JP3370913B2 - 弁装置 - Google Patents

弁装置

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JP3370913B2
JP3370913B2 JP33460997A JP33460997A JP3370913B2 JP 3370913 B2 JP3370913 B2 JP 3370913B2 JP 33460997 A JP33460997 A JP 33460997A JP 33460997 A JP33460997 A JP 33460997A JP 3370913 B2 JP3370913 B2 JP 3370913B2
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gland
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valve shaft
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K41/00Spindle sealings
    • F16K41/02Spindle sealings with stuffing-box ; Sealing rings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/18Sealings between relatively-moving surfaces with stuffing-boxes for elastic or plastic packings
    • F16J15/184Tightening mechanisms
    • F16J15/185Tightening mechanisms with continuous adjustment of the compression of the packing
    • F16J15/186Tightening mechanisms with continuous adjustment of the compression of the packing using springs

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Details Of Valves (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、特に、軸封部に
おいてグランドパッキンの応力緩和を補う機構を備えた
弁装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図12は、グランドシール構造としての
グランドパッキンを備えた一般的な弁装置の縦断面図で
ある。同図において、101は下端に弁体102が取り
付けられた弁軸であり、その上端に連結された図示しな
いアクチュエータによって上下動されることにより、弁
箱103内に形成された流路を開閉する。弁箱103に
は軸支部材としての上蓋104が取り付けられており、
その上蓋104の内部には、弁軸101を通すグランド
部104Aが形成されている。 【0003】グランド部104Aには、ネックブッシュ
105、複数枚のグランドパッキン106、ランタンリ
ング107、複数枚のグランドパッキン106、および
パッキンホロワ108が順次はめ込まれている。109
はパッキンフランジであり、グランドボルト110に対
するナット111の締付力によってパッキンホロワ10
8を下方に押し付ける。そして、ナット111を締め付
けてパッキンホロワ108を下方に押し付けることによ
り、グランドパッキン106の内周面と弁軸101の外
周面との間のシール面、およびグランドパッキン106
の外周面とグランド部104Aの内周面との間のシール
面に面圧を発生させて、流路内の流体を外部に漏洩させ
ないようにグランドシールするようになっている。 【0004】このようなバルブにおいては、時間の経過
と共に、グランドパッキン106の弾性応力が低下し
て、シール面の面圧が低下してしまう。グランドパッキ
ン106の応力低下の一因としては、弁軸の上下動によ
るグランドパッキン106の内周面の磨耗がある。 【0005】従来より、このようなグランドパッキン1
06の経時的な応力低下を補う方法としては、例えば、
図13に示すように、グランド部104Aの内部にコイ
ルばね112を組み込み、そのコイルばね112によっ
てグランドパッキン106を下方に加圧する方法があ
る。また、実開平5−36180号公報には、図14に
示すように、パッキンフランジ109とナット111と
の間に皿ばね113を組み込み、皿ばね113によっ
て、パッキンフランジ109およびパッキンホロワ10
8を介してグランドパッキン106を下方に加圧する応
力補償機構を備えた弁装置が記載されている。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】従来の弁装置は以上の
ように構成されているので、コイルばね112や皿ばね
113などの弾性部材を用いてグランドパッキン106
を加圧するため、グランドパッキン106の体積が経時
的な変化によって所定量以上に減少した場合には、その
グランドパッキン106に対して弾性部材の弾性力が作
用しなくなって、グランドパッキン106の経時的な応
力低下が補償できなかった。 【0007】そこで、グランドパッキン6の経時的な応
力低下を常に補うためには、ナット111を締め直す必
要があった。この際、ナット111の締め付けは作業員
の勘に頼っていたために、常に適切な押圧力を与えるよ
うに調節することが困難である等の課題があった。 【0008】すなわち、締付けが弱すぎてシール面の圧
力が不充分なままだったり、逆に、締付けが強すぎて、
例えば、弁軸の運動に支障をきたすことがしばしばあっ
た。また、このナット111の締付けについては、組付
時においても同様に的確な調節が困難であった。 【0009】また、コイルばね112や皿ばね113な
どの弾性部材が設けられる箇所は、図13および図14
に示すように、弁軸やスタッドボルトの周りに限られて
いたので、ばねの個数や種類等も限られ、例えば、充分
な押圧力が得られない等の課題もあった。このため、特
に、高圧流体が流れる部位で用いられる弁装置において
は、グランドパッキンの応力が充分でないために、流体
が漏洩してしまうことが多かった。また、専用のばねが
必要となり、量産されている安価な規格品を使用できな
い場合があるという課題もあった。 【0010】さらに、グランドパッキン106の経時的
な応力低下が許容限度を越えているか否かを簡単かつ的
確に判断する方法がないために早めに増締めする必要が
あるという課題もあった。 【0011】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、グランドパッキンの経時的な応力
低下を常に適切に補償して、シール面の面圧を充分に確
保して、流体の漏洩を確実に防止することができる弁装
置を得ることを目的とする。 【0012】 【0013】 【課題を解決するための手段】この発明に係る調節弁
は、弁軸の周りに形成されたパッキン収容部と、前記パ
ッキン収容部と前記弁軸との間に充填されたグランドパ
ッキンと、前記軸封部の開口側から前記グランドパッキ
ンに先端を押し当てられたパッキン押さえ手段と、前記
パッキン押さえ手段を押さえる第1のフランジと、前記
第1のフランジの外方側の面に対向して配置された第2
のフランジと、前記第1および第2のフランジ並びに前
記パッキン押さえ手段を介して前記グランドパッキンを
押さえるための締付部材と、前記第1および第2のフラ
ンジの間に介挿され、前記締付手段の締付けによって弾
性力が発生し、前記第1のフランジおよび前記パッキン
押さえ手段を介して前記グランドパッキンに前記弁軸の
方向に常時圧縮力を与えるための弾性部材とを備えた
装置において、前記第1のフランジと第2のフランジは
何れか一方の他方に対向する面上の前記弁軸と前記締付
部材との周りを除いた箇所に他方に向かって突設するガ
イド部を設けるとともに、他方の一方に対向する面に前
記ガイド部の先端を挿通するための挿通孔を設けたう
え、前記弾性部材は前記ガイド部に取付けられている
のである。 【0014】 【0015】 【0016】 【0017】 【0018】 【0019】 【0020】 【0021】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による弁
装置の構成を示す縦断面図、図2は図1のA部を拡大し
て示す部分拡大断面図、図3は図1のB−B線に沿う断
面図、図4は図3のC−C線に沿う断面図である。 【0022】図1において、1は下端に弁体2が取り付
けられた弁軸であり、その上端に連結された図示せぬア
クチュエータによって上下動されることにより、弁箱3
内に形成された流路を開閉する。弁箱3には軸支部材と
しての上蓋4が取り付けられており、その上蓋4の内部
には、弁軸1を通すグランド部(パッキン収容部)4A
が形成されている。 【0023】グランド部4Aには、ネックブッシュ5、
複数枚のグランドパッキン6、ランタンリング7、複数
枚のグランドパッキン6、およびパッキンホロワ(パッ
キン押さえ手段)8が順次はめ込まれている。9は下側
パッキンフランジ(第1のフランジ)、10は上側パッ
キンフランジ(第2のフランジ)であり、両パッキンフ
ランジ9,10は後述するように皿ばね(図4参照)を
介して組み合わされ、グランドボルト(締付部材、ボル
ト)11に対するナット(締付部材)12の締付力によ
って皿ばねが下側パッキンフランジ9およびパッキンホ
ロワ8を介してグランドパッキン6を下方に押し付け
る。これにより、グランドパッキン6の内周面と弁軸1
の外周面との間のシール面、およびグランドパッキン6
の外周面とグランド部4Aの内周面との間のシール面に
面圧を発生させて、流路内の流体を外部に漏洩させない
ようにグランドシールするようになっている。 【0024】図2乃至図4に示すように、下側パッキン
フランジ9、上側パッキンフランジ10は、それぞれ、
弁軸1を挿通するための挿通孔9a,10a、グランド
ボルト11を挿通するための挿通孔9b,10b、皿ば
ね(弾性部材)14を案内するガイド用ボルト13を挿
通するための挿通孔9c,10cを備えている。また、
挿通孔10cにはガイド用ボルト13と螺合する雌ねじ
が内壁に螺設されている。また、上蓋4の上面にはグラ
ンドボルト11の先端と螺合する雌ねじ部4bが設けら
れている。 【0025】組立時には、弁軸1を挿通孔9a,10a
に通し、雌ねじ部4bと螺合させて上蓋4に固定したグ
ランドボルト11を挿通孔9b,10bに通して下側パ
ッキンフランジ9、上側パッキンフランジ10の順にパ
ッキンホロワ8の上に配置される。 【0026】下側パッキンフランジ9と上側パッキンフ
ランジ10とは略同形であり、一方の面側に外壁が円筒
形の凹部9d,10dがそれぞれ例えば2箇所に設けら
れ、凹部9d,10dが向かい合うように位置合わせさ
れて組み合わされ、凹部9d,10dから形成されたば
ね収容部(収容部)Hに皿ばね14が収容される。 【0027】各ばね収容部Hには、例えば、6個の皿ば
ね14がガイド用ボルト13によって案内されて直列に
配置され、これらの皿ばね14は、下側パッキンフラン
ジ9および上側パッキンフランジ10によって挟まれ圧
縮されることによって弾性力を生じる。この弾性力は下
側パッキンフランジ9、パッキンホロワ8によって伝達
されてグランドパッキン6に圧縮力を与えることとな
る。 【0028】また、下側パッキンフランジ9の所定の箇
所には目盛り板15aが、上側パッキンフランジ10に
は指針15bが設けられ、間隙幅測定器15(間隙幅監
視手段)を構成しており、上側フランジ10と下側フラ
ンジ9との間の隙間を測るために用いられる。 【0029】次に動作について説明する。まず、グラン
ドボルト11に対してナット12を締め付けて、例え
ば、上側フランジ10の下面と下側フランジ9の上面と
を接合させた場合に、シール面において必要なグランド
パッキン6の応力が得られるように皿ばね14の1箇所
当たりの個数(この実施の形態では6個)やばね定数等
を設定しておく。また、このとき間隙幅測定器15の指
針が0を指示するように調整しておく。 【0030】以上の準備をした後、ばね収容部H内に皿
ばね14を収容し、ナット12を締め付けていって下側
パッキンフランジ9の上面と上側パッキンフランジ10
の下面とを接合させる。このとき、ナット12の締付け
によって、皿ばね14は圧縮され弾性力を生じる。 【0031】この皿ばね14の弾性力は下側パッキンフ
ランジ9とパッキンホロワ8とによって伝達され、グラ
ンドパッキン6へ加わる。グランドパッキン6は弁軸方
向にこの圧縮力を受け、半径方向の応力を発生してシー
ルし、流体の漏洩を防止する。 【0032】組付後ある程度の期間が経過してグランド
パッキン6が応力低下した場合、応力緩和分皿ばね14
の弾性力によってパッキンホロワ8が押し込まれ、グラ
ンドパッキン6の応力が補償される。但しここで、グラ
ンドパッキン6の塑性変形とともに下側パッキンフラン
ジ9が下がり、下側パッキンフランジ9と上側パッキン
フランジ10との間に間隙が生じる。 【0033】さらにグランドパッキン6が経年変化によ
って塑性変形が進むと、皿ばね14の弾性力による補償
では不足となるために、間隙幅測定器15によって測定
された両パッキンフランジ9,10間の幅(下側パッキ
ンフランジ9の下降量)が所定の値に達したときは、再
びナット12をグランドボルト11に対して締め付けて
いく。 【0034】ここで、例えば、下側パッキンフランジ9
の上面と上側パッキンフランジ10の下面とが接合する
ように、すなわち、間隙幅が0となるまで、ナット12
の再締付けを行う。再締付けの強さが不足であるときは
測定された間隙幅に応じてさらに締付力を調節する。さ
らに、間隙幅が非常に大きくなったときはグランドパッ
キン6を交換する。 【0035】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、グランドパッキン6の経時的な応力低下を補うため
に、ナット12を増し締めする際、作業員の勘に頼るこ
となく、常に適切な押圧力を与えて、グランドパッキン
6の応力が適切な値を維持するように調節することがで
きる効果が得られる。それ故、グランドパッキン6の経
時的な応力低下を常に適切に補償して、シール面の面圧
を充分に確保して、流体の漏洩を確実に防止することが
できる効果が得られる。 【0036】また、皿ばね14を弁軸1の周りやグラン
ドボルト11の周り以外の箇所に設けたので、多くの箇
所に配置して充分な押圧力を与えることができる効果が
得られる。また、量産されている安価な規格品を使用で
きるために、コストを抑えることができるという効果が
得られる。 【0037】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2による弁装置の要部構成を示す断面図、図6は図5
のD−D線に沿う断面図、図7は図5のE−E線に沿う
断面図である。この発明の実施の形態2が上述の実施の
形態1と大きく異なるところは、皿ばねに代えてコイル
ばねを用い、パッキンフランジに凹部を設けずにコイル
ばねを上下から2枚のパッキンフランジで挟むように構
成した点である。これ以外は実施の形態1と略同一の構
成であるので、その説明を簡略にする。 【0038】図5乃至図7において、16は下側パッキ
ンフランジ(第1のフランジ)、17は、上側パッキン
フランジ(第2のフランジ)、18はコイルばね(弾性
部材)である。同図に示すように、下側パッキンフラン
ジ16、上側パッキンフランジ17は、それぞれ、弁軸
1を挿通するための挿通孔16a,17a、グランドボ
ルト11を挿通するための挿通孔16b,17bを備え
ている。 【0039】また、下側パッキンフランジ16の所定の
4箇所にはコイルばね18を案内するガイド部16cが
鉛直上方に立設され、両パッキンフランジが組み合わさ
れた際にガイド部16cに対応する上側パッキンフラン
ジ17の所定の箇所にはガイド部16cの先端部を挿通
するための挿通孔17cが設けられている。 【0040】組立時には、弁軸1を挿通孔16a,17
aに通し、雌ねじ部4bと螺合させて上蓋4に固定した
グランドボルト11を挿通孔16b,17bに通して下
側パッキンフランジ16、上側パッキンフランジ17の
順にパッキンホロワ8の上に配置される。 【0041】下側パッキンフランジ16と上側パッキン
フランジ17とは、コイルばね18が取り付けられた各
ガイド部16cと挿通孔17cとが向かい合うように位
置合わせされて組み合わされる。各コイルばね18は、
下側パッキンフランジ16および上側パッキンフランジ
17によって挟まれ圧縮されることによって弾性力を生
じる。この弾性力は下側パッキンフランジ16、パッキ
ンホロワ8によって伝達されてグランドパッキン6に圧
縮力を与えることとなる。 【0042】また、下側パッキンフランジ16の所定の
箇所には目盛り板15aが、上側パッキンフランジ17
には指針15bが設けられ、間隙幅測定器15を構成し
ており、上側フランジ17と下側フランジ16との間の
隙間を測るために用いられる。動作については実施の形
態1の動作と略同一であるので、その説明を省略する。 【0043】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、実施の形態1で述べたと同様の効果が得られる。加
えて、両パッキンフランジの厚みを薄くできるのでコス
トを抑えることができるという効果が得られる。 【0044】実施の形態3.図8はこの発明の実施の形
態3による弁装置の要部構成を示す断面図、図9は図8
のF−F線に沿う断面図、図10は図8のG−G線に沿
う断面図、図11は上側フランジの外観構成を示す斜視
図である。 【0045】この発明の実施の形態が上述の実施の形
態1と大きく異なるところは、グランドボルトの周りに
も皿ばねを配置し、皿ばねを収容するための凹部は上側
パッキンフランジにのみ設けるように構成した点であ
る。これ以外は実施の形態1と略同一の構成であるの
で、その説明を簡略する。 【0046】図8乃至図11において、19は下側パッ
キンフランジ(第1のフランジ)、20は、上側パッキ
ンフランジ(第2のフランジ)である。同図に示すよう
に、下側パッキンフランジ19、上側パッキンフランジ
20は、それぞれ、弁軸1を挿通するための挿通孔19
a,20a、グランドボルト11を挿通するための挿通
孔19b,20bを備えている。 【0047】また、側パッキンフランジ20の所定の
6箇所には皿ばね14を案内するガイド部20cが鉛直
下方に突設され、両パッキンフランジが組み合わされた
際にガイド部20cに対応する下側パッキンフランジ1
9の所定の箇所にはガイド部20の先端部を挿通する
ための挿通孔19cが設けられている。また、上側パッ
キンフランジ20の周縁部においては鉛直下方に皿ばね
14を側面から覆うカバー部20dが延設されている。
また、皿ばね14はガイド部20cが設けられた箇所の
ほか、グランドボルト11の周りにも配置されている。 【0048】組立時には、弁軸1を挿通孔19a,20
aに通し、雌ねじ部4bと螺合させて上蓋4に固定した
グランドボルト11を挿通孔19b,20bに通して下
側パッキンフランジ19、上側パッキンフランジ20の
順にパッキンホロワ8の上に配置される。 【0049】下側パッキンフランジ19と上側パッキン
フランジ20とは、皿ばね14が取り付けられた各ガイ
20cと挿通孔19cとが向かい合うように位置合
わせされて組み合わされる。 【0050】各皿ばね14は、下側パッキンフランジ1
9および上側パッキンフランジ20によって挟まれ圧縮
されることによって弾性力を生じる。この弾性力は下側
パッキンフランジ19、パッキンホロワ8によって伝達
されてグランドパッキン6に圧縮力を与えることとな
る。 【0051】また、下側パッキンフランジ19の所定の
箇所には目盛り板15aが、上側パッキンフランジ20
には指針15bが設けられ、間隙幅測定器15を構成し
ており、上側パッキンフランジ20と下側パッキンフラ
ンジ19との間の隙間を測るために用いられる。動作に
ついては実施の形態1の動作と略同一であるので、その
説明を省略する。 【0052】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、実施の形態1で述べたと同様の効果が得られる。加
えて、皿ばね14をグランドボルト11の周りにも配置
するように構成したので、任意の押圧力を得て、その調
整を一段と容易に行うことができるという効果が得られ
る。また、上側パッキンフランジ20が下側パッキンフ
ランジ19をカバーするように構成したので、例えば、
弁装置が屋外に設置された場合でも雨水の浸入等を防止
することができ、皿ばね14の錆の発生等を防いで皿ば
ね14の寿命を延ばすことができるという効果が得られ
る。 【0053】なお、上記各実施の形態においては、パッ
キンホロワ8と下側パッキンフランジ9(16,19)
とを別々の部材として配置する場合について述べたが、
一体化されていても良い。また、例えば、間隙幅測定器
によって測定された両パッキンフランジの間の間隙幅に
基づいてグランドパッキン6の応力の低下量を求めると
共に、求められた応力の低下量に基づいて、適切な増締
量を算出するように構成しても良いし、さらに、応力低
下が許容範囲を越えた際に警報を発するようにしても良
い。 【0054】 【発明の効果】以上のように、この発明によれば、弁軸
周りのグランドパッキンのパッキン押さえ手段を押さえ
る第1のフランジと、この第1のフランジの外方側の面
に対向して配置された第2のフランジとを備え、その何
れか一方のフランジにおいて他方のフランジと対向する
面上の弁軸と締付手段との周りを除いた箇所に、他方の
フランジに向かうガイド部を突設するとともに、他方の
フランジにおける一方のフランジとの対向面には前記ガ
イド部の先端を挿通するための挿通孔を設けたうえで、
前記締付手段の締付けにより第1のフランジと第2のフ
ランジとの間で弾性力を発生させて前記グランドパッキ
ンに弁軸方向の圧縮力を与える弾性部材を前記ガイド部
に取付けるように構成したので、グランドパッキンの経
時的な応力低下に伴って第1のフランジを前記弾性部材
の押圧力で降下させることができ、これにより、グラン
ドパッキンの経時的な応力低下を常に適切に補償できる
ため、シール面の面圧を充分に確保して流体の漏洩を確
実に防止することができるという効果がある。 【0055】特に、この発明によれば、上述のように
性部材を第1のフランジと第2のフランジとの間で弁軸
と締付部材の周り以外の箇所に設けるように構成したの
で、第1のフランジと第2のフランジとの間に形成され
る空間を有効活用して多くの箇所に弾性部材を配置して
充分な押圧力を与えることができるという効果がある。
しかも、第1のフランジと第2のフランジとの間に配置
される弾性部材は、その大きさが弁軸や締付部材の径の
大きさに影響されないので、量産されている安価な規格
品を使用でき、このため、コストを抑えることができる
という効果がある。 【0056】 【0057】 【0058】 【0059】 【0060】 【0061】
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の実施の形態1による弁装置の構成を
示す縦断面図である。 【図2】図1のA部を拡大して示す部分拡大断面図であ
る。 【図3】図1のB−B線に沿う断面図である。 【図4】図3のC−C線に沿う断面図である。 【図5】この発明の実施の形態2による弁装置の要部構
成を示す断面図である。 【図6】図5のD−D線に沿う断面図である。 【図7】図5のE−E線に沿う断面図である。 【図8】この発明の実施の形態3による弁装置の要部構
成を示す断面図である。 【図9】図8のF−F線に沿う断面図である。 【図10】図8のG−G線に沿う断面図である。 【図11】上側フランジの外観構成を示す斜視図であ
る。 【図12】従来技術を説明するための説明図である。 【図13】従来技術を説明するための説明図である。 【図14】従来技術を説明するための説明図である。 【符号の説明】 1 弁軸 4A グランド部(パッキン収容部) 6 グランドパッキン 8 パッキンホロワ(パッキン押さえ手段) 9,16,19 下側パッキンフランジ(第1のフラン
ジ) 10,17,20 上側パッキンフランジ(第2のフラ
ンジ) 9d 凹部、10d 凹部 11 グランドボルト(締付部材、ボルト) 12 ナット(締付部材) 14 皿ばね(弾性部材) 15 間隙幅測定器(間隙幅監視手段) 15a 目盛り板 15b 指針 18 コイルばね(弾性部材) H ばね収容部(収容部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−30973(JP,A) 実開 平6−20957(JP,U) 実開 平5−36180(JP,U) 実開 平5−3766(JP,U) 実公 昭40−27377(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16J 15/24 F16R 41/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 軸封部において弁軸の周りに形成された
    パッキン収容部と、 前記パッキン収容部と前記弁軸との間に充填されたグラ
    ンドパッキンと、 前記軸封部の開口側から前記グランドパッキンに先端を
    押し当てられたパッキン押さえ手段と、 前記パッキン押さえ手段を押さえる第1のフランジと、 前記第1のフランジの外方側の面に対向して配置された
    第2のフランジと、 前記第1および第2のフランジ並びに前記パッキン押さ
    え手段を介して前記グランドパッキンを押さえるための
    締付部材と、 前記第1および第2のフランジの間に介挿され、前記締
    付手段の締付けによって弾性力が発生し、前記第1のフ
    ランジおよび前記パッキン押さえ手段を介して前記グラ
    ンドパッキンに前記弁軸の方向に常時圧縮力を与えるた
    めの弾性部材とを備えた弁装置において、 前記第1のフランジと第2のフランジは何れか一方の他
    方に対向する面上の前記弁軸と前記締付部材との周りを
    除いた箇所に他方に向かって突設するガイド部を設ける
    とともに、他方の一方に対向する面に前記ガイド部の先
    端を挿通するための挿通孔を設けたうえ、前記弾性部材
    は前記ガイド部に取付けられていることを特徴とする 調
    弁。
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