JP3382471B2 - 半導体光デバイス及びそれを用いた光ネットワーク - Google Patents

半導体光デバイス及びそれを用いた光ネットワーク

Info

Publication number
JP3382471B2
JP3382471B2 JP26030796A JP26030796A JP3382471B2 JP 3382471 B2 JP3382471 B2 JP 3382471B2 JP 26030796 A JP26030796 A JP 26030796A JP 26030796 A JP26030796 A JP 26030796A JP 3382471 B2 JP3382471 B2 JP 3382471B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resonator
optical
layer
mode
gain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26030796A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09148684A (ja
Inventor
護 内田
淳 新田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP26030796A priority Critical patent/JP3382471B2/ja
Publication of JPH09148684A publication Critical patent/JPH09148684A/ja
Priority to US08/915,664 priority patent/US6031860A/en
Priority to EP97114493A priority patent/EP0825689A3/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3382471B2 publication Critical patent/JP3382471B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、光通信および光情
報処理等に用いられる光源及びそれを用いた光ネットワ
ークに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光通信技術の大容量化に伴い、多くの問
題点が解決されてきた。しかしながら、いわゆるチャー
ピングとよばれる、高速強度変調時の半導体レーザ内の
キャリア不均一分布による屈折率変動が発振波形を歪ま
せる現象は、必ずしも解決されるに至っていない。この
問題を回避するのに現在用いられている主流の方法は、
半導体レーザを連続(CW)で駆動し、誘電体や半導体
からなる外部変調器により強度変調を行うものである。
この方法では、デバイスの小型化や低価格化には限界が
あるとともに、これを光ネットワークに用いた場合、光
ネットワークの柔軟性(変調速度が大きく異なる信号を
同時に伝送できる能力の高さ等)も高いとはいえない。
【0003】一方、別の方法として、デバイスの発振光
の偏波面を信号に応じてスイッチングさせる方法、いわ
ゆる偏波変調法がある。これは、たとえば、特開昭62
−42593、特開昭62−144426に開示されて
いる。この骨子は以下のようなものである。図12に示
すように、或る電流値でTMモードからTEモードへ偏
波が反転する特性を有する半導体レーザを用いる。そし
て、TEモードとTMモードが同時発振する電流値をバ
イアス点として、信号電流(変調電流)IによってT
EとTMのしきい値利得をスイッチし、偏光子によって
特定方向に偏光した光のみを伝送路に送出するものであ
る。
【0004】偏波変調法は、半導体レーザの光密度が変
調中も一定であることから(駆動電流が常にほぼ一定
で、オン・オフされないので)、変調に伴うキャリア変
動も極めて小さくできるという本質的な利点がある。し
かしながら、上記従来例では、このようなレーザの具体
的構造については何ら明示されていない。
【0005】一方、具体的構成例として、2電極構成の
次の様なものがある。 (1)通常のDFBレーザを2電極構成とし、キャリア
を不均一注入することで位相と利得を同時に制御する。 (2)活性層を量子井戸構造とすることで、利得の偏波
依存性を持たせ、TMモードの利得の不足を補う。 (3)ブラッグ波長のTEモードとTMモードを位相制
御でスイッチングさせることで直接偏波変調を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この方法では、離散す
るDFBモードの発振(利得)条件と位相整合条件を満
足させることが必要不可欠である。そして、このこと
が、共振器長、グレーティング構造および層構成(特に
活性層の利得スペクトル)について設計の自由度を小さ
くするとともに、高精度な製作技術を要求していた。そ
の結果、これまで安定な偏波変調を行うことを困難にし
てきた。
【0007】従って、本発明の目的は、チャーピングを
抑えることができ、設計および作製の自由度の高い半導
体レーザとそれを用いた光ネットワークを提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の半導体光デバイスは、少なくともファブリペロ共振
器領域と分布帰還型共振器(DFB)領域から成る複合
共振器構造を有し、偏光方向が互いに直交する複数の導
波モードを有する各共振器領域の光導波路と、該各共振
器領域の光導波路を結合する光結合手段と、該各共振器
領域に利得を与える利得媒質と、該各共振器領域の光導
波路に導波されるそれぞれの光の位相を調整する位相調
整手段とから成ることを特徴とする。
【0009】より具体的には、以下の様な態様にもでき
る。前記分布帰還型共振器領域のブラッグ波長が、前記
利得媒質のピークエネルギー近傍に設定されている。前
記各共振器領域の光導波路のそれぞれが、少なくとも、
第1クラッド層、活性層、光ガイド層および第2クラッ
ド層からなるスラブ型光導波路であり、前記各共振器領
域の光導波路を結合する手段が、前記光ガイド層を共振
器方向に整列或は共通化することである。前記利得媒質
となる活性層の構造が複数の量子井戸からなり、かつ量
子井戸のウェル層あるいはバリア層あるいは両方の構造
が他の量子井戸のそれと異なる非対称量子井戸となって
おり、該活性層を含む光導波路で誘起される、偏波が互
いに直交する複数の導波モードに対して、該活性層に注
入するキャリアの密度を変化させることにより、前記活
性層が生成する利得スペクトルを前記複数の導波モード
のしきい発振利得に制御する。前記非対称量子井戸を構
成する少なくとも1つのウェル層あるいはバリア層に層
方向に垂直に歪応力がかけられている。前記分布帰還型
共振器領域のブラッグ波長が、前記非対称量子井戸の基
底準位のエネルギー近傍に設定されている。前記デバイ
スを共振器方向に複数に分割し、それぞれ互いに独立な
電極を形成し、分割された各領域に独立にキャリアを注
入することによりキャリアの注入レベルを変化させる。
前記分布帰還型共振器領域のストップバンドに対して、
ファブリペロ共振器モードの軸モード間隔が充分小さく
なるように設定されている。並行して2つの光導波路が
形成され、前記光結合手段は、前記ファブリペロ共振器
領域の少なくとも一方の端部に設けられた該2つの光導
波路間の分岐・合流比可変な光カップラ手段である。
【0010】また、上記目的を達成する本発明の光ネッ
トワークは、上記の半導体光デバイスを用いて、該光デ
バイスの出射面に偏光子を配置してDFBモードのみを
選択して通信に用いることを特徴とする。
【0011】本発明の骨子は以下のようである。少なく
とも強度変復調を用いて光ネットワークを構成する場合
等には、偏波変調可能な光源は、発振光のTMとTEを
両方とも低チャープにする必要はなく、どちらか一方を
信号として利用すればよい。それで、一方のモードのコ
ヒーレンス(単一軸モード性)を犠牲にし、代わりにス
イッチングの制御性と信頼性を高めることが本発明の半
導体レーザの狙いである。
【0012】基本的な構成は以下の通りである。 1)ファブリペロ共振器(FP)を持つ領域、DFBを
有する領域および位相調整領域とからなる複合共振器と
すること。 2)複合共振器を形成する複数の導波路の結合係数を最
適化する、あるいは可変することで共振器損失スペクト
ルを制御すること。 3)位相調整領域に信号電流あるいは信号電圧を印加す
ること等で実効的な共振器長を変化させ、偏光方向の異
なる光を選択的に発振させること。
【0013】より具体的には、次のようにもできる。 4)通常のスラブ光導波路の場合、FPの共振器損失は
TEの方がTMより常に小さくなることを利用するこ
と。逆にする事もできる。 5)DFB領域のグレーティングのピッチを、ブラッグ
波長が利得ピーク波長になるように設定することで、T
MモードはDFBモードが選択されるよう利得と共振器
損失スペクトルを制御すること。同時に、FPの共振器
モードの軸モード間隔をDFBのストップバンドにくら
べて小さくなるよう設定することでTEモードはFP、
DFBあるいは両モードが同時に選択されるよう利得と
共振器損失スペクトルを制御すること。 6)逆に、TEモードはDFBモード、TMモードはF
P、DFBあるいは両モードが同時に選択されるよう利
得および共振器損失スペクトルを制御すること。 7)非対称(歪み)量子井戸構造を活性層に適用し、利
得スペクトルに偏波依存性を与えること。
【0014】ところで、半導体レーザの発振波長は以下
の発振条件式で決定される。 Γ・gth=Γ・αin+α十αsc (1) ここで、α=l/2Leff・ln(1/R・1/
) exp(i・(2neff・Leff/λ十φ))=0 (2) ここで Г:活性層への光閉じ込め係数 gth:しきい利得 αin:内部損失 α:反射損失 αsc:その他の損失(散乱損失、結合損失等) R:共振器内の1点からみた2方向の実効的な反射率 neff:導波路の実効的な屈折率 Leff:実効的な共振器長 λ:発振波長 φ:位相 である。
【0015】これに加え、直接偏波変調用半導体レーザ
には、別の条件として、互いに独立な偏波モード、例え
ばTEモードとTMモードを有し、かつそのしきい利得
がほぼ等しいこと、即ち、 ΓTE・gthTE=ΓTM・gthTM (3) が要求される。
【0016】各変数は波長依存や偏波依存があることか
ら、上記の条件(1)〜(3)をすべて満たすのは容易
ではない。特に(2)式は発振モード(波長、偏波モー
ド、横モード)を決める極めて重要な条件式である。従
来行われてきたDFBによる共振器構成のものは、発振
モードであるTEモードとTMモード間において、発振
波長が利得スペクトルに対して相対的に離散しているた
めに(2)および(3)式を同時に満足させることは困
難であった。
【0017】本発明であるFPとDFBの複合共振器と
スラブ導波路からなる複合共振器レーザの場合、共振器
内の任意の一点で見た反射率およびその損失スペクトル
は、共振器の結合パラメータ(各導波路間の結合係数お
よび位相)によって大幅に変化させることができる。さ
らに、利得の共振器分布や偏波依存性を利用すること
で、たとえば、ブラッグ波長のTEモードとTMモード
のしきい利得をほぼ等しくすることができる。また、位
相調整領域を設け位相を変調させることで、他の反射端
(たとえばファブリペロ共振器)からの帰還により、た
とえばTM偏光のDFBモードに対してしきい値を下
げ、安定なTM偏光のDFBモードの発振を生じさせる
状況と、他の反射端(たとえばDFB共振器)からの帰
還により、たとえばTM偏光のDFBモードに対するし
きい値を上昇させ、TE偏光のDFBモードとファブリ
ペロモード(マルチモード)の発振を生じさせる状況を
切替えることができる。このように従来の構成にくら
べ、TEとTMの位相整合条件を満足させやすいことが
本発明のもっとも特徴的な部分である。
【0018】利得の偏波依存についてさらに説明する。
非対称量子井戸構造は対称量子井戸構造に比べ、バンド
ギャップおよびプロファイルを可変する自由度がある。
さらに歪みを非対称に導入することでTEモードとTM
モードに対して選択的にバンドギャップを可変できる。
このことは、同一の活性層に同一の注入キャリア密度で
生成される利得を、TEモードとTMモードそれぞれの
しきい利得に設定できることを意味する。しきいキャリ
ア密度を変調バイアス点に設定し、注入電流に信号を重
畳するか、位相変調することで偏波スイッチングした光
出力を得ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】実施例1 図1は本発明の第1の実施例の共振器方向の断面図であ
る。具体的な層構成は以下の通りである。図1におい
て、101はn型InP基板、102はn型InPクラ
ッド層、103はn型InGaAsP光ガイド層、10
4はアンドープGaInAsP活性層、105はp型I
nPクラッド層、106はp型InGaAsPコンタク
ト(キャップ)層である。また、107はn型クラッド
層102とn型光ガイド層103の境界に形成されたλ
/4位相シフト部を有するグレーティングであり、10
8は正電極、109は負電極である。
【0020】図1において、領域1はDFB領域、領域
2は位相調整領域、領域3はファブリペロ共振器(F
P)領域である。DFB領域の結合パラメータκ・Lは
2程度とし、FP領域の共振器長を300μmとするこ
とで、ストップバンドに比べ、ファブリペロモードの軸
モード間隔を十分小さくしている。各領域は電気的には
独立であるが、光学的には共振器方向に整列した光ガイ
ド層103を介して結合している。DFB領域では光ガ
イド層103にグレーティング107が形成されてお
り、そのTMモードのブラッグ波長が利得ピークと一致
するようグレーティングピッチが設定してある。
【0021】FP領域では両端面がファブリペロ共振器
を形成している。本実施例の場合、一方をへき開面11
2、他方をエッチング面(エッチングミラー)110を
用いた。エッチング面110の深さは本実施例の場合、
活性層104に達するまでとした。この結果、反射鏡と
光結合器の両方の機能を持たせることができる。位相調
整領域には利得媒質はなく、その両端面は共振器を形成
しないよう斜めカットしてある。DFB領域の端面11
3とFP領域の端面112は必要に応じてコーティング
を行っても良い。本実施例の場合、DFB側は無反射
(AR)コート113を、FP側は50%反射コート1
12を施した。
【0022】次に本実施例の動作原理について説明す
る。図3は、個々の偏光(TEとTM)に着目してそれ
ぞれの偏光についてその利得スペクトルと共振損失を示
したものである(横軸が波長で、縦軸は利得または損失
である)。実際のデバイスでは、図3の(a)、(b)
のグラフが重ね合わさった状態であり、発振する光のモ
ードは、共振器損失が利得を下回ったものになる。簡単
のために利得が偏光状態に関わらず同じスペクトル分布
であるとする(たとえばバルク活性層の場合)と、発振
するかどうかは共振器損失だけで決まることになる。本
実施例の場合、領域1(分布帰還型半導体レーザ)から
出射された後領域3で反射され領域1へ戻る光の位相を
領域2の屈折率を変化させることにより調整することが
重要である。
【0023】一般に、導波路のTE偏光とTM偏光に対
する等価屈折率は異なる。本実施例の場合、TE偏光に
対する等価屈折率の方がTM偏光に対する等価屈折率よ
り約0.2%程大きな値となっている。したがって、仮
に、反射面までの物理的な距離が同じで、領域1と領域
2の界面でTEとTM偏光の光の位相が一致していたと
しても、等価屈折率の違いにより、実際に光が感じる距
離(光学長)が異なり、反射により戻ってくる光の位相
は異なっている。また、領域2の屈折率をプラズマ効果
で変化させる時の各偏光に対する屈折率の変化量も異な
る。半導体レーザの場合、反射光の位相により、しきい
値が変化する。例えば、反射光の位相が出射光と半波長
異なれば、強度が同じなら丁度打ち消しあうことにな
り、しきい値を上昇させる効果を示す。一方、同位相な
ら、共振を助けることになりしきい値を低減させること
になる。ファブリペロレーザでは、この他の反射端(た
とえばDFB共振器)からの帰還により、共振を助ける
位相条件になる波長で発振を起こす。
【0024】分布帰還型半導体レーザの場合、共振器損
失が低い波長が回折格子により決まっているので、他の
反射端(たとえばファブリペロ共振器)からの戻り光に
より、DFBモードのしきい値を変化させることができ
る。一方、ファブリペロレーザを構成している領域3
は、分布帰還型半導体レーザの光が強い時は、DFBモ
ードの光を増幅して利得を消費しているので、発振は抑
制されている。この時に、DFBモードの光が弱くなる
と、領域3内での利得の消費量が低下し、ファブリペロ
モードヘの利得を与え、十分に励起されていれば、ファ
ブリペロモードの発振を生じるようになる。本発明で
は、このDFBモードからファブリペロモードヘの切り
替えの時に、分布帰還型半導体レーザの発振している偏
光モードを切替える(例えば、TM偏光からTE偏光に
切り替える)。このようにすることにより、TM偏光の
DFBモードからTE偏光のファブリペロモードとDF
Bモードの混合モードとの間で切り替えることができ
る。
【0025】したがって、各領域のキャリア注入量を制
御することにより、両モードのしきい利得を等しくでき
るだけでなく、安定なTMモードとマルチモードのTE
モードをスイッチングすることができる。LD全体とし
てTEモードで発振するかTMモードで発振するかは、
位相条件で決まる。位相調整領域ではキャリアを注入す
ることでプラズマ効果により実効的な屈折率を変化させ
ている。
【0026】図4に、上記のキャリア注入量を変調バイ
アスとして、微小な信号電流を重畳させたときの電流
(I)対光出力(L)特性を示した。従来例に比べ、わ
ずかな電流変化でTEおよびTMモードをスイッチング
できることが大きな特徴である。この結果、変調中にト
ータルの光出力の変化がないことと相俟って、チャーピ
ングの影響がほとんど見られない。静的にはTEモード
でもTMモードでも単一軸モードである。高速変調時に
はTEモードでは多モード化するが、TMモードでは単
一軸モードはもちろん低チャープを維持している。出射
端面の前に偏光子を配置し、TM光のみを選択すること
で低チャープな光信号を取り出すことができる。
【0027】本実施例では、TMモードとしてDFBモ
ードを、TEモードとしてFP/DFBのマルチモード
の例を示したが、その逆も可能である。例えば、端面コ
ーティング反射率の偏波依存性を用いて、スラブ光導波
路に対して、TMの方がTEより反射率が大きい領域を
作ることができる。この場合、TEモードのブラッグ波
長が利得ピークと一致するようにグレーティングピッチ
を設定する。
【0028】実施例2 図2は、第1実施例と同様な作用、効果を異なる構成で
達成するものを示したものである。図2において、領域
1は利得領域、領域2はDFB領域、領域3は位相調整
領域である。端面212および端面213でファブリペ
ロ共振器が形成され、グレーティング207で第2の共
振器が形成されている。201はn型InP基板、20
2はn型InPクラッド層、203はn型InGaAs
P光ガイド層、204はアンドープGaInAsP活性
層、205はp型InPクラッド層、206はp型In
GaAsPコンタクト層である。また、207はn型ク
ラッド層202とn型光ガイド層203の境界に形成さ
れたλ/4位相シフト部を有するグレーティングであ
り、208は正電極、209は負電極である。
【0029】本実施例の場合、製作は容易になる反面、
導波路の結合係数はほぼ100%になるので、他のパラ
メータ(DFB領域の結合パラメータκ・L等)への負
担が大きくなる可能性がある。本実施例では、複数の光
導波路を結合する手段が、光ガイド層を共通化すること
である。動作原理は、第1実施例において図3、図4を
用いて説明したものと実質的に同じである。
【0030】実施例3 条件式(2)および(3)において、利得gのプロファ
イルを制御することでさらに特性を改善できる。利得の
偏波依存性を積極的に利用した実施例について述べる。
【0031】一般に量子井戸に歪み応力を加えると価電
子帯の縮退が解け、無歪み系とはかなり異なる性質が現
れる。例えば、通常の量子井戸では、TEモードの利得
がTMモードよりもやや大きいが、圧縮歪みを与えるこ
とでこの傾向が強調され、引っ張り歪みを与えることで
逆にTMモードの利得を大きくすることができる。即
ち、偏波依存性を制御出来る。また、同時に微分利得
(キャリア変化量対利得変化量の比)も大きくできるこ
とから、低しきい値化や変調限界周波数の向上などが可
能であることが知られている。
【0032】図5に活性層のバンド構造の模式図を示
す。量子井戸1および量子井戸2(低エネルギー側の量
子井戸層であり、TEモードの利得に寄与する)のフォ
トルミネッセンスのピーク波長をそれぞれ1.550μ
mおよび1.565μmに設定した。量子井戸1(高エ
ネルギー側の量子井戸層であり、TMモードの利得に寄
与する)にのみ2.0%の歪み(引っ張り歪み)を導入
している。本実施例では、第1又は第2の実施例の活性
層104、204をこのバンド構造の活性層に置き換え
たものである。DFB領域のグレーティングピッチは、
2つの導波モードのブラッグ波長の少なくとも一方が、
前記非対称量子井戸の利得スペクトルピーク波長近傍に
来る様に、設定されている。
【0033】この結果、キャリア注入によって利得が増
えるが、通常のバルク結晶や量子井戸層の利得とは異な
り、利得プロファイル(利得スペクトル)のキャリア密
度依存性が大きい。或るキャリア密度(注入電流)にお
けるГ・gの利得スペクトルを図6に示した。第1及び
第2の実施例にくらべ、しきいキャリア密度(しきい利
得)が低くなること(k空間におけるエネルギーバンド
構造の形態変化による)、変調効率が高くなること(よ
り小さな電流或は電圧変化等で偏波変調できること。こ
れは、有効質量が小さくなってキャリアが動き易くなる
ことによる)、利得スペクトルの偏波依存性を大きくで
きてTEモードとTMモードの利得ピーク波長を可変で
きることなどが違いである。
【0034】図7は、本実施例のしきい値近傍にキャリ
ア注入された状態における任意の一点で見たГ・g(利
得×閉じ込め係数)と共振器損失との関係を、TEモー
ドとTMモードとで別々に示したものである。本実施例
の場合、TMおよびTEのそれぞれについて利得プロフ
ァイルを最適化できるメリットがある。動作原理は、第
1実施例において図3、図4を用いて説明したものと実
質的に同じである。
【0035】本実施例では高エネルギー側の量子井戸の
みに引っ張り歪みを導入したが、低エネルギー側の量子
井戸のみに圧縮歪みを導入したり、高低エネルギーの量
子井戸それぞれに引っ張り歪みおよび圧縮歪みを導入す
ることも可能である。2層の量子井戸では、利得の飽和
が問題になる場合もある為、上記活性層を多段に重ねた
非対称多重歪み量子井戸層としてもよい。
【0036】実施例4 共振器損失スペクトルを制御するためには、複合共振器
の中に分岐比可変光結合器を導入することが有効であ
る。本発明に適した分岐比可変機構として、本出願人の
出願である特願平5−80170、特願平5−3527
09で示されたものがある。本実施例は、この分岐比可
変機構を第2の実施例に適用したものである。図8はそ
の共振器方向の断面模式図であり、図9は共振器方向に
垂直な断面図である。領域1および3のカプラ部によっ
て分岐・合流比を制御できるため、共振器損失スペクト
ルの制御範囲が広がる。即ち、偏波変調できる範囲を広
げることができる(偏波変調の前段階として各領域の電
流、印加電圧等を調整しておく必要があるが、その調整
範囲が広くなる)。
【0037】図8において、光の進行方向に対して、5
個の領域が直列につながれた構成になっている。領域1
および3は光カプラ部、領域4および5は光増幅部、領
域2は位相調整部である。たとえば、図8において、3
00はn型GaAs基板、301はn型AlGaAs第
1クラッド層、302はn型AlGaAs第1コア層、
303はp型AlGaAs第2クラッド層、304はア
ンドープAlGaAs第2コア層、305はn型AlG
aAs第3クラッド層、306はコンタクト層(GaA
s)である。307aは正電極、307bおよび308
は負電極であり、309は屈折率を変調するための周期
的電流狭窄層である。また、端面には、反射コート31
1を施している。
【0038】本実施例の製作方法について簡単に説明す
る。たとえば、通常の有機金属気相成長法(MOCVD
法)や分子線エピタキシャル成長法(MBE法)を用い
て、まず、n型GaAs基板300上に第1クラッド層
301から第2クラッド層303の下部層まで成長す
る。第2クラッド層303の下部層を成長したあと、n
型AlGaAs層を形成した後、適当なピッチのグレー
ティングパターンを、その深さがp型AlGaAs層
(第2クラッド層303の下部層)に達するようにエッ
チングする。この後、引続き、MOCVDでp型AlG
aAs層303の上部層を成長する。この結果、周期的
電流狭窄層309が作製される。この後、アンドープA
lGaAs第2コア層304、第3クラッド層305の
下部層を成長し、領域4のグレーティング310を形成
する。そして、第3クラッド層305の上部層、コンタ
クト層306を成長する。横モードの制御のために、埋
め込み構造等をつくり付け、電極307a、307b、
308を形成することで本実施例は完成する。
【0039】図9の横断面の模式図において、320は
p型AlGaAs埋め込み層、321はn型埋め込み
層、330は正電極307aと負電極307b間の電流
の経路である。
【0040】次に本実施例の動作原理について説明す
る。例えば、領域1および3にキャリアを注入した状態
にすると(正電極307aと負電極308間)、周期的
電流狭窄層309によってキャリア分布が変調され、第
1コア層302中に、キャリア分布ができ、これに対応
した等価的屈折率分布が形成される。従って、第1およ
び第2コア層302、304を中心とする2つの導波路
に導波される光は、周期的電流狭窄層309によってカ
ップリングする。カップリングの程度は、領域1および
3へのキャリア注入状態を制御することで制御できる。
これは、DFB共振器領域の導波路とファブリペロ共振
器領域の導波路の結合係数を制御することに相当する。
従って、領域2、4および5への電流注入(正電極30
7aと負電極307b間の電流経路330)制御と相ま
って、上記実施例と同様な動作原理で、TEモードで発
振させたりTMモードで発振させたりすることができ
る。光カプラ部は一方に設けるのみでもよい。
【0041】実施例5 次に上記のデバイスを光ネットワークへ適用した例につ
いて述べる。図10および図11はバス型光ネットワー
クおよびリング型光ネットワークヘの適用例であり、光
ノード401〜406に上記デバイスが搭載されてい
る。第1実施例〜第4実施例で述べた半導体レーザの出
射面に偏光子を配置し、特定偏波光(例えばTE光)の
みを取り出し、伝送路へ送出できる。400は光バスラ
インであり、411〜416は端末装置である。本発明
の半導体レーザは、高速変調時にも線幅が狭くかつ安定
している。
【0042】
【発明の効果】本発明の効果は以下の通りである。 1)偏波スイッチングの前後でトータルの光出力はほと
んど変化しないことから、レーザ共振器内のキャリア変
動はほとんどなく、チャーピングを抑えることができ
る。 2)直接偏波変調可能な光源を歩留まりよく作製でき
る。 3)偏波変調ができるデバイスの設計自由度が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の共振器方向断面図。
【図2】第2の実施例の共振器方向断面図。
【図3】第1の実施例の利得スペクトルと共振器損失ス
ペクトルの関係を各モードについて説明する模式図。
【図4】本発明の実施例の変調特性を示すグラフ。
【図5】非対称歪み量子井戸のバンド図。
【図6】非対称歪み量子井戸の利得スペクトルを各モー
ドについて説明する模式図。
【図7】非対称歪み量子井戸を用いた場合の、共振器損
失スペクトルと利得スペクトルの関係を各モードについ
て説明する模式図。
【図8】第4の実施例の共振器方向断面図。
【図9】第4の実施例の横方向断面図。
【図10】本発明の半導体光デバイスを光ネットワーク
へ適用した場合の例を示す図。
【図11】本発明の半導体光デバイスを光ネットワーク
へ適用した場合の例を示す図。
【図12】従来例を説明する図。
【符号の説明】
101、201、300 基板 102、105、202、205、301、305
クラッド層 103、203 光ガイド層 104、204 活性層 106、206、306 キャップ層 107、207、310 位相シフトグレーティング 108、208、307a 正電極 109、209、307b、308 負電極 110 エッチングミラー 112、212、213 コーティング面 113 ARコート 302 第1コア層 304 第2コア層 309 周期的電流狭窄層 320 p型埋め込み層 321 n型埋め込み層 330 電流経路 400 光バスライン 401〜406 光ノード 411〜416 端末装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−265958(JP,A) 特開 平7−45860(JP,A) 特開 平7−231133(JP,A) 特開 平8−172245(JP,A) 特開 平7−264138(JP,A) 特開 平7−307530(JP,A) 特開 平8−186315(JP,A) 特開 昭63−299291(JP,A) 特開 平6−61571(JP,A) 特開 昭58−196088(JP,A) 特開 平8−107249(JP,A) 特開 平7−202342(JP,A) 特開 平7−235718(JP,A) Journal of Applie d Physics,1988年,63[2 ],p.291−294 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 5/00 - 5/50 H04B 10/20

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともファブリペロ共振器領域と分布
    帰還型共振器(DFB)領域から成る複合共振器構造を
    有し、偏光方向が互いに直交する複数の導波モードを有
    する各共振器領域の光導波路と、該各共振器領域の光導
    波路を結合する光結合手段と、該各共振器領域に利得を
    与える利得媒質と、該各共振器領域の光導波路に導波さ
    れるそれぞれの光の位相を調整する位相調整手段とから
    成ることを特徴とする半導体光デバイス。
  2. 【請求項2】 前記分布帰還型共振器領域のブラッグ波
    長が、前記利得媒質のピークエネルギー近傍に設定され
    ていることを特徴とする請求項1記載の半導体光デバイ
    ス。
  3. 【請求項3】 前記各共振器領域の光導波路のそれぞれ
    が、少なくとも、第1クラッド層、利得媒質から成る活
    性層、光ガイド層および第2クラッド層から成るスラブ
    型光導波路であり、前記各共振器領域の光導波路を結合
    する手段が、前記光ガイド層を共振器方向に整列或は共
    通化することであることを特徴とする請求項1又は2記
    載の半導体光デバイス。
  4. 【請求項4】 前記各共振器領域の光導波路のそれぞれ
    が、少なくとも、利得媒質から成る活性層からなるスラ
    ブ型光導波路であり、該利得媒質から成る活性層の構造
    が複数の量子井戸からなり、かつ量子井戸のウェル層あ
    るいはバリア層あるいは両方の構造が他の量子井戸のそ
    れと異なる非対称量子井戸となっており、該活性層を含
    む光導波路で誘起される、偏波が互いに直交する複数の
    導波モードに対して、該活性層に注入するキャリアの密
    度を変化させることにより、前記活性層が生成する利得
    スペクトルを前記複数の導波モードのしきい発振利得に
    制御することを特徴とする請求項1、2又は3記載の半
    導体光デバイス。
  5. 【請求項5】 前記非対称量子井戸を構成する少なくと
    も1つのウェル層あるいはバリア層に層方向に垂直に歪
    応力がかけられていることを特徴とする請求項4記載の
    半導体光デバイス。
  6. 【請求項6】 前記分布帰還型共振器領域のブラッグ波
    長が、前記非対称量子井戸の基底準位のエネルギー近傍
    に設定されていることを特徴とする請求項4記載の半導
    体光デバイス。
  7. 【請求項7】 前記デバイスを共振器方向に複数に分割
    し、それぞれ互いに独立な電極を形成し、分割された各
    領域に独立にキャリアを注入することによりキャリアの
    注入レベルを変化させることを特徴とする請求項1乃至
    6の何れかに記載の半導体光デバイス。
  8. 【請求項8】 前記分布帰還型共振器領域のストップバ
    ンドに対して、ファブリペロ共振器モードの軸モード間
    隔が充分小さくなるように設定されていることを特徴と
    する請求項1乃至7の何れかに記載の半導体光デバイ
    ス。
  9. 【請求項9】 並行して2つの光導波路が形成され、前
    記光結合手段は、前記ファブリペロ共振器領域の少なく
    とも一方の端部に設けられた該2つの光導波路間の分岐
    ・合流比可変な光カップラ手段であることを特徴とする
    請求項1乃至8の何れかに記載の半導体光デバイス。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9の何れかに記載の半導
    体光デバイスを用いて、該光デバイスの出射面に偏光子
    を配置してDFBモードのみを選択して通信に用いるこ
    とを特徴とする光ネットワーク。
JP26030796A 1995-09-18 1996-09-09 半導体光デバイス及びそれを用いた光ネットワーク Expired - Fee Related JP3382471B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26030796A JP3382471B2 (ja) 1995-09-18 1996-09-09 半導体光デバイス及びそれを用いた光ネットワーク
US08/915,664 US6031860A (en) 1996-08-22 1997-08-21 Optical device capable of switching output intensity of light of predetermined polarized wave, optical transmitter using the device, network using the transmitter, and method of driving optical device
EP97114493A EP0825689A3 (en) 1996-08-22 1997-08-21 Optical device capable of switching output intensity of light of predetermined polarized wave, optical transmitter using the device, network using the transmitter, and method of driving optical device

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26352695 1995-09-18
JP7-263526 1995-09-18
JP26030796A JP3382471B2 (ja) 1995-09-18 1996-09-09 半導体光デバイス及びそれを用いた光ネットワーク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09148684A JPH09148684A (ja) 1997-06-06
JP3382471B2 true JP3382471B2 (ja) 2003-03-04

Family

ID=26544546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26030796A Expired - Fee Related JP3382471B2 (ja) 1995-09-18 1996-09-09 半導体光デバイス及びそれを用いた光ネットワーク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3382471B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2377545A (en) * 2001-07-14 2003-01-15 Marconi Caswell Ltd Tuneable Laser
US7813388B2 (en) 2006-12-06 2010-10-12 Electronics And Telecommunications Research Institute Self-pulsating laser diode
KR100818635B1 (ko) * 2006-12-06 2008-04-02 한국전자통신연구원 자기 발진 레이저 다이오드
JP2008294124A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Fujitsu Ltd 光半導体素子
JP5001239B2 (ja) * 2008-08-19 2012-08-15 日本電信電話株式会社 半導体波長可変レーザ
CN102210072B (zh) 2008-12-26 2013-01-16 富士通株式会社 光信号产生装置及其调整方法
US9407062B2 (en) * 2012-06-25 2016-08-02 Korea Advanced Institute Of Science And Technology Wavelength-maintaining Fabry-Perot Laser Diode and optical transmitter including same
CN112290380B (zh) * 2020-12-24 2021-03-16 武汉敏芯半导体股份有限公司 一种直接调制激光器

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Journal of Applied Physics,1988年,63[2],p.291−294

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09148684A (ja) 1997-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0169567B1 (en) Semiconductor laser device
US5398256A (en) Interferometric ring lasers and optical devices
EP0735635B1 (en) Optical semiconductor apparatus, driving method therefor, light source apparatus and optical communication system using the same
EP0668641B1 (en) Oscillation polarization mode selective semiconductor laser, light transmitter and optical communication system using the laser
US5648978A (en) Oscillation polarization mode selective semiconductor laser, modulation method therefor and optical communication system using the same
JP5206187B2 (ja) 光半導体装置
US9312663B2 (en) Laser device, light modulation device, and optical semiconductor device
US8040928B2 (en) Semiconductor laser, method for generating laser beam and method for reducing a spectral line-width of laser beam
US6252895B1 (en) Distributed feedback semiconductor laser in which light intensity distributions differ in different polarization modes, and driving method therefor
US7466736B2 (en) Semiconductor laser diode, semiconductor optical amplifier, and optical communication device
US6963597B2 (en) Grating-outcoupled surface-emitting lasers
EP0668642B1 (en) Oscillation polarization mode selective semiconductor laser, light transmitter and optical communication system using the laser
US6337868B1 (en) Distributed feedback semiconductor laser and a driving method therefor
US7949020B2 (en) Semiconductor laser and optical integrated semiconductor device
JP3382471B2 (ja) 半導体光デバイス及びそれを用いた光ネットワーク
JP2947142B2 (ja) 波長可変半導体レーザ
JPH11312846A (ja) 偏波依存性を持つ位相シフト領域を有する分布帰還型半導体レーザ、それを用いた光送信機及び光通信システム
JPH08298355A (ja) レーザー装置
US6636547B2 (en) Multiple grating-outcoupled surface-emitting lasers
US11557876B2 (en) Semiconductor laser
WO2021148120A1 (en) Single-mode dfb laser
WO2021148121A1 (en) Dfb laser with angled central waveguide section
JP4074534B2 (ja) 半導体レーザ
JPS61107781A (ja) 単一軸モ−ド半導体レ−ザ装置
JPH09186408A (ja) 分布反射型半導体レーザ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees