JP3377819B2 - 合成樹脂管製造用押出成形金型およびこの押出成形金型を用いた合成樹脂管の押出成形方法 - Google Patents
合成樹脂管製造用押出成形金型およびこの押出成形金型を用いた合成樹脂管の押出成形方法Info
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- JP3377819B2 JP3377819B2 JP03818493A JP3818493A JP3377819B2 JP 3377819 B2 JP3377819 B2 JP 3377819B2 JP 03818493 A JP03818493 A JP 03818493A JP 3818493 A JP3818493 A JP 3818493A JP 3377819 B2 JP3377819 B2 JP 3377819B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂管、特に、一
端から管の途中まで内面に内面に螺旋リブを有し、その
後他端まで内面に螺旋リブがない脚部継手の直上の排水
縦管として使用される合成樹脂管を製造するのに使用さ
れる押出成形金型、および、この押出成形金型を使用し
た一端から管の途中まで内面に内面に螺旋リブを有し、
その後他端まで内面に螺旋リブがない合成樹脂管を連続
的に押出成形する方法に関する。
端から管の途中まで内面に内面に螺旋リブを有し、その
後他端まで内面に螺旋リブがない脚部継手の直上の排水
縦管として使用される合成樹脂管を製造するのに使用さ
れる押出成形金型、および、この押出成形金型を使用し
た一端から管の途中まで内面に内面に螺旋リブを有し、
その後他端まで内面に螺旋リブがない合成樹脂管を連続
的に押出成形する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図17に示すように、中高層建
築物等に設けられる排水管路101は、各階層を通過す
るように鉛直方向に配設される縦管路102と、略水平
に配置される横管路103と、縦管路102の脚部に配
置され縦管路102と横管路103とを接続する脚部継
手104とから構成されているとともに、縦管路102
を構成する排水管として、常に、縦管路102内に空気
芯が形成して管内が閉塞しないようにするために、内面
に螺旋リブを形成した内面螺旋リブ付き排水管を使用し
ている。
築物等に設けられる排水管路101は、各階層を通過す
るように鉛直方向に配設される縦管路102と、略水平
に配置される横管路103と、縦管路102の脚部に配
置され縦管路102と横管路103とを接続する脚部継
手104とから構成されているとともに、縦管路102
を構成する排水管として、常に、縦管路102内に空気
芯が形成して管内が閉塞しないようにするために、内面
に螺旋リブを形成した内面螺旋リブ付き排水管を使用し
ている。
【0003】しかし、このような排水管路101では、
特に高流量の排水が流下したときに螺旋リブの働きによ
って旋回流となりながら管壁に沿って縦管路102を勢
いよく流下してきた排水が、脚部継手104および横管
路103内で暴れ管路を閉塞することがある。また、特
に、洗濯水や洗剤を含んだ排水が流下する場合、流下し
てきた排水が、脚部継手104の曲がり部内壁面に勢い
よく当たり、曲管部近辺で泡が発生するため、この泡が
2階付近まで堆積し、ついには便器、手洗い等の衛生器
具から室内に泡が流れ出すと言う問題を生じる。
特に高流量の排水が流下したときに螺旋リブの働きによ
って旋回流となりながら管壁に沿って縦管路102を勢
いよく流下してきた排水が、脚部継手104および横管
路103内で暴れ管路を閉塞することがある。また、特
に、洗濯水や洗剤を含んだ排水が流下する場合、流下し
てきた排水が、脚部継手104の曲がり部内壁面に勢い
よく当たり、曲管部近辺で泡が発生するため、この泡が
2階付近まで堆積し、ついには便器、手洗い等の衛生器
具から室内に泡が流れ出すと言う問題を生じる。
【0004】そこで、本発明の発明者らは、一端から管
の途中まで螺旋リブが形成され、その後螺旋リブが形成
されていない合成樹脂管をすでに提案している。すなわ
ち、この合成樹脂管を螺旋リブが形成されていない側が
下側になるように縦管路102の脚部継手104直上の
縦管として配管すれば、上方の内面螺旋リブ付き管によ
って勢いよく流下してきた排水は、螺旋リブがない部分
で勢いが緩められたのち、脚部継手104および横管路
103に流入するようになり、泡の発生を防ぐことがで
きる。
の途中まで螺旋リブが形成され、その後螺旋リブが形成
されていない合成樹脂管をすでに提案している。すなわ
ち、この合成樹脂管を螺旋リブが形成されていない側が
下側になるように縦管路102の脚部継手104直上の
縦管として配管すれば、上方の内面螺旋リブ付き管によ
って勢いよく流下してきた排水は、螺旋リブがない部分
で勢いが緩められたのち、脚部継手104および横管路
103に流入するようになり、泡の発生を防ぐことがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な合成樹脂管は、たとえば、特願平4−120483号
等において、この発明者らが先に提案したような方法、
すなわち、図18に示すように押出成形金型301の固
定コア302の出口側表面に複数の螺旋溝303を形成
し、押出機304から押し出された溶融樹脂305が金
型301内を通る間にこの螺旋溝303に対応する螺旋
リブを内面に形成しつつ管状にして押し出す方法、また
は、図19に示すように押出成形金型401の一定速度
で回転する回転コア402の出口側表面に回転軸に平行
な凹溝403を形成し、押出機404から押し出された
溶融樹脂が凹溝403と回転コア402の回転に伴って
螺旋リブを内面に形成しつつ管状して押し出す方法等に
よって、全長にわたって内面に螺旋リブが形成された内
面螺旋リブ付き管を一旦成形したのち、管の一方の端部
側から管の途中まで螺旋リブを削りとることで得るよう
にしているが、このような方法では、製造工程が煩雑で
生産性が非常に悪いと言う問題がある。
な合成樹脂管は、たとえば、特願平4−120483号
等において、この発明者らが先に提案したような方法、
すなわち、図18に示すように押出成形金型301の固
定コア302の出口側表面に複数の螺旋溝303を形成
し、押出機304から押し出された溶融樹脂305が金
型301内を通る間にこの螺旋溝303に対応する螺旋
リブを内面に形成しつつ管状にして押し出す方法、また
は、図19に示すように押出成形金型401の一定速度
で回転する回転コア402の出口側表面に回転軸に平行
な凹溝403を形成し、押出機404から押し出された
溶融樹脂が凹溝403と回転コア402の回転に伴って
螺旋リブを内面に形成しつつ管状して押し出す方法等に
よって、全長にわたって内面に螺旋リブが形成された内
面螺旋リブ付き管を一旦成形したのち、管の一方の端部
側から管の途中まで螺旋リブを削りとることで得るよう
にしているが、このような方法では、製造工程が煩雑で
生産性が非常に悪いと言う問題がある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みて、一端
から管の途中まで螺旋リブが形成され、その後管の途中
から他端にかけて螺旋リブが形成されていない合成樹脂
管を連続成形で効率よく製造することができる押出成形
金型およびこの押出成形金型を用いた上記合成樹脂管の
製造方法を提供することを目的としている。
から管の途中まで螺旋リブが形成され、その後管の途中
から他端にかけて螺旋リブが形成されていない合成樹脂
管を連続成形で効率よく製造することができる押出成形
金型およびこの押出成形金型を用いた上記合成樹脂管の
製造方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明にかかる押出成形金型は、コ
アの少なくとも出口側表面にコアの出口側端面まで達す
る複数の凹溝が所望ピッチで形成されていて、内面に前
記凹溝に対応した螺旋リブが形成された内面螺旋リブ付
き合成樹脂管を金型出口から連続的に押出成形する押出
成形金型であって、前記コアの最大径と略同じ外径で、
前記凹溝と略同じか少し大きな切欠が前記凹溝と同じピ
ッチで周囲に形成された円盤状のプレートを備え、この
プレートは、中心軸をコアの軸心と一致させた状態で前
記コアの出口側端面に回転自在に支持されているととも
に、このプレートを押出成形途中に所望角度回転させて
前記凹溝と切欠との周方向の位置関係をずらせる位置調
節手段を有している構成とした。
るために、請求項1の発明にかかる押出成形金型は、コ
アの少なくとも出口側表面にコアの出口側端面まで達す
る複数の凹溝が所望ピッチで形成されていて、内面に前
記凹溝に対応した螺旋リブが形成された内面螺旋リブ付
き合成樹脂管を金型出口から連続的に押出成形する押出
成形金型であって、前記コアの最大径と略同じ外径で、
前記凹溝と略同じか少し大きな切欠が前記凹溝と同じピ
ッチで周囲に形成された円盤状のプレートを備え、この
プレートは、中心軸をコアの軸心と一致させた状態で前
記コアの出口側端面に回転自在に支持されているととも
に、このプレートを押出成形途中に所望角度回転させて
前記凹溝と切欠との周方向の位置関係をずらせる位置調
節手段を有している構成とした。
【0008】一方、請求項2の発明にかかる押出成形方
法は、請求項1の押出成形金型から連続的に合成樹脂管
を押し出すとともに、位置調節手段を介して押出成形途
中にプレートを周方向に回転させ、凹溝と切欠との位置
が合った状態と、凹溝の出口側端面がプレートの切欠が
設けられていない部分で閉鎖された状態とを所望時間毎
に切り換える構成とした。
法は、請求項1の押出成形金型から連続的に合成樹脂管
を押し出すとともに、位置調節手段を介して押出成形途
中にプレートを周方向に回転させ、凹溝と切欠との位置
が合った状態と、凹溝の出口側端面がプレートの切欠が
設けられていない部分で閉鎖された状態とを所望時間毎
に切り換える構成とした。
【0009】上記構成において、コアは、コア全体が固
定されているもの、コア全体が回転するもの、凹溝が形
成された部分のみ回転するものなど特に限定されない。
なお、凹溝は、コア全体が固定された金型を用いる場
合、管の内面に形成しようとする螺旋リブに応じて螺旋
状に形成され、コア全体が回転する金型、あるいは凹溝
部分のみ回転するような金型を用いる場合、螺旋状に設
けても、コアの回転軸に略平行に設けても構わない。
定されているもの、コア全体が回転するもの、凹溝が形
成された部分のみ回転するものなど特に限定されない。
なお、凹溝は、コア全体が固定された金型を用いる場
合、管の内面に形成しようとする螺旋リブに応じて螺旋
状に形成され、コア全体が回転する金型、あるいは凹溝
部分のみ回転するような金型を用いる場合、螺旋状に設
けても、コアの回転軸に略平行に設けても構わない。
【0010】凹溝の断面形状は、形成するリブの断面形
状に応じて適宜選択できるが、例えば、図1のように三
角形、図2(a)のように半円形、図2(b)のように
四角形、図2(c)のように花びら形、図2(d)のよ
うに変形花びら形、図2(e)のように傾斜半円形、図
2(f)のように傾斜三角形、図2(g)のように傾斜
四角形などが挙げられる。
状に応じて適宜選択できるが、例えば、図1のように三
角形、図2(a)のように半円形、図2(b)のように
四角形、図2(c)のように花びら形、図2(d)のよ
うに変形花びら形、図2(e)のように傾斜半円形、図
2(f)のように傾斜三角形、図2(g)のように傾斜
四角形などが挙げられる。
【0011】凹溝は、特に限定されないが、コアの出口
側に向かって除々に深くしておくことが好ましい。位置
調節手段としては、特に限定されないが、たとえば、コ
アの軸芯に金型外部の駆動手段により駆動する駆動軸を
設け、この駆動軸を回転させることでプレートを所定位
置に回転移動させる方式のものが挙げられる。
側に向かって除々に深くしておくことが好ましい。位置
調節手段としては、特に限定されないが、たとえば、コ
アの軸芯に金型外部の駆動手段により駆動する駆動軸を
設け、この駆動軸を回転させることでプレートを所定位
置に回転移動させる方式のものが挙げられる。
【0012】また、管を形成する合成樹脂としては、特
に限定されないが、たとえば、ポリ塩化ビニル、後塩素
化ポリ塩化ビニル、ポリエチレン,ポリアミド(ナイロ
ン)等が挙げられ、たとえば、上記のように固定コアの
出口側に螺旋リブを設ける方法で管を押出成形する場合
には、見掛け粘度1000ポイズ以上になる合成樹脂が
特に好ましい。
に限定されないが、たとえば、ポリ塩化ビニル、後塩素
化ポリ塩化ビニル、ポリエチレン,ポリアミド(ナイロ
ン)等が挙げられ、たとえば、上記のように固定コアの
出口側に螺旋リブを設ける方法で管を押出成形する場合
には、見掛け粘度1000ポイズ以上になる合成樹脂が
特に好ましい。
【0013】すなわち、見掛け粘度が1000ポイズ未
満になると、溶融樹脂が螺旋溝にスムーズに導かれず、
一旦螺旋溝に入った溶融樹脂が溝のない部分に押し出さ
れたりする。したがって、管の内面の本来平滑であるべ
き部分、すなわち、リブを形成していない部分に凹凸が
生じたり、不連続なリブが形成されたり、リブにささく
れが生じたりする恐れがある。また、押し出された後も
粘度が低いため、パリソン(半溶融状態の樹脂)がドロ
ーダウンしやすく真円の管にフォーミングしにくくなる
傾向がある。
満になると、溶融樹脂が螺旋溝にスムーズに導かれず、
一旦螺旋溝に入った溶融樹脂が溝のない部分に押し出さ
れたりする。したがって、管の内面の本来平滑であるべ
き部分、すなわち、リブを形成していない部分に凹凸が
生じたり、不連続なリブが形成されたり、リブにささく
れが生じたりする恐れがある。また、押し出された後も
粘度が低いため、パリソン(半溶融状態の樹脂)がドロ
ーダウンしやすく真円の管にフォーミングしにくくなる
傾向がある。
【0014】因に、通常、見掛け粘度が1000ポイズ
未満の樹脂であっても炭酸カルシウム等を樹脂中にブレ
ンドするか、シランカップリング剤などによる化学架橋
等を利用すれば、見掛け粘度を1000ポイズ以上に調
整することができる。
未満の樹脂であっても炭酸カルシウム等を樹脂中にブレ
ンドするか、シランカップリング剤などによる化学架橋
等を利用すれば、見掛け粘度を1000ポイズ以上に調
整することができる。
【0015】
【作用】上記請求項1の発明の構成によれば、位置調節
手段を操作してプレートの切欠と凹溝の出口側端部とを
一致させておくと、凹溝の働きによって内面に螺旋リブ
が形成されながら溶融状態の管が連続的に金型から押し
出されてくる。そして、位置調節手段を操作してプレー
トの切欠と凹溝の出口側端部との位置をずらせ、凹溝の
出口側端部をプレートの切欠が設けられていない部分で
塞ぐようにすると、一旦凹溝に入った溶融樹脂は、プレ
ートの切欠が設けられていない部分によって削り採られ
るため、内面に螺旋リブ等の突出部がない溶融状態の管
が連続的に金型から押し出されてくる。
手段を操作してプレートの切欠と凹溝の出口側端部とを
一致させておくと、凹溝の働きによって内面に螺旋リブ
が形成されながら溶融状態の管が連続的に金型から押し
出されてくる。そして、位置調節手段を操作してプレー
トの切欠と凹溝の出口側端部との位置をずらせ、凹溝の
出口側端部をプレートの切欠が設けられていない部分で
塞ぐようにすると、一旦凹溝に入った溶融樹脂は、プレ
ートの切欠が設けられていない部分によって削り採られ
るため、内面に螺旋リブ等の突出部がない溶融状態の管
が連続的に金型から押し出されてくる。
【0016】また、請求項2の発明の構成によれば、位
置調整手段によって所定間隔毎にプレートの切欠と凹溝
の出口端部の位置関係を、プレートの切欠と凹溝の出口
側端部とが一致している状態と、凹溝の出口側端部をプ
レートの切欠が設けられていない部分で塞ぐようにした
状態とに切り換えることで、内面に螺旋リブが形成され
た状態と螺旋リブが形成されていない状態に交互に切り
替わった溶融状態の管が連続的に押し出されるようにな
る。
置調整手段によって所定間隔毎にプレートの切欠と凹溝
の出口端部の位置関係を、プレートの切欠と凹溝の出口
側端部とが一致している状態と、凹溝の出口側端部をプ
レートの切欠が設けられていない部分で塞ぐようにした
状態とに切り換えることで、内面に螺旋リブが形成され
た状態と螺旋リブが形成されていない状態に交互に切り
替わった溶融状態の管が連続的に押し出されるようにな
る。
【0017】そして、この連続的に押し出された管を所
定ピッチ毎に切断することで、一端から管の途中まで、
内面に螺旋リブが形成され、その後内面に螺旋リブが形
成されていない管を得ることができる。
定ピッチ毎に切断することで、一端から管の途中まで、
内面に螺旋リブが形成され、その後内面に螺旋リブが形
成されていない管を得ることができる。
【0018】
【実施例】以下に、本発明を、その実施例をあらわす図
面を参照しつつ詳しく説明する。図3は本発明にかかる
押出成形金型の1実施例を側面から見た断面であらわ
し、図4は金型出口側からみてあらわし、図5は図1の
押出成形金型を組み込んだ押出成形装置をあらわしてい
る。図5に示すように、押出成形装置Aは、押出機1,
金型2,フォーミング装置3,引取機4,切断機6を備
えている。
面を参照しつつ詳しく説明する。図3は本発明にかかる
押出成形金型の1実施例を側面から見た断面であらわ
し、図4は金型出口側からみてあらわし、図5は図1の
押出成形金型を組み込んだ押出成形装置をあらわしてい
る。図5に示すように、押出成形装置Aは、押出機1,
金型2,フォーミング装置3,引取機4,切断機6を備
えている。
【0019】金型2は、図3および図4に示すように、
固定ランド21、固定コア22、回転コア(先端コア)
23、主回転シャフト24、アダプターリング25、プ
レート27、位置調節手段としての副回転シャフト28
を備えている。主回転シャフト24は、固定コア22お
よび回転コア23に貫通するように設けられていて、無
段変速モーター8とチェーン81を介して連結されてお
り、無段変速モーター8によって自由な回転速度で回転
するようになっている。
固定ランド21、固定コア22、回転コア(先端コア)
23、主回転シャフト24、アダプターリング25、プ
レート27、位置調節手段としての副回転シャフト28
を備えている。主回転シャフト24は、固定コア22お
よび回転コア23に貫通するように設けられていて、無
段変速モーター8とチェーン81を介して連結されてお
り、無段変速モーター8によって自由な回転速度で回転
するようになっている。
【0020】固定コア22は、図6ないし図8に示すよ
うに、本体22aを挟んでフランジ22bとオイルレス
ベアリング22cとが設けられていて、本体22aの中
心軸に沿って回転シャフト24の挿通孔22dが設けら
れている。また、本体22aの表面には、段落ち部22
eが形成されている。回転コア23は、図9および図1
0に示すように、本体23aと本体23aの固定コア2
2側端面に設けられたオイルレスベアリグ23bとから
構成されている。
うに、本体22aを挟んでフランジ22bとオイルレス
ベアリング22cとが設けられていて、本体22aの中
心軸に沿って回転シャフト24の挿通孔22dが設けら
れている。また、本体22aの表面には、段落ち部22
eが形成されている。回転コア23は、図9および図1
0に示すように、本体23aと本体23aの固定コア2
2側端面に設けられたオイルレスベアリグ23bとから
構成されている。
【0021】本体23aは、その周面に複数本(図では
8本)の凹溝23cが形成されていて、中心軸に沿って
回転シャフト24の挿通孔23dが設けられている。凹
溝23cは、溶融樹脂の入口側から徐々に深くなり、一
定の深さまでくるとその状態で平行に金型2の出口側端
部まで設けられている。そして、固定コア22と回転コ
ア23とは、挿通孔22d,23dに回転シャフト24
を挿通させ、主回転シャフト24にナット24aを締め
込むことで、回り止め26との間で強固に挟まれて、対
面する2つのオイルレスベアリング22c,23bが摺
動自在に圧接されている。なお、回転シャフト24は、
固定コア22の挿通孔22d内で、図4に示すように、
オイルレスベアリング22f,22f,22fによって
回転自在に支持されているとともに、回転コア23のキ
ー溝23eにキー23fを打ち込むことで、回転コア2
3と一体に回転するようになっている。
8本)の凹溝23cが形成されていて、中心軸に沿って
回転シャフト24の挿通孔23dが設けられている。凹
溝23cは、溶融樹脂の入口側から徐々に深くなり、一
定の深さまでくるとその状態で平行に金型2の出口側端
部まで設けられている。そして、固定コア22と回転コ
ア23とは、挿通孔22d,23dに回転シャフト24
を挿通させ、主回転シャフト24にナット24aを締め
込むことで、回り止め26との間で強固に挟まれて、対
面する2つのオイルレスベアリング22c,23bが摺
動自在に圧接されている。なお、回転シャフト24は、
固定コア22の挿通孔22d内で、図4に示すように、
オイルレスベアリング22f,22f,22fによって
回転自在に支持されているとともに、回転コア23のキ
ー溝23eにキー23fを打ち込むことで、回転コア2
3と一体に回転するようになっている。
【0022】従って、図3および図4に示すように、チ
ェーン81を介して無段階で変速可能な駆動装置8と連
結された回転シャフト24が回転すると、回転シャフト
24の回転に伴って回転コア23のみがスムーズに回転
する。しかも、固定コア22と回転コア23とがオイル
レスベアリング22c,23bを介して圧接されている
ので、溶融樹脂が隙間などに入り込まない。もちろん、
駆動装置8を停止すれば、回転コア23も回転を停止す
るようになっている。
ェーン81を介して無段階で変速可能な駆動装置8と連
結された回転シャフト24が回転すると、回転シャフト
24の回転に伴って回転コア23のみがスムーズに回転
する。しかも、固定コア22と回転コア23とがオイル
レスベアリング22c,23bを介して圧接されている
ので、溶融樹脂が隙間などに入り込まない。もちろん、
駆動装置8を停止すれば、回転コア23も回転を停止す
るようになっている。
【0023】固定ランド21は、図3に示すように、固
定コア22および回転コア23を外側から囲繞し、固定
コア22の段落ち部22eおよび回転コア23の外周面
との間に押出機1から押し出されてくる溶融樹脂の流路
(樹脂通過部)を形成するとともに、フランジ22bに
ボルト止めされて固定コア22と一体化されている。ア
ダプターリング25は、固定ランド21の側部に設けら
れていて、図5に示す押出機1から押し出されてくる溶
融樹脂を金型2内へ注入する注入口となっている。
定コア22および回転コア23を外側から囲繞し、固定
コア22の段落ち部22eおよび回転コア23の外周面
との間に押出機1から押し出されてくる溶融樹脂の流路
(樹脂通過部)を形成するとともに、フランジ22bに
ボルト止めされて固定コア22と一体化されている。ア
ダプターリング25は、固定ランド21の側部に設けら
れていて、図5に示す押出機1から押し出されてくる溶
融樹脂を金型2内へ注入する注入口となっている。
【0024】なお、各オイルベアリング22c,22
f,23bの材質は、金属,合金,セラミック等が挙げ
られ、管成形温度(通常160〜300℃)、回転速
度、耐磨耗性等を考慮して自由に選択することができ
る。副回転シャフト28は、図3に示すように、主回転
シャフト24を貫通して設けられていて、無段変速モー
ター9とチェーン91を介して連結されており、無段変
速モーター9によって自由な回転速度で回転するように
なっている。
f,23bの材質は、金属,合金,セラミック等が挙げ
られ、管成形温度(通常160〜300℃)、回転速
度、耐磨耗性等を考慮して自由に選択することができ
る。副回転シャフト28は、図3に示すように、主回転
シャフト24を貫通して設けられていて、無段変速モー
ター9とチェーン91を介して連結されており、無段変
速モーター9によって自由な回転速度で回転するように
なっている。
【0025】プレート27は、図11に示すように、周
面に凹溝23cと同じピッチでかつ凹溝23cの断面形
状と略同じ形状の切欠27aが形成されているととも
に、副回転シャフト28の先端にナット27bを介して
固定されており、副回転シャフト28の回転に伴って回
転自在になっている。また、プレート27と回転コア2
3のナット24aとの間にはオイルレスベアリング27
cを介在させることで、回転コア23の回転に伴ってプ
レート27が回転しないようになっている。
面に凹溝23cと同じピッチでかつ凹溝23cの断面形
状と略同じ形状の切欠27aが形成されているととも
に、副回転シャフト28の先端にナット27bを介して
固定されており、副回転シャフト28の回転に伴って回
転自在になっている。また、プレート27と回転コア2
3のナット24aとの間にはオイルレスベアリング27
cを介在させることで、回転コア23の回転に伴ってプ
レート27が回転しないようになっている。
【0026】フォーミング装置3は、図示していない
が、金型2から押し出されたパリソン(溶融状態の合成
樹脂管)51を所望の径に整形するとともに冷却して固
化させて所望の合成樹脂管5とすることかできるように
なっている。引取機4は、フォーミング装置3で整形固
化された合成樹脂管5の管軸方向へ任意な引取速度で引
き取ることができるようになっているとともに、同時に
管5を周方向へ任意な速度で回転させることができるよ
うになっている。
が、金型2から押し出されたパリソン(溶融状態の合成
樹脂管)51を所望の径に整形するとともに冷却して固
化させて所望の合成樹脂管5とすることかできるように
なっている。引取機4は、フォーミング装置3で整形固
化された合成樹脂管5の管軸方向へ任意な引取速度で引
き取ることができるようになっているとともに、同時に
管5を周方向へ任意な速度で回転させることができるよ
うになっている。
【0027】この金型2は、以上のように構成されてい
るので、つぎのようにすることで、図12に示すように
一端から途中まで螺旋リブ5aが形成され、途中から他
端まで螺旋リブ5aが形成されていない合成樹脂管5を
連続的に得ることができる。まず、図13に示すように
回転コア23の凹溝23cとプレート27の切欠27a
との位置を合わせるとともに、主回転シャフト24と副
回転シャフト28とを同じ角速度で、同一方向へ回転さ
せる。そして、押出機1から金型2内へ溶融樹脂を送り
込むと、溶融樹脂は、図6および図7に示すように、固
定コア22の本体22a表面に設けられた段落ち部22
eと固定ランド21との間に形成された第1樹脂通過部
2aを通り、次に回転コア23と固定ランド21との間
に形成される第2樹脂通過部2bを通ってパリソン51
となって金型2外へ押し出される。しかも、図13に示
すように回転コア23の凹溝23cとプレート27の切
欠27aとが常に合った状態で回転コア23が回転して
いるので、金型2から押し出されるパリソン51の内面
には、図14に示すように内面に回転コア23の回転速
度に応じたピッチで凹溝23cと略同断面形状の螺旋リ
ブ5aが形成されつつ押し出される。
るので、つぎのようにすることで、図12に示すように
一端から途中まで螺旋リブ5aが形成され、途中から他
端まで螺旋リブ5aが形成されていない合成樹脂管5を
連続的に得ることができる。まず、図13に示すように
回転コア23の凹溝23cとプレート27の切欠27a
との位置を合わせるとともに、主回転シャフト24と副
回転シャフト28とを同じ角速度で、同一方向へ回転さ
せる。そして、押出機1から金型2内へ溶融樹脂を送り
込むと、溶融樹脂は、図6および図7に示すように、固
定コア22の本体22a表面に設けられた段落ち部22
eと固定ランド21との間に形成された第1樹脂通過部
2aを通り、次に回転コア23と固定ランド21との間
に形成される第2樹脂通過部2bを通ってパリソン51
となって金型2外へ押し出される。しかも、図13に示
すように回転コア23の凹溝23cとプレート27の切
欠27aとが常に合った状態で回転コア23が回転して
いるので、金型2から押し出されるパリソン51の内面
には、図14に示すように内面に回転コア23の回転速
度に応じたピッチで凹溝23cと略同断面形状の螺旋リ
ブ5aが形成されつつ押し出される。
【0028】つぎに、副回転シャフト28の回転速度を
少し速めるか、遅くするかして、図15に示すように、
凹溝23cと切欠27aとの位置がずれた状態にしたの
ち、この状態を保つように再び副回転シャフト28の角
速度を回転コア23に同調させる。この状態では、凹溝
23cの出口側端部がプレート27の切欠27aが設け
られていない部分で塞がれるため、図16に示すように
内面にリブ5aが形成されない状態で押し出される。
少し速めるか、遅くするかして、図15に示すように、
凹溝23cと切欠27aとの位置がずれた状態にしたの
ち、この状態を保つように再び副回転シャフト28の角
速度を回転コア23に同調させる。この状態では、凹溝
23cの出口側端部がプレート27の切欠27aが設け
られていない部分で塞がれるため、図16に示すように
内面にリブ5aが形成されない状態で押し出される。
【0029】すなわち、この金型2によれば、プレート
27の切欠27aと回転コア23の凹溝23cと位置関
係を所定時間ごとに変化させて、凹溝23cの出口を開
放させたり、塞いだりすることで、内面に螺旋リブ5a
したり、しなかったりを繰り返し行うことができるよう
になっている。このようにして押し出されたパリソン5
1は、金型2から冷却槽付きフォーミング装置3へ入り
整形されつつ冷却固化して所望の径の内面螺旋リブ付き
合成樹脂管5とされたのち、引取機4によって引き取ら
れるのであるが、引取機4は、金型2の押出速度と略同
じ速度で管軸方向へ引き取るとともに、管5の自転速度
にあわせて管5に周方向への回転を与えるようになって
いる。したがって、引取機4による引取りによって管5
の軟化状部分へ負荷が全くかからないように引き取るこ
とができる。
27の切欠27aと回転コア23の凹溝23cと位置関
係を所定時間ごとに変化させて、凹溝23cの出口を開
放させたり、塞いだりすることで、内面に螺旋リブ5a
したり、しなかったりを繰り返し行うことができるよう
になっている。このようにして押し出されたパリソン5
1は、金型2から冷却槽付きフォーミング装置3へ入り
整形されつつ冷却固化して所望の径の内面螺旋リブ付き
合成樹脂管5とされたのち、引取機4によって引き取ら
れるのであるが、引取機4は、金型2の押出速度と略同
じ速度で管軸方向へ引き取るとともに、管5の自転速度
にあわせて管5に周方向への回転を与えるようになって
いる。したがって、引取機4による引取りによって管5
の軟化状部分へ負荷が全くかからないように引き取るこ
とができる。
【0030】なお、この金型2では、第2樹脂通過部2
bに溶融樹脂が入る前に、管軸(押出)方向)へ溶融樹
脂の速度が一定に調整しておくことが必要である。即
ち、上記のように速度が調整できていないと、第2樹脂
通過部2bで溶融樹脂が管の周方向で速度の速い遅いが
生じ、成形された内面螺旋リブ付き管5は、ある方向に
曲がったものとなり商品価値が落ちる。そこで、この金
型2では、段落ち部22eに島状部22gを設け、押出
機1から金型2内へ送られた溶融樹脂11を図6および
図7に矢印で示すように島状部22gを迂回させること
で直ちに管軸方向へ一定速度で押し出せるようにしてい
る。
bに溶融樹脂が入る前に、管軸(押出)方向)へ溶融樹
脂の速度が一定に調整しておくことが必要である。即
ち、上記のように速度が調整できていないと、第2樹脂
通過部2bで溶融樹脂が管の周方向で速度の速い遅いが
生じ、成形された内面螺旋リブ付き管5は、ある方向に
曲がったものとなり商品価値が落ちる。そこで、この金
型2では、段落ち部22eに島状部22gを設け、押出
機1から金型2内へ送られた溶融樹脂11を図6および
図7に矢印で示すように島状部22gを迂回させること
で直ちに管軸方向へ一定速度で押し出せるようにしてい
る。
【0031】因に、凹溝23cの出口側端部が塞がれな
い状態からプレート27の回転によって塞ぐまでの時間
は、製品となる合成樹脂製内面螺旋リブ付き管の設計基
準によって異なるが、材質ポリ塩化ビニル、押出量30
kg/時間・線速42cm/分・口径100A・リブ高さ3
mm・螺旋リブの条数12条、螺旋リブピッチ1100mm
・先端コア回転数2rpm の場合、0.1〜1秒程度がよ
い。
い状態からプレート27の回転によって塞ぐまでの時間
は、製品となる合成樹脂製内面螺旋リブ付き管の設計基
準によって異なるが、材質ポリ塩化ビニル、押出量30
kg/時間・線速42cm/分・口径100A・リブ高さ3
mm・螺旋リブの条数12条、螺旋リブピッチ1100mm
・先端コア回転数2rpm の場合、0.1〜1秒程度がよ
い。
【0032】また、プレート27副回転シャフト28と
の固定は、凹溝23cから押し出される樹脂圧力を完全
に阻止できるように強固に固定する。なお、通常樹脂圧
は、5〜30kg/cm2 程度である。本発明にかかる内面
螺旋リブ付き合成樹脂管の製造方法は、上記の実施例に
限定されない。たとえば、回転コアに代えて、出口側表
面に螺旋溝が形成された全体を固定したコアを用い、こ
の固定コアの端部にプレートを回転自在に設けるように
しても構わない。
の固定は、凹溝23cから押し出される樹脂圧力を完全
に阻止できるように強固に固定する。なお、通常樹脂圧
は、5〜30kg/cm2 程度である。本発明にかかる内面
螺旋リブ付き合成樹脂管の製造方法は、上記の実施例に
限定されない。たとえば、回転コアに代えて、出口側表
面に螺旋溝が形成された全体を固定したコアを用い、こ
の固定コアの端部にプレートを回転自在に設けるように
しても構わない。
【0033】また、切欠27aと凹溝23cとの位置を
合わせた状態(凹溝23cの出口を開放状態)またはず
らせた状態(凹溝23cの出口を塞いだ状態)を切替え
なければ、螺旋リブが内面に連続的に形成された合成樹
脂管または螺旋リブが全くない合成樹脂管を連続的に成
形することができる。
合わせた状態(凹溝23cの出口を開放状態)またはず
らせた状態(凹溝23cの出口を塞いだ状態)を切替え
なければ、螺旋リブが内面に連続的に形成された合成樹
脂管または螺旋リブが全くない合成樹脂管を連続的に成
形することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明にかかる押出成形金型および合成
樹脂管の押出成形方法は、以上のように構成されている
ので、一端から管の途中まで螺旋リブが形成され、その
後管の途中から他端にかけて螺旋リブが形成されていな
い合成樹脂管を連続成形で効率よく製造することができ
る。
樹脂管の押出成形方法は、以上のように構成されている
ので、一端から管の途中まで螺旋リブが形成され、その
後管の途中から他端にかけて螺旋リブが形成されていな
い合成樹脂管を連続成形で効率よく製造することができ
る。
【0035】したがって、製造コストを低減することが
できる。
できる。
【図1】合成樹脂管の内面に形成される螺旋リブの1例
を説明する合成樹脂管の断面図である。
を説明する合成樹脂管の断面図である。
【図2】螺旋リブの別例を説明する説明図である。
【図3】本発明にかかる合成樹脂管製造用押出成形金型
の1実施例をあらわす断面図である。
の1実施例をあらわす断面図である。
【図4】図3の金型を出口側から見た正面図である。
【図5】図3の金型を組み込んだ押出成形装置の1例を
説明する説明図である。
説明する説明図である。
【図6】図3の金型の固定コアの側面図である。
【図7】図6のB方向矢視図である。
【図8】図6のC方向矢視図である。
【図9】図3の金型の回転コアの側面図である。
【図10】図9のD方向矢視図である。
【図11】図3の金型のプレートの斜視図である。
【図12】本発明にかかる合成樹脂管の製造方法で得た
合成樹脂管の1例をあらわす断面図である。
合成樹脂管の1例をあらわす断面図である。
【図13】回転コアの凹溝とプレートの切欠との位置を
あわせた状態を説明する説明図である。
あわせた状態を説明する説明図である。
【図14】図13の状態のときの押し出されたパリソン
の内面形状説明する説明図である。
の内面形状説明する説明図である。
【図15】回転コアの凹溝とプレートの切欠との位置を
ずらせて凹溝の出口を塞いだ状態を説明する説明図であ
る。
ずらせて凹溝の出口を塞いだ状態を説明する説明図であ
る。
【図16】図15の状態のときの押し出されたパリソン
の内面形状説明する説明図である。
の内面形状説明する説明図である。
【図17】高層建築の排水管路の1例の配管図である。
【図18】本発明者らが先に提案した押出成形金型の断
面図である。
面図である。
【図19】本発明者らが先に提案した別の押出成形金型
の断面図である。
の断面図である。
2 金型
5 合成樹脂管
22 固定コア
23 回転コア
27 プレート
28 副回転シャフト(位置調節手段)
51 螺旋リブ
23c 凹溝
27a 切欠
Claims (2)
- 【請求項1】コアの少なくとも出口側表面にコアの出口
側端面まで達する複数の凹溝が所望ピッチで形成されて
いて、内面に前記凹溝に対応した螺旋リブが形成された
内面螺旋リブ付き合成樹脂管を金型出口から連続的に押
出成形する押出成形金型であって、前記コアの最大径と
略同じ外径で、前記凹溝と略同じか少し大きな切欠が前
記凹溝と同じピッチで周囲に形成された円盤状のプレー
トを備え、このプレートは、中心軸をコアの軸心と一致
させた状態で前記コアの出口側端面に回転自在に支持さ
れているとともに、このプレートを押出成形途中に所望
角度回転させて前記凹溝と切欠との周方向の位置関係を
ずらせる位置調節手段を有していることを特徴とする合
成樹脂管製造用押出成形金型。 - 【請求項2】請求項1の押出成形金型から連続的に合成
樹脂管を押し出すとともに、位置調節手段を介して押出
成形途中にプレートを周方向に回転させ、凹溝と切欠と
の位置が合った状態と、凹溝の出口側端面がプレートの
切欠が設けられていない部分で閉鎖された状態とを所望
時間毎に切り換えることを特徴とする合成樹脂管の押出
成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03818493A JP3377819B2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 合成樹脂管製造用押出成形金型およびこの押出成形金型を用いた合成樹脂管の押出成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03818493A JP3377819B2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 合成樹脂管製造用押出成形金型およびこの押出成形金型を用いた合成樹脂管の押出成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06246816A JPH06246816A (ja) | 1994-09-06 |
JP3377819B2 true JP3377819B2 (ja) | 2003-02-17 |
Family
ID=12518298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03818493A Expired - Fee Related JP3377819B2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 合成樹脂管製造用押出成形金型およびこの押出成形金型を用いた合成樹脂管の押出成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3377819B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100747748B1 (ko) * | 2006-03-16 | 2007-08-08 | 김학건 | 합성수지관 및 그 제조방법 |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP03818493A patent/JP3377819B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06246816A (ja) | 1994-09-06 |
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