JP3374447B2 - 電動機の駆動制御装置 - Google Patents
電動機の駆動制御装置Info
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Description
に係り、特に、誘導型電動機や永久磁石型電動機に給電
を開始するための電動機の駆動制御装置に関する。
示すもので、同図において10は交流電源、20は制御
電源部、30は拾上げスイッチ部、40は被駆動制御部
である電動機、50は制御信号発生部であり、速度検出
器51や電圧検出器52等からなる。
器21と逆電力変換部であるインバータ22によって構
成されている。
ータ駆動では、拾上げスイッチ部30による商用電源切
換時に、回転中のモータを制御電源部20のインバータ
22でスムーズに再始動(拾上げ)する必要がある。こ
の拾上げに際して次のような方法が行われている。
周波数(これに伴なって電圧も)を変化させてモータか
らの回生電流を検出して回転中のモータの同期速度を検
出し、その周波数から始動する。
器52を付加してモータの残留電圧を検出してモータの
同期速度を求め、その周波数から始動する。
加してこの信号からモータの同期速度を求めてその周波
数から始動する。
(1a)インバータの直流電流で駆動→回生を判定する
場合モータ速度が10〜20Hz程度に低いと電流の振
れ幅が小さくなり検出できない。
座標変換により駆動回生を判別する場合も、やはり低周
波ではモータの1次抵抗分による駆動電流が相対的に増
えて回生を判別できない。
様な制御を行なうと図14に示す期間T1にモータを不
必要に回してしまう。
52が余分に必要となる。
zの広い周波数に対して応答する必要があり、かなり特
殊で高価なものとなる。
用の検出器を必要とする。
ンループ制御の意味がなくなる。
たもので、その目的は、デッドタイム補償を行うための
検出部を利用してモータの誘起電圧を検出し、その周波
数を求めてその周波数からインバータを再始動すること
により、高性能に電動機の駆動制御を行うことである。
成するために、基本的には、主電源である交流電源と制
御電源であるインバータを切換制御して電動機を駆動す
る電動機の駆動制御装置において、前記インバータの交
流出力側の誘起電圧に基づいて前記インバータの交流出
力側の誘起電圧検出信号得、この誘起電圧検出信号を基
に前記誘起電圧の周波数を検出して周波数検出信号を
得、この周波数検出信号を基に前記誘起電圧のデッドタ
イムを補償して前記インバータを制御する。
して電圧偏差信号を得、この偏差電圧信号に基づいて前
記インバータの交流側の誘起電圧検出信号を得ることを
特徴とする。
償のための検出回路の信号を利用して拾上げのための初
期周波数の決定,相順の決定,位相合せの動作が可能と
なる。また、誘起電圧信号をそのまま入力して1相また
は各相の1周期分の計測を行う。これにより付加回路が
不要であると共に、誘起電圧検出の基準電圧を、誘起電
圧検出の時だけゼロ又はゼロ近傍に設定切換え、誘起電
圧のゼロクロス振動を得る。これにより誘起電圧の1/
2周期を計測することによってその周波数が得られ、応
答が速くなる。
ロクロス信号を得ることができ、このゼロクロス信号か
ら論理回路により6倍の周波数を得てこの周期を計測す
ることにより周波数を得てさらに検出応答が速くなる。
検出応答が速いので複数回計測して平均化することによ
り精度を高くできる。
磁石型電動機の場合はインバータの出力周波数の位相は
再始動時にモータの位相に合わせなければならないが、
これが可能になる。
しながら説明する。
制御方法に用いる駆動制御装置を示すもので、制御電源
部20のインバータ22はスイッチング素子であるトラ
ンジスタ24をブリッジ接続して構成され、その出力電
力は電動機40に供給される。60は比較回路でコンパ
レータ61u,61v,61wを備えている。70は主
回路との絶縁を行うためのホトカプラ、80は周波数検
出回路、90はPWM(パルス幅変調)発生回路、10
0はデッドタイム補償回路、110はデッドタイム発生
回路である。
20のインバータ22は順電力変換部の直流出力電力を
スイッチ制御して交流電力を電動機40に供給する。比
較回路60はコンパレータ61によってインバータ22
の交流出力電圧Vu,Vv,Vwを基準電圧VRと比較し、
これらの偏差電圧信号をホトカプラ70に導びく。ホト
カプラ70は比較回路60の偏差電圧信号を基にインバ
ータ22の出力電圧検出信号Vu,Vv,Vwを周波数検
出回路80とデッドタイム補償回路100に導びく。
(Vv,Vw)を基にインバータ22の誘起電圧の周波数
を検出し、この検出信号により拾上げスイッチ30をオ
ンにして周波数検出信号をPWM発生回路90に導び
く。PWM発生回路90は、周波数検出回路80の周波
数検出信号を基にPWMを実行し、PWM信号をデッド
タイム補償回路100に導びく。デッドタイム補償回路
100はデッドタイムを補償してデッドタイム発生回路
110にデッドタイムを設定させる。デッドタイム発生
回路110のデッドタイム設定信号によってインバータ
の始動を行わせる。
おいて、10〜20Hz付近でのモータ速度と電流の不
安定と、0〜20Hzでのインバータ出力電圧と電流の
歪を解決する手段である。このデッドタイム補償を行う
には、一つの手段として図1の比較回路60によりイン
バータ22のスイッチ素子24の両端電圧Vu,Vv,V
wを検出して補償動作を行うものがある。
0の所定のレベルを決める基準電圧VRに基づいて検出
を行う手段と、図2に示すように比較回路を省略して誘
起電圧Vu,Vv,Vwにより直接ホトカプラ70を駆動
して該ホトカプラ70の感度により検出する手段があ
る。
0,ホトカプラ70および周波数検出部80を図3のよ
うに構成する。デッドタイム補償のためのインバータの
出力電圧検出にあたって、図4に示すように基準電圧V
R(検出レベル)は、通常、主回路電圧Vdcの20〜8
0%の高い値に設定されるが、これを図5に示すように
10〜20%の低い値に設定して、誘起電圧の1周期t
aを計測してf=1/taの計算によりモータの速度を検
出する。
0は図3に示す構成とするが、この実施例ではホトカプ
ラ70からの電圧検出信号Vu,Vv,Vwに対してカウ
ンタ81を設けて、図5に示すように各相の1周期ta
を一定周波数のクロックfCLKで計測する。演算回路8
2ではカウンタ81の計測結果Nを受けてマイクロコン
ピュータ又はアナログ演算器等により演算して周波数f
u,fv,fwを得る。
fv,fwを求める場合について述べたが、これは検出応
答を速くするために、最も速く結果の得られたfu,
fv,fwの中から一つを選択して再始動周波数とする場
合である。また、fu,fv,fwの平均をとるなどして
精度を高めるのにも役立つ。検出応答,精度を必要とし
ない場合は1相分でも良い。
であるので、誘起電圧を検出する場合には図5に示す期
間の比tb/taが1/2とならないので1周期taを計
測しなければ誘起電圧の正しい周波数が得られない。
ようにコンパレータ61にスイッチ62を設けたり、図
7に示すようにホトカプラ70の入力段にスイッチ71
と72を設ける。図6又は図7に示す回路により、モー
タの誘起電圧を検出する場合は基準電圧VRを0付近に
切換えて、図8のtc,tbに示すようにモータ誘起電圧
の0クロスを検出する。これにより、周波数検出回路8
0ではtc又はtbのいずれか1/2周期を計測すること
で誘起電圧の周波数が求められf=(fCLK/2N)を
算出でき、検出応答を速くする事ができる。
げ指令により図6のスイッチ62又は図7のスイッチ7
1,72をオンにすることで基準電圧VRをほぼ0にす
る。
た検出回路を合成したもので、U相,V相,W相に対応
するホトカプラ70の出力段と周波数検出回路80の入
力段との間に論理回路120を設ける。論理回路120
は、U相のホトカプラ70の検出信号VuとV相のホト
カプラ70の検出信号Vvを入力とするエクスクルシブ
オアゲート(排他的オアゲート)121と、V相のホト
カプラ70の検出信号VvとW相のホトカプラ70の検
出信号Vwを入力とするエクスクルシブオアゲート12
2と、エクスクルシブオアゲート121の出力信号とエ
クスクルシブオアゲート122の出力信号を入力とする
エクスクルシブオアゲート123によって構成されてい
る。
ば、論理回路120は図10に示すように電圧検出信号
Vu,Vv,Vwを論理演算し、6倍周波の出力6Fを出
力する。すなわち、tb/taは1/2であるから1周期
はtx+tyとなり、周波数検出回路80のカウンタ81
ではtx又はtyを計測すれば誘起電圧の周波数が得られ
るので、第1実施例のものよりも6倍だけ速い検出がで
きる。精度を高めるには、カウンタのクロック信号f
CLKを高めるか、tx,tyの計測を数回連続して行い平
均をとることで実現できる。演算回路82はカウンタの
計測結果Nを用いてfCLK/6Nの演算を行って周波数
fを検出する。
動制御装置を示すもので、本実施例においては、図11
に示すように、演算部80の演算回路としてマイクロコ
ンピュータ(CPU)82aを用い、論理回路120の
出力段とマイクロコンピュータ82a間にエッジ検出回
路83を接続するとともに、論理回路120の入力段と
マイクロコンピュータ82a間にラッチ回路84を接続
して演算部80を構成したものである。
タの誘起電圧を検出して得られるパルス列の立上り、立
下りのいずれか又は一方のエッジで各相のオン/オフを
ラッチ回路84で保持し、保持したことをCPU82a
に通知する。CPU82aはラッチしたVu,Vv,Vw
のデータを複数回得てVu,Vv,Vwのオン/オフの変
化からモータ誘起電圧の相順を得る。
波数と相順を知ることができる。これにより、商用切換
などでモータの回転方向が予め分らない時にも拾上げが
可能となる。
もので、図11は図9にこの機能を付加したものである
が、図8の場合でも図12に示す回路で実現できる。図
12の回路では、各相のホトカプラ70の出力段にそれ
ぞれエッジ検出回路83を接続し、各エッジ検出回路8
3の出力段とCPU82a間にオアゲート85が接続さ
れているとともに、オアゲート85の出力信号をCPU
82aとラッチ回路84に導びくもので、出力周波数の
位相も検出できるので永久磁石型電動機(PMモータ)
の再始動に必要な位相合せにも適用できる。
ータにおいて既に実施されている誘起電圧検出回路の検
出信号を利用するものであるから、モータの発生してい
る誘起電圧の周波数あるいは相順を容易に検出できると
ともに、検出レベルを切換えることによりゼロクロス検
出を行い正確な周波数を速い応答で行うことができる。
また、簡単な論理回路を付加することにより周波数検出
や相順検出が可能で高性能な電動機駆動制御を行うこと
が出来る等の優れた効果が得られる。
用いる駆動制御装置の回路図。
おける誘起電圧検出手段の他の例を示す回路図。
プラおよび周波数検出回路部分のブロック図。
路図。
路図。
ク図。
のブロック図。
のブロック図。
御装置の回路図。
Claims (4)
- 【請求項1】 電動機を駆動するインバータに対してデ
ットタイム補償をし、且つ、電動機への給電がなくなっ
た状態の電動機拾い上げ運転を行う装置において、 前記インバータの交流出力側の誘起電圧を検出して基準
電圧と比較する比較回路と、この比較回路よりの差信号
をホトカプラを介して導入してデットタイム補償演算を
実行し、デットタイム補償の必要時にインバータに対す
るデットタイム信号を出力するデットタイム補償回路
と、前記ホトカプラの入力側に直接か若しくは前記比較
回路に設けられ、電動機への給電がなくなった状態時に
投入されて前記基準電圧を零又は零近傍に切換えるスイ
ッチと、前記ホトカプラを介して導入された誘起電圧よ
り周波数を検出して電動機拾い上げ運転時のインバータ
の初期周波数とする周波数検出回路を設けると共に、周
波数検出回路は、前記スイッチ投入後のゼロクロス信号
より誘起電圧の半周期において一定周波数のクロックに
てカウントするカウンタと、クロック周波数を計測結果
にて除算することで周波数を求める演算部を有し、求め
られた周波数信号をPWM信号作成用のPWM発生回路
を介して前記デットタイム補償回路に出力するよう構成
したことを特徴とした電動機の駆動制御装置。 - 【請求項2】 前記ホトカプラとカウンタ間に論理回路
を設け、前記検出されたゼロクロス信号の三相分信号を
論理回路に導入して6倍の周波数とし、この信号をカウ
ンタを介して周波数検出回路に導入するよう構成したこ
とを特徴とした請求項1記載の電動機の駆動制御装置。 - 【請求項3】 前記論理回路の出力信号を導入して各相
信号のエッジを検出して前記周波数検出回路に出力する
エッジ検出回路と、前記論理回路の三相の入力信号を導
入し、前記エッジ検出回路の出力によって各相のオン・
オフをラッチするラッチ回路を設け、前記周波数検出回
路にて周波数検出と共に、ラッチデータの変化から周波
数の相順を検出するよう構成したことを特徴とした請求
項2記載の電動機の駆動制御装置。 - 【請求項4】 前記ホトカプラによって三相分の誘起電
圧を検出し、検出された出力信号を導入して各相信号の
エッジを検出しオアゲートを介して前記周波数検出回路
に出力するエッジ検出回路と、前記ホトカプラで検出さ
れた三相の信号を導入し、前記エッジ検出回路の出力に
よって各相信号のオン・オフをラッチするラッチ回路を
設け、前記周波数検出回路にて周波数検出と共に、ラッ
チデータの変化から周波数の相順を検出するよう構成し
たことを特徴とし請求項1記載の電動機の駆動制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16110893A JP3374447B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 電動機の駆動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16110893A JP3374447B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 電動機の駆動制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0723592A JPH0723592A (ja) | 1995-01-24 |
JP3374447B2 true JP3374447B2 (ja) | 2003-02-04 |
Family
ID=15728763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16110893A Expired - Lifetime JP3374447B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | 電動機の駆動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3374447B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4596105B2 (ja) * | 2000-05-31 | 2010-12-08 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電動ディスクブレーキ装置 |
JP6095397B2 (ja) * | 2013-02-15 | 2017-03-15 | キヤノン株式会社 | モータ駆動装置、モータ駆動方法、および制御プログラム |
JP6415252B2 (ja) * | 2014-11-07 | 2018-10-31 | ニチコン株式会社 | 周波数検出装置 |
CN108880392A (zh) * | 2018-08-13 | 2018-11-23 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种死区补偿方法、装置及系统、一种驱动控制器 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP16110893A patent/JP3374447B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0723592A (ja) | 1995-01-24 |
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