JP3372752B2 - 画像形成装置、中間転写体及び中間転写体の製造方法 - Google Patents

画像形成装置、中間転写体及び中間転写体の製造方法

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JP3372752B2 JP10539096A JP10539096A JP3372752B2 JP 3372752 B2 JP3372752 B2 JP 3372752B2 JP 10539096 A JP10539096 A JP 10539096A JP 10539096 A JP10539096 A JP 10539096A JP 3372752 B2 JP3372752 B2 JP 3372752B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、第1の画像担持体上に形成された画像を、一旦中間
転写体上に転写した(一次転写)後に第2の画像担持体
上に更に転写する(二次転写)ことにより画像を得る複
写機、プリンター及びファックス等の画像形成装置に関
する。
【0002】また、本発明は、上記画像形成装置に用い
られる中間転写体及びかかる中間転写体の製造方法に関
する。
【0003】
【従来の技術】中間転写体を使用した画像形成装置は、
多色画像情報の複数の成分色画像を順次積層転写して多
色画像を合成再現した画像形成物を出力する多色画像形
成装置として有効であり、各成分色画像の重ね合わせの
ズレ(色ズレ)のない画像を得ることが可能である。
【0004】ドラム状の中間転写体を用いた画像形成装
置の概略図の例を図1に示す。
【0005】図1に示される画像形成装置は、電子写真
プロセスを利用したフルカラー画像形成装置(複写機あ
るいはレーザービームプリンター)であり、中間転写体
として中抵抗の弾性ローラ20を使用している。
【0006】1は第1の画像担持体として繰り返し使用
されるドラム状の電子写真感光体(以下、感光体と記
す)であり、矢印方向に所定の周速度(プロセススピー
ド)で回転駆動される。
【0007】感光体1は回転過程で、1次帯電器(コロ
ナ放電器)2により所定の極性・電位に一様に帯電処理
され、次いで不図示の画像露光手段(カラー原稿画像の
色分解・結像露光光学系、画像情報の時系列電気デジタ
ル画素信号に対応して変調されたレーザービームを出力
するレーザースキャナによる走査露光系など)による画
像露光3を受ける。このようにして感光体上に目的のカ
ラー画像の第1の色成分像(例えばマゼンタ成分像)に
対応した静電潜像が形成される。
【0008】次いでその静電潜像が第1現像器41(マ
ゼンタ現像器)により第1色であるマゼンタ成分像に現
像される。この時第2〜第4のシアン現像器42、イエ
ロー現像器43及びブラック現像器44は作動しておら
ず感光体には作用しないので、上記第1色マゼンタ成分
像は上記第2〜第4の現像器42〜44による影響を受
けない。
【0009】中間転写体20は、シリンダー状の支持体
21と、その外周面に形成された弾性層22を有してお
り、矢印の方向に感光体1と同じ周速度で回転駆動され
る。
【0010】そして、感光体1上に形成された上記第1
色のマゼンタ成分像が感光体1と中間転写体20とのニ
ップ部を通過する過程で、中間転写体20に印加される
一次転写バイアスによって形成される電界により、中間
転写体20の外周面に順次一次転写されていく。
【0011】中間転写体20に対応する第1色のマゼン
タトナー画像の転写を終えた感光体1の表面は、クリー
ニング装置14により清掃される。
【0012】以下同様に第2色であるシアン成分像、第
3色であるイエロー成分像及び第4色であるブラック成
分像が順次中間転写体20上に重畳転写され、目的のカ
ラー画像に対応したフルカラー画像が形成される。
【0013】第1〜第4色のトナー画像を感光体1から
中間転写体20へ順次重畳転写するための一次転写バイ
アスは、トナーとは逆極性でバイアス電源61から印加
される。その印加電圧は例えば+2kV〜+5kVの範
囲である。
【0014】25は転写ローラで、中間転写体20に対
し平行に軸受させて下面部に接触させて配設してある
が、感光体1から中間転写体20への第1〜第4色のト
ナー画像の転写工程においては、転写ローラ25及び後
述の中間転写体クリーナ35は中間転写体20から離間
することも可能である。
【0015】中間転写体20上に重畳転写されたフルカ
ラー画像は、転写ローラ25が中間転写体20に当接さ
れ、給紙カセット9から中間転写体20と転写ローラ2
5との当接部分に所定のタイミングで第2の画像担持体
である転写材24が給送され、同時に二次転写バイアス
がバイアス電源29から転写ローラ25に印加されるこ
とにより転写材24に二次転写される。
【0016】トナー画像転写を受けた転写材24は定着
器15へ導入され加熱定着される。
【0017】転写材24への画像転写終了後、中間転写
体20上の転写残トナーは中間転写体クリーナ35が当
接されクリーニングされる。
【0018】前述の中間転写体を用いた画像形成装置
は、転写ドラム上に張り付け又は吸着された第2の画像
担持体上に第1の画像担持体上から画像を転写する画像
形成装置(特開昭63−301960号公報等)よりは
以下の点で勝っている。即ち、 (a)各色の画像の重ね合わせ時の色ズレが少ない。 (b)図1で示されるごとく、第2の画像担持体への加
工や制御(例えばグリッパーに把時する、吸着する及び
曲率をもたせる等)を必要としないため、多種多様な第
2の画像担持体を用いることができる。例えば、第2の
画像担持体として40g/m2 程度の薄い紙から、20
0g/m2 程度の厚い紙まで選択することが可能であ
る。また、第2の画像担持体の幅の広狭、長さの長短に
よらず転写可能であり、封筒、ハガキ及びラベル紙等ま
でに対応することが可能である。
【0019】このような、中間転写体の利点のため、す
でに市場においてはこの画像形成装置がカラー複写機や
カラープリンターなどとして稼動し始めている。
【0020】ところで、電子写真方式の画像形成装置
は、使用条件により、あるいは使用するに従い諸特性が
変化することが知られている。これは、湿度が変動した
り、感光材料が劣化したり、感光層がクリーニングブレ
ードによって削られたり、現像剤のトリボ付与能力が変
化したりすること等に起因すると考えられている。
【0021】そこで、中間転写体を用いないフルカラー
画像形成装置においては、特性パターンを電子写真感光
体などに形成し、そのパターンの濃度の情報をトナーの
補給量や現像バイアスなどの画像形成条件にフィードバ
ックさせることにより、画像の安定性を向上させる手法
が知られている。
【0022】図2は中間転写体を用いないフルカラー画
像形成装置における該略図の一例である。画像信号に基
づいてレーザドライバ及びレーザ光源(いずれも図示せ
ず)から照射されたレーザ光はポリゴンミラー201及
びミラー202により反射され、一次帯電された感光体
204上に照射される。感光体は、矢印の方向に回転し
ながらレーザ光の走査を受け静電潜像が順次形成され
る。形成された静電潜像は、回転現像器203により現
像され、現像された画像は転写ドラム205に巻き付け
られた転写紙206に転写される。これらの工程をY
(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及びBK
(ブラック)の順番に1回ずつ、計4回行い、フルカラ
ー画像を形成する。
【0023】転写が終了すると、転写紙206は転写ド
ラム205から離れ、定着ローラ対207によって定着
されフルカラー画像プリントが完成する。
【0024】画像形成条件を制御するために形成される
パターンも上記と同様にして得られる。そして、208
は形成されたパターンに近赤外光(約950nmに主波
長)を照射する手段としてのLEDであり、センサー2
09は照射された光を感光体が反射した反射光を読み取
るためのものである。
【0025】このようにして得たパターンの濃度の情報
に基づいて、例えば、USP4,312,589号明細
書、特開平4−268873号公報、特開平5−534
02号公報、特開平5−107947号公報及び特開平
5−119578号公報等に記載された方法で画像形成
条件を変化させることによって、各使用条件下において
最も優れたフルカラー画像を得ることができる。
【0026】このように中間転写体を用いないカラー電
子写真装置の場合、上記のような濃度検出装置を用いる
ことによって好適な画像形成条件を設定することができ
るが、中間転写体を用いたカラー電子写真装置の場合、
より正確な濃度の情報を得るために前記の濃度測定を中
間転写体に対して行うことが好ましい。しかしながら、
その場合以下の問題点を未だ有している。
【0027】即ち、中間転写体に好ましい抵抗(1×1
4 〜1×1013Ω・cm)を付与するため、あるいは
中間転写体の機械的強度を向上させるためには、カーボ
ンブラック等のフィラーを大量に用いることが必要であ
るので、中間転写体の光に対する反射率が低下してしま
い、やはり光に対する反射率が低い黒トナーで形成され
たパターンの濃度を安定して正確に読み取ることは困難
であった。
【0028】また、特開昭59−13264号公報に
は、中間転写体に対し濃度検出を行い、その結果を画像
形成条件にフィードバックする画像形成装置が記載され
ているが、その検知方法は透過光を用いるものであり、
更に、より優れた画像を得るために必要なブラックトナ
ーに対する検知も行っていない。
【0029】本発明の目的は、画像形成条件を制御する
ためのパターン濃度測定をより安定してより正確に行う
ことができ、使用条件に応じて最も優れた画像を得るこ
とのできる画像形成装置を提供することにある。
【0030】また、本発明の目的は、パターン濃度測定
に関する設計ラチチュードの広い画像形成装置を提供す
ることにある。
【0031】更に、本発明の目的は、上記画像形成装置
に用いられる中間転写体及びかかる中間転写体の製造方
に関する。
【0032】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、第1の
画像担持体、及び該第1の画像担持体上に形成された画
像を転写され、該転写された画像を第2の画像担持体に
転写する中間転写体、該中間転写体上に所定のパターン
段階的な濃度で複数形成するパターン形成手段、該形
成手段により形成されたパターンの濃度を検出する濃度
検出手段及び該検出手段により検出された濃度に応じて
該画像を形成する条件を制御する画像形成条件制御手段
を有する画像形成装置において、該中間転写体が反射率
調整用顔料を含有する表面層以外の層及び厚さ20μm
〜1mmの表面層を有し、かつ該中間転写体の、濃度が
検出される領域における反射率が700〜1500nm
のうちのいずれかの波長を有する光に対して10〜70
%であることを特徴とする画像形成装置である。
【0033】また、本発明は、上記画像形成装置に用い
られる中間転写体及びかかる中間転写体の製造方法を提
供することにある。
【0034】
【発明の実施の形態】通常イエロー、マゼンタ及びシア
ントナーの分光特性は、この順に図3〜図5に示す通
り、700〜1500nmの波長を有する光に対する反
射率が80%以上である。
【0035】一方、ブラックトナーはモノクロコピー用
としてランニングコストの低減に実績のある1成分磁性
トナーを使用しており、図6に示す通り、700〜15
00nmの波長を有する光に対する反射率は10%以下
程度である。
【0036】そこで、本発明は、中間転写体のパターン
の濃度を検出される領域の反射率を700〜1500n
mのうちのいずれかの波長を有する光に対して、10%
以上70%以下、好ましくは15%以上35%以下とす
ることにより、中間転写体上での黒及びカラー画像濃度
のより正確な検出を可能とした。
【0037】700〜1500nmのうちのいずれかの
波長を有する光に対する反射率が10%以上70%以下
であるということは、図7に示すように10%以下の反
射率である部分があってもいずれかの波長で10%以上
70%未満の反射率を有していれば良いのであって(こ
の例においては950nmで約23%の反射率)、その
波長領域に主波長を有する赤外光を用いた検出手段を用
いることで安定、かつ正確な画像濃度検出が可能とな
る。また、図8に示すように70%を越える反射率であ
る部分があってもいずれかの波長で10%以上70%以
下の反射率を有していれば良く(この例においては10
00nmで約33%の反射率)、その波長領域に主波長
を有する赤外光を用いた検出手段を用いることで安定、
かつ正確な画像濃度検出が可能となる。また、当然のこ
とながら図9に示すように平均して10%以上70%以
下であればなんら問題なく700〜1500nmでの範
囲内に主波長を有する赤外光を用いた検出手段を用いる
ことで安定かつ正確な画像濃度検出が可能となる。
【0038】また、本発明においては、当然のことなが
ら濃度検出に用いる光が有する主波長の領域は700〜
1500nmであるが、カラートナーの反射率安定性の
面から800〜1100nmであることが好ましく、特
には、900〜1000nmであることが好ましい。
【0039】また、画像濃度測定時の最適波長と用いる
光の主波長が必ずしも一致する必要はない。これは、例
えば、図10に示されるように、光はその主波長が95
0nmであっても一般的にその前後の波長において相対
放射強度が0.6〜0.8程度である領域を有するた
め、この領域であっても、濃度検知が可能となるからで
ある。
【0040】なお、本発明におけるトナーや中間転写体
の反射率は、(株)日立製作所製U−3400大型試料
室積分球付属装置を用いて測定した。その際、スキャン
スピードは可視域では300nm/min、赤外域では
600nm/min、レスポンスはミディアム、バンド
パスは可視域では5.00nm、赤外域ではサーボとし
た。
【0041】本発明に用いる中間転写体は、例えば、導
電性支持体上に少なくともゴム、エラストマー及び樹脂
等を含有する弾性層を有するもの、更には、その弾性層
の上に一層以上の被覆層を有するものが挙げられる。そ
の形状は、図11及び図12に示されるようなドラム
状、または、図13の103に示されるごとくのエンド
レスベルト状等が挙げられ、種々の態様を目的、必要に
応じて選択することができる。図11及び図12におい
て、100は剛体である円筒状導電性支持体、101は
弾性層及び102は被覆層を示す。エンドレスベルト状
の場合も、形状以外の層構成はドラム状のものと同様で
ある。
【0042】本発明においては、画像の重ね合わせの色
ズレや繰り返しの使用による耐久性の点からローラー状
であることが好ましい。
【0043】導電性支持体としては、アルミニウム、
鉄、銅及びステンレス等の金属や合金、カーボンや金属
粒子等を分散した導電性樹脂等を用いることができ、そ
の形状としては、上述したようなドラムや、ベルト状、
ドラムに軸を貫通させたもの、円筒の棒状のもの等が挙
げられる。
【0044】本発明に用いる中間転写体の弾性層及び被
覆層に使用されるゴム、エラストマー、樹脂としては、
例えば、エラストマーやゴムとしては、スチレン−ブタ
ジエンゴム、ハイスチレンゴム、ブタジエンゴム、イソ
プレンゴム、エチレン−プロピレン共重合体、ニトリル
ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、シリ
コーンゴム、フッ素ゴム、ニトリルゴム、ウレタンゴ
ム、アクリルゴムエピクロロヒドリンゴム及びノルボル
ネンゴム等が挙げられる。また、樹脂類としてはポリス
チレン、クロロポリスチレン、ポリ−α−メチルスチレ
ン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−塩化ビ
ニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレ
ン−マレイン酸共重合体、スチレン−アクリル酸エステ
ル共重合体(スチレン−アクリル酸メチル共重合体、ス
チレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリ
ル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共
重合体及びスチレン−アクリル酸フェニル共重合体
等)、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体(スチ
レン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタク
リル酸エチル共重合体及びスチレン−メタクリル酸フェ
ニル共重合体等)、スチレン−α−クロルアクリル酸メ
チル共重合体、スチレン−アクリロニトリル−アクリル
酸エステル共重合体等のスチレン系樹脂(スチレンまた
はスチレン置換体を含む単重合体または共重合体)、塩
化ビニル樹脂、スチレン−酢酸ビニル共重合体、ロジン
変性マレイン酸樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹
脂、低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレン、
アイオノマー樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹
脂、ケトン樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重合
体、キシレン樹脂及びポリビニルブチラール樹脂等が挙
げられる。また、これらのゴム、エラストマー及び樹脂
を2種類以上組み合わせて使用してもよい。
【0045】また、本発明においては、中間転写体の抵
抗を1×104 〜1×1013Ω・cm程度にするために
弾性層や被覆層に導電性を付与することが好ましい。そ
の方法としては、導電性物質を層中に分散する方法や、
導電性樹脂で層を形成する方法等が挙げられる。
【0046】かかる導電性物質としては、導電性カーボ
ンブラック;アルミニウムやニッケル等の金属;導電性
酸化チタン、導電性酸化スズ、導電性酸化亜鉛及び導電
性酸化インジウム等の導電性金属酸化物;及び4級アン
モニウム塩含有ポリメタクリル酸メチル、ポリビニルア
ニリン、ポリビニルピロール、ポリジアセチレン、ポリ
エチレンイミン、含硼素高分子化合物及びポリピロール
等の導電性高分子化合物等からなる群により選ばれる1
種類あるいは2種類以上を使用することができる。ただ
し、これらに限定されるものではない。
【0047】また、導電性物質を用いない場合は、中間
転写体の光に対する反射率が高くなってしまい、やはり
光に対する反射率が高いイエロートナー、マゼンタトナ
ー及びシアントナーで形成されたパターンの濃度を安定
して、正確に読み取ることが困難であるので、本発明が
必要である。
【0048】更に、本発明においては、中間転写体の離
型性を向上させるために、表面層に潤滑性粒子を含有さ
せることが好ましい。
【0049】かかる潤滑性粒子としては、例えば下記の
ものが挙げられるが必ずしもこれらに限定されるもので
はない。四フッ化エチレン樹脂、三フッ化塩化エチレン
樹脂、四フッ化エチレン六フッ化プロピレン樹脂、フッ
化ビニル樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、二フッ化二塩化
エチレン樹脂、フッ化炭素、シリコーン樹脂、シリコー
ンゴム、シリコーンエラストマー、ポリエチレン(P
E)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(P
S)、アクリル樹脂、ナイロン樹脂、フェノール樹脂、
エポキシ樹脂、シリカ及びアルミナからなる群より選ば
れる1種あるいは2種以上を使用することができる。こ
れらの中では、特に四フッ化エチレン樹脂、四フッ化エ
チレン六フッ化プロピレン樹脂が好ましい。
【0050】弾性層の膜厚は0.5mm以上、特には1
mm以上、更には1mm〜10mmであることが好まし
い。また、被覆層の膜厚は、下層の弾性層の柔軟性を
1の画像担持体及び第2の画像担持体表面に伝えるため
に薄くすることが好ましく、具体的には20μm〜1m
mである。
【0051】中間転写体の反射率を本発明の範囲内にす
る方法としては、被覆層に反射率調整用顔料を混合する
方法、弾性層に反射率調整用顔料を混合する方法及び被
覆層の膜厚を調整する方法等が挙げられる。
【0052】被覆層や弾性層に混合される反射率調整用
顔料としては、酸化チタン、硫酸バリウム、シリカ及び
亜鉛華等の白色系顔料、フタロシアニンブルー等の青色
系顔料、ジメチルキナクリドン等の赤色系顔料、ジスア
ゾイエロー等の黄色系顔料及びカーボンブラック等の黒
色系顔料等が挙げられる。これらの中では、着色性の点
で白色系顔料が好ましく、着色性及び分散安定性の点で
チタンホワイトが特に好ましい。
【0053】これら顔料の含有量は、含有される層中の
ゴム、エラストマー及び樹脂100重量部に対し、0.
2〜10重量部であることが好ましく、特には1〜3重
量部であることが好ましい。但し、黒色系顔料の場合
は、含有される層中のゴム、エラストマー及び樹脂10
0重量部に対し0.05〜0.5重量部であることが好
ましい。
【0054】また、膜厚を調整する方法においても、前
述のような被覆層に求められる物性を考慮して、その膜
厚は20μm〜1mmである。
【0055】本発明においては、上記の方法のうち、反
射率を効果的に制御できるという点で、層中に顔料を含
有させる方法とする。また、顔料を含有させる層は、表
面層以外の層である。なぜなら、転写ドラムとは異な
り、中間転写体の場合には、中間転写体上に直接画像を
転写し、更に転写された画像を第2の画像担持体上に転
写するため、その表面層は、強度、離型性、撥水性及び
導電性等様々な物性を好ましい範囲で満足しなければな
らず、他の層で制御できる物性は他の層で制御した方が
設計ラチチュードが広がるからである。
【0056】また、感光層には電子写真特性に影響を与
え得る着色剤を含有させることは好ましくないので、本
発明はより正確な濃度情報が得られるだけではなく、感
光体の設計ラチチュードをも広げることができる。
【0057】更に、本発明においては、その範囲外の反
射率を有する中間転写体を用いる場合に比較して、特別
な光源や極めて高い精度のセンサーを用いる必要もない
ので、その点でも設計ラチチュードを広げることができ
る。
【0058】本発明においては、本発明の反射率を有す
る面は、少なくともパターンの濃度が検出される領域を
包含していればよく、中間転写体全面でなくともよい。
【0059】例えば、本発明における反射率を満足する
面を図14のように中間転写体長手方向に帯状に有して
も良く、また、図15のように周方向に帯状に有しても
良く、図16のように面の一部分のみ有していても良
い。但し、製造の容易さの点及び中間転写体の反射率以
外の物性の不均一化の防止の点からは、中間転写体全面
が本発明における反射率を満足していることが好まし
い。
【0060】本発明における、パターン形成手段、形成
されるパターンの形状、パターンの濃度を検出する手
段、画像形成の条件を制御する手段及び制御の時期等
、段階的な濃度で形成されたパターンであれば特に限
定されるものではなく、公知の技術を利用することがで
きる。
【0061】例えば、パターンの形状としては四角形で
数段階に濃度を変えた画像等が挙げられ、これを各色に
ついて形成する。また、検出するための光源としては9
50nmの主波長を有する光を発するLED等が、その
センサーとしてはシリコンフォトダイオード等が挙げら
れる。また、制御される条件としては、現像バイアス、
第1の画像担持体に照射する露光光のスポット径及びト
ナーの補給量等が挙げられる。
【0062】また、本発明における第1の画像担持体と
しては電子写真感光体が挙げられるが、その構成は特に
限定されるものではない。
【0063】更に、本発明における第2の画像担持体と
しては様々な紙やOHPシート等が挙げられる。
【0064】
【実施例】参考例1 (弾性層用コンパウンドの調整) EPDM100重量部、酸化亜鉛5重量部、高級脂肪酸
1重量部、導電性カーボンブラック5重量部、パラフィ
ンオイル10重量部、硫黄2重量部、加硫促進剤2−メ
ルカプトベンゾチアゾール(MBT)1重量部、加硫促
進剤テトラメチルチウラムジスルフィド(TMTD)
1.5重量部、加硫促進剤ジメチルジチオカルバミン酸
亜鉛(ZnMDC)1.5重量部を2本ロールにて冷却
しながら20分間混合し、コンパウンドを作成した。
【0065】(表面層用塗料の調整)ポリウレタンプレ
ポリマー50重量部、着色用チタンホワイト3重量部、
導電性酸化チタン40重量部、分散助剤5重量部、トル
エン100重量部、硬化剤50重量部、PTFE粒子1
00重量部を混合し、ビーズミルにより30分間分散さ
せ表面層用塗料を調整した。
【0066】(中間転写体の作成及び評価)外径182
mm、長さ320mm、厚み5mmのアルミニウムシリ
ンダー表面にまず上記弾性層用コンパウンドを金型を用
いてトランスファー成形及び加硫することにより膜厚5
mmの弾性層を形成した。次にこの上に上記表面層用塗
料でスプレー塗布を行い表面層膜厚40μmの、中間転
写体を得た。
【0067】この中間転写体の反射率を前述の方法によ
り測定したところ、図17の分光反射率が得られた。
【0068】この中間転写体を図1に示される構成に加
え、中間転写体上に形成されたパターンの濃度を検出す
る手段及び得られた濃度情報に基づいて画像形成条件を
制御する手段を有するフルカラー電子写真装置(図2
1)に装着してパターンの濃度検知を行った。濃度検出
手段に用いる光源51には主波長950nmの光を発す
るLEDを用い、センサー52にはシリコンフォトダイ
オードを用いた。なお、図21中、53は検出回路、5
4は画像条件制御回路、55は現像バイアス発生手段を
示す。また、パターンは、各色ごとに最高濃度から最低
濃度までを5段階に分けた濃度を有する計20種類の四
角形とした。その結果、ブラック、イエロー、マゼンタ
及びシアンの全色における全濃度に対し濃度を検知する
ことができ、画像形成条件である現像バイアスを良好に
制御することができた。
【0069】実施例 (弾性層用コンパウンドの調整) EPDM100重量部、酸化亜鉛5重量部、高級脂肪酸
1重量部、着色用チタンホワイト5重量部、導電性酸化
チタン150重量部、パラフィンオイル10重量部、硫
黄2重量部、加硫促進剤MBT1重量部、加硫促進剤T
MTD1.5重量部、加硫促進剤ZnMDC1.5重量
部を2本ロールにて冷却しながら20分間混合し、コン
パウンドを作成した。
【0070】(表面層用塗料の調整)ポリウレタンプレ
ポリマー50重量部、導電性ホウ酸アルミニウムウイス
カー20重量部、分散助剤5重量部、トルエン100重
量部、硬化剤50重量部、PTFE粒子100重量部を
混合し、ビーズミルにより30分間分散させ表面層用塗
料を調整した。
【0071】(中間転写体の作成及び評価) 弾性層用コンパウンド及び表面層用塗料を上記のものに
代えた以外は参考例1と同様にして中間転写体を作成
し、その反射率を測定した。結果を図18に示す。
【0072】更に、この中間転写体を参考例1で用いた
電子写真装置に装着し、パターン濃度を検知した。その
結果、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの全色
における全濃度に対し濃度を検知することができ、画像
形成条件である現像バイアスを良好に制御することがで
きた。
【0073】参考 (弾性層用のコンパウンドの作成) SBR33重量部、EPDM67重量部、硫黄1.5重
量部、加硫助剤(亜鉛華)2重量部、加硫促進剤(MB
T)1重量部、加硫促進剤(TMTM)1.2重量部、
導電性カーボンブラック25重量部、ステアリン酸1重
量部、可塑剤(ナフテン系プロセスオイル)40重量部
を2本ロールにて冷却しながら20分間混合し、コンパ
ウンドを作成した。
【0074】(表面層用塗料の調整) PTFE粒子を50重量部とした以外は参考例1と同
じ。
【0075】(中間転写体の作成及び評価)金型を用い
て、上記弾性層用コンパウンドを150℃で50分加硫
することによって外径140mm、幅230mm、厚さ
0.9mmのエンドレスベルトを作成した。次にこの上
に上記表面層用塗料をスプレー塗布することにより表面
層膜厚30μmの中間転写体を得た。
【0076】この中間転写体の反射率を実施例1と同様
にして測定したところ、700〜1500nmの波長域
において10%以上70%以下であった。より具体的に
は、図17に示されるものより若干反射率が低いという
ものであった。
【0077】更にこの中間転写体を図22に示されるフ
ルカラー電子写真装置に装着した以外は実施例1と同様
にしてパターンの濃度検知を行った。
【0078】なお、図中の番号は図21中と同様のもの
を意味している。その結果、ブラック、イエロー、マゼ
ンタ及びシアンの全色における全濃度に対し濃度を検知
することができ、画像形成条件である現像バイアスを良
好に制御することができた。
【0079】比較例1 (表面層用塗料の調整) 実施例に同じ。
【0080】(中間転写体の作成及び評価)表面層用塗
料を上記のものに代え、表面層の膜厚を25μmにした
以外は実施例1と同様にして中間転写体を作成し、その
反射率を測定した。結果を図19に示す。
【0081】更に、この中間転写体を実施例1で用いた
電子写真装置に装着し、パターンの濃度を検知した。そ
の結果、イエロー、マゼンタ及びシアンにおいては全濃
度に対し濃度を検知することができたが、ブラックに関
しては中間転写体の分光反射率が低過ぎるためにパター
ンと中間転写体との濃度差を検出することができなかっ
た。
【0082】比較例2 (弾性層用コンパウンドの調整) 実施例に同じ。
【0083】(表面層用塗料の調整)ポリウレタンプレ
ポリマー50重量部、着色用チタンホワイト10重量
部、導電性酸化チタン40重量部、分散助剤5重量部、
トルエン100重量部、硬化剤50重量部、PTFE粒
子100重量部を混合し、ビーズミルにより30分間分
散させ表層用塗料を調整した。
【0084】(中間転写体の作成及び評価)弾性層用コ
ンパウンド及び表面層用塗料を上記のものに代えた以外
は実施例1と同様にして中間転写体を作成し、その反射
率を測定した。結果を図20に示す。
【0085】更に、この中間転写体を実施例1で用いた
電子写真装置に装着し、パターンの濃度を検知した。そ
の結果、ブラックにおいては全濃度に対し濃度を検知す
ることができたが、イエロー、マゼンタ及びシアンに対
しては中間転写体の分光反射率が高過ぎるためにパター
ンと中間転写体の濃度差を検出することができなかっ
た。
【0086】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、設計ラ
チチュードが広く、画像形成条件を制御するためのパタ
ーン濃度測定をより安定してより正確に行うことがで
き、使用条件に応じて最も優れた画像を得ることのでき
る画像形成装置及び該画像形成装置に用いられる中間転
写体及びかかる中間転写体の製造方法を提供することに
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】中間転写体で用いた電子写真カラー画像形成装
置の構成を示す図である。
【図2】中間転写体を用いない電子写真カラー画像形成
装置の構成を示す図である。
【図3】イエロートナーの分光反射率特性を示す図であ
る。
【図4】マゼンタトナーの分光反射率特性を示す図であ
る。
【図5】シアントナーの分光反射率特性を示す図であ
る。
【図6】ブラックトナーの分光反射率特性を示す図であ
る。
【図7】本発明に用いることのできる中間転写体の分光
反射率特性を示す図である。
【図8】本発明に用いることのできる中間転写体の分光
反射率特性を示す図である。
【図9】本発明に用いることのできる中間転写体の分光
反射率特性を示す図である。
【図10】画像濃度測定に用いる光の分光波長と相対放
射強度との関係を示す図である。
【図11】本発明に用いるドラム状の中間転写体の断面
図である。
【図12】本発明に用いるドラム状の中間転写体の断面
図の例である。
【図13】エンドレスベルト状の中間転写体を用いた電
子写真カラー画像形成装置の構成図である。
【図14】本発明の反射率を有する面が長手方向に帯状
に設けられている本発明に用いる中間転写体を示す図で
ある。
【図15】本発明の反射率を有する面が周方向に帯状に
設けられている本発明に用いる中間転写体を示す図であ
る。
【図16】本発明の反射率を有する面が一部分に設けら
れている本発明に用いる中間転写体を示す図である。
【図17】実施例1で作成した中間転写体の分光反射率
特性を示す図である。
【図18】実施例2で作成した中間転写体の分光反射率
特性を示す図である。
【図19】比較例1で作成した中間転写体の分光反射率
特性を示す図である。
【図20】比較例2で作成した中間転写体の分光反射率
特性を示す図である。
【図21】本発明の画像形成装置の構成図である。
【図22】本発明の画像形成装置の構成図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 篤志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小林 廣行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−255473(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 15/00 303 G03G 15/01 114

Claims (19)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の画像担持体、及び該第1の画像担
    持体上に形成された画像を転写され、該転写された画像
    を第2の画像担持体に転写する中間転写体、該中間転写
    体上に所定のパターンを段階的な濃度で複数形成するパ
    ターン形成手段、該形成手段により形成されたパターン
    の濃度を検出する濃度検出手段及び該検出手段により検
    出された濃度に応じて該画像を形成する条件を制御する
    画像形成条件制御手段を有する画像形成装置において、該中間転写体が反射率調整用顔料を含有する表面層以外
    の層及び厚さ20μm〜1mmの表面層を有し、かつ
    中間転写体の、濃度が検出される領域における反射率が
    700〜1500nmのうちのいずれかの波長を有する
    光に対して10〜70%であることを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 反射率調整用顔料を含有する表面層以外
    の層が弾性層である請求項記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 反射率調整用顔料が白色系顔料である請
    求項または記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 反射率調整用顔料がチタンホワイトであ
    る請求項記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 反射率が15〜35%である請求項1乃
    のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 波長が800〜1100nmのうちのい
    ずれかである請求項1乃至のいずれかに記載の画像形
    成装置。
  7. 【請求項7】 波長が900〜1000nmのうちのい
    ずれかである請求項記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 中間転写体がドラム状である請求項1乃
    のいずれかに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 第1の画像担持体が電子写真感光体であ
    る請求項1乃至のいずれかに記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 第1の画像担持体、及び該第1の画像
    担持体上に形成された画像を転写され、該転写された画
    像を第2の画像担持体に転写する中間転写体、該中間転
    写体上に所定のパターンを段階的な濃度で複数形成する
    パターン形成手段、該形成手段により形成されたパター
    ンの濃度を検出する濃度検出手段及び該検出手段により
    検出された濃度に応じて該画像を形成する条件を制御す
    る画像形成条件制御手段を有する画像形成装置に用いら
    れる中間転写体において、該中間転写体が反射率調整用顔料を含有する表面層以外
    の層及び厚さ20μm〜1mmの表面層を有し、かつ
    中間転写体の、濃度が検出される領域における反射率が
    700〜1500nmのうちのいずれかの波長を有する
    光に対して10〜70%であることを特徴とする中間転
    写体。
  11. 【請求項11】 反射率調整用顔料を含有する表面層以
    外の層が弾性層である請求項10記載の中間転写体。
  12. 【請求項12】 反射率調整用顔料が白色系顔料である
    請求項10または11記載の中間転写体。
  13. 【請求項13】 反射率調整用顔料がチタンホワイトで
    ある請求項12記載の中間転写体。
  14. 【請求項14】 反射率が15〜35%である請求項
    乃至13のいずれかに記載の中間転写体。
  15. 【請求項15】 波長が800〜1100nmのうちの
    いずれかである請求項10乃至14のいずれかに記載の
    中間転写体。
  16. 【請求項16】 波長が900〜1000nmのうちの
    いずれかである請求項15記載の中間転写体。
  17. 【請求項17】 中間転写体がドラム状である請求項
    乃至16のいずれかに記載の中間転写体。
  18. 【請求項18】 第1の画像担持体が電子写真感光体で
    ある請求項10乃至17のいずれかに記載の中間転写
    体。
  19. 【請求項19】 第1の画像担持体、及び該第1の画像
    担持体上に形成された画像を転写され、該転写された画
    像を第2の画像担持体に転写する中間転写体、該中間転
    写体上に所定のパターンを段階的な濃度で複数形成する
    パターン形成 手段、該形成手段により形成されたパター
    ンの濃度を検出する濃度検出手段及び該検出手段により
    検出された濃度に応じて該画像を形成する条件を制御す
    る画像形成条件制御手段を有する画像形成装置に用いら
    れる中間転写体の製造方法において、 該中間転写体が反射率調整用顔料を含有する表面層以外
    の層及び厚さ20μm〜1mmの表面層を形成すること
    によって、該中間転写体の、濃度が検出される領域にお
    ける反射率を700〜1500nmのうちのいずれかの
    波長を有する光に対して10〜70%にすることを特徴
    とする中間転写体の製造方法。
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