JP3374293B2 - 加飾成形品のインモールド成形方法 - Google Patents
加飾成形品のインモールド成形方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形品の表面を加飾シ
ートで覆った成形品の製造方法において、成形品と加飾
シートの一体化を成形品の成形と同時に行うインモール
ド成形方法に関する。特に、プラスチックの成形品にお
いて、合成皮革等の伸びにくい加飾シートを成形品の射
出成形と同時に成形品表面に一体化するのに適したイン
モールド成形法と、それによって得られる加飾成形品に
関する。 【0002】 【従来の技術】近年、プラスチック成形品に対する高意
匠化の要求に伴って、種々の方法によって成形品に絵付
をした製品が多くの分野で利用されている。家電製品、
家具、キッチン用品、化粧品容器、雑貨、玩具など種々
のものに意匠表現を高めることで製品の商品価値を高め
ている。これらのプラスチック成形品への加飾方法とし
ては、プラスチックの成形後においては、印刷による場
合は平面的な面に対しては勿論であるが、曲面に対して
もタンポ印刷法あるいは水中転写法等の印刷による加飾
技術が利用されている。また、プラスチックの成形と同
時に加飾する方法においては、成形同時絵付法、すなわ
ちインモールド成形法なる加飾技術がその一つとして利
用されている。インモールド成形法とは、例えばプラス
チックの射出成形金型の内部に、加飾シートとして予め
ポリエチレンテレフタレートフィルム等に絵柄印刷を施
した転写シートを配置しておき、雄型と雌型を型締めし
た後に金型内に樹脂を射出して、樹脂の熱圧を利用して
転写シート上の絵柄を成形と同時に成形品表面に転移さ
せるものである。転写仕様のシートに代わって絵柄と同
時にシートも成形品表面に残る加飾シートの仕様もあ
る。いずれにしろ、加飾シートの素材として熱可塑性合
成樹脂のシートを用いる場合には、当該熱可塑性合成樹
脂に適度の伸び適性や成形性を具備するものを適宜選択
すれば、ある程度の曲面への対応は可能である。しか
し、加飾シートの素材として織布等の伸び適性や成形性
の殆どないものは、インモールド成形法の適応は形状的
に極めて制限され、通常は平面的な面が多い成形品につ
いて、その成型後に貼着する方法が行われてきた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】成形品の成形と同時に
加飾する方法は、加飾シート又は当該シート上の絵柄を
何らかの手段により成形品の表面に貼着するが、通常そ
れは、成形品が射出成形によるものであれば、射出成形
用の金型表面と射出樹脂との間に加飾シートを介在させ
て、溶融した射出樹脂の射出時の熱圧で加飾シートを成
形品表面に溶着等の手段により貼着するものである。と
ころが、加飾シートが貼着可能な成形品の面形状は、通
常は平面乃至は二次曲面であり、その場合でも加飾シー
トが成形品の成形時の樹脂の熱圧で若干伸びる時は当該
熱圧を利用することで、緩い三次元曲面までの加飾に限
って可能であった。なお、この緩い三次元曲面まで可能
な点は前記した成型後にシートを貼着する後加工法では
得られない利点でもある。さらに複雑な三次元曲面への
加飾シートの貼着は、予め加飾シートを真空成形などに
より貼着面形状に予備成形しておき、予備成形された加
飾シートを金型内に配置してから成形することで対応す
る方法もあるが、予備成形工程が増える点で生産性が良
いとはいえない方法であった。 【0004】以上のように、平面乃至二次曲面への適応
については加飾シートの伸び適性には殆ど依存しないた
めに問題ないが、三次元曲面への適応については加飾シ
ートが伸び適性を具備してないことには適応は不可能で
ある。基材として二軸延伸ポリエチレンテレフタレート
フィルムを使用した加飾シートの場合は、ある程度の三
次元曲面に対しては伸び適性があるので、成形品の成形
と同時に成形品の表面へ加飾することは可能であるが、
織布自身が加飾シートである場合には、該織布を構成す
る繊維は通常は伸び適性を具備していないために、僅か
な三次元曲面ならば繊維が強制的に伸ばされるので若干
は適応できるが、それ以上への適応は極めて制限される
のが実状であった。また、合成皮革も織布同様に伸ばさ
れにくい素材である。なぜならば、合成皮革は、織布を
基材として皮革模様が形成された合成樹脂が積層された
構成であり、該合成樹脂層に伸び適性があっても、基材
である織布の為に全体としては伸び適性が乏しいからで
ある。一方、合成皮革に比較してさらにリアルな天然皮
革感を持つものとして人工皮革あるいは天然の皮革その
ものなどは、織布こそ含まないが緻密な繊維質を含んで
おり伸び適性が乏しい。 【0005】ところが、近年の加飾製品の傾向として印
刷等の単純な加飾では満足されずに、より高級感を具備
したもの、質感を具備したものが求められており、上記
した皮革感のある成形品も切望されていた。しかし、皮
革感のある素材を加飾シートとしたインモールド成形の
場合には、伸び適性が乏しいために強引に伸ばされると
加飾シートが裂かれるなどして適応できる成形品形状の
限界が甚だしく、その使用は極めて制限されるという問
題があった。特に、成形品の金型形状において角が凸に
出ている部分に加飾シートが接する所では、加飾シート
の破断が発生しやすく、この点でも成形品の形状的制約
があった。さらに、このような伸び適性の乏しい加飾シ
ートをインモールド成形にて強引に伸ばす場合には、強
固に加飾シートを固定しておくことが前提条件として必
須であり、さもないと加飾シートが金型内で動いて不安
定となり、加飾シートがずれて寄ってしまったり、ウェ
ルドラインに沿って樹脂に食い込むようなシワが発生し
たりするという問題があった。さらに、射出された溶融
樹脂の熱圧を利用して加飾シートを最終的に伸ばす為
に、伸ばされ易くするように溶融樹脂の熱圧を大きくす
ると、溶融樹脂を金型内に射出するゲート部を中心とし
て加飾シートが当該熱圧で変形して成形品の外観を損な
うという問題もあった。このため、加飾シートの金型内
溶融樹脂の流動による加飾シートのズレ及びウェルドラ
インの出来具合を考慮したゲートの設定は、単純な射出
成形以上に条件設定に高度の技術を要するものであっ
た。 【0006】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のインモールド成形法では、雌型と雄型との
間に加飾シートを挟んで、雄型側より溶融樹脂を射出し
て、成形品表面に加飾シートが貼着された加飾成形品を
得るインモールド成形方法において、雄型にはストリッ
パープレートが設けられており、金型が開いた状態では
雄型成形品形成面の中で最も雌型に近い部分よりも雌型
に近い位置に前記ストリッパープレートが配置されてお
り、型締め過程では、ストリッパープレートが雄型成形
品形成面よりも先に加飾シートに接触して、雌型のパー
ティング面とストリッパープレートとにより加飾シート
の成形品の周囲を挟んで固定し、その後に雄型成形品形
成面が加飾シートを延伸されつつ型締めが完了して溶融
樹脂を射出して成形することを特徴とするものである。 【0007】また、加飾成形品の外形形状として製造過
程の中間段階で、雌型のパーティング面と雌型成形品形
成面との境界線である成形品外周部に相当する部分につ
いて、当該成形品を成形する金型で加飾シート側に相当
する雌型のパーティング面と雌型成形品形成面との境界
線に沿ってパーティング面に窪みを設けることで得られ
る、成形品外周部に鍔状の凸部を有する構造の加飾成形
品とすることを特徴とする。鍔が不要の際は成型後にト
リミングして、最終的な加飾成形品とする。 【0008】以下、図面に従って本発明を詳述する。図
1は本発明に用いるインモールド成形用金型の縦断面図
である。本発明に用いるインモールド成形用金型1は、
雌型2の方に加飾シート4が配置され、雄型3の方から
溶融樹脂5が金型内の空間に射出される。雌型2には真
空排気源に通じる通気孔21が設けられており、該通気
孔21は雌型2のパーティング面23の真空孔22とし
て開口している。加飾シート4は雌型のパーティング面
23の所定の位置に配置される。加飾シート4は真空孔
22による吸引力によって雌型2に予備固定され、図1
にて下方向への自重による落下が防止される。図2は、
加飾シート4が雌型2に予備固定された状態を雄型の方
向から見た図である。真空孔22は適度の保持力を発生
すべく通常は複数設けれている。真空孔22の位置は、
加飾シート4により覆い隠される位置に設ける。真空孔
22の形状は図2では円形であるが、スリット状などで
もよい。真空孔22の数、位置、形状は、加飾シート4
が自重により落下しないように、加飾シートの重さ、厚
み、表面粗さ、通気性、しなやかさ等を考慮して適宜選
択すればよい。一方、雄型3にはストリッパープレート
31が図面で左右方向に可動可能なように支持棒32に
よって配置されている。ストリッパープレート31はス
プリング33の反発力よる雌型方向の力を与えらた構造
になっている。支持棒32は、通常ストリッパーボル等
と呼ばれるものであり、その頭部にてストリッパープレ
ート31がスプリング33の反発力にて支持棒32から
の脱落が防止される構造となっている。また、支持棒3
2の先端部は、雄型成形品形成面24よりも先に加飾シ
ート4にストリッパープレート31が接触するようにな
ってるために、そのままでは型締め時には雌型2のパー
ティング面23に当たってしまう。そこで支持棒に相対
する部分の雌型2のパーティング面23には座ぐり26
が設けられており、型締め時に座ぐり26の中に支持棒
32が入り、支持棒32と雌型が接触しないようにして
いる。 【0009】次に、上記にて説明したインモールド成形
用金型による本発明に係るインモールド成形方法の手順
を説明する。先ず、金型1が開いていて雌型2、雄型3
が離れている状態にて、雌型2のパーティング面23に
加飾シート4を装着して予備固定する。次に、型締めの
工程に入るが、その際重要なことは、雄型成形品形成面
34よりも先にストリッパープレート31が加飾シート
4に接触することである。従って、ストリッパープレー
ト31は、雄型成形品形成面34(正確には型開き時に
雄型3の成形品形成面で最も雌型2との距離が近い部分
の面)よりも雌型2に距離が近い位置にスプリング33
によって雌型2方向に突き出している。本発明に用いる
インモールド成形用金型においては、雄型3のストリッ
パープレート31は、本来のその目的機能である射出成
型後に成形品を金型から離型する機能の他に、加飾シー
ト4を本固定する機能をも具備するようにしたものであ
る。普通のストリッパープレートの機能であれば、射出
成型後の成形品を離型するものであるから、雄型成形品
形成面34よりも突き出していることは必須でないこと
はいうまでもない。型締め過程にて雌型2と雄型3が近
づくにつれて加飾シート4に接触したストリッパープレ
ート31は背後のスプリング33の反発力によって、加
飾シート4を強固に押しつけて雌型2のパーティング面
23に固定する。加飾シート4の周囲を固定した後に、
雄型成形品形成面34が加飾シート4に接触して加飾シ
ート4の延伸を開始する。加飾シート4は周囲がストリ
ッパープレート31によって強固に固定されているため
に、延伸の際にずれたりすることがないので十分な延伸
が得られる。図3は、型締めが完了した時を示すもので
ある。型締めが完了した時には、もやはストリッパープ
レート31はスプリング33の反発力の他に雄型と直接
接しているので、加飾シート4は成形機の型締め力その
もので強固に押圧されている。 【0010】次に、金型が閉じて内部に溶融樹脂が射出
された後の状態を図4に示す。加飾シート4は射出樹脂
が充填されるに従い、その熱圧により雄型成形品形成面
34から雌型成形品形成面24側に押しつけられて移動
し、加飾シート4と雄型成形品形成面34との間(図4
で右側)に射出樹脂が充填される。加飾シート4は結
局、雌型成形品形成面24に添った形状となる。図5
(a)は、かようにして得られた、加飾シートが貼着さ
れた三次元曲面の表面形状を有する加飾成形品を例示す
る斜視図である。図5(b)は、図5(a)で示された
加飾成形品をA−A’の切断線にそって横から見た時の
縦断面図にて加飾シート4と基材樹脂7の構成を示すも
のである。 【0011】次に、本発明で重要な点は加飾成形品の外
周部の形状である。すなわち、図5(b)で例示する加
飾成形品の縦断面図にて成形品外周部61で示す部分の
形状である。本発明に係る加飾成形品は、成形品外周部
61に鍔(つば)が設けられていることが大きな特徴で
ある。鍔を設けることで伸びにくい加飾シートでも破れ
にくくなるために充分に延伸される結果、従来では不可
能であった形状の成形品にまでインモールド成形が可能
となるという、極めて顕著な作用効果が得られる。 【0012】図6は、本発明に係る加飾成形品の鍔の部
分を説明する拡大した断面図で、図6(a)は金型が閉
じた後で樹脂の射出前の金型内の加飾シート4の状態を
示し、図6(b)は樹脂が射出された後の金型内の加飾
シート4の状態を示し、図6(c)は得られた加飾成形
品の鍔8の部分の加飾シート4と基材樹脂7の状態を示
し、図6(d)は不要となる鍔部分を切断した後の最終
的な加飾成形品の外周部を示すものである。一方、図7
は、従来の方法による加飾成形品の外周部を説明するも
ので、図7(a)は金型が閉じた後で樹脂の射出前の金
型内の加飾シート4の状態を示し、図7(b)は樹脂が
射出された後の金型内の加飾シート4の状態を示し、図
7(c)は得られた加飾成形品の周辺部の加飾シート4
と基材樹脂7の状態を示したものである。 【0013】以下、鍔について更に詳述する。従来のイ
ンモールド成形法においては、図7(c)の様な外周部
形状の成形品を得るためには図7(a)のような金型を
使用していた。なお、図7(a)は、上側が雌型2、下
側が雄型3の位置関係となっており、図6及び図7にお
ける雌型と雄型の位置関係は全て同様である。図7
(a)に示すように型締め後の加飾シート4は、周囲を
雌型のパーティング面23とストリッパープレート31
とにより挟まれて固定され、下側の雄型3の雄型成形品
形成面34により上側の雌型方向に伸ばされている。さ
らに、加飾シート4はエッジ93と接触する。なお、エ
ッジ93は雌型のパーティング面23と雌型成形品形成
面24との境界線である。ところが、加飾シート4は延
伸されて張った状態である為に、当該エッジ93とは強
固に接触することになる。図7(a)では型締めが完了
した、すなわち樹脂射出前で加飾シート4の延伸もほぼ
完了した状態であり、一応は加飾シート4は破断もされ
ずに延伸された状態を示しているが、型締めがされつつ
ある過程では加飾シート4に接触する前記エッジ93は
刃物の如く作用し、エッジ93に接触する部分で加飾シ
ート4が切断されることが多いという問題が発生するの
である。また、型締め完了時までは加飾シート4が破断
しなくても、その後の射出工程において溶融樹脂の熱圧
によって加飾シート4の最後の延伸が行われる際に加飾
シート4は溶融樹脂の熱によって加熱されているためも
あり、加飾シート4の破断が発生しうるのである。 【0014】そこで、本発明者らは鋭意研究した結果、
成形品外周部の形状を図6(c)に示すような鍔8を有
する形状として成型すれば、エッジによる加飾シートの
切断が効果的に減少することを見出したのである。しか
も、その鍔8は成型後に容易に切断除去することが可能
であり、図6(d)に示す従来と同様の外形形状の加飾
成型品を得ることが出来るのである。図6(b)は、型
締め後に溶融樹脂が射出されて鍔8の部分にも樹脂が充
填され加飾シート4が雌型成形品形成面24に移動した
状態を示す。その結果、得られたインモールド成型後の
加飾成型品の鍔8の部分を図6(c)に示し、鍔8をト
リミングした後の状態を図6(d)に示す。鍔8のトリ
ミングは、鍔8のない成型品の外形形状と同じ形状の型
刃を用意し、その型刃により切断すれば容易に完了す
る。切断は、プレス切断等によれば容易に行える。 【0015】鍔8を設けることによって、加飾シート4
の破断が効果的に防止できる原因は定かではないが、次
のように想定される。すなわち、本発明による鍔8は、
図6に示すような金型にて形成されるが、図6(a)が
従来の図7(a)と異なる点は、エッジがエッジ91と
エッジ92の二つからなる点である。図6(a)におい
ては、加飾シート4はエッジ91とエッジ92の両方に
接触する。エッジ92については、加飾シート4のエッ
ジ92の左右で、図で右側部分は雌型のパーティング面
23とストリッパープレート31とにより挟まれて完全
に固定されているが、図で左側部分は左上方向に引っ張
られてはいるが自由な状態である。一方エッジ91につ
いては、加飾シート4のエッジ91の左右部分は両方と
も引っ張られているが、両方とも自由な状態である点が
異なっている。自由な状態とは型締め過程及び射出過程
にて、加飾シートの位置が完全に固定されていない状態
のことである。 【0016】まず、型締め過程では、加飾シート4は図
6(a)で左側となる成形品中央側の部分で下側から上
方に向かう力によって左上方向に強制的に伸ばされてい
く。この伸びは、完全固定されていない加飾シート4の
自由な部分全域に波及し、局所的な伸びを均一化するよ
うに加飾シート4は振る舞う(ただし、中心部の伸びと
周辺部の伸びとが、同レベルになることはないであろ
う)。この結果エッジ91の左右の加飾シート4は伸ば
され、図6で左側に伸ばされながら移動していくと考え
られる。従って、エッジ91に接触する加飾シート4の
面(実際にはエッジ91が線状であるから面でなく線接
触の線である)は、常に同一面がエッジ91に接してい
るのではないことがわかる。一方、エッジ92の右側は
完全に固定されているので、エッジ92に接触する加飾
シートの面は常に同一である。このため、エッジ91と
接触する面はたとえ破断しそうになっても、次々と新し
い面が接触するために破断しにくいと想定される。ま
た、エッジ91部分では、その左右の部分の加飾シート
4は自由な状態ではあるが、伸ばされる力によって張っ
た状態であるから、エッジ91に向かう力を持ってエッ
ジ91に接触しているので、全く完全に自由ではなく、
言わば半固定の状態と推定される。従って、完全固定さ
れているエッジ92に対してエッジ91は緩衝作用を呈
し、加飾シート4をエッジ92で固定する力をエッジ9
1にも分散しており、このため、エッジ92において
も、加飾シートの破断が防止できると想定される。以上
のメカニズムによって、型締め過程での加飾シート4の
破断が効果的に防止できるのではと考えられる。 【0017】次に射出過程では、溶融樹脂が加飾シート
4と雄型成形品形成面34との間隙に成形品中央部から
入り込みはじめ、次第に周辺部へと流動して行き、鍔の
部分まで充填され射出が完了する。この過程で、加飾シ
ート4の挙動は、溶融樹脂が射出される最初の段階で
は、成形品中央部が図6(a)で下から押し上げられる
様になるので、先の型締め過程と同様なことが類推でき
る。次の段階では、溶融樹脂が周辺部に流動していくた
め、加飾シート4は樹脂の流動に沿って、逆に周辺部に
向かって、即ち図6(a)で右下方向に向かって移動し
ようとする。また、加飾シート4の中央部は先に溶融樹
脂に接触して加熱される為に(加飾シート4自身に伸び
適性が乏しい場合でも)多少なりとも伸ばされれば、そ
の分新たな伸びの平衡点まで加飾シート4は周辺部に向
かって移動しようとする。従って、この段階では、先の
型締め過程とは逆の方向に加飾シート4は移動するであ
ろう。さらに、溶融樹脂が周辺部の鍔近傍まで達する段
階では、溶融樹脂が加飾シート4を下から上へ押し上げ
雌型成形品形成面24に押し当てるので、加飾シート4
は左上方に移動しようとする力も働くので、前の段階の
右下方向の力とのバランスで最終的な移動方向、移動量
はきまると考えられる。最後に、鍔部分に溶融樹脂が充
填される段階では、加飾シート4は鍔形状に沿うように
下から上に押し上げられるので、加飾シート4は、右方
向に移動しようとする。このようにして射出過程では、
型締め過程と異なり加飾シート4は複雑な挙動を示すと
推定されるが、いずれにしろエッジ91のまわりで自由
な状態であるので、型締め過程と同様にして、加飾シー
ト4の破断が効果的に防止でるのであると推定される。 【0018】本発明に係る鍔構造であるが、鍔8のトリ
ミングの容易さを考慮すれば鍔8の厚さは薄い程よく、
またトリミング後は廃棄物となる鍔8であるので経済性
を考慮すれば鍔8の体積は少ない程よい。しかし、加飾
シート4の破断防止を効果的に期待するためには、鍔8
の大きさは、樹脂肉厚の厚みが0.3〜1.0mm程度、
好ましくは0.5mm近辺、長さは2〜7mm程度、好まし
くは3mm近辺が好適である。 【0019】上記したように、加飾シートの破断の一つ
の原因が金型のエッジであるならば、当該エッジを鋭角
的でシャープな形状ではなく、緩やかなRを持った形状
とすればよいのではないかと類推される。しかし、Rを
持った形状では実用上都合が悪く、そこに本発明の鍔の
意義がある。図8(a)に、Rを有するエッジ94から
なる金型に型締め後に樹脂が充填された時の加飾シート
4の状態を示す。図8(b)は、かようにして得られた
成型品の外周部の形状を示す。成型品の周囲には距離x
だけ張り出した外周凸部10が発生する。この様に、成
型品の外周部がシャープに切り立った形状でないと美観
上好ましくないのはいうまでもないが、成型品を別の成
型品と上下突き合わせて蓋と容器のように組み合わせて
使用するコンパクトケース、化粧品ケース、印鑑ケー
ス、メガネケースなどのプラチスック容器の場合などで
は、当該外周凸部10は予期せぬデザイン上の欠点とな
るのである。鍔であれば鍔をトリミングすれば支障な
く、しかもトリミング後の切断面が見栄えを損なう時
は、成形品の外周部に沿って額縁状の覆いを付けること
で当該覆いが見栄え的にもデザイン上のアクセントとな
り、好ましい製品を得ることができる。ところが、上記
したような外周凸部10はR形状からくる捉えどころの
ない形状をしているために、シャープなエッジの鍔と異
なり、後にトリミングを行う場合にもトリミングが安定
しないという不具合があり、また、外周凸部10が邪魔
になり額縁状の覆いの形状に一定の制限が生じて取り付
けにくいという問題がある。 【0020】加飾シート4として合成皮革を使用する場
合には、公知のものを使用できるが、その表層としての
合成樹脂は、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、
ポリアミノ酸系樹脂、塩化ビニル樹脂などを使用したも
のが挙げられる。これらの合成皮革の裏面には織布等が
用いられているが、加飾シートと射出樹脂との密着性を
向上させる為に、裏面の織布に接着剤を形成しておいて
も良い。接着剤としては織布に適した公知のものを使用
できるが、溶剤乾燥型の接着剤を裏面に塗布する場合に
は合成皮革の表層の合成樹脂層が当該溶剤のアタックに
より変形・変質しないように、適宜溶剤種・配合量を選
択して使用する。一方、エマルジョン型接着剤は溶剤に
よるアタックが無い点では有利である。また無溶剤型で
ある感熱接着剤は溶融塗布が可能であるが、溶融粘度が
高すぎると接着剤樹脂が織布の織り目の中にまで入りに
くいので適度の塗布粘度の得られるものを適宜選択して
使用する。接着剤は、後の射出成形時の溶融樹脂の熱圧
で接着剤が溶融軟化するために完全に織り目の中にまで
入り込ませる必要はない。溶剤乾燥型接着剤として、例
えばクロロプレンゴムなどのゴム系接着剤などが挙げら
れ、エマルジョン型接着剤としては、アクリル系エマル
ジョンやポリ酢酸ビニルエマルジョンなどが挙げらる。
また、感熱接着剤としては、エチレン・酢酸ビニル共重
合樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエス
テル樹脂、石油樹脂等を用いたものが挙げられる。 【0021】本発明のインモールド成形に用いる射出樹
脂の材料としては、特に限定されるものではないが、公
知のポリスチレン樹脂、ABS(アクリロニトリルブタ
ジエン共重合)樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレ
ン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ナイロン樹脂、ポリア
セタール樹脂などを加飾成形品の加飾シート及び用途に
より適宜選択して用いればよい。 【0022】以上のようにして、本発明によれば、例え
ば化粧品ケースやメガネケース等の成形品を、一旦表面
に加飾シートが貼着されて且つ外周部に鍔を持った中間
成形品を作成し、当該鍔をトリミング後、トリミング部
分を額縁状の別の成形品や金属枠等で被い、最終的に加
飾シートが表面を覆った鍔の無い目的形状の成形品を得
ることが出来る。 【0023】 【作用】本発明に係るインモールド成形方法では、真空
孔22の真空力によって雌型2のパーティング面23に
仮固定された加飾シート4に対して、型締め工程におい
て雄型成形品形成面34が加飾シート4に接触する前に
雄型3に設けられたストリッパープレート31が加飾シ
ート4の周囲をストリッパープレート31の背後のスプ
リング32の反発力によって挟み強固に固定し、その後
に雄型成形品形成面34が加飾シート4に接触して加飾
シートを延伸するので、加飾シート4の延伸が安定的に
行われ、従来以上に延びた状態にまで延伸可能となる。
また、雌型2のパーティング面23と雌型成形品形成面
24との境界線の部分、すなわち、成形品の外周部分に
成型後にトリミング可能な鍔8を設ける為に、当該境界
線のエッジによって、加飾シート4が延伸中に破断する
ことを極めて効果的に防止できる。 【0024】 【発明の効果】以上説明したように本発明に係るインモ
ールド成形方法は、合成皮革等の伸びにくい加飾シート
においても延伸中に破断やシワ等の発生することなく延
伸させることができるという顕著な効果を奏し、従来は
不可能であったより深い形状の成形品のインモールド成
形が可能となり、特に伸びにくい加飾シートにおいて顕
著な効果を発揮する。また、合成皮革なども三次元曲面
への加飾シートとして使用できるので、単に印刷の絵柄
で成形品表面を加飾するインモールド成形方法では得ら
れない、質感などの表面意匠感を成形品に具備させるこ
とが可能となり、成形品の商品価値を飛躍的に高める手
段として顕著な効果を発揮する。
ートで覆った成形品の製造方法において、成形品と加飾
シートの一体化を成形品の成形と同時に行うインモール
ド成形方法に関する。特に、プラスチックの成形品にお
いて、合成皮革等の伸びにくい加飾シートを成形品の射
出成形と同時に成形品表面に一体化するのに適したイン
モールド成形法と、それによって得られる加飾成形品に
関する。 【0002】 【従来の技術】近年、プラスチック成形品に対する高意
匠化の要求に伴って、種々の方法によって成形品に絵付
をした製品が多くの分野で利用されている。家電製品、
家具、キッチン用品、化粧品容器、雑貨、玩具など種々
のものに意匠表現を高めることで製品の商品価値を高め
ている。これらのプラスチック成形品への加飾方法とし
ては、プラスチックの成形後においては、印刷による場
合は平面的な面に対しては勿論であるが、曲面に対して
もタンポ印刷法あるいは水中転写法等の印刷による加飾
技術が利用されている。また、プラスチックの成形と同
時に加飾する方法においては、成形同時絵付法、すなわ
ちインモールド成形法なる加飾技術がその一つとして利
用されている。インモールド成形法とは、例えばプラス
チックの射出成形金型の内部に、加飾シートとして予め
ポリエチレンテレフタレートフィルム等に絵柄印刷を施
した転写シートを配置しておき、雄型と雌型を型締めし
た後に金型内に樹脂を射出して、樹脂の熱圧を利用して
転写シート上の絵柄を成形と同時に成形品表面に転移さ
せるものである。転写仕様のシートに代わって絵柄と同
時にシートも成形品表面に残る加飾シートの仕様もあ
る。いずれにしろ、加飾シートの素材として熱可塑性合
成樹脂のシートを用いる場合には、当該熱可塑性合成樹
脂に適度の伸び適性や成形性を具備するものを適宜選択
すれば、ある程度の曲面への対応は可能である。しか
し、加飾シートの素材として織布等の伸び適性や成形性
の殆どないものは、インモールド成形法の適応は形状的
に極めて制限され、通常は平面的な面が多い成形品につ
いて、その成型後に貼着する方法が行われてきた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】成形品の成形と同時に
加飾する方法は、加飾シート又は当該シート上の絵柄を
何らかの手段により成形品の表面に貼着するが、通常そ
れは、成形品が射出成形によるものであれば、射出成形
用の金型表面と射出樹脂との間に加飾シートを介在させ
て、溶融した射出樹脂の射出時の熱圧で加飾シートを成
形品表面に溶着等の手段により貼着するものである。と
ころが、加飾シートが貼着可能な成形品の面形状は、通
常は平面乃至は二次曲面であり、その場合でも加飾シー
トが成形品の成形時の樹脂の熱圧で若干伸びる時は当該
熱圧を利用することで、緩い三次元曲面までの加飾に限
って可能であった。なお、この緩い三次元曲面まで可能
な点は前記した成型後にシートを貼着する後加工法では
得られない利点でもある。さらに複雑な三次元曲面への
加飾シートの貼着は、予め加飾シートを真空成形などに
より貼着面形状に予備成形しておき、予備成形された加
飾シートを金型内に配置してから成形することで対応す
る方法もあるが、予備成形工程が増える点で生産性が良
いとはいえない方法であった。 【0004】以上のように、平面乃至二次曲面への適応
については加飾シートの伸び適性には殆ど依存しないた
めに問題ないが、三次元曲面への適応については加飾シ
ートが伸び適性を具備してないことには適応は不可能で
ある。基材として二軸延伸ポリエチレンテレフタレート
フィルムを使用した加飾シートの場合は、ある程度の三
次元曲面に対しては伸び適性があるので、成形品の成形
と同時に成形品の表面へ加飾することは可能であるが、
織布自身が加飾シートである場合には、該織布を構成す
る繊維は通常は伸び適性を具備していないために、僅か
な三次元曲面ならば繊維が強制的に伸ばされるので若干
は適応できるが、それ以上への適応は極めて制限される
のが実状であった。また、合成皮革も織布同様に伸ばさ
れにくい素材である。なぜならば、合成皮革は、織布を
基材として皮革模様が形成された合成樹脂が積層された
構成であり、該合成樹脂層に伸び適性があっても、基材
である織布の為に全体としては伸び適性が乏しいからで
ある。一方、合成皮革に比較してさらにリアルな天然皮
革感を持つものとして人工皮革あるいは天然の皮革その
ものなどは、織布こそ含まないが緻密な繊維質を含んで
おり伸び適性が乏しい。 【0005】ところが、近年の加飾製品の傾向として印
刷等の単純な加飾では満足されずに、より高級感を具備
したもの、質感を具備したものが求められており、上記
した皮革感のある成形品も切望されていた。しかし、皮
革感のある素材を加飾シートとしたインモールド成形の
場合には、伸び適性が乏しいために強引に伸ばされると
加飾シートが裂かれるなどして適応できる成形品形状の
限界が甚だしく、その使用は極めて制限されるという問
題があった。特に、成形品の金型形状において角が凸に
出ている部分に加飾シートが接する所では、加飾シート
の破断が発生しやすく、この点でも成形品の形状的制約
があった。さらに、このような伸び適性の乏しい加飾シ
ートをインモールド成形にて強引に伸ばす場合には、強
固に加飾シートを固定しておくことが前提条件として必
須であり、さもないと加飾シートが金型内で動いて不安
定となり、加飾シートがずれて寄ってしまったり、ウェ
ルドラインに沿って樹脂に食い込むようなシワが発生し
たりするという問題があった。さらに、射出された溶融
樹脂の熱圧を利用して加飾シートを最終的に伸ばす為
に、伸ばされ易くするように溶融樹脂の熱圧を大きくす
ると、溶融樹脂を金型内に射出するゲート部を中心とし
て加飾シートが当該熱圧で変形して成形品の外観を損な
うという問題もあった。このため、加飾シートの金型内
溶融樹脂の流動による加飾シートのズレ及びウェルドラ
インの出来具合を考慮したゲートの設定は、単純な射出
成形以上に条件設定に高度の技術を要するものであっ
た。 【0006】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のインモールド成形法では、雌型と雄型との
間に加飾シートを挟んで、雄型側より溶融樹脂を射出し
て、成形品表面に加飾シートが貼着された加飾成形品を
得るインモールド成形方法において、雄型にはストリッ
パープレートが設けられており、金型が開いた状態では
雄型成形品形成面の中で最も雌型に近い部分よりも雌型
に近い位置に前記ストリッパープレートが配置されてお
り、型締め過程では、ストリッパープレートが雄型成形
品形成面よりも先に加飾シートに接触して、雌型のパー
ティング面とストリッパープレートとにより加飾シート
の成形品の周囲を挟んで固定し、その後に雄型成形品形
成面が加飾シートを延伸されつつ型締めが完了して溶融
樹脂を射出して成形することを特徴とするものである。 【0007】また、加飾成形品の外形形状として製造過
程の中間段階で、雌型のパーティング面と雌型成形品形
成面との境界線である成形品外周部に相当する部分につ
いて、当該成形品を成形する金型で加飾シート側に相当
する雌型のパーティング面と雌型成形品形成面との境界
線に沿ってパーティング面に窪みを設けることで得られ
る、成形品外周部に鍔状の凸部を有する構造の加飾成形
品とすることを特徴とする。鍔が不要の際は成型後にト
リミングして、最終的な加飾成形品とする。 【0008】以下、図面に従って本発明を詳述する。図
1は本発明に用いるインモールド成形用金型の縦断面図
である。本発明に用いるインモールド成形用金型1は、
雌型2の方に加飾シート4が配置され、雄型3の方から
溶融樹脂5が金型内の空間に射出される。雌型2には真
空排気源に通じる通気孔21が設けられており、該通気
孔21は雌型2のパーティング面23の真空孔22とし
て開口している。加飾シート4は雌型のパーティング面
23の所定の位置に配置される。加飾シート4は真空孔
22による吸引力によって雌型2に予備固定され、図1
にて下方向への自重による落下が防止される。図2は、
加飾シート4が雌型2に予備固定された状態を雄型の方
向から見た図である。真空孔22は適度の保持力を発生
すべく通常は複数設けれている。真空孔22の位置は、
加飾シート4により覆い隠される位置に設ける。真空孔
22の形状は図2では円形であるが、スリット状などで
もよい。真空孔22の数、位置、形状は、加飾シート4
が自重により落下しないように、加飾シートの重さ、厚
み、表面粗さ、通気性、しなやかさ等を考慮して適宜選
択すればよい。一方、雄型3にはストリッパープレート
31が図面で左右方向に可動可能なように支持棒32に
よって配置されている。ストリッパープレート31はス
プリング33の反発力よる雌型方向の力を与えらた構造
になっている。支持棒32は、通常ストリッパーボル等
と呼ばれるものであり、その頭部にてストリッパープレ
ート31がスプリング33の反発力にて支持棒32から
の脱落が防止される構造となっている。また、支持棒3
2の先端部は、雄型成形品形成面24よりも先に加飾シ
ート4にストリッパープレート31が接触するようにな
ってるために、そのままでは型締め時には雌型2のパー
ティング面23に当たってしまう。そこで支持棒に相対
する部分の雌型2のパーティング面23には座ぐり26
が設けられており、型締め時に座ぐり26の中に支持棒
32が入り、支持棒32と雌型が接触しないようにして
いる。 【0009】次に、上記にて説明したインモールド成形
用金型による本発明に係るインモールド成形方法の手順
を説明する。先ず、金型1が開いていて雌型2、雄型3
が離れている状態にて、雌型2のパーティング面23に
加飾シート4を装着して予備固定する。次に、型締めの
工程に入るが、その際重要なことは、雄型成形品形成面
34よりも先にストリッパープレート31が加飾シート
4に接触することである。従って、ストリッパープレー
ト31は、雄型成形品形成面34(正確には型開き時に
雄型3の成形品形成面で最も雌型2との距離が近い部分
の面)よりも雌型2に距離が近い位置にスプリング33
によって雌型2方向に突き出している。本発明に用いる
インモールド成形用金型においては、雄型3のストリッ
パープレート31は、本来のその目的機能である射出成
型後に成形品を金型から離型する機能の他に、加飾シー
ト4を本固定する機能をも具備するようにしたものであ
る。普通のストリッパープレートの機能であれば、射出
成型後の成形品を離型するものであるから、雄型成形品
形成面34よりも突き出していることは必須でないこと
はいうまでもない。型締め過程にて雌型2と雄型3が近
づくにつれて加飾シート4に接触したストリッパープレ
ート31は背後のスプリング33の反発力によって、加
飾シート4を強固に押しつけて雌型2のパーティング面
23に固定する。加飾シート4の周囲を固定した後に、
雄型成形品形成面34が加飾シート4に接触して加飾シ
ート4の延伸を開始する。加飾シート4は周囲がストリ
ッパープレート31によって強固に固定されているため
に、延伸の際にずれたりすることがないので十分な延伸
が得られる。図3は、型締めが完了した時を示すもので
ある。型締めが完了した時には、もやはストリッパープ
レート31はスプリング33の反発力の他に雄型と直接
接しているので、加飾シート4は成形機の型締め力その
もので強固に押圧されている。 【0010】次に、金型が閉じて内部に溶融樹脂が射出
された後の状態を図4に示す。加飾シート4は射出樹脂
が充填されるに従い、その熱圧により雄型成形品形成面
34から雌型成形品形成面24側に押しつけられて移動
し、加飾シート4と雄型成形品形成面34との間(図4
で右側)に射出樹脂が充填される。加飾シート4は結
局、雌型成形品形成面24に添った形状となる。図5
(a)は、かようにして得られた、加飾シートが貼着さ
れた三次元曲面の表面形状を有する加飾成形品を例示す
る斜視図である。図5(b)は、図5(a)で示された
加飾成形品をA−A’の切断線にそって横から見た時の
縦断面図にて加飾シート4と基材樹脂7の構成を示すも
のである。 【0011】次に、本発明で重要な点は加飾成形品の外
周部の形状である。すなわち、図5(b)で例示する加
飾成形品の縦断面図にて成形品外周部61で示す部分の
形状である。本発明に係る加飾成形品は、成形品外周部
61に鍔(つば)が設けられていることが大きな特徴で
ある。鍔を設けることで伸びにくい加飾シートでも破れ
にくくなるために充分に延伸される結果、従来では不可
能であった形状の成形品にまでインモールド成形が可能
となるという、極めて顕著な作用効果が得られる。 【0012】図6は、本発明に係る加飾成形品の鍔の部
分を説明する拡大した断面図で、図6(a)は金型が閉
じた後で樹脂の射出前の金型内の加飾シート4の状態を
示し、図6(b)は樹脂が射出された後の金型内の加飾
シート4の状態を示し、図6(c)は得られた加飾成形
品の鍔8の部分の加飾シート4と基材樹脂7の状態を示
し、図6(d)は不要となる鍔部分を切断した後の最終
的な加飾成形品の外周部を示すものである。一方、図7
は、従来の方法による加飾成形品の外周部を説明するも
ので、図7(a)は金型が閉じた後で樹脂の射出前の金
型内の加飾シート4の状態を示し、図7(b)は樹脂が
射出された後の金型内の加飾シート4の状態を示し、図
7(c)は得られた加飾成形品の周辺部の加飾シート4
と基材樹脂7の状態を示したものである。 【0013】以下、鍔について更に詳述する。従来のイ
ンモールド成形法においては、図7(c)の様な外周部
形状の成形品を得るためには図7(a)のような金型を
使用していた。なお、図7(a)は、上側が雌型2、下
側が雄型3の位置関係となっており、図6及び図7にお
ける雌型と雄型の位置関係は全て同様である。図7
(a)に示すように型締め後の加飾シート4は、周囲を
雌型のパーティング面23とストリッパープレート31
とにより挟まれて固定され、下側の雄型3の雄型成形品
形成面34により上側の雌型方向に伸ばされている。さ
らに、加飾シート4はエッジ93と接触する。なお、エ
ッジ93は雌型のパーティング面23と雌型成形品形成
面24との境界線である。ところが、加飾シート4は延
伸されて張った状態である為に、当該エッジ93とは強
固に接触することになる。図7(a)では型締めが完了
した、すなわち樹脂射出前で加飾シート4の延伸もほぼ
完了した状態であり、一応は加飾シート4は破断もされ
ずに延伸された状態を示しているが、型締めがされつつ
ある過程では加飾シート4に接触する前記エッジ93は
刃物の如く作用し、エッジ93に接触する部分で加飾シ
ート4が切断されることが多いという問題が発生するの
である。また、型締め完了時までは加飾シート4が破断
しなくても、その後の射出工程において溶融樹脂の熱圧
によって加飾シート4の最後の延伸が行われる際に加飾
シート4は溶融樹脂の熱によって加熱されているためも
あり、加飾シート4の破断が発生しうるのである。 【0014】そこで、本発明者らは鋭意研究した結果、
成形品外周部の形状を図6(c)に示すような鍔8を有
する形状として成型すれば、エッジによる加飾シートの
切断が効果的に減少することを見出したのである。しか
も、その鍔8は成型後に容易に切断除去することが可能
であり、図6(d)に示す従来と同様の外形形状の加飾
成型品を得ることが出来るのである。図6(b)は、型
締め後に溶融樹脂が射出されて鍔8の部分にも樹脂が充
填され加飾シート4が雌型成形品形成面24に移動した
状態を示す。その結果、得られたインモールド成型後の
加飾成型品の鍔8の部分を図6(c)に示し、鍔8をト
リミングした後の状態を図6(d)に示す。鍔8のトリ
ミングは、鍔8のない成型品の外形形状と同じ形状の型
刃を用意し、その型刃により切断すれば容易に完了す
る。切断は、プレス切断等によれば容易に行える。 【0015】鍔8を設けることによって、加飾シート4
の破断が効果的に防止できる原因は定かではないが、次
のように想定される。すなわち、本発明による鍔8は、
図6に示すような金型にて形成されるが、図6(a)が
従来の図7(a)と異なる点は、エッジがエッジ91と
エッジ92の二つからなる点である。図6(a)におい
ては、加飾シート4はエッジ91とエッジ92の両方に
接触する。エッジ92については、加飾シート4のエッ
ジ92の左右で、図で右側部分は雌型のパーティング面
23とストリッパープレート31とにより挟まれて完全
に固定されているが、図で左側部分は左上方向に引っ張
られてはいるが自由な状態である。一方エッジ91につ
いては、加飾シート4のエッジ91の左右部分は両方と
も引っ張られているが、両方とも自由な状態である点が
異なっている。自由な状態とは型締め過程及び射出過程
にて、加飾シートの位置が完全に固定されていない状態
のことである。 【0016】まず、型締め過程では、加飾シート4は図
6(a)で左側となる成形品中央側の部分で下側から上
方に向かう力によって左上方向に強制的に伸ばされてい
く。この伸びは、完全固定されていない加飾シート4の
自由な部分全域に波及し、局所的な伸びを均一化するよ
うに加飾シート4は振る舞う(ただし、中心部の伸びと
周辺部の伸びとが、同レベルになることはないであろ
う)。この結果エッジ91の左右の加飾シート4は伸ば
され、図6で左側に伸ばされながら移動していくと考え
られる。従って、エッジ91に接触する加飾シート4の
面(実際にはエッジ91が線状であるから面でなく線接
触の線である)は、常に同一面がエッジ91に接してい
るのではないことがわかる。一方、エッジ92の右側は
完全に固定されているので、エッジ92に接触する加飾
シートの面は常に同一である。このため、エッジ91と
接触する面はたとえ破断しそうになっても、次々と新し
い面が接触するために破断しにくいと想定される。ま
た、エッジ91部分では、その左右の部分の加飾シート
4は自由な状態ではあるが、伸ばされる力によって張っ
た状態であるから、エッジ91に向かう力を持ってエッ
ジ91に接触しているので、全く完全に自由ではなく、
言わば半固定の状態と推定される。従って、完全固定さ
れているエッジ92に対してエッジ91は緩衝作用を呈
し、加飾シート4をエッジ92で固定する力をエッジ9
1にも分散しており、このため、エッジ92において
も、加飾シートの破断が防止できると想定される。以上
のメカニズムによって、型締め過程での加飾シート4の
破断が効果的に防止できるのではと考えられる。 【0017】次に射出過程では、溶融樹脂が加飾シート
4と雄型成形品形成面34との間隙に成形品中央部から
入り込みはじめ、次第に周辺部へと流動して行き、鍔の
部分まで充填され射出が完了する。この過程で、加飾シ
ート4の挙動は、溶融樹脂が射出される最初の段階で
は、成形品中央部が図6(a)で下から押し上げられる
様になるので、先の型締め過程と同様なことが類推でき
る。次の段階では、溶融樹脂が周辺部に流動していくた
め、加飾シート4は樹脂の流動に沿って、逆に周辺部に
向かって、即ち図6(a)で右下方向に向かって移動し
ようとする。また、加飾シート4の中央部は先に溶融樹
脂に接触して加熱される為に(加飾シート4自身に伸び
適性が乏しい場合でも)多少なりとも伸ばされれば、そ
の分新たな伸びの平衡点まで加飾シート4は周辺部に向
かって移動しようとする。従って、この段階では、先の
型締め過程とは逆の方向に加飾シート4は移動するであ
ろう。さらに、溶融樹脂が周辺部の鍔近傍まで達する段
階では、溶融樹脂が加飾シート4を下から上へ押し上げ
雌型成形品形成面24に押し当てるので、加飾シート4
は左上方に移動しようとする力も働くので、前の段階の
右下方向の力とのバランスで最終的な移動方向、移動量
はきまると考えられる。最後に、鍔部分に溶融樹脂が充
填される段階では、加飾シート4は鍔形状に沿うように
下から上に押し上げられるので、加飾シート4は、右方
向に移動しようとする。このようにして射出過程では、
型締め過程と異なり加飾シート4は複雑な挙動を示すと
推定されるが、いずれにしろエッジ91のまわりで自由
な状態であるので、型締め過程と同様にして、加飾シー
ト4の破断が効果的に防止でるのであると推定される。 【0018】本発明に係る鍔構造であるが、鍔8のトリ
ミングの容易さを考慮すれば鍔8の厚さは薄い程よく、
またトリミング後は廃棄物となる鍔8であるので経済性
を考慮すれば鍔8の体積は少ない程よい。しかし、加飾
シート4の破断防止を効果的に期待するためには、鍔8
の大きさは、樹脂肉厚の厚みが0.3〜1.0mm程度、
好ましくは0.5mm近辺、長さは2〜7mm程度、好まし
くは3mm近辺が好適である。 【0019】上記したように、加飾シートの破断の一つ
の原因が金型のエッジであるならば、当該エッジを鋭角
的でシャープな形状ではなく、緩やかなRを持った形状
とすればよいのではないかと類推される。しかし、Rを
持った形状では実用上都合が悪く、そこに本発明の鍔の
意義がある。図8(a)に、Rを有するエッジ94から
なる金型に型締め後に樹脂が充填された時の加飾シート
4の状態を示す。図8(b)は、かようにして得られた
成型品の外周部の形状を示す。成型品の周囲には距離x
だけ張り出した外周凸部10が発生する。この様に、成
型品の外周部がシャープに切り立った形状でないと美観
上好ましくないのはいうまでもないが、成型品を別の成
型品と上下突き合わせて蓋と容器のように組み合わせて
使用するコンパクトケース、化粧品ケース、印鑑ケー
ス、メガネケースなどのプラチスック容器の場合などで
は、当該外周凸部10は予期せぬデザイン上の欠点とな
るのである。鍔であれば鍔をトリミングすれば支障な
く、しかもトリミング後の切断面が見栄えを損なう時
は、成形品の外周部に沿って額縁状の覆いを付けること
で当該覆いが見栄え的にもデザイン上のアクセントとな
り、好ましい製品を得ることができる。ところが、上記
したような外周凸部10はR形状からくる捉えどころの
ない形状をしているために、シャープなエッジの鍔と異
なり、後にトリミングを行う場合にもトリミングが安定
しないという不具合があり、また、外周凸部10が邪魔
になり額縁状の覆いの形状に一定の制限が生じて取り付
けにくいという問題がある。 【0020】加飾シート4として合成皮革を使用する場
合には、公知のものを使用できるが、その表層としての
合成樹脂は、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、
ポリアミノ酸系樹脂、塩化ビニル樹脂などを使用したも
のが挙げられる。これらの合成皮革の裏面には織布等が
用いられているが、加飾シートと射出樹脂との密着性を
向上させる為に、裏面の織布に接着剤を形成しておいて
も良い。接着剤としては織布に適した公知のものを使用
できるが、溶剤乾燥型の接着剤を裏面に塗布する場合に
は合成皮革の表層の合成樹脂層が当該溶剤のアタックに
より変形・変質しないように、適宜溶剤種・配合量を選
択して使用する。一方、エマルジョン型接着剤は溶剤に
よるアタックが無い点では有利である。また無溶剤型で
ある感熱接着剤は溶融塗布が可能であるが、溶融粘度が
高すぎると接着剤樹脂が織布の織り目の中にまで入りに
くいので適度の塗布粘度の得られるものを適宜選択して
使用する。接着剤は、後の射出成形時の溶融樹脂の熱圧
で接着剤が溶融軟化するために完全に織り目の中にまで
入り込ませる必要はない。溶剤乾燥型接着剤として、例
えばクロロプレンゴムなどのゴム系接着剤などが挙げら
れ、エマルジョン型接着剤としては、アクリル系エマル
ジョンやポリ酢酸ビニルエマルジョンなどが挙げらる。
また、感熱接着剤としては、エチレン・酢酸ビニル共重
合樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエス
テル樹脂、石油樹脂等を用いたものが挙げられる。 【0021】本発明のインモールド成形に用いる射出樹
脂の材料としては、特に限定されるものではないが、公
知のポリスチレン樹脂、ABS(アクリロニトリルブタ
ジエン共重合)樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレ
ン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ナイロン樹脂、ポリア
セタール樹脂などを加飾成形品の加飾シート及び用途に
より適宜選択して用いればよい。 【0022】以上のようにして、本発明によれば、例え
ば化粧品ケースやメガネケース等の成形品を、一旦表面
に加飾シートが貼着されて且つ外周部に鍔を持った中間
成形品を作成し、当該鍔をトリミング後、トリミング部
分を額縁状の別の成形品や金属枠等で被い、最終的に加
飾シートが表面を覆った鍔の無い目的形状の成形品を得
ることが出来る。 【0023】 【作用】本発明に係るインモールド成形方法では、真空
孔22の真空力によって雌型2のパーティング面23に
仮固定された加飾シート4に対して、型締め工程におい
て雄型成形品形成面34が加飾シート4に接触する前に
雄型3に設けられたストリッパープレート31が加飾シ
ート4の周囲をストリッパープレート31の背後のスプ
リング32の反発力によって挟み強固に固定し、その後
に雄型成形品形成面34が加飾シート4に接触して加飾
シートを延伸するので、加飾シート4の延伸が安定的に
行われ、従来以上に延びた状態にまで延伸可能となる。
また、雌型2のパーティング面23と雌型成形品形成面
24との境界線の部分、すなわち、成形品の外周部分に
成型後にトリミング可能な鍔8を設ける為に、当該境界
線のエッジによって、加飾シート4が延伸中に破断する
ことを極めて効果的に防止できる。 【0024】 【発明の効果】以上説明したように本発明に係るインモ
ールド成形方法は、合成皮革等の伸びにくい加飾シート
においても延伸中に破断やシワ等の発生することなく延
伸させることができるという顕著な効果を奏し、従来は
不可能であったより深い形状の成形品のインモールド成
形が可能となり、特に伸びにくい加飾シートにおいて顕
著な効果を発揮する。また、合成皮革なども三次元曲面
への加飾シートとして使用できるので、単に印刷の絵柄
で成形品表面を加飾するインモールド成形方法では得ら
れない、質感などの表面意匠感を成形品に具備させるこ
とが可能となり、成形品の商品価値を飛躍的に高める手
段として顕著な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】インモールド成形用金型の縦断面図
【図2】型締め前の雌型を雄型側から見た立面図
【図3】型締め後、射出前の金型の状態を示す縦断面図
【図4】射出後の金型の状態を示す縦断面図
【図5】得られた加飾成形品の形状の一例を示す斜視図
及び縦断面図 【図6】本発明に係る加飾成形品の鍔の形状と金型の説
明図 【図7】従来の成形品の外周部形状と金型の説明図 【図8】加飾成形品の外周部形状の悪い一例の説明図 【符号の説明】 1 インモールド成形用金型 2 雌型 21 通気孔 22 真空孔 23 パーティング面 24 雌型成形品形成面 25 成形品外形 26 座ぐり 3 雄型 31 ストリッパープレート 32 支持棒 33 スプリング 34 雄型成形品形成面 4 加飾シート 5 溶融樹脂 6 加飾成形品 61 成形品外周部 7 基材樹脂 8 鍔 91、92、93 エッジ 94 Rを有するエッジ 10 外周凸部
及び縦断面図 【図6】本発明に係る加飾成形品の鍔の形状と金型の説
明図 【図7】従来の成形品の外周部形状と金型の説明図 【図8】加飾成形品の外周部形状の悪い一例の説明図 【符号の説明】 1 インモールド成形用金型 2 雌型 21 通気孔 22 真空孔 23 パーティング面 24 雌型成形品形成面 25 成形品外形 26 座ぐり 3 雄型 31 ストリッパープレート 32 支持棒 33 スプリング 34 雄型成形品形成面 4 加飾シート 5 溶融樹脂 6 加飾成形品 61 成形品外周部 7 基材樹脂 8 鍔 91、92、93 エッジ 94 Rを有するエッジ 10 外周凸部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭63−212521(JP,A)
特開 平2−47023(JP,A)
特開 平3−251415(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B29C 45/00 - 45/84
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 雌型と雄型との間に加飾シートを挟ん
で、雄型側より溶融樹脂を射出して、成形品表面に加飾
シートが貼着された加飾成形品を得るインモールド成形
方法において、雄型には成形品を金型から離型するスト
リッパープレートが設けられており、金型が開いた状態
では雄型成形品形成面の中で最も雌型に近い部分よりも
雌型に近い位置に前記ストリッパープレートが配置され
ており、型締め過程では、ストリッパープレートが雄型
成形品形成面よりも先に加飾シートに接触して、雌型の
パーティング面とストリッパープレートとにより加飾シ
ートの成形品の周囲を挟んで固定し、その後に、雄型成
形品形成面が加飾シートを延伸しつつ型締めが完了して
溶融樹脂を射出して成形し、なお且つ、雌型のパーティ
ング面と雌型成形品形成面との境界線である成形品外周
部に相当する部分について、当該成形品を成形する金型
で加飾シート側に相当する雌型のパーティング面と雌型
成形品形成面との境界線に沿ってパーティング面に窪み
を設けておくことで、成形品外周部に後で切断除去され
る鍔状の凸部を有する構造の加飾成形品を成形する、加
飾成形品のインモールド成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15994793A JP3374293B2 (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | 加飾成形品のインモールド成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15994793A JP3374293B2 (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | 加飾成形品のインモールド成形方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06344377A JPH06344377A (ja) | 1994-12-20 |
| JP3374293B2 true JP3374293B2 (ja) | 2003-02-04 |
Family
ID=15704638
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15994793A Expired - Fee Related JP3374293B2 (ja) | 1993-06-07 | 1993-06-07 | 加飾成形品のインモールド成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3374293B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2804057B1 (fr) | 2000-01-24 | 2002-09-20 | Plastic Omnium Cie | Moule a plan de joint mobile pour realiser une piece en matiere plastique et un procede utilisant un tel moule |
| JP4664105B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2011-04-06 | テイ・エス テック株式会社 | 成形装置及び成形方法 |
| JP5194587B2 (ja) * | 2007-06-29 | 2013-05-08 | 大日本印刷株式会社 | インサート加飾成形品の製造方法 |
| CN116277822B (zh) * | 2022-12-08 | 2026-02-13 | 箐谷生物科技(嘉兴)有限公司 | Pla容器及其制造工艺 |
| CN116922677B (zh) * | 2023-07-31 | 2025-11-11 | 昆山贝松精密电子有限公司 | 一种网布线外成形机构 |
-
1993
- 1993-06-07 JP JP15994793A patent/JP3374293B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06344377A (ja) | 1994-12-20 |
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