JP3370949B2 - 波長配置方法、当該方法を用いた送信装置、及び波長多重伝送システム - Google Patents

波長配置方法、当該方法を用いた送信装置、及び波長多重伝送システム

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JP3370949B2 JP11290599A JP11290599A JP3370949B2 JP 3370949 B2 JP3370949 B2 JP 3370949B2 JP 11290599 A JP11290599 A JP 11290599A JP 11290599 A JP11290599 A JP 11290599A JP 3370949 B2 JP3370949 B2 JP 3370949B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長多重技術を用
いた波長配置方法、当該方法を用いた送信装置、及び
長多重伝送システムに係り、特に、光ファイバの非線形
効果の影響を低減するために、各チャネルの信号光のキ
ャリア周波数(以下「周波数」という)を不等間隔に配
置して波長多重を行う波長配置方法、当該方法を用いた
送信装置、及び波長多重伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】1.55μm分散シフトファイバは、光
ファイバの波長分散によって波形歪みが生じないように
その零分散波長を信号帯域である1.55μm付近に設
定し、高速伝送にも対応できるようになっている。
【0003】しかし、この分散シフトファイバを用いて
波長多重伝送を行う場合、信号波長における波長分散が
小さいので、光ファイバの非線形効果の1つである四光
波混合によって新たに発生する光パワーが大きくなる問
題がある。この新たに発生した四光波混合光が信号光と
同じ周波数をもつ場合、この四光波混合光が雑音とな
り、伝送距離を制限する要因となる。これを緩和するた
めに、信号光の周波数間隔を不等間隔に配置する方法が
提案されている。
【0004】ここで、周波数fi,fj,fk(k≠i,
j)の3つの信号光から発生する四光波混合光の周波数
をfijkと表す。すなわち、 fijk=fi+fj−fk …(1) の関係が成り立つものとする。
【0005】図6は、四光波混合光の発生位置を示す。
図6において、チャネル1,2,3の信号光の周波数を
1,f2,f3とする。この3チャネルの信号光から発
生する四光波混合光は12波ある。
【0006】(a)は、各信号光の周波数が等間隔に配
置される場合の四光波混合光を示す。例えば、f223
i=fj=f2、fk=f3としたときの四光波混合光の
周波数を示し、チャネル2,3の信号光から発生した四
光波混合光がチャネル1の信号光と重なることを示して
いる。f132,f312,f221についても同様である。こ
のような四光波混合光は、光フィルタ等を用いて信号光
から分離できないので、信号光に対するクロストークと
なりSN比が劣化する。
【0007】(b)は、各信号光の周波数が不等間隔に
配置される場合の四光波混合光を示す。ここに示すよう
に、各信号光の周波数を不等間隔に配置することによ
り、各信号光の周波数と発生する四光波混合光の周波数
が一致せず、両者を光フィルタ等で分離することが可能
となり、四光波混合光の影響を低減することができる。
なお、本明細書では、任意の2チャネルの周波数間隔が
他のすべての2チャネルの周波数間隔と異なり、信号光
と四光波混合光の周波数がまったく一致しないようにし
た信号光の周波数配置を「完全不等間隔配置」という。
【0008】このような完全不等間隔配置の周波数間隔
を決定するアルゴリズムは、特開平7−264166号
公報(特願平7−29043「多重チャネル光ファイバ
通信システム」)に記載されている。以下、このアルゴ
リズムについて簡単に説明する。
【0009】その原則は、任意の2つの信号光の周波数
間隔iが他のすべてのペアの周波数間隔と異なるように
周波数間隔を定めることである。これは、(1)式を fijk−fi=fj−fk …(2) と変形することで理解できる。
【0010】ここで、信号光の数(チャネル数)をM、
i-1(2≦i≦M)を整数、信号光と四光波混合光の
最小周波数差をΔfとし、各信号光の周波数fiを fi=fi-1+mi-1×Δf …(3) と表す。このとき、任意の2チャネルの周波数間隔は整
数m1〜mM-1の部分和にΔfを乗じたものとなり、完全
不等間隔配置の周波数間隔を求める問題は任意の部分和
がすべて異なるM−1個の整数をみつける問題となる。
ここで、部分和とは、M−1個の整数mi-1のうち、任
意の2チャネルの周波数間隔を表すmi-1の和を意味す
る。例えば、m1、m2、m1+m2、m3+m4+m5+m6
等を意味する。
【0011】なお、信号光と四光波混合光の最小周波数
差Δfおよび信号光の最小周波数間隔(mi-1×Δfの
最小値)は、信号光を発生する半導体レーザの発振周波
数の安定度、信号光および四光波混合光のスペクトル広
がり、光フィルタの透過帯域、中継器として用いられる
光増幅器の増幅帯域等を考慮して決められ、Δfおよび
i-1の下限が定められる。
【0012】ところで、現在のところ、完全不等間隔配
置は12チャネルまでしか得られていない(特願平8−
341549)。したがって、不等間隔配置を例えば1
6チャネルに拡張しようとする場合には、代替手段とし
て、8チャネルの完全不等間隔配置を繰り返して配置す
る方法が提案されている(J.S.Lee et al.,“Periodic
allocation of a set of unequally spaced channels f
or upgradable dense-WDM application using disperti
on-shifted fibers”, OFC'98, FC5,1998)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】一般的な光ファイバ増
幅器では、一定の利得で一括増幅できる増幅帯域が例え
ば1529〜1560nmに制限されている。また、中
継処理を行うごとに平坦な増幅帯域がさらに減少する。
また、信号光波長と零分散波長との差が大きくなると分
散による波形劣化が生じる。
【0014】このため、完全不等間隔配置のM個の信号
光が占有する周波数帯域幅(以下「占有帯域幅」とい
う)は、できるだけ狭いことが望ましい。上記の公報に
は、このM個の信号光の占有帯域幅は(m1+m2+…+
M-1)×Δfで与えられるので、m1+m2+…+mM-1
が最小になるように完全不等間隔配置の周波数間隔を設
定するという原則も記載されている。
【0015】ここで、信号光と四光波混合光の最小周波
数差Δfを50GHz、信号光の最小周波数間隔(最小
チャネル間隔)を3Δf=150GHzとしたときに、
占有帯域幅を最小とする8チャネルの完全不等間隔配置
の一例を表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】この表から明らかなように、8チャネルの
完全不等間隔配置には占有帯域幅として2.15(=1
94.45−192.30)THzが必要となり、最小
チャネル間隔による等間隔配置の場合の占有帯域幅1.
05(=150GHz×7)THzに比べて増大するこ
とがわかる。
【0018】また、完全不等間隔配置に要する最小の占
有帯域幅は、表2に示すようにチャネル数に応じて増大
する。ただし、Δf=50GHz、最小チャネル間隔を
3Δf=150GHzとした。なお、以下の説明では占
有帯域幅を波長で表す。すなわち、8チャネルの完全不
等間隔配置の占有帯域幅は17.23(=1558.9
8−1541.75)nmとなる。
【0019】
【表2】
【0020】この表から明らかなように、4チャネルの
完全不等間隔配置の占有帯域幅4.8nmに対して、8
チャネルの完全不等間隔配置の占有帯域幅は3倍以上と
なり、12チャネルの完全不等間隔配置の占有帯域幅は
9倍以上となる。すなわち、完全不等間隔配置のチャネ
ル数を多くしようとすると占有帯域幅が飛躍的に増大
し、一般的な光ファイバ増幅器の増幅帯域である152
9〜1560nmの範囲を越えてしまう。
【0021】また、上記文献のように8チャネルの完全
不等間隔配置を繰り返して配置することにより不等間隔
配置を16チャネルに拡張しても、図1(c)に示すよ
うに、その占有帯域幅は17.23×2[nm]以上と
なり、一般的な光ファイバ増幅器の増幅帯域幅(約30
nm)を越え、増幅できないチャネルが生じてしまう問
題があった。
【0022】さらに、上記文献のように複数の完全不等
間隔配置を組み合わせた場合には、全体の周波数配置は
完全不等間隔配置にならない。したがって、例えば4チ
ャネルの完全不等間隔配置を4つ組み合わせて16チャ
ネルに拡張した場合には、占有帯域幅は一般的な光ファ
イバ増幅器の増幅帯域に収まるが、不等間隔配置が不完
全なものとなり、四光波混合光と信号光を完全に分離す
ることができない問題があった。
【0023】このように、完全不等間隔配置のチャネル
数の拡張はその占有帯域幅が増大するために限界があ
る。また、複数の完全不等間隔配置の単純な組み合わせ
では、不完全不等間隔配置により四光波混合光の影響が
大きくなる。
【0024】本発明は、以上示した状況を考慮し、複数
の完全不等間隔配置の組み合わせを工夫して不完全不等
間隔配置でありながら四光波混合光の影響を緩和し、占
有帯域幅の低減とチャネル数の拡大の両立を可能にした
波長配置方法、当該方法を用いた送信装置、及び波長多
重伝送システムを提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴は、
四光波混合光のパワーは、光ファイバの零分散波長付近
の信号光によって発生するものが大きく、零分散波長か
ら離れるほど小さくなることに着目し、それに基づいて
複数の完全不等間隔配置を組み合わせるところにある。
【0026】例えば1.55μm分散シフトファイバで
1.55μm帯の波長多重信号光を伝送する場合には、
全チャネルの完全不等間隔配置が望ましいが、上述した
ように占有帯域幅が増幅帯域を越えてしまう場合があ
る。したがって、複数の完全不等間隔配置を組み合わ
せ、さらに零分散波長から離れた波長範囲で完全不等間
隔配置のチャネル数を小さくし、全体の占有帯域幅を狭
くする。これにより、限られた占有帯域幅に多くのチャ
ネルを割り当てることができる。例えば、表2に示すチ
ャネル数と占有帯域幅の関係において、16チャネルを
波長多重する場合に、8チャネルの完全不等間隔配置
と、4チャネルの完全不等間隔配置を組み合わせること
により、全体の占有帯域幅を30nm以下にすることが
できる。
【0027】ただし、図1(a),(b)に示すよう
に、零分散波長λ0付近に8チャネルの完全不等間隔配
置を割り当て、零分散波長から離れたところに4チャネ
ルの完全不等間隔配置を割り当てるようにする。図1
(a)は、各完全不等間隔配置の間に所定の波長間隔を
設けることにより、8チャネルの完全不等間隔配置が1
つと、4チャネルの完全不等間隔配置が2つにより16
チャネルの波長間隔を設定する。図1(b)は、各完全
不等間隔配置の隣接チャネルを共有(完全不等間隔配置
間の波長間隔が0)にすることにより、8チャネルの完
全不等間隔配置が1つと、4チャネルの完全不等間隔配
置が2つと、4チャネルの完全不等間隔配置の一部によ
り16チャネルの波長間隔を設定する。
【0028】一般的には、 N1≧N2≧N3≧…>Nj≧…≧Nk-1≧Nk としたときに、零分散波長λ0を含む第1の波長領域に
完全不等間隔配置となるN1チャネルを選び、以下それ
に隣接する波長領域ではN1より少ないN2チャネル,N
3チャネル,…に対して完全不等間隔配置とし、それら
を組み合わせることにより波長多重伝送するNチャネル
の波長間隔を設定することを特徴とする。すなわち、分
散量(零分散波長λ0との差)に応じて完全不等間隔配
置のチャネル数を変化させる。
【0029】これにより、零分散波長付近ではN1チャ
ネルの完全不等間隔配置によって四光波混合光と信号光
を完全に分離することができる。また、N2チャネル,
3チャネル,…の完全不等間隔配置との組み合わせに
より全体としては不完全不等間隔配置となるが、それら
の信号光の波長は零分散波長から離れているので発生す
る四光波混合光のパワーも小さく、不完全不等間隔配置
による四光波混合光の影響を緩和することができる。例
えば、第1の波長領域はλ0±10[nm]とすること
により、四光波混合光の影響を小さくすることができ
る。
【0030】本発明の第2の特徴は、分散シフトファイ
バを用いた実際の伝送線路の零分散波長がその長手方向
に変化していることに着目し、それに基づいて複数の完
全不等間隔配置を組み合わせるところにある。
【0031】実際の伝送線路は、例えば長さ2kmの分
散シフトファイバを順次接続したものである。例えば、
1中継区間を構成する80kmの伝送線路は40本の分
散シフトファイバを接続したものである。ここで、1.
55μm分散シフトファイバの零分散波長のヒストグラ
ムの一例を図2に示す。サンプル数を100とした。
【0032】図に示すように、100本の分散シフトフ
ァイバの零分散波長はすべて同じではなく、ばらつきを
もっていることがわかる。すなわち、零分散波長が存在
する確率は15nm程度の波長領域(ここでは1545
〜1560nm)で比較的高く、それ以外の波長領域で
は低くなっている。したがって、この分散シフトファイ
バを順次接続した伝送線路においても、零分散波長は長
手方向にばらつき(ゆらぎ)をもつことがわかる。
【0033】本発明は、 N1≧N2≧N3≧…>Nj≧…≧Nk-1≧Nk としたときに、図3(a)に示すように、まず零分散波
長の存在頻度が高い波長領域において完全不等間隔配置
となるN1チャネルを選ぶ。そして、その波長領域より
存在頻度が低い波長領域では、N1チャネルより少ない
2チャネル,N 3チャネル,…に対して完全不等間隔配
置とし、それらを組み合わせることを特徴とする。すな
わち、零分散波長の存在頻度に応じて完全不等間隔配置
のチャネル数を変化させる。なお、本明細書では、存在
頻度がピークとなる零分散波長、すなわち零分散波長の
最頻値を「モード零分散波長λA」という。
【0034】また、完全不等間隔配置のチャネル数に対
する占有帯域幅は表2に示すような関係があるので、複
数の完全不等間隔配置を組み合わせ、さらに零分散波長
の存在頻度が低い波長領域で完全不等間隔配置のチャネ
ル数を小さくすることにより、全体の占有帯域幅を狭く
することができる。すなわち、限られた占有帯域幅に多
くのチャネルを割り当てることができる。これは本発明
の第1の特徴と同様である。
【0035】また、上述したように複数の完全不等間隔
配置を組み合わせた場合には、全体の周波数配置は完全
不等間隔配置にならない。しかし、零分散波長の存在頻
度が低い波長領域は、伝送線路全体からみてその零分散
波長が連続しない(その零分散波長を有する伝送線路の
長さが相対的に短い)ことを意味し、発生する四光波混
合光のパワーも小さい。そのため、N2チャネル,N3
ャネル,…の完全不等間隔配置との組み合わせにより全
体としては不完全不等間隔配置となるが、発生する四光
波混合光のパワーも小さく、不完全不等間隔配置による
四光波混合光の影響を緩和することができる。
【0036】この様子を図4に示す。これは、8チャネ
ルの完全不等間隔配置と、その両側に4チャネルの完全
不等間隔配置を組み合わせて16チャネルの不完全不等
間隔配置を行い、640kmの分散シフトファイバを伝
送させたときのスペクトルを示す。最悪条件を想定する
ために、各中継区間(80km)におけるモード零分散
波長λA(=1552.52nm)はすべて等しいと
し、各中継区間内では2kmごとに標準偏差σ(=5n
m)で零分散波長がゆらいでいるとした。波長に対する
相対パワーが−10dB以上の16個のピークが信号光
であり、それ以外の多くのスパイク状のピークが四光波
混合光を表している。
【0037】図4から、モード零分散波長λA付近の信
号光パワーが他と比較して減少していることがわかる。
その原因は、四光波混合によって新たな光を発生させた
ことにより信号光自身のパワーが滅少したためである。
これは、同時にモード零分散波長λAから離れたチャネ
ル、例えばチャネル1やチャネル16は四光波混合光の
発生にほとんど寄与していないことを意味している。す
なわち、発生した四光波混合光のパワーもモード零分散
波長λA付近で大きいことがわかる。また、モード零分
散波長λA付近の波長領域20nm(λA±2σ)以外で
は、四光波混合の影響は小さいことがわかる。
【0038】図3(b)に示すチャネル配置例は、モー
ド零分散波長から離れるに従ってより少ないチャネル数
に対する完全不等間隔配置を行い、これらを組み合わせ
る点では図3(a)と同様である。本例の特徴は、各完
全不等間隔配置の間に所定の波長間隔Δλkを設定する
ところにある。この波長間隔Δλkは、ITU−Tで定
める周波数グリッドと不等間隔配置波長の関係や、増幅
帯域等によって決められる。なお、Δλk=0とした場
合が図3(a)といえる。また、図3(a)で割り当て
られるチャネル数の上限は、N1+N2+N3+N4+N5
−4となる。図3(b)で割り当てられるチャネル数の
上限は、N1+N2+N3+N4+N5となる。
【0039】このように、本発明において複数の完全不
等間隔配置を組み合わせ、全体として不完全な不等間隔
配置となっても、分散量または零分散波長の存在頻度に
応じて完全不等間隔配置のチャネル数を変化させること
により、四光波混合光の影響を緩和しながら、占有帯域
幅の低減とチャネル数の拡大の両立を図ることができ
る。
【0040】また、以上の波長配置方法を実現する各手
段を有する送信装置と、当該送信装置から送信された波
長多重光を受信する受信装置とを備えることで光波長帯
域を有効に利用した多チャネルの波長多重伝送システム
を構築することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】複数の完全不等間隔配置を組み合
わせる際に、完全不等間隔配置のチャネル数を変化させ
る基準として、本発明の第1の特徴では分散量の分布を
用い、本発明の第2の特徴では零分散波長の存在頻度の
分布を用いたが、共に発生する四光波混合光のパワーを
基準にしたものと見なすことができる。すなわち、本発
明の第1の特徴では零分散波長から離れている信号光に
よって発生する四光波混合光のパワーは小さく、本発明
の第2の特徴では零分散波長の存在頻度が低い波長領域
の信号光によって発生する四光波混合光のパワーは小さ
く、共に不完全不等間隔配置による四光波混合光の影響
を緩和するものと言える。
【0042】すなわち、図3の縦軸を発生する四光波混
合光のパワーと見なし、例えばN1とN2にそれぞれ属す
る信号光間で発生する四光波混合光や、N2とN4にそれ
ぞれ属する信号光間で発生する四光波混合光等は、不完
全不等間隔配置によって信号光との分離ができなくて
も、そのパワーは小さく影響はほとんどないと見なすこ
とができる。
【0043】また、図3において、例えばN4やN5の波
長領域を等間隔配置としたとしても、発生する四光波混
合光のパワーは小さく、その影響はほとんどないと見な
すことができる。その場合には、さらに占有帯域幅を狭
くすることができ、収容できるチャネル数を増やすこと
ができる。
【0044】以下、本発明の第2の特徴に基づく具体的
なチャネル配置例について説明する。なお、第1の特徴
に基づくチャネル配置列についても、上述したように同
様に説明することができる。
【0045】図3に示したように、伝送線路の零分散波
長のヒストグラムが正規分布で近似できる場合は、正規
分布の最頻値(=平均値)をλA[nm]、標準偏差を
σ[nm]としたときに、零分散波長がλA±2σの波
長領域に存在する確率は95%となる。したがって、σ
=5nmであるとき、すなわち20nmの波長領域に零
分散波長が存在する確率は95%となり、それ以外の波
長領域に零分散波長が存在する確率は5%となる。
【0046】また、チャネル間隔を50GHzの整数倍
で定め、最小チャネル間隔が150GHzである8チャ
ネルの完全不等間隔配置のうち、占有帯域幅が最小とな
る場合の占有帯域幅は表2に示すように17.23nm
である。したがって、16チャネルの配置を行う場合
に、零分散波長の存在確率が高い20nmの波長領域で
は、占有帯域幅が17.23nmとなる8チャネルの完
全不等間隔配置を行い、それに隣接して4チャネルの完
全不等間隔配置を行う。
【0047】以上の条件に基づく16チャネルのチャネ
ル配置例を表3に示す。なお、本実施例は、8チャネル
の完全不等間隔配置と4チャネルの完全不等間隔配置と
の間に約1.6nm(200GHz)の波長間隔を設け
る。また、参考のために、従来例として8チャネルの完
全不等間隔配置のみを組み合わせた場合も示す。この従
来例は、チャネル2,9が隣接する完全不等間隔配置の
チャネルとして共有になっている。モード零分散波長λ
Aはともに1552.52nmとした。
【0048】
【表3】
【0049】この表から明らかなように、従来例の占有
帯域幅は35.26nmであるが、実施例の占有帯域幅
は30.03nmとなる。これにより、一般的な光ファ
イバ増幅器の増幅帯域幅(約30nm)に収まり、16
チャネルの伝送が可能となる。
【0050】また、表3に示したチャネル配置における
中継伝送距離についてのシミュレーション結果を図5に
示す。この図から明らかなように、両者の間における伝
送距離の差はほとんどないことがわかる。例えば、伝送
距離640kmを達成することができるトータルファイ
バ入力の範囲は、従来例で8〜18dBm、実施例1で
8〜17dBmであり、わすかに1dBの差だけであ
る。一方、占有帯域幅が約5nmも狭くできる効果は大
きい。
【0051】表4は、24チャネルのチャネル配置例を
示す。ここでは、4チャネル、8チャネル、8チャネ
ル、4チャネル、4チャネルの完全不等間隔配置を組み
合わせたものであるが、チャネル4,11,18,21
が隣接する完全不等間隔配置のチャネルとして共有にな
っている。モード零分散波長λAは1552.52nm
とした。
【0052】
【表4】
【0053】ここでは、8チャネルを配置する場合に
は、8チャネル(チャネル11〜18)の完全不等間隔
配置の全部を割り当てる。10チャネルを配置する場合
には、例えば8チャネル(チャネル11〜18)の完全
不等間隔配置の全部と、8チャネル(チャネル4〜1
1)の完全不等間隔配置の一部(チャネル10)と、4
チャネル(チャネル18〜21)の完全不等間隔配置の
一部(チャネル19)を割り当てる。以下同様に、例え
ば12チャネル、16チャネル、20チャネル等の配置
は、表4に「*」を付したチャネルを用いて行う。この
チャネルの選択は任意であり、光増幅器の増幅帯域や伝
送線路の波長分散特性に応じて決められる。
【0054】以上、表3,4に示したチャネル配置例で
は、信号光と四光波混合光の最小周波数差Δfを50G
Hzとし、各チャネルの波長間隔が50GHzの整数倍
としたが、Δf=25GHzとし、各チャネルの波長間
隔が25GHzの整数倍としても同様である。
【0055】以上の波長配置方法を実現する各手段を有
する送信装置と、当該送信装置から送信された波長多重
光を受信する受信装置とを備えることで光波長帯域を有
効に利用した多チャネルの波長多重伝送システムを構築
することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、複数の
完全不等間隔配置を組み合わせ、全体として不完全な不
等間隔配置となっても、光ファイバの分散量または伝送
線路の零分散波長の存在頻度に応じて完全不等間隔配置
のチャネル数を変化させることにより、四光波混合光の
影響を緩和しながら、占有帯域幅の低減とチャネル数の
拡大の両立を図ることができる。これにより、光波長帯
域を有効に利用した多チャネルの波長多重伝送システム
を構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の特徴を説明する図である。
【図2】 1.55μm分散シフトファイバの零分散波
長のヒストグラムの一例を示す図である。
【図3】 本発明の第2の特徴を説明する図である。
【図4】 零分散波長位置と伝送スペクトルを示す図で
ある。
【図5】 従来例と実施例における伝送距離を比較した
シミュレーション結果を示す図である。
【図6】 四光波混合光の発生位置を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−121204(JP,A) 特開 平11−154934(JP,A) 特開 平10−190627(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 10/00 - 10/28 H04J 14/00 - 14/08

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 零分散波長λの光ファイバを介して、
    Nチャネル(Nは2以上の整数)の信号光を波長多重し
    て伝送する波長多重伝送に適用される波長配置方法にお
    いて、 複数のチャネルの周波数間隔について、任意の2チャネ
    ルの周波数間隔が他のすべての2チャネルの周波数間隔
    と異なる場合を「完全不等間隔配置」としたときに、 前記零分散波長λを含む第1の波長領域に前記Nチャ
    ネルのうちのNチャネルの完全不等間隔配置を行い、
    次に前記第1の波長領域に隣接した第2の波長領域に前
    記NチャネルのうちのNチャネルの完全不等間隔配置
    を行い、以下同様にN,N,…,Nチャネル(た
    だし、第1から第kの波長領域に含まれるチャネル数を
    それぞれ示す整数NからNは、N≧N≧…>N
    ≧…≧Nk−1≧Nなる関係を満たし、整数N
    らNの少なくとも2つは数が異なる)の完全不等間隔
    配置を行い、当該完全不等間隔配置が行われた波長領域
    に含まれる波長配置のすべてまたは前記第1の波長領域
    以外の完全不等間隔配置が行われた波長領域に含まれる
    波長配置の一部を前記第1の波長領域に含まれる波長配
    置と組み合わせて前記Nチャネルの波長間隔を設定して
    波長の配置を行うことを特徴とする波長配置方法。
  2. 【請求項2】 光ファイバを用いた伝送線路を介して、
    Nチャネル(Nは2以上の整数)の信号光を波長多重し
    て伝送する波長多重伝送に適用される波長配置方法にお
    いて、 前記伝送線路の零分散波長が信号光帯域内で所定の確率
    をもって分布し、存在頻度が最大となる零分散波長を
    「モード零分散波長λ」とし、 複数のチャネルの周波数間隔について、任意の2チャネ
    ルの周波数間隔が他のすべての2チャネルの周波数間隔
    と異なる場合を「完全不等間隔配置」としたときに、 前記モード零分散波長λを含む第1の波長領域に前記
    NチャネルのうちのNチャネルの完全不等間隔配置を
    行い、次に前記第1の波長領域よりも零分散波長の存在
    頻度が低い第2の波長領域に前記NチャネルのうちのN
    チャネルの完全不等間隔配置を行い、以下同様に
    ,N,…,Nチャネル(ただし、第1から第k
    の波長領域に含まれるチャネル数をそれぞれ示す整数N
    からNは、N≧N≧…>N≧…≧Nk−1
    なる関係を満たし、整数NからNの少なくとも
    2つは数が異なる)の完全不等間隔配置を行い、当該完
    全不等間隔配置が行われた波長領域に含まれる波長配置
    のすべてまたは前記第1の波長領域以外の完全不等間隔
    配置が行われた波長領域に含まれる波長配置の一部を
    記第1の波長領域に含まれる波長配置と組み合わせて前
    記Nチャネルの波長間隔の設定を行い、前記Nの値を
    伝送に用いる光増幅器の帯域幅に応じて定めることを特
    徴とする波長配置方法。
  3. 【請求項3】 完全不等間隔配置を行う各波長領域の間
    に周波数グリッドに応じて、波長間隔を設けることを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の波長設定方法。
  4. 【請求項4】 各チャネルの波長間隔を50GHzの整
    数倍とすることを特徴とする請求項2または請求項3記
    載の波長配置方法。
  5. 【請求項5】 各チャネルの波長間隔を25GHzの整
    数倍とすることを特徴とする請求項2または請求項3記
    載の波長配置方法。
  6. 【請求項6】 零分散波長λの光ファイバを介して、
    Nチャネル(Nは2以上の整数)の信号光を波長多重し
    て送信する送信装置において、 複数のチャネルの周波数間隔について、任意の2チャネ
    ルの周波数間隔が他のすべての2チャネルの周波数間隔
    と異なる場合を「完全不等間隔配置」としたときに、 前記零分散波長λを含む第1の波長領域に前記Nチャ
    ネルのうちのNチャネルの完全不等間隔配置を行う手
    段と、 前記第1の波長領域に隣接した第2の波長領域に前記N
    チャネルのうちのNチャネルの完全不等間隔配置を行
    う手段と、 以下同様にN,N,…,Nチャネル(ただし、第
    1から第kの波長領域に含まれるチャネル数をそれぞれ
    示す整数NからNは、N≧N≧…>N≧…≧
    k−1≧Nなる関係を満たし、整数NからN
    少なくとも2つは数が異なる)の完全不等間隔配置を行
    う手段と、 当該完全不等間隔配置が行われた波長領域に含まれる
    長配置のすべてまたは前記第1の波長領域以外の完全不
    等間隔配置が行われた波長領域に含まれる波長配置の一
    部を前記第1の波長領域に含まれる波長配置と組み合わ
    せて前記Nチャネルの波長間隔を設定して波長の配置を
    行う手段とを具備することを特徴とする送信装置。
  7. 【請求項7】 光ファイバを用いた伝送線路を介して、
    Nチャネル(Nは2以上の整数)の信号光を波長多重し
    て送信する送信装置において、 前記伝送線路の零分散波長が信号光帯域内で所定の確率
    をもって分布し、存在頻度が最大となる零分散波長を
    「モード零分散波長λ」とし、 複数のチャネルの周波数間隔について、任意の2チャネ
    ルの周波数間隔が他のすべての2チャネルの周波数間隔
    と異なる場合を「完全不等間隔配置」としたときに、 前記モード零分散波長λを含む第1の波長領域に前記
    NチャネルのうちのNチャネルの完全不等間隔配置を
    行う手段と、 前記第1の波長領域よりも零分散波長の存在頻度が低い
    第2の波長領域に前記NチャネルのうちのNチャネル
    の完全不等間隔配置を行う手段と、 以下同様にN,N,…,Nチャネル(ただし、第
    1から第kの波長領域に含まれるチャネル数をそれぞれ
    示す整数NからNは、N≧N≧…>N≧…≧
    k−1≧Nなる関係を満たし、整数NからN
    少なくとも2つは数が異なる)の完全不等間隔配置を行
    う手段と当該完全不等間隔配置が行われた波長領域に含
    まれる波長配置のすべてまたは前記第1の波長領域以外
    の完全不等間隔配置が行われた波長領域に含まれる波長
    配置の一部を前記第1の波長領域に含まれる波長配置と
    組み合わせて前記Nチャネルの波長間隔の設定を行う手
    段と、 前記Nの値を伝送に用いる光増幅器の帯域幅に応じて
    定める手段とを具備することを特徴とする送信装置。
  8. 【請求項8】 完全不等間隔配置を行う各波長領域の間
    に周波数グリッドに応じて、波長間隔を設ける手段を具
    備することを特徴とする請求項6または請求項7記載の
    送信装置。
  9. 【請求項9】 各チャネルの波長間隔を50GHzの整
    数倍とする手段を具備することを特徴とする請求項7ま
    たは請求項8記載の送信装置。
  10. 【請求項10】 各チャネルの波長間隔を25GHzの
    整数倍とする手段を具備することを特徴とする請求項7
    または請求項8記載の送信装置。
  11. 【請求項11】 請求項6乃至請求項10の何れかに記
    載の送信装置と受信装置とを有し、零分散波長λの光
    ファイバを介してNチャネル(Nは2以上の整数)の信
    号光を波長多重して伝送することを特徴とする波長多重
    伝送システム。
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