JP3383426B2 - 補強フィルターエレメント - Google Patents

補強フィルターエレメント

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JP3383426B2
JP3383426B2 JP19122594A JP19122594A JP3383426B2 JP 3383426 B2 JP3383426 B2 JP 3383426B2 JP 19122594 A JP19122594 A JP 19122594A JP 19122594 A JP19122594 A JP 19122594A JP 3383426 B2 JP3383426 B2 JP 3383426B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種プラントから排出
されるガス等の気体に含まれている塵埃を濾過するフィ
ルターエレメントに関する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、鉄鋼、電力、窯業、冶金、
化学等の分野における各種プラントにおいて発生する高
温ガス中には塵埃が含まれているが、この塵埃を除去す
るフィルターエレメントの中には、例えば特開平5−2
77321号公報に開示されているような高分子材料か
らなる不織布あるいはフェルトを波形断面を有する板状
に成形したフィルタ板を組み合わせてなるフィルターエ
レメントがある。
【0003】この波形断面を有する板状のフィルタは、
ポリイミド繊維やポリフェニレンサルファイド繊維、ポ
リエステル繊維、ポリプロピレン繊維等を、カードおよ
びニードルパンチ工程により所定の繊維密度を有する不
織布に形成した後、波形表面を有するプレス装置により
圧縮した状態で加熱し硬化させて、波形断面を有する多
孔体のフィルタ板に成形したものである。そして、一対
の前記フィルタ板を、一方のフィルタ板の波形断面の谷
部と他方のフィルタ板の波形断面の谷部とを互いに密着
させるとともに、一方のフィルタ板の波形断面の山部と
他方のフィルタ板の波形断面の山部とを互いに対向させ
ることにより、濾過するガスの通路を複数個備えるフィ
ルターエレメントを形成することができる。そして、こ
のフィルターエレメントのガス通路を吸引源に接続する
ことにより濾過する含塵ガスを吸引し、ガス中に含まれ
る塵埃をフィルタ板の外側表面に捕集して、清浄なガス
を前記ガス通路内に得ることができる。
【0004】このようなフィルターエレメントにおいて
は、フィルタ板が波形断面を有しているのでその表面積
が広く、より多量の含塵ガスを効率良く処理できる。ま
た、フィルタ板の波形断面の山部と谷部とを接続する傾
斜壁面が含塵ガスを吸引する負圧に抵抗することとなっ
て、フィルタ板全体としての強度を高める作用を果たし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな高分子材料からなる不織布あるいはフェルトを成形
してなるフィルターエレメントを用いて高温の含塵ガス
を濾過すると、フィルタ板の柔軟性が増大して含塵ガス
を吸引する負圧によりフィルタ板の波形形状がしだいに
変形し、時には吸引力がフィルタ板の抗張力を上回って
フィルターエレメントが破断に至ることがある。また、
フィルタ板の表面に付着した塵埃を払い落とすために定
期的にフィルターエレメントに振動を与えたり、あるい
はフィルターエレメントの内側にパルスジェット状の空
気をフィルターエレメントの内側から外側に吹き出すこ
とによっても、同様のフィルタ板の波形形状の変形やフ
ィルターエレメントの破断が生じる。このように、従来
の高分子材料からなる不織布あるいはフェルトを波形断
面を有する板状に成形してなるフィルタ板を用いたフィ
ルターエレメントにおいては、高温の含塵ガスを濾過す
る際の強度や、パルスジェットに対する耐久性が低いと
いう問題点があった。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、高分子材料から
なる不織布あるいはフェルトを波形断面を有する板状に
成形してなるフィルタ板を用いたフィルターエレメント
の、高温の含塵ガスを濾過する際の強度およびパルスジ
ェットに対する耐久性を向上させることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は本発明の、
高分子材料からなる不織布あるいはフェルトを、複数の
山部および谷部からなる波形断面を有する板状に成形し
てなる一対のフィルタ板を、一方のフィルタ板の谷部と
他方のフィルタ板の谷部とを対向配置して構成されるフ
ィルターエレメントに、前記山部および谷部が延びる方
向と直交して補強部材を配設し、且つ前記補強部材の両
端部を前記フィルターエレメントの両端部に固着したこ
とを特徴とする補強フィルターエレメントにより達成さ
れる。なお前記補強部材として、その断面形状が前記フ
ィルタ板の山部並びに谷部に外接可能な寸法を有する相
似形を呈する補強部材、その断面形状が前記フィルタ板
の山部並びに谷部に内接可能な寸法を有する相似形を呈
する補強部材、帯状の平板からなる補強部材、あるいは
帯板状の底板と前記底板の両端部に立設された一対のフ
ランジとを有する断面略コ字状の補強部材を単独または
適宜組み合わせて使用することができる。また、同様の
目的は、複数の山部および谷部からなる波形断面を有す
る補強部材を、一対その谷部を対向させて配置するとと
もに、高分子材料からなる不織布あるいはフェルトを、
前記補強部材の山部の頂部を覆う上面と、前記上面に連
続して前記補強部材の斜面に沿って延びる斜面と、前記
斜面をその任意の位置で連結する第1の底面並びに前記
補強部材の谷部にまで達する第2の底面とからなる波形
断面を繰り返し単位とする形状に成形してなるフィルタ
板を前記補強部材上に装着し、前記フィルタ板並びに前
記補強部材の両端部を連結部材により連結したことを特
徴とする補強フィルターエレメントによっても達成され
る。
【0008】
【作用】本発明の補強フィルターエレメントにおいて
は、フィルタ板が補強部材により補強されるので、その
強度が高まって高温の含塵ガスを濾過してフィルタ板の
柔軟性が増加してもフィルタ板が容易に変形することが
無いばかりでなく、パルスジェット払い落としを繰り返
し行うことに対する耐久性を高めることができる。補強
部材として、その断面形状が前記フィルタ板の山部並び
に谷部に外接可能な寸法を有する相似形を呈する補強部
材を用いて、この補強部材を互いに対向して前記フィル
ターエレメントを挟持することにより、フィルタ板の波
形形状が補強部材の波形形状により保持されるので、高
温の含塵ガスを濾過してフィルタ板の柔軟性が増加して
もフィルタ板の波形形状が容易に変形することが無い。
さらに払い落としのために、フィルターエレメントのガ
ス通路にパルスジェット状の空気を吹き込む際に生じる
フィルタ板の膨張変形が補強部材により抑えられるの
で、払い落としに対するフィルターエレメントの耐久性
を高めることができる。また、補強部材として、その断
面形状が前記フィルタ板の山部並びに谷部に内接可能な
寸法を有する相似形を呈する補強部材を用いて、この補
強部材を互いに対向した状態で前記フィルターエレメン
ト内側に内設することにより、濾過するガスを吸引する
負圧によるフィルタ板の波形断面の内側への変形(落ち
込み)が補強部材により抑えられるので、負圧即ち吸引
量を高めることが可能となり、多量の含塵ガスを処理す
ることができる。更に、これら補強部材を適宜組み合わ
せて使用することにより、より高い補強効果が得られ
る。加えて、フィルタ板を補強部材の山部の頂部を覆う
上面と、前記上面に連続して前記補強部材の斜面に沿っ
て延びる斜面と、前記斜面をその任意の位置で連結する
第1の底面並びに前記補強部材の谷部にまで達する第2
の底面とからなる波形断面を繰り返し単位とする形状に
成形することにより、フィルタ板自体が補強され、より
補強効果を高めることができる。
【0009】
【実施例】本発明に係る補強フィルターエレメントの実
施例を、以下に図面に基づいて詳細に説明する。なお、
本発明に係る補強フィルターエレメントは以下の説明お
よび図面によって限定されるものではなく、種々の変形
が可能であることは言うまでもない。
【0010】○実施例1 図1に斜視図として、また図1に示すA−A矢視破断線
に沿う断面図として図8に示す実施例1の補強フィルタ
ーエレメント100は、本発明の請求項2に記載の補強
フィルターエレメントに対応するもので、波形断面を有
する一対のフィルタ板10と、このフィルタ板の外側の
表面に沿って延びる波形断面を有する2対の補強部材2
0とを備えている。
【0011】前記フィルタ板10は、目付量500g/
cm2 、厚さ2.0mm、幅3000mm、長さ150
0mmのポリイミドフェルトを、温度320℃の金型に
セットして30分保持することにより、緻密かつ剛性の
ある幅1000mm、長さ1500mmの波形断面を有
する板状に成形したものである。そしてこのフィルタ板
10は、図2に示すように、平板状の上面11と互いに
対向する一対の斜面14,15とにより形成される山部
11と、前記上面11に対して間隔を開けて平行に延び
る平板状の底面17と前記一対の斜面14,15とによ
り形成される谷部12とを互いに平行にかつ交互に配設
するとともに、その幅方向の両端部には前記底面17と
面一に延びる一対のフランジ部16を有している。
【0012】そして一対のフィルタ板10を、図3に示
すように、その山部13が互いに対向し、かつその谷部
17およびフランジ部16が互いに密着するように組み
合わせて接着するとともに、その谷部12を閉塞し且つ
その頭部に集塵装置の缶体内天板に連結する図示されな
い連結部を設けることにより、複数個(図の例では8
個)のガス通路61を有するフィルターエレメント60
が形成される。
【0013】前記補強部材板20は、図4に示すように
金属製の帯板を折り曲げて波形断面を有するように成形
したもので、平板状の上面23と互いに対向する一対の
斜面24,25とにより形成される山部21と、前記上
面23に対して間隔を開けて平行に延びる平板状の底面
27と前記一対の斜面24,25とにより形成される谷
部22とを、互いに平行にかつ交互に配設するととも
に、その幅方向の両端部には前記底面27と面一に延び
る一対のフランジ部26を有している。ここで、山部2
1および谷部22とで構成される波形断面は、前記フィ
ルタ板10の波形断面と相似形を呈するとともに、フィ
ルタ板10の山部13および谷部17に外接可能となる
ように、その上面23はフィルタ板10の山部13の幅
より大きく、一方その底面27はフィルタ板の谷部17
の幅よりも小さく形成されている。そして、図8に示す
ように、この補強部材20を前記フィルターエレメント
60に装着すると、その上面23がフィルタ板10の上
面13に対して、またその一対の斜面24,25がフィ
ルタ板10の一対の斜面14,15に対して、それぞれ
所定の隙間を開けて延びるが、その底面27はフィルタ
板10の底面17の外側表面に、またフランジ部26は
フィルタ板10のフランジ部16の外側表面にそれぞれ
密着するようにされている。
【0014】図8に示すように、複数組(図の例では二
組)の一対の補強部材20により前記フィルターエレメ
ント60を挟持するとともに、互いに重畳されたフィル
タ板10のフランジ部16と補強部材20のフランジ部
26とをボルト1およびナット2を用いて螺着すること
により、本実施例1の補強フィルターエレメント100
が完成する。なお、補強部材20を、フィルタ板10の
長手方向の曲げ振動の腹となる部分に配設することによ
り、フィルタ板10の長手方向の捩じれや変形をより効
果的に抑えることができる。
【0015】これにより、本実施例1の補強フィルター
エレメント100においては、フィルタ板10をその外
側の表面に沿って延びる補強部材20により補強したの
で、高温の含塵ガスを濾過することによりフィルタ板1
0の温度が上昇して柔軟性が増加しても、フィルタ板1
0の波形断面形状を変形すること無く維持することがで
き、もって塵埃を濾過する面積を高い状態に保つことが
できる。また、逆洗のためにフィルターエレメント60
の内側に高圧空気を流入させる際には、フィルタ板10
の膨張変形を補強部材20により阻止することができる
から、フィルタ板10の波形形状を崩れないように保つ
ことができる。更に、本実施例1の補強フィルターエレ
メント100においては、フィルタ板10の山部11と
補強部材20の山部21との間に隙間を設けているの
で、フィルターエレメント60に微振動を与えてその表
面に付着した塵埃を落下させる際に、フィルタ板10の
山部11が補強部材20の山部21と擦れ合うことが無
く、もってフィルタ板10が磨滅して破断にいたること
を防止することができる。
【0016】なお、本実施例1においては、補強部材2
0を金属製の帯板から成形しているが、これにとらわれ
る必要は無く、例えば耐熱性のプラスチック板、炭素繊
維板、ガラス繊維板、セラミック板等から成形しても良
い。また、補強部材20に複数の貫通孔を設けることに
より含塵ガスの流れを妨げないようにすることとしても
良い。
【0017】○実施例2 図9に示す本実施例2の補強フィルターエレメント20
0は、本発明の請求項3に記載の補強フィルターエレメ
ントに対応するもので、前述した実施例1の補強部材2
0に換えて、フィルタ板10に内接可能な断面形状を有
する補強部材30を設けたものである。前記補強部材3
0は、図5に示すように金属製の帯板を折り曲げて波形
断面を有するように成形したもので、平板状の上面33
と互いに対向する一対の斜面34,35とにより形成さ
れる山部31と、前記上面33に対して間隔を開けて平
行に延びる平板状の底面37と前記一対の斜面34,3
5とにより形成される谷部32とを、互いに平行にかつ
交互に配設するとともに、その幅方向の両端部には前記
谷部37と面一に延びる一対のフランジ部36を有して
いる。ここで、山部31および谷部32とで構成される
波形断面は、前記フィルタ板10の波形断面と相似形を
呈するとともに、フィルタ板10の山部13および谷部
17に内接可能となるように、その上面33はフィルタ
板10の山部13の幅より小さく、一方その底面37は
フィルタ板の谷部17の幅よりも大きく形成されてい
る。また、この補強部材30を一対対向させて前記フィ
ルタ板10の裏面に装着すると、前記上面33がフィル
タ板10の上面13に対して、またその一対の斜面3
4,35がフィルタ板10の一対の斜面14,15に対
してそれぞれ所定の隙間を開けて延びるが、前記底面3
7はフィルタ板10の底面17の内側表面に、また前記
フランジ部36はフィルタ板10のフランジ部16の内
側表面にそれぞれ密着するように配設される。そして、
互いに重畳されたフィルター板10のフランジ部16と
補強部材30のフランジ部36とを、補強プレート4を
介してボルト1およびナット2を用いて螺着すると、本
実施例2の補強フィルターエレメント200が完成す
る。
【0018】本実施例2の補強フィルターエレメント2
00においては、フィルタ板10をその内側の表面に沿
って延びる補強部材30により補強したので、高温の含
塵ガスを濾過することによりフィルタ板10の温度が上
昇して柔軟性が増加しても、フィルタ板10の波形形状
が容易に変形することが無く、もって塵埃を濾過する面
積を高い状態に保つことができる。また、含塵ガスを吸
引する負圧を高く設定する際に、負圧によるフィルタ板
10の内側へのつぶれ変形をも阻止することができ、も
ってフィルタ板10の波形の形状を崩れないように保つ
ことができる。更に、本実施例2の補強フィルターエレ
メント200においては、フィルタ板10の山部11と
補強部材30の山部31との間に隙間を設けているの
で、フィルターエレメント60に微振動を与えてその表
面に付着した塵埃を落下させる際に、フィルタ板10の
山部11が補強部材30の山部31と擦れ合うことが無
く、もってフィルタ板10が磨滅して破断にいたること
を防止することができる。
【0019】なお、本実施例2においては、補強部材3
0を金属製の帯板から成形しているが、これにとらわれ
る必要は無く、前述した実施例1の補強部材20と同様
に、例えば耐熱性のプラスチック板、炭素繊維板、ガラ
ス繊維板、セラミック板等から成形し、あるいは複数の
貫通孔を設けてガスの流れを妨げないようにすることと
しても良いことはもちろんである。
【0020】○実施例3 図10に示す実施例3の補強フィルターエレメント30
0は、本発明の請求項4に記載の補強フィルターエレメ
ントに対応するもので、前述した実施例1の補強部材2
0と実施例2の補強部材30とにより、フィルタ板10
を外側と内側とから挟装して補強するようにしたもので
ある。これにより、本実施例3の補強フィルターエレメ
ント300においては、フィルタ板10を、その外側の
表面に沿って延びる補強部材20(第1補強部材)とそ
の内側の表面に沿って延びる補強部材30(第2補強部
材)とにより補強したので、高温の含塵ガスを濾過して
フィルタ板10の柔軟性が増加しても、フィルタ板10
の波形形状が容易に変形することが無く、もって塵埃を
濾過する面積を高い状態に保つことができる。また、逆
洗のためにフィルターエレメント60の内側に高圧空気
を流入させる際には、フィルタ板10の膨張変形を第1
補強部材20により阻止することができるとともに、含
塵ガスを吸引する負圧を高く設定する際には、負圧によ
るフィルタ板10の内側へのつぶれ変形をも阻止するこ
とができ、もってフィルタ板10の波形の形状を崩れな
いように保つことができる。さらに、本実施例3の補強
フィルターエレメント300においては、フィルタ板1
0の上面13と第1補強部材20の上面23および第2
補強部材30の上面33との間に隙間を設けているの
で、フィルターエレメント60に微振動を与えてその表
面に付着した塵埃を落下させる際に、フィルタ板10の
上面13が補強板20の上面23および補強板30の上
面33と擦れ合うことが無く、もってフィルタ板10が
磨滅して破断にいたることを防止することができる。
【0021】○実施例4 図11に示す実施例4の補強フィルターエレメント40
0は、本発明の請求項6に記載の補強フィルターエレメ
ントに対応するもので、前述した実施例3の補強部材3
0を、図7に示す平板状の補強部材40に置き換えたも
のである。即ち、補強フィルターエレメント400は、
第1補強部材として図4に示す補強部材20を用い、第
2補強部材として図6に示す補強部材40を使用すると
ともに、第2補強部材40を第1補強部材20と対向さ
せてフィルタ板10で挟持して構成される。これによ
り、前述した実施例1の補強フィルターエレメント10
0のように補強部材20のみを用いる場合に比較して、
平板状の第2補強部材40によりフィルタ板10をより
高い剛性で補強することができるばかりでなく、フィル
タ板10の幅方向の寸法変化を抑えることができる。
【0022】○実施例5 図12および図13に示す実施例5の補強フィルターエ
レメント500は、本発明の請求項7に記載の補強フィ
ルターエレメントに対応するもので、前述した実施例3
の補強部材20を、図7に示すコ字形断面を有する補強
部材50に置き換えたものである。即ち、補強フィルタ
ーエレメント500は、第1補強部材として図5に示す
補強部材30を用い、第2補強部材として図7に示す補
強部材50を使用するとともに、第2補強部材50を第
1補強部材30と対向させてフィルターエレメント60
の両外側に配設し、そのフランジ部36を筒状のステー
3を介してフィルタ板10のフランジ部16に一体に螺
着して構成される。これにより、前述した実施例2の補
強フィルターエレメント200のように補強部材30の
みを用いる場合に比較して、コ字形断面の第2補強部材
50によりフィルタ板10をより高い剛性で補強するこ
とができるばかりでなく、フィルタ板10の幅方向の寸
法変化を抑えることができる。
【0023】○実施例6 図14に示す実施例6の補強フィルターエレメント60
0は、本発明の請求項8に記載の補強フィルターエレメ
ントに対応するものであるが、上記実施例1〜5におい
ては、補強部材の構造並びにそれらの組み合わせを変え
た補強フィルターエレメントを示したのに対し、本実施
例6の補強フィルターエレメント600は、フィルタ板
の形状を変えたものである。補強部材80は、金属製の
帯板を折り曲げて波形断面を有するように成形したもの
で、一対の斜面84,85とにより形成される山部81
と、前記山部82に対して谷部となり、前記斜面84,
85に連続して延びる平板状の底面82,83とを互い
に平行にかつ交互に配設するとともに、その幅方向の両
端部には前記底面82,83と面一に延びる一対のフラ
ンジ部86を有している。フィルタ板70は、補強部材
80の山部81の頂部を覆う上面73と、前記上面73
に連続して補強部材80の斜面84,85に沿って延び
る斜面76,77と、前記斜面76,77の任意の位
置、例えば略中間位置を連結する第1の底面74並びに
補強部材80の底面82にまで達する第2の底面75と
からなる波形断面を有する。尚、前記の如く形成される
波形断面は、図示されるように、2つの第1の底面74
と3つの上面73を繰り返し単位として構成する他に、
第1の底部74と第2の底部75とが交互に設けられて
もよい。また、フィルタ板70の第1の底面74と第2
の底面75とは、その幅(隣接する山部の離間距離)が
同一である方が、フィルタ板70としての強度の均一性
の点で好ましい。従って、補強部材80の底面82,8
3は、フィルタ板70の第1の底面74と対向する底面
83の幅が狭く、フィルタ板70の第2の底面75と対
向する底面82の幅が広くなるように構成されている。
本実施例6の補強フィルターエレメント600は、一対
の補強部材80を、それぞれの底面82,83同士が密
着するように対向配置してフィルタ板70の裏面に装着
し、互いに重畳されたフィルター板70のフランジ部7
6と補強部材80のフランジ部86とを、補強プレート
4を介してボルト1およびナット2を用いて螺着して完
成される。
【0024】本実施例6の補強フィルターエレメント6
00は、実施例2の補強フィルターエレメント200と
同様に、フィルタ板70をその内側の表面に沿って延び
る補強部材80により補強した構造である。従って、本
実施例6の補強フィルターエレメント600は、実施例
2の補強フィルターエレメント200と同様の効果が得
られるとともに、フィルタ板70をその斜面76,76
同士を第1の底面74で連結した構造にしたことによ
り、フィルタ板70自体の強度が増加して、それによる
補強効果が加味される。
【0025】〔濾過試験〕上記実施例1〜6において作
製された補強フィルターエレメントについて、濾過温度
を常用使用温度よりも高い270℃、また、パルスジェ
ット払い落とし間隔を標準状態よりも短縮した12秒間
隔の劣化促進条件下で、粉塵としてJIS11種 関東
ロームを5g/Nm3 含有するガスを1m/分の濾過速
度で濾過し、光散乱積分方式の柴田科学器械工業(株)
製デジタル粉塵計により濾過後のガス中に含まれる粉塵
量を測定した。そして、粉塵量が0.5mg/Nm3
越えた時にフィルターエレメントが破損したと判定し、
破損までの時間を計測した。試験結果を、表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】また、比較のために、実施例1と同一のフ
ィルタ板を一対、補強部材を用いることなく谷部同士を
対向配置して図3に示すフィルターエレメントを作製
し、上記と同一の濾過試験を行った。試験結果を、表1
に併記する。表1から明らかなように、補強部材を装着
することにより、破損までの時間が大幅に延長されてい
ることが判る。
【0028】
【発明の効果】本発明のフィルターエレメントは上記の
ように構成したので、以下のような優れた効果を得るこ
とができた。即ち、本発明によれば、フィルタ板が補強
部材により補強されるので、その強度が高まって高温の
含塵ガスを濾過してフィルタ板の柔軟性が増加してもフ
ィルタ板が容易に変形することが無いばかりでなく、パ
ルスジェット払い落としを繰り返し行うことに対する耐
久性を高めることができる。補強部材として、その断面
形状が前記フィルタ板の山部並びに谷部に外接可能な寸
法を有する相似形を呈する補強部材を用いて、この補強
部材を互いに対向して前記フィルターエレメントを挟持
することにより、フィルタ板の波形形状が補強部材の波
形形状により保持されるので、高温の含塵ガスを濾過し
てフィルタ板の柔軟性が増加してもフィルタ板の波形形
状が容易に変形することが無い。さらに払い落としのた
めに、フィルターエレメントのガス通路にパルスジェッ
ト状の空気を吹き込む際に生じるフィルタ板の膨張変形
が補強部材により抑えられるので、払い落としに対する
フィルターエレメントの耐久性を高めることができる。
また、補強部材として、その断面形状が前記フィルタ板
の山部並びに谷部に内接可能な寸法を有する相似形を呈
する補強部材を用いて、この補強部材を互いに対向した
状態で前記フィルターエレメント内側に内設することに
より、濾過するガスを吸引する負圧によるフィルタ板の
波形断面の内側への変形(落ち込み)が補強部材により
抑えられるので、負圧即ち吸引量を高めることが可能と
なり、多量の含塵ガスを処理することができる。更に、
これら補強部材を適宜組み合わせて使用することによ
り、より高い補強効果が得られる。加えて、フィルタ板
を補強部材の山部の頂部を覆う上面と、前記上面に連続
して前記補強部材の斜面に沿って延びる斜面と、前記斜
面をその任意の位置で連結する第1の底面並びに前記補
強部材の谷部にまで達する第2の底面とを繰り返し単位
とする波形断面に成形することにより、フィルタ板自体
が補強され、より補強効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例1の補強フィルターエレメ
ントの斜視図である。
【図2】フィルタ板の斜視図である。
【図3】図3に示すフィルタ板を組み合わせて成形した
フィルターエレメントの斜視図である。
【図4】補強部材の斜視図である。
【図5】補強部材の斜視図である。
【図6】補強部材の斜視図である。
【図7】補強部材の斜視図である。
【図8】図1に示す補強フィルターエレメントのA−A
矢視断面図である。
【図9】本発明に係る実施例2の補強フィルターエレメ
ントの要部断面図である。
【図10】本発明に係る実施例3の補強フィルターエレ
メントの要部断面図である。
【図11】本発明に係る実施例4の補強フィルターエレ
メントの要部断面図である。
【図12】本発明に係る実施例5の補強フィルターエレ
メントの斜視図である。
【図13】本発明に係る実施例5の補強フィルターエレ
メントの要部断面図である。
【図14】本発明に係る実施例6の補強フィルターエレ
メントの要部断面図である。
【符号の説明】
10 フィルタ板 20 補強部材 30 補強部材 40 補強部材 50 補強部材 60 フィルターエレメント 70 フィルタ板 80 補強部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−326906(JP,A) 特開 平5−261231(JP,A) 特開 昭57−30527(JP,A) 特開 平1−224021(JP,A) 実開 平5−51420(JP,U) 実開 平5−63626(JP,U) 特公 昭45−15956(JP,B1) 実公 昭44−27034(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 46/00 - 46/54

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子材料からなる不織布あるいはフェ
    ルトを、複数の山部および谷部からなる波形断面を有す
    る板状に成形してなる一対のフィルタ板を、一方のフィ
    ルタ板の谷部と他方のフィルタ板の谷部とを対向配置し
    て構成されるフィルターエレメントに、前記山部および
    谷部が延びる方向と直交して補強部材を配設し、且つ前
    記補強部材の両端部を前記フィルターエレメントの両端
    部に固着したことを特徴とする補強フィルターエレメン
    ト。
  2. 【請求項2】 前記補強部材は、その断面形状が前記フ
    ィルタ板の山部並びに谷部に外接可能な寸法を有する相
    似形を呈するとともに、互いに対向して前記フィルター
    エレメントを挟持したことを特徴とする請求項1に記載
    の補強フィルターエレメント。
  3. 【請求項3】 前記補強部材は、その断面形状が前記フ
    ィルタ板の山部並びに谷部に内接可能な寸法を有する相
    似形を呈するとともに、互いに対向した状態で前記フィ
    ルターエレメント内側に内設されることを特徴とする請
    求項1に記載の補強フィルターエレメント。
  4. 【請求項4】 前記補強部材は、その断面形状が前記フ
    ィルタ板の山部並びに谷部に外接可能な寸法を有する相
    似形を呈する第1補強部材と、その断面形状が前記フィ
    ルタ板の山部並びに谷部に内接可能な寸法を有する相似
    形を呈する第2補強部材とから構成されるとともに、一
    対の前記第1補強部材を前記フィルターエレメント外側
    に対向配設して該フィルターエレメントを挟持するとと
    もに、一対の前記第2補強部材を対向させて前記フィル
    ターエレメント内側に内設したことを特徴とする請求項
    1に記載の補強フィルターエレメント。
  5. 【請求項5】 前記第1補強部材および前記第2補強部
    材は、それぞれ前記フィルターエレメントの外側および
    内側にその長手方向同一箇所に配設され、前記フィルタ
    板を前記第1補強部材および前記第2補強部材により挟
    持したことを特徴とする請求項4記載の補強フィルター
    エレメント。
  6. 【請求項6】 前記補強部材は、その断面形状が前記フ
    ィルタ板の山部並びに谷部に外接可能な寸法を有する相
    似形を呈する第1補強部材と、帯状の平板からなる第2
    補強部材とから構成されるとともに、前記第1補強部材
    は一対からなり且つ互いに対向して前記フィルターエレ
    メントを挟持するとともに、前記第2補強部材は前記第
    1補強板と対向して前記フィルターエレメントの内側に
    配設されることを特徴とする請求項1に記載の補強フィ
    ルターエレメント。
  7. 【請求項7】 前記補強部材は、その断面形状が前記フ
    ィルタ板の山部並びに谷部に内接可能な寸法を有する相
    似形を呈する第1補強部材と、帯板状の底板、および前
    記底板の両端部に立設された一対のフランジとを有する
    断面略コ字状の第2補強部材とから構成されるととも
    に、前記第1補強部材は一対からなり且つ互いに対向し
    て前記フィルターエレメント内側に内設されるととも
    に、前記第2補強部材は一対からなり且つその底面が前
    記フィルターエレメント外面と対向するように配設さ
    れ、その両端部が連結部材により連結されることを特徴
    とする請求項1に記載の補強フィルターエレメント
  8. 【請求項8】 複数の山部および谷部からなる波形断面
    を有する補強部材を、一対その谷部を対向させて配置す
    るとともに、高分子材料からなる不織布あるいはフェル
    トを、前記補強部材の山部の頂部を覆う上面と、前記上
    面に連続して前記補強部材の斜面に沿って延びる斜面
    と、前記斜面をその任意の位置で連結する第1の底面並
    びに前記補強部材の谷部にまで達する第2の底面とから
    なる波形断面を繰り返し単位とする形状に成形してなる
    フィルタ板を前記補強部材上に装着し、前記フィルタ板
    並びに前記補強部材の両端部を連結部材により連結した
    ことを特徴とする補強フィルターエレメント。
  9. 【請求項9】 前記補強部材は、複数の貫通孔が貫設さ
    れていることを特徴とる請求項1から8のいずれかに記
    載の補強フィルターエレメント。
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