JP3372838B2 - 配管損傷検知の方法及び配管損傷検知のためのガス袋 - Google Patents

配管損傷検知の方法及び配管損傷検知のためのガス袋

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裕光 正木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管損傷検知の方
法及び配管損傷検知のためのガス袋に関しており、さら
に詳しくは、配管損傷検知のために設計、製造されたガ
ス袋と、該ガス袋を用いることにより、目視によっても
微小な配管の損傷を検知できる配管損傷検知の方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、配管損傷検知の方法としては、検
査対象となる配管又は配管網の一端部に水柱計(デジタ
ルマノメーター)を気密に接続し、配管又は配管網の他
端部を栓体で密封すると共に、配管内又は配管網内にガ
スを加圧充填(300mmAq〜500mmAq)し、5分以上内圧が
下がるか否かを水柱計により読み取ることで配管損傷を
検知する方法がある。一方、マンション等のガス配管
は、床施工後でフローリング施工前に取り付けられる
が、フローリング施工中に取り付けたガス配管を釘で打
ち抜く等する事故が多い。また、施工終了後、入居者が
数年たってからガス漏れ等の配管損傷事故が発見される
ことがある。このようなガス配管の損傷をフローリング
施工後に修理するためにはそのフローリングを再び外す
必要があり、そのための手間及びコストが問題となるの
で、フローリング施工中にガス配管の損傷の有無の検査
を継続的に行うべきである。この場合、上記の従来の方
法では、水柱計は高価な計測器であるため、検査配管の
数が多い場合全ての配管に対して水柱計を接続したまま
の状態におくことは、多数の水柱計を必要とすることに
なり、コストが高くなる。そこで現状では、長期間にわ
たって検査する場合、検査する毎に水柱計を取り付け、
取り外しているが、この作業は面倒である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、長期間の検査の場合に配管に接続したまま
にでき、すなわち装置の取り付け、取り外しの作業を不
要にし、目視によって微小な配管損傷の有無の検知が可
能な配管損傷検知の方法及び配管損傷検知のためのガス
袋を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明において上記課題
を解決するための手段は、ガス注入弁を有し気密膜材で
構成されるガス袋を検査対象となる配管又は配管網の一
端部に気密に連通させ、該配管又は配管網の他端部を栓
体で密封し、上記ガス注入弁に空気又はガスを注入して
上記ガス袋内及び上記配管内又は配管網内にガスを充填
させかつ上記ガス袋を膨張させておき、該ガス袋の膨張
が萎むか否かによって配管又は配管網の損傷を検知する
ことを特徴とする。そして、上記ガス袋の外側には、上
記ガス袋の外径と略同径で目盛を有する円形部と該円形
部の中心に向けて鈍角に折り曲げられた作用部とからな
り所定のスプリング圧で前記ガス袋を挟持するばねを設
け、上記作用部がガス袋の内圧に打ち勝って移動するこ
とにより生じる上記作用部及び円形部の交差位置と上記
目盛とのずれにより配管又は配管網の損傷を検知する。
充填、加圧するエアーの内圧としては1000mmAq〜15,000
mmAq程度として、施工終了までの長期間に渡り内圧を保
持し、万一配管に損傷を受けた場合に、ガス袋の形状変
化により損傷の有無を目視により確認することになる。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は本発明の配管損傷検知の方
法の装置を示す図で、1は本発明の配管損傷検知のため
のガス袋であり、2はガス注入弁であり、3はブッシュ
部分であり、4はアダプターであり、5は検査対象の配
管であり、6は栓体である。本発明の配管損傷検知のた
めのガス袋1は、平時においては図1に示したように長
方形平面状であるが、ガス充填時には円筒形状となるよ
うに構成されている。ガス袋1の材質はエバール(株式
会社クラレの登録商標)入りの多層フィルムであり、ガ
スの密閉性は非常に高い。ガス袋1にはガス注入のため
のガス注入弁2が設けられているが、ガス注入弁2は逆
止弁構造を有しており、ガス注入は可能であるがガス漏
れは防止されている。又、ガス袋1には、検査配管5の
一端部と連通するためにブッシュ部分3が設けられてい
る。本実施例では、ブッシュ部分3と検査配管5の一端
部とをアダプター4で気密に被覆して連通させている。
検査配管5の他端部は、栓体6によって密封されてい
る。本実施例では栓体6をゴム栓としているが、密封す
る効果を有すれば、材質は限定されるものではない。
尚、9はガス袋1の外周を覆う、ガス袋1と同じ寸法で
ガス注入弁2及びブッシュ部分3が取り出せる構造から
なり、材料的には織物地に樹脂をコーティングした膜材
料からなる外袋である。8は、前記ガス袋1及び外袋9
を挾持するための所定のスプリング圧を有する萎み検知
用のばねであり、該ばね8は前記ガス袋1及び外袋9の
外径と略同径の円形部8aと、該円形部8aの先端を折
り曲げ該円形部8aの中心に向けて鈍角に折り曲げられ
た作用部8bとからなり、該作用部8bがガス袋1の内
圧に打ち勝って移動した時の状況を把握するために前記
円形部8aにはゲージ圧の目盛8cが施されている。
【0006】本発明の配管損傷検知のための方法は、以
上の装置設定状態において、ガス注入弁2にガスを注入
する。ガスはガス袋1に充填され、ガス袋1は外袋9と
共に膨張し、一部のガスはブッシュ部分3、アダプター
4を通って検査配管5内に至る。例えば前記円筒状のガ
ス袋1及び外袋9の中間部をばね8で挾持する。ガスの
注入は、注入されたガスの圧力が1000mmAq〜15,000mmAq
程度となった後終了する。その結果、ばね8の作用部8
bは押し広げられ、ゲージ圧の目盛8cよりもさらに広
げられた状態となる。この状態で、配管に損傷が無けれ
ば、施工終了までの長期間に渡りガス袋1は萎むことが
無い。従って少なくとも一度の空気又はガスを注入する
ことで施工期間中、検査状態を続けることができる。配
管に損傷が有れば、ガス袋1は当然ガスの流出に伴って
萎んでいくため、目視によって十分配管の損傷の存在を
検知することができる。配管の損傷が微小なものであっ
ても、検知は容易である。ガス袋1が萎んだとき、外袋
9も萎んでいくため、その結果ガス袋の内圧が低下し、
ばね8の作用部8bの挾持圧が打ち勝って、円形部8a
の中心に向けて移動する。この結果円形部8aと交差す
る作用部8bの位置がずれるために、作業者は容易にガ
ス漏れを検知することができる。 ガス袋1は低コスト
に製造できるものであり、従って検査配管が多数存在す
る場合であっても、それぞれの検査配管にガス袋1を装
着したまま検査状態を継続させることができ、水柱計を
用いる従来方法のように装置の取り付け、取り外しを行
う必要が無い。
【0007】図2も本発明の配管損傷検知の装置を示す
図であるが、検査対象が配管網7である場合について示
している。配管網7の一端部にガス袋1のブッシュ部分
3が装着され、他の全ての配管網7の端部は栓体6によ
って密閉されている。その他の構成は図1の装置と同様
であり、上記と同様の作用、効果が得られる。
【0008】
【発明の効果】本発明の配管損傷検知の方法は、低コス
トに製造できる配管損傷検知のためのガス袋を用いるも
のであるから、長期間にわたって多数の配管を検査する
場合等において、配管にガス袋を装着したまま検査状態
を継続させることができ、装置の取り付け、取り外しの
作業を不要にすることの効果がある。又、微小な配管損
傷の有無の検知も、目視によって十分行えることの効果
もある。本発明の配管損傷検知のためのガス袋は、低コ
ストに製造できることの他、ブッシュ部分を有すること
によって配管との気密な連通が容易であることの効果が
あり、さらにエバール(登録商標)入りの多層フィルム
によって構成されることにより、高い密閉性を有すると
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 配管に対する本発明の配管損傷検知の方法の
装置を示す正面図。
【図2】 配管網に対する本発明の配管損傷検知の方法
の装置を示す正面図。
【図3】 ばねの正面図。
【符号の説明】
1 ガス袋 2 ガス注入弁 3 ブッシュ部分 4 アダプター 5 検査配管 6 栓体 7 検査配管網 8 ばね 9 外袋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−65991(JP,A) 特開 平2−51037(JP,A) 実開 昭62−76639(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F17D 5/02 G01M 3/00 - 3/34

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス注入弁を有し気密膜材で構成される
    ガス袋を検査対象となる配管または配管網の一端部に気
    密に連通させ、該配管又は配管網の他端部を栓体で密封
    し、上記ガス注入弁にガスを注入して上記ガス袋内及び
    上記配管内または配管網内にガスを充填させかつ上記ガ
    ス袋を膨張させておき、上記ガス袋の外側には、上記ガ
    ス袋の外径と略同径で目盛を有する円形部と該円形部の
    中心に向けて鈍角に折り曲げられた作用部とからなり所
    定のスプリング圧で前記ガス袋を挟持するばねを設け、
    上記作用部がガス袋の内圧に打ち勝って移動することに
    より生じる上記作用部及び円形部の交差位置と上記目盛
    とのずれにより配管又は配管網の損傷を検知することを
    特徴とする配管損傷検知の方法。
  2. 【請求項2】 ガス注入弁を有し気密膜材で構成される
    ガス袋であって、配管又は配管網と気密に連通するため
    のブッシュ部分を有していることを特徴とする請求項1
    記載の配管損傷検知方法に用いるガス袋。
  3. 【請求項3】 ガス注入弁を有し気密膜材で構成される
    ガス袋であって、エバール入りの多層フィルムによって
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の配管損
    傷検知方法に用いるガス袋。
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