JP3371561B2 - コンテナ内管理装置 - Google Patents

コンテナ内管理装置

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JP3371561B2 JP20134694A JP20134694A JP3371561B2 JP 3371561 B2 JP3371561 B2 JP 3371561B2 JP 20134694 A JP20134694 A JP 20134694A JP 20134694 A JP20134694 A JP 20134694A JP 3371561 B2 JP3371561 B2 JP 3371561B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも内壁面が金
属で成形されたコンテナの内部および外部間を電磁波を
用いてデータ通信することによって、コンテナ内に収容
されたウエーハ等の管理対象物を管理するコンテナ内管
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体製造工程において、ウエー
ハへの塵埃の付着が歩留りを低下させる要因になること
から、ウエーハを搬送および保管する際には、図7に示
すように、内部を機密状態に保持可能なコンテナ53内
にウエーハ54をウエーハカセット55と共に収容させ
るようになっている。上記のコンテナ53は、軽くて安
価であることが必要条件で、このため、生産性向上、生
産コストの低減と相俟って樹脂成形が主流をなしてい
る。
【0003】また、半導体製造工程においては、コンテ
ナ53内に収容されたウエーハ54やウエーハカセット
55等を管理するため、コンテナ内管理装置が使用され
ている。従来のコンテナ内管理装置は、ウエーハカセッ
ト55に設けられ、データを書換え可能に記憶するアイ
ディータグ51(以下、ID(IDENTITY)タグ51と称
する)と、このIDタグ51に対してデータを読み書き
する読取/書込装置52とを有している。そして、ID
タグ51および読取/書込装置52間のデータ通信は、
コンテナ53が電磁波f1 〜f3 を透過させる樹脂製で
あることを利用して、電磁結合方式および電磁誘導方式
により行われるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におい
ては、半導体デバイスの高機能化および高集積化に伴っ
て搬送および保管時のコンテナ53内の環境に対する要
求が厳しいものになり、コンテナ53を構成する樹脂の
ガス透過性および樹脂からのアウトガス量が無視できな
いものとなっている。そこで、金属のガス透過性および
アウトガス量が樹脂よりも少ないことに着目し、コンテ
ナ53の少なくとも内面壁を金属により形成することに
よって、コンテナ53内へのガス透過性およびアウトガ
ス量を低減することが考えられている。
【0005】ところが、内部が金属により覆われたコン
テナ53を用いると、従来のコンテナ内管理装置では、
図8に示すように、コンテナ53の金属壁が電磁波f1
〜f3 を遮断するため、IDタグ51および読取/書込
装置52間のデータ通信が極めて困難になるという問題
がある。尚、この問題は、半導体の製造分野に限らず、
金属により形成されたコンテナ53内を電磁波f1 〜f
3 のデータ通信により管理する全ての分野において発生
するものである。
【0006】従って、本発明は、内部が金属により覆わ
れたコンテナ53であっても、コンテナ53の内部と外
部とのデータ通信を電磁波f1 〜f3 により容易に行う
ことができるコンテナ内管理装置を提供しようとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、少なくとも内側が金属からなるコンテナ内に収容さ
れる管理対象物に取り付けられ、該管理対象物のデータ
を記憶可能なデータ記憶手段と、上記コンテナ外に設け
られ、該コンテナ内に収容された管理対象物のデータ記
憶手段に対して電磁波を用いてデータ通信するデータ管
理手段と、上記コンテナの隔壁に設けられ、上記データ
記憶手段と上記データ管理手段とで送受信される電磁波
を中継する中継手段とを有していることを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、コンテナの隔壁に設けら
れた中継手段が電磁波を中継するようになっているた
め、コンテナの内部が金属により覆われていても、コン
テナ内のデータ記憶手段およびコンテナ外のデータ管理
手段間のデータ通信を電磁波により容易に行うことがで
きる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図6を用いて
説明する。本実施例に係るコンテナ内管理装置は、図3
に示すように、電磁波f1 〜f3によりデータ通信を行
う読取/書込装置1(データ管理手段)とIDタグ2
(データ記憶手段)とを有している。読取/書込装置1
は、データ信号を電磁波f2に変換してIDタグ2に出
力する送信部4と、IDタグ2からの電磁波f1 を受信
してデータ信号に変換する受信部5とを有しており、送
信部4は、データ信号を変調する変調部9と、変調した
データ信号の信号形態を電気信号から電磁波f1 に変換
して出力する駆動部10とを有している。一方、受信部
5は、受信した電磁波f1 を電気信号に変換して増幅す
る増幅部7と、電気信号の信号形態に変換されたデータ
信号を復調する復調部8とを有している。
【0010】さらに、読取/書込装置1は、電力用の電
磁波f3 をIDタグ2に送信する電力送信部3を有して
いると共に、制御部11も有している。制御部11は、
工程を管理する制御装置12に接続されており、制御装
置12は、例えば制御部11に対して所定のIDタグ2
に記憶された製造履歴や製造条件等の工程データを読み
取るように指示したり、これらの工程データをIDタグ
2に書き込むように指示するようになっている。そし
て、制御部11は、制御装置12の指示に応じて、例え
ば特定のIDタグ2を指定するIDデータや工程データ
等を含むデータ信号を送信部4に出力したり、受信部5
からのデータ信号を基にしてIDタグ2の確認や工程デ
ータの読み取りを行うようになっている。
【0011】一方、IDタグ2は、読取/書込装置1か
らの電磁波f2 を受信してデータ信号に変換する受信部
14と、データ信号を電磁波f1 に変換して送信する送
信部13と、読取/書込装置1からの電磁波f3 を受信
してIDタグ2用の電力に変換する電源部6とを有して
いる。尚、電源部6は、電池であっても良く、この場合
には、読取/書込装置1の電力送信部3および電力用の
電磁波f3 が不要となる。そして、送信部13と受信部
14とは、上述の読取/書込装置1と同様に、変調部1
5および駆動部16と、復調部17および増幅部18と
をそれぞれ備えている。
【0012】また、IDタグ2は、メモリ19および制
御部20も有しており、メモリ19は、IDタグ1に対
して固有に設定されたID番号を記憶していると共に、
製造履歴や製造条件等の工程データを書換え可能に記憶
するようになっている。そして、制御部20は、受信部
14を介して入力されたIDデータが自己のID番号と
一致する場合に、送信部13および受信部14を介して
読取/書込装置1との間でデータ通信を継続し、例えば
読取/書込装置1の要求に応じてメモリ19に対する工
程データの読み取り動作および書き込み動作を行うよう
になっている。
【0013】上記のIDタグ2は、図1に示すように、
ウエーハ22(管理対象物)を複数枚単位で収容可能な
ウエーハカセット21(管理対象物)に固設されてい
る。ウエーハカセット21は、コンテナ25内に収容さ
れており、コンテナ25は、ウエーハカセット21を載
置する蓋部材23と、蓋部材23上に載置されたウエー
ハカセット21を収容するコンテナ本体26とを有して
いる。そして、蓋部材23には、コンテナ本体26の開
口部に当接するようにシール24が設けられており、シ
ール24は、コンテナ本体26と蓋部材23とを密接さ
せることによりコンテナ25内の環境を一定に維持させ
るようになっている。
【0014】上記のコンテナ本体26および蓋部材23
は、樹脂よりもガス透過性およびアウトガス量が少ない
金属を用いて作成されており、コンテナ25の内部を金
属で覆わせるようになっている。尚、コンテナ本体26
および蓋部材23は、樹脂により形成された内壁面を金
属板や金属泊で覆ったものであっても良いし、メッキや
蒸着により金属皮膜を形成したものであっても良い。
【0015】上記のコンテナ本体26の隔壁には、ID
タグ2および読取/書込装置1間の電磁波f1 〜f3
中継する中継手段33が設けられている。中継手段33
は、送信用、受信用、および電力用の3系統のコイルか
らなる第1コイル27を有しており、第1コイル27
は、図2にも示すように、コンテナ25内に存在するよ
うに、コンテナ本体26の内壁面に設けられている。そ
して、第1コイル27は、電磁波f1 〜f3 のアンテナ
としての機能を有することによって、IDタグ2とで電
磁波f1 〜f3 を送受信するようになっている。
【0016】上記の第1コイル27とコンテナ本体26
の内壁面との間には、電気的絶縁性を有する非金属のス
ペーサ28が設けられており、スペーサ28は、有効に
電磁波を受信できるように第1コイル27を金属壁から
隔離するようになっている。第1コイル27の両端は、
スペーサ28およびコンテナ本体26に形成された貫通
孔を介してコンテナ本体26の外部に引き出されてい
る。そして、貫通孔には、コイルとコンテナ本体26と
の接触を防止すると共に、コンテナ25の機密状態を維
持するように、電気的絶縁性を有するシーリング材が充
填されている。
【0017】上記の第1コイル27の両端は、コンテナ
本体26の外壁面に設けられた雄型コネクタ29(コネ
クタ手段)に接続されている。雄型コネクタ29の前方
には、コネクタ伸縮装置31に支持された雌型コネクタ
30が対向して設けられており、コネクタ伸縮装置31
は、制御装置12からの指示を受けて雌型コネクタ30
を雄型コネクタ29方向に進退移動させるようになって
いる。また、雌型コネクタ30は、上述の読取/書込装
置1に接続されており、読取/書込装置1は、雌型コネ
クタ30が雄型コネクタ29に接続されたときに、電磁
波f1 〜f3 によりIDタグ2とデータ通信を行うよう
になっている。
【0018】上記の構成において、コンテナ内管理装置
の動作について説明する。先ず、蓋部材23がコンテナ
本体26の開口部をシール24を介して密閉すると、コ
ンテナ25が機密状態にされることによって、異物や水
分等のコンテナ25内への侵入が防止されることにな
る。また、コンテナ25を構成する蓋部材23およびコ
ンテナ本体26は、ガス透過性およびアウトガス量が少
ない金属により形成されている。従って、コンテナ25
は、機密構造および構成材料の特性によって、内部の環
境が極めて安定した状態に維持されることになり、ウエ
ーハ22は、このコンテナ25内にウエーハカセット2
1と共に収容されて搬送および保管されることになる。
【0019】次に、上記のコンテナ25による搬送およ
び保管時において、コンテナ25が所定の位置に移動さ
れると、このコンテナ25を制御装置12が図示しない
センサ等により検知し、コネクタ伸縮装置31に対して
雌型コネクタ30を雄型コネクタ29に接続させるよう
に指示することによって、コネクタ伸縮装置31が雌型
コネクタ30を雄型コネクタ29方向に移動させること
になる。
【0020】雌型コネクタ30の雄型コネクタ29への
接続が完了すると、電力用の電磁波f3 および読取/書
込装置1からIDデータを含んだデータ信号用の電磁波
2がこの順に出力されることになり、これらの電磁波
3 ・f2 は、雌型コネクタ30および雄型コネクタ2
9を介してコンテナ25内の第1コイル27に到達する
ことになる。そして、第1コイル27が電磁波f2 ・f
3 をコンテナ25内に発信し、IDタグ2が電磁波f2
・f3 を受信することによって、読取/書込装置1から
IDタグ2への電磁波f2 ・f3 の送信が完了すること
になる。この後、これらの電磁波f2 ・f3 を基にして
IDタグ2が応答するため、応答用のデータ信号を電磁
波f1 として発信すると、この電磁波f1 が第1コイル
27により受信されて雄型コネクタ29および雌型コネ
クタ30を介して読取/書込装置1に取り込まれること
になる。これにより、IDタグ2から読取/書込装置1
への電磁波f1 の送信が完了することになり、電磁波f
1 〜f3 による読取/書込装置1およびIDタグ2間の
双方向のデータ通信が第1コイル27および雄型コネク
タ29の中継により実現されることになる。
【0021】このように、本実施例のコンテナ内管理装
置は、少なくとも内壁面を金属で形成することにより内
部を金属で覆ったコンテナ25内に収容されるウエーハ
22やウエーハカセット21等の管理対象物に取り付け
られ、この管理対象物のIDデータや工程データを記憶
可能なIDタグ2(データ記憶手段)と、コンテナ25
外に設けられ、コンテナ25内に収容された管理対象物
のIDタグ2に対して電磁波f1 〜f3 を用いてデータ
通信する読取/書込装置1(データ管理手段)と、コン
テナ25の隔壁に設けられ、IDタグ2と読取/書込装
置1とで送受信される電磁波f1 〜f3 を中継する中継
手段33とを有している。具体的には、上記の中継手段
33は、コンテナ25内に収容された管理対象物のID
タグ2に対して電磁波f1 〜f3 を送受信するようにコ
ンテナ25内に設けられた第1コイル27(第1コイル
手段)と、第1コイル27にコンテナ25の隔壁を介し
て接続され、読取/書込装置1に接続可能にコンテナ2
5外に設けられた雄型コネクタ29(コネクタ手段)と
を有している。
【0022】これにより、コンテナ25の隔壁に設けら
れた中継手段33が電磁波f1 〜f3 を中継するように
なっているため、コンテナ25の内部が金属により覆わ
れ、IDタグ2および読取/書込装置1が金属壁により
遮断されていても、IDタグ2および読取/書込装置1
間のデータ通信を電磁波f1 〜f3 により容易に行うこ
とができるようになっている。
【0023】尚、本実施例における中継手段33は、コ
ンテナ25内に第1コイル27を設置し、この第1コイ
ル27の両端をコンテナ25外の雄型コネクタ29に接
続した構成であるが、これに限定されることはない。即
ち、中継手段33は、図4および図5に示すように、コ
ンテナ25内に収容された管理対象物のIDタグ2に対
して電磁波f1 〜f3 を送受信するようにコンテナ25
内に設けられた第1コイル27a(第1コイル手段)
と、第1コイル27aにコンテナ25の隔壁を介して接
続され、読取/書込装置1に対して電磁波f1 〜f3
送受信するようにコンテナ25外に設けられた第2コイ
ル27b(第2コイル手段)と、これらの第1コイル2
7aおよび第2コイル27bを共振させるコンデンサ3
2(共振手段)とを有した構成であっても良い。
【0024】具体的には、コンテナ25の両壁面にスペ
ーサ28・28を介して第1コイル27a(第1コイル
手段)および第2コイル27b(第2コイル手段)を設
置し、図6の共振回路を構成するように、第1および第
2コイル27a・27bの一端同士を直結すると共に、
他端同士をコンデンサ32(共振手段)を介して接続し
た構成であっていても良い。そして、この場合には、コ
ネクタ伸縮装置31が不要となるため、コンテナ内管理
装置の構成を簡単化することが可能になる。
【0025】また、本実施例のコンテナ内管理装置は、
ウエーハや液晶表示板、ディスク等の電子基板を取り扱
う半導体製造工程の分野に適用された場合について説明
しているが、金属製のコンテナ53内の管理対象物を電
磁波f1 〜f3 により非接触で管理する全ての分野にお
いて適用できるものである。また、IDタグ2には、読
み出し専用、書き込み専用、および読み出し/書き込み
両用可能なものがあり、コンテナ内管理装置は、これら
の使用形態により電磁波を送信および/または受信する
ようになっている。さらに、図4および図5において
は、第1および第2コイル27a・27bは、1組のみ
図示しているが、通常は、それぞれ送信用および受信用
として2組必要であり、電源電力を送る場合には、さら
に電力用として3組必要となる。尚、特殊な場合とし
て、図1において、f1 =f2 、f2=f3 の場合があ
る。
【0026】また、本実施例においては、コイルやコネ
クタ手段をコンテナ25の側面壁に設けた構成について
説明したが、これに限定されることはなく、コイルやコ
ネクタ手段をコンテナ25の底面壁に設けても良い。特
に、コンテナ25の底面壁に設けた場合には、コンテナ
25のコネクタ手段に読取/書込装置1を接続するため
のコネクタ伸縮装置31が不要になる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上のように、少なくとも内
側が金属からなるコンテナ内に収容される管理対象物に
取り付けられ、該管理対象物のデータを記憶可能なデー
タ記憶手段と、上記コンテナ外に設けられ、該コンテナ
内に収容された管理対象物のデータ記憶手段に対して電
磁波を用いてデータ通信するデータ管理手段と、上記コ
ンテナの隔壁に設けられ、上記データ記憶手段と上記デ
ータ管理手段とで送受信される電磁波を中継する中継手
段とを有している構成であるから、コンテナの内部が金
属により覆われていても、コンテナ内のデータ記憶手段
およびコンテナ外のデータ管理手段間のデータ通信を電
磁波により容易に行うことができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示すものであり、コンテナ内管理装置
の概略構成図である。
【図2】コンテナ内管理装置における中継手段の概略構
成図である。
【図3】読取/書込装置およびIDタグの回路図であ
る。
【図4】コンテナ内管理装置の概略構成図である。
【図5】コンテナ内管理装置における中継手段の概略構
成図である。
【図6】コンテナ内管理装置における中継手段の回路図
である。
【図7】従来例を示すものであり、コンテナ内管理装置
の概略構成図である。
【図8】コンテナ内管理装置における中継手段の概略構
成図である。
【符号の説明】
1 読取/書込装置 2 IDタグ 3 電力送信部 4 送信部 5 受信部 21 ウエーハカセット 22 ウエーハ 23 蓋部材 24 シール 25 コンテナ 26 コンテナ本体 27 第1コイル 27a 第1コイル 27b 第2コイル 28 スペーサ 29 雄型コネクタ 30 雌型コネクタ 31 コネクタ伸縮装置 32 コンデンサ 33 中継手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 及部 博之 三重県伊勢市竹ヶ鼻町100番地 神鋼電 機株式会社 伊勢製作所内 (72)発明者 田中 幹 三重県伊勢市竹ヶ鼻町100番地 神鋼電 機株式会社 伊勢製作所内 (56)参考文献 特開 平5−275296(JP,A) 特開 昭62−175899(JP,A) 特開 平5−124647(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 25/02 - 25/20 H01L 21/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも内側が金属からなるコンテナ
    内に収容される管理対象物に取り付けられ、該管理対象
    物のデータを記憶可能なデータ記憶手段と、 上記コンテナ外に設けられ、該コンテナ内に収容された
    管理対象物のデータ記憶手段に対して電磁波を用いてデ
    ータ通信するデータ管理手段と、 上記コンテナの隔壁に設けられ、上記データ記憶手段と
    上記データ管理手段とで送受信される電磁波を中継する
    中継手段とを有していることを特徴とするコンテナ内管
    理装置。
  2. 【請求項2】 上記中継手段は、コンテナ内に収容され
    た管理対象物のデータ記憶手段に対して電磁波を送信お
    よび/または受信するようにコンテナ内に設けられた第
    1コイル手段と、該第1コイル手段にコンテナの隔壁を
    介して接続され、上記データ管理手段に接続可能にコン
    テナ外に設けられたコネクタ手段とを有していることを
    特徴とする請求項1記載のコンテナ内管理装置。
  3. 【請求項3】 上記中継手段は、コンテナ内に収容され
    た管理対象物のデータ記憶手段に対して電磁波を送信お
    よび/または受信するようにコンテナ内に設けられた第
    1コイル手段と、該第1コイル手段にコンテナの隔壁を
    介して接続され、上記データ管理手段に対して電磁波を
    送信および/または受信するようにコンテナ外に設けら
    れた第2コイル手段と、これら第1コイル手段および第
    2コイル手段を共振させる共振手段とを有していること
    を特徴とする請求項1記載のコンテナ内管理装置。
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