JP3368439B2 - 移動通信システム - Google Patents

移動通信システム

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JP3368439B2
JP3368439B2 JP04748994A JP4748994A JP3368439B2 JP 3368439 B2 JP3368439 B2 JP 3368439B2 JP 04748994 A JP04748994 A JP 04748994A JP 4748994 A JP4748994 A JP 4748994A JP 3368439 B2 JP3368439 B2 JP 3368439B2
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Fujitsu Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/02Power saving arrangements
    • H04W52/0209Power saving arrangements in terminal devices
    • H04W52/0225Power saving arrangements in terminal devices using monitoring of external events, e.g. the presence of a signal
    • H04W52/0245Power saving arrangements in terminal devices using monitoring of external events, e.g. the presence of a signal according to signal strength
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車電話や携帯電話
等の移動機の待ち受け制御を行う移動通信システムに関
する。自動車電話や携帯電話等の移動機は、既に各種の
構成が実用化されており、今後は更に多種類の構成が使
用されることになる。このような多種類の移動機に対し
ても、所定の通話品質を確保できるように制御すること
が要望されている。
【0002】
【従来の技術】図14は従来例の説明図であり、基地局
51は、図示を省略した制御局を介して一般交換網等と
接続され、基地局51のゾーン内の移動機52との間で
無線通信を行うものである。このような移動通信システ
ムに於いては、例えば、TDMA/TDD(Time Div
ision Multiple Access /Time Division Duple
x)方式が採用されている。このような移動通信システ
ムに於ける基地局51は、同期ワード,基地局の識別コ
ード,待ち受け許可レベルと待ち受け劣化レベルとを含
む待ち受け制御情報等からなる報知情報を送出してい
る。移動機52は、基地局51からの報知情報を受信
し、その報知情報に含まれる待ち受け制御情報を抽出
し、待ち受け制御情報を構成する待ち受け許可レベルと
待ち受け劣化レベルと、自移動機の受信レベルとを比較
して、待ち受け状態とするか否かを制御するものであ
る。
【0003】このような待ち受け状態とするか否かを制
御する為に、受信レベル測定部53と、待ち受け制御情
報読取部54と、受信部55と、比較部56と、制御部
57とを備え、受信部55に於いて基地局51からの報
知情報を受信し、その受信レベルを受信レベル測定部5
3に於いて測定し、又待ち受け制御情報読取部54に於
いて受信報知情報の中の待ち受け制御情報を抽出し、待
ち受け許可レベル及び待ち受け劣化レベルと受信測定し
た受信レベルとを比較部56に於いて比較し、比較結果
に応じて制御部57は待ち受け状態とするか否かを制御
する。なお、送信部,シンセサイザー部,送受話部等は
図示を省略している。
【0004】図15は待ち受け制御情報の説明図であ
り、予約ビットを先頭とした待ち受け許可レベル61と
待ち受け劣化レベル62とは、それぞれ1オクテットの
フォーマットのもので、例えば、下方の63で示すよう
に定められている。例えば、待ち受け許可レベルが“1
000000”で表されている場合は、移動機52の受
信レベル測定部53に於いて測定した受信レベルが、2
0dBμ以上の場合に、比較部56の比較出力により、
制御部57は、基地局51のゾーン内に移動したと判断
して待ち受け状態に入る。
【0005】又待ち受け劣化レベルが“011101
1”で表されている場合、待ち受け状態の移動機52の
受信レベル測定部53に於いて測定した受信レベルが、
15dBμ以下に低下すると、基地局51のゾーン内に
於ける所定の受信レベルを維持できないことを示すか
ら、移動機52は、基地局51のゾーン外と判断するこ
とになる。
【0006】図16は従来例の移動機の移動動作説明図
であり、基地局51は、15dBμの待ち受け許可レベ
ルのエリア71と、13dBμの待ち受け劣化レベルの
エリア72とを有する場合を示し、73は10dBμの
エリアを示す。又移動機MS1の受信レベルが15dB
μの時のビットエラーレートが10-3、移動機MS2の
受信レベルが10dBμの時のビットエラーレートは1
-3であるとすると、基地局51のゾーンを(1)の位
置から(7)の位置に向かって移動する場合、(1)の
位置から(2),(3)の位置を経過して待ち受け許可
レベルのエリア71に入るまでは、受信レベルが15d
Bμ以上とならないから、移動機MS1,MS2は、基
地局51のゾーン外と判断し、待ち受け状態に入らな
い。
【0007】そして、移動機MS1,MS2が、(4)
の位置から(5)の位置を経過して(6)の位置に移動
する時に、受信レベルが13dBμ以下に低下するまで
は待ち受け状態が継続し、13dBμ以下に受信レベル
が低下すると、基地局51のゾーンを離れたと判定す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】移動機に於けるビット
エラーレート(BER)と通話品質との関係は、例え
ば、BER=10-1の場合は非常に悪い評価となり、B
ER=5×10-2の場合は悪い評価となり、又BER=
10-2の場合はまあ良い程度の評価となり、又BER=
10-3の場合は良いとの評価となる。又BER=10-4
の場合は非常に良いとの評価となる。
【0009】前述の図16に於いては、移動機MS1の
受信レベルが15dBμの時と、移動機MS2の受信レ
ベルが10dBμの時とのビットエラーレートが共に1
-3となる場合を示し、このような移動機MS1,MS
2の受信性能の相違を考慮することなく、従来例に於い
ては、待ち受け許可レベルと待ち受け劣化レベルとが設
定されている。従って、移動機MS2は、10dBμの
エリア73内に入れば充分な通話品質が得られる待ち受
け状態となるが、受信レベルが15dBμ以上の場合に
所定の通話品質が得られるような受信性能の低い移動機
MS1を基に設定された待ち受け許可レベルのエリア7
1に入るまでは、待ち受け状態に制御できない問題があ
る。即ち、従来例の移動通信システムに於いては、性能
の良い移動機の特性を充分に活かすことができない欠点
があった。本発明は、移動機の特性に対応して待ち受け
状態の制御を可能とすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の移動通信システ
ムは、図1を参照して説明すると、(1)基地局1から
移動機2に対する待ち受け許可レベルと待ち受け劣化レ
ベルとを示す待ち受け制御情報を報知情報によって通知
し、移動機2は、受信レベルが、待ち受け許可レベル以
上の時に待ち受け状態に入り、この待ち受け状態を待ち
受け劣化レベル以下になるまで継続する移動通信システ
ムに於いて、移動機2は、待ち受け制御情報を受信して
自移動機の受信性能に対応した種別の待ち受け許可レベ
ルと待ち受け劣化レベルとで待ち受け処理を行う構成を
備えている。
【0011】(2)又基地局1は、移動機2の受信性能
に対応した種別の待ち受け許可レベルと待ち受け劣化レ
ベルとからなる複数種類の待ち受け制御情報を送出し、
移動機2は、待ち受け制御情報を受信して自移動機の受
信性能に対応した待ち受け許可レベルと待ち受け劣化レ
ベルとを選択処理する構成を備えている。
【0012】(3)又移動機2は、受信レベルを測定す
る受信レベル測定部3と、報知情報の中の待ち受け制御
情報を抽出する待ち受け制御情報読取部4と、この待ち
受け制御情報読取部4に於いて読取った待ち受け制御情
報の中の自移動機に対応した種類の待ち受け制御情報を
選択する待ち受け制御情報選択部5と、この待ち受け制
御情報選択部5に於いて選択した待ち受け制御情報の待
ち受け許可レベル及び待ち受け劣化レベルと受信レベル
測定部3に於いて測定した受信レベルとを比較する比較
部6と、この比較部6の比較出力によって待ち受け状態
とするか否かを制御する制御部7とを備えている。
【0013】(4)又基地局1は、移動機2の受信性能
種別対応に絶対値で表した待ち受け許可レベル及び待ち
受け劣化レベルからなる待ち受け制御情報を送出するこ
とができる。
【0014】(5)又基地局1は、絶対値で表した基準
レベルと、この基準レベルに対する相対値で表したレベ
ルとによる待ち受け許可レベルと待ち受け劣化レベルと
を用いた待ち受け制御情報を送出することができる。
【0015】(6)又基地局1は、移動機2の受信性能
種別をビット位置で表したフラグと、このフラグを立て
た種別の待ち受け制御情報とからなる可変長フォーマッ
トにより送出することができる。
【0016】(7)又基地局1は、移動機2の受信性能
種別対応の報知情報にそれぞれ受信性能種別対応の待ち
受け制御情報を含ませて送出し、移動機2は、自移動機
の受信性能に対応した報知情報を受信し、この報知情報
に含まれた待ち受け制御情報を受信処理することができ
る。
【0017】(8)又基地局1から移動機2に対する待
ち受け許可レベルと待ち受け劣化レベルとを示す待ち受
け制御情報を報知情報によって通知し、移動機2は、受
信レベルが、待ち受け許可レベル以上の時に待ち受け状
態に入り、この待ち受け状態を待ち受け劣化レベル以下
になるまで継続する移動通信システムに於いて、基地局
1は、1種類の待ち受け制御情報を送出し、移動機2
は、待ち受け制御情報を基に、自移動機の受信性能に対
応した待ち受け許可レベルと待ち受け劣化レベルとに変
換する構成を備えている。
【0018】(9)又移動機2は、受信レベルを測定す
る受信レベル測定部と、報知情報の中の待ち受け制御情
報を抽出する待ち受け制御情報読取部と、この待ち受け
制御情報読取部に於いて読取った待ち受け制御情報を基
に自移動機の受信性能に対応した待ち受け制御情報に換
算する待ち受け制御情報換算部と、この待ち受け制御情
報換算部に於いて換算した待ち受け制御情報の待ち受け
許可レベル及び待ち受け劣化レベルと受信レベル測定部
に於いて測定した受信レベルとを比較する比較部と、こ
の比較部の比較出力によって待ち受け状態とするか否か
を制御する制御部とを備えている。
【0019】(10)又待ち受け許可レベル及び待ち受
け劣化レベルに対応するビットエラーレートにより待ち
受け制御情報を構成することができる。
【0020】(11)又移動機2は、受信信号のビット
エラーレートを算出するビットエラーレート算出部と、
待ち受け制御情報を抽出する待ち受け制御情報読取部
と、この待ち受け制御情報読取部に於いて読取った待ち
受け制御情報の待ち受け許可レベルと待ち受け劣化レベ
ルとに対応するビットエラーレートとビットエラーレー
ト算出部による受信ビットエラーレートとを比較する比
較部と、この比較部の比較出力によって待ち受け状態と
するか否かを制御する制御部とを備えている。
【0021】
【作用】
(1)移動機2は、ダイバーシチ方式の有無や自動車電
話と携帯電話とのように受信性能が相違するものであ
り、各移動機2は、自移動機の受信性能を識別できるか
ら、基地局1からの待ち受け制御情報を基に、自移動機
の受信性能に対応した待ち受け処理を行うものである。
【0022】(2)又基地局1から移動機2の受信性能
に対応して設定した待ち受け許可レベルと待ち受け劣化
レベルとからなる複数種類の待ち受け制御情報を送出す
る。移動機2は、自移動機の受信性能を識別できるか
ら、自移動機の受信性能に対応した待ち受け制御情報を
選択して、自移動機に於ける受信レベルが待ち受け制御
情報の待ち受け許可レベル以上であるか又待ち受け劣化
レベル以下となったかを判定して、待ち受け状態を制御
し、移動機2の受信性能に対応した待ち受け制御を可能
とする。
【0023】(3)又移動機2の受信レベル測定部3
は、報知情報の受信レベルを測定して比較部6に加え
る。又待ち受け制御情報読取部4は、受信部8により受
信した報知情報の中の待ち受け制御情報を抽出する。又
待ち受け制御情報選択部5は、基地局1からの移動機の
受信性能種別対応の待ち受け制御情報の中の自移動機に
対応する待ち受け制御情報を選択し、その選択した待ち
受け制御情報の待ち受け許可レベルと待ち受け劣化レベ
ルとを比較部6に加える。従って、比較部6は、自移動
機対応の待ち受け許可レベル及び待ち受け劣化レベル
と、受信レベルとを比較する。この比較結果は制御部7
に加えられるから、制御部7は、受信レベルが待ち受け
許可レベル以上となると、基地局1に対する待ち受け状
態とし、次に受信レベルが待ち受け劣化レベル以下とな
ると、基地局1に対する待ち受け状態を解除する。
【0024】(4)又基地局1は、報知情報によって待
ち受け制御情報を送出するが、その待ち受け制御情報
を、移動機2の受信性能種別対応に絶対値で表した待ち
受け許可レベル及び待ち受け劣化レベルとする。移動機
2は、絶対値で表される受信レベルを測定することによ
り、比較部6に於いては絶対値としてレベル比較が可能
となる。
【0025】(5)又基地局1は、基準レベルとこれに
対する相対値で表したレベル、例えば、基準の性能の移
動機に対する待ち受け許可レベルと待ち受け劣化レベル
とを絶対値で表し、これに対して、他の性能の移動機に
対する待ち受け許可レベルと待ち受け劣化レベルとを相
対値で表した待ち受け制御情報を送出する。基準性能の
移動機は、絶対値で表した待ち受け許可レベルと待ち受
け劣化レベルとを用いて待ち受け状態の制御を行い、他
の性能の移動機は、相対値で表した待ち受け許可レベル
と待ち受け劣化レベルとを、自移動機の性能に対応して
換算し、受信レベルとの比較により待ち受け状態の制御
を行う。
【0026】(6)又基地局1は、移動機2の受信性能
種別をビット位置で表したフラグにより、送出する待ち
受け制御情報の種別を表示する。例えば、2番目と3番
目とのビット位置のフラグを立てた場合は、2番目と3
番目とに対応する受信性能種別対応の2種類の待ち受け
制御情報を送出することを示し、又1番目と3番目と4
番目とのビット位置のフラグを立てた場合は、1番目と
3番目と4番目とに対応する受信性能種別対応の3種類
の待ち受け制御情報を送出することを示す。移動機2
は、自移動機の受信性能とフラグ位置との対応を識別し
ており、従って、フラグ位置と待ち受け制御情報位置と
の対応に基づいて自移動機で用いる待ち受け制御情報を
受信処理することができる。
【0027】(7)又基地局1は、例えば、ダイバーシ
チ方式の移動機に対する待ち受け制御情報を含む報知情
報と、ダイバーシチ方式を有しない移動機に対する待ち
受け制御情報を含む報知情報との複数種類の報知情報を
送出する。移動機2は、自移動機の受信性能に対応した
報知情報を受信処理し、待ち受け制御情報を取り出して
待ち受け制御を行うことになる。
【0028】(8)又基地局1は、1種類の待ち受け制
御情報を送出する。移動機2は、受信した待ち受け制御
情報を基に、自移動機の受信性能に対応した待ち受け許
可レベルと待ち受け劣化レベルとに変換し、受信レベル
との比較により待ち受け制御を行う。
【0029】(9)又移動機2は、受信レベル測定部
と、待ち受け制御情報読取部と、待ち受け制御情報換算
部と、比較部と、制御部とを備え、待ち受け制御情報換
算部に於いて、待ち受け制御情報読取部により読取った
待ち受け制御情報を、自移動機の受信性能に対応した待
ち受け許可レベルと待ち受け劣化レベルとなるように換
算する。この換算した待ち受け許可レベルと待ち受け劣
化レベルとを、受信レベル測定部に於いて測定した受信
レベルとを比較部に於いて比較し、その比較結果を基に
制御部に於いて待ち受け制御を行うものである。
【0030】(10)又待ち受け許可レベルと待ち受け
劣化レベルとに対応するビットエラーレートにより待ち
受け制御情報を構成する。従って、移動機2は、受信レ
ベル測定の代わりに受信ビットエラーレートを算出し、
この受信ビットエラーレートと、待ち受け許可レベルに
対応するビットエラーレートと、待ち受け劣化レベルに
対応するビットエラーレートとを比較して、待ち受け制
御を行うことになる。
【0031】(11)又移動機2は、ビットエラーレー
ト算出部と、待ち受け制御情報読取部と、比較部と、制
御部とを備え、ビットエラーレート算出部に於いて報知
情報の中の所定のビットパターンの同期ワードやカラー
コード等を基にして受信ビットエラーレートを算出す
る。又待ち受け制御情報読取部は、待ち受け制御情報を
抽出し、待ち受け許可レベルに対応するビットエラーレ
ートと、待ち受け劣化レベルに対応するビットエラーレ
ートとを比較部に加える。比較部は、これらのビットエ
ラーレートと受信ビットエラーレートとを比較し、その
比較出力によって制御部は待ち受け制御を行う。
【0032】
【実施例】図2は本発明の第1の実施例の説明図であ
り、移動機の受信性能対応の複数種類の待ち受け制御情
報を基地局から送出する場合を示し、11は基地局、1
2は移動機、13は受信レベル測定部、14は待ち受け
制御情報読取部、15は待ち受け制御情報選択部、16
は比較部、17は制御部、18は受信部、19は認識部
である。なお、移動機12は、通常の移動機と同様に送
受信機能を備えているものであるが、送信機能部分や通
話機能部分は図示を省略し、主要部のみを示している。
【0033】基地局11から複数種類の待ち受け制御情
報を含む報知情報を送出し、その基地局11のゾーン内
の移動機12はその報知情報を受信し、報知情報の中の
待ち受け制御情報を取り出して待ち受け制御を行うもの
であり、この報知情報は、同期ワード,基地局11を識
別するカラーコード,移動機12のダイバーシチの有無
等による受信性能に対応した待ち受け許可レベルと待ち
受け劣化レベルとからなる複数種類の待ち受け制御情報
等を含むものである。
【0034】移動機12は受信部18により基地局11
からの信号を受信するものであり、通話中でない時は、
基地局11からの報知情報を受信し、その受信レベルを
受信レベル測定部13に於いて測定し、測定した受信レ
ベルを比較部16に加える。この受信部18及び受信レ
ベル測定部13は、既に知られた各種の構成を採用する
ことができる。又受信部18に於いて受信した報知情報
の中の待ち受け制御情報を待ち受け制御情報読取部14
に於いて抽出する。
【0035】又認識部19は、自移動機がダイバーシチ
の有無等の受信性能を認識しているもので、RAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)やレジスタ等に受信性能を格納
した構成とすることができる。又待ち受け制御情報選択
部15は、認識部19に於ける自移動機の受信性能情報
を基に、複数種類の待ち受け制御情報の中から自移動機
に対応する待ち受け制御情報を選択するものである。こ
の場合、複数種類の待ち受け制御情報の配列順序と、移
動機の受信性能種別とを対応付けておくことにより、容
易に自移動機対応の待ち受け制御情報を選択することが
できる。
【0036】比較部16は、受信レベル測定部13に於
ける測定受信レベルと、待ち受け制御情報選択部15に
より選択した待ち受け制御情報の待ち受け許可レベルと
待ち受け劣化レベルとを比較し、制御部17は、測定受
信レベルが待ち受け許可レベル以上の場合は基地局11
のゾーン内に入ったと判断して待ち受け状態とし、待ち
受け劣化レベル以下に低下すると、基地局11のゾーン
から離れたと判断して基地局11に対する待ち受け状態
を解除する。又移動機12の待ち受け制御情報選択部1
5,比較部16,制御部17等の構成は、例えば、マイ
クロプロセッサの処理機能によって実現することも可能
である。
【0037】図3は待ち受け制御情報とエリアとの説明
図であり、基地局BSの待ち受け制御情報として、ダイ
バーシチ有りの移動機に対する待ち受け許可レベルを7
dBμ、待ち受け劣化レベルを5dBμとし、ダイバー
シチ無しの移動機に対する待ち受け許可レベルを14d
Bμ、待ち受け劣化レベルを12dBμとした場合を示
す。又移動機MS1はダイバーシチ無しで、受信レベル
が14dBμの時のBER(ビットエラーレート)は1
-3、移動機MS2はダイバーシチ有りで、受信レベル
が7dBμの時のBER(ビットエラーレート)は10
-3である場合、移動機MS1,MS2がa→b→・・・
・→iの経路で移動した場合の動作を説明する。
【0038】移動機MS1の認識部19(図2参照)に
はダイバーシチ無しの受信性能情報が格納され、移動機
MS2の認識部19にはダイバーシチ有りの受信性能情
報が格納されているから、待ち受け制御情報選択部15
に於いては、認識部19からの受信性能情報を基に、複
数種類の待ち受け制御情報の中のダイバーシチの有無に
対応した待ち受け制御情報を選択することができる。従
って、位置aに於いては、移動機MS1,MS2の受信
レベルは、待ち受け許可レベル及び待ち受け劣化レベル
以下であるから、制御部17は、基地局BSのゾーン外
であると判断できることになり、基地局BSに対しては
待ち受け状態に入らない。
【0039】又位置bに於いては、移動機MS1の受信
レベルは、待ち受け許可レベル及び待ち受け劣化レベル
以下であるからゾーン外であると判断し、移動機MS2
の受信レベルは、待ち受け劣化レベル以上であるが待ち
受け許可レベル以下であるからゾーン外であると判断で
きる。又位置cに於いては、移動機MS1の受信レベル
は、待ち受け許可レベル及び待ち受け劣化レベル以下で
あるからゾーン外であると判断し、移動機MS2の受信
レベルは、待ち受け許可レベル以上となるからゾーン内
と判断して待ち受け状態とする。
【0040】又位置dに於いては、移動機MS1の受信
レベルは、待ち受け劣化レベル以上であるが、待ち受け
許可レベル以下であるからゾーン外と判断し、移動機M
S2の受信レベルは、待ち受け許可レベル及び待ち受け
劣化レベル以上であるから継続して待ち受け状態とす
る。又位置eに於いては、移動機MS1の受信レベル
は、待ち受け許可レベル以上となるからゾーン内と判断
して待ち受け状態とし、移動機MS2の受信レベルは、
待ち受け許可レベル及び待ち受け劣化レベル以上である
から、継続して待ち受け状態とする。
【0041】又位置fに於いては、移動機MS1の受信
レベルは、待ち受け許可レベル以下であるが、待ち受け
劣化レベル以上であるから継続して待ち受け状態とし、
移動機MS2の受信レベルは、待ち受け許可レベル及び
待ち受け劣化レベル以上であるから継続して待ち受け状
態とする。又位置gに於いては、移動機MS1の受信レ
ベルは、待ち受け劣化レベル以下となるからゾーン外に
移動したと判断し、移動機MS2の受信レベルは、待ち
受け許可レベル及び待ち受け劣化レベル以上であるから
継続して待ち受け状態とする。
【0042】又位置hに於いては、移動機MS1の受信
レベルは、待ち受け許可レベル及び待ち受け劣化レベル
以下であるからゾーン外と判断し、移動機MS2の受信
レベルは、待ち受け許可レベル以下であるが、待ち受け
劣化レベル以上であるから継続して待ち受け状態とす
る。又位置iに於いては、移動機MS1の受信レベル
は、位置g,hと同様に待ち受け許可レベル及び待ち受
け劣化レベル以下であるからゾーン外と判断し、移動機
MS2の受信レベルは、待ち受け劣化レベル以下となる
から、ゾーン外であると判断する。
【0043】前述のように、移動機MS1,MS2の受
信性能に対応して待ち受け状態となるエリアを判断する
ものであり、各移動機は、ダイバーシチの有無等による
受信性能の相違に対応して通話品質が同一となるエリア
に於ける待ち受け制御を行うことができる。
【0044】図4は絶対値で表した待ち受け制御情報の
説明図であり、前述のように、ダイバーシチ有りの移動
機と、ダイバーシチ無しの移動機との受信性能の異なる
移動機が存在する場合に、a1,a2のように、待ち受
け制御情報の待ち受け許可レベルを1,2とし、a3,
a4のように、待ち受け劣化レベルも1,2として、例
えば、a5に一例を示す絶対値でレベルを表すことがで
きる。従って、図3について説明した場合のダイバーシ
チ有りとダイバーシチ無しの移動機に対する待ち受け許
可レベルはa6,a7に、待ち受け劣化レベルはa8,
a9にそれぞれ示すものとなる。
【0045】従って、移動機MS1に於いては、待ち受
け制御情報選択部15(図2参照)により、待ち受け制
御情報の中の待ち受け許可レベルa7(14dBμ)と
待ち受け劣化レベルa9(12dBμ)とを抽出し、又
移動機MS2に於いては、待ち受け制御情報選択部15
により、待ち受け制御情報の中の待ち受け許可レベルa
6(7dBμ)と待ち受け劣化レベルa8(5dBμ)
とを抽出して、それぞれ測定受信レベルと比較すること
になる。
【0046】図5は相対値で表した待ち受け制御情報の
説明図であり、待ち受け許可基準受信レベルb1に対し
て、ダイバーシチ有りの待ち受け許可レベルb2と、ダ
イバーシチ無しの待ち受け許可レベルb3とを付加し、
待ち受け劣化基準受信レベルb4に対して、ダイバーシ
チ有りの待ち受け劣化レベルb5と、ダイバーシチ無し
の待ち受け劣化レベルb6とを付加して、待ち受け制御
情報を構成する。
【0047】図6は基準値と相対値との説明図であり、
“00011000”を相対値の±0dBとし、“11
000000”を相対値の+7dBとし、“00000
011”を相対値の−7dBとした場合を示す。従っ
て、前述の図3に於ける待ち受け制御情報は、図5に於
いて、待ち受け許可基準受信レベルをb7(絶対値の7
dBμ)とすると、ダイバーシチ有りの待ち受け許可レ
ベルはb8(相対値の±0dBμ)、ダイバーシチ無し
の待ち受け許可レベルはb9(相対値の+7dBμ)と
なる。又待ち受け劣化基準受信レベルをb10(絶対値
の5dBμ)とすると、ダイバーシチ有りの待ち受け劣
化レベルはb11(相対値の±0dBμ)、ダイバーシ
チ無しの待ち受け劣化レベルはb12(相対値の+7d
Bμ)となる。
【0048】移動機は、前述の待ち受け制御情報を受信
して、待ち受け許可基準受信レベルを基に、ダイバーシ
チの有無に対応して相対値を加算することにより、自移
動機に対する待ち受け許可レベルを求めることができ
る。同様に、待ち受け劣化基準受信レベルを基に、ダイ
バーシチの有無に対応して相対値を加算することによ
り、自移動機に対する待ち受け劣化レベルを求めること
ができる。又待ち受け許可基準受信レベルと待ち受け劣
化基準受信レベルとを、例えば、ダイバーシチ有りの移
動機に対する待ち受け許可レベルと待ち受け劣化レベル
とし、ダイバーシチ無しの移動機に対して相対値で表し
た待ち受け許可レベルと待ち受け劣化レベルとを送出す
ることも可能である。即ち、複数の受信性能の移動機の
中の或る一つの受信性能の移動機に対する待ち受け制御
情報を基準値で表し、他の移動機に対する待ち受け制御
情報を相対値で表すことができる。
【0049】図7は可変長のフォーマットによる待ち受
け制御情報の説明図であり、待ち受け許可レベルc1と
待ち受け劣化レベルc2とは、それぞれ固定のビット位
置をフラグとし、フラグが立っている位置の待ち受け許
可レベル及び待ち受け劣化レベルが待ち受け制御情報に
含まれていることを示すものである。例えば、待ち受け
許可レベルc1の2個のフラグA,Dが立っている場
合、A用待ち受け許可レベルとB用待ち受け許可レベル
との2種類が含まれていることを示すことになる。又3
個のフラグB,C,Dが立っている場合は、B用待ち受
け許可レベルとC用待ち受け許可レベルとD用待ち受け
許可レベルとの3種類が含まれていることを示す。従っ
て、フォーマットは可変長形式となる。
【0050】例えば、フラグAをダイバーシチ有り用、
フラグDをダイバーシチ無し用とすると、絶対値で表し
たダイバーシチ有りと無しとの移動機に対する待ち受け
許可レベルはc3に示すものとなり、待ち受け劣化レベ
ルはc4に示すものとなる。従って、ダイバーシチ有り
の移動機は、1オクテット目の最初のフラグAが立って
いることから、2オクテット目がダイバーシチ有り用の
待ち受け許可レベル(7dBμ)であることを識別でき
る。又ダイバーシチ無しの移動機は、1オクテットのフ
ラグDが立っており、フラグAの次のフラグDであるこ
とから、3オクテット目がダイバーシチ無し用の待ち受
け許可レベル(14dBμ)であることを識別できる。
【0051】図8は本発明の第2の実施例の説明図であ
り、1種類の待ち受け制御情報を基地局から送出する場
合を示し、21は基地局、22は移動機、23は受信レ
ベル測定部、24は待ち受け制御情報読取部、25は待
ち受け制御情報換算部、26は比較部、27は制御部、
28は受信部、29は認識部である。
【0052】基地局21からの待ち受け制御情報は、例
えば、ダイバーシチ無しの移動機に対する待ち受け許可
レベルと待ち受け劣化レベルとから構成されており、ダ
イバーシチ無しの移動機は、待ち受け制御情報換算部2
5に於いて換算することなく、受信した待ち受け許可レ
ベルと待ち受け劣化レベルとを比較部26に加えて、受
信レベル測定部23に於いて測定した受信レベルと比較
することができる。又ダイバーシチ有りの移動機は、待
ち受け制御情報換算部25に於いて、ダイバーシチ無し
の移動機に対する待ち受け許可レベルと待ち受け劣化レ
ベルとを、ダイバーシチ有りの移動機に対する待ち受け
許可レベルと待ち受け劣化レベルとに換算するものであ
る。
【0053】例えば、図9に示す換算テーブルを設け、
ダイバーシチ無しの移動機に対する待ち受け許可レベル
が14dBμである場合、ダイバーシチ有りの移動機
は、7dBμの待ち受け許可レベルに換算することがで
きる。同様に、待ち受け劣化レベルが12dBμである
場合、ダイバーシチ有りの移動機は、5dBμの待ち受
け劣化レベルに換算することができる。なお、ダイバー
シチ有りの移動機に対する待ち受け制御情報を報知し、
ダイバーシチ無しの移動機に於いて換算する構成とする
ことも可能である。又待ち受け制御情報が相対値で表さ
れている場合は、受信レベル測定部23に於いて絶対値
で受信レベルを測定する場合、ダイバーシチ有りの場合
も無しの場合も、待ち受け制御情報換算部25に於いて
相対値から絶対値に換算することができる。
【0054】図10は本発明の第3の実施例の説明図で
あり、31は基地局、32は移動機、33はBER算出
部、34は待ち受け制御情報読取部、35は受信部、3
6は比較部、37は制御部である。この実施例は、待ち
受け許可レベルと待ち受け劣化レベルとに対応するビッ
トエラーレートBERによって表した待ち受け制御情報
を基地局31から送出する場合を示す。この場合、ビッ
トエラーレートが同一であれば、同一の通話品質が得ら
れることになり、又移動機32の受信性能が良い場合
は、受信レベルが低くても所望のビットエラーレートが
得られる。従って、ビットエラーレートによって表され
る待ち受け制御情報を1種類とすることができる。
【0055】移動機32は、受信部35により受信復調
した報知情報の同期ワードやカラーコード等の特定パタ
ーン或いは報知情報についての誤りチェックビットを用
いる等の方法で、BER算出部33に於いて受信ビット
エラーレートを算出する。又受信部35により受信復調
した報知情報の中の待ち受け制御情報を待ち受け制御情
報読取部34により抽出し、待ち受け許可レベルに対応
するビットエラーレートと、待ち受け劣化レベルに対応
するビットエラーレートとを比較部36に加える。制御
部37は、受信ビットエラーレートが待ち受け許可ビッ
トエラーレートより小さくなれば待ち受け状態に入り、
又受信ビットエラーレートが待ち受け劣化ビットエラー
レートより大きくなれば、待ち受け状態を解除する。
【0056】図11はBER(ビットエラーレート)を
用いた待ち受け制御情報の説明図であり、ダイバーシチ
有りと無しとのような受信性能の異なる移動機が混在し
ている場合でも、全移動機に共通の待ち受け許可BER
と待ち受け劣化BERとからなる待ち受け制御情報d1
を基地局から送出する。このBERのビットアサインの
一例をd2に示す。例えば、待ち受け許可BERを10
-3とし、待ち受け劣化BERを5×10-3とすると、d
3に示す構成となる。
【0057】例えば、ダイバーシチ有りの移動機では、
BER=10-3の場合の受信レベルは7dBμ、ダイバ
ーシチ無しの移動機では、BER=10-3の場合の受信
レベルは14dBμとなり、ダイバーシチ有りの移動機
は、受信レベルが7dBμ以上であればBER算出部3
3に於いて算出した受信ビットエラーレートが10-3
下となるから、待ち受け状態に入ることになる。その場
合、ダイバーシチ無しの移動機は、受信レベルが7dB
μであると、BER算出部33に於いて算出した受信ビ
ットエラーレートは、10-3以下とはならないから、待
ち受け状態に入ることはできない。従って、移動機の受
信性能に対応して待ち受け状態に入るエリアが自動的に
設定されることになる。
【0058】図12は本発明の第4の実施例の説明図で
あり、41は基地局、42は移動機、43は受信レベル
測定部、44は報知情報読取部、45は報知情報選択
部、46は比較部、47は制御部、48は受信部、49
は認識部、50は待ち受け制御情報読取部である。
【0059】図13は複数報知情報を用いる場合の説明
図であり、基地局41は、複数種類の報知情報1〜nを
送出する。各報知情報1〜nには、それぞれ待ち受け制
御情報1〜nを含むものである。そして、メッセージ種
別ビットアサインとして、報知情報は“1010000
1”とし、ダイバーシチ有り用の報知情報と、ダイバー
シチ無し用の報知情報とを、5ビットの“0001
0”,“00011”によって表す場合を示す。
【0060】従って、ダイバーシチ有り用の報知情報
は、例えば、e1に示すように、絶対値で表す待ち受け
許可レベル(7dBμ)と、待ち受け劣化レベル(5d
Bμ)とを含み、ダイバーシチ無し用の報知情報は、例
えば、e2に示すように、絶対値で表す待ち受け許可レ
ベル(14dBμ)と、待ち受け劣化レベル(12dB
μ)とを含むものとなる。
【0061】ダイバーシチ有りの移動機は、受信部48
により受信復調した報知情報を、報知情報読取部44に
より読取り、報知情報選択部45に於いてダイバーシチ
有り用のメッセージ種別の“10100010”を有す
る報知情報e1を選択する。待ち受け制御情報読取部5
0は、選択された報知情報e1の中の待ち受け許可レベ
ルの“0110011”(7dBμ)と、待ち受け劣化
レベルの“0110001”(5dBμ)とを読取り、
比較部46に加える。
【0062】又ダイバーシチ無しの移動機の報知情報選
択部45は、ダイバーシチ無し用のメッセージ種別の
“10100011”を有する報知情報e2を選択す
る。そして、待ち受け制御情報読取部50は、選択され
た報知情報e2の中の待ち受け許可レベルの“0111
010”(14dBμ)と、待ち受け劣化レベルの“0
111000”(12dBμ)とを読取り、比較部46
に加える。
【0063】従って、基地局41からの1種類の待ち受
け制御情報により、受信性能の異なる各種の移動機は、
それぞれ自移動機の受信性能に対応した待ち受け制御を
行うことが可能となる。
【0064】本発明は、前述の各実施例にのみ限定され
るものではなく、種々付加変更することができるもので
あり、例えば、ビットエラーレートを用いた待ち受け制
御情報を複数種類とし、通話品質が低くても良い移動機
に対しての待ち受け制御と、所定の通話品質を確保でき
ることを希望する移動機に対しての待ち受け制御とを行
うことも可能である。又ビットエラーレートを用いた場
合も、基準値に対する相対値で待ち受け許可ビットエラ
ーレートと待ち受け劣化ビットエラーレートを表すこと
も可能である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、基地局
1から移動機2の受信性能に対応した複数種類の待ち受
け制御情報を送出し、移動機2は、自移動機の受信性能
に対応した待ち受け制御情報を選択して待ち受け制御を
行うものであり、移動機2の受信性能に対応した待ち受
け制御が可能となるから、例えば、特性の良い移動機に
対しては、待ち受け状態のエリアを広くすることができ
る。それによって、移動通信システムのサービスを向上
できる利点がある。
【0066】又1種類の待ち受け制御情報を基地局1か
ら送出する場合は、移動機2に換算機能を付加し、自移
動機の受信性能に対応した待ち受け制御情報に換算して
待ち受け制御を行うことができる。それによって、移動
機2の受信性能に対応した待ち受け制御が可能となる。
又ビットエラーレートを用いて待ち受け制御情報を構成
した場合、各移動機2も受信ビットエラーレートを算出
して待ち受け制御情報と比較することにより、待ち受け
制御が可能となり、このビットエラーレートは、通話品
質と直接的に関連があるから、1種類の待ち受け制御情
報として、各種の受信性能の移動機に対して待ち受け制
御を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第1の実施例の説明図である。
【図3】待ち受け制御情報とエリアとの説明図である。
【図4】絶対値で表した待ち受け制御情報の説明図であ
る。
【図5】相対値で表した待ち受け制御情報の説明図であ
る。
【図6】基準値と相対値との説明図である。
【図7】可変長のフォーマットによる待ち受け制御情報
の説明図である。
【図8】本発明の第2の実施例の説明図である。
【図9】待ち受け制御情報の換算テーブルの説明図であ
る。
【図10】本発明の第3の実施例の説明図である。
【図11】BERを用いた待ち受け制御情報の説明図で
ある。
【図12】本発明の第4の実施例の説明図である。
【図13】複数報知情報を用いる場合の説明図である。
【図14】従来例の説明図である。
【図15】待ち受け制御情報の説明図である。
【図16】従来例の移動機の移動動作説明図である。
【符号の説明】
1 基地局 2 移動機 3 受信レベル測定部 4 待ち受け制御情報読取部 5 待ち受け制御情報選択部 6 比較部 7 制御部 8 受信部

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局(1)から移動機(2)に対する
    待ち受け許可レベルと待ち受け劣化レベルとを示す待ち
    受け制御情報を報知情報によって通知し、前記移動機
    (2)は、受信レベルが、前記待ち受け許可レベル以上
    の時に待ち受け状態に入り、該待ち受け状態を前記待ち
    受け劣化レベル以下になるまで継続する移動通信システ
    ムに於いて、 前記移動機(2)は、前記待ち受け制御情報を受信して
    自移動機の受信性能に対応した前記待ち受け許可レベル
    と待ち受け劣化レベルとで待ち受け処理する構成を備え
    たことを特徴とする移動通信システム。
  2. 【請求項2】 前記基地局(1)は、前記移動機(2)
    の受信性能に対応した種別の待ち受け許可レベルと待ち
    受け劣化レベルとからなる複数種類の待ち受け制御情報
    を送出し、前記移動機(2)は、前記待ち受け制御情報
    を受信して自移動機の受信性能に対応した前記待ち受け
    許可レベルと待ち受け劣化レベルとを選択処理する構成
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の移動通信シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記移動機(2)は、受信レベルを測定
    する受信レベル測定部(3)と、前記報知情報の中の待
    ち受け制御情報を抽出する待ち受け制御情報読取部
    (4)と、該待ち受け制御情報読取部(4)に於いて読
    取った待ち受け制御情報の中の自移動機に対応した種類
    の待ち受け制御情報を選択する待ち受け制御情報選択部
    (5)と、該待ち受け制御情報選択部(5)に於いて選
    択した待ち受け制御情報の待ち受け許可レベル及び待ち
    受け劣化レベルと前記受信レベル測定部(3)に於いて
    測定した受信レベルとを比較する比較部(6)と、該比
    較部(6)の比較出力によって待ち受け状態とするか否
    かを制御する制御部(7)とを備えたことを特徴とする
    請求項1記載の移動通信システム。
  4. 【請求項4】 前記基地局(1)は、前記移動機(2)
    の受信性能種別対応に絶対値で表した前記待ち受け許可
    レベル及び待ち受け劣化レベルからなる待ち受け制御情
    報を送出することを特徴とする請求項1記載の移動通信
    システム。
  5. 【請求項5】 前記基地局(1)は、絶対値で表した基
    準レベルと、該基準レベルに対する相対値で表したレベ
    ルとによる前記待ち受け許可レベルと待ち受け劣化レベ
    ルとを用いた待ち受け制御情報を送出することを特徴と
    する請求項1記載の移動通信システム。
  6. 【請求項6】 前記基地局(1)は、前記移動機(2)
    の受信性能種別をビット位置で表したフラグと、該フラ
    グを立てた種別の待ち受け制御情報とからなる可変長フ
    ォーマットにより送出することを特徴とする請求項1記
    載の移動通信システム。
  7. 【請求項7】 前記基地局(1)は、前記移動機(2)
    の受信性能種別対応の報知情報にそれぞれ該受信性能種
    別対応の待ち受け制御情報を含ませて送出し、前記移動
    機(2)は、自移動機の受信性能に対応した前記報知情
    報を受信し、該報知情報に含まれた前記待ち受け制御情
    報を受信処理することを特徴とする請求項1記載の移動
    通信システム。
  8. 【請求項8】 基地局(1)から移動機(2)に対する
    待ち受け許可レベルと待ち受け劣化レベルとを示す待ち
    受け制御情報を報知情報によって通知し、前記移動機
    (2)は、受信レベルが、前記待ち受け許可レベル以上
    の時に待ち受け状態に入り、該待ち受け状態を前記待ち
    受け劣化レベル以下になるまで継続する移動通信システ
    ムに於いて、 前記基地局(1)は、1種類の前記待ち受け制御情報を
    送出し、前記移動機(2)は、前記待ち受け制御情報を
    基に、自移動機の受信性能に対応した待ち受け許可レベ
    ルと待ち受け劣化レベルとに変換する構成を備えたこと
    を特徴とする移動通信システム。
  9. 【請求項9】 前記移動機(2)は、受信レベルを測定
    する受信レベル測定部と、前記報知情報の中の待ち受け
    制御情報を抽出する待ち受け制御情報読取部と、該待ち
    受け制御情報読取部に於いて読取った待ち受け制御情報
    を基に自移動機の受信性能に対応した待ち受け制御情報
    に換算する待ち受け制御情報換算部と、該待ち受け制御
    情報換算部に於いて換算した待ち受け制御情報の待ち受
    け許可レベル及び待ち受け劣化レベルと前記受信レベル
    測定部に於いて測定した受信レベルとを比較する比較部
    と、該比較部の比較出力によって待ち受け状態とするか
    否かを制御する制御部とを備えたことを特徴とする請求
    項8記載の移動通信システム。
  10. 【請求項10】 待ち受け許可レベル及び待ち受け劣化
    レベルに対応するビットエラーレートにより待ち受け制
    御情報を構成したことを特徴とする請求項1,2,4,
    5,6,7,又は8記載の移動通信システム。
  11. 【請求項11】 前記移動機(2)は、受信信号のビッ
    トエラーレートを測定するビットエラーレート測定部
    と、待ち受け制御情報を抽出する待ち受け制御情報読取
    部と、該待ち受け制御情報読取部に於いて読取った待ち
    受け制御情報の待ち受け許可レベルと待ち受け劣化レベ
    ルとに対応するビットエラーレートと前記ビットエラー
    レート算出部による受信ビットエラーレートとを比較す
    る比較部と、該比較部の比較出力によって待ち受け状態
    とするか否かを制御する制御部とを備えたことを特徴と
    する請求項10記載の移動通信システム。
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