JP3381938B2 - 入力遷移検知パルス発生回路 - Google Patents

入力遷移検知パルス発生回路

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JP3381938B2 JP14596792A JP14596792A JP3381938B2 JP 3381938 B2 JP3381938 B2 JP 3381938B2 JP 14596792 A JP14596792 A JP 14596792A JP 14596792 A JP14596792 A JP 14596792A JP 3381938 B2 JP3381938 B2 JP 3381938B2
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/153Arrangements in which a pulse is delivered at the instant when a predetermined characteristic of an input signal is present or at a fixed time interval after this instant
    • H03K5/1532Peak detectors

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力遷移検知パルス発
生回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】入力された信号が変化したことを検知
し、所定のパルス幅を有する信号を出力する回路が、半
導体記憶装置等において広く用いられている。そして、
このような入力遷移検知パルス発生回路は、用途に応じ
て異なる電源電圧で駆動させた場合にも、対応できるも
のが要求されている。即ち、電源電圧Vccが例えば1.
5V以上である場合は、高速化を図るべく一定のパルス
幅よりも広くならない信号を出力する。逆に、例えば
1.5Vよりも電源電圧Vccが低い場合には、高速化よ
りも誤動作防止を優先させ、電源電圧Vccの低下と共に
パルス幅が広い信号を出力する。このように、パルス幅
の電源電圧依存性を設計者が任意に変更できる必要があ
る。
【0003】従来の入力遷移検知パルス発生回路のブロ
ック構成は、図9に示されるようであった。入力遷移検
知パルス発生部・パルス幅設定部141に、N+1個の
信号A0 ,A1 ,…,AN が入力され、これらのうちの
少なくとも一つの信号が変化したことが検知されると、
所定のパルス幅を有するパルス信号が出力される。
【0004】このように、従来は入力の遷移を検知して
パルス信号を発生する入力遷移検知パルス発生部と、こ
のパルス信号の幅を設定するパルス幅設定部とが一つの
回路141で構成されていた。このため、出力パルス幅
の電源電圧依存性を、設計者が用途に応じ任意に設定す
ることは、極めて困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は出力パルスのパルス幅の電源電圧依存性を任意に設定
することは困難であり、幅広い電源電圧に対応すること
ができなかった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、出力パルス幅の電源電圧依存性に対する設計の自由
度が大きい入力遷移検知パルス発生回路を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の入力遷移検知パ
ルス発生回路は、単一又は複数の信号を入力され、この
信号の遷移を検知してそれぞれパルス幅の電源電圧依存
性が異なる複数のパルスを発生する複数のパルス発生回
路と、前記複数のパルス発生回路から発生された前記複
数のパルスを入力され、論理演算を行って得られた制御
パルスを出力する論理演算部とを備え、前記論理演算部
は、前記複数のパルスのうちパルス幅が最も広いものに
基づいて前記制御パルスを出力することを特徴とする。
【0008】また、本発明の入力遷移検知パルス発生回
路は、単一又は複数の信号を入力され、この信号の遷移
を検知して検知パルスを発生する検知パルス発生回路
と、前記検知パルス発生回路から発生された前記検知パ
ルスを入力され、それぞれパルス幅の電源電圧依存性が
異なる複数のパルスを発生する複数のパルス幅設定回路
と、前記パルス幅設定回路からそれぞれ発生された前記
複数のパルスを入力され、論理演算を行って得られた制
御パルスを出力する論理演算部とを備え、前記論理演算
部は、前記複数のパルスのうちパルス幅が最も広いもの
に基づいて前記制御パルスを出力することを特徴として
いる。
【0009】本発明は、単一又は複数の信号を入力さ
れ、この信号の遷移を検知してそれぞれパルス幅の電源
電圧依存性が異なる複数のパルスを発生し得る複数のパ
ルス発生回路と、前記複数のパルス発生回路のうち、い
ずれか一つが前記パルスを外部へ出力する選択制御手段
とを備え、前記選択制御手段は、前記複数のパルス発生
回路のうち、出力するパルスのパルス幅が最も広いもの
を選択することを特徴とする。
【0010】あるいは本発明は、単一又は複数の信号を
入力され、この信号の遷移を検知して検知パルスを発生
する検知パルス発生回路と、前記検知パルス発生回路か
ら発生された前記検知パルスをそれぞれ入力され、それ
ぞれパルス幅の電源電圧依存性が異なる複数のパルスを
発生し得る複数のパルス幅設定回路と、前記複数のパル
ス幅設定回路のうち、いずれか一つを選択して選択した
前記パルス幅設定回路が発生したパルスを外部へ出力す
る選択制御手段とを備え、前記選択制御手段は、前記複
数のパルス幅設定回路のうち、出力するパルスのパルス
幅が最も広いものを選択することを特徴とする。
【0011】ここで前記パルス発生回路は、前記複数の
パルスのうちの少なくとも1つのパルス幅を、RC遅延
線を用いて発生させた遅延時間に基づいて設定するもの
であってもよい。
【0012】また前記パルス幅設定回路は、前記複数の
パルスのうちの少なくとも1つのパルス幅を、RC遅延
線を用いて発生させた遅延時間に基づいて設定するもの
であってもよい。
【0013】
【作用】複数のパルス発生回路に単一又は複数の信号が
入力され、遷移が検知されてパルス幅の電源電圧依存性
が異なる複数のパルスが発生される。この複数のパルス
が論理演算部に入力されて論理演算が行われ、最もパル
ス幅が広いものに基づいて制御パルスが出力される。こ
れにより、電源電圧が変動した場合にも、発生される制
御パルスは所定のパルス幅を確保することができる。
【0014】上記パルス発生回路の替わりに、単一又は
複数の信号を入力され、この信号の遷移を検知して検知
パルスを発生する検知パルス発生回路と、この検知パル
ス発生回路から発生された検知パルスを入力され、それ
ぞれパルス幅の電源電圧依存性が異なる複数のパルスを
発生する複数のパルス幅設定回路とを備える場合にも、
電源電圧変動時にも所定のパルス幅を確保した制御パル
スを得ることができる。
【0015】また、上記論理演算部に替えて、上記パル
ス発生回路と、複数のパルス発生回路のうち、いずれか
一つがパルスを外部へ出力する選択制御手段とを備え、
選択制御手段が複数のパルス発生回路のうち出力するパ
ルスのパルス幅が最も広いものを選択することで、電源
電圧変動時にも所定のパルス幅を確保した制御パルスを
得ることが可能である。
【0016】あるいは、上記検知パルス発生回路と、上
記複数のパルス幅設定回路とを有し、さらに上記論理演
算部に替えて、複数のパルス幅設定回路の最もパルス幅
が広いものを選択して外部へ出力する選択制御手段を備
えることによっても、電源電圧変動時にも所定のパルス
幅を確保した制御パルスを得ることができる。
【0017】パルス発生回路が、複数のパルスのうち少
なくとも一つのパルス幅を、RC遅延線を用いて発生さ
せた遅延時間に基づいて設定する場合には、電源電圧依
存性が低いパルスの出力が可能となる。
【0018】また、パルス幅設定回路が、複数のパルス
のうち少なくとも一つのパルス幅をRC遅延線を用いて
発生させた遅延時間に基づいて設定する場合にも、電源
電圧依存性が低いパルスの出力が可能である。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
し説明する。図1に、本発明の第1の実施例による入力
遷移検知パルス発生回路の構成を示す。この回路は、m
+1個の入力遷移検知パルス発生部10〜1mと、NA
NDゲート21とを備えている。入力遷移検知パルス発
生部10〜1mには、それぞれN+1個の入力信号A0
〜AN が入力される入力端子が接続され、それぞれの出
力端子はNANDゲート21の入力端子に接続されてお
り、NANDゲート21の出力端子はこの回路の出力端
子に接続されている。
【0020】入力遷移検知パルス発生部10〜1mは、
それぞれ入力信号A0 〜AN の遷移を検知する入力遷移
検知部としての機能と、出力する下向きのパルス信号P
0 〜Pm のパルス幅を設定するパルス幅設定部としての
機能を合わせ持っている。
【0021】ここで、各々の入力遷移検知パルス発生部
10〜1mは、出力パルスP0 〜Pm のパルス幅の電源
電圧依存性がそれぞれ異なっている。この図1に示され
たように、入力遷移検知パルス発生部は、10,11,
…,1mへ向かうにつれて、出力パルスP0 〜Pm が立
ち下がりロウレベルにある間のパルス幅が広くなってい
く。このため、各々の出力パルスP0 〜Pm が立ち下が
るタイミングが同時である場合には、NAND回路21
から出力されるパルスPPの幅は、出力パルスP0 〜P
m のうち最も幅が広いもので決定される。従って、入力
遷移検知パルス発生部・パルス幅設定部10〜1mにお
ける出力パルスP0 〜Pm 幅の電源電圧依存性を変える
ことで、最終的にNANDゲート21から出力されるパ
ルスPPのパルス幅を、自由に設定することが可能とな
る。
【0022】図2に、本発明の第2の実施例による入力
遷移検知パルス発生回路を示す。第1の実施例は、入力
遷移検知パルス発生部とパルス幅設定部とが一つの回路
で一体となっており、この回路がm+1個設けられてい
る。これに対し、第2の実施例では一つの入力遷移検知
パルス発生部31と、m+1個のパルス幅設定部40〜
4mとに分離して設けられている。パルス幅設定部40
〜4mは、電源電圧に対するパルス幅の依存性がそれぞ
れ異なるように設定されている。
【0023】入力遷移検知パルス発生部31に、N+1
個の入力信号A0 〜AN が入力され、少なくともいずれ
か一つの信号の遷移が検出されると、下向きのパルスP
が出力される。このパルスPが、m個のパルス幅設定部
40〜4mに入力され、それぞれパルス幅の異なるパル
スがNANDゲート51に出力される。この実施例にお
いても、最終的にNANDゲート51より出力されるパ
ルスPPの幅は、パルス幅設定部40〜4mから出力さ
れるパルスのうち最も幅の広いものによって決定され
る。
【0024】ここで、第1の実施例における入力遷移検
知パルス発生部10〜1m、又は第2の実施例における
パルス幅設定部40〜4mからそれぞれ出力されるm+
1個のパルスP0 〜Pm と、NAND回路21又は51
から出力されるパルスPPの電源電圧依存性を図5に概
念として示す。例えば、パルスP0 は電源電圧への依存
性が最も低く、電源電圧が変化してもパルス幅にはあま
り影響がない。パルスP1 ,P2 ,…となるにつれて電
源電圧への依存性が高くなり、パルスPm が最も高い。
【0025】このようなパルスP0 〜Pm がNANDゲ
ート21又は51に入力されると、図5における太線で
示されたように、最もパルス幅の広いものが合成された
形のパルスPPが出力される。そこで、この最終的なパ
ルスPPのパルス幅が最適な電源電圧依存性を持つよう
に、第1の実施例の入力遷移検知パルス発生部10〜1
m、又は第2の実施例のパルス幅設定部40〜4mの依
存性を設定することで、所望のパルス幅を持つパルスP
Pが得られる。
【0026】上述したように、第1及び第2の実施例は
いずれもパルス幅の電源電圧依存性が異なる入力遷移パ
ルス発生部10〜1m、又はパルス幅設定部40〜4m
を複数個備え、NANDゲートで論理演算を行い最終的
なパルスPPを生成している。
【0027】これに対し、第3及び第4の実施例では、
NANDゲートの代わりに制御信号により選択され活性
化された回路からパルスが出力されるようにすること
で、出力パルスの幅を任意に設定する。先ず、本発明の
第3の実施例について、図3を用いて説明する。
【0028】パルス幅設定部としての機能を合わせ持つ
入力遷移検知パルス発生部60〜6mが、m+1個設け
られている。各々の入力遷移検知パルス発生部60〜6
mの出力パルスP0 〜Pm のパルス幅の電源電圧依存性
は、それぞれ異なって設定されている。
【0029】各々の入力遷移検知パルス発生部60〜6
mに、N個の入力信号A0 〜AN が入力される。また、
入力遷移検知パルス発生部60〜6mには、それぞれ異
なるm個の制御信号CS0 ,CS1 ,…,CSm が入力
される。この制御信号CS0,CS1 ,…,CSm は、
電源電圧に応じて活性化するものが異なっている。即
ち、m+1個の入力遷移検知パルス発生部60〜6mの
うち、そのときの電源電圧に最も適したパルス幅のパル
スを出力する一つのものが選択され活性化されるよう
に、制御信号CSが変化する。
【0030】このように、用いられる電源電圧に最も適
合したパルス幅のパルスPPが出力されるように、いず
れか一つの制御信号CSで入力遷移検知パルス発生部6
0〜6mを選択することで、パルス幅の電源電圧依存性
を自由に設計することが可能となる。
【0031】図4に示された本発明の第4の実施例は、
入力遷移検知パルス発生部151とパルス幅設定部70
〜7mが別に設けられている点で第3の実施例と相違す
るが、制御信号CS0 ,CS1 ,…,CSm により出力
パルスPPのパルス幅を選択する点では同様である。
【0032】入力遷移検知パルス発生部151に、N+
1個の入力信号A0 〜AN が入力され、少なくともいず
れか一つの信号の遷移が検知されてパルスPが出力され
る。このパルスPが、m+1個のパルス幅設定部70〜
7mに入力される。パルス幅設定部70〜7mは、出力
するパルスP0 〜Pm のパルス幅の電源電圧への依存性
が、それぞれ異なっている。パルス幅設定部70〜7m
には、制御信号CS0〜CSm がそれぞれ入力される。
パルスP0 〜Pm のうち、用いられる電源電圧に対応し
たパルス幅のものが出力されるように、いずれかの制御
信号CSにより1つのパルス幅設定部70〜7mが選択
され活性化されて、最終的なパルスPPとして出力され
る。
【0033】次に、本発明の第5の実施例について述べ
る。この実施例は、パルス幅設定部にWIRED−OR
型回路を用いている。
【0034】図6に、本実施例の回路構成を示す。ここ
では、N+1個の入力信号A0 〜AN のうち、一つの入
力信号A0 の遷移を検知しパルスを出力するために設け
られた回路の一部が示されている。ここで図示された回
路の一部分は、入力遷移検知パルス発生部80と、パル
ス幅設定部90〜9mと、NANDゲート101とを有
している。
【0035】入力遷移検知パルス発生部80は、入力信
号A0 〜AN のうちの一つの入力信号A0 を入力され、
その遷移を検知してパルスB0 を出力するものである。
この実施例では、さらに図示されていないN個の入力遷
移検知パルス発生部81〜8Nを有しており、それぞれ
入力信号A1 〜AN を入力されて、遷移を検知してパル
スB1 〜BN を出力する。
【0036】入力遷移検知パルス発生部80〜8Nは、
それぞれに遅延回路81aとEX−ORゲート81bと
を有している。入力遷移検知パルス発生部80を例にと
ると、EX−ORゲート81bの二つの入力端のうち、
一方は一つの入力信号A0 が直接入力され、他方には遅
延回路81aを介して所定時間遅延された入力信号A0
が入力される。これにより、入力信号A0 が変化すると
入力遷移検知パルス発生部81において検知され、パル
スB0 が出力される。
【0037】パルス幅設定部90〜9mは、N+1個の
入力遷移検知パルス発生部80〜8Nが出力したパルス
B0 〜BN の全てをそれぞれに入力される。各々のパル
ス幅設定部90〜9mは、図示されたパルス幅設定部9
0に示されるようにノードN1に、N個のNチャネルト
ランジスタNT1 〜NTN のドレインが並列に接続され
ている。各々のNチャネルトランジスタNT1 〜NTN
のソースは接地され、ゲートにはそれぞれN個のパルス
B0 〜BN が入力される。また、電源電圧Vccとノード
N1との間には、三つのPチャネルトランジスタPT1
〜PT3 が直列に接続されている。各々のPチャネルト
ランジスタPT1 〜PT3 のゲートは、全て接地されて
いる。PチャネルトランジスタPT1 のソース・ドレイ
ン間にはヒューズFS1が並列に接続され、Pチャネル
トランジスタPT2 のソース・ドレイン間にはヒューズ
FS2が並列に接続されている。
【0038】ここで、PチャネルトランジスタPT1 〜
PTN は、NチャネルトランジスタNT1 〜NTN より
も駆動能力が小さい。通常は、ノードN1はPチャネル
トランジスタPT1 〜PTN によって充電されている。
そして、パルスB0 〜BN のうち少なくとも一つがハイ
レベルになると、そのパルスBがゲートに入力されたN
チャネルトランジスタNTがオンし、ノードN1の電位
が下降する。そして、全てのパルスB0 〜BN がロウレ
ベルに戻ると、NチャネルトランジスタNT1〜NTN
がオフしてノードN1の電位がハイレベルに戻る。
【0039】ここで、ノードN1を充電する速度は、ヒ
ューズFS1,FS2を溶断することで遅くなり、パル
ス幅設定部90〜9mから出力されるパルスの幅は広く
なる。このように、各パルス幅設定部90〜9m毎にヒ
ューズFS1,FS2を溶断するか否かを変えること
で、パルス幅の電源依存性を変えることができる。
【0040】NANDゲート101は、パルス幅設定部
90〜9mから出力されたパルスP0 〜Pm を入力され
て論理演算を行い、最終的なパルスPPを出力する。
【0041】このように、パルス幅の異なるパルスP0
〜PN がパルス幅設定部90〜9mよりそれぞれ出力さ
れ、NANDゲート101に入力される。NANDゲー
ト101から、最もパルス幅が広く合成された形で、最
終的なパルスPPが出力される。
【0042】本発明の第6の実施例は、パルス幅設定部
にRC遅延線を用いた点に特徴がある。第5の実施例の
場合と同様に、入力信号A0 +AN のうち一つの信号A
0 の遷移を検知しパルスを発生する一部の回路構成を図
7に示す。
【0043】本実施例は、図示された入力遷移検知パル
ス発生部110と、図示されていない入力遷移検知パル
ス発生部111〜11Nと、m+1個のパルス幅設定部
120〜12mと、NANDゲート131とを備えてい
る。
【0044】入力遷移検知パルス発生部110〜11N
は、第5の実施例における入力遷移検知パルス発生部8
0〜8Nと同様に、遅延回路111aとEX−OR回路
111bとを有している。入力遷移検知パルス発生部1
10を例にとると、入力信号A0 が入力され、レベルが
変化するとパルスB0 が出力される。
【0045】パルス幅設定部120〜12mは、図示さ
れたパルス幅設定部120と同様にNORゲート120
a、容量C1及びC2と抵抗R1とを有するRC遅延線
120b、NANDゲート120c及びインバータ12
0dを有している。NORゲート120aに、入力遷移
検知パルス発生部110〜11Nが出力した信号B0〜
BN が入力され、少なくとも一つがハイレベルにある間
ロウレベルを維持する信号が出力されて、RC遅延線1
20bに入力される。この信号がNANDゲート120
cの一方の入力端に直接入力され、またRC遅延線12
0bにより遅延されて他方の入力端に入力される。NA
NDゲート102cから、パルス幅がRC遅延線120
bの遅延時間に相当するパルスが出力され、インバータ
120dで反転された後パルスP0 として出力される。
【0046】ここでm+1個のパルス幅設定部120〜
12mは、RC遅延線120bの遅延時間がそれぞれ異
なって設定されている。これにより、それぞれのパルス
幅設定部120〜12mから出力されるパルスP0 〜P
m のパルス幅は、電源電圧依存性が全て異なっている。
パルス幅設定部120〜120mから出力されたm+1
個のパルスP0 〜Pm はNANDゲート131に入力さ
れ、最もパルス幅の広いパルスPPが生成されて外部へ
出力される。
【0047】この第6の実施例は、パルス幅の設定にR
C遅延線を用いている。このため、WIRED−OR回
路を用いた第5の実施例と比較し、パルス幅の電源電圧
依存性が低いパルスを出力することが可能である。第5
及び第6の実施例の出力パルスのパルス幅の電源電圧依
存性を、図8に示す。線l1に示された第5の実施例に
よる出力パルスPPよりも、線l2に示された第6の実
施例による出力パルスPPの幅の方が、電源電圧依存性
が低い。特に、3V以下の低い電源電圧においてその傾
向が顕著である。よって、低電源圧側においてパルス幅
があまり広くならないような特性が要求される場合に
は、RC遅延線を用いた第6の実施例による回路が有効
である。
【0048】上述した実施例はいずれも一例であり、本
発明を限定するものではない。例えば、上述の実施例は
いずれも複数の入力信号A0 〜AN を入力され、少なく
ともいずれか一つが変化した場合にはこの変化の検知を
行っている。しかし、複数の入力信号のうち、特定の入
力信号が変化したことを検知するものであってよく、あ
るいは入力信号の全てが変化したことを検知するもので
あってもよい。さらに、一つの信号を入力されその遷移
を検知しパルスを出力するものであってもよい。また、
第1及び第2の実施例では、論理演算部としてNAND
ゲートを有しているが、他の論理演算手段を用いてもよ
い。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の入力遷移
検知パルス発生回路は、複数のパルス発生回路に入力さ
れた信号の遷移が検知されてそれぞれパルスが発生され
る際に、パルス幅の電源電圧依存性がそれぞれ異なって
いる。これらのパルスに対し、論理演算を行って制御パ
ルスを出力する際に、最もパルス幅が広いものに基づい
て制御パルスを出力することで、電源電圧に変動があっ
た場合にも制御パルスは所定のパルス幅を維持すること
ができるので、この制御パルスで制御される回路の電源
電圧の変動に対する制御マージンが確保され、電源電圧
依存性に対する設計の自由度を大きくすることが可能で
ある。
【0050】同様に、検知パルス発生回路、パルス幅設
定回路、論理演算部を備える場合にも、検知パルス発生
回路が発生した検知パルスを複数のパルス幅設定回路が
それぞれ電源電圧依存性が異なるパルスを発生し、論理
演算部が最もパルス幅の広いものに基づいて制御パルス
を発生することで、電源電圧変動時にも制御パルスが所
定のパルス幅を維持することができ、この制御パルスで
制御される回路の電源電圧の変動に対する制御マージン
が確保される。
【0051】ここで、論理演算部により複数のパルスに
対して論理演算を行う替わりに、複数のパルス発生回路
又はパルス幅設定回路を選択していずれか一つのパルス
を出力することによっても、同様に電源電圧変動時にも
制御パルスが所定のパルス幅を維持することができ、こ
の制御パルスで制御される回路の電源電圧の変動に対す
る制御マージンが確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による入力遷移検知パル
ス発生回路の構成を示したブロック図。
【図2】本発明の第2の実施例による入力遷移検知パル
ス発生回路の構成を示したブロック図。
【図3】本発明の第3の実施例による入力遷移検知パル
ス発生回路の構成を示したブロック図。
【図4】本発明の第4の実施例による入力遷移検知パル
ス発生回路の構成を示したブロック図。
【図5】同第1及び第2の実施例による入力遷移検知パ
ルス発生回路におけるパルス幅の電源電圧への依存性を
示す説明図。
【図6】本発明の第5の実施例による入力遷移検知パル
ス発生回路の構成を示したブロック図。
【図7】本発明の第6の実施例による入力遷移検知パル
ス発生回路の構成を示したブロック図。
【図8】同第5及び第6の実施例による入力遷移検知パ
ルス発生回路におけるパルス幅の電源電圧への依存性を
示す説明図。
【図9】従来の入力遷移検知パルス発生回路の構成を示
したブロック図。
【符号の説明】
10〜1m,31,60〜6m,151,81,111
入力遷移検知パルス発生部 40〜4m,70〜7m,90〜9m,120〜12m
パルス幅設定部 51,101,120c,131 NANDゲート 81a,111a 遅延回路 81b,111b EX−OR回路 120a NORゲート 120b RC遅延線 120d インバータ PT1 〜PT3 Pチャネルトランジスタ NT0 〜NTN Nチャネルトランジスタ FS1,FS2 ヒューズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐 藤 項 一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式 会社東芝 総合研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 5/00 - 5/26

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単一又は複数の信号を入力され、この信号
    の遷移を検知してそれぞれパルス幅の電源電圧依存性が
    異なる複数のパルスを発生する複数のパルス発生回路
    と、 前記複数のパルス発生回路から発生された前記複数のパ
    ルスを入力され、論理演算を行って得られた制御パルス
    を出力する論理演算部とを備え、 前記論理演算部は、前記複数のパルスのうちパルス幅が
    最も広いものに基づいて前記制御パルスを出力すること
    を特徴とする入力遷移検知パルス発生回路。
  2. 【請求項2】単一又は複数の信号を入力され、この信号
    の遷移を検知して検知パルスを発生する検知パルス発生
    回路と、 前記検知パルス発生回路から発生された前記検知パルス
    を入力され、それぞれパルス幅の電源電圧依存性が異な
    る複数のパルスを発生する複数のパルス幅設定回路と、 前記パルス幅設定回路からそれぞれ発生された前記複数
    のパルスを入力され、論理演算を行って得られた制御パ
    ルスを出力する論理演算部とを備え、 前記論理演算部は、前記複数のパルスのうちパルス幅が
    最も広いものに基づいて前記制御パルスを出力すること
    を特徴とする入力遷移検知パルス発生回路。
  3. 【請求項3】単一又は複数の信号を入力され、この信号
    の遷移を検知してそれぞれパルス幅の電源電圧依存性が
    異なる複数のパルスを発生し得る複数のパルス発生回路
    と、 前記複数のパルス発生回路のうち、いずれか一つを選択
    して選択した前記パルス発生回路が発生したパルスを外
    部へ出力する選択制御手段とを備え、 前記選択制御手段は、前記複数のパルス発生回路のう
    ち、出力するパルスのパルス幅が最も広いものを選択す
    ることを特徴とする入力遷移検知パルス発生回路。
  4. 【請求項4】単一又は複数の信号を入力され、この信号
    の遷移を検知して検知パルスを発生する検知パルス発生
    回路と、 前記検知パルス発生回路から発生された前記検知パルス
    をそれぞれ入力され、それぞれパルス幅の電源電圧依存
    性が異なる複数のパルスを発生する複数のパルス幅設定
    回路と、 前記複数のパルス幅設定回路のうち、いずれか一つを選
    択して選択した前記パルス幅設定回路が発生したパルス
    を外部へ出力する選択制御手段とを備え、 前記選択制御手段は、前記複数のパルス幅設定回路のう
    ち、出力するパルスのパルス幅が最も広いものを選択す
    ることを特徴とする入力遷移検知パルス発生回路。
  5. 【請求項5】前記パルス発生回路は、前記複数のパルス
    のうちの少なくとも1つのパルス幅を、RC遅延線を用
    いて発生させた遅延時間に基づいて設定するものである
    ことを特徴とする請求項1又は3記載の入力遷移検知パ
    ルス発生回路。
  6. 【請求項6】前記パルス幅設定回路は、前記複数のパル
    スのうちの少なくとも1つのパルス幅を、RC遅延線を
    用いて発生させた遅延時間に基づいて設定するものであ
    ることを特徴とする請求項2又は4記載の入力遷移検知
    パルス発生回路。
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