JP3372786B2 - 照明装置及びそれを用いた撮影装置 - Google Patents

照明装置及びそれを用いた撮影装置

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JP3372786B2
JP3372786B2 JP28769196A JP28769196A JP3372786B2 JP 3372786 B2 JP3372786 B2 JP 3372786B2 JP 28769196 A JP28769196 A JP 28769196A JP 28769196 A JP28769196 A JP 28769196A JP 3372786 B2 JP3372786 B2 JP 3372786B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は照明装置及びそれを
用いた撮影装置に関し、例えばカメラ本体(撮影本体)
の一部に装着して、カメラ本体の撮影動作と連動させて
照明光(閃光)を被写体側へ効率良く照射し、撮影する
際に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラ本体の一部に装着して
カメラの撮影動作に連動させて照明光(閃光)を被写体
側に照射して撮影するようにした照明装置(ストロボ装
置)が種々と提案されている。
【0003】例えば特開昭57−150826号公報で
は使用時にはカメラ撮影光軸から離れた位置に発光部を
保持固定し、非使用状態には発光部が前側に倒れ、カメ
ラと一体的な形状になるように構成した照明装置が提案
されている。
【0004】又特開昭59−165037号公報では閃
光放電管から射出した光束を帯状に集光させ、その集光
部にファイバーを配置し、これを適宜束ねることによっ
て所定の配光が得られるように構成した照明装置が提案
されている。
【0005】又本出願人は特開平8−234277号公
報において、発光手段と発光手段からの光を被写体に照
射する為に光を部材を通して部材の長手方向に案内し、
光を折り曲げて被写体に向けて集光放射する光学手段と
を備え、発光手段からの光を部材を通してその部材の長
手方向に案内し、光を被写体に向けて集光放射するよう
にした光の利用効率の良い照明装置を提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般にカメラ等の装置
全体が小型・軽量化された撮影装置に装着する照明装置
(ストロボ装置)としては、 (a1). 小型軽量であること。
【0007】(a2). 光源手段からの照明光を効率良く被
写体側へ照射することができること。
【0008】(a3). 照明装置が赤目防止の為に撮影レン
ズの光軸からなるべく遠く離れていること。等が要望さ
れている。
【0009】本発明は、本出願人の先に提案した特開平
8−234277号公報の照明装置を更に改良し、光源
手段からの光束(照明光)を被写体側に照射するときに
適切に構成した導光部材(光学部材)を介することによ
り、高い利用効率で照射することができるスチルカメ
ラ,ビデオカメラ等に好適な照明装置及びそれを用いた
撮影装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の照明装置は、 (1−1)閃光放電管を含む光源手段からの光束を光学
部材を介して、照射光として照射する照明装置におい
て、該光学部材は該閃光放電管に対向した入射面、該入
射面からの光束の一部を反射又は/及び全反射させる反
射面、該入射面と対向し、それよりも面積の大きな射出
面とを有したライトガイドを複数個、該閃光放電管のア
ーク長方向に隣接する領域の少なくとも一部に空気層を
形成して隣接配置しており、該空気層は該閃光放電管
発光部中心に対して略放射状に伸びていることを特徴と
している。
【0011】
【0012】前記空気層の幅は前記入射面から射出面に
いくに従って増大していること。
【0013】前記空気層は前記ライトガイド間に設けた
V溝又は/及び凹溝より形成されていること。
【0014】前記V溝又は凹溝は前記ライトガイドの上
面又は下面に設けられていること。
【0015】前記V溝又は凹溝は前記ライトガイドの上
面及び下面に対向して又は該ライトガイドの配列方向に
位相をずらして設けられていること。
【0016】前記光学部材を構成する複数のライトガイ
ドは、その入射面又は/及び射出面が隙間なく隣接配置
していること。
【0017】
【0018】 前記複数のライトガイドはその入射面が
該閃光放電管のアーク長方向に一次元的に配列されてお
り、その射出面が該アーク長方向に対して上下ちどり状
に隣接配置されていること。
【0019】前記複数のライトガイドは入射面側から射
出面側にかけて放射線状に拡がるように配置されている
こと。
【0020】前記反射面は前記ライトガイドの光束の進
行方向に対する上下面と側面であること。
【0021】前記ライトガイドは光束の進行方向に直交
する断面積が入射面から射出面にかけて一定の割合で増
加する導光部を有していること。
【0022】前記ライトガイドは光束の進行方向に直交
する断面積が入射面から射出面にかけて高次関数的に増
加する導光部を有していること。
【0023】前記入射面は平面又は曲面より成っている
こと。
【0024】前記反射面は平面又は曲面より成っている
こと。
【0025】前記射出面は平面又は曲面より成っている
こと。
【0026】前記複数のライトガイドが形成する射出面
は光軸近傍が曲面より成り、光軸から離れた領域が平面
又は該曲面とは形状の異なる曲面より成っていること。
【0027】前記ライトガイドの光束の進行方向に対す
る上下面は前記入射面と射出面とを結ぶ包絡線を連続さ
せた自由曲面より成っていること。
【0028】前記隣接して配置した複数のライトガイド
のうち中央部に配置した中央ライトガイドと、その側面
に設けたライトガイドとの境界面の該中央ライトガイド
の光軸に対する傾き(側面が曲面のときは接線の傾き)
をα、該中央ライトガイドの材質の屈折率をnとしたと
き α≦90°−2×sin−1 (1/n) なる条件を満足すること。等を特徴としている。
【0029】本発明の撮影装置は、 (2-1) 構成(1-1) の照明装置を用いて被写体を照明して
いることを特徴としている。
【0030】特に、前記照明装置はカメラ本体の一部に
摺動可能に装着されていることを特徴としている。
【0031】
【発明の実施の形態】図1は本発明の照明装置をカメラ
(撮像装置)本体の上辺部に設けたときの実施形態1の
要部概略図、図2,図3は図1の照明装置における照明
光束導光用の光学部材5の要部断面図と要部平面図であ
る。
【0032】図中、1はカメラ本体(撮影本体)、2は
レンズ鏡筒部であり、撮影レンズを保持している。以
下、カメラ本体1の上下方向をY軸、左右方向をX軸、
光軸方向をZ軸として表わす。
【0033】3は照明装置(発光部ユニット)であり、
カメラ本体1の右上部にカメラ本体1の左右方向(X方
向)又は上下方向(Y方向)に摺動自在に設けている。
照明装置3は光源手段としての閃光を発する円筒形状の
閃光放電管(閃光発光管,ストロボ)4、該閃光放電管
4からの放射光束のうち前方以外の、例えば後方(被写
体側と反対方向)に放射される光束を被写体側へ集光反
射する一次元方向に曲率を有し、内面反射を利用した反
射鏡(反射傘)6、閃光放電管4から直接入射した光束
及び反射鏡6で反射して入射した光束を所定形状の光束
として集光し、被写体側へ効率良く照射する照明光束導
光用の光学部材(ライトガイド)5を有している。
【0034】本実施形態の光学部材5の構成について説
明する。本実施形態の光学部材5は導光用部材としての
光学的作用をする3つのライトガイド5−1,5−2,
5−3を光軸方向(Z方向)に空気層(境界面)L1
2,L23を光源手段4の発光中心に対して放射状に形
成し、水平方向(X方向)に配列して構成している。空
気層L12,L23はライトガイド間に設けたV溝又は
凹溝より構成している。空気層L12,L23の幅は一
定又は入射面5aから射出面5bにいくに従って増大す
るようにしている。
【0035】光学部材5は図3に示すように各ライトガ
イド5−1〜5−3の光入射面5−1a,5−2a,5
−3aが互いに肉厚で連結し、又光射出面5−1b,5
−2b,5−3bも同様に肉厚で連結するようにし、空
気層L12,L23が光軸方向の一部分でなくなるよう
にしている。これによって光学部材5の射出成形による
一体成形を可能としている。
【0036】又入射面と射出面とを隙間なく配列するこ
とによって光学部材5としての1つの光入射面5aと1
つの光射出面5bを形成するようにして光束の有効利用
を図っている。
【0037】各ライトガイド間の空気層L12,L23
の側面(境界面)は鏡面化されており、該側面で光を全
反射させている。尚、光学部材5としてライトガイドを
複数個、独立に形成し、互いに水平方向又は垂直方向
(Y方向)に空気層を形成して配置して構成しても良
い。
【0038】本実施形態では光学部材5を複数(3つ
の)ライトガイド(5−1,5−2,5−3)より構成
し、これらを閃光放電管4のアーク長方向に配列してい
る。そして光学部材としての光入射面の見かけ上の入射
開口を狭くすることによって光学部材の長さ(Z方向の
長さ)を短くして後述するように照明光束の導光を効率
的に行っている。
【0039】光学部材5(光学部材5を構成する各ライ
トガイド5−1,5−2,5−3)は平板状の透明部材
(ガラス,プラスチック等)より成っている。そして入
射面側から射出面側にかけて放射線状に拡がるように配
置している。
【0040】光学部材5は閃光放電管4側からの光束を
入射させる入射面5a(5−1a,5−2a,5−3
a)、入射面5aからの光束を全反射させる為の反射面
としての上下面5c(5c1 ,5c2 ),(ライトガイ
ド5−1の上下面5−1c1 ,5−1c2 、ライトガイ
ド5−2の上下面5−2c1 ,5−2c2 、ライトガイ
ド5−3の上下面5−3c1 ,5−3c2 )と側面5d
(5d1 ,5d2 ),(ライトガイド5−1の側面5−
1d1 ,5−1d2 、ライトガイド5−2の側面5−2
1 ,5−2d2 、ライトガイド5−3の側面5−3d
1 ,5−3d2 )、そして入射面5aから直接導光され
る光束と、上下面5cと側面5dで全反射をし、又は全
反射を繰り返した後に導光される光束とを被写体側へ射
出させる射出面5b(5−1b,5−2b,5−3b)
とを有している。
【0041】入射面5aと射出面5bとの間が導光部と
なっている。入射面5aと射出面5bは対向配置してい
る。入射面5aと射出面5bは平面又は曲率を有した正
又は負の屈折力の曲面(尚、本明細書において曲面とは
球面,非球面,楕円面,2次曲面,シリンドリカル面,
トーリック面等を言う。)より成っている。
【0042】又、入射面5a又は/及び射出面5bの一
部を曲面とし、他の部分を平面より構成しても良い。又
射出面5bは光軸近傍が曲面で光軸から離れた領域が平
面又は該曲面とは異なった形状の曲面より成っている。
【0043】上下面5c1 ,5c2 は平面又は曲面より
成っている。例えば入射面5aと射出面5bとを結ぶ包
絡線を連続させた自由曲面(任意の形状の曲面)より成
っている。側面5d1 ,5d2 は入射面5aに対して所
定の角度を持って広がった平面又は曲面より成ってい
る。
【0044】光学部材5全体及び各ライトガイド5−
1,5−2,5−3は入射面5a(5−1a,5−2
a,5−3a)の入射面積に比べて射出面5b(5−1
b,5−2b,5−3b)の射出面積が大きくなるよう
な形状より成っている。例えば、光学部材5はそのXY
断面において入射面5aから射出面5bにかけて側面5
1 ,5d2 の距離又は/及び上下面5c1 ,5c2
距離が順次又は一定の割合で増大する形状より成ってい
る。
【0045】具体的にはXY断面積が一定の割合で又は
高次関数的に増加する導光部を有するようにしている。
【0046】尚、本実施形態において照明装置3をカメ
ラ本体1の側面に、上下方向(Y軸方向)又は左右方向
(X軸方向)に摺動可能に装着しても良い。
【0047】本実施形態の照明装置では図3に示すよう
に閃光放電管4の各領域から射出した光束を直接、又は
反射鏡6で反射させた後に光学部材5(ライトガイド5
−1,5−2,5−3)の入射面5a(5−1a,5−
2a,5−3a)に導光している。入射面5aに入射し
た光束の一部は直進し、射出面5bに導光され、他の一
部は上下面5c又は/及び側面5dで全反射して射出面
5b(5−1b,5−2b,5−3b)に導光される。
【0048】このように光学部材5の内面で全反射を繰
り返すことによって集光性の高い照明光束として射出面
5bより被写体側に所定の照明光束形状(例えばXY断
面内で正方形,X軸方向に長い長方形等)で照射してい
る。
【0049】特に閃光放電管の光束うち径方向(Y方
向)の光束は上下面5c1 ,5c2 で繰り返し全反射さ
せ、軸方向(X方向)の光束は射出面5dの曲面の屈折
作用で効率良く射出させて被写体側へ照射している。
【0050】本実施形態では光学部材5を複数のライト
ガイドより構成し、実質的にライトガイドの導光部(Z
方向の長さ)を長くして入射側から入射した光束の全反
射の回数を多くして効率の良い配光を得ている。
【0051】光学部材5の入射面5aは矩形状をしてお
り、そのX軸方向の長さは閃光放電管4のX軸方向の有
効アーク長よりも若干長く、又入射面5aのY軸方向の
長さは反射鏡6の開口部に対して隙間を生じない程度の
開口部の長さと略同じである。これによって閃光放電管
4からの光束を入射面5aより効率的に取り込んでい
る。射出面5bも入射面5aと同様に矩形状開口となっ
ている。
【0052】次に本実施形態における光学部材5の構成
について説明する。本実施形態においてライトガイド
(中央ライトガイド)5−2とライトガイド5−1(5
−3)との各境界面L12,L23は、光軸(光学部材
5の中心軸)LABに対する角度(側面が曲面のときは接
線の傾き)をα、光学部材5の材質の屈折率をnとした
場合、 α≦90°−2sin-1 (1/n) となっている。
【0053】これは入射角5aからどんな角度の成分の
光束が入射した場合でも外側(左右)のライトガイド5
−1,5−3(領域)から中央のライトガイド5−2
(領域)に光束が侵入しない為の条件である。
【0054】この条件を満たすことにより各ライトガイ
ドにおいて独立に集光性を制御するようにしている。
又、この角度設定及びライトガイドLの長さによって集
光性が左右されるが、3つのライトガイドの照射範囲を
一致させる方法として、まず集光性を入射面の水平方向
の開口によって制御している。即ち、ライトガイド5−
2の入射面5−2aの長さD2と周辺部のライトガイド
5−1,5−3の長さD1,D3の長さの割合を適宜選
ぶことにより、集光性を一致させている。
【0055】次に射出方向は射出面5bに設けた曲面形
状によって制御している。即ち周辺部の成分は光射出面
からの射出後は画角中心に対し、左右に均一に振り分け
られるように面を形成している。又、射出面の曲面の曲
率を大きくしすぎるとこの曲面で全反射によるロスが生
じ、光が元に戻ってしまうので、この条件も考慮しなが
らほとんど全ての光束が射出面5bから射出されるよう
に射出面5−1b,5−2b,5−3bの各曲面形状を
決定している。
【0056】図3では3つのライトガイド5−1,5−
2,5−3を部分的に結合することによって一体化を図
っているが、実際には型抜の関係から空気層を形成する
スリット部は入射面から射出面にかけて順次広くなって
くる。
【0057】本実施形態において光学部材を多分割化
し、複数のライトガイドを隣接して配置しても良く、こ
れによれば効率良く集光することができる。この時、隣
接させる間隔は密着させた状態でも良く、それぞれの表
面荒さによって、当接している境界面は微小であり、実
質的に問題ない。
【0058】又、射出面5bの曲面を実施形態では以下
のようにして決定している。入射面5aから均一拡散光
が入射した場合、左右の境界面L12,L22で集光制
御されて射出面5bに到達するが、この時の射出面5b
の境界面L12,L22の点eでの分布が左右振り分け
でほぼ等しい角度となるような曲率を設定している。
【0059】又、周辺部のライトガイド5−1,5−3
(導光部)の光射出面5−1b,5−3bの曲率は、上
記のように各端部の射出角が左右振り分けでほぼ一致す
るように決定すると共に、特に外側,周辺部で曲率が大
きすぎると光射出面で全反射によって光が戻ってきてし
まう為、この全反射による光量ロス成分を極力抑えるよ
うにという2つの条件をバランスするように曲面形状を
決定している。
【0060】又、光学部材5の入射面5aの入口の長さ
(水平方向の長さ)は、閃光放電管4の有効アーク長と
ほぼ同じか、それより少し長く設定し、効率良く光を入
射させると共に最小の形状を実現している。
【0061】図4,図5は本発明の参考例1の要部断面
図と要部斜視図である。参考例1は球状又は円形状等の
回転対称の発光部を有する光源21を用い、該光源21
からの光束を光学部材24で集光して被写体側を照射す
る場合を示している。
【0062】光学部材24は円錐台形状のライトガイド
24−1とその周囲を空気層を隔てて覆う形状を有した
ライトガイド24−2とから成っている。25は反射鏡
(反射傘)であり、光源21からの光束を反射集光して
光学部材24に導光している。
【0063】参考例1では光源21からの光束のうち光
軸LAB近傍の光束はライトガイド24−1を介して、
又光軸LABから離れた方向に発散する光束はライトガ
イド24−2を介して導光し、射出面24−1b(24
−2b)より射出させている。ライトガイド24−1の
射出面24−1bは平面又は曲面より成っている。又、
外側のライトガイド24−2の射出面24−2bは光束
を光軸LAB方向に曲げる曲面より成っている。
【0064】各ライトガイド24−1,24−2は、そ
の入射面24−1a,24−2aの面積に比べて射出面
24−1b,24−2bの面積が大きくなるような形状
より成っている。本実施形態ではこのように光学部材2
4を構成することによって実施形態1と同様の効果を得
ている。
【0065】図6,図7は本発明の実施形態2の要部断
面図と要部正面図である。34は光学部材であり、5つ
のライトガイド34−1〜34−5を互いに空気層を介
して入射面34−1a〜34−5aが放電管31のアー
ク長方向に一次元に配列されており、又射出面34−1
b〜34−5bが放電管31のアーク長方向に対して上
下方向に交互に位置するような所謂上下ちどり状に隣接
配列している。これによって左右方向の長さを短縮して
いる。尚、ライトガイドは複数個あれば良く、5つに限
定されない。
【0066】5つのライトガイド34−1〜34−5の
光入射面34aは一平面上であって水平方向に光源31
と対向位置するように構成することによって光束を入射
面に効果的に入射するようにしている。光入射面34a
は平面又は曲面より成っている。5つのライトガイド3
4−1〜34−5の射出面34bは平面又は曲面より成
っている。35は反射鏡であり、光源31の周囲に配置
している。
【0067】各ライトガイド34−1〜34−5は、そ
の入射面34a(34−1a〜34−5a)の面積に比
べて射出面34b(34−1b〜34−5b)の面積が
大きくなるような形状より成っている。1つのライトガ
イドの形状は図3の実施形態1で示したのと略同じであ
る。
【0068】本実施形態では光源31からの光束を光学
部材34の5つのライトガイド34−1〜34−5を介
して照明光束の形状を適切に設定して被写体側へ照射
し、これによって実施形態1と同様の効果を得ている。
【0069】図8は本発明の実施形態3の要部斜視図で
ある。44は光学部材、41は閃光放電管、45は反射
鏡である。本実施形態は図3の実施形態1における光学
部材の上下面に各々対向して2つのV溝42a ,4
2a (42b ,42b )を光源31の発光面
を中心に放射線状に複数個設けている。これによって空
気層を挟んで複数(同図では3つであるが、この数に限
らない)のライトガイド44−1,44−2,44−3
を形成している。
【0070】尚、複数のライトガイド44−1〜44−
3は中央部で連結しているが、分離して独立に配置する
ような構成であっても良い。又V溝の幅(又は/及び深
さ)を入射面から射出面44b側にいくに従って広く
(深く)なるようにしている。又V溝を射出面44bま
で設けなくて中間領域にのみ設けるようにしても良い。
又V溝は上下面のうち、少なくとも一方に設けても良
い。又V溝の代わりに角溝(凹溝)を設けても良い。こ
の他の構成は実施形態1と同じである。
【0071】図9は本発明の実施形態4の要部斜視図で
ある。54は光学部材、51は放電管、55は反射鏡で
ある。本実施形態では図3の実施形態1における光学部
材の上下面に各々互いにX方向に位相をずらして角溝
(凹溝)52a ,52a(52b ,52b
)を複数個設けている。これによってオーバーラッ
プと空気層を挟んで複数(2つ以上、いくつであっても
良い。)のライトガイド54−1,54−2,54−3
を形成している。
【0072】尚、本実施形態において角溝の代わりにV
溝を設けても良い。この他の構成は実施形態1と同じで
ある。
【0073】図10,図11は各々本発明の実施形態
5,6に係る光学部材の要部斜視図である。図10にお
いて64は光学部材であり、入射側64aはX方向に長
い長方形状の開口を有し、射出側64bは所定の幅DW
を有した3角波より成る複数のライトガイド64−1〜
64−4をX方向に一定周期で配列した構成より成って
いる。
【0074】本実施形態では左右方向(X方向)に向か
う光束の一部を上下方向(Y方向)に変換し、集光作用
と同時に配光を適切に行うことができるようにしてい
る。尚、入射面64aと射出面64bを平面又は曲面よ
り構成しても良い。
【0075】図11において74は光学部材であり、入
射側74aはX方向に長い長方形状の開口を有し、射出
側74bは所定の幅DWを有した半円状より成る複数の
ライトガイド74−1〜74−5をX方向に一定周期で
配列した構成より成っている。
【0076】本実施形態では左右方向(X方向)に向か
う光束の一部を上下方向(Y方向)に変換し、集光作用
と同時に配光を適切に行うことができるようにしてい
る。尚、入射面74aと射出面74bを平面又は曲面よ
り構成しても良い。
【0077】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、光源手段
からの光束(照明光)を被写体側に照射するときに適切
に構成した導光部材(光学部材)を介することにより、
高い利用効率で照射することができるスチルカメラ,ビ
デオカメラ等に好適な照明装置及びそれを用いた撮影装
置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の要部概略図
【図2】図1の照明装置の要部断面図
【図3】図1の照明装置の要部平面図
【図4】本発明の参考例1の要部概略図
【図5】本発明の参考例2の要部概略図
【図6】本発明の実施形態2の要部平面図
【図7】本発明の実施形態2の要部正面図
【図8】本発明の実施形態3の要部斜視図
【図9】本発明の実施形態4の要部概略図
【図10】本発明の実施形態5の要部概略図
【図11】本発明の実施形態6の要部概略図
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 レンズ鏡筒 3 照明装置 4,21,31,41,51 光源手段 5,24,34,44,54,64,74 光学部材 5−1,5−2,5−3 ライトガイド 5a 入射面 5b 射出面 5c 上面 5c 下面 5d ,5d 側面 L12,L23 空気層 6,25,35,45,55 反射鏡 42a V溝 52a,52b 凹溝

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閃光放電管を含む光源手段からの光束を
    光学部材を介して、照射光として照射する照明装置にお
    いて、該光学部材は該閃光放電管に対向した入射面、該
    入射面からの光束の一部を反射又は/及び全反射させる
    反射面、該入射面と対向し、それよりも面積の大きな射
    出面とを有したライトガイドを複数個、該閃光放電管の
    アーク長方向に隣接する領域の少なくとも一部に空気層
    を形成して隣接配置しており、該空気層は該閃光放電管
    の発光部中心に対して略放射状に伸びていることを特徴
    とする照明装置。
  2. 【請求項2】 前記空気層の幅は前記入射面から射出面
    にいくに従って増大していることを特徴とする請求項1
    の照明装置。
  3. 【請求項3】 前記空気層は前記ライトガイド間に設け
    たV溝又は/及び凹溝より形成されていることを特徴と
    する請求項1又は2の照明装置。
  4. 【請求項4】 前記V溝又は凹溝は前記ライトガイドの
    上面又は下面に設けられていることを特徴とする請求項
    3の照明装置。
  5. 【請求項5】 前記V溝又は凹溝は前記ライトガイドの
    上面及び下面に対向して又は該ライトガイドの配列方向
    に位相をずらして設けられていることを特徴とする請求
    項3の照明装置。
  6. 【請求項6】 前記光学部材を構成する複数のライトガ
    イドは、その入射面又は/及び射出面が隙間なく隣接配
    置していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1
    項記載の照明装置。
  7. 【請求項7】 前記複数のライトガイドはその入射面が
    前記閃光放電管のアーク長方向に一次元的に配列されて
    おり、その射出面が該アーク長方向に対して上下ちどり
    状に隣接配置されていることを特徴とする請求項1〜6
    のいずれか1項記載の照明装置。
  8. 【請求項8】 前記複数のライトガイドは入射面側から
    射出面側にかけて放射線状に拡がるように配置されてい
    ることを特徴とする請求項の照明装置。
  9. 【請求項9】 前記反射面は前記ライトガイドの光束の
    進行方向に対する上下面と側面であることを特徴とする
    請求項1の照明装置。
  10. 【請求項10】 前記ライトガイドは光束の進行方向に
    直交する断面積が入射面から射出面にかけて一定の割合
    で増加する導光部を有していることを特徴とする請求項
    1の照明装置。
  11. 【請求項11】 前記ライトガイドは光束の進行方向に
    直交する断面積が入射面から射出面にかけて高次関数的
    に増加する導光部を有していることを特徴とする請求項
    1の照明装置。
  12. 【請求項12】 前記入射面は平面又は曲面より成って
    いることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項記
    載の照明装置。
  13. 【請求項13】 前記反射面は平面又は曲面より成って
    いることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項記
    載の照明装置。
  14. 【請求項14】 前記射出面は平面又は曲面より成って
    いることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項記
    載の照明装置。
  15. 【請求項15】 前記複数のライトガイドが形成する射
    出面は光軸近傍が曲面より成り、光軸から離れた領域が
    平面又は該曲面とは形状の異なる曲面より成っているこ
    とを特徴とする請求項6の照明装置。
  16. 【請求項16】 前記ライトガイドの光束の進行方向に
    対する上下面は前記入射面と射出面とを結ぶ包絡線を連
    続させた自由曲面より成っていることを特徴とする請求
    項1〜11のいずれか1項記載の照明装置。
  17. 【請求項17】 前記隣接して配置した複数のライトガ
    イドのうち中央部に配置した中央ライトガイドと、その
    側面に設けたライトガイドとの境界面の該中央ライトガ
    イドの光軸に対する傾き(側面が曲面のときは接線の傾
    き)をα、該中央ライトガイドの材質の屈折率をnとし
    たとき α≦90°−2×sin−1 (1/n) なる条件を満足することを特徴とする請求項1〜11
    いずれか1項記載の照明装置。
  18. 【請求項18】 請求項1〜17のいずれか1項記載の
    照明装置からの光束を利用していることを特徴とする撮
    像装置。
  19. 【請求項19】 前記照明装置はカメラ本体の一部に摺
    動可能に装着されていることを特徴とする請求項18
    撮影装置。
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