JP3383177B2 - 携帯型電子レンジ - Google Patents

携帯型電子レンジ

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JP3383177B2
JP3383177B2 JP05643697A JP5643697A JP3383177B2 JP 3383177 B2 JP3383177 B2 JP 3383177B2 JP 05643697 A JP05643697 A JP 05643697A JP 5643697 A JP5643697 A JP 5643697A JP 3383177 B2 JP3383177 B2 JP 3383177B2
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義博 荒蒔
清人 伏野
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/74Mode transformers or mode stirrers
    • H05B6/745Rotatable stirrers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、野外に携帯し使用
できる携帯型電子レンジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子レンジは家庭用カウンタ
ートップ型が主流であり、台所等の一角に据え置いて使
用されている。しかし、近年、自動車産業、アウトドア
産業が急成長し、レジャー指向が多様化する時代背景の
中、電子レンジもアウトドア対応することが要請されて
いる。このため、野外に携帯し使用できる小型軽量の携
帯型電子レンジの開発も進められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】主に屋外で使用する携
帯型電子レンジは、加熱室へ食品の出し入れするために
開閉する扉は電子レンジ本体の上面に配設され、食品を
置くトレイは加熱室の底面に配置されている。しかしな
がら、この構造は、ユーザーが食品を加熱するために加
熱室内のトレイ上に食品を置いたり、加熱後、加熱室か
ら食品を取り出したりする際、作業性が悪いという問題
点を有していた。
【0004】そこで、本発明は、上記従来の問題を解決
するためになされたものであり、加熱室への食品の出し
入れをトレイごと行い、ユーザーにとっての作業性を向
上させた携帯型電子レンジを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
高周波を発生する電装部品部と、上面から食品を出し入
れし且つ食品の加熱調理を行う加熱室と、この加熱室の
上面を開閉する扉と、その加熱室内に設置されるととも
に食品を載置するためのトレイとを備えた携帯型電子レ
ンジにおいて、前記トレイの出し入れを行なうための取
っ手が当該トレイに取り付けられているとともに、扉が
閉じられている場合、前記取っ手は前記扉と当接し、前
記トレイは前記加熱室内で固定されることを特徴として
いる。
【0006】請求項2記載の発明は、前記トレイの周縁
部近傍には、寸法の異なる足が上下に突設されており、
当該足の両端からの中心に前記取っ手の回転軸が設けら
れ、当該取っ手は、当該回転軸を中心にして前記トレイ
に対して180度回動することを特徴としたものであ
る。
【0007】請求項3記載の発明は、前記取っ手には、
複数の切り込みが設けられ、前記トレイは、当該切り込
みに挿着されることを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の携帯型電子レンジ
の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明
する。図1は本発明に係る携帯型電子レンジの一実施形
態を示す外観図であり、(a)は平面図、(b)は正面
図である。この携帯型電子レンジは以下に述べる構成を
有する。マイクロ波を遮へいすると共に、食品を出し入
れするための扉1が、電子レンジ本体上面にヒンジピン
により係合されており、このヒンジピンを中心に上下方
向に回動して開閉する。なお、マイクロ波を発生する電
装部品部は、図示されていない。
【0009】扉1は、図1に示すように、マイクロ波を
遮へいするための金属製のドアパネル2と、外殻を形成
するプラスチック製のドアフレーム3と、扉1をロック
するためのラッチ機構とを有する。また、加熱室4内に
は、食品を加熱する際に、その食品5を乗せるためのト
レイ6が設置されている。図1の携帯型電子レンジは、
扉1が電子レンジ本体上面に配設されていることから、
食品5も電子レンジ本体上面から出し入れする必要があ
る。
【0010】本実施形態では、トレイ6の側部に取っ手
7(7a、7b)が回転自在に設けられていることによ
り、食品5を加熱する時は、まず、取っ手7を持って上
方に引き上げて、トレイ6を加熱室4から取り出す。そ
して、そのトレイ6上に食品5を乗せ、取っ手7を持ち
ながら容易にトレイ6ごと食品5を加熱室4内に入れる
ことができる。食品5を取り出す時も同様にトレイ6ご
と取り出すことが可能となり、使い勝手が向上する。
【0011】取っ手7が取り付けられたトレイ6の斜視
図が図2に示される。トレイ6は、四角形形状の平面部
6aを有し、その側面に一対の取っ手7a・7bが18
0度回動できるように、トレイ6にピン6cを介して係
合されている。平面部6aは、加熱室4の底面より、ひ
とまわり小さい形状であり、平面部6aに食品5が載置
さる。平面部6aの外周には外縁部6bが設けられてお
り、この外縁部6bは、食品5からの煮汁や食品くずが
直接加熱室4の底面に落下しないよう、加熱室4の清掃
性向上を考慮したものである。
【0012】トレイ6及び取っ手7は、携帯型電子レン
ジに装備されるものであるので、軽量であるプラスチッ
ク成型加工されている。取っ手7の上端面の高さは加熱
室4の上端面の高さと同一にしてあり、扉1を閉めた
時、ドアパネルレスに接するよう設計されている。電子
レンジ本体を持ち運びする時は、キャリングハンドル8
を持って運ぶことから、操作パネル10が下側になる。
図2に示すように、トレイ6に設けられた取っ手7を扉
1に密接させることにより、持ち運び時でもトレイ6は
ガタツクことなく、固定した形態で持ち運びが可能とな
る。
【0013】図3(a)及び(b)は、取っ手7を18
0度回動してトレイ6の位置を変えた状態を示すもので
ある。四角形形状のトレイ6の四隅に長さの違う足9a
・9bが一体成形されて突設されている(図2参照)。
この足9(9a・9b)の高さAの半分の位置、及び取
っ手7の幅から外縁部の肉厚を引いた寸法Bの半分の位
置を取っ手7の回動中心とし、その回動中心にはピン6
cが設けられている。図3(a)では、トレイ6の外縁
部6bが取っ手7のストッパーとなり、加熱室4の内側
に倒れない構造になっている。一方、図3(b)では、
トレイ6の外縁部6bの端面6dが取っ手7のストッパ
ーとなり、同じく加熱室4の内側に倒れない構造になっ
ている。
【0014】このように、取っ手7は、トレイ6に突設
された寸法(高さ)の違う上下の足9の所定位置に対応
するトレイ6の周縁部に回転自在に取り付けられること
で、取っ手7を180度回転させた時、トレイ6の上下
が入れ替わり、トレイ6の食品を乗せる受け皿面の高さ
を変えることができるようになり、ユーザーは食品によ
ってトレイ6の高さを選択することができる。また、メ
ーカーにとっても食品によってトレイ6の高さを指示で
き、食品の加熱が均一となる。
【0015】したがって、ユーザーがトレイ6面が低く
なるように選択すると、高さが高い食品でも加熱室4に
入れることができる。一方、ユーザーがトレイ6面が高
くなるように選択すると、食品が加熱室4の深さの浅い
位置になるため、トレイ6ごと出し入れしなくても、容
易(直接)に食品を出し入れすることもできる。
【0016】前記の取っ手7の回転軸の位置を上下寸法
の違う足9の両端からの中心に配置することにより、ト
レイ6を高い方、低い方のどちらの状態においても取っ
手7を扉1に当接することができ、常にトレイ6を加熱
室4に固定することができる。また、生産工場の梱包工
程においても、トレイ6を固定するパーツが廃止でき、
コストダウンとなる。
【0017】図4は本発明に係る携帯型電子レンジの他
の実施形態を示す部分断面図であり、取っ手7とトレイ
6とを分離、合体できるようにしたものである。すなわ
ち、図4に示されるように、取っ手7には複数の切り込
み11が設けられており、切り込み11の数に応じてト
レイ6の高さを調節でき、また、トレイ6の高さをどの
位置にしても取っ手7は扉1(ドアパネル2)に当接
し、前記同様、電子レンジ本体を持ち運びする時でも、
トレイ6はガタツクことはない。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の携帯型電子レンジによれ
ば、次の効果を得ることができる。トレイを加熱室から
出し入れするための取っ手がトレイに設けられているの
で、加熱室への食品の出し入れがトレイごと可能とな
り、加熱された熱い食品に直接触れることがなく、火傷
等の危険性がなくなる。
【0019】扉が閉じられた状態では、取っ手は扉と当
接するので、トレイは加熱室内で固定され、携帯型電子
レンジを持ち運びする際のトレイのガタツキが防止でき
る。また、工場での製品の梱包で、トレイを押さえるパ
ーツも不要となり、コストダウンも図ることができる。
【0020】請求項2記載の携帯型電子レンジによれ
ば、トレイに取り付けられた回転自在な取っ手の回転軸
を、トレイの周縁部近傍に上下に突設された寸法(高
さ)の異なる足の両端からの中心に配置することによっ
て、トレイ面の高さが高くなるように選択したとき、ま
たは、低くなるように選択したときのどちらの状態にお
いても、取っ手を扉に当接させることができ、常に持ち
運び時のトレイ固定が可能となる。また、生産工場の梱
包工程においても、トレイを固定するパーツが廃止で
き、コストダウンとなる。
【0021】請求項3記載の携帯型電子レンジによれ
ば、取っ手に設けられた複数の切り込みにトレイが挿着
されるので、トレイ面の高さが高くなるように選択した
とき、または、低くなるように選択したときのどちらの
状態においても、取っ手を扉に当接させることができ、
常に持ち運び時のトレイ固定が可能となる。また、生産
工場の梱包工程においても、トレイを固定するパーツが
廃止でき、コストダウンとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯型電子レンジの一実施形態を
示す外観図であり、(a)は平面図であり、(b)は側
面図である。
【図2】180度回転可能な取っ手が取り付けられたト
レイの斜視図である。
【図3】図1の携帯型電子レンジを示す部分断面図であ
り、(a)はトレイが高い位置にある場合の部分断面図
であり、(b)はトレイが低い位置にある場合の部分断
面図である。
【図4】本発明に係る携帯型電子レンジの他の実施形態
を示す部分断面図であり、(a)は取っ手の低い位置に
設けられた切り込みにトレイが挿着されている状態を示
す部分断面図であり、(b)は取っ手の低い位置に設け
られた切り込みにトレイが挿着されている状態を示す部
分断面図である。
【符号の説明】
1 扉 2 ドアパネル 3 ドアフレーム 4 加熱室 5 食品 6 トレイ 7 取っ手 8 キャリングハンドル 9 足 10 操作パネル 11 切り込み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 7/02 501 F24C 7/02 511

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波を発生する電装部品部と、上面か
    ら食品を出し入れし且つ食品の加熱調理を行う加熱室
    と、この加熱室の上面を開閉する扉と、その加熱室内に
    設置され且つ食品を載置するためのトレイとを備えた携
    帯型電子レンジにおいて、 前記トレイの出し入れを行なうための取っ手が当該トレ
    イに取り付けられているとともに、扉が閉じられている
    場合、前記取っ手は前記扉と当接し、前記トレイが前記
    加熱室内で固定されることを特徴とする携帯型電子レン
    ジ。
  2. 【請求項2】 前記トレイの周縁部近傍には、寸法の異
    なる足が上下に突設されており、当該足の両端からの中
    心に前記取っ手の回転軸が設けられ、当該取っ手は、当
    該回転軸を中心にして前記トレイに対して180度回動
    することを特徴とする請求項1記載の携帯型電子レン
    ジ。
  3. 【請求項3】 前記取っ手には、複数の切り込みが設け
    られ、前記トレイは、当該切り込みに挿着されることを
    特徴とする請求項1又は2記載の携帯型電子レンジ。
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