JP3369992B2 - 双方向増幅器 - Google Patents

双方向増幅器

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JP3369992B2 JP36839498A JP36839498A JP3369992B2 JP 3369992 B2 JP3369992 B2 JP 3369992B2 JP 36839498 A JP36839498 A JP 36839498A JP 36839498 A JP36839498 A JP 36839498A JP 3369992 B2 JP3369992 B2 JP 3369992B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、CATVセンター
と各加入者宅との間の伝送路に挿入される双方向増幅器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のCATVシステムにおいて、CA
TVセンターと各加入者宅の間には伝送路が敷設されて
いるが、この伝送路における伝送損失を補償するため
に、伝送路にはある程度の距離毎に中継増幅器が挿入さ
れている。この中継増幅器としては、上り信号を使用す
る際には下り信号および上り信号を増幅することのでき
る双方向増幅器が用いられており、この双方向増幅器に
より線路長等化を行っている。線路長等化とは、伝送線
路の伝送損失が周波数をfとしたときにf1/2に比例す
る減衰特性となることから、この伝送損失と逆の周波数
特性となるような出力レベルで出力することにより、受
信端においてフラットな周波数特性を得ようとする等化
方式である。
【0003】従来の双方向増幅器には、下り増幅部と上
り増幅部とが備えられ、下り増幅部は下り信号を増幅す
る増幅器を有している。また、上り増幅部は上り信号を
増幅する上り増幅器を有する場合と、上り信号をパスさ
せるパス回路を有する場合と、上り信号を遮断する遮断
回路を有する場合とがあり、ホームターミナルシステム
の構成に応じていずれかの構成とされていた。たとえ
ば、ホームターミナルシステムにCATVモデムが備え
られている場合には、上り増幅部は上り増幅器を有する
構成とされ、このCATVモデムの出力が高出力とされ
る場合は、過入力となって上り信号が歪まないよう上り
増幅部は上り信号をそのまま通過させるパス回路の構成
とされる。また、CATVモデムが備えられていない場
合は、流合雑音を防止するために、上り信号を遮断する
遮断回路の構成とされる。
【0004】従来の双方向増幅器の回路構成の一例を図
7に示す。この図に示す双方向増幅器100は、下り信
号が入力されると共に上り信号が出力される第1の端子
101と、下り出力信号が出力されると共に上り入力信
号が入力される第2の端子105とを有している。第1
の端子101は第1の分波・混合器102に接続されて
おり、この第1の分波・混合器102は第1の端子10
1から入力された下り入力信号を下り増幅器103に分
波し、上り増幅器106からの出力信号を第1の端子1
01に混合している。また、第2の端子105は第2の
分波・混合器104に接続されており、この第2の分波
・混合器104は第2の端子105から入力された上り
入力信号を上り増幅器106に分波し、下り増幅器10
3からの出力信号を第2の端子105に混合している。
このように、図7に示す双方向増幅器100は、ホーム
ターミナルシステムにCATVモデムが備えられている
場合の構成とされている。
【0005】また、従来の双方向増幅器の他の回路構成
の一例を図8に示す。この図に示す双方向増幅器100
は、下り信号が入力されると共に上り信号が出力される
第1の端子101と、下り出力信号が出力されると共に
上り入力信号が入力される第2の端子105とを有して
いる。第1の端子101は第1の分波・混合器102に
接続されており、この第1の分波・混合器102は第1
の端子101から入力された下り入力信号を下り増幅器
103に分波し、スイッチ107からの出力選択信号を
第1の端子101に混合している。また、第2の端子1
05は第2の分波・混合器104に接続されており、こ
の第2の分波・混合器104は第2の端子105から入
力された上り入力信号をスイッチ107に分波し、下り
増幅器103からの出力信号を第2の端子105に混合
している。
【0006】この図8に示す双方向増幅器100におい
て、スイッチ107は2回路2接点とされており、第1
回路の可動接点a1に第2の分波・混合器104で分波
された上り信号が供給され、第2回路の可動接点a2は
第1の分波・混合器102に接続されている。ここで、
スイッチ107を図8に示す状態に切り換えると、可動
接点a1と固定接点c1とが接続されると共に、固定接
点c1と結線されている固定接点c2が可動接点a2に
接続される。すなわち、第2の分波・混合器104から
の上り信号は、スイッチ107でパスされてそのまま第
1の分波・混合器102へ出力される。このスイッチ1
07の状態は、ホームターミナルシステムに高出力のC
ATVモデムが備えられている場合の構成とされる。
【0007】また、スイッチ107を図8に示す状態か
ら切り換えると、可動接点a1と固定接点b1とが接続
されると共に、固定接点b2が可動接点a2に接続され
る。固定接点b1と固定接点b2には、終端抵抗Rが接
続されているので、第2の分波・混合器104からの上
り信号は終端抵抗Rで終端されると共に、第1の分波・
混合器102のスイッチ107側の端子も終端抵抗Rで
終端される。このスイッチ107の状態は、ホームター
ミナルシステムにCATVモデムが備えられておらず、
上り信号を使用しない場合の構成とされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、双方向増
幅器の構成は、ホームターミナルの構成により変更され
るため、ホームターミナルが上り信号を使用するか否か
の検証を行って双方向増幅器の構成を決定する必要があ
った。また、双方向増幅器を設置した後にホームターミ
ナルにCATVモデムが新たに設置された際には、双方
向増幅器の構成を変更する変更工事を行わなければなら
ないという問題点があった。
【0009】そこで、本発明はホームターミナルの構成
の如何に関わらず、双方向増幅器の構成を変更する工事
を必要としない双方向増幅器を提供することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の双方向増幅器は、下り入力信号が入力される
とともに、上り出力信号が出力される第1の端子と、下
り出力信号が出力されるとともに、上り入力信号が入力
される第2の端子と、前記第1の端子から入力された下
り入力信号を下り側に分波し、上り側から供給された上
り出力信号を前記第1の端子に混合する第1の分波・混
合器と、前記第2の端子から入力された上り入力信号を
前記上り側に分波し、前記下り側からの下り出力信号を
前記第2の端子に混合する第2の分波・混合器とを備
え、前記下り側には、下り信号を増幅する下り増幅器が
備えられ、前記上り側には、上り信号を増幅する上り増
幅器と、該上り増幅器をパスするパス回路と、該上り増
幅器と該パス回路とのいずれかを選択するか、あるいは
上り信号を遮断する遮断状態を選択できる選択手段とが
備えられており、該選択手段は、前記第2の分波・混合
器で分波された上り信号を、非駆動時に前記上り増幅器
に、駆動時に前記パス回路に供給する第1の高周波スイ
ッチ手段と、非駆動時に前記上り増幅器で増幅された上
り信号を、駆動時に前記パス回路でパスされた上り信号
を選択する第2の高周波スイッチ手段を備えていると共
に、前記第1の高周波スイッチ手段と前記第2の高周波
スイッチ手段にのみ駆動電源を与える第1の選択状態
と、前記上り増幅器にのみ駆動電源を与える第2の選択
状態のいずれかの選択状態を選択できるスイッチ手段を
備えている。
【0011】さらにまた、上記目的を達成するために本
発明の他の双方向増幅器は、下り入力信号が入力される
とともに、上り出力信号が出力される第1の端子と、下
り出力信号が出力されるとともに、上り入力信号が入力
される第2の端子と、前記第1の端子から入力された下
り入力信号を下り側に分波し、上り側から供給された上
り出力信号を前記第1の端子に混合する第1の分波・混
合器と、前記第2の端子から入力された上り入力信号を
前記上り側に分波し、前記下り側からの下り出力信号を
前記第2の端子に混合する第2の分波・混合器とを備
え、前記下り側には、下り信号を増幅する下り増幅器が
備えられ、前記上り側には、上り信号を増幅する上り増
幅器と、該上り増幅器をパスするパス回路と、該上り増
幅器と該パス回路とのいずれかを選択するか、あるいは
上り信号を遮断する遮断状態を選択できる選択手段とが
備えられており、前記選択手段は、駆動時に前記上り増
幅器で増幅された上り信号を、非駆動時に前記パス回路
でパスされた上り信号を選択する高周波スイッチ手段
と、前記第2の分波・混合器で分波された上り信号を、
前記上り増幅器に入力すると同時に前記上り増幅器と前
記高周波スイッチ手段に駆動電源を与えるか、前記パス
回路に入力するか、前記上り信号と前記パス回路を終端
回路で終端するかを選択するスイッチ手段とから構成し
てもよい。
【0012】さらにまた、上記目的を達成するために本
発明のさらに他の双方向増幅器はり入力信号が入力さ
れるとともに、上り出力信号が出力される第1の端子
と、下り出力信号が出力されるとともに、上り入力信号
が入力される第2の端子と、前記第1の端子から入力さ
れた下り入力信号を下り側に分波し、上り側から供給さ
れた上り出力信号を前記第1の端子に混合する第1の分
波・混合器と、前記第2の端子から入力された上り入力
信号を前記上り側に分波し、前記下り側からの下り出力
信号を前記第2の端子に混合する第2の分波・混合器と
を備え、前記下り側には、下り信号を増幅する下り増幅
器が備えられ、前記上り側には、上り信号を増幅する上
り増幅器と、該上り増幅器をパスするパス回路と、該上
り増幅器と該パス回路とのいずれかを選択するか、ある
いは上り信号を遮断する遮断状態を選択できる選択手段
とが備えられており、前記選択手段は、非駆動時に前記
上り増幅器で増幅された上り信号を、駆動時に前記パス
回路でパスされた上り信号を選択する高周波スイッチ手
段と、前記第2の分波・混合器で分波された上り信号
を、前記上り増幅器に入力すると同時に前記上り増幅器
に駆動電源を与えるか、前記パス回路に入力すると同時
に前記高周波スイッチ手段に駆動電源を与えるか、前記
上り信号と前記パス回路を終端回路で終端するかを選択
するスイッチ手段とから構成してもよい。
【0013】このような本発明によれば、選択手段を切
り換えることにより双方向増幅器の上り側の状態を、上
り信号を上り増幅器で増幅する状態、上り信号をそのま
まパスさせる状態、上り信号を遮断する状態のいずれか
の状態とすることができる。従って、ホームターミナル
にCATVモデムが新たに設けられても、双方向増幅器
においては、選択手段を切り換えるだけで対処すること
ができ、双方向増幅器の変更工事をすることを不必要と
することができる。また、CATVモデムが高出力のモ
デムに変更された場合も同様であり、上り信号のレベル
に合わせた双方向増幅器とすることができる。さらに、
CATVモデムがホームターミナルに設けられない場合
は、上り側を終端することができるため、流合雑音が生
じることを防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の双方向増幅器における第
1の実施の形態の構成例を図1に示す。図1に示す本発
明の第1の実施の形態の双方向増幅器1は、下り信号が
入力されると共に上り信号が出力される第1の端子11
と、下り出力信号が出力されると共に上り入力信号が入
力される第2の端子15とを有している。第1の端子1
1は第1の分波・混合器12に接続されており、この第
1の分波・混合器12は第1の端子11から入力された
下り入力信号を下り増幅器13が設けられた下り側へ分
波し、上り側からの上り出力信号を第1の端子11に混
合している。また、第2の端子15は第2の分波・混合
器14に接続されており、この第2の分波・混合器14
は第2の端子15から入力された上り入力信号を上り側
に分波し、下り増幅器13からの出力信号を第2の端子
15に混合している。
【0015】第1の分波・混合器12の上り側の端子と
第2の分波・混合器14の上り側の端子との間に設けら
れた上り側は、第1の高周波リレーRY1と第2の高周
波リレーRY2と上り増幅器16とから構成されてい
る。第1の高周波リレーRY1の可動接点a1に第2の
分波・混合器14で分波された上り信号が供給され、第
1の高周波リレーRY1の固定接点b1は上り増幅器1
6の入力に結線され、第1の高周波リレーRY1の固定
接点c1は第2の高周波リレーRY2の固定接点c2に
結線されている。また、上り増幅器16の出力は第2の
高周波リレーRY2の固定接点b2に供給され、第2の
高周波リレーRY2の可動接点a2は第1の分波・混合
器12に結線されている。
【0016】また、第1の高周波リレーRY1および第
2の高周波リレーRY2の駆動、および、上り増幅器1
6への電源供給を制御することにより、上り側が上り信
号を増幅する状態、上り信号をパスする状態、上り信号
を遮断する状態のいずれかの状態とすることができる。
この状態の切り換えを行うのが1回路3接点のスイッチ
RSであり、スイッチRSの可動接点aには電源供給部
(P.S)からの電源が供給されている。そして、スイ
ッチRSの固定接点bは上り増幅器16の電源端に結線
されており、スイッチRSの固定接点cは第1の高周波
リレーRY1の駆動コイルRC1および第2の高周波リ
レーRY2の駆動コイルRC2に結線されており、スイ
ッチRSの固定接点dはどこにも結線されていない。
【0017】ここで、スイッチRSを切り換えて図1に
示すように可動接点aを固定接点bに接続した場合は、
電源が上り増幅器16に供給される。さらに、第1の高
周波リレーRY1の駆動コイルRC1および第2の高周
波リレーRY2には電源が供給されず、可動接点a1と
固定接点b1とが接続されると共に、可動接点a2と固
定接点b2とが接続される。これにより、第2の分波・
混合器14で分波された上り信号は、第1高周波リレー
RY1の可動接点a1,固定接点b1を介して上り増幅
器16に入力されて所定の周波数特性となるよう増幅さ
れる。さらに、上り増幅器16よりの上り出力信号は、
第2高周波リレーRY2の固定接点b2,可動接点a2
を介して第1の分波・混合器12に供給される。
【0018】この状態では、ホームターミナルに設置さ
れたCATVモデムから出力された上り信号を双方向増
幅器1において増幅して出力することができる。なお、
この場合のCATVモデムから送出される上り信号のレ
ベルは、70〜80dBμVとされる。これは、CAT
Vの棟内システム等においては、ホームターミナルの状
態を監視する際に下り方向にポーリング信号を送ること
により、ホームターミナル内の上り信号発生器を制御し
ている。この上り信号発生器による上り信号の送出レベ
ルは、下り信号と同レベルの70〜80dBμVとされ
ていたため、通常はCATVモデムの送出レベルも70
〜80dBμVとされているからである。
【0019】また、スイッチRSを可動接点aと固定接
点cとが接続されるよう切り換えた場合は、スイッチR
Sを介して電源が第1の高周波リレーRY1の駆動コイ
ルRC1および第2の高周波リレーRY2の駆動コイル
RC2に供給される。さらに、上り増幅器16には電源
が供給されない。この場合、第1の高周波リレーRY1
および第2の高周波リレーRY2が駆動されて接点が切
り換わり、可動接点a1と固定接点c1とが接続される
と共に、可動接点a2と固定接点c2とが接続される。
これにより、第2の分波・混合器14で分波された上り
信号は、第1高周波リレーRY1の可動接点a1,固定
接点c1を介してパスされ、さらに、第2高周波リレー
RY2の固定接点c2,可動接点a2を介して第1の分
波・混合器12に供給される。
【0020】この状態では、ホームターミナルに設置さ
れた高出力のCATVモデムから出力された上り信号を
双方向増幅器1においてパス回路を介してそのまま出力
することができる。なお、通常はCATVモデムの送出
レベルも70〜80dBμVとされているが、近年CA
TV用高速電話モデムが開発されてCATV電話やイン
ターネット等に利用され始めている。このCATVモデ
ムにおいては、その出力レベルを種々のシステムに合わ
せるため高出力とされており、100〜110dBμV
の高出力レベルとされている。このように高出力レベル
とされた場合には、上り増幅器に過入力の上り信号が印
加されるので、減衰器を挿入する必要がある。しかしな
がら減衰器を線路に挿入すると下り信号も減衰してしま
うようになる。そこで、本発明においては、上記したよ
うにホームターミナルに高出力のCATVモデムが設置
された際には、上り増幅器をパスするようにして過入力
を防止すると共に、下り信号が減衰されることを防止し
ている。
【0021】また、スイッチRSを可動接点aと固定接
点dとが接続されるよう切り換えた場合は、スイッチR
Sを介した電源はどこにも供給されない。従って、第1
の高周波リレーRY1は駆動されず可動接点a1と固定
接点b1とが接続されると共に、第2の高周波リレーR
Y2も駆動されず可動接点a2と固定接点b2とが接続
される。さらに、上り増幅器16にも電源が供給されな
いことから、第2の分波・混合器14で分波された上り
信号は、第1高周波リレーRY1の可動接点a1,固定
接点b1を介して非能動状態とされた上り増幅器16に
入力されて遮断されることになる。すなわち、ホームタ
ーミナルにCATVモデムが設置されていない場合は、
双方向増幅器1では上り信号が遮断されて、流合雑音の
発生を防止することができる。
【0022】次に、本発明の双方向増幅器における第2
の実施の形態の構成例を図2に示す。図2に示す本発明
の第2の実施の形態にかかる双方向増幅器1は、前記し
た本発明の第1の実施の形態にかかる双方向増幅器1の
上り側において、上り信号を遮断する際にインピーダン
ス整合をとれるようにしたものである。なお、前記した
第1の実施の形態に係る双方向増幅器1と共通する構成
の説明は省略する。本発明の第2の実施の形態にかかる
双方向増幅器1において、第1の分波・混合器12の上
り側の端子と第2の分波・混合器14の上り側の端子と
の間に設けられた上り側は、第1の高周波リレーRY1
と2回路3接点のスイッチRSと上り増幅器16とから
構成されている。
【0023】スイッチRSの第1回路の可動接点aに
は、第2の分波・混合器14で分波された上り信号が、
直流カット用のコンデンサC3を介して供給され、スイ
ッチRSの固定接点bは上り増幅器16の入力に結線さ
れ、スイッチRSの固定接点cはスイッチRSの第2回
路の固定接点gに結線され、スイッチRSの固定接点d
は終端抵抗R1を介してアースに結線されている。ま
た、スイッチRSの第2回路の可動接点eは、直流カッ
ト用のコンデンサC1を介して第1の高周波リレーRY
1の固定接点c1と結線されてパス回路が構成されてい
る。このパス回路にはチョークコイルCH1を介して電
源供給器(P.S)から電源が供給されている。なお、
チョークコイルCH1の他端とアース間にバイパスコン
デンサC2が接続されている。
【0024】さらに、スイッチRSの第2回路の固定接
点fは上り増幅器16の電源端および第1の高周波リレ
ーRY1の駆動コイルRC1に結線され、第2回路の固
定接点gはスイッチRSの第1回路の固定接点cに結線
され、第2回路の固定接点hはコンデンサC4および終
端抵抗Rの直列回路を介してアースに結線されている。
さらにまた、上り増幅器16の出力は第1の高周波リレ
ーRY1の固定接点b1に印加され、第1の高周波リレ
ーRY1の可動接点a1は第1の分波・混合器12に結
線されている。
【0025】ここで、スイッチRSを切り換えて図2に
示すように可動接点aと固定接点bとを接続すると共
に、可動接点eと固定接点fとを接続した場合は、可動
接点eと固定接点fを介して電源が上り増幅器16と第
1の高周波リレーRY1の駆動コイルRC1に供給され
る。このため、上り増幅器16が能動状態になると共
に、第1の高周波リレーRY1が切り換わりその可動接
点a1が固定接点b1に接続される。さらに、スイッチ
RSの可動接点aと固定接点bを介して上り信号が上り
増幅器16に入力される。これにより、第2の分波・混
合器14で分波された上り信号は、上り増幅器16に入
力されて所定の周波数特性となるよう増幅される。さら
に、上り増幅器16よりの上り出力信号は、第1高周波
リレーRY1の固定接点b1,可動接点a1を介して第
1の分波・混合器12に印加される。この状態では、ホ
ームターミナルに設置されたCATVモデムから出力さ
れた上り信号を双方向増幅器1において増幅して出力す
ることができる。
【0026】また、可動接点aと可動接点eとが同時に
切り換えられるスイッチRSを切り換えて、可動接点a
と固定接点c、および、可動接点eと固定接点gとが接
続された場合は、スイッチRSを介した電源は第1の高
周波リレーRY1および上り増幅器16には供給されな
い。したがって、第1の高周波リレーRY1は駆動され
ず、可動接点a1と固定接点c1とが接続されると共
に、上り増幅器16は非能動状態とされる。これによ
り、非能動状態とされた上り増幅器16の結線は切り離
されると共に、第2の分波・混合器14で分波された上
り信号は、スイッチRSの可動接点a−固定接点c−固
定接点g−可動接点eを介してパス回路に印加され、さ
らに、コンデンサC1および第1高周波リレーRY1の
固定接点c1,可動接点a1を介して第1の分波・混合
器12に印加される。この状態では、ホームターミナル
に設置された高出力のCATVモデムから出力された上
り信号を双方向増幅器1からパス回路を介してそのまま
出力することができる。
【0027】また、可動接点aと可動接点eとが同時に
切り換えられるスイッチRSを切り換えて可動接点aと
固定接点d、および、可動接点eと固定接点hとが接続
された場合は、スイッチRSを介した電源はどこにも供
給されず、第1の高周波リレーRY1の可動接点a1と
固定接点c1とが接続されると共に、上り増幅器は非能
動状態とされる。これにより、非能動状態とされた上り
増幅器16の結線は切り離されると共に、第2の分波・
混合器14で分波された上り信号は、スイッチRSの可
動接点a,固定接点dを介して終端抵抗R1で終端さ
れ、パス回路もスイッチRSの可動接点e,固定接点h
を介して終端抵抗R2で終端される。なお、コンデンサ
C4は電源をカットする直流カット用のコンデンサであ
る。この状態では、ホームターミナルにCATVモデム
が設置されていない場合に、双方向増幅器1において上
り信号がインピーダンス整合された終端抵抗R1,R2
により終端されることにより遮断されて、効率的に流合
雑音の発生を防止することができる。
【0028】次に、本発明の双方向増幅器における第3
の実施の形態の構成例を図3に示す。図3に示す本発明
の第3の実施の形態にかかる双方向増幅器1は、前記し
た本発明の第2の実施の形態にかかる双方向増幅器1の
上り側において、消費電力のピーク値を低減するように
したものである。なお、前記した第1の実施の形態に係
る双方向増幅器1と共通する構成の説明は省略する。本
発明の第3の実施の形態にかかる双方向増幅器1におい
て、第1の分波・混合器12の上り側の端子と第2の分
波・混合器14の上り側の端子との間に設けられた上り
側は、第1の高周波リレーRY1と2回路3接点のスイ
ッチRSと上り増幅器16とから構成されている。
【0029】スイッチRSの第1回路の可動接点aに
は、第2の分波・混合器14で分波された上り信号が、
直流カット用のコンデンサC3を介して供給され、スイ
ッチRSの固定接点bは上り増幅器16の入力に結線さ
れ、スイッチRSの固定接点cはスイッチRSの第2回
路の固定接点gに結線され、スイッチRSの固定接点d
は終端抵抗R1を介してアースに結線されている。ま
た、スイッチRSの第2回路の可動接点eは、直流カッ
ト用のコンデンサC1を介して第1の高周波リレーRY
1の固定接点c1と結線されてパス回路が構成されてい
る。このパス回路にはチョークコイルCH1を介して電
源供給器(P.S)から電源が供給されている。なお、
チョークコイルCH1の他端とアース間にバイパスコン
デンサC2が接続されている。
【0030】さらに、スイッチRSの第2回路の固定接
点fは上り増幅器16の電源端に結線され、第2回路の
固定接点gはスイッチRSの第1回路の固定接点cに結
線されると共に、チョークコイルCH3を介して第1の
高周波リレーRY1の駆動コイルRC1に結線され、第
2回路の固定接点hはチョークコイルCH2を介して第
1の高周波リレーRY1の駆動コイルRC1に結線され
ると共に、コンデンサC4および終端抵抗R2の直列回
路を介してアースに結線されている。さらにまた、上り
増幅器16の出力は第1の高周波リレーRY1の固定接
点b1に印加され、第1の高周波リレーRY1の可動接
点a1は第1の分波・混合器12に結線されている。
【0031】ここで、スイッチRSを切り換えて図3に
示すように可動接点aと固定接点bとを接続すると共
に、可動接点eと固定接点fとを接続した場合は、可動
接点eと固定接点fを介して電源が上り増幅器16に供
給される。この場合、第1の高周波リレーRY1の駆動
コイルRC1には電源が供給されず駆動されないため、
上り増幅器16が能動状態になると共に、第1の高周波
リレーRY1の可動接点a1が固定接点b1に接続され
る。これにより、スイッチRSの可動接点aと固定接点
bを介して上り信号が上り増幅器16に入力されるの
で、第2の分波・混合器14で分波された上り信号は、
上り増幅器16に入力されて所定の周波数特性となるよ
う増幅される。さらに、上り増幅器16よりの上り出力
信号は、第1高周波リレーRY1の固定接点b1,可動
接点a1を介して第1の分波・混合器12に印加され
る。この状態では、ホームターミナルに設置されたCA
TVモデムから出力された上り信号を双方向増幅器1に
おいて増幅して出力することができる。
【0032】また、可動接点aと可動接点eとが同時に
切り換えられるスイッチRSを切り換えて、可動接点a
と固定接点c、および、可動接点eと固定接点gとが接
続された場合は、スイッチRSを介した電源はチョーク
コイルCH3を介して第1の高周波リレーRY1の駆動
コイルRC1を駆動するよう印加されるが、上り増幅器
16には供給されない。したがって、第1の高周波リレ
ーRY1は切り換わり、可動接点a1と固定接点c1と
が接続されると共に、上り増幅器16は非能動状態とさ
れる。これにより、非能動状態とされた上り増幅器16
の結線は切り離されると共に、第2の分波・混合器14
で分波された上り信号は、スイッチRSの可動接点a−
固定接点c−固定接点g−可動接点eを介してパス回路
に印加され、さらに、コンデンサC1および第1高周波
リレーRY1の固定接点c1,可動接点a1を介して第
1の分波・混合器12に印加される。この状態では、ホ
ームターミナルに設置された高出力のCATVモデムか
ら出力された上り信号を双方向増幅器1からパス回路を
介してそのまま出力することができる。
【0033】また、可動接点aと可動接点eとが同時に
切り換えられるスイッチRSを切り換えて可動接点aと
固定接点d、および、可動接点eと固定接点hとが接続
された場合は、スイッチRSを介した電源はチョークコ
イルCH2を介して第1の高周波リレーRY1の駆動コ
イルRC1を駆動するよう印加されるが、上り増幅器1
6には供給されない。したがって、第1の高周波リレー
RY1は切り換わり、可動接点a1と固定接点c1とが
接続されると共に、上り増幅器16は非能動状態とされ
る。これにより、非能動状態とされた上り増幅器16の
結線は切り離されると共に、第2の分波・混合器14で
分波された上り信号は、スイッチRSの可動接点a,固
定接点dを介して終端抵抗R1で終端され、パス回路も
スイッチRSの可動接点e,固定接点hを介して終端抵
抗R2で終端される。なお、コンデンサC4は電源をカ
ットする直流カット用のコンデンサであり、駆動コイル
RC1に並列に接続されたコンデンサC5はバイパスコ
ンデンサである。
【0034】この状態では、ホームターミナルにCAT
Vモデムが設置されていない場合に、双方向増幅器1に
おいて上り信号が遮断されて、流合雑音の発生を防止す
ることができる。以上説明したように、本発明の双方向
増幅器における第3の実施の形態においては、上り増幅
器16と第1の高周波リレーRY1には同時に電源が供
給されないように構成されている。従って、消費電力の
ピーク値を前記した本発明の双方向増幅器における第2
の実施の形態より低減することができる。
【0035】つぎに、図2に示す本発明の第2の実施の
形態の双方向増幅器における第1の高周波リレーRY1
を、ダイオードによるスイッチ手段に変更した第1の変
形例を図4に示す。図4に示す本発明の双方向増幅器1
の動作を説明すると、スイッチRSを切り換えて図4に
示すように可動接点aと固定接点bとを接続すると共
に、可動接点eと固定接点fとを接続した場合は、可動
接点eと固定接点fを介して電源が上り増幅器16、お
よび、チョークコイルCH5を介して第2のダイオード
D2に供給される。このため、上り増幅器16が能動状
態になると共に、第2のダイオードD2が順バイアスさ
れて導通する。さらに、スイッチRSの可動接点aと固
定接点bを介して上り信号が上り増幅器16に入力され
る。これにより、第2の分波・混合器14で分波された
上り信号は、上り増幅器16に入力されて所定の周波数
特性となるよう増幅される。さらに、上り増幅器16よ
りの上り出力信号は、直流カットのコンデンサC6およ
び導通状態の第2のダイオードD2を介し、さらにコン
デンサC5を介して第1の分波・混合器12に印加され
る。この状態では、ホームターミナルに設置されたCA
TVモデムから出力された上り信号を双方向増幅器1に
おいて増幅して出力することができる。なお、ダイオー
ドD1,D2としては高周波特性の優れたPINダイオ
ードを用いるのが好適である。また、抵抗R3はダイオ
ードD1,D2に流れる電流を制限する制限抵抗、コン
デンサC7,C8はバイパスコンデンサである。
【0036】また、可動接点aと可動接点eとが同時に
切り換えられるスイッチRSを切り換えて、可動接点a
と固定接点c、および、可動接点eと固定接点gとが接
続された場合は、スイッチRSを介した電源はチョーク
コイルCH3,チョークコイルCH4を介して第1のダ
イオードD1に供給されるが、上り増幅器16には供給
されない。したがって、第1のダイオードD1は順バイ
アスされて導通するが、上り増幅器16は非能動状態と
される。これにより、非能動状態とされた上り増幅器1
6の結線は切り離されると共に、第2の分波・混合器1
4で分波された上り信号は、スイッチRSの可動接点a
−固定接点c−固定接点g−可動接点eを介してパス回
路に印加され、さらに、コンデンサC1および導通状態
の第1のダイオードD1、さらにコンデンサC5を介し
て第1の分波・混合器12に印加される。この状態で
は、ホームターミナルに設置された高出力のCATVモ
デムから出力された上り信号を双方向増幅器1からパス
回路を介してそのまま出力することができる。
【0037】また、可動接点aと可動接点eとが同時に
切り換えられるスイッチRSを切り換えて可動接点aと
固定接点d、および、可動接点eと固定接点hとが接続
された場合は、スイッチRSを介した電源はチョークコ
イルCH2,チョークコイルCH4を介して第1のダイ
オードD1を導通するように供給される。これにより、
第2の分波・混合器14で分波された上り信号は、スイ
ッチRSの可動接点a,固定接点dを介して終端抵抗R
1で終端され、パス回路もスイッチRSの可動接点e,
固定接点hを介して終端抵抗R2で終端される。なお、
コンデンサC4は電源をカットする直流カット用のコン
デンサである。この状態では、ホームターミナルにCA
TVモデムが設置されていない場合に、双方向増幅器1
において上り信号がインピーダンス整合された終端抵抗
R1,R2により終端されることにより遮断されて、効
率的に流合雑音の発生を防止することができる。
【0038】つぎに、図2に示す本発明の双方向増幅器
1における第1の高周波リレーRY1を半導体スイッチ
に変更した第2の変形例を図5に示す。図5に示す本発
明の双方向増幅器1の動作を説明すると、スイッチRS
を切り換えて図5に示すように可動接点aと固定接点b
とを接続すると共に、可動接点eと固定接点fとを接続
した場合は、可動接点eと固定接点fを介して電源が上
り増幅器16と半導体スイッチ17の駆動端子Aに印加
される。このため、上り増幅器16が能動状態になると
共に、半導体スイッチ17は入力IN−Aと出力OUT
間だけが導通する。さらに、スイッチRSの可動接点a
と固定接点bを介して上り信号が上り増幅器16に入力
される。これにより、第2の分波・混合器14で分波さ
れた上り信号は、上り増幅器16に入力されて所定の周
波数特性となるよう増幅される。さらに、上り増幅器1
6よりの上り出力信号は、直流カットのコンデンサC6
および半導体スイッチ17を介し、さらにコンデンサC
5を介して第1の分波・混合器12に印加される。この
状態では、ホームターミナルに設置されたCATVモデ
ムから出力された上り信号を双方向増幅器1において増
幅して出力することができる。
【0039】また、可動接点aと可動接点eとが同時に
切り換えられるスイッチRSを切り換えて、可動接点a
と固定接点c、および、可動接点eと固定接点gとが接
続された場合は、スイッチRSを介した電源はチョーク
コイルCH3を介して半導体スイッチ17の駆動端子B
に供給され、上り増幅器16には供給されない。したが
って、上り増幅器16は非能動状態とされ、半導体スイ
ッチ17の入力IN−Bと出力OUT間だけが導通す
る。これにより、非能動状態とされた上り増幅器16の
結線は切り離されると共に、第2の分波・混合器14で
分波された上り信号は、スイッチRSの可動接点a−固
定接点c−固定接点g−可動接点eを介してパス回路に
印加され、さらに、コンデンサC1および半導体スイッ
チ17の入力IN−Bから出力OUT、さらにコンデン
サC5を介して第1の分波・混合器12に印加される。
この状態では、ホームターミナルに設置された高出力の
CATVモデムから出力された上り信号を双方向増幅器
1からパス回路を介してそのまま出力することができ
る。
【0040】また、可動接点aと可動接点eとが同時に
切り換えられるスイッチRSを切り換えて可動接点aと
固定接点d、および、可動接点eと固定接点hとが接続
された場合は、スイッチRSを介した電源はチョークコ
イルCH2を介して半導体スイッチ17の駆動端子Bに
供給される。したがって、半導体スイッチ17の入力I
N−Bと出力OUT間だけが導通する。これにより、第
2の分波・混合器14で分波された上り信号は、スイッ
チRSの可動接点a,固定接点dを介して終端抵抗R1
で終端され、パス回路もスイッチRSの可動接点e,固
定接点hを介して終端抵抗R2で終端される。なお、コ
ンデンサC4は電源をカットする直流カット用のコンデ
ンサである。この状態では、ホームターミナルにCAT
Vモデムが設置されていない場合に、双方向増幅器1に
おいて上り信号がインピーダンス整合された終端抵抗R
1,R2により終端されることにより遮断されて、効率
的に流合雑音の発生を防止することができる。
【0041】半導体スイッチ17の構成の一例を図6に
示す。図6に示す半導体スイッチ17において、端子A
に正電圧が供給されると、トランジスタTR2,TR1
が同通し、入力IN−Aと出力OUTとが導通し、入力
IN−BはグランドGNDと接続される。また、端子B
に正電圧が供給されると、トランジスタTR3,TR4
が同通し、入力IN−Bと出力OUTとが導通し、入力
IN−AはグランドGNDと接続される。トランジスタ
TR1〜TR4は、ガリウム砒素を基板材料として用い
るMES(metal semiconductor)型電界効果トランジ
スタが好適であり、高周波特性の優れた半導体スイッチ
17とすることができる。
【0042】なお、端子A,Bに供給されるスイッチ駆
動用の電圧を負電圧としてもよく、この場合にはトラン
ジスタTR1〜TR4を負電圧駆動用のタイプとすれば
よい。また、第2図に示す本発明の双方向増幅器におけ
る高周波リレーを半導体を用いたスイッチに変更した例
について説明したが、第1図あるいは第3図に示す本発
明の双方向増幅器における高周波リレーを半導体を用い
たスイッチに変更するようにしてもよい。この場合の半
導体を用いたスイッチとして、図4あるいは図5,6に
示すスイッチを用いることができる。
【0043】
【発明の効果】本発明は以上のように、スイッチからな
る選択手段を切り換えることにより双方向増幅器の上り
側の状態を、上り信号を上り増幅器で増幅する状態、上
り信号をそのままパスさせる状態、上り信号を遮断する
状態のいずれかの状態とすることができる。従って、ホ
ームターミナルにCATVモデムが新たに設けられて
も、双方向増幅器においては、選択手段を切り換えるだ
けで対処することができ、双方向増幅器の変更工事をす
ることを不必要とすることができる。また、CATVモ
デムが高出力のモデムに変更された場合も同様であり、
上り信号のレベルに合わせた双方向増幅器とすることが
できる。さらに、CATVモデムがホームターミナルに
設けられない場合は、上り側を終端することができるた
め、流合雑音が生じることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の双方向増幅器における第1の実施の形
態の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の双方向増幅器における第2の実施の形
態の構成を示す回路図である。
【図3】本発明の双方向増幅器における第3の実施の形
態の構成を示す回路図である。
【図4】本発明の双方向増幅器における第2の実施の形
態の構成の第1の変形例を示す回路図である。
【図5】本発明の双方向増幅器における第2の実施の形
態の構成の第2の変形例を示す回路図である。
【図6】半導体スイッチの構成の一例を示す回路図であ
る。
【図7】従来の双方向化されたCATVシステムにおけ
る双方向増幅器の構成を示す回路図である。
【図8】従来の双方向化されたCATVシステムにおけ
る双方向増幅器の他の構成を示す回路図である。
【符号の説明】 1,100 双方向増幅器 11,101 第1の端子 12,102 第1の分波・混合器 13,103 下り増幅器 14,104 第2の分波・混合器 15,105 第2の端子 16,106 上り増幅器 17 半導体スイッチ 107 スイッチ C1〜C8 コンデンサ CH1〜CH5 チョークコイル D1,D2 ダイオード R1,R2 終端抵抗 RC1,RC2 駆動コイル RS スイッチ RY1,RY2 高周波リレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−231438(JP,A) 特開 平8−65654(JP,A) 特開 平11−355739(JP,A) 特開 平7−74559(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/10 H04N 7/16 - 7/173

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下り入力信号が入力されるとともに、上
    り出力信号が出力される第1の端子と、 下り出力信号が出力されるとともに、上り入力信号が入
    力される第2の端子と、 前記第1の端子から入力された下り入力信号を下り側に
    分波し、上り側から供給された上り出力信号を前記第1
    の端子に混合する第1の分波・混合器と、 前記第2の端子から入力された上り入力信号を前記上り
    側に分波し、前記下り側からの下り出力信号を前記第2
    の端子に混合する第2の分波・混合器とを備え、 前記下り側には、下り信号を増幅する下り増幅器が備え
    られ、前記上り側には、上り信号を増幅する上り増幅器
    と、該上り増幅器をパスするパス回路と、該上り増幅器
    と該パス回路とのいずれかを選択するか、あるいは上り
    信号を遮断する遮断状態を選択できる選択手段とが備え
    られており、 該選択手段は、前記第2の分波・混合器で分波された上
    り信号を、非駆動時に前記上り増幅器に、駆動時に前記
    パス回路に供給する第1の高周波スイッチ手段と、非駆
    動時に前記上り増幅器で増幅された上り信号を、駆動時
    に前記パス回路でパスされた上り信号を選択する第2の
    高周波スイッチ手段を備えていると共に、前記第1の高
    周波スイッチ手段と前記第2の高周波スイッチ手段にの
    み駆動電源を与える第1の選択状態と、前記上り増幅器
    にのみ駆動電源を与える第2の選択状態のいずれかの選
    択状態を選択できるスイッチ手段を備えている ことを特
    徴とする双方向増幅器。
  2. 【請求項2】 下り入力信号が入力されるとともに、上
    り出力信号が出力される第1の端子と、 下り出力信号が出力されるとともに、上り入力信号が入
    力される第2の端子と、 前記第1の端子から入力された下り入力信号を下り側に
    分波し、上り側から供給された上り出力信号を前記第1
    の端子に混合する第1の分波・混合器と、 前記第2の端子から入力された上り入力信号を前記上り
    側に分波し、前記下り 側からの下り出力信号を前記第2
    の端子に混合する第2の分波・混合器とを備え、 前記下り側には、下り信号を増幅する下り増幅器が備え
    られ、前記上り側には、上り信号を増幅する上り増幅器
    と、該上り増幅器をパスするパス回路と、該上り増幅器
    と該パス回路とのいずれかを選択するか、あるいは上り
    信号を遮断する遮断状態を選択できる選択手段とが備え
    られており、 前記選択手段は、駆動時に前記上り増幅器で増幅された
    上り信号を、非駆動時に前記パス回路でパスされた上り
    信号を選択する高周波スイッチ手段と、前記第2の分波
    ・混合器で分波された上り信号を、前記上り増幅器に入
    力すると同時に前記上り増幅器と前記高周波スイッチ手
    段に駆動電源を与えるか、前記パス回路に入力するか、
    前記上り信号と前記パス回路を終端回路で終端するかを
    選択するスイッチ手段とからなることを特徴とする双方
    向増幅器。
  3. 【請求項3】 下り入力信号が入力されるとともに、上
    り出力信号が出力される第1の端子と、 下り出力信号が出力されるとともに、上り入力信号が入
    力される第2の端子と、 前記第1の端子から入力された下り入力信号を下り側に
    分波し、上り側から供給された上り出力信号を前記第1
    の端子に混合する第1の分波・混合器と、 前記第2の端子から入力された上り入力信号を前記上り
    側に分波し、前記下り側からの下り出力信号を前記第2
    の端子に混合する第2の分波・混合器とを備え、 前記下り側には、下り信号を増幅する下り増幅器が備え
    られ、前記上り側には、上り信号を増幅する上り増幅器
    と、該上り増幅器をパスするパス回路と、該上り増幅器
    と該パス回路とのいずれかを選択するか、あるいは上り
    信号を遮断する遮断状態を選択できる選択手段とが備え
    られており、 前記選択手段は、非駆動時に前記上り増幅器で増幅され
    た上り信号を、駆動時に前記パス回路でパスされた上り
    信号を選択する高周波スイッチ手段と、前記第2の分波
    ・混合器で分波された上り信号を、前記上り増幅器に入
    力すると同時に前記上り増幅器に駆動電源を与えるか、
    前記パス回路に入力すると同時に前記高周波スイッチ手
    段に駆動電源を与えるか、前記上り信号と前記パス回路
    を終端回路で終端するかを選択するスイッチ手段とから
    なることを特徴とする双方向増幅器。
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