JP3382410B2 - 記録装置及び方法 - Google Patents

記録装置及び方法

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JP3382410B2
JP3382410B2 JP10853195A JP10853195A JP3382410B2 JP 3382410 B2 JP3382410 B2 JP 3382410B2 JP 10853195 A JP10853195 A JP 10853195A JP 10853195 A JP10853195 A JP 10853195A JP 3382410 B2 JP3382410 B2 JP 3382410B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は少なくとも1個の記録ヘ
ッドを使用して各記録ヘッドより少なくとも1色のイン
クを吐出してドットの集合で記録媒体上に画像を形成す
る記録装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像記録装置として、被記録材に
インクを吐出することにより印刷(記録)を行うインク
ジェット記録装置が知られている。
【0003】インクジェット記録装置は、ノンインパク
ト型の記録装置であって騒音が少ないこと、多色のイン
クを使うことによってカラー画像記録も容易であること
等の特徴を有しており、近年急速に普及しつつある。
【0004】図22は従来例に係るインクジェット記録
装置の概略斜視図である。
【0005】図22においてロール状に巻かれた被記録
材5は、搬送ローラ1,2を経て給送ローラ3で挟持さ
れ、給送ローラ3に結合した副走査モータ15の駆動に
伴って図中f方向に送られる。この被記録材5を横切っ
てガイドレール6,7が平行に配設されており、キャリ
ッジ8に搭載された記録ヘッド9が左右に走査する。キ
ャリッジ8にはそれぞれ複数のインク吐出口が並置され
たイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のヘッ
ド9Y,9M,9C,9Bkが搭載されており、これに
対応して4色のインクタンクが配置される。
【0006】被記録材5は、記録ヘッド9の記録幅分ず
つ間欠送りされるが、被記録材5が停止している時に記
録ヘッド9はP方向に走査し、2値化された画像信号に
応じたインク滴を吐出する。
【0007】このようなインクジェット記録装置におい
ては、被記録材の特性が重要であり、特に、被記録材上
でのインクのにじみ特性が画質に大きな影響を与える。
【0008】被記録材のインクにじみ特性を示す指標と
しては「にじみ率」というものが知られている。これ
は、インクジェットノズルから吐出されたインク滴の径
が被記録材上で何倍に広がるかを示したもので、 にじみ率=(被記録材上でのドット径)/(吐出インク
滴径) で与えられる。
【0009】例えば、飛翔中のインク滴径が30μm
で、被記録材上で90μmのドットが形成されたとすれ
ば、その被記録材のにじみ率は3.0となる。
【0010】にじみ率の小さい被記録材では画像濃度が
低くなり、質感のある高品位の画像を得ることが困難と
なる。
【0011】一方、にじみ率の大きい被記録材では画像
濃度は高くなるが、次のような問題が生じていた。
【0012】図22のようなシリアルスキャン型のイン
クジェット記録装置では、図23に示すように、複数の
インク吐出口を並列させた記録ヘッド9をA方向に走査
して、幅dだけの画像記録を同図(1),(2),
(3)の順に繰り返してゆく。幅dは、ヘッドの吐出口
数と記録密度とによって決定され、吐出口数256、記
録密度400ドット/インチ(dpi)の場合は、 256×25.4/400=16.256mm となる。
【0013】記録されるインク量が少ない場合は、被記
録材のインク吸収が十分であるので、記録された画像の
幅は記録幅dとほぼ等しい。このため、記録ヘッドをd
だけB方向に走査した後にA方向に記録を行えば、図2
3の(A)に示すように各記録走査毎のつなぎ目は画像
上問題にならない。
【0014】しかしながら、高濃度部、すなわち被記録
材上に吐出されるインク量の多い部分の画像記録を行う
場合、にじみ率の大きい被記録材ではインクを十分吸収
しきれなくなり、インクは横方向ににじみ、記録された
画像幅はd+Δdとなる。このとき、記録ヘッドのB方
向への走査幅がdであるとすると、Δdの幅で画像が重
なり、図23の(B)に示すように、この部分に黒スジ
が生じる。逆に、B方向への走査幅をd+Δdにしてお
くと、吐出インク量の少ない低濃度部では白スジが現れ
ることになる。
【0015】高濃度部での画像幅の広がり量Δdは被記
録材のにじみ率や、被記録材に吐出されるインク量によ
って変化し、にじみ率が大きいほど、またインク量が多
いほどΔdが大きくなる。従って、黒スジの発生を防止
するためには、にじみ率の小さい被記録材を使用した
り、記録に使用するインク量を少なくする必要がある
が、その場合前述のように画像濃度が低下し、その結果
質感のある高品位の画像が得られなくなるという問題が
生じる。
【0016】このような問題を解決するためにマルチス
キャン方式を用いることで、黒スジをなくすことが可能
である。このマルチスキャン方式の特徴を示す印刷方法
を図24に示す。一般にマルチスキャン方式ではヘッド
1はX,Y,Zの3つの部分から成り、それぞれX−1
〜X−4,Y−1〜Y−4,Z−1〜Z−4のノズルを
持っている。
【0017】最初の走査でZの部分で紙上のZ’の部分
に1/3に間引いて印刷される。続いて、紙はdだけB
方向に副走査されY’の位置では、ヘッドのYの部分で
1/3に間引きかつZ部で間引かれたドットを印刷す
る。さらにdだけB方向に副走査されX’の位置では、
ヘッドのXの部分でY,Z部で間引かれたドットを印刷
する。このとき図に示したように、同一ノズルで印刷さ
れたドットがA方向に連続することがないように印刷さ
れるため、吐出の際のインク滴の揺らぎによって生じる
画像の乱れなどが目立ちにくくなるというメリットがあ
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例ですべてのノズルに対してマルチスキャン方式を適
用するため、通常のシリアルスキャンと比べると画像を
形成する時間が多くかかっており高速での印刷出力を得
たいという市場ニーズに答えることができなかった。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決することを目的としてなされたもので、上述の課題
を解決する一手段として以下の構成を備える。
【0020】即ち、少なくとも1個の記録ヘッドを使用
して各記録ヘッドより少なくとも1色のインクを吐出し
てドットの集合で記録媒体上に画像を形成する記録装置
において、記録ヘッドを複数回走査させて前記記録媒体
画像を形成する画像形成手段であって、記録ヘッドの各
走査の端部の画像を複数回に分けて形成し、複数回に分
けて画像を形成する際に隣接する画像の境界領域のドッ
トの間引き処理と補間処理とを行う画像形成手段を備
え、前記画像形成手段は、前記間引き処理と補間処理に
おける処理パターンを生成するための複数のフィルタの
中から、前記走査の方向に沿ったドット単位の画像形成
に対応させて前記フィルタを順次選択し、選択された前
記フィルタによって生成された前記処理パターンにした
がって前記間引き処理と前記補間処理を行うとともに、
記録ヘッドの各走査で形成される画像の、前記間引き処
理及び前記補間処理を行う端部からの範囲を、前記フィ
ルタを画像の滲みかたが異なる記録媒体に対応させて切
り替えることにより変更可能とすることを特徴とする。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【作用】以上の構成において、黒スジが発生する近傍の
記録素子に対しマルチスキャン方式で記録することによ
り、黒スジをなくすことができる。更に、記録媒体のイ
ンクの滲みかたによって画像処理パターンを選択するこ
とにより高精度で黒筋をなくすことができる。また、記
録媒体毎に変化するマルチスキャン部の色むらを入力デ
ータや記録ヘッドに印加駆動パルスを制御することによ
り軽減し、高品位画像を得ることができる。
【0025】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳細に説明する。
【0026】図1は本発明に係る一実施例における画像
記録装置のカラー画像の記録走査の状態を示す模式図で
ある。
【0027】図1において記録シート40は搬送ローラ
41,42を経て給送ローラ43で挟持されている。給
送ローラ(シート送りローラ)43は、シート送りモー
タ52により回転駆動され、制御回路53よりのシート
搬送信号62に基づいてシート送りモータドライバ61
がシート送りモータ52を回転駆動することにより記録
シート40を矢印44方向に搬送する。
【0028】この記録シート40の部分45を横切って
ガイド軸46が平行に設置されており、キャリッジ48
に搭載された複数(4個)の記録ヘッドから成るヘッド
ユニット49は、制御回路53よりの走査信号59に基
づいてキヤリッジモータドライバ58がキャリッジモー
タ51を回転駆動することにより左右に往復運動し、こ
れにより記録走査が行われる。なお、キャリッジ48は
キャリッジモータ(パルスモータ)51によりタイミン
グベルト47を介して往復運動される。
【0029】キャリッジ48上の前記ヘッドユニット4
9は、インクの色がシアンのシアンヘッド49C、イン
クの色がマゼンタのマゼンタヘッド49M、インクの色
がイエローのイエローヘッド、インクの色がブラックの
ブラックヘッド49Bkから成り、各ヘッドには対応す
るインクのインクタンクが接続されている。
【0030】記録シート45は間欠送りされ、記録シー
トが停止している間に記録ヘッド49(キャリッジ4
8)は矢印P方向に走査しながら画像信号に応じてイン
ク滴を吐出する。
【0031】記録動作を制御する制御回路53は、リー
ダ部(またはコンピュータ)54に対してはリーダ制御
信号55を出力する。前記リーダ部54は制御回路53
よりの要求に従って印刷出力すべき画像信号を読み取る
などして画像処理回路56へYMCの画像信号として出
力する。画像処理回路56ではこのY、M、Cの画像信
号に対して所定の画像処理を施し、対応するY、M、
C、Bkの画像信号として出力する。
【0032】制御回路53はこの画像処理回路56より
の画像信号を記録装置で出力する濃度信号として受け取
り、このデータは制御回路53を介し、キャリッジモー
タドライバ58とノズル選択部70へと送られ、記録ヘ
ッド49に画像信号が送られる。
【0033】図2は図1に示す本実施例のノズル選択部
70の詳細構成を示すブロック図である。
【0034】制御回路53から送られた画像信号106
は、ノズル選択回路105に送られ、ここでマルチスキ
ャンを行わないことを指示する画像信号であるノズル信
号107と、マルチスキャンを行うことを指示する画像
信号であるノズル信号108及び109とに分配され
る。マルチスキャンを行うことを指示する画像信号であ
るノズル信号108はマルチスキャンを行うZブロック
の画像信号であり、マルチスキャンを行うことを指示す
る画像信号であるノズル信号109はXブロックの画像
信号である。
【0035】マルチスキャンを行わない画像信号である
ノズル信号107はヘッド49に供給される。一方、マ
ルチスキャンを行うことを指示するZブロックの画像信
号であるノズル信号107はAND回路104へ、Xブ
ロックの画像信号であるノズル信号109はNAND回
路107へと出力される。
【0036】パターン発生部71では 画像信号の間引
き、補間のデータを生成する処理を行う部分であり、後
述するフィルタテーブル101を用いて上記処理を行
う。
【0037】このパターン発生部71で使用するフィル
ターテーブルを図3を用いて以下に説明する。
【0038】図3はパターン発生部71で用いるフィル
タテーブル101のモデル図である。このテーブルは黒
スジを発生しないようなドット配列をするようなフィル
タの効果を生み出す。例えば、パターン81を用いフィ
ルタテーブル101より順次データを読み出す。それと
ともに、クロック信号100に同期した画像信号107
も順次出力され、AND回路104を介してヘッドへ画
像信号として出力される。
【0039】たとえば間引きを行うZブロックのノズル
に対してパターン(81)を適用すると、Z−1ノズル
の画像信号をノズル選択回路105から送出したとき、
フィルタテーブル101からはAND回路104に
『0』を送出する。すると記録ヘッド49への画像信号
は『0』となり印刷を行わないことになる。
【0040】一方、Z−4ノズルの画像信号をノズル選
択回路105から送出したとき、フィルタからはAND
回路104に『1』を送出する。するとヘッドへの画像
信号は『1』となり印刷を行うことになる。
【0041】本実施例においては、このAND回路10
4を介すため、最初の3画素は間引きをし、M画素目で
印刷を行うことになる。
【0042】また、本実施例における補間の手段は、走
査の補間を行うノズルXブロックは間引きを行った時と
同じフィルタを使用し、NAND回路102を介すこと
によって容易に補間の画像信号を得ることが可能とな
る。
【0043】以上に説明したノズルの使用順序を具体例
に基づいて更に説明する。図4は本実施例でのノズルの
使用順序の概略図である。
【0044】上述した構成を備える本実施例において
は、上述した様にXブロックでは前走査で1/2に間引
かれたドットを補間するように印刷を行う。一方、Yブ
ロックではマルチスキャン方式は行わず、画像データを
そのまま印刷を行う。Zブロックでは1/2に間引きド
ットを印刷する。こうして1行分の記録を完了すると、
シート送りモータ52を駆動し、eだけシートを送る。
このくり返しによって画像を形成していく。
【0045】以上におけるマルチスキャンを行うノズル
の数は特にノズル数を限定することはしない。好ましく
はY>X=Zを満たしていれば印刷速度を高めることが
可能である。
【0046】図5は一つの画像を形成する時のヘッドの
走査を示した図である。図5において、矢印30はヘッ
ド35の走査方向、矢印31は紙の送り方向を示してお
り、○で示す32の位置で上述した図4に示すノズル使
用順序で示したような場合ではZブロックで間引きを行
ない、Xブロックでの補間はせず送られた画像データを
そのまま印刷する。
【0047】同様に●34に示すの位置では、Xブロッ
クでの補間をし、Zブロックで間引きを行わず、画像デ
ータをそのまま印刷する。
【0048】以上説明した様に本実施例によれば、特定
のノズルを使用しないで印刷が可能なことから、吐出の
揺らがない高品位画像を得ることが可能である。また動
作をシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のイ
ンクで記録走査を行えば黒スジのないカラー画像も形成
することができる。
【0049】<第2実施例>次に本発明に係る第2実施
例を以下に説明する。第2実施例は上述した第1実施例
よりさらに高画質を狙うものである。
【0050】即ち、第2実施例においては、第1実施例
と異なり、間引き、補間のパターンを生成するフィルタ
を複数持ち、走査方向に順次複数のセレクタを切り替え
てフィルタを選択していくことにより、多くのフィルタ
を持ち複雑なドット配列が可能となる。
【0051】例えば、にじみが大きい記録媒体に対し
て、隣接するドットを1回のスキャンで印刷すると、横
方向に滲んで隣接ドットが互いに寄って結果的に黒スジ
を発生してしまう場合もある。そこで第2実施例におい
ては、例えば図25に示すあるいは図26に示すような
フィルタをパターン発生部71で用いるフィルタテーブ
ル101に使用し、走査方向に順次切り替えて行くこと
により、記録ドットを千鳥に配列して隣接画素を必ず複
数回に分けて印刷することができる。
【0052】以上説明した様に第2実施例によれば、上
述した様に複数のフィルタを切り替えて間引き、補間の
パターンを生成することにより、黒スジをなくす最適な
パターンを作成することが可能とあり、またある特定の
ノズルの吐出の揺らぎが発生した場合でもフィルタを変
えるだけで一つのノズルで続けて印刷を行うことを防ぐ
事が可能なため、高品位画像を得ることが可能となる。
【0053】<第3実施例>以下に本発明に係る第3実
施例を説明する。第2実施例は、上述した第2実施例2
よりさらに高画質を実現したものである。第3実施例に
おいても、基本構成は上述した第1実施例の図1に示す
構成と同様構成であり、図1中のノズル選択部70の構
成が異なる。
【0054】図6に本発明に係る第3実施例のノズル選
択部70の詳細ブロック構成図を示す。第3実施例にお
いては、制御回路53から出力される画像同期信号20
0を利用してセレクタ103を切り替える。上述した第
1の実施例では、フィルタテーブル101から送出され
るデータは外部クロック信号100に同期して送出され
るため、この方法ではフィルタが複数ある場合において
は、画像のデータの有無にかかわらずフィルタが順次選
択され、隣りあった画素で同じフィルタを使用すること
が起こる。これを防ぐ為に第3実施例ではこのセレクタ
103の切り替え制御に画像同期信号200を用いてい
る。
【0055】図7に第3実施例におけるパターンの配列
を示す。第3実施例においては、図7の120に示す画
像信号がない部分ではセレクタは切り替えられず、次の
画像信号が送られた時点で切り替えて印刷出力されるた
め、必ず隣の画素は違うフィルタを使って出力させるこ
とになり、同じノズルが隣り合う画像を形成することは
決して起こらず、このためそのノズルに不吐出や吐出の
揺らぎが発生しても画像に影響を及ぼすことはなく、高
画質を得ることが可能である。
【0056】<第4実施例>第4実施例は、ヘッドの端
部のノズルのマルチスキャンだけでなく、画像端部でマ
ルチスキャンを行ない高画質の印刷出力を実現するもの
である。
【0057】デジタル複写機などでは、多彩な編集機能
をもっており、これらの機種に適用するために第4実施
例においては2回に分けて送られてきた画像信号を同一
走査範囲を2回に分けて印刷を行う。本発明に係る第4
実施例における印刷制御の模式図を図に示す。第4実
施例においては、1回の走査で図8に示す1の部分のみ
を印刷し、2回目の走査で2の部分のみを印刷し、かつ
2回の走査画像の間に隙間がないことを示し、1回目の
走査と2回目の走査の継ぎ目でスジ300が発生するこ
とを示している。
【0058】そして、1回目の走査終了直後に近傍の画
像データを間引き、2回目の走査開始の画像データは1
回目の画像データを補間するように印刷を行う。これに
より、黒スジのない高画質の画像を得ることが出来る。
【0059】<第5実施例>以上説明した第1乃至第4
実施例においては、被記録材のにじみ方の違うと、白ス
ジが発生したり黒スジが消えなかったりして効果が得ら
れない場合がある。そこで本発明に係る第5実施例では
間引きを行うためのフィルタを被記録材により適したも
のを用意して切り替えることによって、いかなる被記録
材でもスジの無い高品位画像を得ることが可能としてい
る以下、以上の構成を備える第5実施例を説明する。第
5実施例においては、にじみを検知する手段を用いて、
高画質を得ている。
【0060】図9は本発明に係る第5実施例のカラーイ
ンクジェット記録装置及びその制御系を示す模式的斜視
図である。図9において、上述した図1に示す第1実施
例と同様構成には同一番号を付し詳細説明を省略する。
図9においては、図1の構成に加え、被記録材にインク
を吐出した時にインクの滲み率を演算して求めるにじみ
率演算回路75が設けられている。
【0061】また、図9において、給送ローラ43によ
って送られた記録シートに予め用意しておいた数種類の
濃度で記録できる幅の違うパラメータキャリブレーショ
ン用記録パターン80を記録する記録シート81に記録
する。この記録シート81に記録するパラメータキャリ
ブレーション用記録パターンの例を図10に示す。
【0062】そしてこの記録シート81をリーダ部54
の読み取り部分に載置し、矢印82,83,84,85
の方向に読み取り動作を行う。
【0063】このようにして読み込んだにじみパラメー
タキャリブレーション用記録パターンのスキャン方向に
対する入力信号の関係を図11に示す。図11の91
a,91b,91c,91dは、にじみやブリーディン
グを生じる記録シートに記録した場合の信号を示してい
る。
【0064】にじみやブリーティングを生じない記録シ
ートの場合の信号91e,91f,91g,91hと比
較すると、被記録部と記録部との境界線がブロードとな
る。ここでX1はにじみのない記録シートに記録した場
合に読み取った信号である。この出力信号をにじみ率演
算回路75に出力し、このときのにじみパラメータDを
【0065】
【数1】
【0066】 D=(X2−X1)/(X2) ・・・式1 と定義する。このにじみパラメータを前記にじみ率演算
回路75で演算し、その結果より予め用意しておいたフ
ィルタの中からスジを生じないような間引き方法を可能
とする最適なフィルタを選択するための制御信号63
を、前記ノズル制御部70へ出力することで、記録シー
トのインクの吸収速度の違いや環境の違いによるにじみ
の変化によりスジの出かたの変化が起こっても、スジの
ない高品位画像を得ることが可能である。この時スジを
生じないような間引き方法の例を図12に示す。即ち、
例えば図12の(a),(b),(c)に示すような間
引き方法で、被記録材のにじみ方が大きくなるにつれ徐
々に間引く範囲を変えていくように制御する。このよう
に間引いていく方法のうち、にじみかたにより、図12
(a),(b),(c)のいずれかの方法を選択するこ
とにより高品質での記録が可能となる。
【0067】以上説明した様に第5実施例によれば、被
記録材のにじみ方の違っていても、白スジが発生したり
黒スジが消えなかったりすることがなくなり、いかなる
被記録材でもスジの無い高品位画像を得ることが可能と
なる。
【0068】なお、以上の説明においては、間引きを行
うためのフィルタを自動的に変更する例を説明したが、
本発明は以上の例に限定されるものではなく、被記録材
により適したものを用意し、これを手動で切り替えるこ
とによっても、いかなる被記録材でもスジの無い高品位
画像を得ることが可能である。また、この手段によって
この動作を4色のインクで記録走査を行えば黒スジのな
いカラー画像を形成することができる。
【0069】<第6実施例>本発明に係る第6実施例を
以下に説明する。第6実施例では、第5実施例に示す様
に予め用意しておいたフィルタを選択するのではなく、
にじみパラメータを使ってフィルタを生成することでフ
ィルタテーブルを保持しておく記憶回路を持たずに常に
最適なフィルタを用いて印刷出力可能とする。
【0070】図13は第6実施例のノズル選択部70の
詳細構成を示すブロック図である。第6実施例において
は、図2に示す第1の実施例のフィルタテーブル101
に代えてフィルタ生成回路111が備えられている。他
の構成は上述した図9に示す第5実施例と同様構成であ
るため、詳細説明を省略する。
【0071】以上の構成において、にじみ率演算回路7
5よりのにじみパラメータD63はフィルタ生成回路1
11に送られ、例えば図12に示すような傾向を持つ最
適なフィルタを生成し、生成した最適なフィルタを用い
てマルチスキャン方式を行うことが可能となり、高品位
画像を得ることが可能になる。
【0072】以上説明した様に第5及び第6実施例によ
れば、更に被記録材のにじみ方に違いが発生してもイン
クのにじみによる端部の黒スジをなくすことが可能にな
り、安定して高画質を得ることが可能となる。
【0073】<第7実施例>次に本発明に係る第7実施
例を説明する。
【0074】以上に説明した各実施例では、スキャン毎
の端部のノズルについてのみマルチスキャンを行ってい
たため、例えば図14に示す様に通常の印刷を行う部分
(a)と、端部マルチスキャンを行う部分(b)とで濃
度差が発生する虞がある。この濃度差は記録媒体にイン
クを打ち込む時間差があるためにインクの染料を保持す
る深さ方向の位置が違うことによって生じるもので、こ
の現象が発生するため、端部の黒スジが消えても高品位
画像を得ることができない。そこで第7実施例では上述
の点を解決するため、黒スジが発生する近傍の記録素子
に対して記録媒体毎に変化するマルチスキャン部の色ム
ラを入力画像データや記録ヘッドに印加するパルスを可
変する事により軽減し、高品位画像を得る構成としてい
る図15に本発明に係る第7実施例のカラーインクジェ
ット記録装置及びその制御系の模式的斜視図を示す。図
15において、上述した図1に示す第1実施例と同様構
成には同一番号を付し詳細説明を省略する。図15にお
いては、図1の構成に加え、マルチスキャン部の画像濃
度を下げるために画像出力信号を制御する制御データを
登録してあるテーブル73を備えている。
【0075】第7実施例における記録ヘッド49のノズ
ルの使用順序は、基本的には上述した図4に示す第1実
施例と同様であり、その時のヘッドの走査も図5に示す
ようになる。更に、第7実施例におけるノズル制御部7
0の詳細構成は図6に示す第3実施例と同様構成となっ
ている。このため、係る部分の説明を省略し、上述した
実施例と異なる部分のみ説明を行う。
【0076】図16に第7実施例のテーブル73のモデ
ルの例を示す。このテーブル73は、黒スジを発生しな
いようなドット配列をするようなフィルタの効果を生み
出す。画像処理回路56は、マルチスキャン部の画像濃
度を下げるために画像出力信号を制御する。マルチスキ
ャン部に対しては、テーブル73から画像処理回路56
に端部ノズルへ画像信号が送られる。例えば図16のよ
うな画像入力信号と出力信号の関係をマルチスキャン部
のみに用い、端部マルチスキャン部の濃度が高い場合、
テーブル(c)を用いることで濃度を下げて印刷するこ
とが可能である。このテーブル73は、インクの吸収性
の違いで濃度差が変化するのを低減するためのテーブル
であり、頻繁に使われる記録紙のデータをもとにテーブ
ル化したものである。
【0077】第7実施例では、テーブル72に登録され
た各テーブルのうち最適なテーブルを選択し、選択した
テーブル73よりの画像入出力信号を用いて記録用の画
像データを生成して制御回路53に送ることにより、印
刷スピードが低下することなく、端部濃度ムラのない高
品位画像を得ることが可能となる。
【0078】また本動作をシアン、マゼンタ、イエロ
ー、ブラックの4色のインクで記録走査を行えば、スジ
のないカラー画像も形成することができる。
【0079】以上説明した様に第7実施例によれば、画
像の濃度に違いによってにじみの変化が発生しても、イ
ンクのにじみによる端部の黒スジをなくすことが可能と
なる。また、部分的なマルチスキャンによって生じる濃
度ムラを押さえ、安定した高画質を得ることが可能とな
る。
【0080】<第8実施例>第8実施例では、吐出ヒー
タのパルスを制御することでインクの吐出量を制御し、
濃度を可変することにより、第7実施例と同様の作用効
果を得ている。
【0081】図17に本発明に係る第8実施例のカラー
インクジェット記録装置及びその制御系の模式的斜視図
を示す。図17において、上述した図1に示す第1実施
例と同様構成には同一番号を付し詳細説明を省略する。
図17においては、図1の構成に加え、マルチスキャン
部の画像濃度を下げるためにノズル制御部70と記録ヘ
ッド49との間にパルス幅制御回路72が設けられてい
る。
【0082】第8実施例においても、他の基本構成及び
基本制御は上述した第1実施例と同様であり、係る部分
の説明を省略し、上述した実施例と異なる部分のみ説明
を行う。
【0083】図18に記録ヘッド49への駆動パルスの
印加タイミングを示す。一般に、印刷時のヘッド駆動パ
ルスは、図18のように吐出用のメインパルス(b)以
外にサブパルス(a)を印加して吐出して印刷を行って
いる。第8実施例では端部マルチスキャンを行うノズル
に対してサブパルスのパルス幅(a)を可変すること
で、吐出するインクの量を変えて濃度を可変することを
特徴としたものである。
【0084】端部マルチスキャンが行なわれる場合は、
ノズル制御回路70から制御信号71がパルス幅制御回
路72に送られ制御信号71に応じて印刷が行なわれ
る。マルチスキャンを行う部分には、図18のサブパル
ス(c)を印加((c)<(a))することで濃度が下
がりマルチスキャン部の濃度ムラを押さえることが可能
である。
【0085】以上説明した様に第8実施例によれば、端
部マルチスキャンが行なわれる場合は、パルス幅制御回
路72で、図18のサブパルス(c)を印加((c)<
(a))することで濃度を下げることができマルチスキ
ャン部の濃度ムラを押さえることが可能となる。
【0086】<第9実施例>第9実施例は、更に上述し
た第7及び第8実施例と比し、印刷する媒体によって端
部マルチスキャン部の濃度ムラを生じることを有効に抑
えることができる構成としている。
【0087】一般にインクの打ち込んだ時間に時間差が
生じると、インクの染料が保持される深さ位置の違いに
よって濃度ムラが生じる。この現象はインク吸収層が設
けてあるコート紙において顕著に発生する現象で、この
ような症状が生じるため印刷する媒体に応じて印刷方法
を変える必要がある。
【0088】図19に本発明に係る第9実施例のカラー
インクジェット記録装置及びその制御系の模式的斜視図
を示す。図19において、上述した図17に示す第8実
施例と同様構成には同一番号を付し詳細説明を省略す
る。図19においては、図17の構成に加え、第7実施
例と同様の働きを有する、例えば図16に示すテーブル
を保持するテーブル73と、光学特性を利用して媒体を
検知する媒体検知装置83もしくは図示していない媒体
手動選択装置が備えられている。そして、媒体検知装置
83もしくは図示していない媒体手動選択装置から媒体
に応じた種別信号84がテーブル73に送られ、その信
号に応じてテーブルを選択し、濃度ムラを抑える画像信
号74を選択し画像処理回路56にフィードバックさ
れ、印刷を行う。
【0089】マルチスキャン部で濃度が高くなる媒体が
選択された場合には、図16に(c)で示す入出力画像
信号が選択され、濃度が低くなる媒体が選択された場合
は、(a)の画像入出力信号が選択され、媒体が変わっ
ても安定して濃度ムラのない高品位画像が得られる。
【0090】ここで選択するテーブルは頻繁に使用され
る紙種分用意されてあるとともに、各々の紙でも吸収に
違いが生じても濃度ムラの補正できるようにあらかじめ
複数のテーブルが用意されていて、それらを選択するこ
とで濃度ムラのない高品位画像を得ることが可能であ
る。
【0091】以上の様に制御することにより、印刷する
媒体によって端部マルチスキャン部の濃度ムラを生じる
ことを有効に抑えることができる。
【0092】<第10実施例>第10実施例は第8実施
例に媒体ごとの濃度ムラを抑えるための制御を加え、よ
りムラのない高品位の画像を得る構成としている。
【0093】図20に本発明に係る第10実施例のカラ
ーインクジェット記録装置及びその制御系の模式的斜視
図を示す。図20において、上述した図17に示す第8
実施例及び図19に示す第9実施例と同様構成には同一
番号を付し詳細説明を省略する。図20においては、図
17の構成に加え、図19に示す第7実施例と同様のテ
ーブル73と、光学特性を利用して媒体を検知する媒体
検知装置83もしくは図示していない媒体手動選択装置
が備えられている。そして、媒体検知装置83もしくは
図示していない媒体手動選択装置から媒体に応じた種別
信号84がテーブル73に送られ、その信号に応じてテ
ーブルを選択し、濃度ムラを抑える画像信号を選択し、
この信号76を画像処理回路56でなく、パルス幅制御
回路72にフィードバックしており、ここで記録ヘッド
59の駆動パルス幅を制御して印刷を行う。即ち、テー
ブル73は、媒体検知装置83もしくは図示していない
媒体手動選択装置からの記録媒体に応じた種別信号84
により選択されたテーブルに従って濃度ムラを抑えるパ
ルスを選択し、選択信号76がパルス幅制御回路72に
送られ、選択されたパルス幅に従って記録ヘッド59が
駆動され印刷を行う。
【0094】図21に記録ヘッド49へ印加する駆動パ
ルスのパルス幅と印刷濃度との関係を示す。一般に、パ
ルス幅と濃度には図20の様な関係があり、その関係に
基づき演算を行い、選択した媒体に適した濃度を得られ
るようにパルス幅が設定されその出力信号がマルチスキ
ャン部のノズルのヒータに印加し濃度ムラを抑える。こ
れにより、印刷する媒体が変わってもマルチスキャン部
の濃度を抑えることが可能である。
【0095】以上説明した様に第7乃至第10実施例に
よれば、画像の濃度に違いによってにじみの変化が発生
してもインクのにじみによる端部の黒スジをなくすこと
が可能になり、また部分的なマルチスキャンによって生
じる濃度ムラを押さえ、安定した高画質を得ることがで
きる。
【0096】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0097】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、イン
クのにじみによる端部の黒スジをなくすことができ、安
定して高画質を得ることが可能となる。
【0098】また、被記録材のにじみ方に違いが発生し
てもインクのにじみによる端部の黒スジをなくすことが
可能になり、安定して高画質を得ることができる。
【0099】更に、画像の濃度に違いによってにじみの
変化が発生してもインクのにじみによる端部の黒スジを
なくすことが可能になり、また部分的なマルチスキャン
によって生じる濃度ムラを押さえ、安定した高画質を得
ることができる。可能である。可能である。
【0100】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例における画像記録装置の
カラー画像の記録走査の状態を示す模式図である。
【図2】図1に示す本実施例のノズル選択部70の詳細
構成を示すブロック図である。
【図3】パターン発生部で用いるフィルタテーブルのモ
デル図である。
【図4】本実施例でのノズルの使用順序の概略図であ
る。
【図5】一つの画像を形成する時のヘッドの走査を示し
た図である。
【図6】本発明に係る第3実施例のノズル選択部の詳細
ブロック構成図を示す図である。
【図7】第3実施例におけるパターンの配列を示す図で
ある。
【図8】本発明に係る第4実施例におけるヘッドの端部
のノズルのマルチスキャン走査を説明するための図であ
る。
【図9】本発明に係る第5実施例のカラーインクジェッ
ト記録装置及びその制御系を示す模式的斜視図である。
【図10】第5実施例における記録シートに記録するパ
ラメータキャリブレーション用記録パターンの例を示す
図である。
【図11】第5実施例の読み込んだにじみパラメータキ
ャリブレーション用記録パターンのスキャン方向に対す
る入力信号の関係を示す図である。
【図12】第5実施例におけるスジを生じないような間
引き方法の例を示す図である。
【図13】本発明に係る第6実施例のノズル選択部の詳
細構成を示すブロック図である。
【図14】スキャン毎の端部のノズルについてのみマル
チスキャンを行った場合の印刷例を示す図である。
【図15】本発明に係る第7実施例のカラーインクジェ
ット記録装置及びその制御系の模式的斜視図を示す図で
ある。
【図16】第7実施例のテーブル73のモデルの例を示
す図である。
【図17】本発明に係る第8実施例のカラーインクジェ
ット記録装置及びその制御系の模式的斜視図を示す図で
ある。
【図18】第8実施例における記録ヘッドへの駆動パル
スの印加タイミングを示す図である。
【図19】本発明に係る第9実施例のカラーインクジェ
ット記録装置及びその制御系の模式的斜視図を示す図で
ある。
【図20】本発明に係る第10実施例のカラーインクジ
ェット記録装置及びその制御系の模式的斜視図を示す図
である。
【図21】記録ヘッド49へ印加する駆動パルスのパル
ス幅と印刷濃度との関係を示す図である。
【図22】従来例に係るインクジェット記録装置の概略
斜視図である。
【図23】従来における記録ヘッドの各記録走査毎のつ
なぎ目の記録状態を説明するための図である
【図24】従来のマルチスキャン方式の特徴を示す印刷
方法を示す図である。
【図25】本発明に係る第2実施例の補間のパターンを
生成するフィルタの例を示す図である。
【図26】本発明に係る第2実施例の補間のパターンを
生成するフィルタの例を示す図である。
【符号の説明】
49 記録ヘッド 70 ノズル選択部 72 パルス幅制御回路 73 テーブル 83 媒体種類検知装置 101 フィルタテーブル 103 セレクタ 102 NAND回路 104 AND回路 105 ノズル選択回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/01 B41J 2/07 B41J 2/21 B41J 2/485

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1個の記録ヘッドを使用して
    各記録ヘッドより少なくとも1色のインクを吐出してド
    ットの集合で記録媒体上に画像を形成する記録装置にお
    いて、 記録ヘッドを複数回走査させて前記記録媒体画像を形成
    する画像形成手段であって、記録ヘッドの各走査の端部
    の画像を複数回に分けて形成し、複数回に分けて画像を
    形成する際に隣接する画像の境界領域のドットの間引き
    処理と補間処理とを行う画像形成手段を備え、 前記画像形成手段は、 前記間引き処理と補間処理におけ
    る処理パターンを生成するための複数のフィルタの中か
    ら、前記走査の方向に沿ったドット単位の画像形成に対
    応させて前記フィルタを順次選択し、選択された前記フ
    ィルタによって生成された前記処理パターンにしたがっ
    て前記間引き処理と前記補間処理を行うとともに、記録
    ヘッドの各走査で形成される画像の、前記間引き処理及
    び前記補間処理を行う端部からの範囲を、前記フィルタ
    を画像の滲みかたが異なる記録媒体に対応させて切り替
    えることにより変更可能とすることを特徴とする記録装
    置。
  2. 【請求項2】 前記画像形成手段は、複数回に分けて画
    像を形成する際に間引き処理と補間処理におけるパター
    ンの選択を外部同期信号と同期して行うことを特徴とす
    る請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成手段は、複数回に分けて画
    像を形成する際に間引き処理と補間処理のパターンの選
    択を画像信号と同期して行うことを特徴とする請求項1
    記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成手段は、前記処理パターン
    を生成可能とすることを特徴とする請求項1乃至のい
    ずれかに記載の記録装置。
  5. 【請求項5】 記録される画像に対応して入力される画
    像信号をテーブルに従って変換して出力する手段と、前
    記記録媒体に応じて前記テーブルを選択する選択手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至のいず
    れかに記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 更に、前記記録媒体に応じて前記記録ヘ
    ッドを駆動するための駆動パルスの幅を制御して前記記
    録ヘッドよりのインク吐出量を制御する制御手段を備え
    ることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の
    記録装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも1個の記録ヘッドを使用して
    各記録ヘッドより少なくとも1色のインクを吐出してド
    ットの集合で記録媒体上に画像を形成する記録装置の記
    録方法であって、 記録ヘッドを複数回走査させて前記記録媒体画像を形成
    する場合に、記録ヘッドの各走査の端部の画像を複数回
    に分けて形成し、複数回に分けて画像を形成する際に隣
    接する画像の境界領域のドットの間引き処理と補間処理
    とを行、 複数回に分けて画像を形成する際に、前記間引き処理と
    補間処理における処理パターンを生成するための複数の
    フィルタの中から、前記走査の方向に沿ったドット単位
    の画像形成に対応させて前記フィルタを順次選択し、選
    択された前記フィルタによって生成された前記処理パタ
    ーンにしたがって前記間引き処理と前記補間処理を行う
    とともに、記録ヘッドの各走査で形成される画像の、前
    記間引き処理及び前記補間処理を行う端部からの範囲
    を、前記フィルタを画像の滲みかたが異なる記録媒体に
    対応させて切り替えることにより変更可能とすることを
    特徴とする記録方法。
  8. 【請求項8】 複数回に分けて画像を形成す際に間引
    き処理と補間処理におけるパターンの選択を外部同期信
    号と同期して行うことを特徴とする請求項記載の記録
    方法。
  9. 【請求項9】 複数回に分けて画像を形成する際に間引
    き処理と補間処理のパターンの選択を画像信号と同期し
    て行うことを特徴とする請求項記載の記録方法。
  10. 【請求項10】 前記処理パターンを生成可能とするこ
    とを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の記録
    方法。
  11. 【請求項11】 更に、記録される画像に対応して入力
    される画像信号をテーブルに従って変換して出力する工
    程を有するとともに、前記記録媒体に応じて前記テーブ
    ルを選択することを特徴とする請求項7乃至10のいず
    れかに記載の記録方法。
  12. 【請求項12】 更に、前記記録媒体に応じて前記記録
    ヘッドを駆動するための駆動パルスの幅を制御して前記
    記録ヘッドよりのインク吐出量を制御することを特徴と
    する請求項7乃至10のいずれかに記載の記録方法。
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