JP3375129B2 - 炭水化物の酵素的合成法 - Google Patents
炭水化物の酵素的合成法Info
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Description
ースを含む炭水化物の誘導体であって、例えば血液型決
定因子のような生物学的レセプター構造体の合成にも好
適なもの、または医学/診断への応用に直接用いること
のできる他の誘導体の合成法に関する。
ギー源として、環境に対する防護のために生物学的指標
として、レセプター物質としておよび抗原決定基とし
て、中枢的機能を有する。糖タンパクおよび糖脂質のオ
リゴサッカライド部分は、インビボで重要なものである
(Biology of Carbohydrates,vol.2,Ginsburg et al.,W
iley,New York,1984;The Glycoconjugates,vol.I−V,Ac
ademic Press,New York;S.Hakomori,Ann.Rev.BioChem.,
vol.50,pp.733−64;Feizi,Nature,pp.314,1985;S.Hakom
ori,Chemistry and Physics of Lipids,vol.42,pp.209
−33)。とりわけ、下記のことが見出されている。
局在化、抗原性および分解にとって重要である。
る。
細胞表面に結合したときおよび細胞−細胞の相互作用中
に、レセプターとして機能する。
ることが見出されており、炭水化物は発癌性にとって重
要である。
複合糖質の炭水化物部分の小配列(ジ−またはトリサッ
カライド)しか必要でないことが多い。
例えばデオキシ−、ホスホ−、スルフェート−、誘導体
形成したアミノ−またはチオ基を含むオリゴサッカライ
ド誘導体は、物質の代謝を修飾し、および/または天然
物質の生物学的効果を増加させるための、炭水化物の医
薬または診断への応用における大きな関心事となってい
る。
て、炭水化物の選択的有機化学的合成を行うのにも用い
られる(例えばBinkley:Modern Carbohydrate Chemistr
y,Marcel Dekker,New York,1988を参照されたい)。炭
水化物の選択的な化学合成には、多くの合成段階による
最新の保護基の化学が必要であるが、これはとりわけ、
選択的に修飾された炭水化物中間体の合成が複雑だから
である。このようなことから、前記のような炭水化物中
間体の調製に、効率的技術が所望されるのである。
び高級オリゴサッカライドの、格段に簡略化した合成を
可能にする方法について説明する。従来の方法で合成を
行うのに数段階の反応を必要とした炭水化物誘導体は、
本発明による方法によって僅か1段階のみの反応で、か
つ絶対立体特異的に得ることができ、またこの方法は、
幾分毒性のある試薬、例えばAg−トリフレートまたはシ
アン化水銀を用い、しかも所望なα−またはβ−異性体
が望ましくない立体異性体と共に得られるような化学的
方法とも異なる。
蝕媒として用いて、ガラクトース誘導体またはグルコー
ス誘導体から成るアクセプター(acceptor)物質、モノ
サッカライド、オリゴサッカライドまたはグリコシドで
あるグリコシルドナーとの平衡反応またはグリコシル基
転移反応を行い、および生成物を後続する合成に用い、
および/または生成物の混合物から単離することを特徴
とする少なくとも1つの方法を包含している。
行った後に、様々な応用、例えば医薬/医療/診断の研
究に、治療、診断への応用に、化粧品または食品の添加
物として、分離材料の修飾に、アフィニティークロマト
グラフィー、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、脂肪
酸、脂質、酵素、組換えタンパク質の修飾などに用いる
ことができるジ−、トリ−または高級オリゴサッカライ
ド誘導体の立体特異的合成法が得られる。
コシルドナー(下図のDORであり、Dは転移した炭水化
物部分を表す)とグリコシルアクセプター(HOA)の間
の立体特異的グリコシド結合を形成する能力は下図に要
約した通りである。
グリコシル基転移反応(R=Fまたは有機基:速度制御
した反応)の2つの原理にしたがって行うことができ
る。これらの型の反応は専門家に周知であり、それらの
実行並びにグリコシルドナーおよびグリコシダーゼの選
択は、本発明の範囲を制限するものではない。
物質の例としては、D−ガラクタル、D−グルカル、お
よびD−ガラクタル、D−グルカルであって1種類以上
の有機または無機の基によってC−3、C−4、C−5
またはC−6の1つ以上の位置で修飾されたもの、およ
びD−ガラクトピラノース−またはD−グルコピラノー
スであって1種類または数種類の有機または無機の基に
よってC−2、C−3、C−4またはC−6の1つまた
はそれ以上の位置で修飾されたもの、またはそれらの誘
導体のグリコシドが挙げられる。同様なN−アセチル−
グルコピラノースおよびN−アセチル−ガラクトピラノ
ースの誘導体を、本発明による方法に用いることもでき
る。
A)として用いて本発明によるオリゴサッカライド誘導
体を形成することのできる構造体を例示している。
ノースおよびD−グルコピラノースを表す(D−ガラク
トピラノースおよびD−グルコピラノースにおいては、
R1=R2=R3=R4=R6=OHであり、N−アセチル−グルコ
ースアミンおよびN−アセチル−ガラクトースアミンに
おいては、R2=NHAc、AC=アセチル基、Ph=フェニル
基、Bz=ベンゾイル基、All=アリル基である)。
たは無機または有機の基であり、R2、R3、R4、またはR6
の1〜3個が、ヒドロキシル基ではないとき、−R1は、
例えば−OH、−F、−OMe、−OAll、−OPh、−OCH2Ph、
−OEtBr、−OEtSiMe3、−O(CH2)3CH=CH2、−SMe、
−SEt、−SPh、炭水化物、脂質−またはアミノ酸−また
はペプチド誘導体またはアノマー炭素に結合した他の基
の1つであることができる。−R2、−R3、−R4および/
または−R6は、いずれも例えば前記の基の1つである
か、または例えば−NHAc、NHC(O)CH2Cl(N−クロロ
メトキシアセチル)、NHC(O)CH2OPh(N−フェノキ
シアセチル−)、−NHBOC、−NHOH、−N3、−p−メト
キシベンジルエーテル(−OCH2Ph−OMe−p)、トリチ
ル基(−OC(Ph)3)、トリアルキルシリルエーテル
基、ピバロイル基、テトラヒドロピラニル、(2−メト
キシエトキシ)メチルイソプロピリデンケタール、シク
ロヘキシリデンケタール、ベンジリデンアセタール、オ
ルトエステル、−ONO3、トシレート−、メシレート−、
スルフェート−、ホスフェート−、カルボキシレート
基、スルフェート−、ホスフェート−、カルボキシレー
ト、エステルの誘導体、すなわちアセチル−、ブタノイ
ル−、オクタノイル−、ベンゾイル−、ピバロイル−な
どのような−OC(O)R型の一つであることができる。
下記の構造体も、同様の方法で修飾して、本発明による
方法でアクセプター物質として用いることができる。
されるものによって決定されるが、文献には通常の炭水
化物および炭水化物の合成における保護基/修飾に関す
る情報が豊富である(例えば“Modern Carbohydrate Ch
emistry",Binkley,Marcel Dekker,1988 with reference
s and Paulsen,Chem,Soc.Rev.13,p.15−45)。本発明に
したがって用いることのできる代表的なアクセプター物
質の数例を下記に示すが、これは本発明の範囲を制限す
るものではない。構造体I−XIは、ガラクトース誘導体
であり、XII−XVIIは、N−アセチルグルコースアミン
誘導体である。構造体VIIおよびVIIIによって表される
無水糖も、本発明にしたがって用いることができる。
ル、ベンジル−、クロロベンジル、ベンゾイル基または
別の型の特定の合成に好適な保護基である。R6は、Ph−
のような芳香族基、またはアルキル基(例えば、プロピ
ル−または(CH3)3−基)であることができる。構造
体XII−XVIIにおいて、R3は、例えばアセチル−、フェ
ノキシアセチル−、メトキシアセチル−またはクロロメ
トキシアセチル基である。R6は、Ph−のような芳香族基
またはアルキル基(例えばプロピル−または(CH3)3
−基)であることができる。R2が例えばHであるなら
ば、R1は前記4ページでR1について挙げた基の1つであ
り、また逆に、R1がHである場合も同じである。
明の範囲の制限を意味したものではないが、もし例えば
α−ガラクトシダーゼを酵素として用い、C−2位で保
護されたα−D−ガラクトピラノースをアクセプター物
質、例えば前記の物質Iとして用い、およびR2が例えば
HO−、MeO−、PHCHO−またはCH2=CH−CH2O−基であ
り、例えばラフィノース、メチルα−D−ガラクトピラ
ノシド、またはp−ニトロフェニルα−D−ガラクトピ
ラノシドを、グリコシルドナー(グリコシル基転移反
応)として用いるときには、 の型のα−グリコシド結合したジガラクトシル誘導体、
すなわちGalα1−3Galα−Rの2−O−誘導体が得ら
れる。もう一つの例として、Iをアクセプターとして使
用し、例えばChamelea gallina由来のα−ガラクトース
アミニダーゼ、および例えば GalNAcα−OPhまたは GalNAcα−OPhNO2−pをグリコシルドナーとして用いる
ならば、 GalNAcα1−3Galα−Rの2−O−誘導体が得られる。
カライドなどの、別の合成に用いることもでき、このよ
うな部分的に保護した炭水化物の使用法についての文献
は豊富である(前記のBinkleyおよびPaulsenの文献を参
照されたい。)例えば、−OCH2Ph基をヒドロキシル基の
保護後にはずして例えばα−結合したL−フコピラノシ
ル基で置換することができ、このようにして血液型決定
因子AおよびBは、それぞれGalNAcα1−3Gal−Rおよ
びGalα1−3Gal−Rの2−O−保護誘導体から合成さ
れる。
に用いる場合、ラクトースまたは例えばp−ニトロフェ
ニル−β−D−ガラクトピラノシドをグリコシルドナー
として用いる場合、およびN−アセチルグルコースアミ
ン誘導体(例えば前記のXII−XVIIを参照されたい)を
アクセプターとして用いる場合には、β−結合したGal
−GlcNAc−Rの誘導体が得られる。このように部分的に
保護されたGal−GlcNAc−誘導体であって、例えばLewis
−xまたはLewis−aトリサッカライド構造体の化学合
成に用いることのできるもの(またはこれらのジサッカ
ライド誘導体を合成する別の化学合成に用いることので
きるもの)の例を、下記に示す。
シルドナーとしてのニトロフェニルα−L−フコピラノ
シドなどと共に用いるならば、本発明による方法にした
がってα−結合したFuc−Gal−Rおよびα−結合したFu
c−GlcNAc−Rの対応する誘導体を合成することができ
る。N−アセチル−β−グルコースアミニダーゼまたは
N−アセチル−β−ガラクトースアミニダーゼを用いる
と、β−結合したGlcNAc−GalおよびGlcNAc−GlcNAc−
Rの誘導体、またはGalNAc−Gal−RおよびGalNAc−Glc
NAcの誘導体を、各々グリコシルドナーとしてGlcNAcお
よびGalNAcのβ−グリコシドを用いることによって調製
することができる。同様に、α−シリダーゼを用いるこ
とによって、シアリル化したガラクトース誘導体(Neu5
Acα−Galの誘導体)またはガラクトースアミン誘導体
(Neu5AcCα−GalNAcの誘導体)の合成を、例えばN−
アセチルノイラミニン酸のニトロフェニルグリコシドお
よび部分的に保護されたガラクトース誘導体またはガラ
クトースアミン誘導体を、各々アクセプターとして用い
ることによって蝕媒することができる。
たがって長鎖のオリゴサッカライド誘導体を調製するこ
とができる。
として用いた平衡反応として行うこともできる。
イソプロピリデン−α−D−グルコフラノシド(下記の
構造体18)を、本発明による方法におけるアクセプター
として用いることもできる。
の様々なオリゴサッカライド誘導体、例えば1,2−O−
イソプロピリデン−3−O−3'−(N',N'−ジメチルア
ミノ−n−プロピル)−D−グルコフラノースHClなど
の、1,2−O−イソプロピリデン−α−D−グルコフラ
ノースの3−誘導体(以後、テラフェクチンと称する。
リューマチ性関節炎、乾癬、幾つかの型の癌および喘息
に活性を有する物質:Gordon,P.,Chamical Abstracts vo
lume 95,abstract nr 54887およびInflammation:Mech.T
reat.Proc.Int.Meet.,4th 1980,169−80,University Pa
rk Press,Baltimore参照)は、このように本発明による
方法にしたがって、アクセプターとして18を用いるか
(前記のジサッカライド生成物は、酵素反応後に3−位
で修飾される)、または3−修飾した18の誘導体を用い
ることによって合成することができる。これが本発明に
よる方法によって得られる方法の、非制限的な例は、 テラフェクチンまたはその類似体を、例えばラクトー
スまたはニトロフェニルβ−ガラクトシドと、β−ガラ
クトシダーゼ(例えばE.coli eller Aspergillus niger
由来)を、好適な溶媒中の触媒として用いて反応させる
ことである。この方法で、β−グリコシド結合したガラ
クトピラノシル基によって修飾したテラフェクチンが得
られる。この物質は後に、医薬または化粧品への応用
に、または後続する化学的または酵素合成に用いること
ができる。例えば、別の炭水化物基は、同じまたは別の
グリコシダーゼを用いたグリコシダーゼによって触媒さ
れる合成を反復することによって、または例えばシアリ
ル転移酵素およびCMP−Neu5Acを用いて、Neu5Acα2−3
Galβ1−O−テラフェクチンまたは対応する2−6−
誘導体を合成することによって、最初の反応で得られる
生成物に加えることができる。ガラクトシル誘導体は、
結果としてこれらの後者の反応の前に、化学的に修飾す
ることができる。
触媒としてグルコースアミニダーゼ、ガラクトースアミ
ニダーゼ、マンノシダーゼ、ガラクトシダーゼまたはグ
ルコシダーゼを用いて、GlcNAcβ−OR、GalNAcβ−OR、
Manα−OR、Galα−OR、Glcβ−OR(R=F、H、アル
キル−、アリール−、または炭水化物基である)と反応
させることができる。
オリゴサッカライドまたはオリゴサッカライド−誘導体
をグリコシルドナーとして、アクセプターとしてのテラ
フェクチンまたはその類似体と共に用いることができ
る。
ッカライドを用い、平衡制御反応として行うことができ
る。
前記の図に関連して挙げた他の基)は、専門家によって
L−フコースより広汎に、他の基へと容易に化学的に変
化させることができ、この方法で、数種類のジサッカラ
イド誘導体(例えばO−リン酸塩、O−硫酸塩等)また
は高級オリゴサッカライドを、本発明にしたがって選択
的に合成できる。
転移酵素を用いて別の酵素合成に用いることができる。
例えば、α−シアリル転移酵素は、シアリル化したGal
−GlcNAc−誘導体の形成を触媒するのに用いることがで
き、β−ガラクトシル転移酵素は、Gal−GlcNAc−Gal−
R型のオリゴサッカライド誘導体を形成するのに用いる
ことができ、これらは結果としてシリアル化して、およ
び/または別の化学合成等に用いることができる。
ーとして用いるならば、アグリコンの選択は、この生成
物の応用に合わせて行う。特に興味深いアグリコンは、
アミノ酸(セリン、スレオニン、ヒドロキシプロリン、
ヒドロキシリシン、アスパラギン等)、ペプチド、脂質
およびこれら3基の物質の誘導体または類似体である。
アミノ酸またはペプチドグリコシドは、通常ペプチド合
成に用いる基(FMOC、CBZ、BOC等)によって、それらの
アミノ−および/またはカルボキシル機能を保護するこ
とができる。アクセプター物質として修飾したアルキル
グリコシド(例えば修飾したメチル−、オクチル−、ド
デシルグリコシド)を用いて得られるこの生成物は、ア
フィニティークロマトグラフィーまたは凝集試験、抑制
に基づいて治療における阻害剤または薬剤の標的設定の
ために、別の酵素合成の構造体単位として用いることが
できる。ニトロフェニルグリコシドは、アミノフェニル
グリコシドに還元することができる。重合可能なアグリ
コンを有するグリコシド、例えば2−ヒドロキシエチル
メタクリレートなどを用いることができる。N−グリコ
シド結合したアグリコンの例としては、−NHCO(CH2)5
NH2を挙げることができる。他の型のアグリコンで用い
ることのできるものは、例えば糖脂質/類似体を、セラ
ミド/類似体に転換するために行う合成に用いるもので
あって、例えばMagnusson等がJ.Org.Chem.,(1990年)
に記載した型のアグリコンである。チオグリコシド(例
えば、−SEtまたは−SPh)は、本発明による方法と共に
用いて、別の化学合成に好適な生成物を生成することが
できる。この保護基/誘導体、アグリコン、誘導したヒ
ドロキシル基の位置を選択することにより、本発明の方
法による反応の収率および位置選択性に影響を及ぼすこ
とができる。このように、例えば疎水性の高いアグリコ
ン(例えばアリル−と比較して、例えばp−メトキシ−
ベンジル−、ベンジル−)を用いると、同じアクセプタ
ー濃度でより高い収率を得ることができる。
は、従来用いられた平衡制御反応またはグリコシル基転
移反応を介した合成であってグリコシダーゼによるもの
と同じである。
例としては、モノサッカライド、モノサッカライドグリ
コシドおよびジ−またはオリゴサッカライド(またはそ
のグリコシド)であって、その炭水化物部分が1種類ま
たはそれ以上のモノサッカライド、D−ガラクトース、
D−マンノース、N−アセチル−ノイラミン酸、N−ア
セチル−D−ガラクトースアミン、N−アセチル−D−
グルコースアミンおよびL−フコースを含むものが挙げ
られる。好適なグリコシルドナーの例としては、前記の
モノサッカライドのニトロフェニルα−またはβ−グリ
コシド、ラクトース、ジマンノースおよびラフィノース
を挙げることができる。エンドグリコシダーゼの好適な
ドナー物質は、例えば生物学的に活性を有する炭水化物
配列のニトロフェニルグリコシド(例えば、Galβ1−3
GlcNAcβ−OPhNO2−p)、生物学的に活性を有するオリ
ゴサッカライドまたはGlc(β−3Glc)nβ1−3Glc
(n>1)の型の構造体である。
オリゴサッカライド、および酵素の特性に合わせて選択
し、したがって本発明の使用を制限するものではない。
通常ドナーを少量ずつ加えることが、グリコシル基転移
反応において有利であり、ドナーがアクセプターとして
も作用する危険性を最小限にすることができる。平衡反
応では、最初のドナーの濃度が高いことが好ましい場合
が多い。
体に合わせて選択する。この酵素はin situで用いる
か、またはそれらの天然の環境から部分的または完全に
精製した後に用いることができる。この酵素は可溶性の
形態で用いるか、または例えば吸着、カプセル封入、キ
レート化、沈殿または共有結合などによって固形の担体
に固定して用いることができる。
ダーゼの例は、D−マンノシダーゼ、D−ガラクトシダ
ーゼ、L−フコシダーゼ、N−アセチル−D−ガラクト
ースアミニダーゼ、ヘキソサミニダーゼおよびその他の
グリコシダーゼのEC3.2群である(Enzyme Nomenclatur
e,Academic Press,1984)。エンド−およびエキソグリ
コシダーゼのいずれも、本発明の方法に用いることがで
きる。
uで用いるか、またはそれらの天然の環境から部分的に
または完全に単離した後に用いることができる。また、
生体の粗抽出物またはその組織を用いることもできる。
この酵素は、例えば硫酸アンモニウムによる沈殿後にも
得ることができる。この酵素は、結晶形で、またはミセ
ル中に密閉して提供することができる。前記の生化学の
文献には、グリコシダーゼの精製および単離に関する詳
細な情報が豊富である。この酵素は、組換え技術によっ
て産生させることができる。次に所望ならば、この酵素
のアミノ酸配列中の1種類以上のアミノ酸を変化させ
て、酵素の特性、例えば耐熱性、触媒効率および/また
は位置選択性などを最適なものにすることができる。
着、カプセル封入、キレート化、沈殿または共有結合に
よって、固体の担体、例えばポリマー性物質、またはそ
の誘導体であってプロトン性または非プロトン性の溶媒
に不溶解性のものに固定することができる(Methods in
Enzymology,vol.44,Academic Press,1976)。選択され
る形態は、本発明にとって重要ではない。酵素を可溶性
の形態で用いる場合には、最初に好適な手段で化学的に
修飾して、例えば有機の補助溶媒中の耐熱性または安定
性を増加させる。例えばアガロース、セルロース、ヒド
ロキシエチルアセチレート、ガラス、シリカ、ポリアク
リルアミド、ポリアクリレートを基材としたプラスチッ
ク等を含んで成る不溶解性ポリマーに固定した酵素は、
容易にこの生成物混合物から分離され、したがって酵素
は再利用することができる。別の利点は、多くの場合に
高温および有機補助溶媒に対してある一定の安定化が得
られることである。
応物の温度および濃度に関して非常に様々な条件下で行
うことができる。様々な補助溶媒(N,N−ジメチルホル
ムアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、ジ
オキサン、ピリジン、メタノール、エタノール、エチレ
ングリコール等)は、水と共に様々な濃度で用いること
ができる。更にこの反応は、二相系、すなわち水−有機
溶媒中で行うことができる。
反応物の特性に基づいて、かつ実用性に基づいて選択さ
れる。例えば、通常は酵素には室温を用い、水が多い溶
媒の場合には、pH4−11の範囲であることが好都合であ
ることが挙げられる。
限にすることができる。同じ理由で、二相系を用いるこ
とができる。補助溶媒の例としては、テトラヒドロフラ
ン、アセトニトリル、DMFである。溶媒およびその濃度
または有機溶媒の選択は、専門家が容易に行うことがで
き、本発明の範囲を制限するものではない。高濃度の有
機溶媒を用いると(溶媒の総体積の約50%からほぼ100
%)、有機溶媒中で良好な溶解度を有する疎水性のアク
セプター誘導体を用いるとき、例えばエステル基(例え
ばアセチル−、ベンゾイル−、ブタノイル−、ピバロイ
ル−、オクタノイル−基等)によって修飾したアクセプ
ター、および/または例えばアリル−、ベンジル−、ト
リチル−または他の基によって修飾したアクセプターを
用いるときに、特に有利になることができる。この方法
では、有機溶媒中で比較的高濃度のアクセプターを得る
ことができ、水の含有量が低いために加水分解による副
反応を減少することができる。本発明による方法によ
り、有機溶媒中で、例えばサッカライド誘導体および高
級オリゴサッカライド誘導体のエキソグリコシダーゼに
よる合成を、ジ−またはオリゴサッカライドの疎水性の
保護誘導体であって1個または数個の遊離ヒドロキシル
基のみを有するものを、アクセプターとして用いて行う
ことができる。
促進するためには、例えばフェニルボロネートであって
ビシナルジオールを有するサッカライドによる複合体を
形成し、得られたドナー−ボロネート複合体が、そのフ
ェニル基のために有機溶媒中で一層高い溶解度を有する
ものを用いることができる。
定性に影響を及ぼすようにすることができ、本発明の範
囲を制限するものではない。最も頻繁に用いる温度は4
−55℃の範囲であるが、さらに低温および0℃を下回る
温度も、有機補助溶媒を用いるならば適用できる。高温
は、熱安定性のグリコシダーゼおよび基質と共に用いる
ことができ、また例えば高濃度の基質を採用することに
よって熱変性に対し安定化させた酵素を用いるときにも
適用できる(Johanssonet al,Biotechnol.Lett.,8(198
6)421−424。高温による利点は、例えば高い基質濃度
を用いることができ、これが水の活性を減少させること
から、生成物の収率を増加させるということである。も
う一つの利点は、酵素の活性が増すことであり、これは
温度が上がることによって反応時間が短くなることを意
味する。さらにもう一つの利点は、グリコシド、例えば
室温で緩やかに加水分解されるメチルまたはエチルグリ
コシドを、高温(50−60℃)で好適なグリコシルドナー
として用いることができることである。この温度の上限
は、反応培養液中の酵素の耐熱性によって決定される。
数種の糖転移反応では、低温で生成物グリコシドの一層
高い収率をもたらすことが分かった。
よる反応の収率に影響を与える上で用いることができ
る。高濃度は、加水分解の副反応を最小限にする上で、
平衡反応およびグリコシル基転移反応のいずれにおいて
も好ましく、これは通常、アクセプターの溶解度に依存
することを意味しており、約0.2−7Mのアクセプター濃
度を用いることを意味する。高濃度のドナーは、平衡反
応に用いることが多い。通常、高濃度の基質は、反応混
合物を沸点付近まで数分間加熱し、この溶液を酵素基質
の耐熱性に応じて37−75℃に冷却し、次に酵素を加える
ことによって得ることができる。補助溶媒は、疎水基を
有する基質の溶解度を増加させるのに用いることができ
る。
グリコンの分光光度法による測定(例えば、p−ニトロ
フェノール 400nm)によって観察することができる。
この生成物グリコシドの最大の収率が得られたならば、
pHを変化させ、温度を上昇させ、および/または有機補
助溶媒(例えばエタノール)を加えて酵素を変性させる
ことによって、反応を終了させる。通常は80−85℃に3
−5分間加熱し、続いて約80%の濃度までエタノールを
加えれば十分である。
例えばエタノールのような有機溶媒による沈殿は、特に
反応物の1つを過剰量で用いるとき、またはドナー、ア
クセプターまたは生成物の溶解度が異なるときには有用
である。平衡制御合成またはグリコシル基転移反応の後
で、および例えば前記のような熱処理および反応混合物
の希釈後に、第二のグリコシダーゼであって、合成に用
いたグリコシダーゼとは異なる位置選択性を有するもの
を加えることが有用である。この方法では、不必要な位
置異性体(例えば1−6−連鎖を有するもの)を、ある
程度選択的に加水分解することができ、所望な生成物の
単離を促進する。副生成物の沈澱および加水分解は、ク
ロマトグラフィー(吸着クロマトグラフィー、セファデ
ックスG10−G25などによるゲル濾過、例えばアミノシリ
カ、逆相シリカ、または新規なDionexカラムによるHPL
C)に相補的である。
を意味するものではない。
α−OMe:メチル(2−O−アリル−3−O−α−D−ガ
ラクトピラノシル)−α−D−ガラクトピラノシドの合
成: 2−O−アリル−Galα−OMe(メチル2−O−アリル
−α−D−ガラクトピラノシド:0.4g)を、リン酸ナト
リウム緩衝液(pH6.5、18ml、0.05M)に溶解し、p−ニ
トロフェニルα−D−ガラクトピラノシドGalα−OPhNO
2−p:50mg)を、室温でα−D−ガラクトシダーゼ(Sig
ma:20U)400μlと共に加えた。さらにドナー(Galα−
OPhNO2−p)を数回に分けて(50mg:10回)反応の間に
加えたが、これはドナーが消費されたためである。約20
時間反応を行った後に、この溶液を約5分間加熱して酵
素を失活させ、生成物をカラムクロマトグラフィーによ
って精製した(セファデックスG10、その後シリカゲル
カラムを行い、アセチル化後に固相にキセロゲルを用い
たカラムクロマトグラフィーを行った)。アセチル化し
た生成物の核磁気共鳴を用いて構造を確認した。
alα−OMe:メチル(2−O−ベンジル−3−O−α−D
−ガラクトピラノシル)−α−D−ガラクトピラノシド
の合成: 2−O−ベンジル−Galα−OMe(メチル2−O−ベン
ジル−α−D−ガラクトピラノシド:0.4g)を、リン酸
ナトリウム緩衝液(pH6.5、18ml、0.05M)に溶解し、p
−ニトロフェニルα−D−ガラクトピラノシド(Galα
−OPhNO2−p:50mg)を、室温でα−D−ガラクトシダー
ゼ(Sigma:20U)400μlと共に加えた。さらにドナー
(Galα−OPhNO2−p)を、数回(50mg:10回)に分けて
反応の間に加え、ドナーの消費を補った。約20時間後に
溶液を約5分間加熱して酵素を失活させ、この生成物を
実施例1に記載したものと同じ手法を用いてカラムクロ
マトグラフィーによって単離した。アセチル化した物質
の核磁気共鳴を用いて構造を確認した。
6−O−アリル)Galα−OMe:メチル2−O−アリル−
6−O−アリル−3−O−α−D−ガラクトピラノシ
ル)−α−D−ガラクトピラノシド)の合成:2−O−ア
リル−6−O−アリル−Galα−OMe(メチル−2−O−
アリル−6−O−アリル−α−D−ガラクトピラノシ
ド:0.4g)を、リン酸ナトリウム緩衝液(pH6.5、18ml、
0.05M)に溶解し、p−ニトロフェニルα−D−ガラク
トピラノシド(Galα−OPhNO2−p:50mg)を、室温でα
−D−ガラクトシダーゼ(Sigma:20U)400μlと共に加
えた。さらにドナー(Galα−OPhNO2−p)を数回(50m
g:10回)に分けて反応の間に加え、消費されたドナーを
補った。約20時間後に溶液を約5分間加熱して酵素を失
活し、この生成物を実施例1に記載したものと同じ技術
を用いてカラムクロマトグラフィーによって単離した。
アセチル化した物質の核磁気共鳴を用いて構造を確認し
た。
ジル)Galβ−OBn:ベンジル(2−O−ベンジル−3−
O−β−D−ガラクトピラノシル)−β−D−ガラクト
ピラノシドの合成:2−O−ベンジル−Galβ−OBn(メチ
ル2−O−ベンジル−β−D−ガラクトピラノシド0.4
g)を、酢酸ナトリウム緩衝液(pH5.5、18ml、0.05M)
に溶解し、o−ニトロフェニルβ−D−ガラクトピラノ
シド(Galβ−OPhNO2−o)が消費されたので、これを
室温で数回(50mg、10回)に分けて加えた。反応および
精製は、主として前記の例の様に行ったが、但し蝕媒に
は、β−ガラクトシダーゼ(Aspergillus niger:Sigma:
St.Louis,USA)を用いた。アセチル化した物質の核磁気
共鳴を用いて構造を確認した。
ル)Galβ−OMeの合成:2−O−アリル−6−O−アリル
−Galβ−OMe(メチル−2−O−アリル−6−O−アリ
ル−β−D−ガラクトピラノシド0.4g)を、酢酸ナトリ
ウム緩衝液(pH5.0、18ml、0.05M)に溶解し、p−ニト
ロフェニル5−アセタミド−3,5−ジデオキシ−α−D
−グリセロ−D−ガラクト−2−ノニュロピラノシロン
酸(Neu5Acα−OPhNO2−p)が消費されたので、これを
室温で数回(50mgずつ、10回)に分けて加えた。この反
応および単離は、前記に記載の通り、但し蝕媒としてα
−シアリダーゼ(Vibrio cholerae:Sigma)を用いて行
い、この生成物は、予めアセチル化することなしにカラ
ムクロマトグラフィーによって精製した。
6−O−アリル)Galβ−OMeの合成: 2−O−アリル−6−O−アリル−Galβ−OMe(メチ
ル−2−O−アリル−6−O−アリル−β−D−ガラク
ト−ピラノシド:0.4g)を酢酸ナトリウム緩衝液(pH6.
5、18ml、0.05M)に溶解し、GlcNAcβ−OPhNO2−p(50
mg)が消費されたので、これを室温で加えた。反応およ
びこの生成物の精製は、主として前記の例と同様に行っ
たが、但しβ−D−N−アセチルグルコース−アミニダ
ーゼを触媒として用いた。生成物の核磁気共鳴を用いて
構造を確認した。
体の合成(Lewis−血液型物質の成分、例えばLewis−
a、Lewis−xおよびシアリル構造体):誘導したN−
アセチルグルコースアミンのグリコシド、例えば構造体
XIIIまたはXIVなどを、例えば(1/1 V/V)テトラヒド
ロフラン:酢酸ナトリウム緩衝液(pH5.5、0.05M)に溶
解したアクセプターとして用い、Galβ−OPhNO2−oを
ドナーとして用い、およびβ−ガラクトシダーゼを蝕媒
として用いることによって、下記の型の構造体を得るこ
とができる。
ができ、または別の化学もしくは酵素合成に用いること
ができる。ガラクトシル残基は、例えば化学的に、また
は酵素法(化学修飾を伴う、リパーゼまたはガラクトー
スオキシダーゼによるもの)によって、グルコースアミ
ニル残基中に遊離ヒドロキシル基の1個を残して修飾す
ることができ、これは続いて例えばフコジル基によって
修飾することができる。
て、対応するβ−結合した3−O−保護したGal−GlcNA
C−誘導体を得ることができる。
脱保護した後に、例えばα−結合したL−フコジル基で
あって、Lawis−x構造体をもたらすものを導入するこ
とができ、これは例えば、シアリル化してNeuAcα2−3
Galβ1−4(Fucα1−2)GlcNAc−Rをもたらすこと
ができる。類似した方法で、位置異性体、例えばLewis
−x、Lewis−aの、およびシアリル化したLewis−物質
の類似体/誘導体を生成することができる。
して用い、β−ガラクトシダーゼを蝕媒として、および
Galβ−OPhNO2−oをドナーとして用いることによっ
て、β−結合したガラクトシル−(6−O−R)グルカ
ルが得られる。
ノシドの合成:1,2−無水−α−D−グルコフラノシド
を、1/1(V/V)テトラヒドロフラン:酢酸ナトリウム緩
衝液(pH5.0、0.05M)に溶解し、Galβ−OPhNO2−oが
消費されたので、室温で数回に分けて加えた。反応は、
β−ガラクトシダーゼを触媒に用いて行い、生成物をカ
ラムクロマトグラフィーによって単離した。
Claims (32)
- 【請求項1】ジ−、トリ−または高級オリゴサッカライ
ド生成物の合成方法であって、 (1)(a)モノサッカライド、ジサッカライド、オリ
ゴサッカライドまたはグリコシドからなるグリコシルド
ナー、 (b)以下のいずれかの式で表わされるアクセプター (式中、R1、R2、R3、R4およびR6は、それぞれ−OH、
F、有機基また無機基を表わし、R5は−OHまたはFであ
り、 但し、R2、R3、R4およびR6の1〜3個は−OHではなく、 R1が有機基である時、該有機基は、−O−アルキル;−
OAll、−OPh、−OCH2Ph、−OEtBr、−OEtSiMe3、−O
(CH2)3CH=CH2、−SMe、−SEt、−SPh、炭水化物;お
よび脂質、アミノ酸およびペプチドおよびそれらの誘導
体またはアナログから選ばれる有機基であり、 R2、R3、R4および/またはR6は有機基または無機基であ
る時、該有機基は上記したR1の有機基、または該有機基
もしくは無機基は−NHAc、−N−クロロメトキシアセチ
ル、N−フェノキシアセチル、−NHBOC−、−NHOH、−N
3、p−メトキシベンジルエーテル、トリチル、トリア
ルキルシリルエーテル、ピバロイル、テトラヒドロピラ
ニル、(2−メトキシエトキシ)メチル−イソプロピリ
デンケタール、シクロヘキシリデンケタール、ベンゾリ
デンアセタール、オルソエステル、−ONO3、トシレー
ト、メシレート、スルフェート、ホスフェート、カルボ
キシレートおよび−OC(O)Rエステルから選ばれるも
のである、)および (c)E.C.グループ3.2エンドまたはエキソグリコシダ
ーゼを、反応させて、該グリコシルドナーが炭水化物基
を該アクセプターの2−、3−または4−位の位置に転
移して、該生成物を形成し、次いで (2)任意に、該生成物を単離し、または更に該生成物
を合成する、 ことからなる上記合成方法。 - 【請求項2】R1が有機基である時、該有機基は、−O−
メチル、−O−オクチルおよび−O−ドデシルから選ば
れる−O−アルキルである請求項1の合成方法。 - 【請求項3】アクセプターが以下のいずれかの式で表わ
されるアクセプターである請求項1の合成方法: (式中、R1またはR2はHであり、式I〜XIにおいてR3は
アルキル、ベンジル、クロロベンジル、ベンゾイルまた
は他の保護基、R6は芳香族基またはアルキル、式XII〜X
VIIにおいてR3はアセチル、フェノキシアセチル、メト
キシアセチルまたはクロロメトキシアセチル、R6は芳香
族基またはアルキルであり、但しR2がHの時、R1は請求
項1で定義したR1の1つであり、R2の代わりにR1がHの
時、R2は請求項1で定義したR1の1つである)。 - 【請求項4】R6がフェニル、プロピルまたは(CH3)3
−である請求項3の合成方法。 - 【請求項5】アクセプター物質が、グルコフラノース誘
導体である請求項1の合成方法。 - 【請求項6】アクセプター物質が、1,2−イソプロピリ
デン−α−D−グルコフラノシドである請求項1の合成
方法。 - 【請求項7】アクセプター物質が、1,2−O−イソプロ
ピリデン−α−D−グルコフラノースの3−誘導体であ
る請求項1の合成方法。 - 【請求項8】アクセプター物質が1,2−O−イソプロピ
リデン−3−O−3'−(N',N'−ジメチルアミノ−n−
プロピル)−D−グルコフラノース塩酸塩である請求項
1の合成方法。 - 【請求項9】該有機基が、アセチル、ベンゾイル、ピバ
ロイル、アリル、ベンジル、p−メトキシベンジルエー
テル、p−イソプロピリデンまたはベンジリデンである
請求項1の合成方法。 - 【請求項10】該無機基はスルフェート、ホスフェー
ト、−NHOH−または−N3である請求項1の合成方法。 - 【請求項11】該グリコシドナーが1つもしくはそれ以
上のモノサッカライド残基、D−ガラクトース、D−マ
ンノース、N−アセチルニューラミン酸、N−アセチル
−D−ガラクトサミン、N−アセチル−D−グルコサミ
ンまたはL−フコースを含む請求項1の合成方法。 - 【請求項12】該グリコシダーゼがD−ガラクトシダー
ゼ、L−フコシダーゼ、ヘキソサミニダーゼ、N−アセ
チルグルコサミニダーゼまたはN−アセチル−D−ガラ
クトサミニダーゼである請求項1の合成方法。 - 【請求項13】該グリコシダーゼはin situまたは単離
された天然のグリコシダーゼまたは組換えグリコシダー
ゼである請求項1から12のいずれかの合成方法。 - 【請求項14】グリコシダーゼを、沈澱、吸着、密閉、
キレート化または共有結合を介してプロトン性または非
プロトン性溶媒に不溶解性のポリマー性物質に固定す
る、請求項1の合成方法。 - 【請求項15】ポリマー性物質がポリサッカライド、プ
ラスチック、コポリマー、シリケートおよびガラスから
選ばれる請求項13または14の合成方法。 - 【請求項16】該アクセプターが、D−ガラクタール、
D−グルカールまたはR3、R4、R5およびR6の少なくとも
1つが−OHでないD−ガラクタールまたはD−グルカー
ルである請求項1の合成方法。 - 【請求項17】該アクセプターがD−ガラクトピラノー
スまたはR2、R3、R4およびR6の少なくとも1つが−OHで
ないD−グルコピラノースである請求項1の合成方法。 - 【請求項18】1)a)請求項3に定義した式1の物
質、 b)GalNAcα−OPhまたはGalNAcα−OPhNO2−p、およ
び c)α−ガラクトサミニダーゼ を反応させて、GalNAcα1−3Galαの2−O−誘導体を
形成し、次いで 2) 更に該導体を血液型決定因子Aまたはその誘導体
に合成する請求項1の合成方法。 - 【請求項19】1)a)C−2の位置が保護されR2がPh
CHO−またはCH2=CH−CH2O−である、α−D−ガラクト
ピラノース、 b)ラフイノース、メチル−α−D−ガラクトピラノシ
ドまたはp−ニトロフェニル−α−ガラクトピラノシ
ド、および c)α−ガラクトシダーゼ を反応させてGalα1−3Galαの2−O−誘導体を形成
し、 2) 更に該誘導体を血液型決定因子Bまたはその誘導
体に合成する請求項1の合成方法。 - 【請求項20】1)a)N−アセチル−グルコサミン誘
導体、 b)ラクトースまたはp−ニトロフェニル−β−D−ガ
ラクトピラノース、および c)β−ガラクトシダーゼ を反応させてGal−GlcNAcのβ−結合誘導体を形成し、 2) 更に該誘導体をルイス−Xまたはルイス−αまた
はその誘導体に合成する請求項1の合成方法。 - 【請求項21】Gal−GlcNAcのβ−結合誘導体が以下の
いずれかで表されるものである請求項20の合成方法。 - 【請求項22】1)a)部分的に保護されたガラスクト
ース誘導体またはガラクトサミン誘導体、 b)N−アセチルノイラミニン酸のニトロフェニルグリ
コシド、および c)α−シアリダーゼ を反応させて、シアリル化ガラクトシダーゼ誘導体また
はガラクトサミン誘導体を形成する請求項1の合成方
法。 - 【請求項23】グリコシダーゼ触媒工程において得られ
る生成物を、ジサッカライド、トリサッカライドまたは
高級サッカライドまたはそれらの誘導体を合成するため
の酵素的合成に用いる請求項1の合成方法。 - 【請求項24】該ポリサッカライドがセルロースまたは
アガロースであり、該プラスチックがポリアクリルアミ
ド、ポリビニルアルコールまたはポリスチレンである請
求項15の合成方法。 - 【請求項25】該グリコシルドナーがGalα−OPhNO2−
p、該アクセプターが2−O−アリル−Galα−OMe、該
グリコシダーゼがα−D−ガラクトシダーゼ、該生成物
が任意にパーアセチル化されたGalα1−3(2−O−
アリル)Galα−OMeである請求項1の合成方法。 - 【請求項26】該グリコシルドナーがGalα−OPhNO2−
p、該アクセプターが2−O−ベンジル−Galα−OMe、
該グリコシダーゼがα−D−ガラクトシダーゼ、該生成
物が任意にパーアセチル化されたGalα1−3(2−O
−ベンジル)Galα−OMeである請求項1の合成方法。 - 【請求項27】該グリコシルドナーがGalα−OPhNO2−
p、該アクセプターが2−O−アリル−6−O−アリル
−Galα−OMe、該グリコシダーゼがα−D−ガラクトシ
ダーゼ、該生成物が任意にパーアセチル化されたGalα
1−3(2−O−アリル−6−O−アリル)Galα−OMe
である請求項1の合成方法。 - 【請求項28】該グリコシルドナーがGalβ−OPhNO2−
o、該アクセプターが2−O−ベンジル−Galβ−OBn、
該グリコシダーゼがβ−ガラクトシダーゼ、該生成物が
任意にパーアセチル化されたGalβ1−3(2−O−ベ
ンジル)Galβ−OBnである請求項1の合成方法。 - 【請求項29】該グリコシルドナーがNeu5Acα−OPhNO2
−p、該アクセプターが2−O−アリル−6−O−アリ
ル−Galβ−OMe、該グリコシダーゼがα−シアリダー
ゼ、該生成物がNeu5Acα2−3(2−O−アリル−6−
O−アリル)Galβ−OMeである請求項1の合成方法。 - 【請求項30】該グリコシルドナーがGlcNAcβ−OPhNO2
−p、該アクセプターが2−O−アリル−6−O−アリ
ル−Galβ−OMe、該グリコシダーゼがβ−D−N−アセ
チルグルコサミニダーゼ、該生成物が任意にパーアセチ
ル化されたGlcNAcβ1−3(2−O−アリル−6−O−
アリル)Galβ−OMeである請求項1の合成方法。 - 【請求項31】該グリコシルドナーがGalβ−OPhNO2−
o、該アクセプターが1,2−アンヒドロ−α−D−グル
コフラノシド、該グリコシダーゼがβ−ガラクトシダー
ゼ、該生成物がβ−ガラクトシル−1,2−アンヒドロ−
α−D−グルコフラノシドである請求項1の合成方法。 - 【請求項32】−OC(O)Rエステルがアセチル、ブタ
ノイル、オクタノイル、ベンゾイルまたはピバロイルで
ある請求項1の合成方法。
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