JP3369999B2 - 搬送体の位置決め装置および方法 - Google Patents

搬送体の位置決め装置および方法

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JP3369999B2
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英樹 松井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パレットなどの搬
送体を位置決めするための位置決め装置および方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、搬送体を位置決めする場合、図2
に示すように、搬送体1に位置決め用の小径穴1aを穿
設しておき、この小径穴1aに位置決めピン2をシリン
ダ3を用いて挿入することで、搬送体1の位置決めを行
なっている。その際、位置決めピン2が搬送体1の小径
穴1aに確実に挿入されるよう位置決めピン2と小径穴
1aとにクリアランスを持たせている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記提案の
ように、搬送体1を位置決めする場合、位置決めピン2
と搬送体1の小径穴1aとにクリアランスを有するた
め、搬送体1にクリアランス分のずれを生じ、位置決め
精度を確保できないという問題点がある。
【0004】そこで、このクリアランスをなくすと、位
置決めピン2を挿入する際、位置決めピン2が搬送体1
を押し上げたり、搬送体1の小径穴1aを潰してしま
い、搬送体1の搬送不良や搬送体1に損傷を生ずるとい
う問題点がある。
【0005】本発明は、前記のような問題点に鑑みてな
されたものであって、その目的とするところは、搬送体
の位置決めを精度よく確実に行なうことができる搬送体
の位置決め装置および方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明に係る搬送体の位置決め装置は、搬送体に穿設さ
れた小径穴に対してクリアランスを有し、拡径する方向
に数分割する位置決めピンと、前記位置決めピンを前記
搬送体の小径穴に挿入する挿入手段と、前記位置決めピ
ンを拡径する方向に広げる拡径手段とを具備し、エアー
シリンダ内で往復動するピストンロッド内にエアー通気
孔が形成され、前記ピストンロッドの先端部に、搬送体
に穿設された小径穴に対してクリアランスを有し、かつ
前記エアー通気孔からのエアー圧により拡径する方向に
数分割される位置決めピンが設けられ、エアー圧により
前記位置決めピンを前記搬送体の小径穴に挿入させると
ともに、拡径する方向に広げることを特徴とする。さら
に、前記位置決めピンの先端部は、テーパ状に形成され
ていることを特徴とする。さらに、前記エアーシリンダ
に、拡径した前記位置決めピンを縮径するように案内す
るテーパ状のガイド部が形成されたことを特徴とする。
また、本発明に係る搬送体の位置決め方法は、搬送体に
穿設された小径穴に対してクリアランスを有し、エアー
圧により拡径する方向に数分割される位置決めピンを、
前記搬送体の小径穴に挿入し、前記搬送体を搬送した
後、エアー圧により前記位置決めピンを拡径し、前記位
置決めピンと前記搬送体の小径穴とのクリアランスをな
くし、前記搬送体を位置決めした後、前記搬送体の小径
穴より前記位置決めピンを抜くと同時に、前記位置決め
ピンを縮径させ、前記位置決めピンが次の搬送体の小径
穴に入り易くすることを特徴とする。さらに、エアーシ
リンダを用いて前記位置決めピンを前記搬送体の小径穴
に挿入することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。実施の形態を説明するに当
たって、従来例と同一機能を奏するものは同じ符号を付
して説明する。
【0008】図1(a)〜(d)は、本発明の実施の形
態である搬送体の位置決め装置による位置決め方法を説
明する工程図である。
【0009】図1に示す位置決め装置は、エアーの給排
気を行なう複数のエアー口4a〜4dを有するエアーシ
リンダ4と、エアーシリンダ4内で上下動し、軸線方向
にエアー通気孔5aが形成されたピストンロッド5と、
ピストンロッド5の先端部に設けられた位置決めピン6
とから構成されている。
【0010】位置決めピン6の先端部6aは、テーパ状
に形成され、搬送体1に穿設された小径穴1aに対して
クリアランスを有し、かつエアー通気孔5aからのエア
ー圧により拡径する方向に数分割されるようになってい
る。
【0011】また、エアーシリンダ4には、拡径した位
置決めピン6が下降する際、縮径するように案内するテ
ーパ状のガイド部7が形成されている。
【0012】次に、かかる位置決め装置を用いた搬送体
の位置決め方法を説明する。
【0013】まず、図1(a)の状態において、エアー
口4aよりエアーシリンダ4内にエアーを供給すること
で、ピストンロッド5をエアー圧により上昇させ、位置
決めピン6の先端部6aを搬送体1の小径穴1aに挿入
し、搬送体1を搬送する(図1(b)参照)。
【0014】その後、エアー口4cよりエアー通気孔5
aを介して位置決めピン6にエアーを供給することによ
り、位置決めピン6の先端部6aがエアー圧により数分
割し拡径する。これにより、先端部6aと搬送体1の小
径穴1aとのクリアランスがなくなり、搬送体1が位置
決めされる。このとき、位置決めピン6の先端部6aを
拡径したエアーは先端部6aより外部に排出される(図
1(c)参照)。
【0015】その後、エアー口4bよりエアーシリンダ
4内のエアーを排出することで、ピストンロッド5を下
降させ、位置決めピン6の先端部6aを搬送体1の小径
穴1aより抜くと同時に、位置決めピン6はガイド部7
に案内されて縮径する。これにより、位置決めピン6は
次の搬送体1の小径穴1aに入り易くなる(図1(d)
参照)。以下、上述の動作を繰り返しながら、搬送体1
の搬送を行なう。
【0016】このように、本実施の形態では、位置決め
ピン6は、搬送体1の小径穴1aに対してクリアランス
を有し、先端部6aがテーパ状に形成されているので、
位置決めピン6が小径穴1aにスムースかつ確実に挿入
される。
【0017】また、位置決めピン6は拡径するため、ク
リアランス分の位置ずれが生じないので、搬送体1が精
度良く位置決めされる。このとき、エアー圧により位置
決めピン6を拡径するので、搬送体1に負荷をかけるこ
となく、搬送体1が位置決めされる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明によれば、位置決めピンは、搬送体に穿設された小径
穴に対してクリアランスを有し、先端部がテーパ状に形
成されているので、位置決めピンを搬送体の小径穴にス
ムースかつ確実に挿入することができる。
【0019】また、位置決めピンは拡径するように構成
されているので、クリアランス分の位置ずれが生じな
い。これにより、搬送体を精度良く位置決めすることが
できる。また、このとき、エアー圧により位置決めピン
を拡径するので、搬送体に負荷をかけることなく、搬送
体を位置決めすることができる。
【0020】さらに、エアーシリンダに、拡径した位置
決めピンを縮径するように案内するテーパ状のガイド部
が形成されたので、拡径した位置決めピンを容易に元に
戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は、本発明の実施の形態である
搬送体の位置決め装置による位置決め方法を説明する工
程図である。
【図2】従来の搬送体の位置決めを説明する図である。
【符号の説明】
1 搬送体 1a 小径穴 2 ピン 3 シリンダ 4 エアーシリンダ 4a,4b,4c,4d エアー口 5 ピストンロッド 5a エアー通気孔 6 位置決めピン 6a 先端部 7 ガイド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 47/88 B23Q 3/18

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送体に穿設された小径穴に対してクリ
    アランスを有し、拡径する方向に数分割する位置決めピ
    ンと、前記位置決めピンを前記搬送体の小径穴に挿入す
    る挿入手段と、前記位置決めピンを拡径する方向に広げ
    る拡径手段とを具備し、エアーシリンダ内で往復動するピストンロッド内にエア
    ー通気孔が形成され、前記ピストンロッドの先端部に、
    搬送体に穿設された小径穴に対してクリアランスを有
    し、かつ前記エアー通気孔からのエアー圧により拡径す
    る方向に数分割される位置決めピンが設けられ、エアー
    圧により前記位置決めピンを前記搬送体の小径穴に挿入
    させるとともに、拡径する方向に広げる ことを特徴とす
    る搬送体の位置決め装置。
  2. 【請求項2】 前記位置決めピンの先端部は、テーパ状
    に形成されていることを特徴とする請求項記載の搬送
    体の位置決め装置。
  3. 【請求項3】 前記エアーシリンダに、拡径した前記位
    置決めピンを縮径するように案内するテーパ状のガイド
    部が形成されたことを特徴とする請求項記載の搬送体
    の位置決め装置。
  4. 【請求項4】 搬送体に穿設された小径穴に対してクリ
    アランスを有し、エアー圧により拡径する方向に数分割
    される位置決めピンを、前記搬送体の小径穴に挿入し、
    前記搬送体を搬送した後、エアー圧により前記位置決め
    ピンを拡径し、前記位置決めピンと前記搬送体の小径穴
    とのクリアランスをなくし、前記搬送体を位置決めした
    後、前記搬送体の小径穴より前記位置決めピンを抜くと
    同時に、前記位置決めピンを縮径させ、前記位置決めピ
    ンが次の搬送体の小径穴に入り易くすることを特徴とす
    る搬送体の位置決め方法。
  5. 【請求項5】 エアーシリンダを用いて前記位置決めピ
    ンを前記搬送体の小径穴に挿入することを特徴とする請
    求項記載の搬送体の位置決め方法。
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