
離a*(1+e)と地球18から近地点17までの距離
a*(1−e)の比に等しい。ただし、記号「a」はタ
ーゲット1の軌道の長半径である。
【0049】特に、ターゲット1の遠地点16が静止軌
道の高度に近い場合、地上局から見たターゲット1およ
び宇宙機2の動きは遠地点16付近において静止衛星の
ようにほとんど止まって見える。そのため、遠地点16
付近で地上局から宇宙機2の軌道制御の運用を行うこと
は比較的容易である。遠地点16付近での相対距離を適
切に軌道制御により保持すれば、近地点17付近では前
述したように相対距離が軌道運動に従って拡大するた
め、近地点17付近では地上局から軌道制御の運用を行
わなくてもターゲット1に宇宙機2が衝突するといった
危険を回避できると考えられる。
【0050】なお、上記実施の形態4では、マヌーバ時
刻判定部4において、遠地点16付近をターゲット1が
(あるいは宇宙機2が)通過する時刻を軌道制御マヌー
バ時刻と判定し、軌道制御を行ったが、マヌーバ時刻判
定部4において、近地点17付近をターゲット1が(あ
るいは宇宙機2が)通過する時刻を軌道制御マヌーバ時
刻と判定して軌道制御を行ってもよい。
【0051】この場合、近地点17付近では前述したよ
うにターゲット1と宇宙機2との相対距離が軌道運動に
従って拡大するため、上記相対距離が最長となる。一
方、遠地点16では上記相対距離は最短となる。従っ
て、近地点17付近で地上局から軌道制御の運用を行え
ば、高い精度で軌道制御が可能となる効果がある。
【0052】実施の形態5.上記実施の形態1ないし実
施の形態4では、半軌道周期または一軌道周期後に目標
地点に移動するような軌道制御を行った。しかし、マヌ
ーバ時刻判定部4は、マヌーバ時刻を一軌道周期あるい
は半軌道周期よりも細かい間隔で設定してもよい。誤差
のない理想的な場合には、細かい間隔で設定されたマヌ
ーバ時刻において宇宙機2は軌道制御時に決定された軌
道上を動いているので改めてマヌーバを行う必要がな
い。しかし実際には外乱や観測誤差などがあるため軌道
制御により決定された周回軌道を外れる場合があり、そ
の場合、上記決定された周回軌道を保持するための制御
が必要である。そこで、最初のマヌーバ時刻から一軌道
周期あるいは半軌道周期よりも細かい間隔で設定するマ
ヌーバ時刻のことを修正マヌーバ時刻と呼ぶことにす
る。各修正マヌーバ時刻において、航法センサ10は修
正マヌーバ時刻における宇宙機の相対位置および相対速
度を計測し、制御量算出部5は上記計測値と軌道運動9
の数学モデルに基づいて軌道制御マヌーバ時刻から半軌
道周期後あるいは一軌道周期後の相対位置を予測し、そ
の予測値が軌道制御マヌーバを行うときに目標とした軌
道に一致するように修正マヌーバ時刻における相対速度
を修正する軌道制御量を算出する。これにより、外乱や
観測誤差などのノイズの影響を緩和する効果が期待でき
る。
【0053】説明のため、ターゲットの軌道が概略円軌
道の場合について、制御量算出部5の動作を示す。式
(2)より、軌道制御マヌーバ時刻から半軌道周期後ある
いは一軌道周期後に、軌道制御マヌーバ時刻において決
定された軌道に一致するような修正マヌーバ時刻tc
おける宇宙機の相対速度の目標値「vd(tc)」は式
(12)で与えられる。式(12)において、「Φpv
(ts,tc)」は修正マヌーバ時刻「t=tc」から時
刻「t=ts」への状態遷移行列の部分行列で、「x
(tc)」は時刻t=tcの宇宙機2のターゲット1に対
する相対位置ベクトルである。
【0054】 vd(tc)={Φpv(ts,tc)}-1* [Φpp(ts,t0)*x(t0)+ ・・・(12) Φpv(ts,t0)*{v(t0)+δv(t0)}−x(tc)]
【0055】式(12)より、軌道制御量は式(13)で与
えられる。「v(tc)」は時刻t=tcの宇宙機2のタ
ーゲット1に対する相対速度ベクトルである。 δv(tc)=vd(tc)−v(tc) ・・・(13)
【0056】
【発明の効果】以上のように、この発明の第1の構成に
よれば、地球の周りを軌道を描いて回るターゲットに対
して接近/分離/周回を行う宇宙機の誘導制御装置にお
いて、上記ターゲットに対する上記宇宙機の相対位置と
相対速度を推定する航法センサ部と、上記宇宙機の軌道
を制御する軌道制御マヌーバ時刻を判定するマヌーバ時
刻判定部と、上記軌道制御マヌーバ時刻における上記宇
宙機の相対位置と相対速度を基に、上記ターゲットの一
軌道周期後に上記宇宙機が再び上記軌道制御マヌーバ時
刻における位置に戻るような軌道制御量を算出する制御
量算出部と、軌道制御のためのアクチュエータと、上記
軌道制御量を上記アクチュエータに配分して駆動信号を
送る制御量分配部とを備えたので、少量の推薬量でター
ゲットの周りを周回する軌道保持を行えるという効果が
ある。
【0057】また、この発明の第2の構成によれば、地
球の周りを軌道を描いて回るターゲットに対して接近/
分離/周回を行う宇宙機の誘導制御装置において、上記
ターゲットに対する上記宇宙機の相対位置と相対速度を
推定する航法センサ部と、上記宇宙機の軌道を制御する
軌道制御マヌーバ時刻を判定するマヌーバ時刻判定部
と、上記軌道制御マヌーバ時刻における上記宇宙機の相
対位置と相対速度を基に、上記ターゲットの半軌道周期
後に上記宇宙機が、上記ターゲットまたは仮想的に定め
た基準点に対して上記軌道制御マヌーバ時刻における位
置と対称な位置を通過するような軌道制御量を算出する
制御量算出部と、軌道制御のためのアクチュエータと、
上記軌道制御量を上記アクチュエータに配分して駆動信
号を送る制御量分配部とを備えたので、基準点の選択に
より多様な軌道制御が少ないマヌーバ回数で可能となる
効果がある。
【0058】また、この発明の第3の構成によれば、第
1または第2の構成において、ターゲットまたは仮想的
に定めた基準点に対して太陽方向が宇宙機とほぼ同じ向
きになる時刻を軌道制御マヌーバ時刻と判定するように
したので、照明条件が良好の時間を長くできるという効
果がある。
【0059】また、この発明の第4の構成によれば、第
1または第2の構成において、ターゲットが地球より最
も遠い地点、あるいは最も近い地点を通過する付近の時
刻を軌道制御マヌーバ時刻と判定するようにしたので、
安全性、あるいは軌道制御の精度を高めることが可能と
なる。
【0060】また、この発明の第5の構成によれば、第
1ないし第4のいずれかの構成において、軌道制御量の
算出にはターゲットの一軌道周期あるいは半軌道周期後
の宇宙機の目標位置を用いつつ、軌道制御マヌーバ時刻
から軌道周期の数分の一程度離れた時刻を修正マヌーバ
時刻とし、制御量算出部では、さらに上記修正マヌーバ
時刻の宇宙機の相対位置および相対速度を軌道運動に基
づいて伝搬させて、軌道制御マヌーバ時刻から半軌道周
期後あるいは一軌道周期後の相対位置を予測し、その予
測値が軌道制御マヌーバ時刻において決定した軌道に一
致するように、上記修正マヌーバ時刻の宇宙機の相対速
度を修正する軌道制御量を算出するようにしたので、前
述の効果を保ちつつ、外乱や観測誤差などのノイズの影
響を緩和する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による宇宙機の誘導
制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係わる制御量算出
部の動作例を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による宇宙機の誘導
制御装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係わる制御量算出
部の動作例を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態3に係わるマヌーバ時
刻判定部の動作を説明する図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による宇宙機の誘導
制御装置の動作例を示すグラフである。
【図7】 この発明の実施の形態4に係わるマヌーバ時
刻判定部の動作を説明する図である。
【図8】 従来の宇宙機のターゲットへの接近方法を示
す図である。
【符号の説明】 1 ターゲット、2 宇宙機、4 マヌーバ時刻判定
部、5 制御量算出部、6 制御量分配部、7 アクチ
ュエータ、8 誘導制御装置、10 航法センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−200600(JP,A) 特開 平10−203498(JP,A) 特開 平7−17497(JP,A) 特開 平5−330498(JP,A) 特開 平4−78800(JP,A) 特開 平7−277297(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B64G 1/26 G05D 1/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地球の周りを軌道を描いて回るターゲッ
    トに対して接近/分離/周回を行う宇宙機の誘導制御装
    置において、上記ターゲットに対する上記宇宙機の相対
    位置と相対速度を推定する航法センサ部と、上記宇宙機
    の軌道を制御する軌道制御マヌーバ時刻を判定するマヌ
    ーバ時刻判定部と、上記軌道制御マヌーバ時刻における
    上記宇宙機の相対位置と相対速度を基に、上記ターゲッ
    トの一軌道周期後に上記宇宙機が再び上記軌道制御マヌ
    ーバ時刻における位置に戻るような軌道制御量を算出す
    る制御量算出部と、軌道制御のためのアクチュエータ
    と、上記軌道制御量を上記アクチュエータに配分して駆
    動信号を送る制御量分配部とを備えたことを特徴とする
    宇宙機の誘導制御装置。
  2. 【請求項2】 地球の周りを軌道を描いて回るターゲッ
    トに対して接近/分離/周回を行う宇宙機の誘導制御装
    置において、上記ターゲットに対する上記宇宙機の相対
    位置と相対速度を推定する航法センサ部と、上記宇宙機
    の軌道を制御する軌道制御マヌーバ時刻を判定するマヌ
    ーバ時刻判定部と、上記軌道制御マヌーバ時刻における
    上記宇宙機の相対位置と相対速度を基に、上記ターゲッ
    トの半軌道周期後に上記宇宙機が、上記ターゲットまた
    は仮想的に定めた基準点に対して上記軌道制御マヌーバ
    時刻における位置と対称な位置を通過するような軌道制
    御量を算出する制御量算出部と、軌道制御のためのアク
    チュエータと、上記軌道制御量を上記アクチュエータに
    配分して駆動信号を送る制御量分配部とを備えたことを
    特徴とする宇宙機の誘導制御装置。
  3. 【請求項3】 マヌーバ時刻判定部において、ターゲッ
    トまたは仮想的に定めた基準点に対して、太陽方向が宇
    宙機とほぼ同じ向きになる時刻を軌道制御マヌーバ時刻
    と判定することを特徴とする請求項1または2記載の宇
    宙機の誘導制御装置。
  4. 【請求項4】 マヌーバ時刻判定部において、ターゲッ
    トが地球より最も遠い地点、あるいは最も近い地点を通
    過する付近の時刻を軌道制御マヌーバ時刻と判定するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の宇宙機の誘導制
    御装置。
  5. 【請求項5】 マヌーバ時刻判定部は、軌道制御マヌー
    バ時刻から軌道周期の数分の一程度離れた時刻を修正マ
    ヌーバ時刻として判定し、制御量算出部は、上記修正マ
    ヌーバ時刻の宇宙機の相対位置および相対速度を軌道運
    動に基づいて伝搬させて、軌道制御マヌーバ時刻から半
    軌道周期後あるいは一軌道周期後の相対位置を予測し、
    その予測値が軌道制御マヌーバ時刻において決定した軌
    道に一致するように、上記修正マヌーバ時刻の宇宙機の
    相対速度を修正する軌道制御量を算出することを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれかに記載の宇宙機の誘導
    制御装置。
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