JP3385175B2 - 燃料タンクの燃料残量計測装置 - Google Patents
燃料タンクの燃料残量計測装置Info
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Description
車両の燃料を収容する燃料タンクに設けられ、燃料タン
クに残留する燃料残量を計測する燃料タンクの燃料残量
計測装置に係り、特に、イグニッションスイッチのオフ
からオンへの切り換え時であっても、計測誤差が抑制さ
れた燃料残量を速やかに表示することができる燃料タン
クの燃料残量計測装置に関する。 【0002】 【従来の技術】内燃機関を備えた車両には、この内燃機
関へ供給する燃料を収容する燃料タンクが設けられてい
る。この燃料タンクには、タンク内に残留する燃料の残
量を計測する燃料残量計測装置を設けてあるのが一般的
である。 【0003】従来の燃料残量計測装置の一例をあげる
と、車両に取付けられた燃料タンクには、燃料タンクに
残留する燃料残量を計測するフューエルセンダユニット
が設けられている。このユニットは、燃料タンク内に設
けられるフロートと、このフロートを、アーム軸を支点
として回動自在に支持するフロートアームと、巻線抵抗
と、フロートアームに連結され、アーム軸を支点として
巻線抵抗上を摺動するコンタクトアームとを備えてい
る。上記構成によれば、燃料が補給又は消費されて燃料
液面の高さが変動すると、巻線抵抗上におけるコンタク
トアームの接点位置は、燃料液面の高さ変動に追従して
変位し、これに伴い巻線抵抗の電気抵抗値も変動する。
したがって、燃料液面の高さ、すなわち燃料残量を、電
気抵抗値を電圧値に変換することで検出することができ
る。そして、この検出された燃料残量は、車両の室内に
設けられる燃料計に表示される。車両の乗員は、この燃
料計の指示値を読むことで燃料タンクの燃料残量を知る
ことができる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の燃料残量計測装置にあっては、車両の加減速、
振動、道路の傾斜等で車両の姿勢が変化することに起因
して、燃料残量計に表示される燃料の残量に誤差を生じ
ることがあった。この理由は、上述のように車両の姿勢
が変化すると、車両に取付けられた燃料タンク内に収容
される燃料液面が揺動し、これに応じてフロートが上下
に揺動することとなり、この結果、燃料液面の位置に追
従して電気抵抗値が変化することによる。 【0005】そこで、従来より、燃料残量の計測誤差を
可及的に排除するために、電気抵抗値を燃料残量に換算
するにあたり、まず、電気抵抗値を、所定時間毎に所定
の標本個数だけ抽出するとともに順次積算しておき、こ
の積算値を標本個数で除算して平均化することで燃料残
量を求める手法を採用している。 【0006】ところが、上記手法を採用した場合、電気
抵抗値の積算時間幅を短くすると、車両の姿勢変化に起
因して燃料残量の計測誤差を生じ易くなる一方、積算時
間幅を長くすると、計測を開始してから平均化された燃
料残量を表示するまでに時間遅れを生じ、特に、イグニ
ッションスイッチのオフからオンへの切り換え時におい
て、燃料残量を速やかに表示することができないという
新規な課題を生じることとなっていた。 【0007】このような現状の下で、イグニッションス
イッチのオフからオンへの切り換え時であっても、計測
誤差が抑制された燃料残量を速やかに表示することがで
きる新規な技術の開発が関係者の間で久しく待ち望まれ
ていた。 【0008】本発明は、上記した実情を鑑みてなされた
ものであり、イグニッションスイッチがオンからオフに
切り換えられたとき、標本個数が多数に設定される通常
モードで平均化したオフ直前の燃料残量値を記憶してお
き、イグニッションスイッチがオンされた直後には、標
本個数が少数に設定される時短モードで平均化した燃料
残量値と、通常モードで平均化したオフ直前の燃料残量
値との差分値を求め、この差分値からイグニッションス
イッチのオフからオンの間に燃料補給がされたか否かを
判定し、この判定結果に基づいて、時短モードでの燃料
残量値と、通常モードでのオフ直前の燃料残量値とのう
ち、計測精度が高いと考えられるいずれか一方の燃料残
量値を選択的に表示することにより、イグニッションス
イッチのオフからオンへの切り換え時であっても、計測
誤差が抑制された燃料残量を速やかに表示することがで
きる燃料タンクの燃料残量計測装置を提供することを課
題とする。 【0009】また、本発明は、車両が傾斜地に停車して
いたたために停車中に燃料が補給されたとの判定が誤っ
てなされたおそれがある場合には、このときの時短モー
ドでの燃料残量値を即座に採用することなしに、通常モ
ードでの燃料残量値を採用する一方、車両が傾斜地から
脱出したと推定された場合には、この推定後に演算され
た時短モードでの燃料残量値を採用し、時短モードでの
燃料残量値と、通常モードでのオフ直前の燃料残量値と
のうち、計測精度が高いと考えられるいずれか一方の燃
料残量値を選択的に表示することにより、イグニッショ
ンスイッチのオフからオンへの切り換え時であっても、
計測誤差が抑制された燃料残量を速やかに表示すること
ができる燃料タンクの燃料残量計測装置を提供すること
を課題とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、内燃機関を備える車両に設けら
れた燃料タンクに残留する燃料残量を検出して燃料残量
データを出力する燃料残量検出手段と、当該燃料残量検
出手段から出力された燃料残量データを所定周期毎に抽
出し、該抽出した燃料残量データを順次記憶する燃料残
量データ記憶手段と、当該燃料残量データ記憶手段に記
憶された各燃料残量データに基づいて、標本個数が少数
に設定される時短モードでの燃料残量データの平均を演
算する時短モード平均演算手段と、前記燃料残量データ
記憶手段に記憶された各燃料残量データに基づいて、標
本個数が多数に設定される通常モードでの燃料残量デー
タの平均を演算する通常モード平均演算手段と、イグニ
ッションスイッチがオンからオフに切り換えられたと
き、前記通常モード平均演算手段で演算されたオフ直前
の燃料残量値を記憶するオフ直前燃料残量記憶手段と、
イグニッションスイッチがオンされてからの当該車両の
積算走行距離を検出する積算走行距離検出手段と、計測
された燃料残量データを表示する表示手段と、イグニッ
ションスイッチがオフからオンに切り換えられたとき、
前記時短モード平均演算手段で演算された燃料残量値
と、前記オフ直前燃料残量記憶手段に記憶されたオフ直
前の燃料残量値との差分値を求め、該差分値に基づいて
イグニッションスイッチのオフからオンの間に燃料補給
がされたか否かを判定し、該燃料補給判定の結果、燃料
補給がされたと判定された場合には、前記時短モード平
均演算手段で演算された燃料残量値に基づいて燃料補給
判定結果の正当性を検証し、該検証の結果、燃料補給判
定結果が不当のおそれがある場合には、このときの時短
モードでの燃料残量値を即座に採用することなしに、通
常モードでの燃料残量値を前記表示手段に表示させる一
方、前記積算走行距離検出手段から取得したイグニッシ
ョンスイッチがオンされてからの当該車両の積算走行距
離に基づいて、当該車両が傾斜地から脱出したか否かを
推定し、該推定の結果、当該車両が傾斜地から脱出した
と推定された場合には、該推定後に演算された時短モー
ドでの燃料残量値を前記表示手段に表示させる表示制御
手段と、を備えてなることを要旨とする。 【0011】請求項1の発明によれば、表示制御手段
は、イグニッションスイッチがオフからオンに切り換え
られたとき、時短モード平均演算手段で演算された燃料
残量値と、オフ直前燃料残量記憶手段に記憶されたオフ
直前の燃料残量値との差分値を求め、この差分値に基づ
いてイグニッションスイッチのオフからオンの間に燃料
補給がされたか否かを判定し、この燃料補給判定の結
果、燃料補給がされたと判定された場合には、時短モー
ド平均演算手段で演算された燃料残量値に基づいて燃料
補給判定結果の正当性を検証し、この検証の結果、燃料
補給判定結果が不当のおそれがある場合には、このとき
の時短モードでの燃料残量値を即座に採用することなし
に、通常モードでの燃料残量値を表示手段に表示させる
一方、積算走行距離検出手段から取得したイグニッショ
ンスイッチがオンされてからの当該車両の積算走行距離
に基づいて、当該車両が傾斜地から脱出したか否かを推
定し、この推定の結果、当該車両が傾斜地から脱出した
と推定された場合には、この推定後に演算された時短モ
ードでの燃料残量値を表示手段に表示させるので、イグ
ニッションスイッチのオフからオンへの切り換え時であ
っても、計測誤差が抑制された燃料残量を速やかに表示
することができる。 【0012】 【0013】 【0014】 【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る燃料タンク
の燃料残量計測装置の実施形態について、図に基づいて
詳細に説明する。 【0015】図1は、本発明に係る燃料タンクの燃料残
量計測装置を示す概略ブロック構成図、図2は、本発明
の第1実施形態に係る燃料タンクの燃料残量計測装置の
動作フローチャート図、図3乃至図4は、本発明の第2
実施形態に係る燃料タンクの燃料残量計測装置の動作フ
ローチャート図である。なお、本発明の第1、第2実施
形態について、燃料タンクとして、内燃機関を備えた車
両の燃料タンクを例示して説明する。 【0016】まず、本発明の第1、第2実施形態に共通
な燃料残量計測装置の概略ブロック構成について説明す
ると、図1に示すように、車両の後部座席の下方などに
設けられる燃料タンク1には、燃料タンク1内に残留す
る燃料残量を検出する燃料残量検出手段としてのフュー
エルセンダユニット3が設けられている。フューエルセ
ンダユニット3は、燃料Fの液面位置、すなわち燃料残
量を電気抵抗値の形態で検出する機能を有しており、燃
料タンク1内に残留する燃料Fの液面上を浮遊する如く
位置するフロート5と、このフロート5をアーム軸7を
支点として回動自在に支持するフロートアーム9と、巻
線抵抗11と、フロートアーム9に連結され、アーム軸
7を支点として巻線抵抗11上を摺動する導電性のコン
タクトアーム13とを備えている。このコンタクトアー
ム13は、導線14aを介して接地される一方、巻線抵
抗11の一端には、導線14bを介して電圧変換回路1
5が接続されている。 【0017】電圧変換回路15は、フューエルセンダユ
ニット3で検出された、具体的には、巻線抵抗11上に
おけるコンタクトアーム13の接点位置に応じた電気抵
抗値を電圧値に変換し、変換後のアナログ電圧値を燃料
残量データとして出力する回路であり、電圧変換回路1
5には、A/D変換回路17が接続されている。 【0018】A/D変換回路17は、電圧変換回路15
から出力されたアナログ電圧形態の燃料残量データを、
標本化及び量子化処理を施すことでディジタル形態の燃
料残量データへ変換する回路であり、このA/D変換回
路17には、CPU19が接続されている。 【0019】CPU19には、イグニッションスイッチ
(IG.SW)16と、車両の走行距離を検出する距離
センサ18と、処理プログラムを格納するROM21
と、各種処理データを格納するRAM23と、CPU1
9から転送される燃料残量を表示する燃料計25とが接
続されている。CPU19は、イグニッションスイッチ
16がオンからオフに切り換えられたとき、標本個数が
多数に設定される通常モードで平均化したオフ直前の燃
料残量値を記憶しておき、イグニッションスイッチ16
がオンされた直後には、標本個数が少数に設定される時
短モードで平均化した燃料残量値と、通常モードで平均
化したオフ直前の燃料残量値との差分値を求め、この差
分値からイグニッションスイッチ16のオフからオンの
間に燃料補給がされたか否かを判定し、この判定結果に
基づいて、時短モードでの燃料残量値と、通常モードで
のオフ直前の燃料残量値とのうち、計測精度が高いと考
えられるいずれか一方の燃料残量値を選択的に表示させ
る等の機能を備えている。 【0020】次に、本発明の第1実施形態に係る燃料タ
ンクの燃料残量計測装置の動作について、図2を参照し
て詳細に説明する。 【0021】まず、CPU19は、イグニッションスイ
ッチ16のオン/オフ切り換え状態を監視し、スイッチ
16がオフからオンに切り換えられると燃料残量計測装
置を計測モードへ移行させるスリープモードで待機して
おり、CPU19は、イグニッションスイッチ16がオ
フからオンへ切り換えられたか否かを判定する(ステッ
プS1)。この切り換え判定の結果、イグニッションス
イッチ16がオフからオンへ切り換えられたと判定され
ると、すなわち、スリープモードで待機していた燃料残
量計測装置が計測モードへ移行すると、CPU19は、
時短モードでの燃料残量値L1を演算する(ステップS
2)。なお、計測モードは、次述する時短モードと、後
述する通常モードとにさらに分類される。 【0022】ここで、時短モードについて説明すると、
まず、CPU19は、フューエルセンダユニット3で検
出され、A/D変換回路17でディジタル化された燃料
残量データを、例えば50mS間隔等の所定周期毎に順
次抽出するとともに、抽出した燃料残量データを順次R
AM23の所定のアドレスに記憶させ、ある標本個数の
燃料残量データを対象とした平均化処理を実行する如く
動作する。この平均化処理の際に、例えば4個などの少
数に予め設定される所定の標本個数をもって燃料残量値
L1を演算するのが時短モードである。この時短モード
では、燃料残量データの標本個数は少数に設定されるた
め、燃料残量値L1を求めるのに要する時間を短縮する
ことができる。 【0023】次に、CPU19は、イグニッションスイ
ッチ16が前回オフされる直前に計測された燃料残量値
L2をRAM23から読出すとともに(ステップS
3)、この燃料残量値L2を燃料残量値L1から減算し
た値が第1の所定値L0を越えているか否かを判定する
(ステップS4)。ステップS4では、イグニッション
スイッチ16のオン直後に時短モードで求めた燃料残量
値L1と、イグニッションスイッチ16が前回オフされ
る直前に通常モードで求めた燃料残量値L2との差分値
から、イグニッションスイッチ16が前回オフされてか
ら今回オンされるまでの間に燃料Fの補給がなされたか
否かを判定している。このため、第1所定値L0には、
例えば5リットルなどの比較的小さい値が、燃料タンク
1の満タン時容量等を参照して適宜設定される。なお、
第1所定値L0を例えば不揮発性メモリ等の記憶手段に
格納しておき、この記憶内容を必要に応じて燃料残量計
測装置が読み出す如く構成しておけば、記憶内容を書き
替えるだけであらゆる容量の燃料タンク1に対応するこ
とができ、汎用性を高めることができる。また、付言す
れば、欧州では車両に予備燃料を収容する予備タンクを
燃料タンクとは別途に携帯するのが一般的であり、この
予備タンクの容量は通常5リットル程度である。 【0024】ステップS4の判定の結果、燃料残量値L
1と燃料残量値L2の差分値が第1所定値L0を越えて
いないとき、すなわち燃料が補給されていないと判定さ
れると、CPU19は、イグニッションスイッチ16が
前回オフされる直前に求めた燃料残量値L2を燃料計2
5に表示させる(ステップS5)。ここで、表示対象と
なる燃料残量値として、燃料残量値L1ではなく燃料残
量値L2の方を採用したのは、標本個数が多数に設定さ
れる次述する通常モードで求めた燃料残量値L2の方
が、標本個数が少数に設定される時短モードで求めた燃
料残量値L1よりも計測精度が高いと考えられるからで
ある。 【0025】一方、ステップS4の判定の結果、燃料残
量値L1と燃料残量値L2の差分値が第1所定値L0を
越えているとき、すなわち燃料が補給されたと判定され
ると、CPU19は、イグニッションスイッチ16が今
回オンされた直後に求めた燃料残量値L1を燃料計25
に表示させる(ステップS6)。 【0026】このように、本発明の第1実施形態に係る
燃料残量計測装置によれば、イグニッションスイッチ1
6がオンからオフに切り換えられたとき、標本個数が多
数に設定される通常モードで平均化したオフ直前の燃料
残量値L2を記憶しておき、イグニッションスイッチ1
6がオンされた直後には、標本個数が少数に設定される
時短モードで平均化した燃料残量値L1と、通常モード
で平均化したオフ直前の燃料残量値L2との差分値を求
め、この差分値からイグニッションスイッチ16のオフ
からオンの間に燃料補給がされたか否かを判定し、この
判定結果に基づいて、時短モードでの燃料残量値L1
と、通常モードでのオフ直前の燃料残量値L2とのう
ち、計測精度が高いと考えられるいずれか一方の燃料残
量値を選択的に表示するようにしたので、イグニッショ
ンスイッチ16のオフからオンへの切り換え時であって
も、計測誤差が抑制された燃料残量を速やかに表示する
ことができる。 【0027】さて、ステップS1の切り換え判定の結
果、イグニッションスイッチ16がオフからオンへ切り
換えられていないと判定されると、すなわち、燃料残量
計測装置が引き続き計測モードを継続している場合に
は、CPU19は、通常モードでの燃料残量値L3を演
算する(ステップS2)。ここで、通常モードについて
説明すると、ある標本個数の燃料残量データを対象とし
た平均化処理を実行する際に、例えば256個などの多
数に予め設定される所定の標本個数をもって燃料残量値
L3を演算するのが従来より用いられている通常モード
である。 【0028】次に、CPU19は、通常モードでの燃料
残量値L3を燃料計25に表示させる(ステップS
8)。したがって、通常走行時には、通常モードでの燃
料残量値L3が燃料計25に表示されることとなる。さ
らに、CPU19は、イグニッションスイッチ16がオ
ンからオフへ切り換えられたか否かを判定する(ステッ
プS9)。この切り換え判定の結果、イグニッションス
イッチ16がオンからオフへ切り換えられたと判定され
ると、すなわち、計測モードにあった燃料残量計測装置
がスリープモードへ移行すると、CPU19は、イグニ
ッションスイッチ16が今回オフされる直前にステップ
S7で求めた燃料残量値L3を、前述した燃料残量値L
2としてRAM23の所定のアドレスに記憶させる。一
方、ステップS9の切り換え判定の結果、イグニッショ
ンスイッチ16がオンからオフへ切り換えられていない
と判定されると、すなわち、燃料残量計測装置が引き続
き計測モードを継続している場合には、CPU19は、
処理の流をステップS1へ戻し、以下の処理を繰り返し
実行する。 【0029】次に、本発明の第2実施形態に係る燃料タ
ンクの燃料残量計測装置の動作について、図3乃至図4
を参照して詳細に説明する。なお、第1実施形態と第2
実施形態の発明では、動作フローチャート中に共通する
部分が存在する。そこで、重複した説明を避けるため、
その相違点を中心に説明を進める。 【0030】まず、ステップS11乃至S14は、第1
実施形態のステップS1乃至S4と共通する処理内容で
あり、その説明を省略する。 【0031】さて、ステップS14の判定の結果、燃料
残量値L1と燃料残量値L2の差分値が第1所定値L0
を越えていないとき、すなわち燃料が補給されていない
と判定されると、CPU19は、時短モードで求めた燃
料残量値L1よりも計測精度が高いと考えられる、イグ
ニッションスイッチ16が前回オフされる直前に求めた
燃料残量値L2を燃料計25に表示させる(ステップS
15)。さらに、CPU19は、計測モードを選択する
際に参照されるモードレジスタ(mode)の記憶内容
に、通常モードの選択を意味する(normal)を書
き込む処理を実行し(ステップS16)、この書き込み
処理後に、処理の流れをステップS11へ戻し、以下の
処理を繰り返し実行する。 【0032】一方、ステップS14の判定の結果、燃料
残量値L1と燃料残量値L2の差分値が第1所定値L0
を越えていないとき、すなわち燃料が補給されていない
と判定されると、さらに、CPU19は、燃料残量値L
1が第2の所定値Leを越えているか否かを判定する
(ステップS17)。ステップS17では、イグニッシ
ョンスイッチ16のオン直後に時短モードで求めた燃料
残量値L1から、車両の姿勢変化に起因する燃料Fの液
面揺動が生じたとき、この液面揺動が燃料残量の計測誤
差にどの程度の影響を与えるかを判定している。ここ
で、この判定原理について説明すると、燃料タンク1内
の燃料残量が少ないときと多いときとの間で、同様に車
両の姿勢を変化させたときに生じる液面揺動への影響を
比較すると、ある燃料残量を目安として、燃料残量が少
ないときの方が多いときよりも液面が大きく揺動する傾
向があることがわかっている。したがって、第2の所定
値Leとして、例えば10リットルなどの上記した液面
揺動度合いの目安となる燃料残量を適宜設定しておけ
ば、時短モードで求めた燃料残量値L1から、車両の姿
勢変化に起因する燃料Fの液面揺動が生じたとき、この
液面揺動が燃料残量の計測誤差にどの程度の影響を与え
るかを判定することができる。なお、第2所定値Leを
例えば不揮発性メモリ等の記憶手段に格納しておき、こ
の記憶内容を必要に応じて燃料残量計測装置が読み出す
如く構成しておけば、記憶内容を書き替えるだけであら
ゆる容量の燃料タンク1に対応することができ、汎用性
を高めることができる。 【0033】ステップS17の判定の結果、燃料残量値
L1が第2の所定値Leを越えていると判定されると、
すなわち、液面揺動に対する燃料残量の計測誤差の発生
度合いが比較的小さいとき、CPU19は、時短モード
で求めた燃料残量値L1を燃料計25に表示させる(ス
テップS18)。さらに、CPU19は、上述したステ
ップS16のモード書き込み処理を実行し、この書き込
み処理後に、処理の流れをステップS11へ戻し、以下
の処理を繰り返し実行する。 【0034】一方、ステップS17の判定の結果、燃料
残量値L1が第2の所定値Leを越えていないと判定さ
れると、すなわち、液面揺動に対する燃料残量の計測誤
差の発生度合いが比較的大きいとき、CPU19は、時
短モードで求めた燃料残量値L1よりも計測精度が高い
と考えられる、イグニッションスイッチ16が前回オフ
される直前に求めた燃料残量値L2を燃料計25に表示
させる(ステップS19)。さらに、CPU19は、モ
ードレジスタ(mode)の記憶内容に、待機モードの
選択を意味する(wait)を書き込む処理を実行し
(ステップS20)、この書き込み処理後に、処理の流
れをステップS11へ戻し、以下の処理を繰り返し実行
する。 【0035】さて、図4を参照して引き続き説明を続け
ると、ステップS11の切り換え判定の結果、イグニッ
ションスイッチ16がオフからオンへ切り換えられてい
ないと判定されると、すなわち、燃料残量計測装置が引
き続き計測モードを継続している場合には、CPU19
は、モードレジスタ(mode)の記憶内容を参照し
て、通常モード(normal)か、又は待機モード
(wait)のいずれか一方を選択する処理を実行する
(ステップS21)。このモード判定の結果、計測モー
ドとして待機モード(wait)が選択されると、CP
U19は、今回イグニッションスイッチ16がオンされ
てから現時点までの積算走行距離Tを距離センサ18か
らの走行距離データに基づいて更新記憶する走行距離積
算レジスタの記憶内容を参照して、積算走行距離Tが所
定距離を越えているか否かを判定する(ステップS2
2)。ステップS22では、燃料が補給されたと判定さ
れ、かつ液面揺動に対する燃料残量の計測誤差の発生度
合いが比較的大きいと判定された場合において、車両が
傾斜地に停車していたときには、燃料が補給されたとの
判定結果が誤っているおそれがあることに鑑みて、車両
が傾斜地から脱出したか否かを判定している。したがっ
て、上記所定距離としては、例えば100mなどの車両
が傾斜地から脱出し得ると推定される適宜の距離が設定
される。 【0036】ステップS22の走行距離判定の結果、積
算走行距離Tが所定距離を越えていないとき、すなわ
ち、車両が傾斜地から脱出していないと推定されると
き、CPU19は、処理の流れをステップS11へ戻し
て、以下の処理を積算走行距離Tが所定距離を越えるま
で繰り返し実行する。なお、この間の燃料計25の表示
内容は、ステップS19における燃料残量値L2が継続
して表示される。 【0037】一方、ステップS22の走行距離判定の結
果、積算走行距離Tが所定距離を越えているとき、すな
わち、車両が傾斜地から脱出したと推定されるとき、C
PU19は、ステップS12と同様に、時短モードでの
燃料残量値L1を演算するとともに(ステップS2
3)、この演算結果である燃料残量値L1を燃料計25
に表示させる(ステップS24)。さらに、CPU19
は、モードレジスタ(mode)の記憶内容に、通常モ
ードの選択を意味する(normal)を書き込む処理
を実行し(ステップS25)、この書き込み処理後に、
処理の流れをステップS11へ戻し、以下の処理を繰り
返し実行する。 【0038】さて一方、ステップS21のモード判定の
結果、計測モードとして通常モード(normal)が
選択されると、CPU19は、第1実施形態で既述した
ステップS7乃至S10と同様の処理をステップS26
乃至S29で実行する。 【0039】このように、本第2実施形態に係る燃料残
量計測装置によれば、第1実施形態における燃料補給判
定に加えて、燃料補給判定結果の正当性を検証する液面
揺動に対する燃料残量の計測誤差の発生度合い判定、及
び車両が傾斜地から脱出したか否かの傾斜地脱出判定を
さらに実行することにより、時短モードでの燃料残量値
L1の採用条件を厳しくしている。すなわち、車両が傾
斜地に停車していたたために停車中に燃料が補給された
との判定が誤ってなされたおそれがある場合には、この
ときの時短モードでの燃料残量値L1を即座に採用する
ことなしに、通常モードでの燃料残量値L2を採用する
一方、車両が傾斜地から脱出したと推定された場合に
は、この推定後に演算された時短モードでの燃料残量値
L1を採用し、時短モードでの燃料残量値L1と、通常
モードでのオフ直前の燃料残量値L2とのうち、計測精
度が高いと考えられるいずれか一方の燃料残量値を選択
的に表示するようにしたので、イグニッションスイッチ
16のオフからオンへの切り換え時であっても、計測誤
差が抑制された燃料残量を速やかに表示することができ
る。 【0040】以上詳細に説明したが、本発明は、上述し
た実施形態の例に限定されることなく、適宜の変更を加
えることにより、その他の態様で実施することができ
る。 【0041】すなわち、例えば、本実施形態中、燃料液
面をフロートを用いて検出する形態を例示して説明した
が、本発明は、これに限定されるものではなく、例え
ば、超音波センサ等の距離検出手段を用いた燃料液面検
出など、どのような形態で燃料液面を検出したかにかか
わらず、全ての形態の燃料残量計測装置に適用すること
ができることは言うまでもない。 【0042】 【発明の効果】請求項1の発明によれば、表示制御手段
は、イグニッションスイッチがオフからオンに切り換え
られたとき、時短モード平均演算手段で演算された燃料
残量値と、オフ直前燃料残量記憶手段に記憶されたオフ
直前の燃料残量値との差分値を求め、この差分値に基づ
いてイグニッションスイッチのオフからオンの間に燃料
補給がされたか否かを判定し、この燃料補給判定の結
果、燃料補給がされたと判定された場合には、時短モー
ド平均演算手段で演算された燃料残量値に基づいて燃料
補給判定結果の正当性を検証し、この検証の結果、燃料
補給判定結果が不当のおそれがある場合には、このとき
の時短モードでの燃料残量値を即座に採用することなし
に、通常モードでの燃料残量値を表示手段に表示させる
一方、積算走行距離検出手段から取得したイグニッショ
ンスイッチがオンされてからの当該車両の積算走行距離
に基づいて、当該車両が傾斜地から脱出したか否かを推
定し、この推定の結果、当該車両が傾斜地から脱出した
と推定された場合には、この推定後に演算された時短モ
ードでの燃料残量値を表示手段に表示させるので、イグ
ニッションスイッチのオフからオンへの切り換え時であ
っても、計測誤差が抑制された燃料残量を速やかに表示
することができるというきわめて優れた効果を奏する。 【0043】
測装置を示す概略ブロック構成図である。 【図2】図2は、本発明の第1実施形態に係る動作フロ
ーチャート図である。 【図3】図3は、本発明の第2実施形態に係る動作フロ
ーチャート図である。 【図4】図4は、本発明の第2実施形態に係る動作フロ
ーチャート図である。 【符号の説明】 1 燃料タンク 3 フューエルセンダユニット 5 フロート 7 アーム軸 9 フロートアーム 11 巻線抵抗 13 コンタクトアーム 14a,14b 導線 15 電圧変換回路 16 イグニッションスイッチ(IG.SW) 17 A/D変換回路 18 距離センサ 19 CPU 21 ROM 23 RAM 25 燃料計
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 内燃機関を備える車両に設けられた燃料
タンクに残留する燃料残量を検出して燃料残量データを
出力する燃料残量検出手段と、 当該燃料残量検出手段から出力された燃料残量データを
所定周期毎に抽出し、該抽出した燃料残量データを順次
記憶する燃料残量データ記憶手段と、 当該燃料残量データ記憶手段に記憶された各燃料残量デ
ータに基づいて、標本個数が少数に設定される時短モー
ドでの燃料残量データの平均を演算する時短モード平均
演算手段と、 前記燃料残量データ記憶手段に記憶された各燃料残量デ
ータに基づいて、標本個数が多数に設定される通常モー
ドでの燃料残量データの平均を演算する通常モード平均
演算手段と、 イグニッションスイッチがオンからオフに切り換えられ
たとき、前記通常モード平均演算手段で演算されたオフ
直前の燃料残量値を記憶するオフ直前燃料残量記憶手段
と、イグニッションスイッチがオンされてからの当該車両の
積算走行距離を検出する積算走行距離検出手段と 、 計測された燃料残量データを表示する表示手段と、 イグニッションスイッチがオフからオンに切り換えられ
たとき、前記時短モード平均演算手段で演算された燃料
残量値と、前記オフ直前燃料残量記憶手段に記憶された
オフ直前の燃料残量値との差分値を求め、該差分値に基
づいてイグニッションスイッチのオフからオンの間に燃
料補給がされたか否かを判定し、該燃料補給判定の結
果、燃料補給がされたと判定された場合には、前記時短
モード平均演算手段で演算された燃料残量値に基づいて
燃料補給判定結果の正当性を検証し、該検証の結果、燃
料補給判定結果が不当のおそれがある場合には、このと
きの時短モードでの燃料残量値を即座に採用することな
しに、通常モードでの燃料残量値を前記表示手段に表示
させる一方、前記積算走行距離検出手段から取得したイ
グニッションスイッチがオンされてからの当該車両の積
算走行距離に基づいて、当該車両が傾斜地から脱出した
か否かを推定し、該推定の結果、当該車両が傾斜地から
脱出したと推定された場合には、該推定後に演算された
時短モードでの 燃料残量値を前記表示手段に表示させる
表示制御手段と、 を備えてなることを特徴とする燃料タンクの燃料残量計
測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04629397A JP3385175B2 (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 燃料タンクの燃料残量計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04629397A JP3385175B2 (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 燃料タンクの燃料残量計測装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10239132A JPH10239132A (ja) | 1998-09-11 |
JP3385175B2 true JP3385175B2 (ja) | 2003-03-10 |
Family
ID=12743176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04629397A Expired - Fee Related JP3385175B2 (ja) | 1997-02-28 | 1997-02-28 | 燃料タンクの燃料残量計測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3385175B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100381309B1 (ko) * | 2001-03-30 | 2003-04-18 | (주)모토닉 | 연료량 표시방법 및 표시장치 |
KR20040031229A (ko) * | 2002-10-04 | 2004-04-13 | 현대자동차주식회사 | 차량용 연료 게이지 제어방법 |
JP5281903B2 (ja) * | 2009-01-09 | 2013-09-04 | 矢崎総業株式会社 | 残油量表示装置 |
CN115076601B (zh) * | 2022-05-10 | 2024-02-20 | 潍柴动力股份有限公司 | 气罐剩余液位可信性的检测方法、装置及系统 |
-
1997
- 1997-02-28 JP JP04629397A patent/JP3385175B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10239132A (ja) | 1998-09-11 |
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