JP3374460B2 - ハイブリッド開閉器 - Google Patents

ハイブリッド開閉器

Info

Publication number
JP3374460B2
JP3374460B2 JP22110393A JP22110393A JP3374460B2 JP 3374460 B2 JP3374460 B2 JP 3374460B2 JP 22110393 A JP22110393 A JP 22110393A JP 22110393 A JP22110393 A JP 22110393A JP 3374460 B2 JP3374460 B2 JP 3374460B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
fixed
movable
sub
thyristor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22110393A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0773784A (ja
Inventor
直弘 金万
和彦 堀越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP22110393A priority Critical patent/JP3374460B2/ja
Publication of JPH0773784A publication Critical patent/JPH0773784A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3374460B2 publication Critical patent/JP3374460B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
  • Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、メカニカルコンタクト
を開閉する過程で負荷電流をサイリスタスイッチに移行
させることにより、アークの発生を抑制して負荷の多頻
度開閉を可能にするハイブリッド開閉器に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】従来のハイブリッド開閉器は、図2
(A)に示したように構成されていた。同図において1
は丸棒状に形成された可動主コンタクト1aと、該可動
主コンタクトに一端が連続するように形成された大径部
からなる可動サブコンタクト1bと、可動サブコンタク
ト1bの他端に一端が連続するように形成された丸棒状
の集電部1cとを有する可動コンタクトで、この可動コ
ンタクトは図示しない支持機構によりその軸線方向に往
復移動し得るように支持されている。 【0003】2は閉路時に可動主コンタクト1aが接触
する固定主コンタクト、3は可動コンタクトの集電部1
cに常時接触するように設けられた集電コンタクト、4
は固定主コンタクト2と集電コンタクト3との間に配置
された固定サブコンタクトで、固定サブコンタクト4は
可動サブコンタクト1bのみに接触し得るように、固定
主コンタクト2よりも外側に配置されている。 【0004】可動コンタクト1は絶縁操作棒20を介し
て図示しない操作器に連結されていて、図2(A)に示
すように可動主コンタクト1aが固定主コンタクト2に
接触する閉路位置と、図2(C)に示すように固定主コ
ンタクト2及び固定サブコンタクト4から所定の絶縁距
離を隔てた状態になる開路位置との間を変位するように
設けられている。また、開路の際には可動主コンタクト
1a及び可動サブコンタクト1bがそれぞれ固定主コン
タクト2及び固定サブコンタクト4に接触する状態と、
図2(B)に示すように可動主コンタクト1aが固定主
コンタクト2から離れて可動サブコンタクト1bが固定
サブコンタクト4に接触する状態とを経て可動コンタク
ト1が図2(C)に示す開路位置に達し、閉路の際には
可動サブコンタクト1bが固定サブコンタクト4に接触
する状態と可動サブコンタクト1b及び可動主コンタク
ト1aがそれぞれ固定サブコンタクト4及び固定主コン
タクト2に接触する状態とを経て可動コンタクト1が図
2(A)に示す閉路位置に達するように、コンタクト間
の位置関係(可動コンタクトの各部の軸線方向長さと、
固定主コンタクト2と固定サブコンタクト4との間の間
隔)が設定されている。 【0005】固定主コンタクト2と固定サブコンタクト
4との間には並列接続された複数のサイリスタからなる
サイリスタスタック5a及び5bを逆並列接続すること
により双方向性を持たせたサイリスタスイッチ5が接続
されている。固定主コンタクト2は商用交流電源6の一
端に接続され、電源6の他端と集電コンタクト3との間
に負荷7が接続されている。 【0006】絶縁操作棒20の側方にはリミットスイッ
チからなる位置センサ8が設けられ、開路の際には、可
動主コンタクト1aが固定主コンタクト2から離れる直
前に絶縁操作棒20に設けられた突起20aが位置セン
サ8を駆動してトリガ位置検出信号を発生させ、閉路の
際には、可動サブコンタクト1bが固定サブコンタクト
4に接触した後に絶縁操作棒20の突起20aが位置セ
ンサ8を駆動してトリガ位置検出信号を発生させるよう
になっている。このトリガ位置検出信号はサイリスタ制
御回路9に与えられている。サイリスタ制御回路9はタ
イミング生成回路と位相検出回路とを備えていて、トリ
ガ位置検出信号が与えられたときに所定のタイミングで
サイリスタスイッチ5にトリガ信号を与え、電流の零点
が検出される前にサイリスタスイッチ5へのトリガ信号
の供給を停止する。 【0007】上記のハイブリッド開閉器の動作は次の通
りである。図2(A)に示す閉路状態では、電源6−固
定主コンタクト2−可動コンタクト1−集電コンタクト
3−負荷7−電源6の経路で主回路電流が流れている。
この状態で可動コンタクト1が開路位置側に変位させら
れると、可動主コンタクト1aが固定主コンタクト2と
の接触を保ったままで先ず可動サブコンタクト1bが固
定サブコンタクト4に接触し、次いで可動主コンタクト
1aが固定主コンタクト2から離れる。可動主コンタク
ト1aが固定主コンタクト2から離れる直前に位置セン
サ8がトリガ位置検出信号を発生する。トリガ位置検出
信号が発生するとサイリスタ制御回路9がサイリスタス
イッチ5にトリガ信号を与えてサイリスタスイッチ5を
導通させる。サイリスタスイッチが導通した後、可動主
コンタクト1aが固定主コンタクト2から離れるが、こ
のとき負荷電流はサイリスタスイッチ5に移行するの
で、可動主コンタクト1aは殆ど無アークで固定主コン
タクト2から離れる。サイリスタスイッチ5は、電流が
零点を迎えた時点で遮断状態になって負荷電流を遮断す
る。その後可動サブコンタクト1bが固定サブコンタク
ト4から離れて可動コンタクト1が開路位置に達し、開
路動作を完了する。 【0008】開閉器を閉路する際には、先ず可動サブコ
ンタクト1bが固定サブコンタクト4に接触する。可動
サブコンタクト1bが固定サブコンタクト4に接触した
後、位置センサ8が駆動されてサイリスタ制御回路9に
トリガ位置検出信号が与えられる。これによりサイリス
タ制御回路9がサイリスタスイッチ5にトリガ信号を与
えて該サイリスタスイッチを導通させる。次いで可動サ
ブコンタクト1bが固定サブコンタクト4に接触した状
態で可動主コンタクト1aが固定主コンタクト2に接触
するが、このときサイリスタスイッチ5が導通している
ため、可動主コンタクト1aは殆ど無アークで固定主コ
ンタクト2に接触する。次いで可動サブコンタクト1b
が固定サブコンタクト2から離れ、閉路動作が完了す
る。 【0009】このように上記のハイブリッド開閉器で
は、殆ど無アークでメカニカルなコンタクトの開閉が行
われるため、多頻度の負荷の開閉が可能である。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】従来のハイブリッド開
閉器では、位置センサ8の動作とコンタクトの動作とを
同期させるように、位置センサ8がトリガ位置の検出動
作を行うタイミングを正確に調整する必要があるが、こ
のタイミングは、位置センサ8の取付け位置や、固定主
コンタクト及び固定サブコンタクトの取付け位置により
左右されるため、その調整が非常に難しく、組立が面倒
になるという問題があった。 【0011】万一開路時に位置センサ8が動作するタイ
ミングがずれてサイリスタスイッチ5にトリガ信号を与
えるタイミングがずれると、最悪の場合には電流を遮断
することができなくなる。特にコンタクトがガスを封入
した容器内に配置されている場合に遮断に失敗するとア
ーク熱によりガスが膨脹して爆発が生じる恐れがあるた
め危険である。 【0012】また従来のハイブリッド開閉器では、サイ
リスタ制御回路9にタイミング生成回路や位相検出回路
を設ける必要があったため、サイリスタ制御回路の構成
が複雑になり、コストが高くなるのを避けられなかっ
た。 【0013】本発明の目的は、複雑なサイリスタ制御回
路を用いることなく、サイリスタスイッチを正確なタイ
ミングでトリガすることができるようにしたハイブリッ
ド開閉器を提供することにある。 【0014】 【課題を解決するための手段】本発明は、固定主コタン
クトと、固定サブコンタクトと、固定主コンタクトにの
み接触する閉路位置と固定主コンタクト及び固定サブコ
ンタクトとの間に所定の絶縁距離を隔てた状態になる開
路位置との間を変位するように設けられた可動コンタク
トと、固定主コンタクトと固定サブコンタクトとの間に
接続されたサイリスタスイッチとを備えていて、開路動
作の過程で可動コンタクトが固定サブコンタクトに接触
してから固定主コンタクトから離れるようにコンタクト
間の位置関係が設定されているハイブリッド開閉器に係
わるものである。 【0015】本発明においては、開路時に固定サブコン
タクトよりも先に可動コンタクトに接触するように配置
された固定ゲートコンタクトと、電源から可動コンタク
トと固定ゲートコンタクトとを通して電流が流れたとき
にサイリスタスイッチにトリガ信号を与えるサイリスタ
トリガ回路とを設けた。 【0016】 【作用】上記のように開路時に固定サブコンタクトより
も先に可動コンタクトに接触し固定サブコンタクトより
も先に可動コンタクトから離れる固定ゲートコンタクト
と、電源から可動コンタクトと固定ゲートコンタクトと
を通して電流が流れたときにサイリスタスイッチにトリ
ガ信号を与えるサイリスタトリガ回路とを設けると、開
路時に可動コンタクトが固定主コンタクトから離れると
同時に電源から固定ゲートコンタクトと可動コンタクト
とを通して電流が流れてトリガ信号が発生する。従っ
て、可動コンタクトが固定主コンタクトから離れると同
時にサイリスタスイッチにトリガ信号をあたえて該サイ
リスタスイッチを導通させることができ、殆ど無アーク
で可動コンタクトを固定主コンタクトから開離させるこ
とができる。また可動コンタクトが固定ゲートコンタク
トから離れたときにサイリスタスイッチへのトリガ信号
の供給を停止させることができるため、その後十分な時
間可動コンタクトが固定サブコンタクトに接触した状態
を保つことにより、電流の零点でサイリスタスイッチを
遮断状態にすることができる。 【0017】また閉路時には、可動コンタクトが固定サ
ブコンタクトに接触した後、固定ゲートコンタクトに接
触した時点でサイリスタスイッチをトリガして導通させ
ることができるため、殆ど無アークで負荷への通電を開
始することができる。 【0018】このように、本発明によれば、固定ゲート
コンタクトと該固定ゲートコンタクトを通して電流が流
れたときにトリガ信号を発生する回路とを設けたことに
よりサイリスタスイッチをコンタクトの開閉動作に正確
に同期させてトリガすることができるため、複雑なサイ
リスタ制御回路を用いることなく、常に確実に開閉動作
を行わせることができる。 【0019】 【実施例】図1(A)ないし(F)は本発明の実施例を
示したもので、同図(A)は閉路時の全体的な構成を示
し、同図(B)ないし(F)はそれぞれ開路の際の異な
る過程を示している。 【0020】図1(A)において、1は可動コンタク
ト、2は固定主コンタクト、3は集電コンタクト、4は
固定サブコンタクトである。可動コンタクト1は、丸棒
状に形成された可動主コンタクト1aと、該可動主コン
タクトに一端が連続するように形成された大径部からな
る可動サブコンタクト1bと、可動サブコンタクト1b
の他端に一端が連続するように形成された丸棒状の集電
部1cとを有している。可動コンタクト1は図示しない
支持機構によりその軸線方向に往復移動し得るように支
持されている。 【0021】固定主コンタクト2は、閉路時に可動主コ
ンタクト1aに接触するように設けられており、集電コ
ンタクト3は可動コンタクトの集電部1cに常時接触す
るように設けられている。固定サブコンタクト4は、固
定主コンタクト2と集電コンタクト3との間にあって、
可動サブコンタクト1bのみに接触し得るように、固定
主コンタクト2よりも径方向の外側に配置されている。 【0022】本発明においては、開路時に固定サブコン
タクト4よりも先に可動サブコンタクト1bに接触する
固定ゲートコンタクト11が設けられている。この固定
ゲートコンタクト11は、固定主コンタクト2と固定サ
ブコンタクト4との間に配置されていて、開路の際に固
定サブコンタクト4よりも先に可動サブコンタクト1b
に接触する。 【0023】可動コンタクト1は図示しない絶縁操作棒
を介して操作器に連結されていて、図1(A)に示すよ
うに可動主コンタクト1aが固定主コンタクト2に接触
し、可動サブコンタクト1bは固定ゲートコンタクト1
1から離れた状態にある閉路位置と、図1(F)に示す
ように固定主コンタクト2及び固定サブコンタクト4か
ら所定の絶縁距離を隔てた状態になる開路位置との間を
変位するように設けられている。 【0024】また本実施例では、可動コンタクト1が閉
路位置から開路位置に変位する過程で次の〜の状態
が順次生じ、可動コンタクト1が開路位置から閉路位置
に変位する過程では〜の状態が逆の順序で生じるよ
うに可動コンタクト1の各部の寸法、及び固定コンタク
ト2,4及び11相互間の位置関係が設定されている。 【0025】可動主コンタクト1aが固定主コンタク
ト2に接触し、可動サブコンタクト1bは固定ゲートコ
ンタクト11から離れている状態(図1A)。 【0026】可動主コンタクト1aが固定主コンタク
ト2との接触を保ったままの状態で可動サブコンタクト
1bが固定ゲートコンタクト11に接触した状態(図1
B)。 可動主コンタクト1aが固定主コンタクト2との接触
を保ったままの状態で可動サブコンタクト1bが固定ゲ
ートコンタクト11及び固定サブコンタクト4の双方に
接触した状態(図1C)。 【0027】可動主コンタクト1aが固定主コンタク
ト1から離れ、可動サブコンタクト1bが固定ゲートコ
ンタクト11及び固定サブコンタクト4との接触を保っ
た状態(図1D)。 【0028】可動サブコンタクト1bが固定ゲートコ
ンタクト11から離れて固定サブコンタクト4のみに接
触した状態(図1E)。 【0029】可動サブコンタクト1bが固定サブコン
タクト4から離れた状態(図1F)。固定主コンタクト
2と固定サブコンタクト4との間には並列接続された複
数のサイリスタからなるサイリスタスタック5a及び5
bを逆並列接続したサイリスタスイッチ5が接続されて
いる。固定主コンタクト2は商用交流電源6の一端に接
続され、電源6の他端と集電コンタクト3との間に適宜
の負荷7が接続されている。 【0030】また固定ゲートコンタクト11と固定主コ
ンタクト2との間には固定ゲートコンタクト11を通し
て電流が流れたときにサイリスタスイッチ5にトリガ信
号を与えるサイリスタトリガ回路12が接続されてい
る。 【0031】サイリスタトリガ回路12は例えば抵抗の
直列回路からなる分圧回路からなっていて、その分圧点
がサイリスタ5a,5bのゲートに接続されている。 【0032】なお図1においては、固定主コンタクト
2、固定ゲートコンタクト11、固定サブコンタクト4
及び集電コンタクト3が丸印で表示されているが、これ
らのコンタクトとしては、可動コンタクト1の所定の部
分の外周に外側から接触するチューリップ形のコンタク
ト等、適宜の構造のコンタクトを用いることができる。
次に上記実施例の動作を説明する。図1(A)に示すよ
うに、可動主コンタクト1aが固定主コンタクト2に接
触している閉路状態では、電源6−固定主コンタクト2
−可動主コンタクト1a−可動サブコンタクト1b−集
電部1c−集電コンタクト3−負荷7−電源6の経路で
負荷電流IL が流れる。 【0033】この状態で可動コンタクト1が開路位置側
に変位させられると、可動主コンタクト1aが固定主コ
ンタクト2に接触したままの状態で先ず図1(B)に示
したように可動サブコンタクト1bが固定ゲートコンタ
クト11に接触する。次いで図1(C)に示したよう
に、可動主コンタクト1a及び可動サブコンタクト1b
がそれぞれ固定主コンタクト2及び固定ゲートコンタク
ト11に接触したままの状態で可動サブコンタクト1b
が固定サブコンタクト4に接触する。このとき、負荷電
流は未だ固定主コンタクト2と可動主コンタクト1aと
を通して流れている。可動コンタクト1が更に変位して
図1(D)に示したように可動サブコンタクト1bが固
定ゲートコンタクト11及び固定サブコンタクト4に接
触したままの状態で可動主コンタクト1aが固定主コン
タクト2から離れると、電源6からサイリスタトリガ回
路12と固定ゲートコンタクト11と可動サブコンタク
ト1bとを通して電流IG が流れるため、サイリスタト
リガ回路12がサイリスタスイッチ5の各サイリスタの
ゲートにトリガ信号を与える。そのため可動主コンタク
ト1aが固定主コンタクト11から離れると同時にサイ
リスタスイッチ5が導通し、負荷電流IL がサイリスタ
スイッチ5と固定サブコンタクト4と可動サブコンタク
ト1bとを通して流れるようになる。このように可動コ
ンタクト1が固定主コンタクトから離れると同時に負荷
電流がサイリスタスイッチに移行するため、可動コンタ
クト1は殆どアークを生じることなく固定主コンタクト
から離れる。 【0034】可動コンタクト1が更に開路位置側に変位
すると、図1(E)に示したように可動サブコンタクト
1bが固定ゲートコンタクト11から離れるため、サイ
リスタスイッチ5へのトリガ信号の供給が停止される。
従ってサイリスタスイッチ5は電流の零点で遮断状態に
なり、負荷電流が遮断される。サイリスタスイッチ5の
遮断を確実にするため、可動コンタクト1が固定ゲート
コンタクト11から離れた後、該可動コンタクトと固定
サブコンタクト4とが接触状態を保つ時間を、電流の零
点を迎えるのに十分な長さに設定しておく。サイリスタ
スイッチ5が遮断した後図1(F)に示したように可動
サブコンタクト1bを固定サブコンタクト4から無アー
クで引き外して開路動作を完了する。 【0035】また上記の開閉器を投入する際には、可動
コンタクト1を図1(F)に示す開路位置から閉路位置
側に変位させて、先ず図1(E)に示すように可動サブ
コンタクト1bを固定サブコンタクト4に接触させ、続
いて図1(D)に示すように可動サブコンタクト1bを
固定ゲートコンタクト11に接触させる。可動サブコン
タクト1bが固定ゲートコンタクト11に接触した瞬間
にサイリスタスイッチ5にトリガ信号が与えられるた
め、サイリスタスイッチ5が導通し、電源6からサイリ
スタスイッチ5と固定サブコンタクト4と可動サブコン
タクト1bと集電部1cと集電コンタクト3とを通して
負荷電流IL が流れる。可動コンタクト1を更に閉路位
置側に変位させると図1(C)に示すように可動主コン
タクト1aが固定主コンタクト2に接触するため、サイ
リスタスイッチ5の両端が固定主コンタクト2と可動主
コンタクト1aとにより短絡され、サイリスタスイッチ
5が遮断状態になる。これにより負荷電流IL が固定主
コンタクト2と可動主コンタクト1aとを通して流れる
ようになる。図1(A)に示すように可動サブコンタク
ト1bを固定ゲートコンタクト11から外して閉路動作
を完了する。 【0036】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、開路時
に固定サブコンタクトよりも先に可動コンタクトに接触
し固定サブコンタクトよりも先に可動コンタクトから離
れる固定ゲートコンタクトと、電源から可動コンタクト
と固定ゲートコンタクトとを通して電流が流れたときに
サイリスタスイッチにトリガ信号を与えるサイリスタト
リガ回路とを設けたので、開路時には可動コンタクトが
固定主コンタクトから離れると同時にサイリスタスイッ
チにトリガ信号を与えて該サイリスタスイッチを導通さ
せることができ、殆ど無アークで可動コンタクトを固定
主コンタクトから開離させることができる。また閉路時
には、可動コンタクトが固定ゲートコンタクトに接触し
たときにサイリスタスイッチにトリガ信号を与えて該サ
イリスタスイッチを導通させることができるため、無ア
ークで通電を開始させることができる。 【0037】従って本発明によれば、複雑なサイリスタ
制御回路を用いることなく、サイリスタスイッチをコン
タクトの開閉動作に同期させて動作させることができ、
常に確実に開閉動作を行わせて電流の遮断に失敗する恐
れを無くすことができる。 【0038】また本発明においては、開路時に固定サブ
コンタクトよりも先に可動コンタクトに接触し、固定サ
ブコンタクトよりも先に可動コンタクトから離れるよう
に固定ゲートコンタクトを設けておけばよく、固定ゲー
トコンタクトの位置調整は従来のハイブリッド開閉器に
おける位置センサほど厳密なものでなくてもよいため、
開閉器の組立を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】(A)は本発明の実施例の構成を概略的に示し
た構成図である。(B)ないし(F)は同実施例の開閉
器の開路動作の異なる過程におけるコンタクトの状態を
示した説明図である。 【図2】(A)は従来のハイブリッド開閉器の構成を示
した概略構成図である。(B)及び(C)は従来の開閉
器の開路動作の異なる過程におけるコンタクトの状態を
示した説明図である。 【符号の説明】 1 可動コンタクト 1a 可動主コンタクト 1b 可動サブコンタクト 1c 集電部 2 固定主コンタクト 3 集電コンタクト 4 固定サブコンタクト 5 サイリスタスイッチ 6 交流電源 7 負荷 11 固定ゲートコンタクト 12 サイリスタトリガ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−150761(JP,A) 特開 平3−129614(JP,A) 特開 平4−354374(JP,A) 特開 平4−154011(JP,A) 実開 平6−43957(JP,U) 実開 平6−43958(JP,U) 実開 平6−54174(JP,U) 実開 昭53−110432(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 33/12 H01H 33/59

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 固定主コタンクトと、固定サブコンタク
    トと、前記固定主コンタクトにのみ接触する閉路位置と
    固定主コンタクト及び固定サブコンタクトとの間に所定
    の絶縁距離を隔てた状態になる開路位置との間を変位す
    るように設けられた可動コンタクトと、前記固定主コン
    タクトと固定サブコンタクトとの間に接続されたサイリ
    スタスイッチとを備え、開路動作の過程で可動コンタク
    トが固定サブコンタクトに接触してから固定主コンタク
    トから離れるようにコンタクト間の位置関係が設定され
    ているハイブリッド開閉器において、 開路時に固定サブコンタクトよりも先に可動コンタクト
    に接触するように配置された固定ゲートコンタクトと、 電源から前記可動コンタクトと固定ゲートコンタクトと
    を通して電流が流れたときに前記サイリスタスイッチに
    トリガ信号を与えるサイリスタトリガ回路とを具備した
    ことを特徴とするハイブリッド開閉器。
JP22110393A 1993-09-06 1993-09-06 ハイブリッド開閉器 Expired - Fee Related JP3374460B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22110393A JP3374460B2 (ja) 1993-09-06 1993-09-06 ハイブリッド開閉器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22110393A JP3374460B2 (ja) 1993-09-06 1993-09-06 ハイブリッド開閉器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0773784A JPH0773784A (ja) 1995-03-17
JP3374460B2 true JP3374460B2 (ja) 2003-02-04

Family

ID=16761540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22110393A Expired - Fee Related JP3374460B2 (ja) 1993-09-06 1993-09-06 ハイブリッド開閉器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3374460B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3053540B1 (fr) * 2016-06-30 2021-02-12 Mersen France Sb Sas Dispositif de coupure a semi-conducteurs

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0773784A (ja) 1995-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3799924B2 (ja) 電力用遮断器および発電所電気回路装置
US7317264B2 (en) Method and apparatus to independently control contactors in a multiple contactor configuration
US4626698A (en) Zero crossing synchronous AC switching circuits employing piezoceramic bender-type switching devices
JP3374460B2 (ja) ハイブリッド開閉器
US5091614A (en) Disconnecting switch
JPH06101276B2 (ja) 断路器
US4695918A (en) Pre-insertion inductor arrangement
JP2007052979A (ja) 高電圧大容量遮断器
JP3055579B2 (ja) 電源切換器
JPS60189130A (ja) 複合型遮断装置
JPH05325699A (ja) 電気開閉器のアーク発生減少機構
JP3489859B2 (ja) 電源切替器
JP2940143B2 (ja) ガス開閉器
JPH0220741Y2 (ja)
JPH0140453B2 (ja)
US3281733A (en) Synchronous circuit breaker having a movable winding
JP3139178B2 (ja) ハイブリッド開閉器
CA1304435C (en) Electrical switching device
JP2000048687A5 (ja)
JP2519967Y2 (ja) ミシン用速度制御装置
JPS61121222A (ja) 複合型開閉装置
JP2979555B2 (ja) 断路器
KR880000702B1 (ko) 회로 차단기
JPH04294011A (ja) 直流遮断器回路
JPH1079216A (ja) 多点切断路器

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021029

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees