JP3373979B2 - 携帯型移動端末システム - Google Patents

携帯型移動端末システム

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JP3373979B2 JP18294595A JP18294595A JP3373979B2 JP 3373979 B2 JP3373979 B2 JP 3373979B2 JP 18294595 A JP18294595 A JP 18294595A JP 18294595 A JP18294595 A JP 18294595A JP 3373979 B2 JP3373979 B2 JP 3373979B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコードレス
電話システムや携帯電話システム等の携帯型移動端末シ
ステムに関するものであり、特に、予め記憶された発呼
先の電話番号情報のデータベースを子機からのキー操作
にて検索し、その中から目的の電話番号情報を選択して
発呼することが可能な携帯型移動端末システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、公衆電話網等に接続された親機
と、上記親機と無線を介して接続される携帯型の子機と
から構成される携帯型移動端末システムが知られ、広く
普及している。また、従来の携帯型移動端末システムで
は、親機と子機との間の通信プロトコルが共通化されて
いる場合があり、このようなシステム間では、あるシス
テムの子機を、他のシステムの親機に対する子機として
設定し、使用することができる。
【0003】上記従来の携帯型移動端末システムでは、
子機を小型化して携帯性を向上させることを目的とし
て、子機には例えば液晶表示パネル等からなる表示画面
と可能な限り少ない数のキーとが設けられている。この
ため、種々の機能を利用する際には、例えば「メニュ
ー」キーを押すことによりメニュー画面を表示させ、以
後は順次推移して表示される画面に従ってキー操作を繰
り返し行うようになっており、機能によってはかなり複
雑なキー操作手順を必要とするものもある。
【0004】従来の携帯型移動端末システムに一般的に
備えられた機能の一つとして、あらかじめ発呼先の電話
番号が複数登録されたデータベースから相手先の電話番
号を検索して発呼する機能(以後、電話帳検索による発
呼機能と呼ぶ)が知られている。
【0005】操作者がこの電話帳検索による発呼機能を
利用して子機から相手先への発呼を行う場合には、ま
ず、例えば、子機の「メニュー」キーを押したりあるい
は数字キーを用いて特殊なコードを入力することによ
り、子機の動作モードを電話帳検索モードとし、続いて
検索条件を入力するためのキー操作を行う。例えば、電
話番号と氏名の読み仮名等とが対応づけられて前記デー
タベースに登録されている場合には、氏名の読み仮名の
先頭文字(例えば「あ」)をキー操作により入力する。
このように検索条件を入力した後は、さらに、検索の実
行を指示するキー操作を行う。すると、データベースか
ら氏名の読み仮名の先頭文字が「あ」である相手先が抽
出されて一覧表示される。操作者はさらに、表示された
相手先の中から実際に発呼する相手先をキー操作により
選択する。
【0006】以上のように、従来の携帯型移動端末シス
テムは、電話帳検索による発呼機能を備えていることに
より、操作者が住所録や電話帳を検索して相手先の電話
番号を調べる手間を省くことができる構成となってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の構成では、電話帳検索による発呼の際には上述
のように複数回のキー操作を繰り返すことが必要となっ
ている。このため、データベースに登録してある同じ相
手へ比較的短時間の内に何回も発呼したい場合等に、上
記の複数回のキー操作をその都度繰り返すことは操作者
にとってかなり煩わしいものであるという問題点を有し
ている。
【0008】また、例えば、前記したように、親機と子
機との間のプロトコルが共通である従来の携帯型移動端
末システム同士では、一方のシステムの子機を他方のシ
ステムの親機へ接続した状態で使用することが可能であ
るが、これらのシステムで共通化されているのは親機と
子機との間の通信プロトコルだけであり、例えば基本的
なダイアリング機能等に関しては上記の接続状態で子機
からの操作が可能であるが、例えば前記の電話帳検索に
よる発呼機能等に関しては、親機の仕様等によって各シ
ステムの子機側のキー操作手順が互いに異なる場合がむ
しろ多い。このため、従来の携帯型移動端末システム同
士で、異なるシステムの親機に子機を接続して使用する
場合、操作者はキー操作手順の違いを意識して操作する
必要があった。
【0009】本発明は上記の問題点に鑑みなされたもの
で、携帯型移動端末システムの操作性をさらに向上させ
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の請求項1記載の携帯型移動端末システム
は、電話網に接続される親機と、上記親機に無線を介し
て接続される少なくとも1台の子機と、発呼先の電話番
号情報を登録するデータベースとを備え、子機からのキ
ー操作に従って上記データベースから目的の電話番号を
抽出して自動発呼する電話帳検索発呼の機能を有する携
帯型移動端末システムにおいて、操作者が行ったキー操
作の手順を記憶するキー操作記憶手段と、操作者が電話
帳検索発呼の実行を指示した際には操作者が行ったキー
操作の手順を上記キー操作記憶手段へ記憶させ、操作者
が電話帳検索発呼の再実行を指示した際には上記キー操
作記憶手段から読み出したキー操作の手順に従って動作
する制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0011】上記の構成によれば、操作者が子機からの
キー操作によって電話帳検索発呼の実行を指示した際
に、制御手段がこのキー操作の手順をキー操作記憶手段
へ記憶させ、操作者が同じ相手への電話帳検索発呼の再
実行を指示した際には、制御主段が上記キー操作記憶手
段に記憶されているキー操作手順を読み出して、このキ
ー操作手順に従って動作する。操作者は、電話帳検索発
呼を実行するためには発呼先の電話番号をデータベース
から抽出するためのキーワードを入力する等の複雑なキ
ー操作を行う必要があるが、ある相手へ電話帳検索発呼
を一旦行った後に同じ相手へ再度電話帳検索発呼を実行
する場合は、電話帳検索発呼の再実行を指示するキー操
作を行うだけで良い。この結果、電話帳検索発呼の再実
行の際に操作者が行うべきキー操作を簡略化することが
でき、操作性に優れた携帯型移動端末システムを実現す
ることができる。
【0012】また、親機と子機との間の通信プロトコル
が共通である他のシステムの親機へ本システムの子機を
接続して使用する際に、親機が異なることにより子機側
のキー操作手順が異なる可能性があることは当然考えら
れるが、上記の構成によれば、電話帳検索による発呼を
一旦行った後は、電話帳検索発呼の再実行を指示するキ
ー操作を行うだけで良く、操作者がキー操作手順の違い
を意識せずに再発呼を行うことができる。この結果、他
システムと通信プロトコルが共通の場合に、この他シス
テムの親機に本システムの子機を接続して使用する場合
の操作性を向上させることができるという効果を奏す
る。
【0013】請求項2記載の携帯型移動端末システム
は、請求項1記載の携帯型移動端末システムにおいて、
上記キー操作記憶手段が、複数回分のキー操作手順を記
憶するための領域を備えていると共に、上記制御手段
が、操作者が電話帳検索発呼の再実行を指示した際には
上記キー操作記憶手段に記憶されている複数回分のキー
操作手順から操作者のキー操作に従っていずれかを選択
して読み出し、選択したキー操作手順に従って動作する
ことを特徴としている。
【0014】上記の構成によれば、電話帳検索発呼が実
行される毎に制御手段がキー操作記憶手段に操作者のキ
ー操作手順を記憶することにより、過去複数回分の電話
帳検索発呼の際のキー操作手順がキー操作記憶手段に蓄
積されることとなる。これにより、請求項1に記載の構
成による効果にさらに加えて、過去に電話帳検索発呼を
行った複数の相手先に対して、簡単なキー操作によって
再発呼を行うことが可能となる。この結果、携帯型移動
端末システムの操作性をさらに向上させることができ
る。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】
〔実施形態1〕本発明の実施の一形態について図1ない
し図7に基づいて説明すれば、以下の通りである。図1
および図2は、本実施形態における携帯型移動端末シス
テムとしてのコードレス電話システムが備える子機およ
び親機の構成の概略をそれぞれ示すブロック図である。
本実施形態のコードレス電話システムの親機は、図2に
示すように、基地局に接続される局線11と、音声符号
化等の電話機能を持つ電話部12と、送信および受信を
行う無線部13と、上記無線部13が接続されるアンテ
ナ14と、上記電話部12の動作を制御する電話制御部
15とを備えている。親機は、上記局線11によって電
話局に接続される。また、親機側には、さらに、あらか
じめ発呼先の電話番号が登録された電話帳としての電話
番号情報データベース(DB)32と、この電話番号情
報DB32から電話番号を検索するための電話番号検索
部31とが設けられている。
【0021】また、子機側には、図1に示すように、ア
ンテナ24と、送信および受信を行う無線部23と、音
声符号化等を行う電話部22と、上記電話部22の動作
を制御する電話制御部25とが設けられている。
【0022】上記の親機側の無線部13と子機側の無線
部23とは、アンテナ14および24を介して、親機側
の電話部12と子機側の電話部22が、通話・通信デー
タや無線接続のためのプロトコルデータを無線にて互い
に送受信することを可能とするものである。
【0023】さらに、子機側には、ダイヤリングや後に
詳述する電話帳検索による自動発呼等の電話操作をする
ためのキー操作部27と、キー操作部27での操作内容
を操作者に表示するための、例えば液晶表示画面等の表
示装置で構成される状態表示部26と、上記キー操作部
27にて操作者が行ったキー操作を記憶するためのキー
操作記憶部28が設けられている。操作者が子機でのキ
ー操作によって電話帳検索を指示すると、電話制御部2
5の制御の下で電話番号検索部31が電話番号情報DB
32を検索する。さらに、この検索の結果から操作者が
選択した電話番号に対して、操作者がダイヤリングする
ことなく自動的に発呼が行われるようになっている。
【0024】ここで、上記のように構成される本実施形
態のコードレス電話システムにおける電話帳検索機能を
用いた発呼動作について説明する。操作者により、電話
制御部25の制御の下で子機のキー操作部27にて電話
帳検索のための操作が行われた場合には、そのキー操作
の状態が状態表示部26に表示されると共に、電話部2
2、無線部23、アンテナ24を経て、親機へそのキー
操作情報が送信される。そして、親機では、アンテナ1
4、無線部13、電話部12を経て電話制御部15の制
御の下で電話番号検索部31へ上記キー操作情報が伝え
られる。電話番号検索部31は、このキー操作情報に基
づいて、電話番号情報DB32を検索し、発呼先の電話
番号を取り出して電話制御部15へ送出する。この電話
番号が電話部12を介して局線11へ送出されることに
より、操作者がダイヤリングをすることなく自動的に発
呼が行われる。
【0025】図3は、上記の電話番号情報DB32に電
話番号情報が格納されている様子を示す模式図である。
操作者は、例えば頻繁に利用する電話番号を、その電話
番号に付随する情報と共に、電話番号情報として電話番
号情報DB32にあらかじめ登録することができる。本
実施形態では、各電話番号に対して、電話番号の所有者
の名称、上記名称の読み仮名、および上記所有者の住所
の3項目が付加されて登録されている。操作者が、これ
らの項目をキーワードとして与えることにより、電話制
御部15の制御の下で電話番号検索部31が電話番号情
報DB32の検索を行う。
【0026】操作者が電話帳検索により電話をかけよう
とする場合には、操作者は、例えば、子機側のキー操作
部27において図示しないメニューボタン等を押すこと
により子機の動作モードを電話帳検索モードとし、さら
に上記の3項目のいずれを検索条件とするかを選択する
キー操作を行う。例えばこの時、氏名の読み仮名を検索
条件として選択した場合には、読み仮名の先頭文字(例
えば「あ」)をキー操作により入力し、さらに、検索の
実行を指示するキー操作を行う。なお、以上のキー操作
の実行中は、子機の状態表示部26の表示画面には、操
作者に対するキー操作のガイドや、操作者のキー操作状
況等が表示される。
【0027】このように操作者が検索条件をキー操作に
より入力して検索の実行を指示した後、電話番号情報D
B32が検索され、氏名の読み仮名の先頭文字に「あ」
を有する電話番号情報が抽出されて状態表示部26の表
示画面に一覧表示される。例えば、検索条件に合致する
ものとして抽出された電話番号情報が複数ある場合に
は、操作者はさらに、これらの電話番号情報からどの電
話番号に対して発呼するかをキー操作により選択する。
【0028】以上のように、電話帳検索による自動発呼
の際には、複数回のキー操作が必要である。例えば、電
話帳に登録してある同じ相手へ比較的短時間の内に何回
も発呼したい場合等に、上記のキー操作をその都度繰り
返すことは操作者にとってかなり煩わしいものである。
このため、本実施形態のコードレス電話システムでは、
上記したような電話帳検索による自動発呼の際の一連の
キー操作のすべては、子機のキー操作記憶部28へ記憶
され、前回に電話帳検索による発呼を行った相手に対し
ては、簡略化されたキー操作で再発呼を行うことができ
るようになっている。
【0029】より詳細には、前回に電話帳検索による発
呼を行った相手に対して再発呼を行う場合には、操作者
は、子機のキー操作部27にて、電話帳検索による再発
呼を指示するキー操作のみを行う。すると、子機の電話
制御部25は、この指示に従ってキー操作記憶部28か
ら前回の発呼時の一連のキー操作手順を読み出し、読み
出したキー操作に応じて動作する。つまり、電話制御部
25は、キー操作部27から入力されるキー操作の替わ
りに、キー操作記憶部28から読み出したキー操作に従
って動作する。
【0030】ここで、子機側の電話制御部25の動作に
ついて、図4に示すフローチャートを参照しながら説明
する。電話制御部25は、電話帳検索による自動発呼を
指示するキー操作がキー操作部27にて行われたと判断
された場合には(ステップ1においてYES、なお以下
では各ステップをSnのように略記する)、S2へ移行
してキー操作記憶部28へそのキー操作を記憶する。こ
のS2の処理は、電話帳検索による自動発呼を指示する
キー操作が終了したと電話制御部25が判断するまで
(S3においてYES)、繰り返し行われる。このよう
に、電話帳検索による自動発呼を指示するキー操作が行
われた場合には、一連のキー操作がすべてキー操作記憶
部28へ記憶される。なお、上記のS2でキー操作記憶
部28へのキー操作の記憶が行われている間に、上記の
記憶の動作に並行して、キー操作情報が親機側へ送信さ
れている。
【0031】上記のS3において電話帳検索による自動
発呼を指示するキー操作が終了したと判断され、親機側
へのキー操作情報の送信がすべて完了すると、親機側の
電話制御部15の制御の下で、電話番号検索部31が電
話番号情報DB32を検索する。これにより抽出された
電話番号は電話制御部15により電話部12へ渡され、
この電話番号の相手先への発呼が行われる(S4)。
【0032】一方、キー操作部27から前回の電話帳検
索による発呼先への再発呼の指示が入力されたと電話制
御部25が判断した場合には(S1においてNO、且つ
S4においてYES)、電話制御部25は、前回の電話
帳検索による自動発呼の際に記憶された一連のキー操作
手順をキー操作記憶部28から取り出す(S5)。電話
制御部25は取り出したキー操作内容に従って動作して
親機側へキー操作情報を送信し、親機側において電話帳
検索による発呼が実行される(S4)。
【0033】以上のように、本実施形態のコードレス電
話システムは、電話番号情報DB32からの電話番号の
抽出および抽出した電話番号への発呼を指示する際の子
機側のキー操作が、すべて子機側に設けられたキー操作
記憶部28に記憶され、電話番号情報DB32に登録さ
れている同じ相手へ再発呼する場合には、操作者が電話
帳検索による再発呼の指示をキー操作により入力する
と、子機側の電話制御部25がキー操作記憶部28から
前回のキー操作手順を取り出してこのキー操作手順に従
って動作する構成である。
【0034】これにより、前回の発呼時に電話帳検索に
よる発呼を行った相手先に対しては、操作者は簡略化さ
れたキー操作によって容易に再発呼を行うことができ
る。この結果、電話帳検索による再発呼の際に利用者が
複雑なキー操作を行う手間を省くことができ、操作性に
優れたコードレス電話システムを実現することが可能と
なる。
【0035】また、親機と子機との間の通信プロトコル
が共通である他のシステムの親機へ本システムの子機を
接続して使用する際に、親機が異なることにより子機側
のキー操作手順が異なる可能性があることは当然考えら
れるが、上記の構成によれば、電話帳検索による発呼を
一旦行った後は、電話帳検索発呼の再実行を指示するキ
ー操作を行うだけで良く、操作者がキー操作手順の違い
を意識せずに再発呼を行うことができる。この結果、他
システムと通信プロトコルが共通の場合に、この他シス
テムの親機に本システムの子機を接続して使用する場合
の操作性を格段に向上させることができるという効果を
奏する。
【0036】なお、上記では、親機側に電話番号検索部
31および電話番号情報DB32が設けられた構成を例
に挙げて説明したが、図5および図6に示すように、こ
れらを子機側に設けた構成とすることもできる。このよ
うな構成とした場合には、操作者が子機でのキー操作に
より電話帳検索による自動発呼を指示すると、子機の電
話番号検索部31が電話制御部25の制御の下で電話番
号情報DB32から電話番号を検索する。さらに、検索
結果の電話番号から操作者によって最終的に選択された
電話番号が、電話部22、無線部23およびアンテナ2
4を介して親機へ送信され、親機のアンテナ14、無線
部13および電話部12を介して局線11へ送出される
ことにより発呼が行われる。
【0037】また、操作者が、前回の電話帳検索による
発呼先への再発呼の指示を子機のキー操作部27から入
力した場合は、子機の電話制御部25はキー操作記憶部
28に記憶されている一連のキー操作手順を取り出し、
取り出したキー操作手順に従って電話番号検索部31を
制御して電話番号情報DB32からの電話番号の検索お
よび抽出した電話番号に基づく自動発呼を行う。この場
合も、操作者は子機のキー操作部27において複雑なキ
ー操作を繰り返す必要はなく、簡単なキー操作によって
前回の電話帳検索による発呼先への再発呼を行うことが
できる。
【0038】このように、電話番号検索部および電話番
号情報DBが親機および子機のいずれに設けられている
かに関わらず、本実施形態の構成によれば、操作者が複
雑なキー操作を必要とせずに電話帳検索による再発呼を
行うことができ、操作性に優れたコードレス電話システ
ムが実現されることとなる。
【0039】また、上記キー操作記憶部28を、図7に
示すように、電話帳検索による発呼の複数回分のキー操
作手順を格納できるように構成し、且つ、子機のキー操
作部27のキー操作によって上記の複数回からいずれか
を選択できるような構成とすれば、数回前に発呼した相
手に対しても簡単なキー操作によって再発呼できること
となり、コードレス電話システムの操作性をさらに向上
させることが可能となる。
【0040】〔実施形態2〕本発明の実施の他の形態に
ついて図8ないし図11に基づいて説明すれば以下のと
おりである。なお、説明の便宜上、前記の実施形態と同
様の機能を有する部分には同一の符号を付記し、その詳
細な説明を省略する。
【0041】本実施形態に係る携帯型移動端末システム
としてのコードレス電話システムの親機は、図8に示す
ように、前記実施形態1で説明した電話番号検索部31
および電話番号情報DB32の代わりに、以下で説明す
る電話番号検索部41および電話番号情報DB42を備
えている。前記実施形態1の電話番号情報DB32と本
実施形態の電話番号情報DB42との違いは、電話番号
情報DB42では、格納されている電話番号情報に固有
の識別番号が付与されている点である。電話番号検索部
31と電話番号検索部41との動作の違いは、後に詳述
する。
【0042】図9は、上記の電話番号情報DB42に電
話番号情報が格納されている様子を示す模式図である。
同図に示すように、電話番号情報DB42には、電話番
号、上記電話番号の所有者の名称、上記名称の読み仮
名、および住所の4項目が電話番号情報として格納され
ており、さらに、各電話番号情報の先頭には固有の識別
番号が格納される領域が設けられている。
【0043】さらに、本実施形態のコードレス電話シス
テムは、図10に示すように、前記実施形態1で説明し
たキー操作記憶部28の代わりに、上記の識別番号を格
納するための識別番号記憶部43を子機側に備えてい
る。この識別番号記憶部43には、電話帳検索による自
動発呼が実行された際に、発呼先となった電話番号に付
与されている識別番号が格納される。
【0044】より詳細には、操作者が子機からのキー操
作により電話帳検索による自動発呼の指示を入力する
と、電話番号検索部41が、前記実施形態1の電話番号
検索部31と同様の手順で、電話番号情報DB42から
相手先の電話番号を読み出すが、この時、電話番号検索
部41は、上記電話番号に付与されている識別番号も同
時に電話番号情報DB42から読み出す。
【0045】電話番号検索部41により読み出された識
別番号は、電話制御部15、電話部12、無線部13、
およびアンテナ14を順次介して子機へ送信される。送
信された識別番号は、子機のアンテナ24、無線部2
3、電話部22を順次介して電話制御部25へ伝えら
れ、電話制御部25は、この識別番号を上記の識別番号
記憶部43へ格納する。
【0046】このように、一旦電話帳検索による自動発
呼が実行されて発呼先の電話番号に付与されている識別
番号が識別番号記憶部43へ格納された後に、操作者が
同じ発呼先へ再度発呼を行うように子機のキー操作部2
7にてキー操作を行った場合は、電話制御部25は、ま
ず、識別番号記憶部43に格納されている識別番号を読
み出す。続いて、電話制御部25は、読み出した識別番
号を、電話部22、無線部23およびアンテナ24を順
次介して親機へ送信する。親機では、アンテナ14にて
受信した上記の識別番号を、無線部13および電話部1
2を介して電話制御部15へ渡す。電話制御部15は、
受け取った識別番号を電話番号検索部41へ渡し、電話
番号検索部41はこの識別番号をキーワードとして電話
番号情報DB42から発呼先の電話番号を検索し、自動
発呼を行う。
【0047】以上のように、本実施形態のコードレス電
話システムでは、電話帳検索による自動発呼を行った際
に、電話番号検索部41が電話番号と共にこの電話番号
に付与されている識別番号を読み出し、識別番号記憶部
43へ記憶する。さらに、この後、操作者が同じ発呼先
へ再発呼を行う場合には、識別番号記憶部43に記憶さ
れている識別番号が電話番号検索部41に渡され、電話
番号検索部41はこの識別番号をキーワードとした検索
を実行するように構成されている。
【0048】これにより、前記実施形態1のようにキー
操作手順を記憶するためのキー操作記憶部を備えた構成
と比較して、記憶すべきデータ(本実施形態の場合は、
識別番号)が少なくて済むために、コードレス電話シス
テムに具備すべきメモリの容量を削減することが可能と
なる。また、電話番号情報DB42において各電話番号
に識別番号として通し番号を付与するようにすれば、氏
名や住所等による検索よりも通し番号による検索の方が
検索効率が良いことは明らかであるため、同じ発呼先へ
の再発呼の際の電話番号情報DB42の検索時間を短縮
することができるという効果を奏する。
【0049】また、親機と子機との間の通信プロトコル
が共通である他のシステムの親機へ本システムの子機を
接続して使用する際に、親機が異なることにより子機側
のキー操作手順が異なる可能性があることは当然考えら
れるが、上記の構成によれば、電話帳検索による発呼を
一旦行った後に同じ相手へ再発呼を行う場合のキー操作
手順が簡略化されるため、操作者がキー操作手順の違い
をあまり意識せずに再発呼を行うことができる。この結
果、他システムと通信プロトコルが共通の場合に、この
他システムの親機に本システムの子機を接続して使用す
る場合の操作性を格段に向上させることができるという
効果を奏する。
【0050】なお、上記では、親機側に電話番号検索部
41および電話番号情報DB42を備え、子機側に識別
番号記憶部43を備えたシステム構成を例に挙げて説明
したが、図11に示すように、これらすべてを子機側に
備えた構成とすることも可能である。なお、この場合の
親機の構成は、前記実施形態1で図5に示した構成と同
様であるため詳細な説明は省略する。このような構成と
した場合には、操作者が子機でのキー操作により電話帳
検索による自動発呼を指示すると、子機の電話番号検索
部41が、電話制御部25の制御の下で、電話番号情報
DB42から発呼先の電話番号とこの電話番号に付与さ
れた識別番号とを読み出す。読み出された識別番号は、
子機に設けられた識別番号記憶部43に格納される。
【0051】この後、操作者が、前回の電話帳検索によ
る発呼先への再発呼の指示を子機のキー操作部27から
入力した場合は、子機の電話制御部25は識別番号記憶
部43に記憶されている識別番号を取り出し、取り出さ
れた識別番号は電話番号検索部41に渡される。電話番
号検索部41は、この識別番号をキーワードとして電話
番号情報DB42から電話番号を検索し、電話制御部2
5は、検索結果の電話番号に基づく自動発呼を行う。こ
の場合も、操作者は複雑なキー操作を行うことなく、簡
単なキー操作によって電話帳検索による発呼先への再発
呼を行うことができる。
【0052】このように、電話番号検索部41、電話番
号情報DB42および識別番号記憶部43が親機および
子機のいずれに設けられているかに関わらず、本実施形
態の構成によれば、操作者が複雑なキー操作を必要とせ
ずに電話帳検索による再発呼を行うことができると共
に、コードレス電話システムが具備すべきメモリの容量
を削減することができ、また、電話帳検索の際の検索効
率を向上させることが可能となる。この結果、操作性に
優れたコードレス電話システムをより低コストで提供す
ることが可能となるという効果を奏する。
【0053】また、上記識別番号記憶部43を、図12
に示すように、電話帳検索による発呼の複数回分の識別
番号を格納できるように構成し、且つ、子機のキー操作
部27のキー操作によって上記の複数回からいずれかを
選択できるような構成とすれば、数回前に発呼した相手
先に対しても簡単なキー操作によって再発呼ができるこ
ととなり、コードレス電話システムの操作性をさらに向
上させることが可能となる。
【0054】なお、上記した各実施形態は本発明を限定
するものではなく、発明の範囲内で種々の変更が可能で
ある。例えば、前記では、電話番号情報として、氏名等
の項目を含んだ情報を例示したが、項目はこれよりも少
なくても良いし逆に多くても良い。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
携帯型移動端末システムは、操作者が行ったキー操作の
手順を記憶するキー操作記憶手段と、操作者が電話帳検
索発呼の実行を指示した際には操作者が行ったキー操作
の手順を上記キー操作記憶手段へ記憶させ、操作者が電
話帳検索発呼の再実行を指示した際には上記キー操作記
憶手段から読み出したキー操作の手順に従って動作する
制御手段とを備えた構成である。
【0056】これにより、ある相手へ電話帳検索発呼を
一旦行った後に同じ相手へ再度電話帳検索発呼を実行す
る場合は、電話帳検索発呼の再実行を指示するキー操作
を行うだけで良く、操作者が行うべきキー操作が簡略化
されるので、操作性に優れた携帯型移動端末システムを
実現できるという効果を奏する。また、親機と子機との
間の通信プロトコルが共通な他システムに本システムの
子機を接続して使用する場合に、操作者がキー操作手順
の違いをあまり意識せずに電話帳検索発呼の再実行を行
うことができるという効果も奏する。
【0057】請求項2記載の携帯型移動端末システム
は、キー操作記憶手段が、複数回分のキー操作手順を記
憶するための領域を備えていると共に、上記制御手段
が、操作者が電話帳検索発呼の再実行を指示した際には
上記キー操作記憶手段に記憶されている複数回分のキー
操作手順から操作者のキー操作に従っていずれかを選択
して読み出し、選択したキー操作手順に従って動作する
構成である。
【0058】これにより、過去に電話帳検索発呼を行っ
た複数の相手先に対して、簡単なキー操作によって再発
呼を行うことが可能となるので、上記請求項1記載のシ
ステムの効果に加えて、携帯型移動端末システムの操作
性をさらに向上させることができるという効果を奏す
る。
【0059】
【0060】
【0061】
【0062】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるコードレス電話シ
ステムの子機の概略構成を示すブロック図である。
【図2】上記コードレス電話システムの親機の概略構成
を示すブロック図である。
【図3】上記コードレス電話システムが備える電話番号
情報DBに格納される電話番号情報の一例を示す説明図
である。
【図4】電話制御部の制御の下で上記コードレス電話シ
ステムが行う、電話帳検索による自動発呼動作の手順を
示すフローチャートである。
【図5】上記親機の構成の他の例を示すブロック図であ
る。
【図6】上記子機の構成の他の例を示すブロック図であ
る。
【図7】上記コードレス電話システムが備えるキー操作
記憶部の構成の一例を示す説明図である。
【図8】本発明の他の実施形態におけるコードレス電話
システムの親機の概略構成を示すブロック図である。
【図9】上記コードレス電話システムが備える電話番号
情報DBに格納される電話番号情報の一例を示す説明図
である。
【図10】上記コードレス電話システムの子機の概略構
成の他の例を示すブロック図である。
【図11】上記コードレス電話システムの子機の概略構
成のさらに他の例を示すブロック図である。
【図12】上記コードレス電話システムが備える識別番
号記憶部の構成の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
15 電話制御部(制御手段) 25 電話制御部(制御手段) 28 キー操作記憶部(キー操作記憶手段) 31 電話番号検索部(検索手段) 32 電話番号情報DB(データベース) 43 識別番号記憶部(識別番号記憶手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/274 H04Q 7/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話網に接続される親機と、上記親機に
    無線を介して接続される少なくとも1台の子機と、発呼
    先の電話番号情報を登録するデータベースとを備え、子
    機からのキー操作に従って上記データベースから目的の
    電話番号を抽出して自動発呼する電話帳検索発呼の機能
    を有する携帯型移動端末システムにおいて、 操作者が行ったキー操作の手順を記憶するキー操作記憶
    手段と、 操作者が電話帳検索発呼の実行を指示した際には操作者
    が行ったキー操作の手順を上記キー操作記憶手段へ記憶
    させ、操作者が電話帳検索発呼の再実行を指示した際に
    は上記キー操作記憶手段から読み出したキー操作の手順
    に従って動作する制御手段とを備えていることを特徴と
    する携帯型移動端末システム。
  2. 【請求項2】 上記キー操作記憶手段が、複数回分のキ
    ー操作手順を記憶するための領域を備えていると共に、 上記制御手段が、操作者が電話帳検索発呼の再実行を指
    示した際には上記キー操作記憶手段に記憶されている複
    数回分のキー操作手順から操作者のキー操作に従ってい
    ずれかを選択して読み出し、選択したキー操作手順に従
    って動作することを特徴とする請求項1記載の携帯型移
    動端末システム。
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