JP3375908B2 - タッチパネル装置 - Google Patents

タッチパネル装置

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JP3375908B2
JP3375908B2 JP11607499A JP11607499A JP3375908B2 JP 3375908 B2 JP3375908 B2 JP 3375908B2 JP 11607499 A JP11607499 A JP 11607499A JP 11607499 A JP11607499 A JP 11607499A JP 3375908 B2 JP3375908 B2 JP 3375908B2
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寛 桐村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子手帳やパソコ
ン等液晶表示装置(LCD)やCRTなどの表示装置前
面に配置され、指又はペンにより情報入力可能な抵抗膜
方式のタッチパネルに関し、とくにタッチパネル内に封
入されている絶縁性透明液体の液漏れを防止する処置が
施された、実用性の高いタッチパネル装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のタッチパネルとしては、図7に示
すように、上側電極フィルム91と下側電極体92の縁
部が接着剤や両面粘着テープ103などで接着された空
間部に、タッチパネル観察者側から入射した光の反射を
抑え、液晶画面の視認性を向上させるため、絶縁性透明
液体95が封入されたものが知られている(実開昭59
−98528公報、特開昭63−281190号公報参
照)。なお、93は上側透明電極、94は下側透明電
極、95は絶縁性透明液体、100はスペーサー、10
3は両面粘着テープである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、厳しい環境下
で使用するなどした場合、タッチパネル内に封入された
絶縁性透明液体95がタッチパネルの上側電極フィルム
91と下側電極体92との接着部分において外部へ滲み
だして液漏れを起こすことがあった。また、入力の際に
ペンで強く押しすぎたり、タッチパネルを落としたり、
タッチパネルに外圧が加わったりしてタッチパネルが破
損した場合も、割れ目などの破損部分から絶縁性透明液
体95が液漏れを起こすことがあった。
【0004】これらの液漏れが生じた場合には、タッチ
パネル観察者側から入射した光の反射を抑えることや、
液晶画面の視認性を向上させることが難しくなる。ま
た、液漏れした分だけタッチパネルの上側電極フィルム
が撓み、絶縁不良が起きやすい。
【0005】また、液漏れした絶縁性透明液体95がタ
ッチパネル以外の構成部材、たとえば回路基板等と接触
することによって、それらの構成部材の故障の原因にな
ったり、破損したタッチパネルの交換時の後処理、たと
えば絶縁性透明液体95の拭き取り等が困難となったり
する。
【0006】したがって、本発明の目的は、上記の問題
を解決することにあって、液漏れによって、絶縁性透明
液体による反射抑止や視認性向上の効果が損なわれた
り、絶縁不良や回路基板等の故障が起きたり、破損した
タッチパネルの交換時の後処理が困難になったりするこ
とのないタッチパネル装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下のように構成している。すなわち、
本発明のタッチパネル装置は、上側電極フィルムと下側
電極体とを縁部で接着して形成された空間部に絶縁性透
明液体が封入されているタッチパネルの側部が、上記タ
ッチパネルの少なくとも動作領域が透明である外装によ
り全て覆われて密封されているものであって、上記外装
が、上記タッチパネルの上面に貼着された当該上面より
大きな面積の上側フィルムと、上記タッチパネルの下面
に貼着された当該下面より大きな面積の下側支持体と、
上記上側フィルム及び上記下側支持体の縁部と上記タッ
チパネルの端面とで形成される溝状部を封止する封止材
とより構成され、上記タッチパネルの一方の面及びその
面を覆う部材の動作領域外に液体注入穴が設けられ、上
記液体注入穴が封止されており、且つタッチパネルに設
けられた液体注入穴よりも、タッチパネルの当該液体注
入穴を有する面を覆う部材に設けられた液体注入穴の方
を大きく形成しているように構成した。
【0008】 また、上記下側支持体の厚みが0.025
mm以上であるように構成した。
【0009】 また、上記上側フィルム及び上記下側支持
体の少なくとも一方が低反射処理されているように構成
した。
【0010】 本発明のタッチパネル装置の上記封止材が
脱泡処理されているようにした。
【0011】 本発明のタッチパネル装置の上記タッチパ
ネルの上記上側電極フィルム又は上記下側電極体の透明
電極面に面積占有率0.01%〜5%、高さ15μm以
下のスペーサーが設けられ、上記絶縁性透明液体が粘度
30cps以下であるようにした。
【0012】 本発明のタッチパネル装置の上記タッチパ
ネルの上記絶縁性透明液体が脱泡処理されているように
した。
【0013】 本発明のタッチパネル装置の上記タッチパ
ネルの上記上側電極フィルム又は上記下側電極体の透明
電極面に面積占有率0.01%〜5%、高さ15μm以
下のスペーサーが設けられ、上記絶縁性透明液体が粘度
30cps以下であり、脱泡処理され、透明電極の屈折
率をn、絶縁性透明液体の屈折率をn、空気の屈折
率を1とした場合に関係式
【数2】 を満たす屈折率を持っているようにした。
【0014】 本発明のタッチパネル装置の上記タッチパ
ネルの上記上側電極フィルム及び上記下側電極体の少な
くとも一方の透明電極面が梨地処理されているようにし
た。
【0015】 本発明のタッチパネル装置をフィルム・ガ
ラスタイプとし、上記液体注入穴がタッチパネルの上面
側に形成されているようにした。
【0016】 また、本発明のタッチパネル装置をフィル
ム・フィルムタイプとし、上記液体注入穴がタッチパネ
ルの下面側に形成されているようにした。
【0017】
【発明の実施の態様】以下、図面を参照して本発明のタ
ッチパネル装置について詳細に説明する。
【0018】 図1は、本発明の第1実施形態に係るタッ
チパネル装置を示す断面側面図である。上記第1実施形
態に係るタッチパネル装置40は、大略直方体状のタッ
チパネル42が、上記タッチパネル42の少なくとも動
作領域9が透明な大略直方体箱状の外装83内に密閉さ
れている。タッチパネル42を外装83内に密閉する手
段として、タッチパネル42よりそれぞれ広い面積の矩
形の上側フィルム6と矩形の下側支持体7とを用いてタ
ッチパネル42の上下面に貼着し、上側フィルム6及び
下側支持体7の各々の四辺の周囲縁部とタッチパネル4
2の周囲端面とで形成される矩形枠状の溝状部84を封
止材8にて封止するように構成し、ていることである。
【0019】 上記第1実施形態に係るタッチパネル装置
40の上記外装83内に収納される上記タッチパネル4
2は、矩形の上側電極フィルム1とガラス製の矩形の下
側電極体2とを周囲縁部で両面粘着テープ13により接
着して形成された空間部に絶縁性透明液体5が封入され
た構成のものであり、一般的に知られているものを使用
することができる。なお、当然のことながら、上記上側
電極フィルム1の下面には上側透明電極3が形成され、
上記下側電極体2の上面には下側透明電極4が形成され
ている。また、上側電極フィルム1と下側電極体2の周
囲縁部における接着には、両面粘着テープ13に代えて
接着剤などが選択的に使用される。なお、図1のタッチ
パネル42では、上記上側電極フィルム1がフィルムか
ら構成されるとともに下側電極体2がガラスから構成さ
れる、所謂フィルム・ガラスタイプのタッチパネルとな
っている。
【0020】 また、このタッチパネル42において、通
常、上側電極フィルム1と下側電極体2とが周囲縁部で
接着されて形成された空間部には、多数のスぺーサー1
0が存在する。具体的には、タッチパネル42の上側電
極フィルム1又は下側電極体2の透明電極面に、多数の
透明なスペーサー10が設けられている。このスペーサ
ー10の上記透明電極面に対する面積占有率は、0.0
1%〜5%とするのが好ましい。スペーサー10が全く
存在しないか又は0.01%未満の場合には、スイッチ
ング応答性が劣る。すなわち、タッチパネル42の上面
を指又はペンなどで押したときに透明電極同士の接触面
積が大きくなりがちであるために、上側電極フィルム1
の電極の離れが悪くなり、応答速度が遅くなる。また、
スペーサー10が存在しても、その面積占有率が5%を
超える位に多すぎる場合には、入力荷重が重くなり、す
なわちタッチパネル42の上面を指又はペンなどで押し
たときに透明電極同士を接触させるために大きな荷重が
必要となり、入力がしにくくなる。また、スペーサー1
0の高さは、15μmより高すぎるとやはり入力荷重が
重くなるので、15μm以下とするのが好ましい。スペ
ーサー10の面積占有率及び高さのいずれもが上記好ま
しい範囲内であれば、スイッチング応答性及び入力荷重
の点において、通常のタッチパネル42の性能を充分に
満たすことができる。
【0021】 絶縁性透明液体5は、タッチパネル観察者
側から入射した光の反射を抑え、液晶画面の視認性を向
上させるために、上記電極フィルム1と下側電極体2と
が周囲縁部で接着されて形成された上記空間部に、タッ
チパネル42を外装83で包んだ後に、封入される。絶
縁性透明液体5の種類としては、電気的に絶縁性を持つ
材料で、タッチパネル42の他の構成材料を侵さない液
体であることが必要であり、たとえばシリコーンオイ
ル、フッ素系不活性液体、又は、ヨウ化メチレンなどを
用いることができる。なお、絶縁性透明液体5の粘度
は、例えば、上記タッチパネルの上記上側電極フィルム
1又は上記下側電極体2の透明電極面に面積占有率0.
01%〜5%、高さ15μm以下のスペーサー10が設
けられる場合には30cps以下に抑えることによっ
て、絶縁性透明液体5を注入していないタッチパネルと
同等のスイッチング応答性を発揮させることができる。
【0022】 また、絶縁性透明液体5は、脱泡処理され
たものを使用するのが好ましい。脱泡処理されていない
絶縁性透明液体5は、入力動作の繰り返しと環境変化に
伴い絶縁性透明液体5中に溶存している気体が気泡化す
ることがあり、その場合には視認性やスイッチング応答
性が低下する。絶縁性透明液体5に脱泡処理を施してお
けば、入力動作の繰り返しなどによっても気泡が発生し
ない。脱泡処理には、たとえば減圧雰囲気下にして溶存
気体を分離除去する方法や還流方式と呼ばれる方法など
がある。
【0023】 また、絶縁性透明液体5をタッチパネル4
2の空間部に封入する目的の一つとして従来より光の反
射を抑えることが挙げられているが、実際には、絶縁性
で透明な液体であればどんな場合でも得られるというわ
けではなかった。絶縁性透明液体5と透明電極との屈折
率差が、空気と透明電極との屈折率差に比べて小さくな
れば、絶縁性透明液体5と透明電極との界面での反射率
が、空気と透明電極との界面での反射率より小さくな
り、透過率が向上するのである。したがって、絶縁性透
明液体5は、透明電極の屈折率をn、絶縁性透明液体
の屈折率をn、空気の屈折率を1とした場合に関係式
【数3】 を満たす屈折率を持つことが、光の反射を抑える効果が
得られるという点で好ましい。上記関係式の左右の項
は、それぞれ、絶縁性透明液体5と透明電極との界面で
の反射率、空気と透明電極との界面での反射率を示すも
のである。
【0024】 また、絶縁性透明液体5には、潤滑剤の作
用をして、透明導電膜すなわち上側透明電極3や下側透
明電極4の耐久性を向上させる効果もある。さらに、絶
縁性透明液体5によって上下の電極間すなわち上側透明
電極3と下側透明電極4との間のギャップを確保するこ
とができるので、タッチパネル42を平らにして置いた
場合にはニュートンリングの発生を抑えることができ
る。ただし、タッチパネル42を立てた場合には絶縁性
透明液体5が流動して上記電極間のギャップにばらつき
が生じ、ギャップの小さいところではニュートンリング
が発生しやすいため、上側透明電極3及び下側透明電極
4の少なくとも一方の面が梨地処理されていることが好
ましい。梨地処理することで、光を散乱させ、透明電極
間の光干渉を抑えることができる。梨地処理方法として
は、サンドブラスト加工、エンボス加工、マットコーテ
ィング加工、又は、エッチング加工等がある。
【0025】 一方、上記タッチパネル42を包む上記外
装は、上記したように、上記タッチパネル42の上面に
貼着された、当該上面より大きな面積の上側透明フィル
ム6と、上記タッチパネル42の下面に貼着された、当
該下面より大きな面積の下側透明支持体7と、上記上側
フィルム6及び上記下側透明支持体7の周囲縁部と上記
タッチパネル42の端面とで形成される溝状部84を封
止する封止材8とより構成されている。この構成につい
て、さらに詳述する。
【0026】 上側フィルム6の材質としては、可撓性、
少なくとも動作領域が光透過性を備えるものであれば、
特に限定されることはない。上側フィルム6は、上側電
極フィルム1の上面に貼着される。上側フィルム6の具
体的な材質の例としては、ポリカーボネート系、ポリア
ミド系、ポリエーテル系等のエンジニアリングプラスチ
ック、アクリル系、ポリエチレンテレフタレート系、ポ
リブチレンテレフタレート系、ポリスチレン系、セルロ
ース系等の樹脂であって、少なくとも動作領域が光透過
性を持たせたものを用いるのが好ましい。
【0027】 下側支持体7の材質としては、ポリカーボ
ネート系、ポリアミド系、ポリエーテル系等のエンジニ
アリングプラスチック、アクリル系、ポリエチレンテレ
フタレート系、ポリブチレンテレフタレート系、ポリス
チレン系、セルロース系等の樹脂であって、少なくとも
動作領域が光透過性を持たせたものを用いるのが好まし
い。下側支持体7の厚みは、0.025mm未満では耐
久性に問題を生じる可能性があるため、0.025mm
以上のものを用いることが好ましい。なお、所謂フィル
ム・フィルムタイプのタッチパネルを使用する場合に
は、下側支持体7を厚くするのが好ましい。これは、入
力時の荷重によりタッチパネルが湾曲するのを防ぐため
である。
【0028】 また、上側フィルム6はタッチパネル42
の上面より広い面積を有するとともに、下側支持体7は
タッチパネル42の下面より広い面積を有することによ
り、上記上側フィルム6及び上記下側支持体7の周囲縁
部と上記タッチパネル42の端面とで溝状部84を確実
に形成して、当該溝状部84に、溝状部84を封止する
封止材8が確実に配置できかつ当該配置場所から剥離す
ることがなく、シール機能を発揮できるようにする必要
がある。具体的な一例としては、上側フィルム6及び下
側支持体7はタッチパネル42の上面及び下面より、そ
れぞれ、0.5μm程度広い面積を有するようにする。
封止材8としては、一般の接着剤や両面粘着テープのほ
か、タッチパネル42の縁部接着に用いた接着材や両面
粘着テープ13よりシール性に優れた材料であって、例
えば、アクリル系、エポキシ系、ウレタン系、シリコン
系等の熱硬化樹脂、UV硬化樹脂あるいは熱・UV併用
硬化樹脂等を用いることができる。中でも各種硬化樹脂
はシール性に優れており、とくに好ましい。
【0029】 また、封止材8の材料として、タッチパネ
ル42の上側電極フィルム1と下側電極体2の周囲縁部
における接着に使用した材料と同じ材料を利用してもよ
いが、シール性をより向上させる観点から、上記限定さ
れた材料を利用する方が好ましい。また、封止材8に脱
泡処理を行うことにより、シール性が落ちることがな
く、さらに好ましい。
【0030】 また、上記した上側フィルム6又は下側支
持体7の少なくとも一方が低反射処理されていることが
好ましい。一般に、タッチ入力方式の液晶ディスプレイ
装置の全反射のうち、約4%がタッチパネル表面の反射
であり、この反射を1%未満に抑える処理のことを、上
記低反射処理と呼んでいる。この低反射処理の方法とし
ては、フッ素系樹脂やシリコン系樹脂などの低屈折率樹
脂を用いた低反射材料を塗布したり、金属の膜を蒸着等
により多層形成したり、低反射フィルムを貼り付けた
り、サンドブラスト加工やエンボス加工、マットコーテ
ィング加工、エッチング加工等により表面を梨地状に処
理する等を挙げることができる。
【0031】 また、本発明の上記第1実施形態の上記タ
ッチパネル装置は、上側電極フィルム1と下側電極体2
とが縁部で接着されて形成された空間部に、タッチパネ
ル42を外装83で包んだ後に、外装83の外より絶縁
性透明液体5を封入するために、上記したタッチパネル
42の一方の面及びその面を覆う部材の動作領域9外に
液体注入穴が設けられている。すなわち、図1に示すよ
うに、上記したタッチパネル42の下側電極体2及びそ
の下側電極体2を覆う下側支持体7のタッチパネル動作
領域9外(図5,6参照)に液体注入穴11,12がそ
れぞれ設けられている。液体注入穴12は液体注入穴1
1を介して上記タッチパネル42の上記空間部に連結さ
れており、外装83の外より絶縁性透明液体5を、液体
注入穴12から液体注入穴11を介して上記タッチパネ
ル42の上記空間部に注入することができるようになっ
ている。絶縁性透明液体5の注入後は、液体注入穴1
2,11において液漏れしないようにするために液体注
入穴11,12を封止材18にて封止する。この封止材
18は上記封止材8と同様なものである。
【0032】 なお、タッチパネル42に設けられた液体
注入穴11よりも、タッチパネル42の当該液体注入穴
11の設けられた面を覆う部材に設けられた液体注入穴
12の方を大きく形成する。図1に示す第1実施形態の
上記タッチパネル装置の場合、下側電極体2に設けられ
た液体注入穴11よりも、下側支持体7に設けられた液
体注入穴12の方を大きく形成する。なぜならば、タッ
チパネル42は外装83内に密閉されているため、タッ
チパネル42の下面の液体注入穴11の周囲には低反射
処理などはされず、その部分において封止材18との密
着を得ることができ、封止効果を上げることができるか
らである。なお、図6において、30はタッチパネル4
2のコネクタである。
【0033】 また、第1実施形態のように、下側電極体
2がガラスからなる所謂フィルム・ガラスタイプのタッ
チパネル42の場合には、液体注入穴11,12をタッ
チパネル42の下面側よりも、図2に上記第1実施形態
の変形例として示すように、タッチパネル42の上面側
に形成するのが好ましい。なぜならば、下側電極体2で
あるガラスに穴を開けなくて済むので、ガラス強度を低
下させることがないからである。なお、液体注入穴をタ
ッチパネル42の側面に隙間として設けると、回路を断
線してしまう可能性があるので好ましくない。
【0034】 また、上記タッチパネルとしては、上側電
極フィルム1と下側電極体2がそれぞれフィルムから構
成される所謂フィルム・フィルムタイプのタッチパネル
42でもよい。そのような例として、図3に、本発明の
第2実施形態に係るタッチパネル装置を示す断面側面図
を示す。図3では、上記液体注入穴11,12をタッチ
パネル42の下面側に設けている。この第2実施形態
は、下側電極体2がフィルムから構成される以外は、第
1実施形態と同一であるため、説明を省略する。
【0035】 また、この本発明の第2実施形態の変形例
として、上記液体注入穴11,12をタッチパネル42
の上面側に設けた例を図4に示す。なお、下側電極体2
がフィルムからなる所謂フィルム・フィルムタイプのタ
ッチパネル42の場合には、図3のように、液体注入穴
11,12をタッチパネル42の下面側に形成するのが
好ましい。なぜならば、タッチパネル42の上面側と異
なり、タッチパネル42の下面側では入力時のストレス
を受けることがないので、液体注入穴11,12内の封
止材18が下側電極体2であるフィルムの変形に追随で
きずに剥離することがない、すなわち液漏れ防止の信頼
性が損なわれることがないからである。
【0036】 なお、外装83を形成する前からタッチパ
ネル42の空間部内に絶縁性透明液体5を注入しておく
と、上側フィルム等を貼りあわせるときなどの外圧によ
って、タッチパネルの空間部から絶縁性透明液体が漏れ
るおそれがある。また、上側フィルム等を貼りあわせる
とき、絶縁性透明液体が流動するため、タッチパネル4
2と外装83との貼りあわせ面が平滑面を保てず、不安
定なものとなり、作業がしにくくなる。なお、タッチパ
ネル42が外装83内に収納された後に絶縁性透明液体
5を注入する場合には、タッチパネル42の空間部内の
空気を抜いておいて作業をすれば、この問題は起きな
い。すなわち、タッチパネル42の空間部内に空気層を
有する場合には、タッチパネル42の空間部を減圧した
のち、絶縁性透明液体5を注入する方法がある。また、
別の方法として、絶縁性透明液体5を注入する液体注入
穴の他に、空気の排出穴を設け、絶縁性透明液体5を液
体注入穴から注入することにより、空気排出穴から空気
を押し出すなどの方法が、一般に行われている。
【0037】 上記した各実施形態によれば、タッチパネ
ル42が少なくともその動作領域9が透明な外装83内
に密閉されることにより、絶縁性透明液体5を二重に封
じ込めることができるため、タッチパネル42の上側電
極フィルム1と下側電極体2とを縁部で接着した部分や
タッチパネル42の破損した部分から、外部へ絶縁性透
明液体5が液漏れしそうになっても、上記外装83によ
って押しとどめられ、液漏れを防ぐことができる。した
がって、液漏れによって、絶縁性透明液体5による反射
抑止や視認性向上の効果が損なわれたり、絶縁不良や回
路基板等の故障が起きたり、破損したタッチパネル42
の交換時の後処理が困難になったりすることがない。
【0038】
【実施例】下側に酸化インジウム、酸化スズからなる上
側透明電極を形成した厚さ150μmの上側電極フィル
ムと、上側に酸化インジウム、酸化スズからなる下側透
明電極を形成した厚さ0.7mmのガラス板からなる下
側電極体とを、透明樹脂からなるスペーサー(面積占有
率0.1%、高さ3μm)を介して、互いに対向するよ
うに周囲を両面粘着テープで貼り合わせたタッチパネル
を用意した。
【0039】 このタッチパネルの上面の辺より3mmづ
つ大きい辺を有するとともにマットコーティングにより
低反射処理を行ったポリエステルフィルムをタッチパネ
ルの上面に貼り合わせ、タッチパネルの下面の辺より3
mmづつ大きい辺を有するとともに厚さ0.3mmのポ
リカーボネートフィルムをタッチパネルの下面に貼り合
わせた。そして、タッチパネルの上下面に貼り合わせた
ポリエステルフィルムおよびポリカーボネートフィルム
の縁部、つまりタッチパネルからの出っ張り部と、タッ
チパネルの端面とで形成される溝状部にウレタンUV硬
化樹脂からなる封止材を充填し、ポリエステルフィルム
とポリカーボネートフィルムとウレタンUV接着剤とに
より外装を形成した。下側電極体の動作領域外の下側及
びポリカーボネートフィルムにあらかじめ設けられた液
体注入穴から、上側電極フィルムと下側透明電極との間
の空間部に、屈折率1.4、粘度20cpsのシリコー
ンオイルを絶縁性透明液体として2.5g注入した後、
ウレタンUV硬化樹脂からなる封止材にて封止し、タッ
チパネル装置を得た。
【0040】 比較例として透明な外装で密閉されていな
いタッチパネルを用い、実施例のタッチパネル装置及び
比較例のタッチパネルをともに60℃、湿度90%の厳
しい環境下に240時間おき、液漏れの有無、透過率を
比較した。その結果、実施例の液漏れ防止処置が施され
たタッチパネルは液漏れせず試験前後で重量は変化がな
かったのに対し、比較例のタッチパネルは接着部分より
液漏れして重量が0.3g減少していた。また、このこ
とによって実施例の透過率は91.0%であったのに対
し、比較例は液漏れにより透過率が下がり90.5%し
かなかった。
【0041】 また、比較例としてやはり透明な外装で密
閉されていないタッチパネルを用い、実施例のタッチパ
ネル装置及び比較例のタッチパネルを静圧50kg荷重
を加えてそれぞれの下側電極体のガラスを割り、30分
放置した後に液漏れの有無を比較した。その結果、実施
例の液漏れ防止処置が施されたタッチパネルは液漏れせ
ず試験前後で重量は変化がなかったのに対し、比較例の
タッチパネルは破損部分より液漏れして重量が1.5g
減少していた。
【0042】
【発明の効果】本発明のタッチパネル装置は、以上のよ
うな構成及び作用からなるので、次の効果が奏される。
【0043】 すなわち、本発明は、タッチパネルの少な
くとも動作領域が透明な外装で、タッチパネル側部が密
閉されているように構成して、絶縁性透明液体を二重に
封じ込めているので、タッチパネルの上側電極フィルム
と下側電極体とを縁部で接着した部分から外部へ絶縁性
透明液体が液漏れしそうになっても外装によって押しと
どめられ、液漏れを防ぐことができる。
【0044】 さらに、本発明において、上記外装により
タッチパネルを包むように構成すれば、タッチパネルの
上側電極フィルムと下側電極体とを縁部で接着した部分
やタッチパネルの破損した部分から外部へ絶縁性透明液
体が液漏れしそうになっても外装によって押しとどめら
れ、液漏れを防ぐことができる。
【0045】 しかも、本発明のタッチパネル装置は、タ
ッチパネルの一方の面及びその面を覆う部材の動作領域
外に液体注入穴を設けており、外装の外より絶縁性透明
液体 をタッチパネルの空間部に注入後、上記液体注入穴
を封止するものであるが、タッチパネルに設けられた液
体注入穴よりも、タッチパネルの当該液体注入穴の設け
られた面を覆う部材に設けられた液体注入穴の方を大き
く形成するので、外装に低反射処理などの封止材との密
着性が得られにくい処理が施された部材を用いる場合で
も、タッチパネルに設けられた液体注入穴の周囲の部
分、つまり低反射処理などが施されていない部分におい
て封止材との密着を得ることができ、封止効果を上げる
ことができる。
【0046】 したがって、液漏れによって、絶縁性透明
液体による反射抑止や視認性向上の効果が損なわれた
り、絶縁不良や回路基板等の故障が起きたり、破損した
タッチパネルの交換時の後処理が困難になったりするこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るタッチパネル装置
を示す断面側面図である。
【図2】本発明の第1実施形態の変形例に係るタッチパ
ネル装置を示す断面側面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係るタッチパネル装置
を示す断面側面図である。
【図4】本発明の第2実施形態の変形例に係るタッチパ
ネル装置を示す断面側面図である。
【図5】図2の上記第1実施形態の上記変形例に係るタ
ッチパネル装置の部分拡大底面図である。
【図6】図5のタッチパネル装置の液体注入側から見た
底面図である。
【図7】 従来の、液体が充填されたタッチパネルを示す
断面図である。
【符号の説明】
1 上側電極フィルム 2 下側電極体 3 上側透明電極 4 下側透明電極 5 絶縁性透明液体 6 上側フィルム 7 下側支持体 8 封止材 9 動作領域 10 スぺーサー 11 液体注入穴 12 液体注入穴 13 両面粘着テープ 18 封止材 30 コネクタ 40 タッチパネル装置42 タッチパネル 83 外装 84 溝状部 91 上側電極フィルム 92 下側電極体 93 上側透明電極 94 下側透明電極 95 絶縁性透明液体 100 スペーサー 103 両面粘着テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−185457(JP,A) 特開 昭62−115619(JP,A) 特開 平8−129156(JP,A) 特開 平5−307160(JP,A) 特開 平1−281622(JP,A) 特開 昭56−11581(JP,A) 特開 昭58−68813(JP,A) 特開 平11−296287(JP,A) 実開 昭62−53726(JP,U) 実開 昭63−55335(JP,U) 実開 昭62−55836(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 13/00 - 13/76 G06F 3/02 - 3/037

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上側電極フィルムと下側電極体とを縁部
    で接着して形成された空間部に絶縁性透明液体が封入さ
    れているタッチパネルの側部が、上記タッチパネルの少
    なくとも動作領域が透明である外装により全て覆われて
    密封されているタッチパネル装置であって、上記外装
    が、上記タッチパネルの上面に貼着された当該上面より
    大きな面積の上側フィルムと、上記タッチパネルの下面
    に貼着された当該下面より大きな面積の下側支持体と、
    上記上側フィルム及び上記下側支持体の縁部と上記タッ
    チパネルの端面とで形成される溝状部を封止する封止材
    とより構成され、上記タッチパネルの一方の面及びその
    面を覆う部材の動作領域外に液体注入穴が設けられ、上
    記液体注入穴が封止されており、且つタッチパネルに設
    けられた液体注入穴よりも、タッチパネルの当該液体注
    入穴を有する面を覆う部材に設けられた液体注入穴の方
    を大きく形成していることを特徴とするタッチパネル装
  2. 【請求項2】 上記封止材が脱泡処理されている請求項
    記載のタッチパネル装置。
  3. 【請求項3】 上記下側支持体の厚みが0.025mm
    以上であることを特徴とする請求項1又は2の何れかに
    記載のタッチパネル装置。
  4. 【請求項4】 上記上側フィルム及び上記下側支持体の
    少なくとも一方が低反射処理されている請求項1〜3
    何れかに記載のタッチパネル装置。
  5. 【請求項5】 上記タッチパネルの上記上側電極フィル
    ム又は上記下側電極体の透明電極面に面積占有率0.0
    1%〜5%、高さ15μm以下のスペーサーが設けら
    れ、上記絶縁性透明液体が粘度30cps以下である請
    求項1〜の何れかに記載のタッチパネル装置。
  6. 【請求項6】 上記タッチパネルの上記絶縁性透明液体
    が脱泡処理されている請求項1〜の何れかに記載のタ
    ッチパネル装置。
  7. 【請求項7】 上記タッチパネルの上記上側電極フィル
    ム又は上記下側電極体の透明電極面に面積占有率0.0
    1%〜5%、高さ15μm以下のスペーサーが設けら
    れ、上記絶縁性透明液体が粘度30cps以下であり、
    脱泡処理され、透明電極の屈折率をn、絶縁性透明液
    体の屈折率をn、空気の屈折率を1とした場合に関係
    式 【数1】 を満たす屈折率を持っている請求項1〜の何れかに記
    載のタッチパネル装置。
  8. 【請求項8】 上記タッチパネルの上記上側電極フィル
    ム及び上記下側電極体の少なくとも一方の透明電極面が
    梨地処理されている請求項1〜の何れかに記載のタッ
    チパネル装置。
  9. 【請求項9】 上記タッチパネルがフィルム・ガラスタ
    イプであり、上記液体注入穴がタッチパネルの上面側に
    形成されている請求項1〜8の何れかに記載のタッチパ
    ネル装置。
  10. 【請求項10】 上記タッチパネルがフィルム・フィル
    ムタイプであり、上記液体注入穴がタッチパネルの下面
    側に形成されている請求項1〜8の何れかに記載のタッ
    チパネル装置。
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