JP3367330B2 - 摩擦動特性測定装置 - Google Patents

摩擦動特性測定装置

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JP3367330B2 JP09489596A JP9489596A JP3367330B2 JP 3367330 B2 JP3367330 B2 JP 3367330B2 JP 09489596 A JP09489596 A JP 09489596A JP 9489596 A JP9489596 A JP 9489596A JP 3367330 B2 JP3367330 B2 JP 3367330B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、供試体である摩擦
材と摺動部とが摺動接触するときの該摩擦材と該摺動部
との間に作用する押圧力と摩擦力を測定する摩擦動特性
測定装置において、前記摩擦材および摺動部を含む共振
系の共振周波数で自励的に前記摩擦材と前記摺動部との
摺動速度を変動させるとともに、前記共振系の共振周波
数で強制的に前記摩擦材と前記摺動部との摺動速度を変
動させる摺動速度変動手段を備え、捩じり振動系の自励
振動を吸収する摩擦材の振動発生の可能性の評価を可能
にする摩擦動特性測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】摩擦材を利用して駆動または制動を行う
装置において、摩擦振動が発生する場合があり、この時
の摩擦材の摩擦振動における摩擦係数の速度勾配を、測
定装置において、上記装置における実際の摩擦振動の条
件下で測定することが出来れば、摩擦材の材料単体の特
性にて上記装置における摩擦振動への対応が可能とな
り、上記装置等での試験を簡略化することが出来る。
【0003】上記摩擦振動は、摩擦係数μの速度勾配
(dμ/dV値)が大きく関係するため、その特性を一
つの評価項目としている。それは、摩擦係数の速度勾配
が負の場合には、振動による速度変化に対応して前記摩
擦材の摩擦面に垂直に作用する荷重と摩擦面における振
動する物体の摩擦係数の積である摩擦力がその振動を維
持または振動の振幅を大きくする方向に作用するためで
ある。
【0004】従来、摩擦材単体の評価として摩擦係数の
速度勾配を測定するためには、対象となる速度範囲また
は特定の速度範囲において、いくつかの速度を選択し、
その各速度において定速度の摩擦係数を測定することに
よって速度領域に対する摩擦係数の変化を求めており、
実際の振動する条件下では速度が振動周波数にて変化す
るのに対して適切な速度勾配を求めていないという欠点
があった。そのために、従来の摩擦材単体の摩擦特性の
測定方法では実際の現象を予測することが出来ずに、材
料の評価の他に最終確認として実際の使用状態での評価
が必要であり、多くの作業の時間や工数を要していた。
【0005】また従来の実際の装置で発生する振動を模
擬する試験装置(特開昭62−832、特開平05−1
26683)は、実際に使用される装置と同様の振動系
を試験機に設置実現して、実際の装置で発生すると考え
られる振動を試験機にて模擬し、試験機における振動発
生の有無により実際の装置における振動発生を評価する
ものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の摩擦材単体の評
価方法は、摩擦係数の速度勾配を測定するためにいくつ
かの速度を選択し、その各速度において定速度の摩擦係
数を測定することによって速度領域に対する摩擦係数の
変化を求めるものであり、実際の装置における振動条件
下では、速度が振動周波数に応じて変化するのに対して
適切な速度勾配を求めることが出来ないないという問題
があった。そのために、従来の摩擦材単体評価方法で
は、実際の現象を予測することが出来ずに、材料の評価
の他に最終確認として実際の使用状態での評価が必要で
あり、多くの作業の時間や工数を要するという問題があ
った。
【0007】上記従来の振動模擬試験装置は、実際の装
置で発生すると考えられる振動を試験機にて模擬し、試
験機における振動発生の有無により実際の装置における
振動発生を評価するものであるので、この装置によって
評価できることは評価した摩擦材がある程度以上に摩擦
振動を生じさせる能力のある材料に限られるという問題
があった。
【0008】すなわち従来の振動模擬試験装置は、評価
の適否が摩擦振動が生ずる摩擦材か否かで決定され、摩
擦材の中で摩擦振動が生ずる材料か否かを評価するに過
ぎないものであるという問題があった。
【0009】図5と図6に摩擦振動に対して評価の異な
る材料を用いた場合の測定結果を示す。図5の材料Aは
摩擦振動を生じ易い材料であるために、摩擦特性測定装
置の固有振動数にて振動しているが、図6の材料Bは摩
擦振動を生じ難い材料すなわち捩じり振動系の自励振動
を吸収する性質を有する材料であるために、振動が発生
していない。上記評価装置においては、上記材料Aおよ
び材料Bのように材料の特性が大きく異なる場合には振
動の有無として評価できるが、例えば第3の材料Cが材
料Bと同様に振動を発生しなかった場合に、材料Cと材
料Bとの優位関係は不明であり、捩じり振動系の自励振
動を吸収する性質を有する材料の摩擦材の振動発生の可
能性の評価が出来ないという問題があった。
【0010】そこで本発明者らは、供試体である摩擦材
と摺動部とが摺動接触するときの該摩擦材と該摺動部と
の間に作用する押圧力と摩擦力を測定する摩擦動特性測
定装置において、前記摩擦材および摺動部を含む共振系
の共振周波数で自励的に前記摩擦材と前記摺動部との摺
動速度を変動させるとともに、前記共振系の共振周波数
で強制的に前記摩擦材と前記摺動部との摺動速度を変動
させるという本発明の技術的思想に着眼し、さらに研究
開発を重ねた結果、捩じり振動系の自励振動を吸収する
摩擦材の振動発生の可能性の評価を可能にするととも
に、摩擦材の振動発生のし易さの評価を可能にするとい
う目的を達成する本発明に到達したものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)の摩擦動特性測定装置は、供試体である摩
擦材と摺動部とが摺動接触するときの該摩擦材と該摺動
部との間に作用する押圧力と摩擦力を測定する摩擦動特
性測定装置において、前記摩擦材および摺動部を含む共
振系の共振周波数で自励的に変動している前記摩擦材お
よび前記摺動部の摺動速度を、前記共振系の共振周波数
で強制的に変動させる摺動速度変動手段を備えているも
のである。
【0012】本発明(請求項2に記載の第2発明)の摩
擦動特性測定装置は、供試体である摩擦材を保持する保
持手段と、該摩擦材と摺動接触する摺動部と、該摺動部
を前記摩擦材に押圧する押圧手段と、前記摺動部と前記
摩擦材とを摺動させる摺動手段と、前記押圧力を検出す
る押圧力検出手段と、前記摺動部と前記摩擦材との間に
発生する摩擦力を検出する摩擦力検出手段と、前記摩擦
材、前記供試体保持手段、及び前記摺動部から成る共振
系の共振周波数で自励的に前記摩擦材と前記摺動手段と
の摺動速度を変動させる第1の摺動速度変動手段と、前
記共振系の共振周波数で強制的に前記摩擦材と前記摺動
手段との摺動速度を変動させる第2の摺動速度変動手段
とから成るものである。
【0013】本発明(請求項3に記載の第3発明)の摩
擦動特性測定装置は、前記第2発明において、前記第2
の摺動速度変動手段が、前記共振系に作用する外力を変
動させる外力変動手段によって構成されているものであ
る。
【0014】本発明(請求項4に記載の第4発明)の摩
擦動特性測定装置は、前記第3発明において、前記外力
変動手段が、押圧力を変動させる押圧力変動手段によっ
て構成されているものである。
【0015】本発明(請求項5に記載の第5発明)の摩
擦動特性測定装置は、前記第3発明において、前記外力
変動手段が、前記共振系内の回転体に制動力を付与する
制動力付与手段によって構成されているものである。
【0016】(作用)上記構成より成る第1発明の摩擦
動特性測定装置は、供試体である摩擦材と摺動部とが摺
動接触するときの該摩擦材と該摺動部との間に作用する
押圧力と摩擦力を測定する摩擦動特性測定装置におい
て、前記摺動速度変動手段が前記摩擦材および摺動部を
含む共振系の共振周波数で自励的に変動している前記摩
擦材および前記摺動部の摺動速度を、前記共振系の共振
周波数で強制的に変動させるものである。
【0017】上記構成より成る第2発明の摩擦動特性測
定装置は、前記保持手段によって保持された前記供試体
である摩擦材に対して、前記押圧手段が該摩擦材と摺動
接触する摺動部を押圧し、前記摺動手段が、前記摺動部
と前記摩擦材とを摺動させ、前記第1の摺動速度変動手
段が前記摩擦材、前記供試体保持手段、及び前記摺動部
から成る共振系の共振周波数で自励的に前記摩擦材と前
記摺動手段との摺動速度を変動させるとともに、前記第
2の摺動速度変動手段が前記共振系の共振周波数で強制
的に前記摩擦材と前記摺動手段との摺動速度を変動させ
た状態において、前記押圧力検出手段が、前記押圧力を
検出するとともに、前記摩擦力検出手段が前記摺動部と
前記摩擦材との間に発生する摩擦力を検出するものであ
る。
【0018】上記構成より成る第3発明の摩擦動特性測
定装置は、前記第2発明において、前記第2の摺動速度
変動手段を構成する前記外力変動手段が、前記共振系に
作用する外力を変動させるものである。
【0019】上記構成より成る第4発明の摩擦動特性測
定装置は、前記第3発明において、前記外力変動手段を
構成する前記押圧力変動手段が、押圧力を変動させるも
のである。
【0020】上記構成より成る第5発明の摩擦動特性測
定装置は、前記第3発明において、前記外力変動手段を
構成する前記制動力付与手段が、前記共振系内の回転体
に制動力を付与するものである。
【0021】
【発明の効果】上記作用を奏する第1発明の摩擦動特性
測定装置は、前記摺動速度変動手段が前記摩擦材および
摺動部を含む共振系の共振周波数で自励的に変動してい
る前記摩擦材および前記摺動部の摺動速度を、前記共振
系の共振周波数で強制的に変動させるので、捩じり振動
系の自励振動を吸収する摩擦材の振動発生の可能性の評
価を可能にするという効果を奏する。
【0022】上記作用を奏する第2発明の摩擦動特性測
定装置は、前記第1の摺動速度変動手段が、前記摩擦
材、前記供試体保持手段、及び前記摺動部から成る共振
系の共振周波数で自励的に前記摩擦材と前記摺動手段と
の摺動速度を変動させるとともに、前記第2の摺動速度
変動手段が前記共振系の共振周波数で強制的に前記摩擦
材と前記摺動手段との摺動速度を変動させた状態におい
て、前記押圧力検出手段が、前記押圧力を検出するとと
もに、前記摩擦力検出手段が前記摺動部と前記摩擦材と
の間に発生する摩擦力を検出するので、捩じり振動系の
自励振動を吸収する摩擦材の振動発生の可能性の評価を
可能にするという効果を奏する。
【0023】上記作用を奏する第3発明の摩擦動特性測
定装置は、前記外力変動手段が、前記共振系に作用する
外力を変動させるものであるので、摺動速度の変動制御
および摩擦材の評価を容易に行うことが出来るという効
果を奏する。
【0024】上記作用を奏する第4発明の摩擦動特性測
定装置は、前記押圧力変動手段が、押圧力を変動させる
ものであるので、摺動速度の変動制御および摩擦材の評
価を容易に行うことが出来るという効果を奏する。
【0025】上記作用を奏する第5発明の摩擦動特性測
定装置は、前記制動力付与手段が、前記共振系内の回転
体に制動力を付与するものであるので、前記摩擦特性測
定部にて測定されるデータには荷重の変動がないため、
荷重勾配を考慮する必要がないため、データの整理が容
易になるという効果を奏する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
図面を用いて説明する。
【0027】(第1実施形態)本第1実施形態の摩擦動
特性測定装置1は、図1に示されるように供試体である
摩擦材10を保持する保持手段11と、該摩擦材10と
摺動接触する摺動部12と、該摺動部12を前記摩擦材
10に押圧する押圧手段13と、前記摺動部12と前記
摩擦材10とを摺動させる摺動手段14と、前記押圧力
を検出する押圧力検出手段15と、前記摺動部12と前
記摩擦材10との間に発生する摩擦力を検出する摩擦力
検出手段16と、前記摩擦材10、前記供試体保持手段
11、及び前記摺動部12から成る共振系の共振周波数
で自励的に前記摩擦材10と前記摺動手段14との摺動
速度を変動させる第1の摺動速度変動手段17と、前記
共振系の共振周波数で強制的に前記摩擦材10と前記摺
動手段14との摺動速度を変動させる第2の摺動速度変
動手段18とから成るものである。
【0028】前記摩擦動特性測定装置1は、同軸的に間
隔をおいて対向して配設された回転軸2および3と、該
回転軸2および3にそれぞれ配設されたフライホイール
5および6と、前記対向する回転軸2および3の間に介
挿されたトーション部4と、前記回転軸3に配設された
摩擦特性測定部8とを備えている。
【0029】前記トーション部4は、ベルト、バネ、ゴ
ムなど回転差による捩じりに対して剛性を有してトルク
を発生し得るものであれば良いが、本第1実施形態にお
いては捩じりに対する線形性の良い鋼製のトーション軸
を用いた。
【0030】前記回転軸2は、両端において軸支されフ
ライホイール5が中央に配設され回転駆動装置の一例で
あるモータ7に一端が結合され、トーション軸4に一端
が結合され、該トーション軸4を介して前記摩擦特性測
定部8へと回転が伝えられる様に構成されている。
【0031】前記回転軸3は、両端において軸支されフ
ライホイール6が中央に配設され、一端が前記トーショ
ン軸4に結合され、軸の回転を検出するための装置であ
るスリット付き円盤190が前記フライホイール6に近
接して配設され、他端に前記摩擦材10の動特性を測定
する前記摩擦特性測定部8が配設されている。
【0032】前記フライホイール5,6は、装置の振動
系の捩じり固有振動数が測定したい周波数になる様に前
記トーション軸4の剛性と共にその慣性が計算され、そ
の寸法が決定される。前記トーション軸4は、前記フラ
イホイール5,6と共に軸の捩じり振動を生じさせるた
めに、前記回転軸2および3より軸径を細くするとか肉
厚を薄くするなどの手段によって剛性を小さくしてあ
り、要求される速度変化を十分に得られるように設定さ
れている。また、前記回転軸2,3は、前記トーション
軸4と前記フライホイール5,6によって生じる捩じり
振動を伝えるのに十分な剛性を持っている。上記構成要
素によって、本第1実施形態における前記摩擦材10、
前記供試体保持手段11、及び前記摺動部12から成る
共振系の共振周波数で自励的に前記摩擦材10と前記摺
動手段14との摺動速度を変動させる第1の摺動速度変
動手段17が構成される。
【0033】前記摩擦特性測定部8のケース内には、図
1に示されるように前記摩擦材10の一方の円板状の部
材101が保持具によって前記回転軸3の一端に固着さ
れることにより同一回転になるように保持され、他方の
環状の摩擦材102が摩擦特性測定部8の内部にサンド
イッチ状に対向して配設され固定されている。
【0034】前記押圧手段13は、対向して配設された
サンドイッチ状の前記環状の摩擦材102の一方を押し
付けることによって、前記一方の摩擦材101を挾着す
る略T字状のピストン130によって構成される。
【0035】押圧力調整手段180は、荷重計150を
介して前記押圧手段13のピストンを押圧する油圧ピス
トンと圧力を変動させる事が可能な油圧源によって構成
され、前記摩擦材10に作用する押圧力を強制的に変動
させるもので、前記共振系の共振周波数で強制的に前記
摩擦材10と前記摺動手段14との摺動速度を変動させ
る第2の摺動速度変動手段18を構成するものである。
【0036】前記押圧力検出手段15は、前記押圧力調
整手段180と前記ピストン130との間に介挿された
荷重計150によって構成され、前記摩擦材10に作用
する前記押圧力を検出し得る構成より成る。
【0037】前記摩擦力検出手段16は、前記摩擦特性
測定部8のケース内部に介挿された前記摩擦材10の一
方の摩擦材101がケース内部に載置された環状の摩擦
材102を回転させようとする力を検出する前記ケース
の側壁に配設された荷重計160によって構成され、前
記他方の摩擦材102に作用する接線力測定して前記摺
動部12と前記摩擦材10との間に発生する摩擦力を検
出する構造を備えたものである。
【0038】回転センサ19は、前記フライホイール6
に近接して前記回転軸3に配設された前記スリット付き
円盤190のスリットに対向して配設された例えば磁気
的な非接触センサによって構成され、回転に伴うスリッ
トをカウントすることにより前記摩擦材10および回転
軸3の回転数を検出するものである。
【0039】上記構成より成る第1実施形態の摩擦動特
性測定装置の作用について、以下に説明する。
【0040】前記モータ7が、前記回転軸2と前記トー
ション軸4と前記回転軸3を介して前記摩擦特性測定部
8のケース中の前記回転軸3と同一回転をする前記摩擦
材10と前記回転軸2,3に取付けられた前記フライホ
イール5,6が、前記摩擦材10の摺動面で所定の周速
度になるような回転数で回転するように作動される。
【0041】次に摩擦特性測定部8において、前記回転
軸3と同一回転する前記一方の摩擦材101と前記摩擦
特性測定部8のケース内部に配設された前記他方の摩擦
材102とを押しつける力によって発生する接線力を測
定する。
【0042】前記摩擦材の速度勾配(dμ/dV値)が
十分に負であれば、一定の押しつけ力の条件下で前記ト
ーション軸4と前記フライホイール5,6等によって定
まる装置特有の振動系の固有の周波数で捩じり振動が発
生し、前記荷重計150を介してからの押しつけ力と荷
重計160からの接線力と前記センサ19からの回転数
のデータから目的とする摩擦特性が容易に求められる。
【0043】前記摩擦材10の速度勾配が十分に負でな
い場合や、前記摩擦材10の速度勾配が零または正の場
合には一定の押しつけ力の条件下では捩じり振動が発生
しないが、前記押圧力調整手段180によって押しつけ
力を適切な周波数で変化させることによって、捩じり振
動を発生させることが出来る。
【0044】この場合、測定された摩擦係数には、押し
つけ力の変化による荷重勾配と速度の変化による速度勾
配が共存しているが、荷重勾配と速度勾配が独立と仮定
することにより、次式を用いて目的とする摩擦材の摩擦
特性を得ることができる。 (接線力)/(荷重)=μ0 +(荷重勾配)×(荷重変
化)+(速度勾配)×(速度変化) ここで、μ0 は平均荷重、平均速度における摩擦係数で
ある。
【0045】摩擦特性の測定「評価方法1」は、摩擦特
性を測定しようとする前記摩擦材10を前記摩擦特性測
定部8に設置し、目的の速度変動周波数になるように前
記フライホイール5,6と前記トーション軸4が選定さ
れ、前記モータ7により平均の回転が前記回転軸2に与
えられ、次に、摩擦特性を測定する平均荷重を供試材に
加えて行われる。
【0046】前記摩擦材10の摩擦係数の速度勾配が十
分に負であれば、この段階にて捩じり振動が生じて目的
とする摩擦特性が計測される。捩じり振動が発生しない
場合には、平均荷重に装置の固有の捩じり共振周波数近
傍の荷重変動を前記押圧力調整手段180によって付加
することによって捩じりトルクが変化して捩じり振動が
生じ、前記モータ7による一定回転に加えて振動による
回転変動を生じさせることができる。
【0047】この回転変動は、摩擦材を取付けた回転軸
3と同一回転する前記円盤190にあるスリットの位置
を前記センサ19によって検出し、回転を検知する手段
によって測定される。回転角に対して一定な信号を検知
し、その信号の間隔を測定することによって8の信号間
の瞬時の回転を知ることが出来る。
【0048】前記円盤190に形成したスリットの数を
多くして、1回転に発生する信号の数が多い程、回転変
動を細かにしかも正確に知ることが可能である。そのよ
うに測定された瞬時の回転数、すなわち瞬時の速度に対
応する摩擦係数が計算される。このようにして計算され
た瞬時の摩擦係数と荷重変化分、速度変化を用いて速度
勾配や荷重勾配が算出できる。
【0049】図2は第1実施形態の装置を用いて、摩擦
材Bの特性を特定した例である。測定条件は、潤滑油中
での摩擦で、油温は80℃、荷重は変動荷重である。図
2は上から荷重、摩擦力(接線力)、回転数の時間変化
を示しており、横軸の時間は0.5秒間である。荷重は
平均荷重はおよそ300kgであり振幅およそ50kg
で周波数およそ18Hzの変動荷重を加えた変動荷重で
あり、その結果回転数は、平均回転数はおよそ150r
pmであり、振幅はおよそ60rpmで、周波数はおよ
そ18Hzの変動回転数となり、接線力も同様におよそ
18Hzで変動している。
【0050】この測定結果から摩擦係数の速度勾配を計
算するとおよそ−0.001(sec/m)となる。他
の特性の悪い摩擦材Aでの測定では摩擦係数の速度勾配
がおよそ−0.01(sec/m)であるから、摩擦材
Bは特性の悪い摩擦材Aに比べて摩擦振動を起こす能力
が十分低いことが明確となる。
【0051】これらの摩擦材を使用する機械によっては
これらの摩擦材の違いが明確になる場合と分からない場
合がある。使用する機械の振動に対する減衰によって評
価が異なる。機械の振動に対する減衰が十分に大きけれ
ば両材料ともに振動は発生しない。減衰の値によって
は、悪い材料のみ振動が発生する。
【0052】上記作用を奏する第1実施形態の摩擦動特
性測定装置は、前記第1の摺動速度変動手段17が、前
記摩擦材、前記供試体保持手段、及び前記摺動部から成
る共振系の共振周波数で自励的に前記摩擦材と前記摺動
手段との摺動速度を変動させるとともに、前記第2の摺
動速度変動手段18が前記共振系の共振周波数で強制的
に前記摩擦材と前記摺動手段との摺動速度を変動させた
状態において、前記押圧力検出手段15が、前記押圧力
を検出するとともに、前記摩擦力検出手段16が前記摺
動部と前記摩擦材との間に発生する摩擦力を検出するの
で、捩じり振動系の自励振動を吸収する摩擦材の振動発
生の可能性の評価を可能にするとともに、前記摩擦材2
0の振動発生のし易さの評価を可能にするという効果を
奏する。
【0053】また第1実施形態の摩擦動特性測定装置
は、前記摩擦材10の摩擦特性の速度勾配を実際に問題
となる周波数にて速度を変化させて測定することによっ
て、材料が実際に使用された場合の摩擦振動に対する評
価が従来に増して精度が向上し、これまでの評価では不
可欠であった実機での評価を簡略化でき、能率よく材料
開発できるという効果を奏するものである。
【0054】さらに第1実施形態の摩擦動特性測定装置
は、実際に使用されている実機に比べて試験装置での評
価であるために、外乱が少なく温度などの環境設定が容
易であり、精度と再現性が良いことによって、摩擦材の
改良開発を効率良く行えるようになるという効果を奏す
るものである。
【0055】また第1実施形態の摩擦動特性測定装置
は、これまでの摩擦振動に対する摩擦特性の評価に比べ
て、摩擦振動に対する摩擦特性の優位性が高いレベルで
評価できることにより、予想を越えた外乱や特性の劣化
に対して余裕ある設計が可能となり製品として信頼性が
向上するという効果を奏するものである。
【0056】さらに第1実施形態の摩擦動特性測定装置
は、摩擦動特性を測定する装置において、目的の振動周
波数に合わせた周波数において加振することによって、
前記摩擦特性測定部8の速度に所定の速度変化を与え、
より実用的な摩擦特性の測定を可能にするという効果を
奏する。
【0057】また第1実施形態の摩擦動特性測定装置
は、実際の機器における摩擦振動を、使用する摩擦材料
によって制御しようとする場合に、材料単体の評価によ
ってその制御が容易に行えるような実際の現象に則した
摩擦材の単体評価方法を与えるという効果を奏する。
【0058】さらに第1実施形態の摩擦動特性測定装置
は、摩擦材の単体評価のみでなく実際の機器での評価を
も行っていた試験を簡素化することによって、効率のよ
い摩擦振動の制御手法の確立に寄与するという効果を奏
する。
【0059】また第1実施形態の摩擦動特性測定装置
は、摩擦振動制御に対する材料評価として、摩擦振動が
発生してしまう抑制能力の低い材料の評価に留まらず
に、摩擦振動を抑制する能力の評価として実際の機器に
使用した場合において摩擦振動が発生しない領域での摩
擦材評価にも幅広く対応でき、実際の機器に使用した場
合の使用条件の変化に対する摩擦振動抑制能力の向上な
どのより良い摩擦材料の開発に寄与するという効果を奏
する。
【0060】さらに第1実施形態の摩擦動特性測定装置
は、摩擦振動の原因となり得る摩擦係数μの速度勾配
(dμ/dV値)を、摩擦振動の周波数にて速度が変化
する状態下で測定することを可能にするという効果を奏
する。
【0061】また第1実施形態の摩擦動特性測定装置
は、振動系が摩擦速度を変化させるように取付けられ、
所定の周波数にて速度が変化している条件下における摩
擦の測定を可能にするとともに、所定の摩擦係数の速度
変化となるような操作を加えて摩擦特性を計測すること
によって、摩擦振動に対する摩擦材単体の評価を行うこ
とを可能にするという効果を奏する。
【0062】(第2実施形態)本第2実施形態の摩擦動
特性測定装置1は、図2に示されるように前記第1実施
形態を基本とし、前記摩擦材の摩擦係数の速度勾配のみ
を計測できるようにしたものである。
【0063】第2実施形態の摩擦動特性測定装置は、前
記第1実施形態においてフライホイール6に摩擦材にピ
ストン10を介して平均荷重が負荷された後、捩じりト
ルク変動を与え捩じり振動を得るために荷重を変動させ
たものを、捩じりトルク変動をフライホイール6の制動
力変化によって与える点が相違するものである。
【0064】前記摩擦特性測定部8において、測定され
るデータには荷重の変動がないことによって、荷重勾配
を考える必要がなく、データの整理が容易となり次式を
用いる。 (接線力)/(荷重)=μ0 +(速度勾配)×(速度変
化) ここで、μ0 は平均荷重、平均速度における摩擦係数で
あり、速度変化は平均速度からの変化である。
【0065】本第2実施形態においては、制動力変動手
段21が、摩擦材と、摩擦材の押付力を変動させる事の
可能なピストンより成り、前記フライホイール6に作用
する制動力を変動させることによって、捩じり振動を得
るための捩じりトルクを変動させるものである。
【0066】本第2実施形態の摩擦動特性測定装置は、
前記第1実施形態のようにデータ処理において荷重勾配
を考慮する必要がないので、摩擦係数の荷重勾配があ
り、速度勾配に影響を与える材料の測定には本第2実施
形態装置の方が適しているという効果を奏する。
【0067】また第2実施形態の摩擦動特性測定装置
は、前記第1実施形態では平均荷重が低い場合には捩じ
り振動を得るための荷重変動を大きくすることができな
いが、本第2実施形態では独立に制御できることで、平
均荷重の大きさに関係なく捩じり振動を得ることができ
るという効果を奏する。
【0068】本第2実施形態装置を用いて、摩擦材の特
性を測定した例について以下に述べる。測定条件は、荷
重がおよそ300kgであり、回転数は平均回転数がお
よそ150rpmであり、振幅はおよそ100rpmで
あり、周波数はおよそ18Hzの変動回転数である。そ
の他は前記第1実施形態の測定例と同様に、潤滑油中で
の摩擦であり、油温は80℃である。
【0069】図4は、図2と同様な測定結果表示をして
いる。測定結果から計算される摩擦係数の速度勾配は図
2の測定結果から計算された値と同一である。図2の場
合に比べて計算が容易であり、また、荷重の変化によっ
て接線力が変化していないのでそれらの影響もなく純粋
な摩擦係数の速度勾配が求められる。
【0070】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の摩擦動特性測定装置を
示す平面図である。
【図2】本第1実施形態装置による測定例における荷重
変動、摩擦力、および回転数を示す線図である。
【図3】本発明の第2実施形態の摩擦動特性測定装置を
示す平面図である。
【図4】本第2実施形態装置による測定例における荷重
変動、摩擦力、および回転数を示す線図である。
【図5】従来装置による材料Aの測定例における荷重変
動、摩擦力、および回転数を示す線図である。
【図6】従来装置による材料Bの測定例における荷重変
動、摩擦力、および回転数を示す線図である。
【符号の説明】
10 摩擦材 11 保持手段 12 摺動部 14 摺動手段 15 押圧力検出手段 16 摩擦力検出手段 17 第1の摺動速度変動手段 18 第2の摺動速度変動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安藤 邦彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 山田 徳康 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−832(JP,A) 特開 平5−126683(JP,A) 特開 平7−253382(JP,A) 特開 昭63−261133(JP,A) 特開 平6−26991(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 13/02 G01H 13/00 G01M 17/007 G01N 19/02 G01M 3/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供試体である摩擦材と摺動部とが摺動接
    触するときの該摩擦材と該摺動部との間に作用する押圧
    力と摩擦力を測定する摩擦動特性測定装置において、 前記摩擦材および摺動部を含む共振系の共振周波数で自
    励的に変動している前記摩擦材および前記摺動部の摺動
    速度を、前記共振系の共振周波数で強制的に変動させる
    摺動速度変動手段を備えていることを特徴とする摩擦動
    特性測定装置。
  2. 【請求項2】 供試体である摩擦材を保持する保持手段
    と、 該摩擦材と摺動接触する摺動部と、 該摺動部を前記摩擦材に押圧する押圧手段と、 前記摺動部と前記摩擦材とを摺動させる摺動手段と、 前記押圧力を検出する押圧力検出手段と、 前記摺動部と前記摩擦材との間に発生する摩擦力を検出
    する摩擦力検出手段と、 前記摩擦材、前記供試体保持手段、及び前記摺動部から
    成る共振系の共振周波数で自励的に前記摩擦材と前記摺
    動手段との摺動速度を変動させる第1の摺動速度変動手
    段と、 前記共振系の共振周波数で強制的に前記摩擦材と前記摺
    動手段との摺動速度を変動させる第2の摺動速度変動手
    段とから成ることを特徴とする摩擦動特性測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記第2の摺動速度変動手段が、前記共振系に作用する
    外力を変動させる外力変動手段によって構成されている
    ことを特徴とする摩擦動特性測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記外力変動手段が、押圧力を変動させる押圧力変動手
    段によって構成されていることを特徴とする摩擦動特性
    測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記外力変動手段が、前記共振系内の回転体に制動力を
    付与する制動力付与手段によって構成されていることを
    特徴とする摩擦動特性測定装置。
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