JP3373352B2 - 工作機械のヘッド衝突検知装置 - Google Patents
工作機械のヘッド衝突検知装置Info
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- JP3373352B2 JP3373352B2 JP07441896A JP7441896A JP3373352B2 JP 3373352 B2 JP3373352 B2 JP 3373352B2 JP 07441896 A JP07441896 A JP 07441896A JP 7441896 A JP7441896 A JP 7441896A JP 3373352 B2 JP3373352 B2 JP 3373352B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、工作機械のヘッ
ド衝突検知装置に関し、特にマシニングセンタなど、ラ
ムなどの工作機械本体側部材に加工ヘッドが、その工作
機械本体側部材の中心軸線周りに回転変位可能に取り付
けられる工作機械におけるヘッド衝突検知装置に関する
ものである。
ド衝突検知装置に関し、特にマシニングセンタなど、ラ
ムなどの工作機械本体側部材に加工ヘッドが、その工作
機械本体側部材の中心軸線周りに回転変位可能に取り付
けられる工作機械におけるヘッド衝突検知装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】門形のマシニングセンタなどでは、サド
ルに移動可能に取り付けられたラムの下端部に、多面加
工ヘッド、アングルヘッド、スナウスなどの加工ヘッド
(アタッメント)が、ラムの中心軸線周りに回転変位可
能に取り付けられる。
ルに移動可能に取り付けられたラムの下端部に、多面加
工ヘッド、アングルヘッド、スナウスなどの加工ヘッド
(アタッメント)が、ラムの中心軸線周りに回転変位可
能に取り付けられる。
【0003】上述のような工作機械では、加工ヘッド
が、コラムやワークテーブルなどの工作機械の構造物、
ワーク取付治具、被加工物と衝突することを検知するヘ
ッド衝突検知装置を設けることが行われている。
が、コラムやワークテーブルなどの工作機械の構造物、
ワーク取付治具、被加工物と衝突することを検知するヘ
ッド衝突検知装置を設けることが行われている。
【0004】従来、ヘッド衝突検知装置には、加工ヘッ
ドに取り付けられた衝突検知センサと工作機械本体側に
設けられた衝突検知信号処理手段とを導電ケーブルによ
り導通接続し、導電ケーブルによって工作機械本体側よ
り衝突検知センサに対し給電を行うと共に衝突検知セン
サによる衝突検知信号を衝突検知信号処理手段に伝達す
る有線方式のものと、加工ヘッドに取り付けられた衝突
検知センサに無線送信機を接続すると共に電源電池を設
け、工作機械本体側に設けられた衝突検知信号処理手段
には無線受信機を接続し、無線によって衝突検知センサ
による衝突検知信号を衝突検知信号処理手段に伝達する
無線方式のものとがある。
ドに取り付けられた衝突検知センサと工作機械本体側に
設けられた衝突検知信号処理手段とを導電ケーブルによ
り導通接続し、導電ケーブルによって工作機械本体側よ
り衝突検知センサに対し給電を行うと共に衝突検知セン
サによる衝突検知信号を衝突検知信号処理手段に伝達す
る有線方式のものと、加工ヘッドに取り付けられた衝突
検知センサに無線送信機を接続すると共に電源電池を設
け、工作機械本体側に設けられた衝突検知信号処理手段
には無線受信機を接続し、無線によって衝突検知センサ
による衝突検知信号を衝突検知信号処理手段に伝達する
無線方式のものとがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、有線方
式のヘッド衝突検知装置では、導電ケーブルの絡みによ
りラムなどの工作機械本体側部材に対する加工ヘッドの
回転変位角度に限界を与え、工作機械本来の加工方向の
自由度を低減することなる。
式のヘッド衝突検知装置では、導電ケーブルの絡みによ
りラムなどの工作機械本体側部材に対する加工ヘッドの
回転変位角度に限界を与え、工作機械本来の加工方向の
自由度を低減することなる。
【0006】無線方式のヘッド衝突検知装置は、有線方
式のヘッド衝突検知装置における上述のような問題を生
じないが、衝突検知センサと無線送信機の電源として加
工ヘッドに電源電池が搭載されるから、電池寿命の管理
を行う必要が生じ、この管理が的確に行われないと、ヘ
ッド衝突検知装置が正常に動作しない。このためヘッド
衝突検知装置の安全装置としての信頼性が低下する。
式のヘッド衝突検知装置における上述のような問題を生
じないが、衝突検知センサと無線送信機の電源として加
工ヘッドに電源電池が搭載されるから、電池寿命の管理
を行う必要が生じ、この管理が的確に行われないと、ヘ
ッド衝突検知装置が正常に動作しない。このためヘッド
衝突検知装置の安全装置としての信頼性が低下する。
【0007】この発明は、上述の如き問題点に着目して
なされたものであり、工作機械本来の加工方向の自由度
を低減することなく、また加工ヘッド側に電源電池を必
要とせずに、信頼性高く加工ヘッドの衝突検知を行うヘ
ッド衝突検知装置を提供することを目的としている。
なされたものであり、工作機械本来の加工方向の自由度
を低減することなく、また加工ヘッド側に電源電池を必
要とせずに、信頼性高く加工ヘッドの衝突検知を行うヘ
ッド衝突検知装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1による発明は、工作機械本体側部材に加
工ヘッドが、その工作機械本体側部材の中心軸線周りに
回転変位可能に取り付けられていると共に前記加工ヘッ
ドの下部に工具を装着した主軸が取り付けられている工
作機械におけるヘッド衝突検知装置において、前記工作
機械本体側部材と前記加工ヘッドの双方に互いに所定の
エアギャップをあけて対向配置された本体側誘導コイル
とヘッド側誘導コイルと、前記加工ヘッドの外周を取り
囲んだリング部材と、前記ヘッド側誘導コイルと直列に
接続され、かつ、リング部材が他の部材に接近衝突する
ことにより閉じるオン・オフスイッチとからなる衝突検
知センサと、工作機械本体側部材側に設けられて前記本
体側誘導コイルに給電を行う電源回路および衝突検知信
号処理手段(37)とを有し、前記オン・オフスイッチ
(29)が閉じたことを前記ヘッド側誘導コイル(3
1)と前記本体側誘導コイル(33)による相互誘導に
よって前記本体側誘導コイル(33)のインピーダンス
変化として検出し、このインピーダンス変化を前記衝突
検知信号処理手段(37)に与えることによってリング
部材(25)が他の部材に衝突したことを検知すること
を特徴とするものである。
めに、請求項1による発明は、工作機械本体側部材に加
工ヘッドが、その工作機械本体側部材の中心軸線周りに
回転変位可能に取り付けられていると共に前記加工ヘッ
ドの下部に工具を装着した主軸が取り付けられている工
作機械におけるヘッド衝突検知装置において、前記工作
機械本体側部材と前記加工ヘッドの双方に互いに所定の
エアギャップをあけて対向配置された本体側誘導コイル
とヘッド側誘導コイルと、前記加工ヘッドの外周を取り
囲んだリング部材と、前記ヘッド側誘導コイルと直列に
接続され、かつ、リング部材が他の部材に接近衝突する
ことにより閉じるオン・オフスイッチとからなる衝突検
知センサと、工作機械本体側部材側に設けられて前記本
体側誘導コイルに給電を行う電源回路および衝突検知信
号処理手段(37)とを有し、前記オン・オフスイッチ
(29)が閉じたことを前記ヘッド側誘導コイル(3
1)と前記本体側誘導コイル(33)による相互誘導に
よって前記本体側誘導コイル(33)のインピーダンス
変化として検出し、このインピーダンス変化を前記衝突
検知信号処理手段(37)に与えることによってリング
部材(25)が他の部材に衝突したことを検知すること
を特徴とするものである。
【0009】この発明によるヘッド衝突検知装置では、
リング部材が他の部材に衝突することによりオン・オフ
スイッチが閉じたことをヘッド側誘導コイルと本体側誘
導コイルによる相互誘導によって本体側誘導コイルのイ
ンピーダンス変化として検出され、このインピーダンス
変化を衝突検知信号処理手段に与えることで、工作機械
本体側部材側でリング部材が他の部材に衝突したことが
検知される。換言すれば、オン・オフスイッチのオン信
号が非接触で工作機械本体側部材側に伝達され、これに
よって工作機械本体側部材側で衝突検知が行われる。
リング部材が他の部材に衝突することによりオン・オフ
スイッチが閉じたことをヘッド側誘導コイルと本体側誘
導コイルによる相互誘導によって本体側誘導コイルのイ
ンピーダンス変化として検出され、このインピーダンス
変化を衝突検知信号処理手段に与えることで、工作機械
本体側部材側でリング部材が他の部材に衝突したことが
検知される。換言すれば、オン・オフスイッチのオン信
号が非接触で工作機械本体側部材側に伝達され、これに
よって工作機械本体側部材側で衝突検知が行われる。
【0010】請求項2による発明は、工作機械本体側部
材に加工ヘッドが、その工作機械本体側部材の中心軸線
周りに回転変位可能に取り付けられている工作機械にお
けるヘッド衝突検知装置において、前記工作機械本体側
部材と前記加工ヘッドの双方に互いに所定のエアギャッ
プをおいて対向配置された本体側誘導コイルとヘッド側
誘導コイルと、工作機械本体側部材側に設けられて前記
本体側誘導コイルに給電を行う電源回路と、前記加工ヘ
ッドにおいて前記ヘッド側誘導コイルと接続されて前記
ヘッド側誘導コイルと前記本体側誘導コイルによる相互
誘導によって前記電源回路より給電され、前記加工ヘッ
ドが他の部材に接近衝突することを検出するアナログセ
ンサと、前記加工ヘッドに設けられて前記相互誘導によ
って前記電源回路より給電され、前記アナログセンサの
アナログ信号を電源周波数とは異なる特定の周波数信号
に変調する変調回路と、工作機械本体側に設けられて前
記ヘッド側誘導コイルと前記本体側誘導コイルによる相
互誘導によって前記本体側誘導コイル側に伝達された前
記アナログ信号の変調信号を復調して前記アナログセン
サのアナログ信号を取り出す復調器とを有し、このアナ
ログ信号によって衝突検知を行うものである。
材に加工ヘッドが、その工作機械本体側部材の中心軸線
周りに回転変位可能に取り付けられている工作機械にお
けるヘッド衝突検知装置において、前記工作機械本体側
部材と前記加工ヘッドの双方に互いに所定のエアギャッ
プをおいて対向配置された本体側誘導コイルとヘッド側
誘導コイルと、工作機械本体側部材側に設けられて前記
本体側誘導コイルに給電を行う電源回路と、前記加工ヘ
ッドにおいて前記ヘッド側誘導コイルと接続されて前記
ヘッド側誘導コイルと前記本体側誘導コイルによる相互
誘導によって前記電源回路より給電され、前記加工ヘッ
ドが他の部材に接近衝突することを検出するアナログセ
ンサと、前記加工ヘッドに設けられて前記相互誘導によ
って前記電源回路より給電され、前記アナログセンサの
アナログ信号を電源周波数とは異なる特定の周波数信号
に変調する変調回路と、工作機械本体側に設けられて前
記ヘッド側誘導コイルと前記本体側誘導コイルによる相
互誘導によって前記本体側誘導コイル側に伝達された前
記アナログ信号の変調信号を復調して前記アナログセン
サのアナログ信号を取り出す復調器とを有し、このアナ
ログ信号によって衝突検知を行うものである。
【0011】この発明によるヘッド衝突検知装置では、
ヘッド側誘導コイルと本体側誘導コイルによる相互誘導
によって本体側の電源回路より加工ヘッドに搭載のアナ
ログセンサと変調回路とに給電が行われ、変調回路によ
ってアナログセンサのアナログ信号が電源周波数とは異
なる特定の周波数信号に変調され、この変調信号がヘッ
ド側誘導コイルと本体側誘導コイルによる相互誘導によ
って本体側誘導コイルに伝達され、復調器によって変調
信号の復調が行われ、この復調信号(アナログセンサの
アナログ信号)をもって本体側で衝突検知が行われる。
換言すれば、加工ヘッド側のアナログセンサと変調回路
とに本体側より非接触で給電が行われ、またアナログセ
ンサのアナログ信号が非接触で本体側に伝達され、これ
によって本体側で衝突検知が行われる。
ヘッド側誘導コイルと本体側誘導コイルによる相互誘導
によって本体側の電源回路より加工ヘッドに搭載のアナ
ログセンサと変調回路とに給電が行われ、変調回路によ
ってアナログセンサのアナログ信号が電源周波数とは異
なる特定の周波数信号に変調され、この変調信号がヘッ
ド側誘導コイルと本体側誘導コイルによる相互誘導によ
って本体側誘導コイルに伝達され、復調器によって変調
信号の復調が行われ、この復調信号(アナログセンサの
アナログ信号)をもって本体側で衝突検知が行われる。
換言すれば、加工ヘッド側のアナログセンサと変調回路
とに本体側より非接触で給電が行われ、またアナログセ
ンサのアナログ信号が非接触で本体側に伝達され、これ
によって本体側で衝突検知が行われる。
【0012】請求項3による発明は、請求項1または2
に記載の工作機械のヘッド衝突検知装置において、前記
本体側誘導コイルと前記ヘッド側誘導コイルは各々工作
機械本体側部材の中心軸線周りにリング状に同心配置さ
れているものである。
に記載の工作機械のヘッド衝突検知装置において、前記
本体側誘導コイルと前記ヘッド側誘導コイルは各々工作
機械本体側部材の中心軸線周りにリング状に同心配置さ
れているものである。
【0013】この発明によるヘッド衝突検知装置では、
加工ヘッドが工作機械本体側部材の中心軸線周りの如何
なる回転角度位置に位置していても本体側誘導コイルと
ヘッド側誘導コイルとの相対関係が変動することがな
く、加工ヘッドが工作機械本体側部材の中心軸線周りの
如何なる回転角度位置に位置していても本体側誘導コイ
ルとヘッド側誘導コイルとの相互誘導動作が変動するこ
とがない。
加工ヘッドが工作機械本体側部材の中心軸線周りの如何
なる回転角度位置に位置していても本体側誘導コイルと
ヘッド側誘導コイルとの相対関係が変動することがな
く、加工ヘッドが工作機械本体側部材の中心軸線周りの
如何なる回転角度位置に位置していても本体側誘導コイ
ルとヘッド側誘導コイルとの相互誘導動作が変動するこ
とがない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図
面を用いて詳細に説明する。
面を用いて詳細に説明する。
【0015】図1はこの発明によるヘッド衝突検知装置
が適用される門形マシニングセンタを示している。門形
マシニングセンタは、従来の門形マシニングセンタと同
様に、ベッド1と、ベッド1上をX軸方向である前後方
向に往復動するワークテーブル3と、ベッド1をY軸方
向である左右方向に跨いで固定配置された左右のコラム
5、7とクロスレール9とによる門形フレーム部11
と、クロスレール9にY軸方向に設けられたサドル13
と、サドル13に移動可能に取り付けられた工作機械本
体側部材側としてのラム15と、ラム15の下端部にラ
ム15の中心軸線周りに回転変位可能に取り付けられた
加工ヘッド17とを有し、加工ヘッド17に設けられて
いる主軸19に工具21(図2参照)を装備される。
が適用される門形マシニングセンタを示している。門形
マシニングセンタは、従来の門形マシニングセンタと同
様に、ベッド1と、ベッド1上をX軸方向である前後方
向に往復動するワークテーブル3と、ベッド1をY軸方
向である左右方向に跨いで固定配置された左右のコラム
5、7とクロスレール9とによる門形フレーム部11
と、クロスレール9にY軸方向に設けられたサドル13
と、サドル13に移動可能に取り付けられた工作機械本
体側部材側としてのラム15と、ラム15の下端部にラ
ム15の中心軸線周りに回転変位可能に取り付けられた
加工ヘッド17とを有し、加工ヘッド17に設けられて
いる主軸19に工具21(図2参照)を装備される。
【0016】図2はこの発明によるヘッド衝突検知装置
を上述のような門形マシニングセンタに適用した一つの
実施の形態を示している。
を上述のような門形マシニングセンタに適用した一つの
実施の形態を示している。
【0017】加工ヘッド17には衝突検知センサ23が
取り付けられている。衝突検知センサ23は、加工ヘッ
ド17の外周を取り囲むリング部材25および加工ヘッ
ド17の外周面部に固定されてリング部材25をフロー
ティング支持するリング部材保持部27と、リング部材
25の変位によってオン・オフするオン・オフスイッチ
29により構成されている。
取り付けられている。衝突検知センサ23は、加工ヘッ
ド17の外周を取り囲むリング部材25および加工ヘッ
ド17の外周面部に固定されてリング部材25をフロー
ティング支持するリング部材保持部27と、リング部材
25の変位によってオン・オフするオン・オフスイッチ
29により構成されている。
【0018】加工ヘッド17はラム15の下底面部16
に対向する上面部18を有しており、この上面部18に
リング状のヘッド側誘導コイル(二次側コイル)31が
埋め込み装着されている。このヘッド側誘導コイル31
は衝突検知センサ23のオン・オフスイッチ29と導通
接続されている(図3参照)。またラム15の下底面部
16には本体側誘導コイルとしてのリング状のラム側誘
導コイル33が埋め込み装着されている。
に対向する上面部18を有しており、この上面部18に
リング状のヘッド側誘導コイル(二次側コイル)31が
埋め込み装着されている。このヘッド側誘導コイル31
は衝突検知センサ23のオン・オフスイッチ29と導通
接続されている(図3参照)。またラム15の下底面部
16には本体側誘導コイルとしてのリング状のラム側誘
導コイル33が埋め込み装着されている。
【0019】ヘッド側誘導コイル31とラム側誘導コイ
ル33とは、同一形状、寸法のものりであり、各々ラム
15の中心軸線周り(加工ヘッド17の回転中心周)に
同心配置され、全周に亙って上下に所定のエアギャップ
をおいて対向している。
ル33とは、同一形状、寸法のものりであり、各々ラム
15の中心軸線周り(加工ヘッド17の回転中心周)に
同心配置され、全周に亙って上下に所定のエアギャップ
をおいて対向している。
【0020】ラム側誘導コイル33には工作機械本体側
部材側に配置される交流電源回路35と衝突検知信号処
理回路37とが接続される(図3参照)。
部材側に配置される交流電源回路35と衝突検知信号処
理回路37とが接続される(図3参照)。
【0021】図3はこの発明によるヘッド衝突検知装置
の電気回路の一つの実施の形態を示している。
の電気回路の一つの実施の形態を示している。
【0022】ヘッド側誘導コイル31の両端端子には衝
突検知センサ23のオン・オフスイッチ29が直接接
続、即ちヘッド側誘導コイル31にオン・オフスイッチ
29が直列に接続され、オン・オフスイッチ29の開閉
によってヘッド側誘導コイル31を含む二次側回路が開
閉する。
突検知センサ23のオン・オフスイッチ29が直接接
続、即ちヘッド側誘導コイル31にオン・オフスイッチ
29が直列に接続され、オン・オフスイッチ29の開閉
によってヘッド側誘導コイル31を含む二次側回路が開
閉する。
【0023】ラム側誘導コイル33の両端端子にはツイ
ストペアケーブル39によって交流電源回路35が導通
接続され、交流電源回路35によってラム側誘導コイル
33に通電が行われる。ラム側誘導コイル33には抵抗
素子38が直接接続され、抵抗素子38の両端にツイス
トペアケーブル41によって衝突検知信号処理回路37
が導通接続されている。
ストペアケーブル39によって交流電源回路35が導通
接続され、交流電源回路35によってラム側誘導コイル
33に通電が行われる。ラム側誘導コイル33には抵抗
素子38が直接接続され、抵抗素子38の両端にツイス
トペアケーブル41によって衝突検知信号処理回路37
が導通接続されている。
【0024】衝突検知信号処理回路37は、入力端子4
3に接続された所定ゲインによる高域フィルタ45と、
高域フィルタ45の出力信号を入力するコンパレータ4
7と、コンパレータ47の出力信号を入力する出力イン
タフェース回路49とを有している。
3に接続された所定ゲインによる高域フィルタ45と、
高域フィルタ45の出力信号を入力するコンパレータ4
7と、コンパレータ47の出力信号を入力する出力イン
タフェース回路49とを有している。
【0025】つぎに上述の構成によるヘッド衝突検知装
置の作用を説明する。
置の作用を説明する。
【0026】スタイラスリング25が被加工物などの他
の部材と衝突することによりオン・オフスイッチ29が
オンすると、ヘッド側誘導コイル31を含む二次側回路
が閉成し、ヘッド側誘導コイル31とラム側誘導コイル
33との相互誘導によって本体側誘導コイル33のイン
ピーダンスが低減する。
の部材と衝突することによりオン・オフスイッチ29が
オンすると、ヘッド側誘導コイル31を含む二次側回路
が閉成し、ヘッド側誘導コイル31とラム側誘導コイル
33との相互誘導によって本体側誘導コイル33のイン
ピーダンスが低減する。
【0027】これにより衝突検知信号処理回路37に入
力される交流信号の振幅が大きくなり、コンパレータ4
7が矩形波を出力するようになる。この矩形波の出力に
より衝突検知が行われる。
力される交流信号の振幅が大きくなり、コンパレータ4
7が矩形波を出力するようになる。この矩形波の出力に
より衝突検知が行われる。
【0028】このように、ラム側誘導コイル33とヘッ
ド側誘導コイル31による相互誘導によって、衝突検知
センサ23による衝突検知信号(オフスイッチ29のオ
ン・オフ信号)が衝突検知信号処理回路37に非接触式
に伝達されるから、加工ヘッド17のラム15に対する
回転が制限されることがない。これによりマシンニング
センタ本来の加工方向(加工ヘッド17の水平旋回方
向)の自由度を低減することなく、また電源電池を必要
とせずに、信頼性高く加工ヘッド17の衝突検知が行わ
れる。
ド側誘導コイル31による相互誘導によって、衝突検知
センサ23による衝突検知信号(オフスイッチ29のオ
ン・オフ信号)が衝突検知信号処理回路37に非接触式
に伝達されるから、加工ヘッド17のラム15に対する
回転が制限されることがない。これによりマシンニング
センタ本来の加工方向(加工ヘッド17の水平旋回方
向)の自由度を低減することなく、また電源電池を必要
とせずに、信頼性高く加工ヘッド17の衝突検知が行わ
れる。
【0029】図4はこの発明によるヘッド衝突検知装置
の電気回路の他の実施の形態を示している。尚、図4に
於いて、図2に対応する部分は図2に付した符号と同一
の符号により示されている。
の電気回路の他の実施の形態を示している。尚、図4に
於いて、図2に対応する部分は図2に付した符号と同一
の符号により示されている。
【0030】この実施の形態では、上述の実施の形態と
同様に、ラム15と加工ヘッド17の双方にラム側誘導
コイル33とヘッド側誘導コイル31とが互いに所定の
エアギャップをおいて対向配置されている。
同様に、ラム15と加工ヘッド17の双方にラム側誘導
コイル33とヘッド側誘導コイル31とが互いに所定の
エアギャップをおいて対向配置されている。
【0031】ラム15側には本体側誘導コイル33に給
電を行う交流電源回路35が設けられており、本体側誘
導コイル33には復調器51が接続されている。
電を行う交流電源回路35が設けられており、本体側誘
導コイル33には復調器51が接続されている。
【0032】加工ヘッド17においてヘッド側誘導コイ
ル31には電圧調整回路53が接続されている。電圧調
整回路53は、ヘッド側誘導コイル31とラム側誘導コ
イル33による相互誘導によって交流電源回路35より
給電される電流の電圧を調整し、加工ヘッド17に搭載
されているアナログセンサ55と変調回路57に対して
電力供給を行う。
ル31には電圧調整回路53が接続されている。電圧調
整回路53は、ヘッド側誘導コイル31とラム側誘導コ
イル33による相互誘導によって交流電源回路35より
給電される電流の電圧を調整し、加工ヘッド17に搭載
されているアナログセンサ55と変調回路57に対して
電力供給を行う。
【0033】アナログセンサ55は、例えば超音波セン
サのようなものであり、加工ヘッド17が他の部材に接
近衝突することによりアナログ信号の信号量を変化す
る。
サのようなものであり、加工ヘッド17が他の部材に接
近衝突することによりアナログ信号の信号量を変化す
る。
【0034】アナログセンサ55には変調回路57が接
続されており、変調回路57はアナログセンサ55のア
ナログ信号を電源周波数とは異なる特定の周波数信号
(変調波)をヘッド側誘導コイル33に送信する。
続されており、変調回路57はアナログセンサ55のア
ナログ信号を電源周波数とは異なる特定の周波数信号
(変調波)をヘッド側誘導コイル33に送信する。
【0035】この変調波はヘッド側誘導コイル31とラ
ム側誘導コイル33による相互誘導によってラム側誘導
コイル33に伝達され、復調器51はラム側誘導コイル
33に伝達されたアナログ信号の変調信号を復調し、ア
ナログセンサ55のアナログ信号を衝突検知信号として
取り出し、この信号を出力する。
ム側誘導コイル33による相互誘導によってラム側誘導
コイル33に伝達され、復調器51はラム側誘導コイル
33に伝達されたアナログ信号の変調信号を復調し、ア
ナログセンサ55のアナログ信号を衝突検知信号として
取り出し、この信号を出力する。
【0036】この実施の形態では、ヘッド側誘導コイル
33とラム側誘導コイル31による相互誘導によって本
体側の交流電源回路35より加工ヘッド17に搭載のア
ナログセンサ55と変調回路57とに給電が行われ、変
調回路57によってアナログセンサ55のアナログ信号
が電源周波数とは異なる特定の周波数信号に変調され、
この変調信号がヘッド側誘導コイル33とラム側誘導コ
イル31による相互誘導によってラム側誘導コイル31
に伝達され、復調器51によって変調信号の復調が行わ
れ、この復調信号をもって工作機械本体側部材側である
ラム15側で衝突検知が行われる。
33とラム側誘導コイル31による相互誘導によって本
体側の交流電源回路35より加工ヘッド17に搭載のア
ナログセンサ55と変調回路57とに給電が行われ、変
調回路57によってアナログセンサ55のアナログ信号
が電源周波数とは異なる特定の周波数信号に変調され、
この変調信号がヘッド側誘導コイル33とラム側誘導コ
イル31による相互誘導によってラム側誘導コイル31
に伝達され、復調器51によって変調信号の復調が行わ
れ、この復調信号をもって工作機械本体側部材側である
ラム15側で衝突検知が行われる。
【0037】これにより、加工ヘッド側のアナログセン
サ55と変調回路57とに工作機械 本体側部材側である
ラム15側より非接触で給電が行われ、またアナログセ
ンサ55のアナログ信号が非接触で工作機械本体側部材
側であるラム15側に伝達され、これによって本体側で
衝突検知が行われるから、加工ヘッド17のラム15に
対する回転が制限されることがなく、マシンニングセン
タ本来の加工方向(加工ヘッド17の水平旋回方向)の
自由度を低減することなく、また電源電池を必要とせず
に、信頼性高く加工ヘッド17の衝突検知が行われる。
サ55と変調回路57とに工作機械 本体側部材側である
ラム15側より非接触で給電が行われ、またアナログセ
ンサ55のアナログ信号が非接触で工作機械本体側部材
側であるラム15側に伝達され、これによって本体側で
衝突検知が行われるから、加工ヘッド17のラム15に
対する回転が制限されることがなく、マシンニングセン
タ本来の加工方向(加工ヘッド17の水平旋回方向)の
自由度を低減することなく、また電源電池を必要とせず
に、信頼性高く加工ヘッド17の衝突検知が行われる。
【0038】なお、上述の実施の形態では、衝突検知セ
ンサ23のスタイラスリング25は、加工ヘッド17の
外周を取り囲むリング状をなしているが、これは多面加
工ヘッド、アングルヘッド、スナウスなどの加工ヘッド
の種類に応じて適当な箇所に、適当な形状をもって配置
されればよく、また形状はリング状に限定されることも
なく、半円状、円弧状、直線状など、他の適当な形状に
することもできる。
ンサ23のスタイラスリング25は、加工ヘッド17の
外周を取り囲むリング状をなしているが、これは多面加
工ヘッド、アングルヘッド、スナウスなどの加工ヘッド
の種類に応じて適当な箇所に、適当な形状をもって配置
されればよく、また形状はリング状に限定されることも
なく、半円状、円弧状、直線状など、他の適当な形状に
することもできる。
【0039】以上に於ては、この発明を特定の実施の形
態について詳細に説明したが、この発明は、これに限定
されるものではなく、この発明の範囲内にて種々の実施
の形態が可能であることは当業者にとって明らかであろ
う。
態について詳細に説明したが、この発明は、これに限定
されるものではなく、この発明の範囲内にて種々の実施
の形態が可能であることは当業者にとって明らかであろ
う。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、請求項
1によるヘッド衝突検知装置では、リング部材が他の部
材に衝突することによりオン・オフスイッチの閉信号が
ヘッド側誘導コイルと本体側誘導コイルによる相互誘導
によって本体側誘導コイルのインピーダンス変化として
検出され、このインピーダンス変化によってオン・オフ
スイッチのオン信号が非接触で工作機械本体側部材側に
伝達されるから、工作機械本体側部材に対する加工ヘッ
ドの回転が制限されることがなく、工作機械本来の加工
方向の自由度を低減することなく衝突検知が行われるよ
うになる。またこのヘッド衝突検知装置では、衝突検知
センサに電源電池を設ける必要がないから、メンテナン
スフリーで、信頼性高く加工ヘッドの衝突検知を行うこ
とができる。
1によるヘッド衝突検知装置では、リング部材が他の部
材に衝突することによりオン・オフスイッチの閉信号が
ヘッド側誘導コイルと本体側誘導コイルによる相互誘導
によって本体側誘導コイルのインピーダンス変化として
検出され、このインピーダンス変化によってオン・オフ
スイッチのオン信号が非接触で工作機械本体側部材側に
伝達されるから、工作機械本体側部材に対する加工ヘッ
ドの回転が制限されることがなく、工作機械本来の加工
方向の自由度を低減することなく衝突検知が行われるよ
うになる。またこのヘッド衝突検知装置では、衝突検知
センサに電源電池を設ける必要がないから、メンテナン
スフリーで、信頼性高く加工ヘッドの衝突検知を行うこ
とができる。
【0041】請求項2によるヘッド衝突検知装置では、
ヘッド側誘導コイルと本体側誘導コイルによる相互誘導
によって工作機械本体側部材側の電源回路より加工ヘッ
ドに搭載のアナログセンサと変調回路とに給電が行わ
れ、変調回路によってアナログセンサのアナログ信号が
電源周波数とは異なる特定の周波数信号に変調された変
調信号がヘッド側誘導コイルと本体側誘導コイルによる
相互誘導によって本体側誘導コイルに伝達され、復調器
によって変調信号の復調が行われるから、加工ヘッド側
のアナログセンサと変調回路とに工作機械本体側部材側
より非接触で給電が行われ、またアナログセンサのアナ
ログ信号が非接触で工作機械本体側部材側に伝達され
る。これにより工作機械本体側部材に対する加工ヘッド
の回転が制限されることがなく、工作機械本来の加工方
向の自由度を低減することなく衝突検知が行われるよう
になる。またこのヘッド衝突検知装置では、衝突検知セ
ンサに電源電池を設ける必要がないから、メンテナンス
フリーで、信頼性高く加工ヘッドの衝突検知を行うこと
ができる。
ヘッド側誘導コイルと本体側誘導コイルによる相互誘導
によって工作機械本体側部材側の電源回路より加工ヘッ
ドに搭載のアナログセンサと変調回路とに給電が行わ
れ、変調回路によってアナログセンサのアナログ信号が
電源周波数とは異なる特定の周波数信号に変調された変
調信号がヘッド側誘導コイルと本体側誘導コイルによる
相互誘導によって本体側誘導コイルに伝達され、復調器
によって変調信号の復調が行われるから、加工ヘッド側
のアナログセンサと変調回路とに工作機械本体側部材側
より非接触で給電が行われ、またアナログセンサのアナ
ログ信号が非接触で工作機械本体側部材側に伝達され
る。これにより工作機械本体側部材に対する加工ヘッド
の回転が制限されることがなく、工作機械本来の加工方
向の自由度を低減することなく衝突検知が行われるよう
になる。またこのヘッド衝突検知装置では、衝突検知セ
ンサに電源電池を設ける必要がないから、メンテナンス
フリーで、信頼性高く加工ヘッドの衝突検知を行うこと
ができる。
【0042】請求項3によるヘッド衝突検知装置では、
加工ヘッドが工作機械本体側部材の中心軸線周りの如何
なる回転角度位置に位置していても本体側誘導コイルと
ヘッド側誘導コイルとの相対関係が変動することがな
く、加工ヘッドが工作機械本体側部材の中心軸線周りの
如何なる回転角度位置に位置していても本体側誘導コイ
ルとヘッド側誘導コイルとの相互誘導動作が変動するこ
とがないから、加工ヘッドが工作機械本体側部材の中心
軸線周りの如何なる回転角度位置に位置していても信頼
性高く加工ヘッドの衝突検知を安定して行うことができ
る。
加工ヘッドが工作機械本体側部材の中心軸線周りの如何
なる回転角度位置に位置していても本体側誘導コイルと
ヘッド側誘導コイルとの相対関係が変動することがな
く、加工ヘッドが工作機械本体側部材の中心軸線周りの
如何なる回転角度位置に位置していても本体側誘導コイ
ルとヘッド側誘導コイルとの相互誘導動作が変動するこ
とがないから、加工ヘッドが工作機械本体側部材の中心
軸線周りの如何なる回転角度位置に位置していても信頼
性高く加工ヘッドの衝突検知を安定して行うことができ
る。
【図1】この発明によるヘッド衝突検知装置が適用され
る門形マシニングセンタを示す概略斜視図である。
る門形マシニングセンタを示す概略斜視図である。
【図2】この発明によるヘッド衝突検知装置を門形マシ
ニングセンタに適用した一つの実施の形態を要部につい
て正面図である。
ニングセンタに適用した一つの実施の形態を要部につい
て正面図である。
【図3】この発明によるヘッド衝突検知装置の電気回路
の一つの実施の形態を示す電気回路図である。
の一つの実施の形態を示す電気回路図である。
【図4】この発明によるヘッド衝突検知装置の電気回路
の他の実施の形態を示す電気回路図である。
の他の実施の形態を示す電気回路図である。
1 ベッド
3 ワークテーブル
11 門形フレーム部
13 サドル
15 ラム
17 加工ヘッド
19 主軸
21 工具
23 衝突検知センサ
25 スタイラスリング
29 オン・オフスイッチ
31 ヘッド側誘導コイル
33 ラム側誘導コイル
35 交流電源回路
37 衝突検知信号処理回路
51 復調回路
53 電圧調整回路
55 アナログスイッチ
57 変調回路
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 鈴木 賢一
静岡県沼津市大岡2068の3 東芝機械株
式会社 沼津事業所内
(56)参考文献 特開 昭63−288647(JP,A)
実開 昭63−74257(JP,U)
実開 昭62−195437(JP,U)
特公 昭50−36072(JP,B1)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B23Q 17/00 - 23/00
B23Q 15/00 - 15/28
G05B 19/18 - 19/46
Claims (3)
- 【請求項1】 工作機械本体側部材(15)に加工ヘッ
ド(17)が、その工作機械本体側部材(15)の中心
軸線周りに回転変位可能に取り付けられていると共に前
記加工ヘッド(17)の下部に工具(21)を装着した
主軸(19)が取り付けられている工作機械におけるヘ
ッド衝突検知装置において、 前記工作機械本体側部材(15)と前記加工ヘッド(1
7)の双方に互いに所定のエアギャップをあけて対向配
置された本体側誘導コイル(33)とヘッド側誘導コイ
ル(31)と、 前記加工ヘッド(17)の外周を取り囲んだリング部材
(25)と、前記ヘッド側誘導コイル(31)と直列に
接続され、かつ、リング部材(25)が他の部材に接近
衝突することにより閉じるオン・オフスイッチ(29)
とからなる衝突検知センサ(23)と、 工作機械本体側部材(15)側に設けられて前記本体側
誘導コイル(33)に給電を行う電源回路(35)およ
び衝突検知信号処理手段(37)とを有し、 前記オン・オフスイッチ(29)が閉じたことを前記ヘ
ッド側誘導コイル(31)と前記本体側誘導コイル(3
3)による相互誘導によって前記本体側誘導コイル(3
3)のインピーダンス変化として検出し、このインピー
ダンス変化を前記衝突検知信号処理手段(37)に与え
ることによってリング部材(25)が他の部材に衝突し
たことを検知することを特徴とする工作機械のヘッド衝
突検知装置。 - 【請求項2】 工作機械本体側部材(15)に加工ヘッ
ド(17)が、その工作機械本体側部材(15)の中心
軸線周りに回転変位可能に取り付けられている工作機械
におけるヘッド衝突検知装置において、 前記工作機械本体側部材(15)と前記加工ヘッド(1
7)の双方に互いに所定のエアギャップをおいて対向配
置された本体側誘導コイル(33)とヘッド側誘導コイ
ル(31)と、 工作機械本体側(15)に設けられて前記本体側誘導コ
イル(33)に給電を行う電源回路(35)と、 前記加工ヘッド(17)において前記ヘッド側誘導コイ
ル(31)と接続されて前記ヘッド側誘導コイル(3
1)と前記本体側誘導コイル(33)による相互誘導に
よって前記電源回路(35)より給電され、前記加工ヘ
ッド(17)が他の部材に接近衝突することを検出する
アナログセンサ(55)と、 前記加工ヘッド(17)に設けられて前記相互誘導によ
って前記電源回路(35)より給電され、前記アナログ
センサ(55)のアナログ信号を電源周波数とは異なる
特定の周波数信号に変調する変調回路(57)と、 工作機械本体側(15)に設けられて前記ヘッド側誘導
コイル(31)と前記本体側誘導コイル(33)による
相互誘導によって前記本体側誘導コイル(33)側に伝
達された前記アナログ信号の変調信号を復調して前記ア
ナログセンサ(55)のアナログ信号を取り出す復調器
(51)とを有し、このアナログ信号によって衝突検知
を行うことを特徴とする工作機械のヘッド衝突検知装
置。 - 【請求項3】 前記本体側誘導コイル(33)と前記ヘ
ッド側誘導コイル(31)は各々工作機械本体側部材
(15)の中心軸線周りにリング状に同心配置されてい
ることを特徴とする請求項1または2に記載の工作機械
のヘッド衝突検知装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07441896A JP3373352B2 (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 工作機械のヘッド衝突検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07441896A JP3373352B2 (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 工作機械のヘッド衝突検知装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09262744A JPH09262744A (ja) | 1997-10-07 |
JP3373352B2 true JP3373352B2 (ja) | 2003-02-04 |
Family
ID=13546636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07441896A Expired - Fee Related JP3373352B2 (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | 工作機械のヘッド衝突検知装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3373352B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6713905B2 (en) | 2001-08-30 | 2004-03-30 | S-B Power Tool Company | Electric-motor rotary power tool having a light source with a self-generating power supply |
-
1996
- 1996-03-28 JP JP07441896A patent/JP3373352B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09262744A (ja) | 1997-10-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |