JP3366898B2 - 菓子等の回転ドラム式圧縮成型装置 - Google Patents

菓子等の回転ドラム式圧縮成型装置

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JP3366898B2
JP3366898B2 JP2000161193A JP2000161193A JP3366898B2 JP 3366898 B2 JP3366898 B2 JP 3366898B2 JP 2000161193 A JP2000161193 A JP 2000161193A JP 2000161193 A JP2000161193 A JP 2000161193A JP 3366898 B2 JP3366898 B2 JP 3366898B2
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compression molding
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悦樹 加藤
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    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
    • B30B11/02Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space
    • B30B11/12Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a ram exerting pressure on the material in a moulding space co-operating with moulds on the circumference of a rotating drum

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Confectionery (AREA)
  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉状または粒状の
原料を圧縮成型して菓子等の固形の製品を製造する圧縮
成型装置に関するものであり、特に、型孔が形成された
回転ドラムを利用することにより、原料の圧縮成型を連
続的に行い得る回転ドラム式圧縮成型装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】上述の回転ドラム式圧縮成型装置の従来
例が実公昭43−20237号公報、実公昭44−70
35号公報および実公昭44−8054号公報に開示さ
れている。この従来例は本出願人により開発されたもの
である。
【0003】この従来例においては、半径方向に貫通す
る複数の型孔が少なくとも軸方向に並んだ回転ドラムの
両端に一対の側板がそれぞれ一体回転可能に装着されて
いる。さらに、複数の型孔に往復運動可能に嵌合される
複数のラムがホルダにより保持されて成る圧縮工具が、
一対の側板を貫通するガイド孔により回転ドラム内にお
いてその回転ドラムの半径方向に往復運動可能に案内さ
れている。さらにまた、その回転ドラムと共に回転させ
られる圧縮工具がカムに係合させられることにより、そ
の圧縮工具の回転運動の一部がその圧縮工具の往復運動
に変換される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】菓子等の回転ドラム式
圧縮成型装置(以下、単に「圧縮成型装置」ともい
う。)においては、圧縮工具を回転ドラムから取り外す
ことが容易であることが要望される。その理由の一つ
は、その装置を衛生的に良好に維持するという観点に基
づいている。
【0005】このような衛生面からの要望を具体的に説
明すれば、菓子等の食物を圧縮成型する際には、ラムと
型孔との間の摺動抵抗を潤滑油によって軽減することは
望ましくない場合が多い。潤滑油が製品に付着してしま
う可能性があるからである。そのため、それらの場合に
は、それらラムと型孔との間にやや大きいクリアランス
を設けて摺動抵抗を軽減することが必要であり、このこ
とは、圧縮成型中に原料の一部がそのクリアランスに残
留してしまう可能性があることを意味する。一方、原料
は、一回または設定複数回の圧縮成型が終了するごと
に、型孔から完全に除去されることが理想である。
【0006】このような要望を満たすためには、圧縮成
型装置が、それの圧縮工具を回転ドラムから容易に取り
外すことができるものであることが必要である。しかし
ながら、前述の従来例は、圧縮工具の容易な取外しに着
目して設計されてはいない。そのため、この従来例を使
用する場合には、型孔の清掃のために圧縮工具を取り外
す際には、その都度、その圧縮成型装置を分解せざるを
得ず、手間と時間とを費やすことを避け得ない。
【0007】本発明は、このような事情を背景として、
圧縮工具を回転ドラムから取り外すことが容易である回
転ドラム式圧縮成型装置を提供することを課題としてな
されたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】その課
題を解決するために、請求項1に係る発明によれば、粉
状または粒状の原料を圧縮成型して菓子等の固形の製品
を製造するために、半径方向に貫通する複数の型孔が少
なくとも軸方向に並んだ回転ドラムの両端に一対の側板
がそれぞれ一体回転可能に装着され、前記複数の型孔に
往復運動可能に嵌合される複数のラムがホルダにより保
持されて成る圧縮工具が、前記一対の側板を貫通するガ
イド孔により前記回転ドラム内においてその回転ドラム
の半径方向に往復運動可能に案内され、その回転ドラム
と共に回転させられる前記圧縮工具がカムに係合させら
れることにより、その圧縮工具の回転運動の一部がその
圧縮工具の往復運動に変換される菓子等の回転ドラム式
圧縮成型装置であって、前記一対の側板の少なくとも一
方が、(a)前記ガイド孔より大きく、かつ、前記圧縮
工具の通過を許容する大きさの第1通過孔が前記ガイド
孔の位置に形成された本体と、(b)その本体に前記第
1通過孔の位置において着脱可能に取り付けられ、前記
ガイド孔が形成されたガイド孔形成部材とを含むととも
に、前記回転ドラム式圧縮成型装置のフレームのうち前
記回転ドラムおよび前記一対の側板をそれらに共通の軸
方向における両側において回転可能に支持する一対の回
転支持部の少なくとも一方が、(a)前記圧縮工具およ
び前記ガイド孔形成部材の通過を許容する大きさの第2
通過孔が少なくとも一つ形成された本体と、(b)その
本体に着脱可能に取り付けられ、前記少なくとも一つの
第2通過孔を閉塞する少なくとも一つの閉塞部材とを含
む菓子等の回転ドラム式圧縮成型装置が提供される。
【0009】この請求項1に係る圧縮成型装置において
は、回転ドラムと共に回転させられる一対の側板の少な
くとも一方に、圧縮工具の通過を許容する大きさの第1
通過孔が形成されている。この第1通過孔は、その少な
くとも一方の側板にガイド孔形成部材が着脱可能に取り
付けられることにより、ガイド孔に変化させられる。
【0010】この請求項1に係る圧縮成型装置において
は、さらに、それら回転ドラムおよび一対の側板を回転
可能に支持する一対の回転支持部の少なくとも一方に、
圧縮工具およびガイド孔形成部材の通過を許容する大き
さの第2通過孔が少なくとも一つ形成されている。この
少なくとも一つの第2通過孔は、その少なくとも一つの
回転支持部に少なくとも一つの閉塞部材が着脱可能に取
り付けられることにより、閉塞される。
【0011】したがって、この請求項1に係る圧縮成型
装置においては、圧縮工具が回転ドラムに装着されてい
る状態において、少なくとも一つの閉塞部材を少なくと
も一方の回転支持部から取り外すとともに、ガイド孔形
成部材を少なくとも一方の側板から取り外せば、圧縮工
具を回転ドラムの位置から少なくとも一方の側板と少な
くとも一方の回転支持部とを通過して、当該圧縮成型装
置外に取り出すことができる。
【0012】よって、この請求項1に係る圧縮成型装置
によれば、それの分解なしでも圧縮工具を回転ドラムか
ら容易に取り外すことが可能となる。その結果、この圧
縮成型装置によれば、当該装置の清掃にかかる時間を容
易に短縮し得、このことは、当該装置のメンテナンスし
易さを容易に向上させ得ることを意味する。
【0013】さらに、この請求項1に係る圧縮成型装置
においては、圧縮工具が回転ドラムから取り外された状
態において、水、空気等の洗浄流体を回転ドラム内に注
入してその回転ドラムを洗浄することが望ましい。この
点、この圧縮成型装置を採用する場合には、ガイド孔形
成部材が少なくとも一方の側板から取り外された状態に
おいて、回転ドラムの内部空間がガイド孔より大きい第
1通過孔において大気に臨まされることになる。
【0014】そのため、この請求項1に係る圧縮成型装
置によれば、洗浄流体を回転ドラム内に注入する際に、
少なくとも一方の側板において洗浄流体が通過せざるを
得ない孔の大きさが前述の従来例におけるより大きくな
る。よって、回転ドラム内において洗浄流体が進行する
向き、すなわち、洗浄流体が回転ドラムに到達する位置
を比較的自由に変化させ得る。したがって、この圧縮成
型装置によれば、回転ドラムを洗浄流体によりくまなく
洗浄することが容易になる。
【0015】請求項2に係る発明によれば、請求項1に
係る回転ドラム式圧縮成型装置であって、前記第2通過
孔が、前記少なくとも一方の回転支持部の、それを前記
回転ドラムの軸方向から見た場合にその回転ドラムの上
半分に当たる領域内に配置された上側の第2通過孔を含
むものが提供される。
【0016】この請求項2に係る圧縮成型装置において
は、第2通過孔が前記少なくとも一方の回転支持部に、
重力により圧縮工具にそれのラムが型孔に沿って離脱す
ることを助ける向きの力が作用する位置に配置される。
【0017】したがって、この請求項2に係る圧縮成型
装置によれば、圧縮工具を回転ドラムから取り外す作業
がさらに容易になる。
【0018】この請求項2に係る圧縮成型装置の一実施
態様においては、前記上側の第2通過孔が、その第2通
過孔を前記回転ドラムの軸方向から見た場合に、その回
転ドラムの軸線から真上に向かう鉛直線を中心にして正
逆両方向に約45度ずつ回転させられた範囲に配置され
る。この実施態様によれば、ラムの型孔からの離脱に重
力をより有効に利用し得る。
【0019】請求項3に係る発明によれば、請求項1
たは2に係る回転ドラム式圧縮成型装置であって、前記
第2通過孔が、前記少なくとも一方の回転支持部の、そ
れを前記回転ドラムの軸方向から見た場合にその回転ド
ラムの下半分に当たる領域内に配置された下側の第2通
過孔を含むものが提供される。
【0020】この請求項3に係る圧縮成型装置において
は、第2通過孔が前記少なくとも一方の回転支持部に、
重力により圧縮工具にそれのラムが型孔に沿って挿入さ
れることを助ける向きの力が作用する位置に配置され
る。
【0021】したがって、この請求項3に係る圧縮成型
装置によれば、圧縮工具を回転ドラムに装填する作業が
容易になる。
【0022】この請求項3に係る圧縮成型装置の一実施
態様においては、前記下側の第2通過孔が、その第2通
過孔を前記回転ドラムの軸方向から見た場合に、その回
転ドラムの軸線から真下に向かう鉛直線を中心にして正
逆両方向に約45度ずつ回転させられた範囲に配置され
るものが提供される。この実施態様によれば、ラムの型
孔への挿入に重力をより有効に利用し得る。
【0023】この請求項3に係る圧縮成型装置の別の実
施態様においては、前記ガイド孔が複数、前記一対の側
板において前記回転ドラムの周方向に並んでおり、前記
圧縮工具が、それら複数のガイド孔と同数、前記回転ド
ラム内に配置されており、前記第1通過孔が、前記複数
のガイド孔と同数、前記少なくとも一方の側板に前記回
転ドラムの周方向に並んで形成されており、前記第2通
過孔が、前記下側の第2通過孔と共に、請求項2に係る
圧縮成型装置における上側の第2通過孔を含んでいる。
この実施態様によれば、重力を有効に利用することによ
り、ラムの型孔からの取外しおよびラムの型孔への装着
の双方を容易に行い得る。
【0024】この実施態様においては、前記上側の第2
通過孔と前記下側の第2通過孔とがそれぞれ、前記回転
ドラムの同じ回転位置において、2個の前記ガイド孔形
成部材に対向するように配置されることが望ましい。こ
の形態を採用する場合には、複数の圧縮工具を回転ドラ
ムから取り外した状態において、上側の第2通過孔と下
側の第2通過孔との一方をいずれかの第1通過孔に一致
するように回転ドラムを回転させて停止させると、他方
の第2通過孔もいずれかの第1通過孔に一致させられる
ことになる。したがって、この一致状態において作業者
は、開口させられている2個の孔を通して回転ドラムの
内部を目視することが可能となる。よって、この形態に
よれば、作業者が回転ドラムの清掃を容易に行い得る。
【0025】請求項4に係る発明によれば、請求項1な
いし3のいずれかに係る回転ドラム式圧縮成型装置であ
って、前記第1通過孔が、前記回転ドラムの半径方向に
おいて最も外側に位置する部位において、回転ドラムの
内周面に対する凹みを有するものが提供される。
【0026】この請求項4に係る圧縮成型装置において
は、第1通過孔が回転ドラムの最下位置に位置させられ
るとき、その第1通過孔に形成される凹みが回転ドラム
の内周面の最下位置より低く位置させられる。このこと
は、回転ドラム内に注入された洗浄液が回転ドラムから
排出されることが重力により促進されることを意味す
る。
【0027】したがって、この請求項4に係る圧縮成型
装置によれば、洗浄液による洗浄後に回転ドラムを乾燥
させる作業が容易になり、その作業時間の短縮化を容易
に図り得る。
【0028】請求項5に係る発明によれば、請求項1な
いし4のいずれかに係る回転ドラム式圧縮成型装置であ
って、前記第1通過孔が、前記一対の側板の両方に形成
されており、前記第2通過孔が、前記一対の回転支持部
の両方に形成されているものが提供される。
【0029】この請求項5に係る圧縮成型装置において
は、第1通過孔が、一対の側板の両方に形成されるとと
もに、第2通過孔が、一対の回転支持部の両方に形成さ
れるため、圧縮工具を回転ドラムから取り外すに先立
ち、当該装置の分解なしでも、作業者がその圧縮工具に
それの両端においてアクセス可能となる。
【0030】したがって、この請求項5に係る圧縮成型
装置によれば、圧縮工具を回転ドラムから取り外すこと
が容易になり、さらに、回転ドラムに装着することも容
易になる。
【0031】請求項6に係る発明によれば、請求項1な
いし5のいずれかに係る圧縮成型装置であって、前記圧
縮工具が、それの自重に抗してその圧縮工具を支持する
ための支持部材が係合可能な係合部を有するものが提供
される。
【0032】この請求項6に係る圧縮成型装置において
は、圧縮工具を回転ドラムから取り外す際、まず、前記
少なくとも一つの閉塞部材が前記少なくとも一方の回転
支持部から取り外される。次に、前記支持部材が圧縮工
具にそれの前記係合部において係合させられる。この状
態においては、支持部材により圧縮工具がそれの自重に
抗して支持されている。この支持状態において、前記少
なくとも一つのガイド孔形成部材が前記少なくとも一方
の側板から取り外される。その後、圧縮工具が、支持部
材に支持された状態で、回転ドラムから取り外される。
【0033】したがって、この請求項6に係る圧縮成型
装置によれば、支持部材を圧縮工具に係合させる係合部
がその圧縮工具に予め用意されているため、支持部材の
圧縮工具への係合を、そのような係合部がない場合に比
べて容易に行い得る。
【0034】請求項7に係る発明によれば、一軸線まわ
りに回転させられる回転ドラムであって、その回転ドラ
ムをそれの半径方向に貫通する複数の型孔が前記軸線に
沿って少なくとも1列を成す型孔群が複数、前記回転ド
ラムの周方向に並ぶように形成されるとともに、前記軸
線まわりに、菓子等の固形の製品を圧縮成型により製造
するための粉状または粒状の原料を各型孔内に回転ドラ
ムの外周側から投入するための投入位置と、各型孔内に
おいて前記原料を圧縮成型するための圧縮成型位置と、
その圧縮成型を受けた前記原料を製品としてイジェクト
するためのイジェクト位置とがそれらの順に設定された
回転ドラムと、その回転ドラムの両端にそれぞれ一体回
転可能に装着された一対の側板であって、回転ドラムの
半径方向に延びるとともに各側板をそれの板厚方向に貫
通するガイド孔が複数、前記複数の型孔群の位置にそれ
ぞれ関連付けて形成された一対の側板と、前記複数の型
孔群と同数の複数の圧縮工具であって、各圧縮工具が、
(a)対応する型孔群に属する複数の型孔にそれぞれ往
復運動可能に嵌合される複数のラムと、(b)それら複
数のラムを前記回転ドラムの内側において離脱不能に保
持するホルダであって、対応する前記ガイド孔に前記回
転ドラムの半径方向に往復運動可能に嵌合されるととも
に、前記一対の側板により前記回転ドラムの軸方向にお
ける移動が規制され、かつ、前記一対の側板から前記回
転ドラムとは反対側に突出する一対の突出部が形成され
たホルダとを有する複数の圧縮工具と、前記圧縮成型位
置に配置され、前記複数の型孔のうち前記複数の型孔群
の少なくとも一つに属するものを前記回転ドラムの外周
側から閉塞することにより、その閉塞された型孔と共同
して、その型孔に対応する前記圧縮工具のための圧縮型
を構成する型部材と、前記回転ドラムおよび前記一対の
側板をそれらに共通の軸方向における両側においてそれ
らに共通の軸線まわりに回転可能に支持する一対の回転
支持部を有するフレームと、それら一対の回転支持部に
設けられ、前記複数の圧縮工具における各ホルダの前記
一対の突出部が係合することにより、前記回転ドラムの
回転に伴う各圧縮工具の回転の一部を各圧縮工具の往復
運動に変換するカムとを含む菓子等の回転ドラム式圧縮
成型装置であって、前記一対の側板の少なくとも一方
を、(a)前記ガイド孔より大きく、かつ、前記圧縮工
具の通過を許容する大きさの第1通過孔が複数、前記複
数のガイド孔の位置においてそれぞれ形成された本体
と、(b)その本体に前記複数の第1通過孔の位置にお
いてそれぞれ着脱可能に取り付けられる複数のガイド孔
形成部材であって、各ガイド孔形成部材に前記ガイド孔
が形成された複数のガイド孔形成部材とを含むものとす
るとともに、前記一対の回転支持部の少なくとも一方
を、(a)前記圧縮工具および前記ガイド孔形成部材の
通過を許容する大きさの第2通過孔が少なくとも一つ形
成された本体と、(b)その本体に着脱可能に取り付け
られ、前記少なくとも一つの第2通過孔を閉塞する少な
くとも一つの閉塞部材とを含むものとしたことを特徴と
する菓子等の回転ドラム式圧縮成型装置が提供される。
【0035】この請求項7に係る圧縮成型装置によれ
ば、請求項1に係る圧縮成型装置におけると同様な作用
により、同様な効果が得られる。すなわち、圧縮成型装
置の分解なしでも圧縮工具を回転ドラムから容易に取り
外すことが可能となり、その結果、当該装置のメンテナ
ンスし易さを容易に向上させ得るのである。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0037】図1には、本実施形態である固形菓子の回
転ドラム式圧縮成型装置(以下、単に「圧縮成型装置」
という。)が正面図で示され、図2には、側面図で示さ
れている。図1に示すように、圧縮成型装置は、一軸線
まわりに回転させられる回転ドラム10を備えている。
【0038】回転ドラム10には、図3に横断面図で示
すように、その回転ドラム10をそれの半径方向に貫通
する複数の型孔12が回転ドラム10の軸線に沿って複
数列形成されている。それら複数列の型孔12において
は、少なくとも1列の型孔12(本実施形態において
は、互いに隣接した2列の型孔12)が1つの型孔群1
4を構成している。本実施形態においては、複数の型孔
群14が回転ドラム10の周方向に並んでいる。各型孔
12には、同図に示すように、ラム16がそれの軸方向
において往復運動可能に嵌合される。ラム16は、それ
の先端部において大径となる段付き状を成している。
【0039】図4に縦断面図で部分的に示すように、回
転ドラム10の両端にはそれぞれ一対の側板18が一体
回転可能に装着されている。各側板18は、図3に示す
ように、回転ドラム10の半径方向に延びるとともに各
側板18をそれの板厚方向に貫通するガイド孔20を複
数、前記複数の型孔群14の位置にそれぞれ関連付けて
有している。各側板18の詳細は後述する。
【0040】圧縮成型装置は、さらに、複数の圧縮工具
22を複数の型孔群14と同数備えている。各圧縮工具
22は、対応する型孔群14に属する複数の型孔12に
それぞれ往復運動可能に嵌合される複数のラム16を回
転ドラム10の内側において離脱不能に保持するホルダ
24を含むように構成されている。ホルダ24は、図4
および図5に示すように、複数のラム16を突出状態で
離脱不能に保持する保持部材28が本体30に固定され
て構成されている。ホルダ24において複数のラム16
は多少の回転および傾斜が許容されている。
【0041】ホルダ24は、図4に示すように、対応す
る型孔群14に対応する一対のガイド孔20に回転ドラ
ム10の半径方向に往復運動可能に嵌合されている。ホ
ルダ24は、図6に示すように、一対の側板18により
回転ドラム10の軸方向における移動が規制されてい
る。具体的には、ホルダ24は、それの両端部において
中央部におけるより幅寸法が小さくされ、それにより、
両端部と中央部との間に一対の肩面34が形成されてい
る。それら一対の肩面34が一対の側板18の内面にそ
れぞれ当接することにより、ホルダ24の一対の側板1
8に対する軸方向の相対移動が規制されている。
【0042】図6に示すように、ホルダ24の両端部は
それぞれ、一対の側板18の外面から回転ドラム10の
両側に向かって突出する一対の突出部36を有してい
る。
【0043】図4に示すように、ホルダ24の両端部に
はそれぞれ一対のねじ穴38が係合部として形成されて
いる。それら一対のねじ穴38は、図示しない一対のロ
ッドのおねじと螺合させられるために設けられている。
圧縮工具22が回転ドラム10内に位置する状態で、そ
れら一対のロッドがホルダ24に連結され、この状態
で、それら一対のロッドが作業者により支持されれば、
圧縮工具22が回転ドラム10内においてその圧縮工具
22の自重に抗して支持されることになる。このよう
に、作業者は圧縮工具22をそれに直に触れることなく
支持することができる。
【0044】ここで、各側板18について詳述する。各
側板18は、図4に示すように、複数のガイド孔形成部
材40が本体42に着脱可能に取り付けられて構成され
ている。本体42は、前記ガイド孔20より大きく、か
つ、前記圧縮工具22の通過を許容する大きさの第1通
過孔44が複数、前記複数のガイド孔20の位置におい
てそれぞれ形成されたものである。第1通過孔44は、
ラム16が型孔12から離脱するのに必要な圧縮工具2
2のストロークが確保される長さを有する長孔である。
各ガイド孔形成部材40は、図3に示すように、ガイド
孔20を1個、そのガイド孔形成部材40をそれの板厚
方向に貫通する形態で備えている。図7に断面図で示す
ように、各ガイド孔形成部材40は、本体42に各第1
通過孔44の位置において着脱可能に取り付けられる。
【0045】図8に示すように、各第1通過孔44は、
回転ドラム10の半径方向において最も外側に位置する
縁部46を有する。この縁部46の両端部においては、
回転ドラム10の内周面と高さがほぼ一致するが、中央
部においては、その内周面に対する凹み48が形成され
ている。
【0046】図1および図2に示すように、回転ドラム
10および一対の側板18には、それらの共通のシャフ
ト50が同軸かつ一体回転可能に挿通させられている。
シャフト50の両端部は一対の側板18から回転ドラム
10の両側に向かって突出させられている。
【0047】圧縮成型装置は、さらに、フレーム52を
備えている。フレーム52は、回転ドラム10および一
対の側板18を回転可能に支持する一対の回転支持部5
6を有する。各回転支持部56は、図2に示すように、
2枚の板状部分58,60が一鉛直面上において互いに
結合されることにより、構成されている。それら一対の
回転支持部56は、図4に部分的に示すように、一対の
軸受62を介して上記シャフト50をそれの両端部にお
いてそれぞれ回転可能に支持する。本実施形態において
は、軸受62が、シャフト50のがたを抑制するために
メタル式とされているが、シャフト50の回転抵抗を軽
減するために転動体利用式とすることができる。
【0048】図1に示すように、シャフト50の、一対
の回転支持部56からの一対の突出部64、65の一方
である突出部64には、回転体としてのプーリ66が固
定されている。このプーリ66には、図示しない駆動源
としてのモータからの駆動力がベルト70を介して伝達
され、これにより、回転ドラム10が回転させられる。
【0049】なお付言すれば、圧縮成型により回転ドラ
ム10にかかる負荷の大小にかかわらず、駆動源からの
力が確実に回転ドラム10に伝達されるようにするに
は、例えば、次のような力伝達系を採用し得る。
【0050】この力伝達系においては、駆動源として減
速機付のモータが選定されるとともにそれの回転軸に回
転体としてのスプロケットが固定されている。さらに、
シャフト50に大径ギヤが固定され、それら回転軸とシ
ャフト50との間にそれらに平行に中間軸が配置されて
いる。その中間軸には、回転体としてのスプロケットと
小径ギヤとが固定されている。それら2個のスプロケッ
トにはチェーンが巻き掛けられ、それら大径ギヤと小径
ギヤとを噛み合わされている。この力伝達系において
は、減速機付きモータの駆動力がスプロケットおよびチ
ェーンとギヤ対とを介して確実にシャフト50に伝達さ
れる。
【0051】図2に示すように、各回転支持部56は、
本体72に2個の閉塞部材74,76が着脱可能に取り
付けられて構成されている。本体72には、前記ガイド
孔形成部材40の通過を許容する大きさの第2通過孔7
8,80が2個、回転ドラム10の上半分に対向する位
置と下半分に対向する位置とにそれぞれ形成されてい
る。上側の第2通過孔78は、その第2通過孔78を回
転ドラム10の軸方向から見た場合に、その回転ドラム
10の軸線から真上に向かう鉛直線に沿って延びてい
る。下側の第2通過孔80は、その第2通過孔80を回
転ドラム10の軸方向から見た場合に、その回転ドラム
10の軸線から真下に向かう鉛直線を中心にして同図に
おいて反時計方向に約30度回転した位置に配置されて
いる。それら第2通過孔78,80は、回転ドラム10
の同じ位置において、2個の圧縮工具22が同時に正対
する位置に設定されている。図2および図4に示すよう
に、各閉塞部材74,76は、作業者がつかんで持つた
めの握り部を備えている。
【0052】回転ドラム10の軸線まわりには、図3に
示すように、投入位置PAと、第1充填位置PBと、第
2充填位置PCと、充填量適正化位置PDと、圧縮成型
位置PEと、イジェクト位置PFと、第1清掃位置PG
と、第2清掃位置PHとがそれらの順に設定されてい
る。
【0053】投入位置PAは、固形製品である固形菓子
を圧縮成型により製造するための粉状または粒状の原料
を各型孔12内に、回転ドラム10の外周側から投入す
るための位置である。本実施形態においては、投入位置
PAが、回転ドラム10の最上位置より図3における時
計方向に少しずれた位置に設定されている。
【0054】本実施形態においては、原料として湿気を
帯びたものが使用され、その原料中の水分が粉または粒
を互いに結合することを促す。すなわち、本実施形態で
ある圧縮成型装置は湿式なのである。
【0055】投入位置PAには、原料が投入されるホッ
パ90が位置固定に配置されている。ホッパ90は前記
フレーム52に取り付けられている。ホッパ90内には
繰出しローラ92が配置されている。繰出しローラ92
は、それの回転により、ホッパ90内に投入された原料
を回転ドラム10に向かって繰り出す。
【0056】ホッパ90の出口には、それに近接して繰
出しブラシ94が配置されている。繰出しブラシ94
は、前記フレーム52に支持された状態で、回転ドラム
10と平行に、かつ、その回転ドラム10とは逆向きに
回転させられる。繰出しブラシ94は、回転ドラム10
の外周面に接触させられつつ回転させられる。このよう
な配置および作動により、繰出しブラシ94は、原料が
ホッパ90から型孔12に投入されることを促進する。
【0057】第1充填位置PBは、回転ドラム10の外
周面上に存在していて型孔12内に投入されていない原
料を型孔12内に充填するための位置である。第1充填
位置PBには、互いに平行な2本の掃込みブラシ96,
98が隙間を隔てて配置されている。各掃込みブラシ9
6,98は、上記繰出しブラシ94と同様に、前記フレ
ーム52に支持された状態で、回転ドラム10と平行
に、かつ、その回転ドラム10の外周面に接触させられ
つつ回転させられるが、それの回転方向は回転ドラム1
0と同じである。このような配置および作動により、2
本の掃込みブラシ96,98は、回転ドラム10の外周
面上に残存している原料を型孔12内に掃き込んで充填
させる。
【0058】複数の型孔12が上記第1充填位置PBを
通過した直後に、それら複数の型孔12のすべてについ
て原料が適量で充填されているとは限らない。充填量が
不足している型孔12が存在する場合があるのである。
第2充填位置PCは、すべての型孔12について原料の
充填量が適正となるようにするため、第1充填位置PB
における充填に後続して再度の充填を行うために設けら
れている。第2充填位置PCにおいては、ラム16が第
1充填位置PBにおけるより、回転ドラム10の外周面
から遠ざかるように移動させられる。これにより、型孔
12に原料が多少余分に充填される傾向が増すようにさ
れる。このようなラム16の移動は、後述のカム100
により行われる。
【0059】上記第2充填位置PCには、掃込みブラシ
102が配置されている。掃込みブラシ102は、前記
2本の掃込みブラシ96,98と同様に、前記フレーム
52に支持された状態で、回転ドラム10と平行に、か
つ、その回転ドラム10の外周面に接触させられつつ、
回転ドラム10と同じ向きに回転させられる。このよう
な配置および作動により、掃込みブラシ102は、前記
2本の掃込みブラシ96,98と同様に、回転ドラム1
0の外周面上に残存している原料を型孔12内に掃き込
んで充填させる。
【0060】上記第2充填位置PCにおいては、上述の
ように、原料の充填量が不足する型孔12が存在しない
ようにするため、実際の充填量の多少を問わず、型孔1
2に原料が多少余分に充填される傾向がすべての型孔
に関して一律に増すようにされる。充填量適正化位置
PDは、第2充填位置PCにおけるそのような充填によ
り原料が過剰に充填されてしまった型孔12の実際の充
填量を適正化するために設けられている。そのため、充
填量適正化位置PDにおいては、ラム16が型孔12内
においてもとの位置に復元するように、ラム16が回転
ドラム10の外周面に接近させられる。充填量適正化位
置PDにおけるラム16の軸方向位置は、後述のラム位
置調整部材106を作業者が操作することにより、調整
可能である。
【0061】圧縮成型位置PEは、型孔12内に充填さ
れた原料を圧縮成型するために設けられている。圧縮成
型位置PEには、複数の型孔12のうち複数の型孔群1
4の少なくとも一つに属するものを回転ドラム10の外
周側から閉塞する型部材108が配置されている。型部
材108も前記フレーム52に支持されている。型部材
108は、その型部材108により閉塞された型孔12
と共同して、ラム16による圧縮成型を行うための圧縮
型を構成する。
【0062】この圧縮成型位置PEと前記充填量適正化
位置PDとの間には、図3に示すように、押込みブラシ
109が、他のブラシ96等と同様に、前記フレーム5
2に支持された状態で、回転ドラム10と平行に、か
つ、その回転ドラム10の外周面に接触させられつつ回
転させられる。押込みブラシ109の回転方向は回転ド
ラム10とは逆向きである。このような配置および作動
により、押込みブラシ109は、原料を型孔12内に押
し込んで充填させる。
【0063】押込みブラシ109の回転方向は、使用す
る原料の性質等により、適宜変更され得る。このことは
前述の掃込みブラシ96,98、102についても同様
である。
【0064】イジェクト位置PFは、圧縮成型を終えた
原料を製品として取り出すために設けられている。本実
施形態においては、重力が製品のイジェクトに有効に寄
与するように、イジェクト位置PFが回転ドラム10の
最下位置に設定されている。イジェクト位置PFには、
イジェクトされた製品を次の乾燥工程に搬送するための
コンベヤとしてのベルトコンベヤ110が配置されてい
る。
【0065】第1清掃位置PGは、各ラム16が一回の
圧縮成型を終えるごとに、各ラム16の先端面であって
先行する圧縮成型時に製品に接触したものを清掃するた
めに設けられている。そのため、第1清掃位置PGに
は、ラム16の先端面に接触しつつ回転させられる清掃
ブラシ114が配置されている。清掃ブラシ114は、
上記他のブラシ94等と同様に、前記フレーム52に支
持された状態で、回転ドラム10と平行に、かつ、回転
ドラム10の外周面に接触させられつつ回転させられる
が、それの回転方向は回転ドラム10と同じである。清
掃ブラシ114の近接位置には、図2に示すように、そ
の清掃ブラシ114をブラッシングして清掃するための
清掃具116が配置されている。また、図3に示すよう
に、第1清掃位置PGにおいては、ラム16の先端面が
回転ドラム10の外周面とほぼ一致するようにラム16
が前記カム100により移動させられる。
【0066】第2清掃位置PHは、上記第1清掃位置P
Gにおいて清掃が終了したラム16の先端面を再度清掃
するために設けられている。そのため、第2清掃位置P
Hには、第1清掃位置PGにおけると同様に、ラム16
の先端面に接触しつつ回転させられる清掃ブラシ118
が配置されている。清掃ブラシ118は、前記清掃ブラ
シ114と同様に、前記フレーム52に支持された状態
で、回転ドラム10と平行に、かつ、回転ドラム10の
外周面に接触させられつつ、回転ドラム10と同じ向き
に回転させられる。図2に示すように、清掃ブラシ11
8の近接位置には、前記清掃具と同様の清掃具120が
配置されている。また、図3に示すように、第2清掃位
置PHにおいては、第1清掃位置PGにおけると同様
に、ラム16の先端面が回転ドラム10の外周面とほぼ
一致するようにラム16が前記カム100により移動さ
せられる。なお、第2清掃位置PHは必ずしも必要な位
置でなく、必要に応じて設けられるものである。
【0067】前記シャフト50の他方の突出部65に
は、図1においては実線で、図2においては二点鎖線で
それぞれ示すように、プーリ、スプロケット等の回転体
124が固定されている。前記掃込みブラシ102にも
同軸に回転体126が固定されており、それら回転体1
24,126にはベルト、チェーン等の力伝達媒体12
8が平行に巻き掛けられている。図9に示すように、そ
の掃込みブラシ102には別の回転体129も固定され
ている。前記掃込みブラシ98には2個の回転体13
0,132が固定されている。前記掃込みブラシ96に
は回転体134が固定されている。回転体129と13
0とには力伝達媒体136が平行に巻き掛けられてい
る。回転体132と134とにも力伝達媒体138が平
行に巻き掛けられている。このような伝達機構により、
シャフト50の回転が3個の掃込みブラシ96,98,
102に回転ドラム10と同じ向きの回転として伝達さ
れる。
【0068】前記掃込みブラシ96と前記繰出しブラシ
94とにはそれぞれ、同軸にギヤ140,142が固定
されている。それら2個のギヤ140,142は噛み合
わされている。それらギヤ140,142により、掃込
みブラシ96と繰出しブラシ94とが互いに逆向きに回
転させられる。
【0069】図2に示すように、清掃ブラシ114に回
転体144が固定され、清掃ブラシ118には2個の回
転体146,148が固定されている。前記掃込みブラ
シ102にはさらに別の回転体150が固定されてい
る。この回転体150と回転体148とに力伝達媒体1
52が平行に巻き掛けられるとともに、回転体146と
回転体144とに力伝達媒体154が平行に巻き掛けら
れている。このような伝達機構により、掃込みブラシ1
02の回転が、清掃ブラシ114と清掃ブラシ118と
に、回転ドラム10と同じ向きの回転として伝達され
る。
【0070】なお付言すれば、本実施形態においては、
前記モータからの駆動力が清掃ブラシ118の回転体1
48に、シャフト50の回転体124と掃込みブラシ1
02の回転体150とを介して伝達されるようになって
いるが、モータからの駆動力を直接に清掃ブラシ118
の回転体148に伝達するようにして本発明を実施する
ことが可能である。
【0071】各回転支持部56には、図3に示すよう
に、前記カム100が設けられている。カム100は、
複数の圧縮工具22における各ホルダ24の一対の突出
部36が係合するカム溝160を有している。カム溝1
60は、回転ドラム10の軸線と直角な一平面上におい
て、その軸線からの距離が回転角度位置との関係におい
て適正となるように設計されている。このカム溝160
により、回転ドラム10の回転に伴う各圧縮工具22の
回転の一部が各圧縮工具22の往復運動に変換されると
ともに、ラム16の軸位置が適正化される。
【0072】カム溝160は、各回転支持部56に固定
された部分と各閉塞部材74,76とに跨って形成され
ている。閉塞部材74は、図6に示すように、本体16
1に、カム溝160の一部を形成するカム溝形成部材1
62が固定されて構成されている。このことは閉塞部材
76についても同様である。
【0073】カム溝160は、充填量適正化位置PDと
圧縮成型位置PEとにおいて省略されていて、その代わ
りに、前述のラム位置調整部材106と圧縮量調整部材
163とが設けられている。
【0074】ラム位置調整部材106は、圧縮工具22
の一対の突出部36にラム16とは反対側において係合
する係合面164を有する。この係合面164により、
圧縮工具22の回転運動の一部がその圧縮工具22の、
回転ドラム10の半径方向における直線運動に変換され
る。すなわち、本実施形態においては、ラム位置調整部
材106も、前記カム溝160と同様に、前記カム10
0の一部を構成しているのである。
【0075】ラム位置調整部材106の係合面164
は、カム溝160が終了する充填量適正化位置PDにお
いてそのカム溝160の内周壁面に連続するように配置
されている。ラム位置調整部材106は、回転ドラム1
0の軸線に平行な一軸線まわりに揺動可能となってい
る。ラム位置調整部材106の揺動位置は作業者により
設定され、その設定された揺動位置に応じた位置にラム
16が移動させられる。
【0076】圧縮量調整部材163は、圧縮成型位置P
Eにおいて、図10に示すように、圧縮工具22の一対
の突出部36にラム16とは反対側において係合する係
合面166を有する。圧縮量調整部材163はフリーロ
ーラとして構成されている。圧縮量調整部材163の係
合面166により、圧縮工具22の回転運動の一部がそ
の圧縮工具22の、回転ドラム10の半径方向における
直線運動に変換される。すなわち、本実施形態において
は、圧縮量調整部材163も、前記カム溝160および
ラム位置調整部材106と同様に、前記カム100の一
部を構成しているのである。
【0077】圧縮量調整部材163の係合面166は、
真の円筒面として形成されている。しかし、圧縮量調整
部材163は各側板18に、回転ドラム10の軸線に平
行な一軸線まわりに回転可能なシャフト168に偏心し
て取り付けられている。そのため、圧縮量調整部材16
3の係合面166と、前記型部材108が回転ドラム1
0の型孔を閉塞する閉塞面170、すなわち、前記圧縮
型の底面との距離が、シャフト168の回転角度に応じ
て変化させられる。その距離が短いほどラム16が圧縮
型の底面に接近させられてラム16による原料の圧縮度
が増加させられる。
【0078】カム溝160は、イジェクト位置PFにお
いて部分的に省略されている。その代わりに、イジェク
タ174が設けられている。イジェクタ174は、イジ
ェクト位置PFに到達した圧縮工具22にその背後にお
いて当接することによってその圧縮工具22に衝撃を与
える。イジェクタ174は、その衝撃付与により、型孔
12内に保持されている製品をその型孔12から離脱さ
せる。イジェクタ174は、図11に示すように、各回
転支持部56に位置調節可能に取り付けられている。
【0079】以上、本実施形態の構成を説明したが、以
下、作業者が当該圧縮成型装置を清掃する手順を説明す
る。
【0080】まず、作業者は、当該圧縮成型装置を分解
することなく、圧縮工具22を回転ドラム10から取り
外す。この際、まず、作業者は、図4に示すように、回
転ドラム10の上部に位置する一対の上側の閉塞部材7
4を一対の回転支持部56から取り外す。次に、作業者
は前記一対のロッドを、閉塞部材74の取外しによって
開口させられた一対の上側の第2通過孔78を経て当該
圧縮成型装置内に挿入し、そして、今回取り外すべき圧
縮工具22の一対のねじ穴38にねじ込んで固定する。
【0081】その後、作業者は、その圧縮工具22を一
対のロッドを介して両持ち状態で支持しつつ、その圧縮
工具22に対応する一対のガイド孔形成部材40を一対
の側板18から取り外す。続いて、作業者は、その圧縮
工具22を少し下方に移動させ、それにより、複数のラ
ム16を複数の型孔12からそれぞれ軸方向に離脱させ
る。その後、作業者は、その圧縮工具22を回転ドラム
10から、それの一側に位置する側板18の第1通過孔
44および回転支持部56の上側の第2通過孔78を順
に経て、外部に取り出す。
【0082】以上の取外し作業がすべての圧縮工具22
について行われた結果、すべての圧縮工具22が回転ド
ラム10から取り出されたならば、作業者は、洗浄流体
としての水を用いて回転ドラム10を洗浄する。具体的
には、まず、作業者は、回転ドラム10の下部に位置す
る一対の閉塞部材76を一対の回転支持部56から取り
外す。上側の第2通過孔78のみならず下側の第2通過
孔80をも経て、水を導くホースを回転ドラム10内に
挿入し得るようにするためである。次に、作業者は、ホ
ースを上側の第2通過孔78または下側の第2通過孔8
0を経て回転ドラム10内に挿入し、その後、ホースの
向きを適宜変えて、水が回転ドラム10、特に、すべて
の型孔12にくまなく到達するようにする。
【0083】回転ドラム10の洗浄が終了したため、作
業者が水の噴射を終了すれば、水は回転ドラム10から
いくつかの第1通過孔44を経て排出される。本実施形
態においては、前述のように、各第1通過孔44のうち
回転ドラム10の半径方向において最も外側に位置する
縁部46の中央部に凹み48が形成されている。そのた
め、その凹み48がない場合に比較して、洗浄後に回転
ドラム10内に残留する水の量が減少し、回転ドラム1
0を乾燥させるための時間を容易に短縮し得る。
【0084】その後、作業者は、回転ドラム10から取
り外したすべての圧縮工具22を回転ドラム10に装着
する。その手順は、基本的には、圧縮工具22を回転ド
ラム10から取り外す場合の手順と逆であるため、簡単
に説明する。
【0085】まず、作業者は、今回装着すべき圧縮工具
22を前記一対のロッドにより支持した状態で回転ドラ
ム10内に挿入する。具体的には、作業者は、ラム16
の先端面が下方を向く姿勢で圧縮工具22を回転ドラム
10内に、下側の第2通過孔80と、複数の第1通過孔
44のうちその第2通過孔80に正対しているものとを
順に通過するように挿入する。作業者は、その圧縮工具
22におけるすべてのラム16が回転ドラム10の型孔
12に挿入されるようにその圧縮工具22の傾きを調整
し、その挿入開始後、圧縮工具22を回転ドラム10の
半径方向外側に向かって、すなわち、下方に向かって移
動させる。
【0086】前述のように、複数のラム16は圧縮工具
22において多少のがたが積極的に許容されている。そ
のため、それら複数のラム16を一緒に複数の型孔12
に挿入する際には、それら複数のラム16のがたを、着
脱可能な治具により一時的に阻止することが望ましい。
【0087】それら複数のラム16が型孔12に挿入さ
れたならば、作業者は、一対のガイド孔形成部材40を
一対の側板18に、今回の圧縮工具22が対応する位置
において取り付ける。
【0088】次に、作業者は、別の圧縮工具22を回転
ドラム10に装着するが、それに先立ち、回転ドラム1
0を一定角度回転させることにより、新たな第1通過孔
44を下側の第2通過孔80に一致させる。しかし、回
転ドラム10が回転するためには、先に装着された圧縮
工具22の一対の突出部36が、それに隣接するカム溝
160に嵌合することが必要である。一方、その圧縮工
具22の位置は、そのカム溝160に一致するものであ
るとは限らない。そのため、その圧縮工具22を、それ
がカム溝160に一致するように位置決めすることが必
要である。この位置決めを容易にするためには、作業者
は、圧縮工具22と回転支持部56との間に治具を挟ん
でその圧縮工具22を位置決めし、この状態で、回転ド
ラム10を少し回転させて圧縮工具22をカム溝160
に進入させることが望ましい。
【0089】すべての圧縮工具22を上記のようにして
回転ドラム10に装着した後、作業者は、一対の下側の
閉塞部材76を一対の回転支持部56に、一対の下側の
第2通過孔80を閉塞するように取り付ける。作業者
は、同様にして、一対の上側の閉塞部材74を一対の回
転支持部56に、一対の上側の第2通過孔78を閉塞す
るように取り付ける。以上で、回転ドラム10に対する
一連の清掃が終了する。
【0090】以上の説明から明らかなように、本実施形
態によれば、圧縮成型装置の分解なしでも圧縮工具22
を回転ドラム10から容易に取り外すことが可能とな
る。その結果、本実施形態によれば、圧縮成型装置の清
掃にかかる時間を容易に短縮し得、よって、圧縮成型装
置のメンテナンスし易さを容易に向上させ得る。このこ
とは、圧縮成型装置の清潔さを容易に向上させ得ること
を意味する。
【0091】さらに、本実施形態によれば、洗浄水を回
転ドラム10内に注入する際に、洗浄水を導くホースが
側板18において通過する孔の大きさが前述の従来例に
おけるより大きくなるため、回転ドラム10内において
洗浄水が進行する向きを比較的自由に変化させ得る。し
たがって、本実施形態によれば、回転ドラム10を洗浄
水によりくまなく洗浄することが容易になる。
【0092】さらに、本実施形態においては、上側の第
2通過孔78が各回転支持部56に、回転ドラム10の
軸線から真上に延びる鉛直線に沿って形成されている。
したがって、本実施形態によれば、重力により圧縮工具
22に、それのラム16が型孔12に沿って離脱するこ
とを助ける向きの力が作用する。よって、本実施形態に
よれば、圧縮工具22を回転ドラム10から取り外す作
業がさらに容易になる。
【0093】さらにまた、本実施形態においては、下側
の第2通過孔80が各回転支持部56に、回転ドラム1
0の軸線から真下に向かう鉛直線を中心にして一方向に
約30度回転させられた位置に形成されている。したが
って、本実施形態においては、重力により圧縮工具22
に、それのラム16が型孔12に沿って装填されること
を助ける向きの力が作用する。よって、本実施形態によ
れば、圧縮工具22を回転ドラム10に装填する作業が
容易になる。
【0094】さらにまた、本実施形態においては、第1
通過孔44が、一対の側板18の両方に形成されるとと
もに、第2通過孔78,80が、一対の回転支持部56
の両方に形成されるため、圧縮工具22を回転ドラム1
0から取り外すに先立ち、当該装置の分解なしでも、そ
の圧縮工具22にそれの両端において作業者がアクセス
可能となる。よって、本実施形態によれば、圧縮工具2
2を回転ドラム10から取り外すことが容易になり、さ
らに、回転ドラム10に装着することも容易になる。
【0095】さらにまた、本実施形態においては、前記
一対のロッドを圧縮工具22に係合させる一対のねじ穴
38がその圧縮工具22に予め用意されているため、一
対のロッドの圧縮工具22への係合を、そのようなねじ
穴38が予め用意されていない場合に比べて容易に行い
得る。
【0096】以上、本発明の一実施形態を図面に基づい
て詳細に説明したが、本発明はその他の形態で実施する
ことが可能である。
【0097】例えば、本実施形態においては、圧縮工具
22を回転ドラム10から取り外す際と回転ドラム10
に装着する際とで互いに異なる第2通過孔78,80が
利用されるようになっているが、同じ第2通過孔を利用
するようにして本発明を実施することが可能である。
【0098】また、本実施形態においては、1個の第1
通過孔44に1個のガイド孔形成部材40が対応させら
れているが、互いに隣接した複数の第1通過孔44に1
個のガイド孔形成部材40が対応する形態で本発明を実
施することも可能である。この形態によれば、ガイド孔
形成部材40の数が減少し、複数のガイド孔形成部材4
0の側板18への取付けが容易になる。
【0099】また、本実施形態においては、各第1通過
孔44のうち回転ドラム10の半径方向において最も外
側に位置する縁部46が、不連続な表面を有するように
形成されているが、一つの部分円筒面等の連続な表面を
有する形態で本発明を実施することも可能である。この
形態によれば、側板18に縁部46を加工する工程を単
純化し得る。
【0100】また、本実施形態は、本発明を固形菓子を
製造するための回転ドラム式圧縮成型装置に適用したも
のであるが、例えば、角砂糖、動物の固形飼料等、他の
固形食物を製造するための回転ドラム式圧縮成型装置に
本発明を適用することができる。
【0101】これらの他にも、特許請求の範囲を逸脱す
ることなく、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良
を施した形態で本発明を実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である固形菓子の回転ドラ
ム式圧縮成型装置を示す正面図である。
【図2】図1の回転ドラム式圧縮成型装置を示す側面図
である。
【図3】図1の回転ドラム式圧縮成型装置を示す横断面
図である。
【図4】図3におけるA−A断面図である。
【図5】図3における圧縮工具の横断面図である。
【図6】図4における圧縮工具とガイド孔形成部材と閉
塞部材との位置関係を説明するための部分断面平面図で
ある。
【図7】図4におけるガイド孔形成部材が側板に装着さ
れる様子を説明するための断面図である。
【図8】図3における複数の第1通過孔のうちのいくつ
かを取り出して拡大して示す正面図である。
【図9】図2における複数のブラシが相互に駆動される
様子を説明するための平面図である。
【図10】図3におけるB−B断面図である。
【図11】図1における回転支持部を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
10 回転ドラム 12 型孔 16 ラム 18 側板 20 ガイド孔 22 圧縮工具 24 ホルダ 38 ねじ穴 40 ガイド孔形成部材 42 本体 44 第1通過孔 48 凹み 52 フレーム 56 回転支持部 72 本体 78 上側の第2通過孔 80 下側の第2通過孔 100 カム 108 型部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23G 3/02 - 3/26 JICSTファイル(JOIS) 食品関連文献情報(食ネット)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉状または粒状の原料を圧縮成型して菓
    子等の固形の製品を製造するために、半径方向に貫通す
    る複数の型孔が少なくとも軸方向に並んだ回転ドラムの
    両端に一対の側板がそれぞれ一体回転可能に装着され、
    前記複数の型孔に往復運動可能に嵌合される複数のラム
    がホルダにより保持されて成る圧縮工具が、前記一対の
    側板を貫通するガイド孔により前記回転ドラム内におい
    てその回転ドラムの半径方向に往復運動可能に案内さ
    れ、その回転ドラムと共に回転させられる前記圧縮工具
    がカムに係合させられることにより、その圧縮工具の回
    転運動の一部がその圧縮工具の往復運動に変換される菓
    子等の回転ドラム式圧縮成型装置において、 前記一対の側板の少なくとも一方を、(a)前記ガイド
    孔より大きく、かつ、前記圧縮工具の通過を許容する大
    きさの第1通過孔が前記ガイド孔の位置に形成された本
    体と、(b)その本体に前記第1通過孔の位置において
    着脱可能に取り付けられ、前記ガイド孔が形成されたガ
    イド孔形成部材とを含むものとするとともに、前記回転
    ドラム式圧縮成型装置のフレームのうち前記回転ドラム
    および前記一対の側板をそれらに共通の軸方向における
    両側において回転可能に支持する一対の回転支持部の少
    なくとも一方を、(a)前記圧縮工具および前記ガイド
    孔形成部材の通過を許容する大きさの第2通過孔が少な
    くとも一つ形成された本体と、(b)その本体に着脱可
    能に取り付けられ、前記少なくとも一つの第2通過孔を
    閉塞する少なくとも一つの閉塞部材とを含むものとした
    ことを特徴とする菓子等の回転ドラム式圧縮成型装置。
  2. 【請求項2】 前記第2通過孔が、前記少なくとも一方
    の回転支持部の、それを前記回転ドラムの軸方向から見
    た場合にその回転ドラムの上半分に当たる領域内に配置
    された上側の第2通過孔を含む請求項1に記載の菓子等
    の回転ドラム式圧縮成型装置。
  3. 【請求項3】 前記第2通過孔が、前記少なくとも一方
    の回転支持部の、それを前記回転ドラムの軸方向から見
    た場合にその回転ドラムの下半分に当たる領域内に配置
    された下側の第2通過孔を含む請求項1または2に記載
    の菓子等の回転ドラム式圧縮成型装置。
  4. 【請求項4】 前記第1通過孔が、前記回転ドラムの半
    径方向において最も外側に位置する部位において、回転
    ドラムの内周面に対する凹みを有する請求項1ないし3
    のいずれかに記載の菓子等の回転ドラム式圧縮成型装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1通過孔が、前記一対の側板の両
    方に形成されており、前記第2通過孔が、前記一対の回
    転支持部の両方に形成されている請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の菓子等の回転ドラム式圧縮成型装置。
  6. 【請求項6】 前記圧縮工具が、それの自重に抗してそ
    の圧縮工具を支持するための支持部材が係合可能な係合
    部を有するものである請求項1ないし5のいずれかに記
    載の菓子等の回転ドラム式圧縮成型装置。
  7. 【請求項7】 一軸線まわりに回転させられる回転ドラ
    ムであって、その回転ドラムをそれの半径方向に貫通す
    る複数の型孔が前記軸線に沿って少なくとも1列を成す
    型孔群が複数、前記回転ドラムの周方向に並ぶように形
    成されるとともに、前記軸線まわりに、菓子等の固形の
    製品を圧縮成型により製造するための粉状または粒状の
    原料を各型孔内に回転ドラムの外周側から投入するため
    の投入位置と、各型孔内において前記原料を圧縮成型す
    るための圧縮成型位置と、その圧縮成型を受けた前記原
    料を製品としてイジェクトするためのイジェクト位置と
    がそれらの順に設定された回転ドラムと、 その回転ドラムの両端にそれぞれ一体回転可能に装着さ
    れた一対の側板であって、回転ドラムの半径方向に延び
    るとともに各側板をそれの板厚方向に貫通するガイド孔
    が複数、前記複数の型孔群の位置にそれぞれ関連付けて
    形成された一対の側板と、 前記複数の型孔群と同数の複数の圧縮工具であって、各
    圧縮工具が、(a)対応する型孔群に属する複数の型孔
    にそれぞれ往復運動可能に嵌合される複数のラムと、
    (b)それら複数のラムを前記回転ドラムの内側におい
    て離脱不能に保持するホルダであって、対応する前記ガ
    イド孔に前記回転ドラムの半径方向に往復運動可能に嵌
    合されるとともに、前記一対の側板により前記回転ドラ
    ムの軸方向における移動が規制され、かつ、前記一対の
    側板から前記回転ドラムとは反対側に突出する一対の突
    出部が形成されたホルダとを有する複数の圧縮工具と、 前記圧縮成型位置に配置され、前記複数の型孔のうち前
    記複数の型孔群の少なくとも一つに属するものを前記回
    転ドラムの外周側から閉塞することにより、その閉塞さ
    れた型孔と共同して、その型孔に対応する前記圧縮工具
    のための圧縮型を構成する型部材と、 前記回転ドラムおよび前記一対の側板をそれらに共通の
    軸方向における両側においてそれらに共通の軸線まわり
    に回転可能に支持する一対の回転支持部を有するフレー
    ムと、 それら一対の回転支持部に設けられ、前記複数の圧縮工
    具における各ホルダの前記一対の突出部が係合すること
    により、前記回転ドラムの回転に伴う各圧縮工具の回転
    の一部を各圧縮工具の往復運動に変換するカムとを含む
    菓子等の回転ドラム式圧縮成型装置において、 前記一対の側板の少なくとも一方を、(a)前記ガイド
    孔より大きく、かつ、前記圧縮工具の通過を許容する大
    きさの第1通過孔が複数、前記複数のガイド孔の位置に
    おいてそれぞれ形成された本体と、(b)その本体に前
    記複数の第1通過孔の位置においてそれぞれ着脱可能に
    取り付けられる複数のガイド孔形成部材であって、各ガ
    イド孔形成部材に前記ガイド孔が形成された複数のガイ
    ド孔形成部材とを含むものとするとともに、前記一対の
    回転支持部の少なくとも一方を、(a)前記圧縮工具お
    よび前記ガイド孔形成部材の通過を許容する大きさの第
    2通過孔が少なくとも一つ形成された本体と、(b)そ
    の本体に着脱可能に取り付けられ、前記少なくとも一つ
    の第2通過孔を閉塞する少なくとも一つの閉塞部材とを
    含むものとしたことを特徴とする菓子等の回転ドラム式
    圧縮成型装置。
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