JP3379804B2 - バケットゲート開閉装置の作動油充填装置 - Google Patents

バケットゲート開閉装置の作動油充填装置

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JP3379804B2 JP30926093A JP30926093A JP3379804B2 JP 3379804 B2 JP3379804 B2 JP 3379804B2 JP 30926093 A JP30926093 A JP 30926093A JP 30926093 A JP30926093 A JP 30926093A JP 3379804 B2 JP3379804 B2 JP 3379804B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、バケットゲート開閉装
置の作動油充填装置に関する。 【0002】 【従来の技術】ダム工事などの大規模なコンクリート打
設工事においては、コンクリートミルクを入れたバケッ
トをクレーン等で吊り下げて打設位置まで搬送し、打設
位置でバケットの底部を開閉するゲートを開いてバケッ
トからコンクリートミルクを投下するようにしている。 【0003】バケットのゲートは手で開閉されるように
したものもあるが、近年では、例えば特開平4−759
97号公報に開示されているように油圧を利用したバケ
ットゲート開閉装置が多用されている。 【0004】このバケットゲート開閉装置が設けられる
バケットは、図2に示すように、バケット本体1と、こ
れに所定の範囲内で昇降可能に支持される懸垂枠2と、
バケット本体1の下端に開口させた投下口を開閉するゲ
ート3と、バケット本体1を支持する枠体4とを備え
る。 【0005】又、上記バケットゲート開閉装置は、バケ
ット本体1と懸垂枠2との間に架着された複数本(ここ
では2本)の蓄圧用シリンダ5と、開放用蓄圧器6と、
バケット本体1とゲート3との間に架着さた2本のゲー
トシリンダ7とを備えている。 【0006】上記蓄圧用シリンダ5は、両端が閉じられ
た縦軸の筒体8と、これの内部に摺動可能に、かつ、油
密状に内嵌されたピストン9とを有し、筒体8内に形成
されたシリンダ室がこのピストン9によって上側の吐出
室10と、下側の吸入室11とに区画される。 【0007】上記筒体8の両端部には吐出室10に連通
する吐出口12と、吸入室11に連通する吸入口13が
設けられ、上記ピストン9には吸入室11から吐出室1
0への作動油の流入を許し、その逆流を防止する逆止弁
14が組み込まれている。 【0008】又、上記筒体8は枠体4に連結され、ピス
トン9は筒体8の上端を貫通するピストンロッド15を
介して懸垂枠(又は懸垂ロープ)2に連結される。これ
により、バケットが吊り上げられ、懸垂枠(又は懸垂ロ
ープ)2がバケット本体1及び枠体4に対して上昇する
と、ピストン9が筒体8内で吐出室10の容積を縮小さ
せる方向に移動し、吐出室10内の作動油が吐出口12
から吐出される。 【0009】各蓄圧用シリンダ5の吐出口12はそれぞ
れ逆止弁16を介在させた圧入油路17を介して上記蓄
圧器6に連通させてあり、蓄圧用シリンダ5から吐出さ
れた作動油が蓄圧器6に圧入されると共に、蓄圧器6か
ら蓄圧用シリンダ5に作動油が逆流しないようにしてい
る。 【0010】上記ゲートシリンダ7は、戻しバネなどの
バイアス手段を備える単動型シリンダで構成してもよい
が、ここでは、ピストン18で区画された開放用油室1
9と閉止用油室20とを有する複動型シリンダを用い、
閉止用蓄圧器21を閉止用油室20にバイアス油路22
を介して接続し、この蓄圧器21の内圧で開放用油室1
9の内圧に抗してピストン18を閉止方向に付勢してい
る。 【0011】上記ゲートシリンダ7の開放用油室19は
電磁操作式の方向制御弁23を介在させた方向切替油路
24を介して開放用蓄圧器6と、蓄圧用シリンダ5の吸
入口13に選択的に連通され、初期状態では蓄圧用シリ
ンダ5の吸入口13に連通させてある。 【0012】従って、バケットを吊り上げる時には、蓄
圧用シリンダ5の伸長に伴い開放用油室19の作動油は
蓄圧用シリンダ5の吸入室11に吸引されて、吸入室1
1及び開放用油室19が減圧され、開放用油室19と閉
止用油室20との差圧が大きくなってゲート3が強く閉
じられることになる。 【0013】上記方向制御弁23の接続方向を切替え、
開放用油室19を開放用蓄圧器6に連通させると、開放
用油室19の内圧が高まり、閉止用油室20の内圧に抗
してピストン18を閉止用油室20側に押し込め、ゲー
トシリンダ7が短縮されてゲート3が開かれる。 【0014】ゲート3の開放により、コンクリートが投
下口から打設位置に投下された後、方向制御弁23の接
続方向を再び切替えて開放用油室19とを蓄圧用シリン
ダ7の吸入室11に連通させると、閉止用蓄圧器21の
内圧と吸入室11の内圧の差によって開放用油室19内
の圧油が吸入室11に押し出され、ゲートシリンダ7が
伸長してゲート3が閉じられる。 【0015】コンクリートを投下し、ゲート3を閉じた
バケットを地上に置くと、蓄圧用シリンダ5のピストン
ロッド15に懸垂枠(又は懸垂ロープ)2の重量が加わ
り、この重量で蓄圧用シリンダ5のピストン9が押し下
げられるに連れて吸入室11の作動油が逆止弁14を通
って吐出室10側に流入する。 【0016】この後、バケットを水洗する場合には、更
に方向制御弁23の接続方向を切替え、開放用蓄圧器6
から作動油をゲートシリンダ7に圧入することにより再
びゲート3が開かれ、水洗が終了した後に、方向制御弁
23の接続方向をもう一度切替え、閉止用蓄圧器21の
内圧と吸入室11の内圧の差によって開放用油室19内
の圧油を吸入室11に押し出させ、これにより、ゲート
シリンダ7を伸長させてゲート3を閉じる。 【0017】方向制御弁23で開放用蓄圧器6がゲート
シリンダ7に接続されるごとに開放用蓄圧器6内の作動
油がゲートシリンダ7に流出することから、ゲート3の
開閉を何度か繰り返すと、蓄圧器6の内圧が閉止用蓄圧
器21の内圧まで低下することがあり、この場合には、
方向制御弁23を切替えて開放用蓄圧器6をゲートシリ
ンダ7に接続してもゲート3は開閉できなくなる。 【0018】従って、例えば複数箇所に別けてコンクリ
ートを投下したり、1つの投下位置でコンクリートの排
出を促すために複数回ゲート3を開閉させたりする場合
には、使用後の水洗時に開放用蓄圧器6の内圧によって
ゲート3を開放できないことがある。 【0019】このような場合でも、ゲート3を開くこと
ができるようにするためには、圧入油路17に逆止弁2
5を介して補助蓄圧器26を接続し、最初に開放用蓄圧
器6に圧油を充填する時に逆止弁25を介してこの補助
蓄圧器26に圧油を圧入してこの補助蓄圧器26に加圧
された圧油を保持しておき、使用後の水洗時にこの補助
蓄圧器26の圧油を別の方向制御弁27を介してゲート
シリンダ7の開放用油室19に供給することによりゲー
ト3を開くようにしている。 【0020】 【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
バケットゲート開閉装置において、油圧回路に作動油を
充填する方法や装置については何も触れられていない
が、油圧回路内に空気が存在すると、蓄圧器の蓄圧能力
が低下したり、蓄圧用シリンダの圧縮能力が停止した
り、ゲートシリンダの作動不良や作動不能が生じたりす
る。 【0021】従って、この油圧回路には効率良く、しか
も、油圧回路内に空気が残留しないように作動油を充填
できるようにすることが好ましい。そこで、本発明は、
このような技術的要求に応え、効率よく、回路内に空気
を残留させることなく油圧回路に作動油を充填できるゲ
ート開閉装置の作動油充填装置を提供する、という技術
的課題を解決することを目的とするものである。 【0022】 【課題を解決するための手段】本発明は、吸入口及び吐
出口を有する蓄圧用シリンダと、開放用蓄圧器と、蓄圧
用シリンダの吐出口を開放用蓄圧器の出入口に接続する
圧入油路と、この圧入油路に介在して上記開放用蓄圧器
から蓄圧用シリンダへの逆流を防止する逆止弁と、閉止
用蓄圧器と、ゲートを開閉駆動するゲートシリンダと、
このゲートシリンダの開放用油室を上記開放用蓄圧器の
出入口と蓄圧用シリンダの吸入口とに選択的に接続させ
る方向制御弁を有する切換油路とを備えるバケットゲー
ト開閉装置の作動油充填装置を前提にして、上記目的を
達成するために、次のような手段を講じている。 【0023】即ち、本発明は、上記切換油路の上記開放
蓄圧器と方向制御弁との間の油路部分に接続されると
共に外部のチャージングポンプが接続される充填路と、
この充填路を開閉する充填閉止弁とが設けられ、上記蓄
圧用シリンダの吐出口と逆止弁との間に接続されたエア
抜き弁と、上記開放用蓄圧器に設けられたエア抜き弁
と、上記閉止用蓄圧器に設けられたエア抜き弁と、ゲー
トシリンダの開放用油室に設けられたエア抜き弁と、
ートシリンダの閉止用油室に設けられたエア抜き弁と、
上記開放用蓄圧器から方向制御弁を迂回してゲートシリ
ンダに連通する第1バイパスと、この第1バイパスを開
閉するゲート開放用手動バルブと、上記ゲートシリンダ
から方向制御弁を迂回して蓄圧用シリンダの吸入口に連
通する第2バイパスと、この第2バイパスを開閉する閉
止弁とを備えることを特徴とする。 【0024】 【作 用】上記チャージングポンプを充填路に接続する
前に、又は、後に充填閉止弁、ゲート開放用手動バル
ブ、第2バイパス閉止弁、及び各エア抜き弁を開弁し、
この後、チャージングポンプの運転を開始すると、チャ
ージングポンプから作動油回路に圧入された作動油が作
動油回路内の空気を各エア抜き弁から外部に押し出した
後、各エア抜き弁から流出する。 【0025】従って、各エア抜き弁からの作動油の噴出
を確認した後、各エア抜き弁を閉弁すれば、作動油回路
に、その内部に空気を残すことなく、作動油を充填する
ことができる。 【0026】 【実施例】以下、本発明の一実施例に係るゲート開閉装
置の作動油充填装置を図面に基づいて具体的に説明す
る。 【0027】図1に仮想線で示すように、このゲート開
閉装置が設けられるバケットは、バケット本体1と、こ
れに所定の範囲内で昇降可能に支持される懸垂枠(又は
懸垂ロープ)2と、バケット本体1の下端に開口させた
投下口を開閉するゲート3と、バケット本体1を支持す
る枠体4とを備える。 【0028】又、上記バケットゲート開閉装置は、バケ
ット本体1と懸垂枠(又は懸垂ロープ)2との間に架着
された2本の蓄圧用シリンダ5と、開放用蓄圧器6と、
バケット本体1とゲート3との間に架着さた2本のゲー
トシリンダ7とを備えている。 【0029】上記蓄圧用シリンダ5は、両端が閉じられ
た縦軸の筒体8と、これの内部に摺動可能に、かつ、油
密状に内嵌されたピストン9とを有し、筒体8内に形成
されたシリンダ室がこのピストン9によって上側の吐出
室10と、下側の吸入室11とに区画される。 【0030】上記筒体8の両端部には吐出室10に連通
する吐出口12と、吸入室11に連通する吸入口13が
設けられ、上記ピストン9には吸入室11から吐出室1
0への作動油の流入を許し、その逆流を防止する逆止弁
14が組み込まれている。 【0031】又、上記筒体8は枠体4に連結され、ピス
トン9は筒体8の上端を貫通するピストンロッド15を
介して懸垂枠(又は懸垂ロープ)2に連結される。これ
により、バケットが吊り上げられ、懸垂枠(又は懸垂ロ
ープ)2がバケット本体1及び枠体4に対して上昇する
と、ピストン9が筒体8内で吐出室10の容積を縮小さ
せる方向に移動し、吐出室10内の作動油が吐出口12
から吐出される。 【0032】各蓄圧用シリンダ5の吐出口12はそれぞ
れ逆止弁16を介在させた圧入油路17を介して上記蓄
圧器6に連通させてあり、蓄圧用シリンダ5から吐出さ
れた作動油が蓄圧器6に圧入されると共に、蓄圧器6か
ら蓄圧用シリンダ5に作動油が逆流しないようにしてい
る。 【0033】上記ゲートシリンダ7は、戻しバネなどの
バイアス手段を備える単動型シリンダで構成してもよい
が、ここでは、ピストン18で区画された開放用油室1
9と閉止用油室20とを有する複動型シリンダを用い、
閉止用蓄圧器21を閉止用油室20にバイアス油路22
を介して接続し、この蓄圧器21の内圧で開放用油室1
9の内圧に抗してピストン18を閉止方向に付勢してい
る。 【0034】上記ゲートシリンダ7の開放用油室19は
電磁操作式の方向制御弁23を介在させた方向切替油路
24を介して開放用蓄圧器6と、蓄圧用シリンダ5の吸
入口13に選択的に連通され、初期状態では蓄圧用シリ
ンダ5の吸入口13に連通させてある。 【0035】従って、バケットを吊り上げる時には、蓄
圧用シリンダ5の伸長に伴い開放用油室19の作動油は
蓄圧用シリンダ5の吸入室11に吸引されて、吸入室1
1及び開放用油室19が減圧され、開放用油室19と閉
止用油室20との差圧が大きくなってゲート3が強く閉
じられることになる。 【0036】上記方向制御弁23の接続方向を切替え、
開放用油室19を開放用蓄圧器6に連通させると、開放
用油室19の内圧が高まり、閉止用油室20の内圧に抗
してピストン18を閉止用油室20側に押し込め、ゲー
トシリンダ7が短縮されてゲート3が開かれる。 【0037】ゲート3の開放により、コンクリートが投
下口から打設位置に投下された後、方向制御弁23の接
続方向を再び切替えて開放用油室19とを蓄圧用シリン
ダ7の吸入室11に連通させると、閉止用蓄圧器21の
内圧と吸入室11の内圧の差によって開放用油室19内
の圧油が吸入室11に押し出され、ゲートシリンダ7が
伸長してゲート3が閉じられる。 【0038】コンクリートを投下し、ゲート3を閉じた
バケットを地上に置くと、蓄圧用シリンダ5のピストン
ロッド15に懸垂枠(又は懸垂ロープ)2の重量が加わ
り、この重量で蓄圧用シリンダ5のピストン9が押し下
げられるに連れて吸入室11の作動油が逆止弁14を通
って吐出室10側に流入する。 【0039】この後、バケットを水洗する場合には、更
に方向制御弁23の接続方向を切替え、開放用蓄圧器6
から作動油をゲートシリンダ7に圧入することにより再
びゲート3が開かれ、水洗が終了した後に、方向制御弁
23の接続方向をもう一度切替え、閉止用蓄圧器21の
内圧と吸入室11の内圧の差によって開放用油室19内
の圧油を吸入室11に押し出させ、これにより、ゲート
シリンダ7を伸長させてゲート3を閉じる。 【0040】さて、この装置には上記切替油路24の開
放用蓄圧器6と方向制御弁23との間の油路部分28に
接続されると共に外部のチャージングポンプ29が接続
される充填路30と、この充填路30を開閉する充填閉
止弁31とが設けられる。 【0041】又、上記蓄圧用シリンダ5の吐出口12と
逆止弁16との間には接続されたエア抜き弁32が接続
され、上記開放用蓄圧器6、各ゲートシリンダ7の開放
用油室19、各ゲートシリンダ7の閉止用油室20、閉
止用蓄圧器21にはそれぞれエア抜き弁33〜36が設
けられる。 【0042】更に、上記開放用蓄圧器6から方向制御弁
23を迂回してゲートシリンダ7に連通する第1バイパ
ス37と、この第1バイパス37を開閉するゲート開放
用手動バルブ38と、上記ゲートシリンダ7から方向制
御弁を迂回して蓄圧用シリンダ5の吸入口13に連通す
る第2バイパス39と、この第2バイパス39を開閉す
る閉止弁40とを備えている。 【0043】なお、図1において、41は作動油タン
ク、42はバイアス充填路、43はこのバイアス充填路
42を開閉するバイアス閉止弁、44は戻り油路であ
る。作動油の充填は、例えば、次のような手順で行われ
る。 【0044】先ず、方向制御弁23を開放用蓄圧器6を
ゲートシリンダ7に接続する方向に切替え、ゲート開放
用手動バルブ38、閉止弁40及び各エア抜き弁32〜
36を開弁し、充填路30にチャージングポンプ29を
接続する。 【0045】各エア抜き弁32〜36には、そこから流
出する作動油の周囲への飛散を防止すると共に作動油タ
ンク41に回収するために、必要に応じて、流出する作
動油を作動油タンク41に戻す戻り油路44が接続され
る。この実施例では、比較的流量が多い圧入油路17の
エア抜き弁32のみに戻り油路44を接続しているが、
他のエア抜き弁33〜36に戻り油路を接続することは
何ら妨げない。 【0046】この後、チャージングポンプ29を始動し
チャージングポンプ29から充填路30に作動油が供給
されると、充填路30内の空気は作動油に押され、或い
は、洗い流されて方向制御弁23と開放用蓄圧器6とを
接続する油路部分28に送り込まれる。 【0047】この油路部分28に流入した作動油は、開
放用蓄圧器6の方向と、方向制御弁23の方向と、第1
バイパス37の方向とに分流される。方向制御弁23は
開放用蓄圧器6をゲートシリンダ7に連通させる方向に
開いているので、方向制御弁23に分流した作動油は上
記油路部分28と、方向制御弁23内のこの接続方向の
流路と、方向制御弁23からゲートシリンダ7の間の油
路部分とのエアパージを行った後、各ゲートシリンダ7
と第2パイパス39とに分流する。 【0048】又、充填路30から第1バイパス37に分
流した作動油は充填路30から第1バイパス37までの
油路部分と、第1バイパス37とのエアパージを行い、
この後、各ゲートシリンダ7と、第2バイパス39とに
分流し、第1バイパス37から各ゲートシリンダ7及び
第2バイパス39までのエアパージを行う。 【0049】方向制御弁23と第1バイパス37とから
各ゲートシリンダ7に分流された作動油は各ゲートシリ
ンダ7内のエアパージを行った後、各ゲートシリンダ7
のの開放用油室19のエア抜き弁34から外部に流れ
る。この作動油の流出が確認されると、ゲートシリンダ
7の開放用油室19のエア抜き弁34が閉じられゲート
シリンダ7への作動油の充填が完了する。 【0050】方向制御弁23と第1バイパス37とから
第2バイパス39に分流された作動油は、第2バイパス
39のエアパージを行った後、各蓄圧用シリンダ5の吸
入口13と方向制御弁23とに分流される。 【0051】ここで、方向制御弁23の接続方向を切替
え、各ゲートシリンダ7を各蓄圧用シリンダ5の吸入口
13に連通させると、作動油が第2バイパス39と方向
制御弁23との間を循環するようになり、これにより、
方向制御弁23内のこの接続方向の流路のエアパージが
行われる。 【0052】方向制御弁23内のエアパージが行われた
後、方向制御弁23の接続方向を切替えるか否かは自由
であるが、ここでは、各蓄圧用シリンダ5への作動油の
供給量を多くするため、方向制御弁23を元の接続方向
に戻すようにしている。 【0053】第2バイパス39から各蓄圧用シリンダ5
に分流された作動油は、各蓄圧用シリンダ5内の吸引室
11から逆止弁14を通って吐出室10に流れ、各蓄圧
用シリンダ5内のエアパージを行った後、更に、吐出口
12から圧入油路17に流れてエア抜き弁32と逆止弁
16とに分流する。 【0054】この圧入油路17のエア抜き弁32から作
動油が流出することにより、圧入油路17と開放用蓄圧
器6以外のエア抜きが完了し、圧入油路17及び開放用
蓄圧器6以外の回路内部に作動油が充填されたことが確
認される。 【0055】この後、この圧入油路17のエア抜き弁3
2を閉じると、作動油は充填路30と圧入油路17とか
ら開放用蓄圧器6に流入し、この蓄圧器6内のエアパー
ジをした後、この蓄圧器6のエア抜き弁33から外部に
流出する。このエア抜き弁33からの作動油の流出を確
認してからこのエア抜き弁33を閉じることにより、開
放用の全ての作動油回路内に作動油が充填される。 【0056】この後、充填閉止弁31、ゲート開放用手
動バルブ38及び閉止弁40を閉じ、チャージングポン
プ29を停止した後、チャージングポンプ29を充填路
30からバイアス充填路42に継ぎ替え、バイアス閉止
弁43を開いた後、チャージングポンプ29を再始動し
てゲートシリンダ7の閉止用油室20と閉止用蓄圧器2
1のエアパージを行い、それぞれのエア抜き弁35・3
6からの作動油の流出が確認されると、そのエア抜き弁
35・36を閉じる。 【0057】これらエア抜き弁35・36を全て閉じて
からバイアス閉止弁43を閉じ、チャージングポンプ2
9を停止させてからバイアス充填路42からチャージン
グポンプ29が切り離される。 【0058】尚本発明では開放用蓄圧器6として充分大
きな容量の蓄圧器を用いているので、補助蓄圧器を用い
なくてもコンクリートの排出を促すために複数回ゲート
3を開閉するとも可能であり、また、使用後の水洗時に
開放用蓄圧器6に残った内圧によってゲート3を開放さ
せることが可能である。しかしながら、水洗時等に開放
用蓄圧器6に残った内圧では不充分な場合は、空のバケ
ット本体を一旦地上に下ろして自重のみで開放用蓄圧器
6に新たに蓄圧することによって、目的の作業ができる
ことになる。 【0059】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、蓄圧用シ
リンダ、開放用蓄圧器、ゲートシリンダ、方向制御弁及
びこれらを接続する配管内のエアパージをしながら各部
分に作動油を充填することができ、効率よく、回路内に
空気を残留させることなく油圧回路に作動油を充填でき
るのである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の作動油回路図である。 【図2】従来例の作動油回路図である。 【符号の説明】 13 吸入口 12 吐出口 5 蓄圧用シリンダ 6 開放用蓄圧器 17 圧入油路 16 逆止弁 7 ゲートシリンダ 19 開放用油室 23 方向制御弁 24 切替油路 28 油路部分 29 チャージングポンプ 30 充填路 31 充填閉止弁 32〜34 エア抜き弁 37 第1バイパス 38 ゲート開放用手動バルブ 39 第2バイパス 40 閉止弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 21/02 102 E02B 7/00 B66C 3/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 吸入口及び吐出口を有する蓄圧用シリン
    ダと、開放用蓄圧器と、蓄圧用シリンダの吐出口を開放
    用蓄圧器の出入口に接続する圧入油路と、この圧入油路
    に介在して上記開放用蓄圧器から蓄圧用シリンダへの逆
    流を防止する逆止弁と、閉止用蓄圧器と、ゲートを開閉
    駆動するゲートシリンダと、このゲートシリンダの開放
    用油室を上記開放用蓄圧器の出入口と蓄圧用シリンダの
    吸入口とに選択的に接続させる方向制御弁を有する切換
    油路とを備えるバケットゲート開閉装置の作動油充填装
    置であって、 上記切換油路の上記開放用蓄圧器と方向制御弁との間の
    油路部分に接続されると共に外部のチャージングポンプ
    が接続される充填路と、この充填路を開閉する充填閉止
    弁とが設けられ、上記蓄圧用シリンダの吐出口と逆止弁
    との間に接続されたエア抜き弁と、上記開放用蓄圧器に
    設けられたエア抜き弁と、上記閉止用蓄圧器に設けられ
    たエア抜き弁と、ゲートシリンダの開放用油室に設けら
    れたエア抜き弁と、ゲートシリンダの閉止用油室に設け
    られたエア抜き弁と、上記開放用蓄圧器から方向制御弁
    を迂回してゲートシリンダに連通する第1バイパスと、
    この第1バイパスを開閉するゲート開放用手動バルブ
    と、上記ゲートシリンダから方向制御弁を迂回して蓄圧
    用シリンダの吸入口に連通する第2バイパスと、この第
    2バイパスを開閉する閉止弁とを備えることを特徴とす
    るバケットゲート開閉装置の作動油充填装置。
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