JP3382566B2 - 記録ヘッドの保護用部材 - Google Patents

記録ヘッドの保護用部材

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JP3382566B2
JP3382566B2 JP23661699A JP23661699A JP3382566B2 JP 3382566 B2 JP3382566 B2 JP 3382566B2 JP 23661699 A JP23661699 A JP 23661699A JP 23661699 A JP23661699 A JP 23661699A JP 3382566 B2 JP3382566 B2 JP 3382566B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体吐出口面を有
する記録ヘッドの液体吐出口面を保護することができる
記録ヘッドの保護用部材関する。なお、本発明は、一
般的なプリント装置のほか、複写機、通信システムを有
するファクシミリ、プリント部を有するワードプロセッ
サ等の装置、さらには、各種処理装置と複合的に組み合
わされた産業用記録装置に適用することができる。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置においては、そ
の記録系に対して着脱可能とされる記録ヘッドを有する
インクカートリッジが実用に供されている。インクカー
トリッジは、生産または物流における取引の便宜上、単
体で取り扱われることが考慮され個別に包装される場合
がある。その際、包装されるインクカートリッジの記録
ヘッドにおける液体吐出口面等は、一般に、その損傷ま
たは汚損を防止するために保護される。その保護は、粘
着テープ等が液体吐出口面に貼付され覆われることによ
り行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように包装され
たインクカートリッジをインクジェット記録装置に装着
するにあたっては、インクカートリッジの記録ヘッドに
おける液体吐出口面に貼付された粘着テープは、予め液
体吐出口面から剥がされることとなる。しかし、粘着テ
ープの粘着成分が保管期間の長短、保管状態に応じて記
録ヘッドにおける液体吐出口面に残存する場合がある。
このような場合、複数の液体吐出口のうちの一部がその
粘着成分により詰まることにより、液体吐出動作が正常
に行われない虞がある。
【0004】以上の問題点を考慮し、本発明は、液体吐
出口面を有する記録ヘッドの液体吐出口面を保護するこ
とができる記録ヘッドの保護用部材であってその保管
状態および保管期間に影響されることなく、記録ヘッド
の液体吐出口面を清浄な状態に維持することができる記
録ヘッドの保護用部材提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る記録ヘッドの保護用部材は、記録媒
体の記録面に対して記録を行うため液体を吐出する吐出
口を有した液体吐出部を備えた記録ヘッドの一部と係合
する係合部と、液体吐出部の前記吐出口を備えた部分を
包囲するカバー部と、を備えて構成される記録ヘッドの
保護用部材において、カバー部材の吐出口の対面には、
隔壁によって吐出口に向かって開口する複数の小部屋が
構成され、小部屋は吐出口から漏れ出た液体を毛管力を
利用して保持する液体貯留部であり、液体貯留部におけ
る同一の列において隣接する各小部屋は、異なる列の小
部屋相互間を仕切る隔壁の高さに比して低い隔壁により
仕切られ、異なる列の小部屋相互間を仕切る隔壁の高さ
は保護用部材が記録ヘッドに対して装着された状態で、
吐出口に対して非接触となるような高さであることを特
徴とする。
【0006】
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る記録ヘッドの保護用部材の第1〜第3の実施例が適用
された記録ヘッドカートリッジを備える記録装置に係る
実施形態を説明する。
【0009】なお、以下に説明する実施形態では、イン
クジェット記録方式を用いた記録装置としてプリンタを
例に挙げ説明する。本明細書において、「プリント」
(「記録」という場合もある)とは、文字、図形等有意
の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、
また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであ
るか否かを問わず、広くプリント媒体上に画像、模様、
パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も
言うものとする。
【0010】ここで、「プリント媒体」とは、一般的な
プリント装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プ
ラスチック・フィルム、金属板等、ガラス、セラミック
ス、木材、皮革等、インクを受容可能な物も言うものと
する。
【0011】さらに、「インク」(「液体」という場合
もある)とは、上記「プリント」の定義と同様広く解釈
されるべきもので、プリント媒体上に付与されることに
よって、画像、模様、パターン等の形成またはプリント
媒体の加工、或いはインクの処理(例えばプリント媒体
に付与されるインク中の色材の凝固または不溶化)に供
され得る液体を言うものとする。
【0012】[装置本体]図1及び図2にインクジェッ
ト記録方式を用いたプリンタの概略構成を示す。図1に
おいて、この実施形態におけるプリンタの外殻をなす装
置本体M1000は、下ケースM1001、上ケースM
1002、アクセスカバーM1003及び排出トレイM
1004の外装部材と、その外装部材内に収納されたシ
ャーシM3019(図2参照)とから構成される。
【0013】前記シャーシM3019は、所定の剛性を
有する複数の板状金属部材によって構成され、記録装置
の骨格をなし、後述の各記録動作機構を保持するものと
なっている。また、前記下ケースM1001は装置本体
M1000の略下半部を、上ケースM1002は装置上
本体M1000の略上半部をそれぞれ形成しており、両
ケースの組合せによって内部に後述の各機構を収納する
収納空間を有する中空体構造をなし、その上面部及び前
面部にはそれぞれ開口部が形成されている。
【0014】さらに、前記排出トレイM1004はその
一端部が下ケースM1001に回転自在に保持され、そ
の回転によって下ケースM1001の前面部に形成され
る前記開口部を開閉させ得るようになっている。このた
め、記録動作を実行させる際には、排出トレイM100
4を前面側へと回転させて開口部を開成させることによ
り、ここから記録シートが排出可能となると共に排出さ
れた記録シートPを順次積載し得るようになっている。
また、排紙トレイM1004には、2枚の補助トレイM
1004a,M1004bが収納されており、必要に応
じて各トレイを手前に引き出すことにより、用紙の支持
面積を3段階に拡大、縮小させ得るようになっている。
【0015】アクセスカバーM1003は、その一端部
が上ケースM1002に回転自在に保持され、上面に形
成される開口部を開閉し得るようになっており、このア
クセスカバーM1003を開くことによって本体内部に
収納されている記録ヘッドカートリッジH1000ある
いはインクタンクH1900等の交換が可能となる。な
お、ここでは特に図示しないが、アクセスカバーM10
03を開閉させると、その裏面に形成された突起がカバ
ー開閉レバーを回転させるようになっており、そのレバ
ーの回転位置をマイクロスイッチなどで検出することに
より、アクセスカバーの開閉状態を検出し得るようにな
っている。
【0016】また、上ケースM1002の後部上面に
は、電源キーE0018及びレジュームキーE0019
が押下可能に設けられると共に、LED E0020が
設けられており、電源キーE0018を押下すると、L
ED E0020が点灯し記録可能であることをオペレ
ータに知らせるものとなっている。また、LED E0
020は点滅の仕方や色の変化をさせたり、ブザーE0
021(図7)をならすことによりプリンタのトラブル
等をオペレータに知らせる等種々の表示機能を有する。
なお、トラブル等が解決した場合には、レジュームキー
E0019を押下することによって記録が再開されるよ
うになっている。
【0017】[記録動作機構]次に、上記プリンタの装
置本体M1000に収納、保持される本実施形態におけ
る記録動作機構について説明する。
【0018】本実施形態における記録動作機構として
は、記録シートPを装置本体内へと自動的に給送する自
動給送部M3022と、自動給送部から1枚ずつ送出さ
れる記録シートPを所望の記録位置へと導くと共に、記
録位置から排出部M3030へと記録シートPを導く搬
送部M3029と、搬送部M3029に搬送された記録
シートPに所望の記録を行なう記録部と、前記記録部等
に対する回復処理を行う回復部(M5000)とから構
成されている。
【0019】(記録部)ここで、前記記録部を説明す
る。
【0020】前記キャリッジ軸M4021によって移動
可能に支持されたキャリッジM4001と、このキャリ
ッジM4001に着脱可能に搭載される記録ヘッドカー
トリッジH1000とからなる。
【0021】記録ヘッドカートリッジ まず、前記記録ヘッドカートリッジについて図3〜5に
基づき説明する。
【0022】この実施形態における記録ヘッドカートリ
ッジH1000は、図3に示すようにインクを貯留する
インクタンクH1900と、このインクタンクH190
0から供給されるインクを記録情報に応じてノズルから
吐出させる記録ヘッドH1001とを有し、前記記録ヘ
ッドH1001は、後述するキャリッジM4001に対
して着脱可能に搭載される、いわゆるカートリッジ方式
を採るものとなっている。
【0023】ここに示す記録ヘッドカートリッジH10
00では、写真調の高画質なカラー記録を可能とするた
め、インクタンクとして、例えば、ブラック、ライトシ
アン、ライトマゼンタ、シアン、マゼンタ及びイエロー
の各色独立のインクタンクが用意されており、図4に示
すように、それぞれが記録ヘッドH1001に対して着
脱自在となっている。
【0024】そして,前記記録ヘッドH1001は、図
5の分解斜視図に示すように、記録素子基板H110
0、第1のプレートH1200、電気配線基板H130
0、第2のプレートH1400、タンクホルダーH15
00、流路形成部材H1600、フィルターH170
0、シールゴムH1800から構成されている。
【0025】記録素子基板H1100には、Si基板の
片面にインクを吐出するための複数の記録素子と、各記
録素子に電力を供給するAl等の電気配線とが成膜技術
により形成され、この記録素子に対応した複数のインク
流路と複数の吐出口H1100Tとがフォトリソグラフ
ィ技術により形成されると共に、複数のインク流路にイ
ンクを供給するためのインク供給口が裏面に開口するよ
うに形成されている。また、前記記録素子基板H110
0は第1のプレートH1200に接着固定されており、
ここには、前記記録素子基板H1100にインクを供給
するためのインク供給口H1201が形成されている。
さらに、第1のプレートH1200には、開口部を有す
る第2のプレートH1400が接着固定されており、こ
の第2のプレートH1400は、電気配線基板H130
0と記録素子基板H1100とが電気的に接続されるよ
う電気配線基板H1300を保持している。この電気配
線基板H1300は、前記記録素子基板H1100にイ
ンクを吐出するための電気信号を印加するものであり、
記録素子基板H1100に対応する電気配線と、この電
気配線端部に位置し本体からの電気信号を受け取るため
の外部信号入力端子H1301とを有しており、前記外
部信号入力端子H1301は、後述のタンクホルダーH
1500の背面側に位置決め固定されている。
【0026】一方、前記インクタンクH1900を着脱
可能に保持するタンクホルダーH1500には、流路形
成部材H1600が超音波溶着され、インクタンクH1
900から第1のプレートH1200に亘るインク流路
H1501を形成している。また、インクタンクH19
00と係合するインク流路H1501のインクタンク側
端部には、フィルターH1700が設けられており、外
部からの塵埃の侵入を防止し得るようになっている。ま
た、インクタンクH1900との係合部にはシールゴム
H1800が装着され、前記係合部からのインクの蒸発
を防止し得るようになっている。
【0027】さらに、前述のようにタンクホルダーH1
500、流路形成部材H1600、フィルターH170
0及びシールゴムH1800から構成されるタンクホル
ダー部と、前記記録素子基板H1100、第1のプレー
トH1200、電気配線基板H1300及び第2のプレ
ートH1400から構成される記録素子部とを、接着等
で結合することにより、記録ヘッドH1001を構成し
ている。
【0028】キャリッジ 次に、図2に基づき前記キャリッジM4001を説明す
る。
【0029】図示のように、キャリッジM4001に
は、キャリッジM4001と係合し記録ヘッドH100
1をキャリッジM4001の装着位置に案内するための
キャリッジカバーM4002と、記録ヘッドH1001
のタンクホルダーH1500と係合し記録ヘッドH10
01を所定の装着位置にセットさせるよう押圧するヘッ
ドセットレバーM4007とが設けられている。すなわ
ち、ヘッドセットレバーM4007はキャリッジM40
01の上部にヘッドセットレバー軸に対して回動可能に
設けられると共に、記録ヘッドH1001との係合部に
は不図示のヘッドセットプレートがばねを介して備えら
れ、このばね力によって記録ヘッドH1001を押圧し
ながらキャリッジM4001に装着する構成となってい
る。
【0030】またキャリッジM4001の記録ヘッドH
1001との別の係合部にはコンタクトフレキシブルプ
リントケーブル(以下、コンタクトFPCと称す)E0
011が設けられ、コンタクトFPC E0011上の
コンタクト部と記録ヘッドH1001に設けられたコン
タクト部(外部信号入力端子)H1301とが電気的に
接触し、記録のための各種情報の授受や記録ヘッドH1
001への電力の供給などを行い得るようになってい
る。
【0031】ここでコンタクトFPC E0011のコ
ンタクト部とキャリッジM4001との間には不図示の
ゴムなどの弾性部材が設けられ、この弾性部材の弾性力
とヘッドセットレバーばねによる押圧力とによってコン
タクト部とキャリッジM4001との確実な接触を可能
とするようになっている。さらに前記コンタクトFPC
E0011はキャリッジM4001の背面に搭載され
たキャリッジ基板E0013に接続されている(図7参
照)。
【0032】[スキャナ]この実施形態におけるプリン
タは、記録ヘッドを示すようなスキャナと交換すること
で読取装置としても使用することができる。
【0033】このスキャナは、プリンタ側のキャリッジ
と共に移動し、記録媒体に代えて給送された原稿画像を
副走査方向において読み取るようになっており、その読
み取り動作と原稿の給送動作とを交互に行うことによ
り、1枚の原稿画像情報を読み取るようになっている。
【0034】図6はこのスキャナM6000の概略構成
を示す図である。
【0035】図示のように、スキャナホルダM6001
は箱型形状をなしており、その内部には読み取りに必要
な光学系・処理回路などが収納されている。また、この
スキャナM6000をキャリッジM4001へと装着し
た時、原稿面と対面する部分にはスキャナ照明レンズM
6005が設けられており、ここから原稿画像を読み取
るようになっている。スキャナ読み取りレンズM600
6は内部に不図示の光源を有し、その光源から発せられ
た光が原稿へと照射される。
【0036】前記スキャナホルダM6001の底部に固
定されたスキャナカバーM6003は、スキャナホルダ
M6001内部を遮光するように嵌合し、側面に設けら
れたルーバー状の把持部によってキャリッジM4001
への着脱操作性の向上を図っている。スキャナホルダM
6001の外形形状は記録ヘッドH1001と略同形状
であり、キャリッジM4001へは記録ヘッドカートリ
ッジH1000と同様の操作で着脱することができる。
【0037】また、スキャナホルダM6001には、前
記処理回路を有する基板が収納される一方、この基板に
接続されたスキャナコンタクトPCBが外部に露出する
よう設けられており、キャリッジM4001へとスキャ
ナM6000を装着した際、前記スキャナコンタクトP
CB M6004がキャリッジM4001側のコンタク
トFPC E0011に接触し、前記基板を、前記キャ
リッジM4001を介して本体側の制御系に電気的に接
続させるようになっている。
【0038】次に、本発明の実施形態における電気的回
路構成を説明する。図7は、この実施形態における電気
的回路の全体構成を概略的に示す図である。
【0039】この実施形態における電気的回路は、主に
キャリッジ基板(CRPCB)E0013、メインPC
B(Printed Circuit Board)E0014、電源ユニッ
トE0015等によって構成されている。ここで、前記
電源ユニットは、メインPCB E0014と接続さ
れ、各種駆動電源を供給するものとなっている。また、
キャリッジ基板E0013は、キャリッジM4001
(図2)に搭載されたプリント基板ユニットであり、コ
ンタクトFPC E0011を通じて記録ヘッドとの信
号の授受を行うインターフェースとして機能する他、キ
ャリッジM4001の移動に伴ってエンコーダセンサE
0004から出力されるパルス信号に基づき、エンコー
ダスケールE0005とエンコーダセンサE0004と
の位置関係の変化を検出し、その出力信号をフレキシブ
ルフラットケーブル(CRFFC)E0012を通じて
メインPCB E0014へと出力する。
【0040】さらに、メインPCBはこの実施形態にお
けるインクジェット記録装置の各部の駆動制御を司るプ
リント基板ユニットであり、紙端検出センサ(PEセン
サ)E0007、ASFセンサE0009、カバーセン
サE0022、パラレルインターフェース(パラレルI
/F)E0016、シリアルインターフェース(シリア
ルI/F)E0017、リジュームキーE0019、L
ED E0020、電源キーE0018、ブザーE00
21等に対するI/Oポートを基板上に有し、さらにC
RモータE0001、LFモータE0002、PGモー
タE0003と接続されてこれらの駆動を制御する他、
インクエンドセンサE0006、GAPセンサE000
8、PGセンサE0010、CRFFC E0012、
電源ユニットE0015との接続インターフェイスを有
する。
【0041】図8は、メインPCBの内部構成を示すブ
ロック図である。図において、E1001はCPUであ
り、このCPU E1001は内部にオシレータOSC
E1002を有すると共に、発振回路E1005に接
続されてその出力信号E1019によりシステムクロッ
クを発生する。また、制御バスE1014を通じてRO
M E1004およびASIC(Application Specific
Integrated Circuit)E1006に接続され、ROM
に格納されたプログラムに従って、ASICの制御、電
源キーからの入力信号E1017、及びリジュームキー
からの入力信号E1016、カバー検出信号E104
2、ヘッド検出信号(HSENS)E1013の状態の
検知を行ない、さらにブザー信号(BUZ)E1018
によりブザーE0021を駆動し、内蔵されるA/Dコ
ンバータE1003に接続されるインクエンド検出信号
(INKS)E1011及びサーミスタ温度検出信号
(TH)E1012の状態の検知を行う一方、その他各
種論理演算・条件判断等を行ない、インクジェット記録
装置の駆動制御を司る。
【0042】ここで、ヘッド検出信号E1013は、記
録ヘッドカートリッジH1000からフレキシブルフラ
ットケーブルE0012、キャリッジ基板E0013及
びコンタクトフレキシブルプリントケーブルE0011
を介して入力されるヘッド搭載検出信号であり、インク
エンド検出信号はインクエンドセンサE0006から出
力されるアナログ信号、サーミスタ温度検出信号E10
12はキャリッジ基板E0013上に設けられたサーミ
スタ(図示せず)からのアナログ信号である。
【0043】E1008はCRモータドライバであっ
て、モータ電源(VM)E1040を駆動源とし、AS
IC E1006からのCRモータ制御信号E1036
に従って、CRモータ駆動信号E1037を生成し、C
RモータE0001を駆動する。E1009はLF/P
Gモータドライバであって、モータ電源E1040を駆
動源とし、ASIC E1006からのパルスモータ制
御信号(PM制御信号)E1033に従ってLFモータ
駆動信号E1035を生成し、これによってLFモータ
を駆動すると共に、PGモータ駆動信号E1034を生
成してPGモータを駆動する。
【0044】E1010は電源制御回路であり、ASI
C E1006からの電源制御信号E1024に従って
発光素子を有する各センサ等への電源供給を制御する。
パラレルI/F E0016は、ASIC E1006
からのパラレルI/F信号E1030を、外部に接続さ
れるパラレルI/FケーブルE1031に伝達し、また
パラレルI/FケーブルE1031の信号をASIC
E1006に伝達する。シリアルI/F E0017
は、ASIC E1006からのシリアルI/F信号E
1028を、外部に接続されるシリアルI/Fケーブル
E1029に伝達し、また同ケーブルE1029からの
信号をASIC E1006に伝達する。
【0045】一方、前記電源ユニットE0015から
は、ヘッド電源(VH)E1039及びモータ電源(V
M)E1040、ロジック電源(VDD)E1041が
供給される。また、ASIC E1006からのヘッド
電源ON信号(VHON)E1022及びモータ電源O
N信号(VMOM)E1023が電源ユニットE001
5に入力され、それぞれヘッド電源E1039及びモー
タ電源E1040のON/OFFを制御する。電源ユニ
ットE0015から供給されたロジック電源(VDD)
E1041は、必要に応じて電圧変換された上で、メイ
ンPCB E0014内外の各部へ供給される。
【0046】またヘッド電源E1039は、メインPC
B E0014上で平滑された後にフレキシブルフラッ
トケーブルE0011へと送出され、記録ヘッドカート
リッジH1000の駆動に用いられる。E1007はリ
セット回路で、ロジック電源電圧E1040の低下を検
出して、CPU E1001及びASIC E1006
にリセット信号(RESET)E1015を供給し、初
期化を行なう。
【0047】このASIC E1006は1チップの半
導体集積回路であり、制御バスE1014を通じてCP
U E1001によって制御され、前述したCRモータ
制御信号E1036、PM制御信号E1033、電源制
御信号E1024、ヘッド電源ON信号E1022、及
びモータ電源ON信号E1023等を出力し、パラレル
I/F E0016およびシリアルI/F E0017
との信号の授受を行なう他、PEセンサE0007から
のPE検出信号(PES)E1025、ASFセンサE
0009からのASF検出信号(ASFS)E102
6、GAPセンサE0008からのGAP検出信号(G
APS)E1027、PGセンサE0007からのPG
検出信号(PGS)E1032の状態を検知して、その
状態を表すデータを制御バスE1014を通じてCPU
E1001に伝達し、入力されたデータに基づきCP
U E1001はLED駆動信号E1038の駆動を制
御してLEDE0020の点滅を行なう。
【0048】さらに、エンコーダ信号(ENC)E10
20の状態を検知してタイミング信号を生成し、ヘッド
制御信号E1021で記録ヘッドカートリッジH100
0とのインターフェイスをとり記録動作を制御する。こ
こにおいて、エンコーダ信号(ENC)E1020はフ
レキシブルフラットケーブルE0012を通じて入力さ
れるCRエンコーダセンサE0004の出力信号であ
る。また、ヘッド制御信号E1021は、フレキシブル
フラットケーブルE0012、キャリッジ基板E001
3、及びコンタクトFPC E0011を経て記録ヘッ
ドH1000に供給される。
【0049】図9は、ASIC E1006の内部構成
を示すブロック図である。
【0050】なお、同図において、各ブロック間の接続
については、記録データやモータ制御データ等、ヘッド
や各部機構部品の制御にかかわるデータの流れのみを示
しており、各ブロックに内蔵されるレジスタの読み書き
に係わる制御信号やクロック、DMA制御にかかわる制
御信号などは図面上の記載の煩雑化を避けるため省略し
ている。
【0051】図中、E2002はPLLであり、図9に
示すように前記CPU E1001から出力されるクロ
ック信号(CLK)E2031及びPLL制御信号(P
LLON)E2033により、ASIC E1006内
の大部分へと供給するクロック(図示しない)を発生す
る。
【0052】また、E2001はCPUインターフェー
ス(CPUI/F)であり、リセット信号E1015、
CPU E1001から出力されるソフトリセット信号
(PDWN)E2032、クロック信号(CLK)E2
031及び制御バスE1014からの制御信号により、
以下に説明するような各ブロックに対するレジスタ読み
書き等の制御や、一部ブロックへのクロックの供給、割
り込み信号の受け付け等(いずれも図示しない)を行な
い、CPU E1001に対して割り込み信号(IN
T)E2034を出力し、ASIC E1006内部で
の割り込みの発生を知らせる。
【0053】また、E2005はDRAMであり、記録
用のデータバッファとして、受信バッファE2010、
ワークバッファE2011、プリントバッファE201
4、展開用データバッファE2016などの各領域を有
すると共に、モータ制御用としてモータ制御バッファE
2023を有し、さらにスキャナ動作モード時に使用す
るバッファとして、上記の各記録用データバッファに代
えてスキャナ取込みバッファE2024、スキャナデー
タバッファE2026、送出バッファE2028などの
領域を有する。
【0054】また、このDRAM E2005は、CP
U E1001の動作に必要なワーク領域としても使用
されている。すなわち、E2004はDRAM制御部で
あり、制御バスによるCPU E1001からDRAM
E2005へのアクセスと、後述するDMA制御部E
2003からDRAM E2005へのアクセスとを切
り替えて、DRAM E2005への読み書き動作を行
なう。
【0055】DMA制御部E2003では、各ブロック
からのリクエスト(図示せず)を受け付けて、アドレス
信号や制御信号(図示せず)、書込み動作の場合には書
込みデータ(E2038、E2041、E2044、E
2053、E2055、E2057)などをRAM制御
部に出力してDRAMアクセスを行なう。また読み出し
の場合には、DRAM制御部E2004からの読み出し
データ(E2040、E2043、E2045、E20
51、E2054、E2056、E2058、E205
9)を、リクエスト元のブロックに受け渡す。
【0056】また、E2006は1284I/Fであ
り、CPUI/F E2001を介したCPU E10
01の制御により、パラレルI/F E0016を通じ
て、図示しない外部ホスト機器との双方向通信インター
フェイスを行なう他、記録時にはパラレルI/F E0
016からの受信データ(PIF受信データE203
6)をDMA処理によって受信制御部E2008へと受
け渡し、スキャナ読み取り時にはDRAM E2005
内の送出バッファE2028に格納されたデータ(12
84送信データ(RDPIF)E2059)をDMA処
理によりパラレルI/Fに送信する。
【0057】E2007はUSBI/Fであり、CPU
I/F E2001を介したCPUE1001の制御に
より、シリアルI/F E0017を通じて、図示しな
い外部ホスト機器との双方向通信インターフェイスを行
なう他、印刷時にはシリアルI/F E0017からの
受信データ(USB受信データE2037)をDMA処
理により受信制御部E2008に受け渡し、スキャナ読
み取り時にはDRAM E2005内の送出バッファE
2028に格納されたデータ(USB送信データ(RD
USB)E2058)をDMA処理によりシリアルI/
F E0017に送信する。受信制御部E2008は、
1284I/F E2006もしくはUSBI/F E
2007のうちの選択されたI/Fからの受信データ
(WDIF)E2038)を、受信バッファ制御部E2
039の管理する受信バッファ書込みアドレスに、書込
む。E2009は圧縮・伸長DMAであり、CPUI/
F E2001を介したCPUE1001の制御によ
り、受信バッファE2010上に格納された受信データ
(ラスタデータ)を、受信バッファ制御部E2039の
管理する受信バッファ読み出しアドレスから読み出し、
そのデータ(RDWK)E2040を指定されたモード
に従って圧縮・伸長し、記録コード列(WDWK)E2
041としてワークバッファ領域に書込む。
【0058】E2013は記録バッファ転送DMAで、
CPUI/F E2001を介したCPU E1007
の制御によってワークバッファE2011上の記録コー
ド(RDWP)E2043を読み出し、各記録コード
を、記録ヘッドカートリッジH1000へのデータ転送
順序に適するようなプリントバッファE2014上のア
ドレスに並べ替えて転送(WDWP E2044)す
る。また、E2012はワーククリアDMAであり、C
PUI/F E2001を介したCPU E1001の
制御によって記録バッファ転送DMA E2015によ
る転送が完了したワークバッファ上の領域に対し、指定
したワークフィルデータ(WDWF)E2042を繰返
し書込む。
【0059】E2015は記録データ展開DMAであ
り、CPUI/F E2001を介したCPU E10
01の制御により、ヘッド制御部E2018からのデー
タ展開タイミング信号E2050をトリガとして、プリ
ントバッファ上に並べ替えて書込まれた記録コードと展
開用データバッファE2016上に書込まれた展開用デ
ータとを読み出し、展開記録データ(RDHDG)E2
045を生成し、これをカラムバッファ書込みデータ
(WDHDG)E2047としてカラムバッファE20
17に書込む。ここで、カラムバッファE2017は、
記録ヘッドカートリッジH1000へと転送データ(展
開記録データ)とを一時的に格納するSRAMであり、
記録データ展開DMAとヘッド制御部とのハンドシェー
ク信号(図示せず)によって両ブロックにより共有管理
されている。
【0060】E2018はヘッド制御部で、CPUI/
F E2001を介したCPU E1001の制御によ
り、ヘッド制御信号を介して記録ヘッドカートリッジH
1000またはスキャナとのインターフェイスを行なう
他、エンコーダ信号処理部E2019からのヘッド駆動
タイミング信号E2049に基づき、記録データ展開D
MAに対してデータ展開タイミング信号E2050の出
力を行なう。
【0061】また、印刷時には、前記ヘッド駆動タイミ
ング信号E2049に従って、カラムバッファから展開
記録データ(RDHD)E2048を読み出し、そのデ
ータをヘッド制御信号E1021を通じて記録ヘッドカ
ートリッジH1000に出力する。また、スキャナ読み
取りモードにおいては、ヘッド制御信号E1021を通
して入力された取込みデータ(WDHD)E2053を
DRAM E2005上のスキャナ取込みバッファE2
024へとDMA転送する。E2025はスキャナデー
タ処理DMAであり、CPUI/F E2001を介し
たCPU E1001の制御により、スキャナ取込みバ
ッファE2024に蓄えられた取込みバッファ読み出し
データ(RDAV)E2054を読み出し、平均化等の
処理を行なった処理済データ(WDAV)E2055を
DRAM E2005上のスキャナデータバッファE2
026に書込む。E2027はスキャナデータ圧縮DM
Aで、CPUI/F E2001を介したCPU E1
001の制御により、スキャナデータバッファE202
6上の処理済データ(RDYC)E2056を読み出し
てデータ圧縮を行ない、圧縮データ(WDYC)E20
57を送出バッファE2028に書込み転送する。
【0062】E2019はエンコーダ信号処理部であ
り、エンコーダ信号(ENC)を受けて、CPU E1
001の制御で定められたモードに従ってヘッド駆動タ
イミング信号E2049を出力する他、エンコーダ信号
E1020から得られるキャリッジM4001の位置や
速度にかかわる情報をレジスタに格納して、CPU E
1001に提供する。CPU E1001はこの情報に
基づき、CRモータE0001の制御における各種パラ
メータを決定する。また、E2020はCRモータ制御
部であり、CPUI/F E2001を介したCPU
E1001の制御により、CRモータ制御信号E103
6を出力する。
【0063】E2022はセンサ信号処理部で、PGセ
ンサE0010、PEセンサE0007、ASFセンサ
E0009、及びGAPセンサE0008等から出力さ
れる各検出信号を受けて、CPU E1001の制御で
定められたモードに従ってこれらのセンサ情報をCPU
E1001に伝達する他、LF/PGモータ制御部D
MA E2021に対してセンサ検出信号E2052を
出力する。
【0064】LF/PGモータ制御DMAE2021
は、CPUI/F E2001を介したCPU E10
01の制御により、DRAM E2005上のモータ制
御バッファE2023からパルスモータ駆動テーブル
(RDPM)E2051を読み出してパルスモータ制御
信号Eを出力する他、動作モードによっては前記センサ
検出信号を制御のトリガとしてパルスモータ制御信号E
1033を出力する。また、E2030はLED制御部
であり、CPUI/F E2001を介したCPU E
1001の制御により、LED駆動信号E1038を出
力する。さらに、E2029はポート制御部であり、C
PUI/F E2001を介したCPU E1001の
制御により、ヘッド電源ON信号E1022、モータ電
源ON信号E1023、及び電源制御信号E1024を
出力する。
【0065】次に、上記のように構成された本発明の実
施形態におけるインクジェット記録装置の動作を図10
のフローチャートに基づき説明する。
【0066】AC電源に本装置が接続されると、まず、
ステップS1では装置の第1の初期化処理を行なう。こ
の初期化処理では、本装置のROMおよびRAMのチェ
ックなどの電気回路系のチェックを行ない、電気的に本
装置が正常に動作可能であるかを確認する。
【0067】次にステップS2では、装置本体M100
0の上ケースM1002に設けられた電源キーE001
8がONされたかどうかの判断を行い、電源キーE00
18が押された場合には、次のステップS3へと移行
し、ここで第2の初期化処理を行う。
【0068】この第2の初期化処理では、本装置の各種
駆動機構及びヘッド系のチェックを行なう。すなわち、
各種モータの初期化やヘッド情報の読み込みを行うに際
し、本装置が正常に動作可能であるかを確認する。
【0069】次にステップS4ではイベント待ちを行な
う。すなわち、本装置に対して、外部I/Fからの指令
イベント、ユーザ操作によるパネルキーイベントおよび
内部的な制御イベントなどを監視し、これらのイベント
が発生すると当該イベントに対応した処理を実行する。
【0070】例えば、ステップS4で外部I/Fからの
印刷指令イベントを受信した場合には、ステップS5へ
と移行し、同ステップでユーザ操作による電源キーイベ
ントが発生した場合にはステップS10へと移行し、同
ステップでその他のイベントが発生した場合にはステッ
プS11へと移行する。ここで、ステップS5では、外
部I/Fからの印刷指令を解析し、指定された紙種別、
用紙サイズ、印刷品位、給紙方法などを判断し、その判
断結果を表すデータを本装置内のRAM E2005に
記憶し、ステップS6へと進む。次いでステップS6で
はステップS5で指定された給紙方法により給紙を開始
し、用紙を記録開始位置まで送り、ステップS7に進
む。ステップS7では記録動作を行なう。この記録動作
では、外部I/Fから送出されてきた記録データを、一
旦記録バッファに格納し、次いでCRモータE0001
を駆動してキャリッジM4001の走査方向への移動を
開始すると共に、プリントバッファE2014に格納さ
れている記録データを記録ヘッドH1001へと供給し
て1行の記録を行ない、1行分の記録データの記録動作
が終了するとLFモータE0002を駆動し、LFロー
ラM3001を回転させて用紙を副走査方向へと送る。
この後、上記動作を繰り返し実行し、外部I/Fからの
1ページ分の記録データの記録が終了すると、ステップ
8へと進む。
【0071】ステップS8では、LFモータE0002
を駆動し、排紙ローラM2003を駆動し、用紙が完全
に本装置から送り出されたと判断されるまで紙送りを繰
返し、終了した時点で用紙は排紙トレイM1004a上
に完全に排紙された状態となる。
【0072】次にステップS9では、記録すべき全ペー
ジの記録動作が終了したか否かを判定し、記録すべきペ
ージが残存する場合には、ステップS5へと復帰し、以
下、前述のステップS5〜S9までの動作を繰り返し、
記録すべき全てのページの記録動作が終了した時点で記
録動作は終了し、その後ステップS4へと移行し、次の
イベントを待つ。
【0073】一方、ステップS10ではプリンタ終了処
理を行ない、本装置の動作を停止させる。つまり、各種
モータやヘッドなどの電源を切断するために、電源を切
断可能な状態に移行した後、電源を切断しステップS4
に進み、次のイベントを待つ。
【0074】また、ステップS11では、上記以外の他
のイベント処理を行なう。例えば、本装置の各種パネル
キーや外部I/Fからの回復指令や内部的に発生する回
復イベントなどに対応した処理を行なう。なお、処理終
了後にはステップS4に進み、次のイベントを待つ。
【0075】図17および図18は、本発明に係る記録
ヘッドの保護用部材の第1の実施例を、記録ヘッドH1
001とともに示す。
【0076】図17および図18に示される保護用部材
H2000は、例えば、記録ヘッドカートリッジH10
00が出荷される場合、記録ヘッドH1001のタンク
ホルダーH1500に装着されるものである。
【0077】記録ヘッドH1001のタンクホルダー部
は、図11に示されるように,タンクホルダーH150
0、流路形成部材H1600、フィルターH1700及
びシールゴムH1800とを含んで構成されている。な
お、図11に示される例においては、図5における構成
要素と同一とされる構成要素について同一の符号を付し
て示し、その重複説明を省略する。
【0078】図11において、外部信号入力端子H13
01が位置決め固定されるタンクホルダーH1500の
背面側には、後述する保護用部材H2000の端子カバ
ー部の被係合部としての爪部H2001AおよびH20
01Bが係合される係合部H1500aおよびH150
0bが形成されている。係合部H1500aおよびH1
500bは、外部信号入力端子H1301が固定される
部分H1500dを挟んで形成されている。
【0079】また、第1のプレートH1200の短辺側
の両端部がそれぞれ嵌合される切り欠き部H1503の
周囲には、保護用部材H2000の吐出口面カバー部H
2003の短辺側の両端部の外面をそれぞれ位置規制す
る一対の突起部H1502aおよびH1502bが相対
向して形成されている。
【0080】さらに、タンクホルダーH1500に対し
係合される流路形成部材H1600におけるタンクホル
ダーH1500の溝H1504に係合される部分には、
保護用部材H2000の屈曲面部H2002の爪部H2
002Aが係合される孔H1600Gが設けられてい
る。
【0081】保護用部材H2000の外観は、図15お
よび図16に示されるように、例えば,樹脂材料でコ字
状の断面形状を有する形状とされる。保護用部材H20
00は、外部信号入力端子H1301が位置決め固定さ
れるタンクホルダーH1500の背面側を覆う端子カバ
ー部H2001と、端子カバー部H2001に相対向し
て形成される屈曲面部H2002と、端子カバー部H2
001と屈曲面部H2002とを連結し、記録素子基板
H1100および上述の第2のプレートH1400を包
囲する吐出口面カバー部H2003とを含んで構成され
ている。
【0082】端子カバー部H2001は、固定された外
部信号入力端子H1301の形状に沿った断面形状に形
成されるとともに、タンクホルダーH1500に対して
の着脱の際、操作される操作部H2001Eをその一方
の端部に有している。
【0083】操作部H2001Eの外周面には、図17
および図18に示めされるように、インクタンクH19
00の配列方向に沿って互いに平行に所定の間隔をもっ
て複数の突起部H2001Pが形成されている。各突起
部H2001Pは、図12に示されるように,それぞ
れ、略四角状の孔H2001eを有している。
【0084】その突起部H2001Pは、保護用部材H
2000が装着されている記録ヘッドH1001が誤っ
てキャリッジM4001内に装着されることを回避する
ものとされる。図19に示されるように、例えば,保護
用部材H2000が装着されている記録ヘッドH100
1がキャリッジM4001に矢印の示す方向に沿って挿
入される場合,その複数の突起部H2001Pがキャリ
ッジM4001の外周縁に干渉することとなる。その結
果、記録ヘッドH1001を実線で示されるように、キ
ャリッジM4001内に装着することは不可能となる。
【0085】操作部H2001Eに連なる端子カバー部
H2001における操作部H2001Eに対向する裏面
には、図15に示されるように、タンクホルダーH15
00の係合部H1500aおよび1500bにそれぞれ
係合される被係合部としての爪部H2001BおよびH
2001Aが設けられている。また、屈曲面部H200
2における端子カバー部H2001に対向する面の略中
央部分には、タンクホルダーH1500の流路形成部材
H1600の孔H1600gに係合される被係合部とし
ての爪部H2002Aが設けられている。操作部H20
01Eは、保護用部材H2000が取り外される場合、
図17に二点鎖線で示されるように、保護用部材H20
00の弾性力に抗して押圧されて爪部H2001Aおよ
びH2001Bが非係合とされ取り外されるように操作
され、また、装着される場合、図17に二点鎖線で示さ
れる状態から実線で示される状態となるように操作され
る。
【0086】従って,保護用部材H2000の爪部H2
001BおよびH2001A、爪部H2002Aがそれ
ぞれ、タンクホルダーH1500の係合部H1500a
および1500b、流路形成部材H1600の孔H16
00gに係合されることにより、保護用部材H2000
は、その弾性力と相俟ってタンクホルダーH1500に
保持されることとなる。
【0087】吐出口面カバー部H2003の外周面に
は、図12および図16に示されるように、凹凸状に一
体に形成された滑り止めH2003aが設けられてい
る。
【0088】一方、吐出口面カバー部H2003におけ
る端子カバー部H2001と屈曲面部H2002とに挟
まれる平坦部分の略中央には、図13に示されるよう
に、液体貯留部としての受液部H2004が突出して形
成されている。受液部H2004の外壁は、図13に示
されるように,吐出口面カバー部H2003における記
録素子基板H1100側に向けて隆起した所定厚さの壁
により略長方形に形成されている。受液部H2004の
内側は、図13および図21に示されるように外壁と同
一高さの格子状のリブH2004aにより、複数の小部
屋に分割されている。各小部屋の大きさは、例えば、約
0.5〜1.0(mm)×約0.5〜2.0(mm)程度と
される。なお、各小部屋の大きさは、インク等を保持可
能とされる大きさあれば適宜設定されても良い。
【0089】また、保護用部材H2000が装着された
場合、図14に示されるように、吐出口面カバー部H2
003の上端とタンクホルダーH1500の外面との当
接により、リブH2004aの先端と記録素子基板H1
100との間には、例えば、約0.5〜1.0(mm)程
度とされる所定の隙間CLが形成される。
【0090】従って、例えば、図20に示されるよう
に,保護用部材H2000’における吐出口面カバー部
H2003’に受液部が設けられない場合,何らかの原
因により、記録素子基板H1100から漏れ出たインク
IKは、吐出口面カバー部H2003’に滞留せしめら
れてインク溜まりIK’が形成されることとなる。その
結果、インク溜まりIK’のインクが端子カバー部H2
001’側に流れ込む虞がある。
【0091】一方、保護用部材H2000においては,
何らかの原因により、記録素子基板H1100から漏れ
出たインクIKは、図21に示されるように吐出口面カ
バー部H2003の受液部H2004における各小部屋
に比較的少量のインクIK’としてそれぞれ収容されそ
の毛管力により流れ出す虞がないこととなる。
【0092】このような保護用部材H2000が装着さ
れた記録ヘッドカートリッジH1000は、例えば、図
22および23に示されるように、その記録素子基板H
1400が最も下方となる位置に維持されて包装容器H
2010内に個別に包装された状態で運搬される。
【0093】図24および図25は、本発明に係る記録
ヘッドの保護用部材の第2の実施例を示す。
【0094】図24および図25においては、図12お
よび図13に示される例では受液部H2004の内側
は、外壁と同一高さの格子状のリブH2004aによ
り、複数の小部屋に分割されているが、その代わりに,
受液部H2004’の内側は、高さの異なるリブH20
04a’およびH2004b’により複数の小部屋に分
割されている。
【0095】なお、図24および図25においては、図
12および図13に示される例における構成要素と同一
とされる構成要素については同一の符号を付して示し、
その重複説明は省略する。
【0096】受液部H2004’は、吐出口面カバー部
H2003における端子カバー部H2001と屈曲面部
H2002とに挟まれる平坦部分の略中央に突出し一体
に形成されている。また、受液部H2004’の外壁
は、図25に示されるように,吐出口面カバー部H20
03における対向配置されるべき記録素子基板H110
0側に向けて隆起した所定厚さの壁により略長方形に形
成されている。受液部H2004’の内側は、図25お
よび26に示されるように、外壁と同一高さの複数のリ
ブH2004b’と、リブH2004b’の高さに比し
て小なる高さ例えば、約1mm低い高さを有しリブH2
004b’に対して直交するリブH2004a’とによ
り小部屋に分割されている。
【0097】このように互いに高さの異なるリブH20
04a’およびリブH2004b’により、受液部H2
004’の内側が形成される場合,複数の小部屋のうち
一つの小部屋から溢れたインクは、先ず、外部に漏れ出
すことなくリブH2004a’を越えて同一の列に配列
される他の小部屋に移動せしめられることとなる。従っ
て,その小部屋の数量がそのままの状態で一度のインク
の保持容量が増大することとなるので複数の小部屋のう
ちの一つの小部屋からインクが溢れ出ることが回避され
る。
【0098】図27乃至29は、本発明に係る記録ヘッ
ドの保護用部材の第3の実施例を示す。
【0099】図27乃至29においては、図23および
24に示される例においてさらにインク吸収体H201
1が受液部H2004’の周縁部に包囲するように設け
られるものとされる。なお、図27および28において
は、図23および図24に示される例において同一とさ
れる構成要素について同一の符号を付して示し、その重
複説明を省略する。
【0100】インク吸収体H2011は、例えば、熱圧
縮したウレタンスポンジ等で板状に作られ、受液部H2
004’の周縁部に係合される長方形の透孔H2011
aを有している。なお、インク吸収体H2011の材料
は、インク吸収性、耐インク性、および、加工性が良好
である材料であればいずれの材料であってもよい。
【0101】従って,本例においては、インクが受液部
H2004’から万一漏れた場合においてもそのインク
は、インク吸収体H2011に吸収されるのでインクが
端子カバー部H2001側に流れ出る虞がない。
【0102】なお、本発明が有効に用いられる一形態
は、電気熱変換体が発生する熱エネルギーを利用して液
体に膜沸騰を生じさせ気泡を形成する形態である。
【0103】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る記録ヘッドの保護用部材よれば、カバー部材の
吐出口の対面には、隔壁によって吐出口に向かって開口
する複数の小部屋が構成され、小部屋は吐出口から漏れ
出た液体を毛管力を利用して保持する液体貯留部であ
り、液体貯留部における同一の列において隣接する各小
部屋は、異なる列の小部屋相互間を仕切る隔壁の高さに
比して低い隔壁により仕切られ、異なる列の小部屋相互
間を仕切る隔壁の高さは保護用部材が記録ヘッドに対し
て装着された状態で、吐出口に対して非接触となるよう
な高さであるので記録ヘッドの液体吐出口面を保護する
ことができるとともに、その保管状態および保管期間に
影響されることなく、記録ヘッドの液体吐出口面を清浄
な状態に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態が適用される記録ヘッドを備
えるインクジェットプリンタの外観構成を示す斜視図で
ある。
【図2】図1に示すものの外装部材を取り外した状態を
示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に用いる記録ヘッドカートリ
ッジを組立てた状態を示す斜視図である。
【図4】図3に示す記録ヘッドカートリッジを示す分解
斜視図である。
【図5】図4に示した記録ヘッドを斜め下方から観た分
解斜視図である。
【図6】図1に示される例におけるスキャナカートリッ
ジを示す斜視図である。
【図7】図1に示される例における電気的回路の全体構
成を概略的に示すブロック図である。
【図8】図7に示したメインPCBの内部構成を示すブ
ロック図である。
【図9】図8に示したASICの内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】図7に示される例の動作を示すフローチャー
トである。
【図11】図4に示した記録ヘッドを斜め下方から観た
分解斜視図である。
【図12】本発明に係記録ヘッドの保護用部材の第1
の実施例を示す断面図である。
【図13】図12に示される例における平面図である。
【図14】図13におけるXIIII−XIIII線に
沿って示される部分断面図である。
【図15】本発明に係記録ヘッドの保護用部材の第1
の実施例を示す側面図である。
【図16】図15に示される例における矢印Bの示す方
向から見た底面図である。
【図17】本発明に係記録ヘッドの保護用部材の第1
の実施例を、記録ヘッドとともに示す外観図である。
【図18】図17に示される例における矢印Bの示す方
向から見た底面図である。
【図19】本発明に係記録ヘッドの保護用部材の第1
の実施例の装着動作に供される図である。
【図20】本発明に係記録ヘッドの保護用部材の第1
の実施例の装着動作に供される部分断面図である。
【図21】本発明に係記録ヘッドの保護用部材の第1
の実施例の装着動作に供される部分断面図である。
【図22】本発明に係記録ヘッドの保護用部材の第1
の実施例についての包装の外観を示す図である。
【図23】図23に示される例において矢印Bの示す方
向から見た平面図である。
【図24】本発明に係記録ヘッドの保護用部材の第2
の実施例を示す断面図である。
【図25】図24に示される例における平面図である。
【図26】図25におけるXXVI−XXVI線に沿っ
て示される部分断面図である。
【図27】本発明に係記録ヘッドの保護用部材の第3
の実施例を示す断面図である。
【図28】図27に示される例における平面図である。
【図29】図25におけるXXXI−XXXI線に沿っ
て示される部分断面図である。
【符号の説明】
M1000 装置本体 M1001 下ケース M1002 上ケース M1003 アクセスカバー M1004 排出トレイ M2015 紙間調整レバー M2003 排紙ローラ M3001 LFローラ M3019 シャーシ M3022 自動給送部 M3029 搬送部 M3030 排出部 M4000 記録部 M4001 キャリッジ M4002 キャリッジカバー M4007 ヘッドセットレバー M4021 キャリッジ軸 M5000 回復系ユニット M6000 スキャナ M6001 スキャナホルダ M6003 スキャナカバー M6004 スキャナコンタクトPCB M6005 スキャナ照明レンズ M6006 スキャナ読取レンズ1 M6100 保管箱 M6101 保管箱ベース M6102 保管箱カバー M6103 保管箱キャップ M6104 保管箱バネ E0001 キャリッジモータ E0002 LFモータ E0003 PGモータ E0004 エンコーダセンサ E0005 エンコーダスケール E0006 インクエンドセンサ E0007 PEセンサ E0008 GAPセンサ(紙間センサ) E0009 ASFセンサ E0010 PGセンサ E0011 コンタクトFPC(フレキシフ゛ルフ゜リントケーフ゛ル) E0012 CRFFC(フレキシフ゛ルフラットケーフ゛ル) E0013 キャリッジ基板 E0014 メイン基板 E0015 電源ユニット E0016 パラレルI/F E0017 シリアルI/F E0018 電源キー E0019 リジュームキー E0020 LED E0021 ブザー E0022 カバーセンサ E1001 CPU E1002 OSC(CPU内蔵オシレータ) E1003 A/D(CPU内蔵A/Dコンバータ) E1004 ROM E1005 発振回路 E1006 ASIC E1007 リセット回路 E1008 CRモータドライバ E1009 LF/PGモータドライバ E1010 電源制御回路 E1011 INKS(インクエンド検出信号) E1012 TH(サーミスタ温度検出信号) E1013 HSENS(ヘッド検出信号) E1014 制御バス E1015 RESET(リセット信号) E1016 RESUME(リジュームキー入力) E1017 POWER(電源キー入力) E1018 BUZ(ブザー信号) E1019 (発振回路の出力信号) E1020 ENC(エンコーダ信号) E1021 ヘッド制御信号 E1022 VHON(ヘッド電源ON信号) E1023 VMON(モータ電源ON信号) E1024 電源制御信号 E1025 PES(PE検出信号) E1026 ASFS(ASF検出信号) E1027 GAPS(GAP検出信号) E0028 シリアルI/F信号 E1029 シリアルI/Fケーブル E1030 パラレルI/F信号 E1031 パラレルI/Fケーブル E1032 PGS(PG検出信号) E1033 PM制御信号(パルスモータ制御信号) E1034 PGモータ駆動信号 E1035 LFモータ駆動信号 E1036 CRモータ制御信号 E1037 CRモータ駆動信号 E0038 LED駆動信号 E1039 VH(ヘッド電源) E1040 VM(モータ電源) E1041 VDD(ロジック電源) E1042 COVS(カバー検出信号) E2001 CPU I/F E2002 PLL E2003 DMA制御部 E2004 DRAM制御部 E2005 DRAM E2006 1284 I/F E2007 USB I/F E2008 受信制御部 E2009 圧縮・伸長DMA E2010 受信バッファ E2011 ワークバッファ E2012 ワークエリアDMA E2013 記録バッファ転送DMA E2014 プリントバッファ E2015 記録データ展開DMA E2016 展開用データバッファ E2017 カラムバッファ E2018 ヘッド制御部 E2019 エンコーダ信号処理部 E2020 CRモータ制御部 E2021 LF/PGモータ制御部 E2022 センサ信号処理部 E2023 モータ制御バッファ E2024 スキャナ取込みバッファ E2025 スキャナデータ処理DMA E2026 スキャナデータバッファ E2027 スキャナデータ圧縮DMA E2028 送出バッファ E2029 ポート制御部 E2030 LED制御部 E2031 CLK(クロック信号) E2032 PDWM(ソフト制御信号) E2033 PLLON(PLL制御信号) E2034 INT(割り込み信号) E2036 PIF受信データ E2037 USB受信データ E2038 WDIF(受信データ/ラスタデータ) E2039 受信バッファ制御部 E2040 RDWK(受信バッファ読み出しデータ/
ラスタデータ) E2041 WDWK(ワークバッファ書込みデータ/
記録コード) E2042 WDWF(ワークフィルデータ) E2043 RDWP(ワークバッファ読み出しデータ
/記録コード) E2044 WDWP(並べ替え記録コード) E2045 RDHDG(記録展開用データ) E2047 WDHDG(カラムバッファ書込みデータ
/展開記録データ) E2048 RDHD(カラムバッファ読み出しデータ
/展開記録データ) E2049 ヘッド駆動タイミング信号 E2050 データ展開タイミング信号 E2051 RDPM(パルスモータ駆動テーブル読み
出しデータ) E2052 センサ検出信号 E2053 WDHD(取込みデータ) E2054 RDAV(取込みバッファ読み出しデー
タ) E2055 WDAV(データバッファ書込みデータ/
処理済データ) E2056 RDYC(データバッファ読み出しデータ
/処理済データ) E2057 WDYC(送出バッファ書込みデータ/圧
縮データ) E2058 RDUSB(USB送信データ/圧縮デー
タ) E2059 RDPIF(1284送信データ) H1000 記録ヘッドカートリッジ H1001 記録ヘッド H1100 記録素子基板 H1100T 吐出口 H1200 第1のプレート H1201 インク供給口 H1300 電気配線基板 H1301 外部信号入力端子 H1400 第2のプレート H1500 タンクホルダー H1501 インク流路 H1600 流路形成部材 H1700 フィルター H1800 シールゴム H1900 インクタンク H1500a、H1500b 係合部 H1600g 孔 H2000 保護用部材 H2004、H2004’ 受液部 H2011 インク吸収体 H2001A、H2001B 爪部 H2002A 爪部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体の記録面に対して記録を行うた
    め液体を吐出する吐出口を有した液体吐出部を備えた記
    録ヘッドの一部と係合する係合部と、前記液体吐出部の
    前記吐出口を備えた部分を包囲するカバー部と、を備え
    て構成される記録ヘッドの保護用部材において、 前記カバー部材の吐出口の対面には、隔壁によって前記
    吐出口に向かって開口する複数の小部屋が構成され、該
    小部屋は前記吐出口から漏れ出た液体を毛管力を利用し
    て保持する液体貯留部であり、前記液体貯留部における
    同一の列において隣接する各小部屋は、異なる列の小部
    屋相互間を仕切る隔壁の高さに比して低い隔壁により仕
    切られ、前記異なる列の小部屋相互間を仕切る隔壁の高
    さは前記保護用部材が記録ヘッドに対して装着された状
    態で、前記吐出口に対して非接触となるような高さであ
    ことを特徴とする記録ヘッドの保護用部材。
  2. 【請求項2】 前記液体貯留部の全周縁部に前記液体貯
    留部から漏れ出た液体を吸収保持する液体吸収体が設け
    られていることを特徴とする請求項1記載の記録ヘッド
    の保護用部材。
  3. 【請求項3】 前記液体貯留部は、隔壁を格子状に配置
    して複数の小部屋を構成していることを特徴とする請求
    項1に記載の記録ヘッドの保護用部材。
  4. 【請求項4】 前記記録ヘッドは記録信号を受ける電気
    的接続端子部を備えており、前記保護用部材は、前記電
    気接続端子部を覆う端子カバーをさらに有していること
    を特徴とする請求項1記載の記録ヘッドの保護用部材。
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