JP3374888B2 - 電気器機用内圧防爆ケース - Google Patents

電気器機用内圧防爆ケース

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JP3374888B2 JP11132196A JP11132196A JP3374888B2 JP 3374888 B2 JP3374888 B2 JP 3374888B2 JP 11132196 A JP11132196 A JP 11132196A JP 11132196 A JP11132196 A JP 11132196A JP 3374888 B2 JP3374888 B2 JP 3374888B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、可燃性ガスが存
在する環境に設置される電気器機を内圧防爆として収容
するのに適した防爆ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】化学プラントや液化天然ガス供給スタン
ド等のように可燃性ガスが存在する環境に設置される電
気機械器具は、可燃性ガスへの引火を防止するため、本
質安全防爆、耐圧防爆、内圧防爆等の内の1つの防爆方
式を使用することが義務づけられている。これら防爆形
式の内、内圧防爆は比較的コストがやすく、またケース
の構造が簡単であるため、広く採用されている。この内
圧防爆は、可燃性ガスを含まない清浄なエア等の気体を
ケースに外圧よりも高くなるように供給して、周囲の可
燃性ガスがケース内に侵入しないようにして防爆を行う
ものである。
【0003】このようなケースに収容される電子器機の
内、メンテナンスを必要とするものにあっては必要に応
じてケースを解放できることが必要であるため、例えば
特開昭61-11396号公報に見られるようにケース本体と蓋
体とに分割され、蓋体をケースの一側に軸と軸受けとで
枢支して回動可能に取付け、両者の接合部にパッキン等
を配して、外気の侵入を防止するように構成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような電子器機で
は部品の保守、点検のために蓋体の開閉が一定周期で行
なわれるため、回転中心側のパッキンの押込み量が大き
くなり、へたり易いという問題がある。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであって、その目的とするところはパッキンの無用
な押込みを無くしてへたりを防止することができる内圧
防爆ケースを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、外周にフランジを有するケ
ース本体と、該ケース本体の一側に蝶番により回動可能
に取付けられて、パッキンを介して前記ケース本体に錠
締めにより固定される外周にフランジが形成された蓋体
とからなり、配管を介してエア供給装置からのエアの供
給を受けて制御回路及びプリンタを収容する電気器機用
内圧防爆ケースにおいて、前記蝶番が、前記本体の前記
フランジの1辺に形成された複数の切欠き部に設けら
れ、かつ一端が開放された軸と、前記蓋体に形成され、
前記前記軸に着脱可能な長孔とにより構成され、前記蓋
体が前記ケース本体に対して平行に移動可能で、かつ取
り外し可能として、パッキンの全周を均等に圧縮して気
密性を確保すると共に、蓋体を容易に取り外すことがで
きるように構成されている
【0007】
【実施の態様】そこで以下に本発明の詳細を図示した実
施例に基づいて説明する。図1は本発明の本発明の内圧
防爆ケースを屋外事務処理装置に適用した液化天然ガス
供給スタンドの一実施例を示すものであって、図中符号
1は、本発明の内圧防爆ケースを用いたの屋外事務処理
装置で、液化天然ガス充填装置2に隣接して立てられた
支柱3上に設置され、事務所4等の非危険領域に設置さ
れたエアポンプ5からパイプ6によりエアの供給を受
け、また事務所4のPOS7や充填装置2と信号の授受
が可能となるように信号線8で接続されている。
【0008】図2は、本発明の内圧防爆ケースを用いて
構成された制御装置の一実施例を示すものであって、図
中符号10は、ケース本体11に蝶番により取付けられ
た蓋体で、表面には窓10a、10bを形成して、ここ
にタッチキー12、表示器13が設けられており、また
下方にはプリンタ14の排紙領域に対向するように伝票
排出用のスリット15が形成されている。
【0009】蓋体10は周囲にフランジ16が形成され
ていて、一辺を後述する蝶番によりケース本体11に回
動可能に取付けられ、4辺を錠締めボルト17により後
述するケース本体11に固定されている。
【0010】図3は、同上ケースの蓋体10とケース本
体11との当接面近傍の構造を示す図であって、ケース
本体11は、その4辺が内側に折り曲げられてパッキン
当接部20が形成され、また外周には外側に突出するよ
うにフランジが設けられ、内部に制御装置30やプリン
タ14が設置されている。
【0011】また設置されたとき鉛直となる辺の少なく
とも2箇所には、図4(イ)に示したようにフランジ2
1の一部に切欠部21aを設け、設置されたとき上側が
開放領域となるように取付け基板22を介して蝶番を構
成する軸23が固定されている。
【0012】再び図3に戻って、蓋体10は、その外周
を外側に折り曲げてフランジ16が形成され、また内縁
に沿ってケース本体11のパッキン当接部20に対向す
る位置に固定枠24を介してゴム等の断面矩形のパッキ
ン25が交換可能に取付けられており、前記基板22に
一致する位置に蓋面に垂直な方向が長手方向となる蝶番
を形成する長孔からなる軸受け26が固定枠24を延長
して形成された固定部24aに固定されている。
【0013】この実施例のおいて、ケース本体11に制
御装置30やプリンタ14を設置し、また蓋体10にタ
ッチキー12や表示器13を取付け、蓋体10を持ち上
げて軸受け26の長孔を、ケース本体11の軸23に挿
通して手を放すと、軸受け26が基板22と軸23とに
支持される。そして制御装置30とタッチキー12、表
示器13とをケーブル31のコネクタ32、33により
接続する。
【0014】組立が終了した段階で、蓋体10を回動さ
せると、軸受け26と軸23とからなる蝶番を介してて
蓋体10がケース本体11の開口を封止するので、錠締
めボルト17により要所を締めると、蓋体10が軸受け
26の奥方向に延びる長孔により軸23に係合している
から、回転運動を伴うことなくケース本体側に垂直に移
動させることができ、パッキン24全体が開口部に垂直
に押圧されて、均一に圧縮されて気密状態が確保でき
る。
【0015】メンテナンスが必要となった時点で、錠締
めボルト17を外すと、軸23を中心にして蓋体10を
回動させて開放できる。そして長年月の使用によりパッ
キン25が損傷した場合には、コネクタ33を外して蓋
体10を若干持ち上げて軸受け26を軸23から取り外
すと、蓋体10がケース本体11から分離するから、蓋
体10に取付けられているパッキン25を取り外して新
しいものに取り替え、前述と同様の手順で蓋体10をケ
ース本体11に取付けて、またケーブル31を制御装置
30に接続してから、錠締めを行う。
【0016】なお、本実施例においては、軸23をケー
ス本体11に設け、長孔が形成された軸受け26を蓋体
10に設けているが、長孔を備えた軸受けをケース本体
に、また軸23を蓋体10に設けても同様の作用を奏す
ることは明らかである。
【0017】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば
蓋体がケース本体に対して平行にも移動可能であるた
め、パッキンの全周を均等に圧縮できて、片減りを招く
ことが無く長期間に亙って気密性を確保することがで
、また蓋体を容易に取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内圧防爆ケースにより構成された屋外
事務処理装置を用いたLPG充填スタンドの一実施例を
示す図である。
【図2】本発明の内圧防爆ケースを使用した屋外事務処
理装置の正面図である。
【図3】同上装置の蓋体とケース本体の当接領域を拡大
して示す断面図である。
【図4】図(イ)、(ロ)は、それぞれ軸受け部近傍の
構造を、蓋体をケース本体から取り外して示す正面図と
断面図である。
【符号の説明】
10 蓋体 11 ケース本体 12 タッチキー 13 表示器 14 プリンタ 15 スリット 16 フランジ 17 錠締めボルト 21 フランジ 22 取付け基板 23 軸 25 パッキン 26 軸受け 30 制御装置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周にフランジを有するケース本体と、
    該ケース本体の一側に蝶番により回動可能に取付けられ
    て、パッキンを介して前記ケース本体に錠締めにより固
    定される外周にフランジが形成された蓋体とからなり、
    配管を介してエア供給装置からのエアの供給を受けて制
    御回路及びプリンタを収容する電気器機用内圧防爆ケー
    スにおいて、 前記蝶番が、前記本体の前記フランジの1辺に形成され
    た複数の切欠き部に設けられ、かつ一端が開放された軸
    と、前記蓋体に形成され、前記前記軸に着脱可能な長孔
    とにより構成され、前記蓋体が前記ケース本体に対して
    平行に移動可能で、かつ取り外し可能な電気器機用内圧
    防爆ケース。
  2. 【請求項2】 前記パッキンが前記蓋体に着脱可能に取
    付けられている請求項1に記載の電気器機用内圧防爆ケ
    ース。
  3. 【請求項3】 前記蓋体の、前記プリンタの排紙口に対
    向する位置に排紙用のスリットが形成されている請求項
    1に記載の電気器機用内圧防爆ケース。
  4. 【請求項4】 前記蓋体に表示器とキー入力手段が設け
    られ、着脱可能なコネクタを備えたケーブルにより前記
    制御装置に接続されている請求項1に記載の電気器機用
    内圧防爆ケース。
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