JP3372345B2 - インパクト回転工具 - Google Patents

インパクト回転工具

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JP3372345B2
JP3372345B2 JP08680294A JP8680294A JP3372345B2 JP 3372345 B2 JP3372345 B2 JP 3372345B2 JP 08680294 A JP08680294 A JP 08680294A JP 8680294 A JP8680294 A JP 8680294A JP 3372345 B2 JP3372345 B2 JP 3372345B2
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尚武 田中
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボルトやナット、ある
いはねじの締め付け作業に使用するインパクトレンチの
ようなインパクト回転工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インパクトレンチは、回転駆動されるハ
ンマー1による打撃衝撃を出力軸に設けたアンビル3に
加えることで締め付け作業を行うものである。このイン
パクトレンチとしては従来実開平3ー113764号公
報に示されるものが知られている。この実開平3ー11
3764号公報に示されるインパクトレンチは図13に
示すような構成となっている。すなわち、図13におい
て、モータ(図示せず)からの回転が与えられる駆動軸
2には駆動軸カム25が形成され、駆動軸2と回転自在
に取付けられているハンマー1にハンマーカム26が形
成され、駆動軸カム25とハンマーカム26とが鋼球2
7を介して接続されると共にばね5により図13のY方
向に付勢されている。ハンマー1にはハンマー爪24が
形成してあって、アンビル3に設けたハンマー用係合部
4と係合自在となっている。
【0003】上記の構成のインパクトレンチの動作を説
明すると、駆動軸2の回転はカム機構を介してハンマー
1に伝わる、ハンマー1に形成されたハンマー爪24が
ハンマー用係合部4と係合すると、回転はアンビル3に
伝わる。アンビル3にかかる負荷が大きくなると、ハン
マー1と駆動軸2は相対回転をし、カムのリードに沿っ
てハンマー1はX方向に後退し、ばね5を圧縮する。ハ
ンマー1がX方向に後退することでハンマー爪24とハ
ンマー用係合部4の係合が外れ、ハンマー爪24がハン
マー用係合部4を乗り越えるとばね5の復元力によりハ
ンマー1はカムのリードに沿ってY方向に前進し、再び
ハンマー用係合部4と衝撃的に係合し、アンビル3に回
転力を与える。このようにハンマー1は回転運動と共に
軸方向の往復運動を繰り返すようになっている。
【0004】そして、この実開平3ー113764号公
報に示されたインパクトレンチは、インパクトの打撃機
構を停止し、ドライバーとして使えるようになってい
る。つまり、駆動軸2等を保持、保護するハウジング9
にスチールボール(図示せず)を回転自在に保持してい
るアーム28が孔29を中心として回転自在に取付けて
あり、アーム28を外部から回転できるようにバー30
をねじでアーム28に固定してある。そして、バー30
の位置がスチールボールがハンマー1に当接しない位置
の場合、ハンマー1の後退量が規制されないので打撃動
作が可能であるが、バー30を90°回転させ、スチー
ルボールをハンマー1に対して回転させ、スチールボー
ルをハンマー1に当接させると、ハンマー1は後退する
ことができないので、駆動軸2の回転はスチールボール
を介してハンマー1、ハンマー用係合部4に直接伝達さ
れ、ドリルと同様な機能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成のイ
ンパクトレンチは回転トルクが大きいため、大トルクを
印加するとねじ山が潰れたり、ねじ山がとんだりする小
ねじ等の締め付け作業、又、トルクを印加しすぎるとね
じがばかになる柔らかい部材に対しての締め付け作業等
には向かないものである。また回転力が衝撃的であるた
めに木材等の衝撃を吸収する部材に対しての孔あけ作業
は行えるが、金属等の硬い部材の孔あけ作業には向かな
い。このため、ドリルドライバーとの使い分けや回転数
を落とすことによりトルクの調整を行う必要があって効
率が悪い。又、打撃時に発生する音が作業者や周辺の人
々にとって騒音となる。
【0006】また、上記の実開平3ー113764号公
報に示されたインパクトレンチは、インパクトの打撃機
構を停止し、ドライバーとして使えるようにしたもので
あるが、この従来例においては、ハンマー1の後退を防
止するアーム28やバー30にスラスト方向に負荷がか
かり、伝達トルクの低下があり、問題があった。本発明
は上記の従来例の問題点に鑑みて発明したものであっ
て、その目的とするところは、インパクト回転工具と電
動ドライバーの切り替えをトルクの伝達効率を落とすこ
となく行え、また、インパクト回転工具の締め付けトル
クを任意に変更できるインパクト回転工具を提供するに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の従来例の問題点を
解決して本発明の目的を達成するために本発明のインパ
クト回転工具は、出力軸に設けたアンビル3、ハンマー
1に形成されたハンマーカム2、駆動軸2に形成され
た駆動軸カム2ハンマーカム26と駆動軸カム25
を連結する鋼球27と、ハンマー1をアンビル3に設
けたハンマー用係合部4側に付勢するばね5を有し
ンマー1とアンビル3との係合を衝撃的に繰り返し行う
ことにより回転力を生み出すインパク回転工具におい
て、駆動軸2とアンビル3とがハンマー1を介して回転
が伝達される状態または直接回転が伝達される状態とな
るように係合及び切り離しができる手段を備えて成るこ
とを特徴とするものである。
【0008】また、駆動軸2の先端部に係合部6を形成
し、アンビル3に駆動軸2もしくはアンビル3のスラス
ト方向の移動により係合部6に係合自在な被係合部7を
設けた構成とすることも好ましい。また、駆動軸2の先
端部とアンビル3とにそれぞれ孔71、70を形成し、
両孔71、70にキー、ピン、ねじ72等の係合物を着
脱自在に係合させて成る構成とすることも好ましい。
【0009】また、駆動軸2の先端部とアンビル3に係
合部6を形成し、両係合部6に係合物を係合及び切り離
し自在として成る構成とすることも好ましい。そして、
係合物を、ドリルドライバー等の先端工具の一部とする
ことも好ましい。また、係合及び切り離しができる手段
はアンビル3をハンマー1側とは反対側に軸方向に移動
させるものであり、駆動軸2とアンビル3とがハンマー
1を介して回転が伝達される状態においてアンビル3の
係合部とハンマー1との係合面積を変化自在として成る
構成とすることも好ましい。
【0010】また、ハウジング9先端部にねじ部10を
形成し、内部に軸方向溝を有するハンドル12をハウジ
ング9先端部に回転自在で且つ軸方向に移動しないよう
に取付け、アンビル3に段付き部13を形成し、段付き
部13に鋼球14、スラスト板15を介して止め輪16
で固定した可動部材17を配置し、この可動部材17を
ハウジング9先端部のねじ部10に螺合すると共に可動
部材17に設けたガイド部18をハンドル12の軸方向
溝11に嵌合して成る構成とすることも好ましい。
【0011】また、軸方向に移動自在なアンビル3乃至
出力軸に複数の凹部57、58を設け、ハウジング9先
端部に前記凹部57、58に係合、離脱自在な係合ピン
54を設け、アンビル3乃至出力軸の軸方向の位置を可
変とすることも好ましい。
【0012】
【作用】しかして、上記のような構成の本発明によれ
ば、駆動軸2とアンビル3とがハンマー1を介して回転
が伝達される状態または直接回転が伝達される状態とな
るように係合及び切り離しができる手段を備えているの
で、駆動軸2とアンビル3とが相対回転可能または相対
回転不能となるように切り換えて、インパクト回転工具
として使用したり、電動ドライバーとして使用するもの
である。
【0013】また、駆動軸2の先端部に係合部6を形成
し、アンビル3に駆動軸2もしくはアンビル3のスラス
ト方向の移動により係合部6に係合自在な被係合部7を
設けた構成とすることで、係合部6を被係合部7に係合
させることで、駆動軸2とアンビル3とを相対回転不能
とし、係合部6と被係合部7との係合を解除することで
駆動軸2とアンビル3とを相対回転可能とするものであ
る。
【0014】また、駆動軸2の先端部とアンビル3とに
それぞれ孔71、70を形成し、両孔71、70にキ
ー、ピン、ねじ72等の係合物を着脱自在に係合させる
ものにおいては、キー、ピン、ねじ等の係合物を着脱す
ることで、駆動軸2とアンビル3とを相対回転可能とし
たり、相対回転不能としたりするものである。また、駆
動軸2の先端部とアンビル3に係合部6を形成し、両係
合部6に係合物を係合及び切り離し自在とするものにお
いては、両係合部6から係合物を切り離したり、あるい
は係合したりすることで駆動軸2とアンビル3とを相対
回転可能としたり、相対回転不能としたりするものであ
る。
【0015】そして、係合物を、ドリルドライバー等の
先端工具の一部とするものにおいては、一部が係合物と
なる先端工具を取付けることで、駆動軸2とアンビル3
とを相対回転不能とし、該先端工具を切り離すことで駆
動軸2とアンビル3とを相対回転可能とすることができ
る。また、係合及び切り離しができる手段はアンビル3
をハンマー1側とは反対側に軸方向に移動させるもので
あり、駆動軸2とアンビル3とがハンマー1を介して回
転が伝達される状態においてアンビル3の係合部とハン
マー1との係合面積を変化自在とするものにおいては、
アンビル3を軸方向に移動させることで、駆動軸2とア
ンビル3とが相対回転可能としたり、相対回転不能とし
たりできるのみならず、インパクト回転工具の締め付け
トルクを変更する際はハンマー用係合部4とハンマー1
との係合面積を変化させることにより行う。
【0016】また、ハウジング9先端部にねじ部10を
形成し、内部に軸方向溝を有するハンドル12をハウジ
ング9先端部に回転自在で且つ軸方向に移動しないよう
に取付け、アンビル3に段付き部13を形成し、段付き
部13に鋼球14、スラスト板15を介して止め輪16
で固定した可動部材17を配置し、この可動部材17を
ハウジング9先端部のねじ部10に螺合すると共に可動
部材17に設けたガイド部18をハンドル12の軸方向
溝11に嵌合するものにおいては、簡単な構成で駆動軸
2とアンビル3とを相対回転可能としたり、相対回転不
能としたりすることができる。
【0017】また、軸方向に移動自在なアンビル3乃至
出力軸に複数の凹部57、58を設け、ハウジング9先
端部に前記凹部57、58に係合、離脱自在な係合ピン
54を設け、アンビル3乃至出力軸の軸方向の位置を可
変とするものにおいては、凹部への係合ピンの係合、離
脱により簡単な構成で駆動軸2とアンビル3とを相対回
転不能としたり、相対回転可能としたりすることができ
る。
【0018】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。図1には本発明のインパクト回転工具の要
部断面図が示してある。本発明のインパクト回転工具は
ハンマー1に形成されたハンマーカム、駆動軸2に形成
された駆動軸カム、両者を連結する鋼球と、ハンマー1
をアンビル3に設けたハンマー用係合部4側に付勢する
ばね5を有し、上記カム機構でハンマー1の回転運動を
往復運動に変換することにより衝撃を生み出すようにな
っており、インパクト回転工具としての基本的な構成は
前述した従来例と同じ構成であり、アンビル3に打撃を
加える際の動作も全く同じであるので、この点の詳細な
説明は省略し、以下、従来例と異なる本発明の特徴的な
構造につき説明する。
【0019】駆動軸2の先端部19にはスプライン又は
セレーション形状をした係合部6が設けてあり、アンビ
ル3の後端部のハンマー用係合部4側には嵌合孔20が
形成してあり、この嵌合孔20の奥側半部よりも入口側
半部が径が大きくなっており、嵌合孔20の入口付近に
スプライン又はセレーション形状をした被係合部7が設
けてある。そして、駆動軸2の先端部19が嵌合孔20
にスライド自在且つ回転自在に嵌合され、またアンビル
3が最大限前進した場合には係合部6が被係合部7に係
合し、アンビル3が最大限前進した位置から後退した場
合には係合部6が被係合部7から外れるようになってい
る。ここで、アンビル3の前後方向(軸方向)の移動は
駆動軸2の先端部19が嵌合孔20の奥側半部に嵌まり
込んでいる範囲内で行われ、嵌合孔20の奥側半部が駆
動軸2の先端部19を回転自在に支持する軸受け部分と
なっている。
【0020】ハンマー1、駆動軸2、ばね5、ハンマー
用係合部4を設けたアンビル3等が内装してあるハウジ
ング9の先端部外周にはねじ部10が設けてある。ハウ
ジング9の先端部には軸受け部21が設けてあり、この
軸受け部21はアンビル3を回転自在に且つ軸方向にス
ライド自在に支持してある。アンビル3の先端部はハウ
ジング9より前方に突出している。アンビル3のハウジ
ング9より前方に突出した部分には段付き部13が形成
してあり、この段付き部13に有底筒状をした可動部材
の底部に設けた孔をはめ込み、鋼球14、スラスト
板15、止め輪16によって、有底筒状をした可動部材
がアンビル3に回転自在に取付けてあり、この有底
筒状をした可動部材1の筒部の内面部には雌ねじ部2
2が設けてあって、雌ねじ部22が上記ハウジング9の
先端部に設けたねじ部10に深浅自在に螺合してある。
そして、ばね23によりハウジング9に対して可動部材
が前方に向けて弾性付勢してある。可動部材1
外面部にはガイド18となる突部が突設してあり、ハウ
ジング9の先端部の外周部に回転自在に取付けたハンド
ル12の内面部に設けた軸方向に長くなった軸方向溝1
1に上記ガイド18がスライド自在にはめ込んである。
そして、ハンドル12を回転すると、可動部材17が軸
方向に移動し、可動部材17が軸方向に移動することで
同時にアンビル3も軸方向に移動するようになってい
る。このように、上記ハンドル12、可動部材17等に
より操作部8の機構が構成される。また、ハウジング9
に固定されたモータ取付け台66には軸受け65が圧入
してあり、駆動軸2はこの軸受け65に圧入してあって
軸方向には移動しないようになっている。
【0021】次に動作につき説明する。今、図1におい
て、ハンマー1に設けたハンマー爪24とアンビル3の
後端部に設けたハンマー用係合部4とが係合し、駆動軸
2の係合部6とアンビル3の被係合部7とが係合してい
ない状態においては、ハンマー1はハンマー用係合部4
と係合して回転し、ハンマー用係合部4に一定の負荷が
かかると打撃動作を繰り返す。このようにハンマー1は
回転運動と共に軸方向の往復運動を繰り返すことでアン
ビル3に衝撃的な回転力を繰り返し与えるものである。
この動作は従来のインパクト回転工具における動作と同
じである。
【0022】次に、図2に示すように、ハンドル12を
回転させ、アンビル3をY方向に移動させた場合、ハン
マー爪24とハンマー用係合部4との係合面積が減少す
る。この時駆動軸2の係合部6とアンビル3の被係合部
7とは係合していない。駆動軸2は軸受け65に圧入さ
れて軸方向には移動不能に固定されているのでY方向に
は移動しない。
【0023】ここで、ハンマー1のアンビルに与えるエ
ネルギーはU=(1/2)Iω2 で表すことができる
(なお、Iはハンマーの慣性モーメント、ωはハンマー
の回転角速度である)。そして、この値はハンマー爪2
4とハンマー用係合部4の係合面積Aにかかわらず一定
である。ところが、図4に示すようにアンビル3に加わ
るトルクTはT=Pr(Pは打撃力、rは打撃点の半
径)で表すことができるため、ハンマー用係合部4を打
撃する力Pがアンビル3に加わるトルクに影響を与え
る。ここで図に示すようにハンマー用係合部4に加わ
る歪みエネルギーはU=(σ2 /2E)ALで表される
(なお、σは圧縮応力、Lは深さ、Eは縦弾性係数であ
る)。また、打撃力PはP=Aσで表される。
【0024】つまり、U=(σ2 /2E)AL=一定の
ため、係合面積Aが1/kになったとすると、σはk
1/2 倍になる。よって、P′=(k1/2 /k)Pとな
り、kが大きくなると、つまり、係合面積Aが小さくな
ると打撃力Pも低下し、アンビル3に加わるトルクが低
下する。したがって、結果的にハンマー爪24とハンマ
ー用係合部4との係合面積を変えてやることで出力トル
クの調整ができることになる。
【0025】次に、図3に示すように、ハンドル12を
回転させ、アンビル3をY方向に最大限移動させ、ハン
マー爪24とハンマー用係合部4とが係合せず、駆動軸
2の係合部6とアンビル3の被係合部7とが係合してい
る状態では、駆動軸2とアンビル3との相対回転が不能
となって一体に回転するため、ハンマーの軸方向の往復
運動が発生せず、打撃動作は起きない。そして、駆動軸
2とアンビル3とは係合部6と被係合部7とが係合して
いるため、駆動軸2の回転がそのままアンビル3に伝達
されて通常の電動ドリルと同様な機能となる。
【0026】次に、図6、図7により本発明の他の実施
例を説明する。この実施例のインパクト回転工具はハン
マー1に形成されたハンマーカム26、駆動軸2に形成
された駆動軸カム25、両者を連結する鋼球27と、ハ
ンマー1をアンビル3に設けたハンマー用係合部4側に
付勢するばね5を有し、モータ41の回転が遊星歯車機
構42を介して駆動軸2に伝達され、駆動軸2の回転を
上記カム機構でハンマー1の回転運動を往復運動に変換
することにより衝撃を生み出すようになっており、イン
パクト回転工具としての基本的な構成は前述の従来例及
び図1に示す実施例と同じ構成であり、アンビル3に打
撃を加える際の動作も全く同じであるので、この点の詳
細な説明は省略し、以下、図1の実施例と異なる構成に
つき説明する。
【0027】駆動軸2の先端部19には係合部6が設け
てある。一方、アンビル3の後端部のハンマ用係合部4
側には嵌合孔20が形成してあり、この嵌合孔20の奥
側半部よりも入口側半部が径が大きくなっており、嵌合
孔20の入口付近に被係合部7が固着され、駆動軸2の
先端部19が嵌合孔20にスライド自在且つ回転自在に
嵌合してある。また、アンビル3は軸受け56を介して
ハウジング9に軸支されていて、外周には回転方向に溝
57、58を形成してある。この溝57、58には軸受
け5、ハウジング9の先端部に設けた孔55、61に
挿入された係合ピン54が嵌合して、アンビル3をスラ
スト方向に移動不可で且つ回転自在に係止している。
【0028】ハウジング9の先端部の小径となった部分
の外周部にはスリーブ50がスライド自在に被嵌してあ
り、スリーブ50の内周部には第1の溝59aと第2の
溝59bとピン押部59cとが設けてあり、第2の溝5
内にはばね51が内装してあり、このばね51に押
圧されるスラストリング52がハウジング9に取付けた
止め輪53に当たっている。スリーブ50は通常はばね
51のばね力により図6の位置に位置しており、この位
置ではちょうどスリーブ50のピン押部59cが係合ピ
ン54と対応する位置となり、このため、係合ピン54
は溝57又は溝58に係止された状態で抜けないように
保持される。
【0029】また、ハウジング9に固定されたモータ取
付け台66には軸受け65が圧入してあり、駆動軸2は
この軸受け65に圧入してあって軸方向(つまり図6の
XーY方向)には移動しないようになっている。次に、
本実施例の動作につき説明する。今、図6においてハン
マー1に設けたハンマー爪24とアンビル3のハンマー
用係合部4とが係合し、駆動軸2の係合部6とアンビル
3の被係合部7とが係合していない状態においては、ハ
ンマー1はアンビル3と係合して回転し、アンビル3に
一定の負荷がかかると打撃動作を繰り返す。
【0030】そして、スリーブ50をばね51のばね力
に抗して図6のY方向に引いてやるとピン押部59cが
係合ピン54から離れるので、この状態でアンビル3を
前方に引くと断面略半円状の溝57の内面の斜面に沿っ
て係合ピン54が外側に押されてスリーブ50の第1の
溝59a内に入り、このことにより係合ピン54が溝5
7から抜け、また上記のようにアンビル3を前方に引く
ことで溝58が係合ピン54に対向する位置に移動す
る。この状態でスリーブ50を離すと、スリーブ50が
ばね51のばね力によりX方向に移動し、ピン押部59
cの後端部の傾斜面が係合ピン54の端部を押しながら
X方向に移動することで係合ピン54が押し込まれて、
図7のように溝58に嵌まり込むと共にピン押部59c
の内面に当たって係合ピン54と溝58との係合が保持
される。この状態で図7のように駆動軸2の係合部6と
アンビル3の被係合部7とが係合する。ここで、駆動軸
2は軸受け65に圧入され、軸受け65はモータ取付け
台66に圧入されてXーY方向には移動しない。この
時、ハンマー1とアンビル3とは相対回転ができない状
態であるので、駆動軸2の回転はアンビル3に直接伝わ
り、ハンマー1を介さないものであって打撃動作が起き
ず、通常の電動ドリルと同様な機能となる。
【0031】また、インパクト打撃時には図7の状態か
ら図6の状態に戻して使用する。インパクト打撃時には
カム機構によりハンマー1がXーY方向に往復運動をす
るため駆動軸2も同様に振動しようとするが、本実施例
のように駆動軸2をXーY方向に移動しないように固定
してあると、駆動軸2がXーY方向に振動せず、ハンマ
ー1のみが往復動をするので、本体の防振効果を奏する
ことができる。これによりハンマー爪24とハンマー用
係合部4との係合を着脱させなくても切り換え可能であ
る。
【0032】図8には本発明の更に他の実施例が示して
ある。この実施例においては、アンビル3の後端部に孔
70が形成し、更に、駆動軸2の先端部にも孔71を形
成してある。この孔70、71はねじ孔であってもよ
い。そして、両孔70、71に係合するキー、ピン、ね
じ等の係合物を用意する。図8に示す実施例では孔7
0、71がねじ孔で係合物がねじ72の例を示してい
る。図8の実施例においてインパクト機構部の構造は前
述の各実施例と同様であるので、説明は省略する。
【0033】次に動作につき説明する。孔70と孔71
にねじ72をねじ込んでいない場合には、ハンマー1と
アンビル3とは係合して回転を行い、アンビル3に負荷
がかかった場合には駆動軸2とアンビル3が相対回転し
て打撃動作を行う。そして、孔70、71に本体を分解
してねじ72(又はキー、又はピン)を差し込んで結合
するか、又はハウジング9に設けた孔73からねじ72
(又はキー、又はピン)を差し込んで結合し、このこと
により駆動軸2とアンビル3とを結合し、駆動軸2の回
転が直接アンビル3に伝わり、ハンマー1を介して伝わ
らなくなる。つまり、打撃動作が起きず、ドリルドライ
バーと同様の機能となる。これによって、アンビル3を
XーY方向に移動させずに切り換え可能であるため、本
体が長くなるのを防ぎ、また、構造も簡単にできるもの
である。更に、駆動軸2も固定する必要がなく、組立性
も向上することになる。
【0034】図9、図10には本発明の更に他の実施例
が示してある。この実施例においては、アンビル3のビ
ット挿入口80の後部に係合部81を形成し、更に、駆
動軸2の先端部にも係合部82を形成してある。そし
て、両係合部81、82に係合する係合ピン83のよう
な係合物を用意する。図9、図10の実施例においてイ
ンパクト機構部の構造は前述の各実施例と同様であるの
で、説明は省略する。
【0035】次に動作につき説明する。図9の状態では
係合ピン83を係合してなく、したがって、駆動軸2と
アンビル3とは相対回転可能な状態となっており、駆動
軸2の回転はハンマー1からアンビル3に伝わり回転す
る。アンビル3に負荷が加わると駆動軸2とアンビル3
は相対回転し、ハンマー1はカム機構によりXーY方向
に往復運動を行い、打撃動作する。
【0036】次に、図10のように、ビット挿入口80
から係合物となる係合ピン83を挿入し、この係合ピン
83をアンビル3に設けた係合部81と駆動軸2に設け
た係合部82の両方に係合させることで、アンビル3と
駆動軸2とを相対回転不可能状態に連結する。このこと
により駆動軸2の回転はハンマー1を介さず、直接アン
ビル3に伝わり、打撃動作は起きず、通常のドリルドラ
イバーと同様な機能となる。この実施例ではビット挿入
口80を利用して外部から係合物である係合ピン83を
出し入れすることで、容易に駆動軸2とアンビル3とを
相対回転可能としたり、相対回転不能としたりする切り
換えができ、分解して切り換えるというような手間が必
要でない。また、アンビル3をXーY方向に移動させず
に切り換え可能であるため、本体が長くなるのを防ぎ、
また、構造も簡単にできるものである。更に、駆動軸2
も固定する必要がなく、組立性も向上することになる。
【0037】図11には本発明の更に他の実施例が示し
てある。この実施例においては基本的構造は図9、図1
0に示したものと同様であるが、両係合部81、82に
係合する係合物が図9、図10の実施例とは異なる。す
なわち、ビット90の後端部に両係合部81、82と係
合する係合物91を設けた点に特徴がある。これによ
り、通常のビットを使用する場合には係合部91を設け
てないので、両係合部81、82には係合物91が係合
されないことになって、駆動軸2とアンビル3とは相対
回転可能な状態であり、インパクト動作が起きる。一
方、図11のように後端部に係合物91を有するビット
90を用いた場合には、係合物91がアンビル3に設け
た係合部81と駆動軸2に設けた係合部82の両方に係
合し、アンビル3と駆動軸2とを相対回転不可能状態に
連結する。このことにより駆動軸2の回転はハンマー1
を介さず、直接アンビル3に伝わり、打撃動作は起き
ず、通常のドリルドライバーと同様な機能となる。この
実施例では、ビットの交換のみでインパクトとドリルド
ライバーの切り換えが可能で、切り換えが簡単に行える
ものである。また、この実施例においてもアンビル3を
XーY方向に移動させずに切り換え可能であるため、本
体が長くなるのを防ぎ、また、構造も簡単にできるもの
である。更に、駆動軸2も固定する必要がなく、組立性
も向上することになる。
【0038】図12には本発明の更に他の実施例が示し
てある。この実施例においては基本的構造は図9、図1
0に示したものと同様であるが、両係合部81、82に
係合する係合物が図9、図10の実施例とは異なる。す
なわち、チャック100の取付け軸101の後端部に両
係合部81、82と係合する係合物102を設けた点に
特徴がある。このチャック100は径方向に移動可能な
複数の爪を有しており、インパクトレンチのアンビル3
のビット挿入口80に取付け軸101が装着されるもの
であり、チャック100に設けた複数の爪により市販の
軸部断面が円形のドリルビット等を把持してインパクト
レンチをドリルやドライバーとして使用する時に用いる
ものである。
【0039】そして、上記チャック100を使用しない
時は、両係合部81、82には係合物91が係合されな
いことになって、駆動軸2とアンビル3とは相対回転可
能な状態であり、インパクト動作が起きる。一方、図1
2のように取付け軸101の後端部に係合物102を有
するチャック100をビット挿入口80に挿入すると、
取付け軸101の後端部に設けた係合物102がアンビ
ル3に設けた係合部81と駆動軸2に設けた係合部82
の両方に係合し、アンビル3と駆動軸2とを相対回転不
可能状態に連結する。このことにより駆動軸2の回転は
ハンマー1を介さず、直接アンビル3に伝わり、打撃動
作は起きず、通常のドリルドライバーと同様な機能とな
る。この実施例では、チャック100の交換のみでイン
パクトとドリルドライバーの切り換えが可能で、切り換
えが簡単に行え、このチャック100を用いることで金
属等の穴あけも可能となるものである。また、この実施
例においてもアンビル3をXーY方向に移動させずに切
り換え可能であるため、本体が長くなるのを防ぎ、ま
た、構造も簡単にできるものである。更に、駆動軸2も
固定する必要がなく、組立性も向上することになる。
【0040】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、駆動軸とアンビルとがハンマーを介
して回転が伝達される状態または直接回転が伝達される
状態となるように係合及び切り離しができる手段を備え
ているので、インパクト回転工具としての使用と、電動
ドリルやドライバーとしての使用との切り換えができる
ものであり、しかもこの場合、駆動軸とアンビルとが相
対回転可能または相対回転不能となるように係合及び切
り離しされるので、トルクの伝達効率を落とすことなく
インパクト回転工具と電動ドリルドライバーとの切り換
えができるものである。
【0041】また、請求項2記載の発明にあっては、駆
動軸の先端部に係合部を形成し、アンビルに駆動軸もし
くはアンビルのスラスト方向の移動により係合部に係合
自在な被係合部を設けた構成とすることで、駆動軸もし
くはアンビルのスラスト方向の移動によりインパクト回
転工具としての使用と、電動ドリルやドライバーとして
の使用との切り換えができるものである。
【0042】また、請求項3記載の発明にあっては、駆
動軸の先端部とアンビルとにそれぞれ孔を形成し、両孔
にキー、ピン、ねじ等の係合物を着脱自在に係合させる
ので、キー、ピン、ねじ等の係合物を着脱することで、
インパクト回転工具としての使用と、電動ドリルやドラ
イバーとしての使用との切り換えができるものである。
【0043】また、請求項4記載の発明にあっては、駆
動軸の先端部とアンビルに係合部を形成し、両係合部に
係合物を係合及び切り離し自在とするから、係合物を着
脱することで、インパクト回転工具としての使用と、電
動ドリルやドライバーとしての使用との切り換えができ
るものである。しかも、アンビルをスラスト方向に移動
させることは構造上複雑になるが、従来の構造はそのま
まで、駆動軸の係合部とアンビルの係合部とに係合物を
セットするのみで切り換えができ、構造、切り換えが簡
略化されるものであり、また、アンビル又は駆動軸を軸
方向に移動させる必要がないので、本体の全長が長くな
らないものである。
【0044】また、請求項5記載の発明にあっては、係
合物を、ドリルドライバー等の先端工具の一部としたの
で、インパクト回転工具としての使用から電動ドリルや
ドライバーとしての使用に切り換える際は、係合物を備
えた工具を装着するのみで電動ドリルやドライバーとし
て使用できるものである。しかも、従来の構造はそのま
まで、工具を選択するのみで切り換えができ、構造、切
り換えが簡略化されるものであり、また、アンビル又は
駆動軸を軸方向に移動させる必要がないので、本体の全
長が長くならないものである。
【0045】また、請求項6記載の発明にあっては、係
合及び切り離しができる手段はアンビルをハンマー側と
は反対側に軸方向に移動させるものであり、駆動軸とア
ンビルとがハンマーを介して回転が伝達される状態にお
いてアンビルの係合部とハンマーとの係合面積を変化自
在としてあるので、インパクト回転工具としての使用
と、電動ドリルやドライバーとしての使用との切り換え
ができるという効果に加えて、種々の締め付けトルクが
必要となる作業において、ハンマー用係合部とハンマー
との係合面積を変化させることで、簡単に締め付けトル
クの調整ができるものであり、この結果作業の幅が増え
るものである。
【0046】また、請求項7記載の発明にあっては、ハ
ウジング先端部にねじ部を形成し、内部に軸方向溝を有
するハンドルをハウジング先端部に回転自在で且つ軸方
向に移動しないように取付け、アンビルに段付き部を形
成し、段付き部に鋼球、スラスト板を介して止め輪で固
定した可動部材を配置し、この可動部材をハウジング先
端部のねじ部に螺合すると共に可動部材に設けたガイド
部をハンドルの軸方向溝に嵌合してあるので、インパク
ト回転工具としての使用と、電動ドリルやドライバーと
しての使用との切り換えができるという効果に加えて、
この切り換え機構が簡単になる。
【0047】また、軸方向に移動自在なアンビル乃至出
力軸に複数の凹部を設け、ハウジング先端部に前記凹部
に係合、離脱自在な係合ピンを設け、アンビル乃至出力
軸の軸方向の位置を可変とすることで、インパクト回転
工具としての使用と、電動ドリルやドライバーとしての
使用との切り換えができるという効果に加えて、凹部へ
の係合ピンの係合、離脱により簡単な構成で切り換え機
構を構成できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインパクト回転工具として使用する場
合の断面図である。
【図2】同上のインパクト回転工具として使用する場合
において締め付けトルクを小さくした場合の断面図であ
る。
【図3】同上の電動ドライバーとして使用する場合の断
面図である。
【図4】同上のアンビルに加わるトルクを示す説明図で
ある。
【図5】同上のハンマー用係合部に加わる打撃力を示す
説明図である。
【図6】本発明の他の実施例のインパクト回転工具とし
て使用する場合の断面図である。
【図7】同上の電動ドライバーとして使用する場合の断
面図である。
【図8】本発明の更に他の実施例を示し、(a)はイン
パクト回転工具として使用する場合の正面断面図、
(b)は(a)のAーA線断面図である。
【図9】本発明の更に他の実施例のインパクト回転工具
として使用する場合の断面図である。
【図10】同上の電動ドライバーとして使用する場合の
断面図である。
【図11】本発明の更に他の実施例の電動ドライバーと
して使用する場合の断面図である。
【図12】本発明の更に他の実施例の電動ドライバーと
して使用する場合の断面図である。
【図13】従来例の一部破断した断面図である。
【符号の説明】
1 ハンマー 2 駆動軸 3 アンビル 4 ハンマー用係合部 5 ばね 6 係合部 7 被係合部 8 操作部 9 ハウジング 10 ねじ部 11 軸方向溝 12 ハンドル 13 段付き部 14 鋼球 15 スラスト板 16 止め輪 17 可動部材 18 ガイド部 25 ハンマーカム 26 駆動軸カム 27 鋼球 57 凹部 58 凹部 70 孔 71 孔 72 ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25B 21/00 B25B 21/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力軸に設けたアンビル、ハンマーに形
    成されたハンマーカム、駆動軸に形成された駆動軸カ
    ム、ハンマーカムと駆動軸カムとを連結する鋼球と、ハ
    ンマーをアンビルに設けたハンマー用係合部に付勢す
    るばねを有しハンマーとアンビルとの係合を衝撃的に
    繰り返し行うことにより回転力を生み出すインパクト回
    転工具において、駆動軸とアンビルとがハンマーを介し
    て回転が伝達される状態または直接回転が伝達される状
    となるように係合及び切り離しができる手段を備えて
    成ることを特徴とするインパクト回転工具。
  2. 【請求項2】 駆動軸の先端部に係合部を形成し、アン
    ビルに駆動軸もしくはアンビルのスラスト方向の移動に
    より係合部に係合自在な被係合部を設けて成ることを特
    徴とする請求項1記載のインパクト回転工具。
  3. 【請求項3】 駆動軸の先端部とアンビルとにそれぞれ
    孔を形成し、両孔にキー、ピン、ねじ等の係合物を着脱
    自在に係合させて成ることを特徴とする請求項1記載の
    インパクト回転工具。
  4. 【請求項4】 駆動軸の先端部とアンビルに係合部を形
    成し、両係合部に係合物を係合及び切り離し自在として
    成ることを特徴とする請求項1記載のインパト回転工
    具。
  5. 【請求項5】 係合物を、ドリルドライバー等の先端工
    具の一部としたことを特徴とする請求項1又は請求項4
    記載のインパクト回転工具。
  6. 【請求項6】 係合及び切り離しができる手段はアンビ
    ルをハンマー側とは反対側に軸方向に移動させるもので
    あり、駆動軸とアンビルとがハンマーを介して回転が伝
    達される状態においてアンビルの係合部とハンマーとの
    係合面積を変化自在として成ることを特徴とする請求項
    1又は請求項2記載のインパクト回転工具。
  7. 【請求項7】 ハウジング先端部にねじ部を形成し、内
    部に軸方向溝を有するハンドルをハウジング先端部に回
    転自在で且つ軸方向に移動しないように取付け、アンビ
    ルに段付き部を形成し、段付き部に鋼球、スラスト板を
    介して止め輪で固定した可動部材を配置し、この可動部
    材をハウジング先端部のねじ部に螺合すると共に可動部
    材に設けたガイド部をハンドルの軸方向溝に嵌合して成
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項6
    記載のインパクト回転工具。
  8. 【請求項8】 軸方向に移動自在なアンビル乃至出力軸
    に複数の凹部を設け、ハウジング先端部に前記凹部に係
    合、離脱自在な係合ピンを設け、アンビル乃至出力軸の
    軸方向の位置を可変として成る請求項1又は請求項2又
    は請求項6記載のインパクト回転工具。
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