JP3379553B2 - プラント機器の運転管理システム - Google Patents
プラント機器の運転管理システムInfo
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- JP3379553B2 JP3379553B2 JP26578293A JP26578293A JP3379553B2 JP 3379553 B2 JP3379553 B2 JP 3379553B2 JP 26578293 A JP26578293 A JP 26578293A JP 26578293 A JP26578293 A JP 26578293A JP 3379553 B2 JP3379553 B2 JP 3379553B2
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- Japan
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- capacity
- plant equipment
- load
- operation management
- management system
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラント機器の運転管
理システムに関するものである。
理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、LNG基地等においては、LN
Gポンプ、LPGポンプ、海水ポンプ、LNG気化器、
熱量調整器等の各種プラント機器が備えられ、ガスの製
造量に応じて、コンピュータが各種プラント機器の自動
発停の制御を行う。
Gポンプ、LPGポンプ、海水ポンプ、LNG気化器、
熱量調整器等の各種プラント機器が備えられ、ガスの製
造量に応じて、コンピュータが各種プラント機器の自動
発停の制御を行う。
【0003】たとえば海水ポンプの運転管理を行う場
合、複数の海水ポンプのうち、あらかじめ各海水ポンプ
に優先順位を付けて、ガス製造量が増えた場合、停止中
の海水ポンプのうち、最も優先順位の高い海水ポンプを
起動し、またガスの製造量が減った場合には、稼働中の
海水ポンプの中で最も優先順位の低い海水ポンプを停止
するといった運転管理を行う。
合、複数の海水ポンプのうち、あらかじめ各海水ポンプ
に優先順位を付けて、ガス製造量が増えた場合、停止中
の海水ポンプのうち、最も優先順位の高い海水ポンプを
起動し、またガスの製造量が減った場合には、稼働中の
海水ポンプの中で最も優先順位の低い海水ポンプを停止
するといった運転管理を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに優先順位を設けてプラント機器の運転管理を行う場
合、プラント機器に定格能力の差があってもそれは考慮
されずに運転管理が行われるので、結果的に電力量等を
多く消費するという問題があった。
うに優先順位を設けてプラント機器の運転管理を行う場
合、プラント機器に定格能力の差があってもそれは考慮
されずに運転管理が行われるので、結果的に電力量等を
多く消費するという問題があった。
【0005】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、省エネルギーを実
現できるプラント機器の運転管理システムを提供するこ
とにある。
たもので、その目的とするところは、省エネルギーを実
現できるプラント機器の運転管理システムを提供するこ
とにある。
【0006】前述した目的を達成するために本発明は、
第1の能力を有する複数のプラント機器と、第1の能力
よりも小さな第2の能力を有する複数のプラント機器
と、負荷上昇時、(第1の能力)−(第2の能力)≧
(負荷上昇分)である場合、停止中の前記第1の能力を
有するプラント機器の起動と、運転中の前記第2の能力
を有するプラント機器の停止との両方の動作を同時に行
う第1の制御手段を具備することを特徴とするプラント
機器の運転管理システムである。また、第1の発明のプ
ラント機器の運転管理システムは、負荷減少時、(第1
の能力)−(第2の能力)≦(負荷減少分)<(第2の
能力)である場合、運転中の前記第1の能力を有するプ
ラント機器の停止と、停止中の前記第2の能力を有する
プラント機器の起動との両方の動作を同時に行う第2の
制御手段を具備するようにしてもよい。
第1の能力を有する複数のプラント機器と、第1の能力
よりも小さな第2の能力を有する複数のプラント機器
と、負荷上昇時、(第1の能力)−(第2の能力)≧
(負荷上昇分)である場合、停止中の前記第1の能力を
有するプラント機器の起動と、運転中の前記第2の能力
を有するプラント機器の停止との両方の動作を同時に行
う第1の制御手段を具備することを特徴とするプラント
機器の運転管理システムである。また、第1の発明のプ
ラント機器の運転管理システムは、負荷減少時、(第1
の能力)−(第2の能力)≦(負荷減少分)<(第2の
能力)である場合、運転中の前記第1の能力を有するプ
ラント機器の停止と、停止中の前記第2の能力を有する
プラント機器の起動との両方の動作を同時に行う第2の
制御手段を具備するようにしてもよい。
【0007】本発明では、負荷上昇時、(第1の能力)
−(第2の能力)≧(負荷上昇分)である場合、停止中
の第1の能力を有するプラント機器の起動と、運転中の
第2の能力を有するプラント機器の停止との両方の動作
を同時に行うよう制御され、負荷減少時、(第1の能
力)−(第2の能力)≦(負荷減少分)<(第2の能
力)である場合、運転中の第1の能力を有するプラント
機器の停止と、停止中の第2の能力を有するプラント機
器の起動との両方の動作を同時に行うよう制御される。
−(第2の能力)≧(負荷上昇分)である場合、停止中
の第1の能力を有するプラント機器の起動と、運転中の
第2の能力を有するプラント機器の停止との両方の動作
を同時に行うよう制御され、負荷減少時、(第1の能
力)−(第2の能力)≦(負荷減少分)<(第2の能
力)である場合、運転中の第1の能力を有するプラント
機器の停止と、停止中の第2の能力を有するプラント機
器の起動との両方の動作を同時に行うよう制御される。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明の1実施例に係る運転管理
システムの概略構成を示すブロック図である。本実施例
ではプラント機器として複数の海水ポンプを取り上げ
る。
に説明する。図1は、本発明の1実施例に係る運転管理
システムの概略構成を示すブロック図である。本実施例
ではプラント機器として複数の海水ポンプを取り上げ
る。
【0009】図1において1は制御部、3は能力A(た
とえば10000トン)の海水ポンプ、5は能力B(た
とえば6000トン)の海水ポンプを表わす。3−1、
3−2、……、3−iは運転中の海水ポンプであり、3
−(i+1)、……、3−nは停止中の海水ポンプであ
る。また5−1、……、5−jは運転中の海水ポンプで
あり、5−(j+1)、……、5−mは停止中の海水ポ
ンプである。制御部1には負荷情報が入力され、制御部
1はこの負荷情報に応じて海水ポンプの起動停止を行
う。
とえば10000トン)の海水ポンプ、5は能力B(た
とえば6000トン)の海水ポンプを表わす。3−1、
3−2、……、3−iは運転中の海水ポンプであり、3
−(i+1)、……、3−nは停止中の海水ポンプであ
る。また5−1、……、5−jは運転中の海水ポンプで
あり、5−(j+1)、……、5−mは停止中の海水ポ
ンプである。制御部1には負荷情報が入力され、制御部
1はこの負荷情報に応じて海水ポンプの起動停止を行
う。
【0010】図2は、この制御部1の処理を示すフロー
チャートである。ガス製造量が増し、負荷が上昇すると
(ステップ201)、この負荷の上昇が制御部1に伝え
られる。制御部1はこの負荷の上昇が能力差(A−B)
で対処できるかを判断する(ステップ202)。たとえ
ば負荷の上昇が2000トン程度であれば、(A−B)
=4000トンであるので、(A−B)で対処できる。
この場合、能力の大きい方の海水ポンプ3の中で停止中
のものがあり、能力の小さい方の海水ポンプ5の中で運
転中のものがあるか否かを判断する(ステップ20
3)。ステップ203に適合するようなものがある場
合、海水ポンプ3−(i+1)を起動し、海水ポンプ5
−jを停止させる(ステップ204)。
チャートである。ガス製造量が増し、負荷が上昇すると
(ステップ201)、この負荷の上昇が制御部1に伝え
られる。制御部1はこの負荷の上昇が能力差(A−B)
で対処できるかを判断する(ステップ202)。たとえ
ば負荷の上昇が2000トン程度であれば、(A−B)
=4000トンであるので、(A−B)で対処できる。
この場合、能力の大きい方の海水ポンプ3の中で停止中
のものがあり、能力の小さい方の海水ポンプ5の中で運
転中のものがあるか否かを判断する(ステップ20
3)。ステップ203に適合するようなものがある場
合、海水ポンプ3−(i+1)を起動し、海水ポンプ5
−jを停止させる(ステップ204)。
【0011】この場合、単純に海水ポンプ3−(i+
1)または海水ポンプ5−(j+1)を起動すると、1
0000トンあるいは6000トンの海水ポンプを運転
するためのエネルギーが必要となるが、本実施例では4
000トンの海水ポンプを運転するためのエネルギーが
必要とされるだけであり、省エネルギーを図ることがで
きる。
1)または海水ポンプ5−(j+1)を起動すると、1
0000トンあるいは6000トンの海水ポンプを運転
するためのエネルギーが必要となるが、本実施例では4
000トンの海水ポンプを運転するためのエネルギーが
必要とされるだけであり、省エネルギーを図ることがで
きる。
【0012】ステップ202において能力差(A−B)
で負荷上昇に対処できない場合、あるいはステップ20
3に適合するような海水ポンプがない場合、海水ポンプ
5の中で停止中のものがあるか否かを判断する(ステッ
プ206)。そのようなものが存在する場合、能力の低
い方の海水ポンプ5−(j+1)を起動させ(ステップ
207)、そのようなものが存在しない場合、能力の高
い方の海水ポンプ3−(i+1)を起動させる(ステッ
プ208)。そして以上の処理を終了となるまで繰り返
す(ステップ205)。
で負荷上昇に対処できない場合、あるいはステップ20
3に適合するような海水ポンプがない場合、海水ポンプ
5の中で停止中のものがあるか否かを判断する(ステッ
プ206)。そのようなものが存在する場合、能力の低
い方の海水ポンプ5−(j+1)を起動させ(ステップ
207)、そのようなものが存在しない場合、能力の高
い方の海水ポンプ3−(i+1)を起動させる(ステッ
プ208)。そして以上の処理を終了となるまで繰り返
す(ステップ205)。
【0013】図3は、負荷が徐々に上昇するとした場合
の海水ポンプを起動の説明図である。図3(a)は図1
に示す初期状態を示す。負荷上昇L(L<4000ト
ン)が生じると、図3(b)に示すように海水ポンプ3
−(i+1)を起動し、海水ポンプ5−jを停止させ
る。負荷上昇Lが4000≦L<6000となると、図
3(c)に示すように、海水ポンプ3−(i+1)を停
止させ、海水ポンプ5−j、5−(j+1)を起動させ
る。負荷上昇Lが6000≦L<10000となると、
図3(d)に示すように、海水ポンプ3−(i+1)を
起動させ、海水ポンプ5−(j+1)を停止させる。以
後同様の手順で海水ポンプの能力を考慮しながら海水ポ
ンプの起動停止を制御する。
の海水ポンプを起動の説明図である。図3(a)は図1
に示す初期状態を示す。負荷上昇L(L<4000ト
ン)が生じると、図3(b)に示すように海水ポンプ3
−(i+1)を起動し、海水ポンプ5−jを停止させ
る。負荷上昇Lが4000≦L<6000となると、図
3(c)に示すように、海水ポンプ3−(i+1)を停
止させ、海水ポンプ5−j、5−(j+1)を起動させ
る。負荷上昇Lが6000≦L<10000となると、
図3(d)に示すように、海水ポンプ3−(i+1)を
起動させ、海水ポンプ5−(j+1)を停止させる。以
後同様の手順で海水ポンプの能力を考慮しながら海水ポ
ンプの起動停止を制御する。
【0014】このように本実施例では、プラント機器に
能力差がある場合に負荷の変動があると、各プラント機
器の能力を考慮してプラント機器の起動停止を制御する
ので省エネルギー運転を実現することができる。
能力差がある場合に負荷の変動があると、各プラント機
器の能力を考慮してプラント機器の起動停止を制御する
ので省エネルギー運転を実現することができる。
【0015】なお、前述した実施例では、負荷の上昇が
生じた場合について説明したが負荷の減少が生じた場合
についても本発明を応用することができる。
生じた場合について説明したが負荷の減少が生じた場合
についても本発明を応用することができる。
【0016】また前述した実施例では、海水ポンプの運
転管理システムについて説明したが、本発明は海水ポン
プの他、たとえばLNGポンプ等の各種プラント機器の
運転台数を制御する場合に広く応用することができる。
転管理システムについて説明したが、本発明は海水ポン
プの他、たとえばLNGポンプ等の各種プラント機器の
運転台数を制御する場合に広く応用することができる。
【0017】また前述した実施例では能力差の異なる2
種類の海水ポンプの運転管理について述べたが、能力差
の異なる3種類以上のプラント機器の運転管理に本発明
を応用することができる。
種類の海水ポンプの運転管理について述べたが、能力差
の異なる3種類以上のプラント機器の運転管理に本発明
を応用することができる。
【0018】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、省エネルギーを図れるプラント機器の運転管理シ
ステムを提供することができる。
れば、省エネルギーを図れるプラント機器の運転管理シ
ステムを提供することができる。
【図1】 本発明の1実施例に係る海水ポンプの運転管
理システムの概略構成を示すブロック図
理システムの概略構成を示すブロック図
【図2】 実施例の動作を示すフローチャート
【図3】 負荷の上昇と起動される海水ポンプを示す図
1………制御部
3、5………海水ポンプ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭55−92902(JP,A)
特開 昭61−228502(JP,A)
特開 平2−21998(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】 第1の能力を有する複数のプラント機器
と、 第1の能力よりも小さな第2の能力を有する複数のプラ
ント機器と、 負荷上昇時、(第1の能力)−(第2の能力)≧(負荷
上昇分)である場合、停止中の前記第1の能力を有する
プラント機器の起動と、運転中の前記第2の能力を有す
るプラント機器の停止との両方の動作を同時に行う第1
の制御手段と、を具備することを特徴とするプラント機
器の運転管理システム。 - 【請求項2】 負荷減少時、(第1の能力)−(第2の
能力)≦(負荷減少分)<(第2の能力)である場合、
運転中の前記第1の能力を有するプラント機器の停止
と、停止中の前記第2の能力を有するプラント機器の起
動との両方の動作を同時に行う第2の制御手段を具備す
ることを特徴とする請求項1に記載のプラント機器の運
転管理システム。 - 【請求項3】 前記第1の制御手段は、負荷上昇時、
(第1の能力)−(第2の能力)<(負荷上昇分)であ
る場合、負荷情報に応じて各プラント機器の能力を考慮
して各プラント機器の起動停止を制御することを特徴と
する請求項1または請求項2に記載のプラント機器の運
転管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26578293A JP3379553B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | プラント機器の運転管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26578293A JP3379553B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | プラント機器の運転管理システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07104808A JPH07104808A (ja) | 1995-04-21 |
JP3379553B2 true JP3379553B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=17421968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26578293A Expired - Fee Related JP3379553B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | プラント機器の運転管理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3379553B2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-29 JP JP26578293A patent/JP3379553B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07104808A (ja) | 1995-04-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |