JP3383508B2 - 弾性表面波フィルタ - Google Patents

弾性表面波フィルタ

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JP3383508B2 JP04014896A JP4014896A JP3383508B2 JP 3383508 B2 JP3383508 B2 JP 3383508B2 JP 04014896 A JP04014896 A JP 04014896A JP 4014896 A JP4014896 A JP 4014896A JP 3383508 B2 JP3383508 B2 JP 3383508B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は弾性表面波フィル
タ、特に高周波領域において使用する弾性表面波フィル
タに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、フィルタに使用するため、弾性表
面波素子の研究が盛んに行なわれてきた。特に最近の移
動体通信の発達、高周波化により、弾性表面波素子特に
弾性表面波フィルタの開発が盛んに行なわれている。
【0003】従来から高周波帯、特に数100MHzにお
いて弾性表面波素子でフィルタを構成する方法は数種類
の方法が知られている。代表的なものとして特開昭52
ー19044に示されるような弾性表面波共振子を複数
個使用してフィルタを構成するラダー型といわれるも
の、特開昭58ー154917に示されるような多電極
型といわれるもの、特開平3ー222512に示される
ような弾性表面波共振器を隣接して設置し、共振子間の
結合を利用したものなどがある。
【0004】近年、移動体通信機器の小型化のため、弾
性表面波フィルタにも小型で特性の良いフィルタが要求
されている。その主たる使用場所としては送信部の段間
フィルタや受信部の段間、局部発振器の出力フィルタな
どとして使用される場合が多い。その中でも最近特にラ
ダー型といわれるものがその特性上注目されている。こ
の梯子型(ラダータイプ)フィルタは図17に示すよう
な構造を持ち、通常多段構造で用いられる。2001は
入力端子、2002は出力端子、2003は弾性波共振
子であり、信号線100に直列接続されている。200
4は信号線100と大地との間に位置する弾性波共振子
である。このフィルタは図18のように直列共振子と並
列共振子の共振周波数、反共振周波数を制御することに
よりそのフィルタ特性を構成している。このフィルタの
帯域外減衰の低い方の極であるA点は並列共振子の共振
周波数に辺り、帯域外の高 い方の減衰極であるB点は直
列共振子の反共振周波数に当たる。また、通過帯域 は
並列共振子の反共振周波数、直列共振子の共振周波数に
よって決定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】最近のフィルタに要望
される性能としては通過帯域内においては低損失、非通
過帯域においては高減衰量があげられる。しかしなが
ら、この2つの要求は相反するものであり、低損失を追
求すれば減衰量は小さくなるものであり、減衰量を大き
くとると損失は増大する傾向にある。通常フィルタの特
性は帯域内損失と帯域外減衰量をいくつかの周波数範囲
にわたって規定される場合が多い。しかし弾性表面波フ
ィルタの場合、図10のC点のように通過帯域よりはな
れた場合、帯域外減衰量が劣化するものであり、特に複
数周波数帯域で高い減衰量を要求された場合に低損失フ
ィルタを作成することが困難な場合が多かった。また、
弾性表面波共振子の共振周波数、反共振周波数の間隔は
そのほとんどが弾性表面波共振子の形成される圧電性基
板のよって決定され、そのためフィルタとしての帯域幅
もそれほど自由度がないのが現状である、一般的に良く
使用されている36°YカットX伝搬のリチウムタンタレ
イト基板を使用した場合、900MHz帯域を中心周波数
とするフィルタにおいてはほぼ33MHzが限界であり、
それ以上の帯域を必要とする場合にはフィルタを構成で
きないという欠点があった。
【0006】本発明は、従来のこのような弾性表面波フ
ィルタの課題を考慮し、その通過帯域、減衰極を適宜制
御できる弾性表面波フィルタを提供することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記弾性表面
波フィルタが図10中のA、B点において高い減衰量を有
していることに着目し、この周波数を可変させることに
基づいている。
【0008】そこで、請求項1の本発明は、弾性表面波
共振子を梯子型に接続した弾性表面波フィルタにおい
て、信号線と並列に接続された共振子の少なくとも1つ
に対して、印加する電圧によってその容量が変化する素
子が、直列に接続されていることを特徴とする弾性表面
波フィルタであり、請求項2の本発明は、弾性表面波共
振子を梯子型に接続した弾性表面波フィルタにおいて、
信号線と並列に接続された共振子の少なくとも1つに対
して、印加する電圧によってその容量が変化する素子
が、並列に接続されていることを特徴とする弾性表面波
フィルタであり、請求項3の本発明は、弾性表面波共振
子を梯子型に接続した弾性表面波フィルタにおいて、信
号線と直列に接続された共振子の少なくとも1つに対し
て、印加する電圧によってその容量が変化する素子が、
直列に接続されていることを特徴とする弾性表面波フィ
ルタであり、請求項4の本発明は、弾性表面波共振子を
梯子型に接続した弾性表面波フィルタにおいて、信号線
と直列に接続された共振子の少なくとも1つに対して、
印加する電圧によってその容量が変化する素子が、並列
に接続されていることを特徴とする弾性表面波フィルタ
であり、請求項5〜請求項10の本発明は、上記発明の
組み合せであり、請求項11の本発明は、弾性表面波共
振子を対称格子型に接続した弾性表面波フィルタにおい
て、弾性表面波共振子の少なくとも1つに対して、印加
する電圧によってその容量が変化する素子が、並列に接
続されていることを特徴とする弾性表面波フィルタであ
り、そして請求項12の本発明は、弾性表面波共振子を
対称格子型に接続した弾性表面波フィルタにおいて、弾
性表面波共振子の少なくとも1つに対して、印加する電
圧によってその容量が変化する素子が、直列に接続され
ていることを特徴とする弾性表面波フィルタである。
【0009】このような構成によって、共振子の共振周
波数、反共振周波数を外部からの電圧印加により変化さ
せることができ、通過帯域や帯域外の減衰量の極を移動
させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0011】(実施の形態1) 本発明の実施の形態1を説明する。弾性表面波共振子を
形成する基板として36°YカットX伝搬のリチウムタン
タレイト基板を使用し、フィルタを構成した。その際に
信号線と並列に接続された共振子に印加する電圧によっ
てその容量が変化する素子、つまりバラクタダイオード
を直列に接続した。このときの接続を図1に示す。10
1が入力端子、102が出力端子、103が電圧を印加
するための端子、104が信号線と直列にはいっている
弾性表面波共振子、105が信号線とアース間にはいっ
ている弾性表面波共振子、106がバラクタダイオー
ド、107が電圧印加端子103を高周波的に絶縁する
ためのコイルである。このような構成により弾性表面波
フィルタを作成し、バラクタダイオード106に印加す
る電圧を変化させた。バラクタダイオード106と信号
線に並列に接続された弾性表面波共振子105の直列接
続回路は図2のような共振カーブを示した。このように
共振点が移動し、結果としてフィルタの減衰極を移動さ
せることができた。
【0012】(実施の形態2) 本発明の実施の形態2を説明する。弾性表面波共振子を
形成する基板として36°YカットX伝搬のリチウムタン
タレイト基板を使用し、フィルタを構成した。その際に
信号線と並列に接続された共振子に印加する電圧によっ
てその容量が変化する素子、つまりバラクタダイオード
を並列に接続した。このときの接続を図3に示す。30
1が入力端子、302が出力端子、303が電圧を印加
するための端子、304が信号線と直列にはいっている
弾性表面波共振子、305が信号線とアース間にはいっ
ている弾性表面波共振子、306がバラクタダイオー
ド、307が電圧印加端子を高周波的に絶縁するための
コイルである。このような構成により弾性表面波フィル
タを作成し、バラクタダイオードに印加する電圧を変化
させた。バラクタダイオードと信号線に並列に接続され
た弾性表面波共振子の並列接続回路は図4のような共振
カーブを示した。このように反共振点が移動し、結果と
してフィルタの通過域を移動させることができた。
【0013】(実施の形態3) 本発明の実施の形態3を説明する。弾性表面波共振子を
形成する基板として36°YカットX伝搬のリチウムタン
タレイト基板を使用し、フィルタを構成した。その際に
信号線と直列に接続された共振子に印加する電圧によっ
てその容量が変化する素子、つまりバラクタダイオード
を直列に接続した。このときの接続を図5に示す。50
1が入力端子、502が出力端子、503、504が電
圧を印加するための端子、505が信号線と直列にはい
っている弾性表面波共振子、506が信号線とアース間
にはいっている弾性表面波共振子、507がバラクタダ
イオード、508、509が電圧印加端子を高周波的に
絶縁するためのコイルである。このような構成により弾
性表面波フィルタを作成し、バラクタダイオードに印加
する電圧を変化させた。バラクタダイオードと信号線に
直列に接続された弾性表面波共振子の直列接続回路は図
6のような共振カーブを示した。このように共振点が移
動し、結果としてフィルタの通過域を移動させることが
できた。
【0014】(実施の形態4) 本発明の実施の形態4を説明する。弾性表面波共振子を
形成する基板として36°YカットX伝搬のリチウムタン
タレイト基板を使用し、フィルタを構成した。その際に
信号線と直列に接続された共振子に印加する電圧によっ
てその容量が変化する素子、つまりバラクタダイオード
を並列に接続した。このときの接続を図7に示す。70
1が入力端子、702が出力端子、703、704が電
圧を印加するための端子、705が信号線と直列にはい
っている弾性表面波共振子、706が信号線とアース間
にはいっている弾性表面波共振子、707がバラクタダ
イオード、708、709が電圧印加端子を高周波的に
絶縁するためのコイルである。このような構成により弾
性表面波フィルタを作成し、バラクタダイオードに印加
する電圧を変化させた。バラクタダイオードと信号線に
直列に接続された弾性表面波共振子の並列接続回路は図
8のような共振カーブを示した。このように反共振点が
移動し、結果としてフィルタの減衰極を移動させること
ができた。
【0015】(実施の形態5) 本発明の実施の形態5を説明する。弾性表面波共振子を
形成する基板として36°YカットX伝搬のリチウムタン
タレイト基板を使用し、フィルタを構成した。その際に
信号線と直列に接続された共振子に並列に、印加する電
圧によってその容量が変化する素子、つまりバラクタダ
イオードを、また信号線とアース間に接続された共振子
に直列に印加する電圧によってその容量が変化する素
子、つまりバラクタダイオードを接続した。このときの
接続を図9に示す。1201が入力端子、1202が出
力端子、1203、1205がバラクタダイオードに電
圧を印加する端子、1206が信号線1290に直列に
接続された弾性表面波共振子、1207が信号線129
0と並列に接続された弾性表面波共振子、1208が共
振子1206と並列に接続されたバラクタダイオード、
1209が共振子1207と直列に接続されたバラクタ
ダイオード、1204、1210は電圧印加端子を高周
波的に絶縁するためのコイルである。このような構成に
より弾性表面波フィルタを作成し、バラクタダイオード
に印加する電圧を変化させた。その結果、フィルタの通
過域、減衰極を移動させることができた。
【0016】(実施の形態6) 本発明の実施の形態6を説明する。弾性表面波共振子を
形成する基板として36°YカットX伝搬のリチウムタン
タレイト基板を使用し、フィルタを構成した。その際に
信号線と直列に接続された共振子に直列に、印加する電
圧によってその容量が変化する素子、つまりバラクタダ
イオードを、また信号線とアース間に接続された共振子
に直列に、印加する電圧によってその容量が変化する素
子、つまりバラクタダイオードを接続した。このときの
接続を図10に示す。1301が入力端子、1302が
出力端子、1303、1304、1305がバラクタダ
イオードに電圧を印加する端子、1306が信号線10
0に直列に接続された弾性表面波共振子、1307が信
号線100と並列に接続された弾性表面波共振子、13
08が共振子1306と直列に接続されたバラクタダイ
オード、1309が共振子1307と直列に接続された
バラクタダイオード、1310、1311、1312は
電圧印加端子を高周波的に絶縁するためのコイルであ
る。このような構成により弾性表面波フィルタを作成
し、バラクタダイオードに印加する電圧を変化させた。
その結果、フィルタの通過域、減衰極を移動させること
ができた。
【0017】(実施の形態7) 本発明の実施の形態7を説明する。弾性表面波共振子を
形成する基板として36°YカットX伝搬のリチウムタン
タレイト基板を使用し、フィルタを構成した。その際に
信号線と直列に接続された共振子に並列に印加する電圧
によってその容量が変化する素子、つまりバラクタダイ
オードを、また信号線とアース間に接続された共振子に
直列に印加する電圧によってその容量が変化する素子、
つまりバラクタダイオードを接続した。このときの接続
を図11に示す。901が入力端子、902が出力端
子、903、904、905がバラクタダイオードに電
圧を印加する端子、906が信号線100に直列に接続
された弾性表面波共振子、907が信号線100と並列
に接続された弾性表面波共振子、908が906と並列
に接続されたバラクタダイオード、909が907と直
列に接続されたバラクタダイオード、910、911、
912は電圧印加端子を高周波的に絶縁するためのコイ
ルである。このような構成により弾性表面波フィルタを
作成し、バラクタダイオードに印加する電圧を変化させ
た。その結果、フィルタの減衰極を移動させることがで
きた。
【0018】(実施の形態8) 本発明の実施の形態8を説明する。弾性表面波共振子を
形成する基板として36°YカットX伝搬のリチウムタン
タレイト基板を使用し、フィルタを構成した。その際に
信号線と直列に接続された共振子に直列に、印加する電
圧によってその容量が変化する素子、つまりバラクタダ
イオードを、また信号線とアース間に接続された共振子
に並列に、印加する電圧によってその容量が変化する素
子、つまりバラクタダイオードを接続した。このときの
接続を図12に示す。1401が入力端子、1402が
出力端子、1403、1410、1412がバラクタダ
イオードに電圧を印加する端子、1406が信号線10
0に直列に接続された弾性表面波共振子、1407が信
号線100と並列に接続された弾性表面波共振子、14
09が共振子1306と直列に接続されたバラクタダイ
オード、1308が共振子1407と並列に接続された
バラクタダイオード、1404、1405、1411は
電圧印加端子を高周波的に絶縁するためのコイルであ
る。このような構成により弾性表面波フィルタを作成
し、バラクタダイオードに印加する電圧を変化させた。
その結果、フィルタの通過域を移動させることができ
た。
【0019】(実施の形態9) 本発明の実施の形態9
を説明する。弾性表面波共振子を形成する基板として3
6°YカットX伝搬のリチウムタンタレイト基板を使用
し、フィルタを構成した。その際に信号線と直列に接続
された共振子に並列に、印加する電圧によってその容量
が変化する素子、つまりバラクタダイオードを、さらに
信号線と並列に接続された共振子に並列に、印加する電
圧によってその容量が変化する素子、つまりバラクタダ
イオードを接続した。このときの接続を図13に示す。
1501が入力端子、1502が出力端子、1503、
1511、1512がバラクタダイオードに電圧を印加
する端子、1509が信号線100に直列に接続された
弾性表面波共振子、1507が信号線100と並列に接
続された弾性表面波共振子、1505が共振子1509
と並列に接続されたバラクタダイオード、1508が共
振子1507と並列に接続されたバラクタダイオード、
1504、1506、1510は電圧印加端子を高周波
的に絶縁するためのコイルである。このような構成によ
り弾性表面波フィルタを作成し、バラクタダイオードに
印加する電圧を変化させた。その結果、フィルタの通過
域、減衰極を移動させることができた。
【0020】(実施の形態10) 本発明の実施の形態10を説明する。弾性表面波共振子
を形成する基板として36°YカットX伝搬のリチウムタ
ンタレイト基板を使用し、フィルタを構成した。その際
に信号線と直列に接続された共振子に並列に、印加する
電圧によってその容量が変化する素子、つまりバラクタ
ダイオードを、さらに信号線と直列に接続された共振子
に直列に、印加する電圧によってその容量が変化する素
子、つまりバラクタダイオードを接続した。このときの
接続を図14に示す。1601が入力端子、1602が
出力端子、1608、1612、1613、1614が
バラクタダイオードに電圧を印加する端子、1604が
信号線100に直列に接続された弾性表面波共振子、1
603が信号線100と並列に接続された弾性表面波共
振子、1609が共振子1604と並列に接続されたバ
ラクタダイオード、1605が共振子1604と直列に
接続されたバラクタダイオード、1606、1607、
1610、1611は電圧印加端子を高周波的に絶縁す
るためのコイルである。このような構成により弾性表面
波フィルタを作成し、バラクタダイオードに印加する電
圧を変化させた。その結果、フィルタの通過域、減衰極
を移動させることができた。
【0021】(参考例1) 本発明の参考例1を説明する。弾性表面波共振子を形成
する基板として36°YカットX伝搬のリチウムタンタレ
イト基板を使用し、フィルタを構成した。その際に、印
加する電圧によってその容量が変化する素子、つまりバ
ラクタダイオードを、共振子に接続した。このときの接
続を図15に示す。1001が入力端子、1002が出
力端子、1003、1004がバラクタダイオードに電
圧を印加する端子、1005が弾性表面波共振子、10
06がバラクタダイオードを並列に接続した弾性表面波
共振子、1007がバラクタダイオード、1008、1
009が電圧印加端子を高周波的に絶縁するためのコイ
ルである。このような構成により弾性表面波フィルタを
作成し、バラクタダイオードに印加する電圧を変化させ
た。その結果、フィルタの通過域、減衰極を移動させる
ことができた。
【0022】(参考例2) 本発明の参考例2を説明する。弾性表面波共振子を形成
する基板として36°YカットX伝搬のリチウムタンタレ
イト基板を使用し、フィルタを構成した。その際に、印
加する電圧によってその容量が変化する素子、つまりバ
ラクタダイオードを、共振子に接続した。このときの接
続を図16に示す。1101が入力端子、1102が出
力端子、1103、1104がバラクタダイオードに電
圧を印加する端子、1105が弾性表面波共振子、11
06がバラクタダイオードを直列に接続した弾性表面波
共振子、1107がバラクタダイオード、1108、1
109が電圧印加端子を高周波的に絶縁するためのコイ
ルである。このような構成により弾性表面波フィルタを
作成し、バラクタダイオードに印加する電圧を変化させ
た。その結果、フィルタの通過域、減衰極を移動させる
ことができた。
【0023】なお、上述した図面や説明の回路は通常相
互に多数接続された多段回路として使用される。
【0024】また、電圧により容量が変化する素子とし
ては同様の特性を持つものであれば良く、バラクタダイ
オードに限定されるものではない。例えば、PINダイ
オードである。
【0025】また、弾性表面波共振子を形成する圧電体
として36°YカットX伝搬のリチウムタンタレイト基板
を使用したが、同様の圧電体、例えばリチウムナイオベ
イトや水晶基板を使用しても同様の効果が得られること
はいうまでもない。
【0026】また、弾性表面波共振子の構成についても
特に示していないが、電気的に共振特性が得られるもの
であれば良いことは明らかである。
【0027】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明によれば印加する電圧を変化させることによりそ
の通過帯域、減衰極を制御する弾性表面波フィルタを作
成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における回路図
【図2】本発明の実施の形態1における共振特性を示す
グラフ
【図3】本発明の実施の形態2における回路図
【図4】本発明の実施の形態2における共振特性を示す
グラフ
【図5】本発明の実施の形態3における回路図
【図6】本発明の実施の形態3における共振特性を示す
グラフ
【図7】本発明の実施の形態4における回路図
【図8】本発明の実施の形態4における共振特性を示す
グラフ
【図9】本発明の実施の形態5における回路図
【図10】本発明の実施の形態6における回路図
【図11】本発明の実施の形態7における回路図
【図12】本発明の実施の形態8における回路図
【図13】本発明の実施の形態9における回路図
【図14】本発明の実施の形態10における回路図
【図15】本発明の参考例1における回路図
【図16】本発明の参考例2における回路図
【図17】従来の弾性表面波フィルタの回路図
【図18】従来の弾性表面波フィルタの特性を示すグラ
【符号の説明】
101 入力端子 102 出力端子 103 電圧印加端子 104 弾性表面波共振子 105 弾性表面波共振子 106 バラクタダイオード 107 コイル
フロントページの続き (72)発明者 関 俊一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭48−96045(JP,A) 特開 平7−297675(JP,A) 特開 平8−65089(JP,A) 特開 昭64−50609(JP,A) 特開 平6−152317(JP,A) 特開 平6−260876(JP,A) 実開 昭55−133617(JP,U) 実公 昭41−17202(JP,Y1) 米国特許5166646(US,A)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性表面波共振子を梯子型に接続した弾
    性表面波フィルタにおいて、信号線と並列に接続された
    共振子の少なくとも1つに対して、印加する電圧によっ
    てその容量が変化する素子が、直列に接続されており、
    印加する電圧を変化させることでフィルタの減衰極を移
    動させることができる弾性表面波フィルタ。
  2. 【請求項2】 弾性表面波共振子を梯子型に接続した弾
    性表面波フィルタにおいて、信号線と並列に接続された
    共振子の少なくとも1つに対して、印加する電圧によっ
    てその容量が変化する素子が、並列に接続されており、
    印加する電圧を変化させることでフィルタの通過域を移
    動させることができる弾性表面波フィルタ。
  3. 【請求項3】 弾性表面波共振子を梯子型に接続した弾
    性表面波フィルタにおいて、信号線と直列に接続された
    共振子の少なくとも1つに対して、印加する電圧によっ
    てその容量が変化する素子が、直列に接続されており、
    印加する電圧を変化させることでフィルタの通過域を移
    動させることができる弾性表面波フィルタ。
  4. 【請求項4】 弾性表面波共振子を梯子型に接続した弾
    性表面波フィルタにおいて、信号線と直列に接続された
    共振子の少なくとも1つに対して、印加する電圧によっ
    てその容量が変化する素子が、並列に接続されており、
    印加する電圧を変化させることでフィルタの減衰極を移
    動させることができる弾性表面波フィルタ。
  5. 【請求項5】 弾性表面波共振子を梯子型に接続した弾
    性表面波フィルタにおいて、信号線と並列に接続された
    共振子の少なくとも1つに対して、印加する電圧によっ
    てその容量が変化する素子が、直列に接続されており、
    印加する電圧を変化させることでフィルタの減衰極を移
    動させることができ、さらに前記信号線と並列に接続さ
    れた共振子の少なくとも1つに対して、印加する電圧に
    よってその容量が変化する素子が、並列に接続されて
    り、印加する電圧を変化させるこ とで、フィルタの通過
    域を移動させることができる弾性表面波フィルタ。
  6. 【請求項6】 弾性表面波共振子を梯子型に接続した弾
    性表面波フィルタにおいて、信号線と並列に接続された
    共振子の少なくとも1つに対して、印加する電圧によっ
    てその容量が変化する素子が、直列に接続されており、
    印加する電圧を変化させることでフィルタの減衰極を移
    動させることができ、さらに前記信号線と直列に接続さ
    れた共振子の少なくとも1つに対して、印加する電圧に
    よってその容量が変化する素子が、直列に接続されて
    り、印加する電圧を変化させることでフィルタの通過域
    を移動させることができる弾性表面波フィルタ。
  7. 【請求項7】 弾性表面波共振子を梯子型に接続した弾
    性表面波フィルタにおいて、信号線と並列に接続された
    共振子の少なくとも1つに対して、印加する電圧によっ
    てその容量が変化する素子が、直列に接続されており、
    印加する電圧を変化させることでフィルタの減衰極を移
    動させることができ、さらに前記信号線と直列に接続さ
    れた共振子の少なくとも1つに対して、印加する電圧に
    よってその容量が変化する素子が、並列に接続されてお
    、印加する電圧を変化させることでフィルタの減衰極
    を移動させることができる弾性表面波フィルタ。
  8. 【請求項8】 弾性表面波共振子を梯子型に接続した弾
    性表面波フィルタにおいて、信号線と並列に接続された
    共振子の少なくとも1つに対して、印加する電圧によっ
    てその容量が変化する素子が、並列に接続されており、
    印加する電圧を変化させることでフィルタの通過域を移
    動させることができ、さらに前記信号線と直列に接続さ
    れた共振子の少なくとも1つに対して、印加する電圧に
    よってその容量が変化する素子が、直列に接続されて
    り、印加する電圧を変化させることでフィルタの通過域
    を移動させることができる弾性表面波フィルタ。
  9. 【請求項9】 弾性表面波共振子を梯子型に接続した弾
    性表面波フィルタにおいて、信号線と並列に接続された
    共振子の少なくとも1つに対して、印加する電圧によっ
    てその容量が変化する素子が、並列に接続されており、
    印加する電圧を変化させることでフィルタの通過域を移
    動させることができ、さらに前記信号線と直列に接続さ
    れた共振子の少なくとも1つに対して、印加する電圧に
    よってその容量が変化する素子が、並列に接続されて
    り、印加する電圧を変化させるこ とでフィルタの減衰極
    を移動させることができる弾性表面波フィルタ。
  10. 【請求項10】 弾性表面波共振子を梯子型に接続した
    弾性表面波フィルタにおいて、信号線と直列に接続され
    た共振子の少なくとも1つに対して、印加する電圧によ
    ってその容量が変化する素子が、直列に接続されて
    り、印加する電圧を変化させることでフィルタの通過域
    を移動させることができ、さらに前記信号線と直列に接
    続された共振子の少なくとも1つに対して、印加する電
    圧によってその容量が変化する素子が、並列に接続され
    おり、印加する電圧を変化させることでフィルタの減
    衰極を移動させることができる弾性表面波フィルタ。
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