JP3376938B2 - 駆動システム - Google Patents

駆動システム

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JP3376938B2
JP3376938B2 JP5028199A JP5028199A JP3376938B2 JP 3376938 B2 JP3376938 B2 JP 3376938B2 JP 5028199 A JP5028199 A JP 5028199A JP 5028199 A JP5028199 A JP 5028199A JP 3376938 B2 JP3376938 B2 JP 3376938B2
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祐子 冨田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のモータお
よびこれらを制御するソフトウエア等を用いて、連結シ
ャフト、クラッチ、ギア、カム等の機械的機構の機能を
具現し、所定の信号に同期して制御対象の各部を駆動制
御する駆動装置と、プログラマブルコントローラと、を
備えた駆動システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、このような駆動システムの一般
的な構成を示すハードウエア構成図である。図におい
て、1は位置決めコントローラであり、2a、2b、2
c、2dはサーボアンプである。3a、3b、3c、3
dはサーボモータ、4はいずれかのサーボモータの位置
検出を行うエンコーダ等の位置検出器、5はシーケンス
プログラムを繰返し実行し、位置決めコントローラ1に
起動信号を与えたり、位置決めコントローラ1と変数等
の情報をやりとりを行うプログラマブルコントローラ、
例えば、シーケンスコントローラである。6は位置決め
コントローラ1のプログラミングやモニタを行う周辺装
置、7は位置決め演算を実行するCPUである。8は位
置決めコントローラ1を動作させるためのO/Sが記憶
されているO/SROM、9はアプリケーションプログ
ラムを格納するプログラムメモリ、10はCPU7のワ
ークメモリ、11は位置決め制御に必要なパラメータを
格納する変数メモリ、12はシーケンスコントローラ5
と位置決めコントローラ1の間の通信インタフェース
(以下、 I/F という。)13は周辺装置6と位置決め
コントローラ1の間の周辺装置I/F、14は位置検出
器4の出力を位置決めコントローラ1に入力するための
位置検出I/Fである。15はサーボアンプ2a、2
b、2c、2dと位置決めコントローラ1との間に設け
られているサーボアンプI/F、16は外部機器(図示
せず)からの信号の入出力I/Fである。
【0003】図10は、図1に示す駆動システムにおい
て、サーボアンプ2a〜2dに位置情報を出力する位置
決めコントローラ1における一例のソフトウエアの構成
を示すブロック図である。図において、520はサーボ
モータ3a〜3dを駆動するに当たり基準となる位置情
報を生成し出力する駆動シャフトソフトウェアモジュー
ル(以下、仮想駆動モジュールと呼ぶ)である。521
は複数のサーボモータの同期をとる連結シャフトソフト
ウェアモジュール(以下、仮想連結シャフトと呼ぶ)で
ある。この仮想連結シャフト521は、仮想駆動モジュ
ール520の出力情報を以下に説明するブロック1〜4
に伝達する機能を有している。522、523、52
4、525は、それぞれ1軸分のソフトウェアモジュー
ルを示すブロックである。526、528、531、5
33は、ギア等の機械的伝達機構をソフトウェアで表現
した伝達ソフトウェアモジュール(以下、仮想伝達モジ
ュールと呼ぶ)である。これらの仮想伝達モジュールに
は、仮想連結シャフト521からの情報が入力される。
529、534は、クラッチに相当する仮想伝達モジュ
ールである。535は変速機に相当する仮想伝達モジュ
ールであり、527、530、532、536は、サー
ボモータに指令を出力するとともに、制御や表示用の各
種の位置情報である補助出力Pを必要に応じて作成し出
力する出力ソフトウェアモジュール(以下、出力モジュ
ールと呼ぶ)である。
【0004】図10に示す構成によれば、仮想駆動モジ
ュール520により生成された位置情報が仮想連結シャ
フト521を介してそれぞれのブロック1〜4に与えら
れ、ブロック1の出力モジュール527はサーボアンプ
2aに、ブロック2の出力モジュール530はサーボア
ンプ2bに、ブロック3の出力モジュール532はサー
ボアンプ2cに、ブロック4の出力モジュール536は
サーボアンプ2dに、それぞれ指令を与え、サーボモー
タ3a〜3dは位置情報に同期して駆動される。
【0005】次に、特開平05073147号公報に開
示されている一例の出力モジュールについて説明する。
図11は、この出力モジュール(プログラムメモリ9に
格納されている所定のプログラム)が必要とする情報が
格納されているプログラムメモリ9内の所定のエリアの
メモリ構成図である。図において、20はモジュール番
号が格納されるエリア、21は接続情報が格納されるエ
リアである。この出力モジュールは、エリア21に格納
されている接続情報により示されるモジュールからの出
力情報をその入力データとする(以後、このようなソフ
トウエアモジュールの入力データをそのソフトウエアモ
ジュールの入力軸位置アドレスデータX(n)と呼
ぶ)。500は、サーボ出力Y(サーボモータの駆動情
報)を求める下記の式1を示す情報、および、補助出力
Pを求める式50を示す情報が格納されるエリアであ
る。補助出力Pは、ボールネジ(図示せず)により駆動
されるワークテーブル(図示せず)の位置アドレスを示
している。 Y=X(n)+b 式 1 P=(X(n)−z)×B1/N1 式 50 式1、式50において、bはバックラッシュ補正量、z
は原点位置オフセットである。bは、バックラッシュ補
正処理関数B( )により下記の式2のように表せる。 b=BB3,u0,u) 式2 式2において、B3はボールネジバックラッシュのパル
ス数換算値、u0はバックラッシュ有効回転方向、uは
今回の回転方向である。B3は、次式により求められ
る。 B3=B2×N1/B1(但し、B2 ≧ 0) 上式において、N1は出力軸(ボールネジ)1回転当た
りのパルス数であり、B1はボールネジのピッチ、B2
はボールねじバックラッシュである。バックラッシュ有
効回転方向u0、および、原点位置オフセットzは、ワ
ークテーブルの原点位置合わせの実行時に決定される。
【0006】23は変数が格納されるエリアであり、こ
のエリア23にはこの従来システムにおいては、「無
し」を意味する情報が格納されている。24はサーボ出
力軸番号が、25はボールネジピッチB1が、26はボ
ールネジバックラッシュB2が、27は出力軸(ボール
ネジ)1回転当たりのパルス数が、それぞれ格納される
エリアである。
【0007】図12は、位置決め装置1のワークメモリ
10において、出力モジュールに関する情報が格納され
るエリアのメモリ構成図である。図において、30は入
力軸位置アドレスデータ前回値x(n−1)が、31は入
力軸位置アドレスデータ今回値x(n)が、それぞれ格納
されるエリアである。
【0008】図5は、式1、式50により算出された結
果が格納されるプログラムメモリ9の所定エリアのメモ
リ構成図である。このエリアに格納された情報は、サー
ボ制御を行う際に使用される。図において、50a〜5
0cは補助出力情報1〜補助出力情報nが、51a〜5
1cはサーボ出力軸位置情報1〜サーボ出力軸情報n
が、それぞれ格納されるエリアである。
【0009】次に、この出力モジュールの動作につい
て、図13のフロー図により説明する。この出力モジュ
ールが実行されると、ステップS1200では、エリア
21に格納されている接続情報により指定される入力軸
位置アドレスデータ今回値X(n)を読込み、エリア3
1に格納する。
【0010】ステップS1201では、入力軸位置アド
レスデータ今回値X(n)と、入力軸位置アドレスデー
タ前回値X(n−1)とから回転方向を検出し、式2に
おけるuとする。ステップS1202では、バックラッ
シュ補正量bを式2により算出する。ステップS120
3では、式1によりサーボ出力Yを算出する。ステップ
S1204では、算出結果をエリア24に格納されてい
るサーボ出力軸番号に対応するエリア(エリア51a〜
51cのうちの対応するエリア)に格納する。
【0011】ステップS1205では、補助出力Pを式
50により算出する。ステップS1206では、算出結
果をエリア24に格納されているサーボ出力軸番号に対
応するエリア(エリア50内の対応するエリア)に格納
する。ステップS1207では、入力軸位置アドレスデ
ータ今回値X(n)を入力軸位置アドレスデータ前回値X
(n−1)としてエリア30に格納し、次回の演算に備
える。
【0012】ステップS1208では、エリア24に格
納されているサーボ出力軸番号に対応するエリア(エリ
ア51a〜51cのうちの対応するエリア)の内容を読
込み、これをそのサーボ出力軸番号のサーボアンプへ出
力し、動作を終了する。この図13のフロー図に示され
る動作はリアルタイム処理で実行されている。
【0013】このようなシステムにおいては、ユーザに
よる制御のアルゴリズムの指定は、シーケンスプログラ
ムを介して行われるように構成されている。この従来技
術においては、例えば、ある指定長分を繰り返し送る定
寸送りを行い、指定長内における特定の位置で何らかの
動作をさせる場合に、現在の送り位置が指定長内におい
ていずれの位置にあるかを示す情報を得るためには、シ
ーケンスコントローラ5側におけるシーケンスプログラ
ムの実行により位置決めコントローラ1から現在の送り
位置を読み出し、シーケンスコントローラ5側でシーケ
ンスプログラムにより指定長で割り算し、余りを求める
演算を行う必要があった。
【0014】次に、同じ特開平05073147号公報
に開示されている他の出力モジュールについて説明す
る。図14は、この出力モジュールが必要とする情報が
格納されているエリア(プログラムメモリ9内のエリ
ア)のメモリ構成図である。図14において、20はモ
ジュール番号が格納されるエリア、21は接続情報が格
納されるエリアである。このエリア21の内容により指
定されるモジュールからの出力が入力軸位置アドレスデ
ータ今回値X(n)となる。501は、下記のサーボ出
力Yを求める式5を示す情報、および、補助出力Pを求
める式51を示す情報が格納されるエリアである。補助
出力Pは、サーボ出力Yにもとづきサーボモータにより
回転駆動される回転テーブルの回転位置のパルス数換算
値である。 Y=X(n) 式5 P=( x(n)%N1)/N1×360 (degree) 式51 式51において、%は剰余演算を示し、N1は出力軸1
回転当たりのパルス数(回転テーブル1回転当たりのパ
ルス数)を示す。
【0015】23は変数が格納されるエリアである。こ
のエリア23には、この出力モジュールの場合も、「無
し」を意味する情報が格納されている。24はサーボ出
力軸番号が格納されるエリア、61は出力軸1回転当た
りのパルス数(回転テーブル1回転当たりのパルス数)
が格納されるエリアである。
【0016】図15は、ワークメモリ10内の所定のエ
リアのメモリ構成図である。図において、31は入力軸
位置アドレスデータ今回値x(n)が格納されるエリアで
ある。
【0017】次に、この出力モジュールの動作につい
て、図16のフロー図により説明する。出力モジュール
が実行されると、ステップS1210では、エリア21
に格納されている接続情報にもとづき入力軸位置アドレ
スデータX(n)を読込み、エリア31に格納する。ス
テップS1211では、エリア24に格納されているサ
ーボ出力軸番号に対応するエリア(エリア51a〜51
cのうちの対応するエリア)にX(n)を格納する。
【0018】ステップS1212では、エリア24に格
納されているサーボ出力軸番号に対応する補助出力Pを
式51に従い算出し、ステップS1213で、この算出
結果をエリア50内の対応するエリアに格納する。
【0019】ステップS1214では、エリア24に格
納されているサーボ出力軸番号のエリア(エリア51a
〜51cのうちの対応するエリア)の内容を読込み、こ
れをそのサーボ出力軸番号のサーボアンプへ出力し動作
を終了する。この図16のフロー図に示される動作はリ
アルタイム処理で実行されている。
【0020】この従来技術においても、例えば、ある指
定角度分を繰り返し送る定角度送りを行い、指定角度内
における特定の角度で何らかの動作をさせる場合に、現
在の送り角度が指定角度内においていずれの角度にある
かを示す情報を得るためには、シーケンスコントローラ
5側におけるシーケンスプログラムの実行により位置決
めコントローラ1から現在の送り角度を読み出し、シー
ケンスコントローラ5側でシーケンスプログラムにより
指定角度で割り算し、余りを求める演算を行う必要があ
った。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】制御対象の各部をそれ
ぞれ任意の態様で繰返し動作させ、制御対象の各部のう
ちのいずれかはモータ駆動によりテーブルを移動させる
ように構成されている従来の駆動システムにおいては、
定寸送り(ある指定長分を繰り返し送るテーブル送り)
を行う場合に、指定長内において特定の位置で何らかの
動作を行うような場合に、現在の送り位置が指定長内
おいていずれの位置にあるかを示す情報を得たいとき
は、シーケンスコントローラ5側におけるシーケンスプ
ログラムの実行により位置決めコントローラ1から現在
の送り位置を読み出し、指定長で割り算し、余りを求め
る演算を行う必要があり、処理に時間を要し応答が遅れ
るという問題点があった。
【0022】この発明は上述の問題点を解決するために
なされたもので、定寸送り(ある指定長分を繰り返し送
るテーブル送り)を行う場合に、現在の送り位置が指定
長内においていずれの位置にあるかをプログラマブルコ
ントローラ側で容易に認知でき、応答性のよい駆動シス
テムを得ることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明に係る駆動シス
テムは、駆動情報に基づきテーブルを指定長分繰り返し
送る定寸送り駆動するモータと、位置情報を生成して出
力する駆動シャフトソフトウエアモジュールと、上記位
置情報が入力されると共に、ギア等の機械伝達機構をソ
フトウエアで表現した伝達ソフトウエアモジュールと、
伝達ソフトウエアモジュールによる処理結果入力
、上記位置情報にバックラッシュ補正量を加算した第
1の位置情報を含む上記駆動情報を出力すると共に、上
記位置情報に原点位置オフセットを減算することにより
第2の位置情報を出力する出力ソフトウエアモジュール
と、上記第2の位置情報を読み取ると共に、上記定寸を
送る毎に、上記第2の位置情報を所定値に設定する指示
を発生するプログラマブルコントローラと、を備えたも
のである。
【0024】
【0025】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態1. この発明の実施の形態1による駆動装置のハードウエア
構成は、メモリ内の記憶内容が異なる以外は、従来技術
を示す図1と同様である。図2は、この発明の実施の形
態1において、出力モジュールの実行に当たり必要な情
報が格納されているプログラムメモリ9内の所定のエリ
アのメモリ構成図である。図において、20はモジュー
ル番号が格納されるエリアである。21は接続情報が格
納されるエリアであり、この接続情報により示されるモ
ジュールからの出力情報がこの出力モジュールの入力軸
位置アドレスデータX(n)となる。22は、サーボ出
力Yを求める前述の式1を示す情報、および、補助出力
Pを求める下記の式3を示す情報が格納されるエリアで
ある。この補助出力Pはワークテーブルの位置アドレス
を示している。ワークテーブルはボールネジを介して駆
動され、このボールネジはサーボ出力Yにもとづき駆動
されるサーボモータにより回転駆動されるように構成さ
れている。
【0026】 P=(X(n)−z)×B1/N1+d 式3 式3において、zは式50の場合と同様に原点位置オフ
セットである。dは下記の式4により算出される補助出
力変更補正値である。 d=A−(X−z)×B1/N1 式4 A:補助出力変更値 X:補助出力変更要求時のX(n)
【0027】23は変数が格納されるエリアであり、こ
の実施の形態1においては、「無し」を意味する情報が
格納される。24は実際に出力するサーボ出力軸番号
が、25はボールネジピッチB1が、26はボールネジ
バックラッシュB2が、27は出力軸(ボールネジ)1
回転当たりのパルス数が、それぞれ格納されるエリアで
ある。
【0028】図3は、この出力モジュールが必要とする
情報が待避格納されるエリア(ワークメモリ10のエリ
ア)のメモリ構成を示す図である。図において、30は
入力軸位置アドレスデータ前回値X(n−1)が、31は
入力軸位置アドレスデータ今回値X(n)が、32は補助
出力変更補正値dが、それぞれ格納されるエリアであ
る。
【0029】図4は、この出力モジュールが必要とする
情報が格納されるエリア(ワークメモリ10内のエリ
ア)のメモリ構成図である。図において、40は補助出
力の変更要求があるか否かを示す補助出力変更要求が、
41は補助出力の変更を行うサーボ出力軸番号が、42
は補助出力に新に設定する補助出力変更値Aが、それぞ
れ格納されるエリアである。これらのエリアに設定する
情報は、シーケンスコントローラ5から通信I/F12
に送られ、CPU7により通信I/F12からエリア4
0〜エリア42に転送される。シーケンスコントローラ
5は、定寸を送る毎に、通信I/F12およびCPU7
を介してエリア40に補助出力変更要求を設定する。
【0030】式1、式3により算出された結果は、従来
技術の場合と同様に図5に示されるエリアに格納され
る。
【0031】次に、この出力モジュールの動作について
図6のフロー図により説明する。この出力モジュールが
実行されると、ステップS1001で、エリア21に格
納されている接続情報により示されるモジュールからの
入力軸位置アドレスデータX(n)を読込み、エリア3
1に格納する。
【0032】ステップS1002で、入力軸位置アドレ
ス今回値X(n)と、入力軸位置アドレス前回値X(n
−1)とから回転方向を検出し、式2におけるuとす
る。ステップS1202では、バックラッシュ補正量b
を式2により算出する。ステップS1203では、式1
によりサーボ出力Yを算出する。ステップS1204で
は、算出結果をエリア24に格納されているサーボ出力
軸番号に対応するエリア(エリア51a〜51cのいず
れかの対応するエリア)に格納する。
【0033】次に、ステップS1006では、エリア4
0に補助出力の変更を要求する情報が格納されているか
否かを判定し、格納されていればステップS1007に
進み、格納されていなければステップS1009に進
む。ステップS1007では、エリア41に格納されて
いるサーボ出力軸番号(補助出力の変更を行うサーボ出
力軸番号)と、エリア24に格納されているサーボ出力
軸番号とが一致しているか否かを判定し、一致していれ
ばステップS1008に進み、一致していなければステ
ップS1009に進む。ステップS1008では、エリ
ア42に格納されている補助出力変更値Aを読込むとと
もに、XをX(n)として、式4によりdを算出し、結果
をエリア32に格納する。
【0034】ステップS1205では、補助出力Pを式
50により算出する。ステップS1206では、エリア
24に格納されているサーボ出力軸番号に該当するエリ
ア(エリア50内のエリア)にステップS1205での
算出結果を格納する。ステップS1207では、入力軸
位置アドレスデータ今回値X(n)を入力軸位置アドレス
データ前回値X(n−1)としてエリア30に格納し、次
回の演算に備える。
【0035】ステップS1208では、エリア24に格
納されているサーボ出力軸番号に対応するエリア(エリ
ア51a〜51cのいずれかの対応するエリア)の内容
を読込み、これを、そのサーボ出力軸番号のサーボアン
プに出力し、動作を終了する。このフロー図に示される
動作はリアルタイム処理で実行されている。この処理に
より得られた補助出力Pをシーケンスコントローラ5が
読み取ることにより、現在の送り位置が定寸送りにおけ
る指定長内においていずれの位置にあるかをシーケンス
コントローラ5側で容易に知ることができる。
【0036】参考例. 参考例 による駆動装置のハードウエア構成は、メモリ内
の記憶内容が異なる以外は従来技術を示す図1と同様で
ある。図7は、参考例において、出力モジュールの実行
に当たり必要となる情報が格納されるエリア(プログラ
ムメモリ9内の所定のエリア)のメモリ構成図である。
図において、20、21、23は、図2におけるエリア
と同様のエリアである。24は実際に出力するサーボ出
力番号が、61は出力軸1回転当たりのパルス数(回転
テーブル1回転当たりのパルス数)が、それぞれ格納さ
れるエリアである。60は、サーボ出力Yを求める下記
の式5を示す情報、および、補助出力Pを求める下記の
式6を示す情報が格納されるエリアである。 Y=X(n) 式5 P={X(n)%N1}/N1×360+d}%360 (degree) 式6 上式において、%は剰余演算を行うことを示し、N1は
出力軸1回転当たりのパルス数(回転テーブル1回転当
たりのパルス数)、dは下記の式7により求められる値
である。 d=A−(X%N1)/N1 × 360 式7 式7において、Aは補助出力変更値、Xは補助出力変更
要求時の入力軸位置アドレスデータX(n)である。
【0037】図8は、この出力モジュールの実行に当た
り必要な情報が待避格納されるワークメモリ10の所定
のエリアのメモリ構成を示す図である。図において、3
1は入力軸位置アドレスデータ今回値X(n)が、32は
補助出力変更補正値dが、それぞれ格納されるエリアで
ある。シーケンスコントローラ5は、定角度を送る毎
に、通信I/F12およびCPU7を介してエリア40
に補助出力変更要求を設定する。
【0038】次に、この出力モジュールの動作について
図9のフロー図により説明する。この出力モジュールが
実行されると、ステップS1020で、エリア21に格
納されている接続情報により示されるモジュールからの
入力軸位置アドレスデータX(n)を読込み、エリア3
1に格納する。
【0039】ステップS1021で、エリア24に格納
されているサーボ出力軸番号に対応するエリア(エリア
51a〜51cのいずれかの対応するエリア)にX
(n)を格納する。
【0040】ステップS1022では、エリア40に補
助出力の変更を要求する情報が格納されているか否かを
判定し、格納されていればステップS1023に進み、
格納されていなければステップS1026に進む。ステ
ップS1023では、エリア41に格納されているサー
ボ出力軸番号(補助出力の変更を行うサーボ出力軸番
号)と、エリア24に格納されているサーボ出力軸番号
とが一致しているか否かを判定し、一致していればステ
ップS1024に進み、一致していなければステップS
1026に進む。ステップS1024では、エリア42
に格納されている補助出力変更値Aを読込むとともに、
Aが、0°から360°の範囲内にあるか否かを判定
し、範囲内であればステップS1025に進み、範囲外
であればステップS1026に進む。ステップS102
5では、XをX(n)として、式7によりdを算出し、結
果をエリア32に格納する。
【0041】ステップS1026では、補助出力Pを式
6により算出する。ステップS1027では、この算出
結果をエリア24に格納されているサーボ出力軸番号に
該当するエリア(エリア50内のエリア)に格納する。
【0042】ステップS1028では、エリア24に格
納されているサーボ出力軸番号に対応するエリア(エリ
ア51a〜51cのいずれかの対応するエリア)の内容
を読込み、これを、そのサーボ出力軸番号のサーボアン
プへ出力し動作を終了する。このフロー図に示される動
作はリアルタイム処理で実行されている。この処理によ
り得られた補助出力Pをシーケンスコントローラ5が読
み取ることにより、現在の送り位置が定角度送りにおけ
る指定角度内においていずれの角度にあるかをシーケン
スコントローラ5側で容易に知ることができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、駆動情報
に基づきテーブルを指定長分繰り返し送る定寸送り駆動
するモータと、位置情報を生成して出力する駆動シャフ
トソフトウエアモジュールと、上記位置情報が入力され
ると共に、ギア等の機械伝達機構をソフトウエアで表現
した伝達ソフトウエアモジュールと、該伝達ソフトウエ
アモジュールによる処理結果を入力し、上記位置情報に
バックラッシュ補正量を加算した第1の位置情報を含む
上記駆動情報を出力すると共に、上記位置情報に原点位
置オフセットを減算することにより第2の位置情報を出
力する出力ソフトウエアモジュールと、上記第2の位置
情報を読み取ると共に、上記定寸を送る毎に、上記第2
の位置情報を所定値に設定する指示を発生するプログラ
マブルコントローラとを備えたので、定寸送りにおい
て、現在の送り位置が定寸内においていずれの位置にあ
るかをプログラマブルコントローラ側で容易に認知で
き、制御における応答性の低下を防止できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 施の形態1による駆動装置のハードウエア
構成である。
【図2】 施の形態1による駆動装置において、出力
モジュールが必要とする情報の格納エリア(プログラム
メモリ内の所定のエリア)のメモリ構成図である。
【図3】 施の形態1による駆動装置において、出力
モジュールが必要とする情報の格納エリア(ワークメモ
リ内の所定のエリア)のメモリ構成図である。
【図4】 施の形態1および参考例による駆動装置に
おいて、出力モジュールが必要とする情報の格納エリア
(ワークメモリ内の所定のエリア)のメモリ構成図であ
る。
【図5】 施の形態1および参考例による駆動装置に
おいて、出力モジュールが必要とする情報の格納エリア
(ワークメモリ内の所定のエリア)のメモリ構成図であ
る。
【図6】 施の形態1による駆動装置における出力モ
ジュールの動作を示すフロー図である。
【図7】 参考例による駆動装置において、出力モジュ
ールが必要とする情報の格納エリア(プログラムメモリ
内の所定のエリア)のメモリ構成図である。
【図8】 参考例による駆動装置において、出力モジュ
ールが必要とする情報の格納エリア(ワークメモリ内の
所定のエリア)のメモリ構成図である。
【図9】 参考例による駆動装置における出力モジュー
ルの動作を示すフロー図である。
【図10】 複数のサーボアンプに位置情報を出力する
ソフトウエア構成の一例を示すブロック図である。
【図11】 従来の駆動装置において、出力モジュール
が必要とする情報の格納エリア(プログラムメモリ内の
所定のエリア)のメモリ構成図である。
【図12】 従来の駆動装置において、出力モジュール
が必要とする情報の格納エリア(ワークメモリ内の所定
のエリア)のメモリ構成図である。
【図13】 従来の駆動装置における出力モジュールの
動作を示すフロー図である。
【図14】 従来の駆動装置において、出力モジュール
が必要とする情報の格納エリア(プログラムメモリ内の
所定のエリア)のメモリ構成図である。
【図15】 従来の駆動装置において、出力モジュール
が必要とする情報の格納エリア(ワークメモリ内の所定
のエリア)のメモリ構成図である。
【図16】 従来の駆動装置における出力モジュールの
動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 位置決めコントローラ、2 サーボアンプ、3 サ
ーボモータ、4 位置検出器、5 シーケンスコントロ
ーラ、6 周辺装置、7 CPU、8 O/SROM、
9 プログラムメモリ、10 ワークメモリ、11 変
数メモリ、12通信I/F、13 周辺装置I/F、1
4 位置検出I/F、15 サーボアンプI/F、16
入出力I/F、20 モジュール番号、21 接続情
報、22 演算式、23 変数、24 サーボ出力軸番
号、25 ボールネジピッチ、26 ボールネジバック
ラッシュ、27 ボールネジ1回転パルス数、30 入
力軸位置アドレスデータ前回値、31 入力軸位置アド
レスデータ今回値、32補助出力変更補正値、40 補
助出力変更要求、41 サーボ出力軸番号、42 補助
出力変更値、50 補助出力情報、51 サーボ出力軸
番号、60 演算式、61 回転テーブル1回転パルス
数、500,501 演算式、520仮想駆動モジュー
ル、521 仮想連結シャフト、522525 ブロ
ック、526,528,529,531,53353
5 仮想伝達モジュール、527,530,532,5
36 出力モジュール。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動情報に基づきテーブルを指定長分繰
    り返し送る定寸送り駆動するモータと、 位置情報を生成して出力する駆動シャフトソフトウエア
    モジュールと、 上記位置情報が入力されると共に、ギア等の機械伝達機
    構をソフトウエアで表現した伝達ソフトウエアモジュー
    ルと、 該伝達ソフトウエアモジュールによる処理結果を入力
    し、上記位置情報にバックラッシュ補正量を加算した第
    1の位置情報を含む上記駆動情報を出力すると共に、上
    記位置情報に原点位置オフセットを減算することにより
    第2の位置情報を出力する出力ソフトウエアモジュール
    と、 上記第2の位置情報を読み取ると共に、上記定寸を送る
    毎に、上記第2の位置情報を所定値に設定する指示を発
    生するプログラマブルコントローラと、を備えた ことを特徴とする駆動システム。
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