JP3366811B2 - 水中通話装置並びに水中マイクロホン並びに水中通話装置の密閉型音響変換装置 - Google Patents

水中通話装置並びに水中マイクロホン並びに水中通話装置の密閉型音響変換装置

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JP3366811B2
JP3366811B2 JP23070996A JP23070996A JP3366811B2 JP 3366811 B2 JP3366811 B2 JP 3366811B2 JP 23070996 A JP23070996 A JP 23070996A JP 23070996 A JP23070996 A JP 23070996A JP 3366811 B2 JP3366811 B2 JP 3366811B2
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正孝 植木
省三 木村
正春 植木
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B11/00Transmission systems employing sonic, ultrasonic or infrasonic waves
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B13/00Transmission systems characterised by the medium used for transmission, not provided for in groups H04B3/00 - H04B11/00
    • H04B13/02Transmission systems in which the medium consists of the earth or a large mass of water thereon, e.g. earth telegraphy

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スキューバダイ
ビング等に使用される水中通話装置に関し、また、その
水中通話装置等に使用される水中マイクロホンおよび
中通話装置の密閉型音響変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、圧縮空気を詰めたボンベから
ホースを介して送られてくる空気を呼吸して、人間が水
中に長時間滞在する場合において、人間が呼吸動作をし
ながら発する音声を水中マイクロホンにより捕らえて電
気信号に変換し、その電気信号を線路で伝送したり、そ
の電気信号を超音波に変調して音声情報を伝えたり、水
中スピーカを駆動して直接音波で伝えたりする水中通話
装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記水中通
話装置では、アクアラング用マウスピースをくわえたま
ま喋ることができないため、水中で話すときは口にくわ
えているマウスピースと水中マスクを外して、別に用意
したマイクの付いている水中マスクに水中で付け替える
ので、水中でマスクを替えるとき危険を伴うという欠点
がある。また、上記水中通話装置では、水中マスクから
水中に排出される空気の排気音と泡の音が大きなノイズ
となるため、明瞭度が悪くなるという欠点がある。ま
た、上記音声信号を超音波に変調して音声情報を伝える
水中通話装置では、顔全体を覆う全面マスク型の水中マ
スク内にマイクを取り付けと共に、超音波による送受信
装置を必要とし、構造が複雑でコストが高くつくという
問題がある。さらにまた、上記防水スピーカーを用いた
水中通話装置では、水深が10mより深くなると、水圧
の影響を受けて音声領域での音響伝達が非常に難しくな
るため、充分な音圧を得ることができず、音声が聞こえ
にくいという問題がある。
【0004】そこで、この発明の目的は、アクアラング
用マウスピースをくわえたまま喋ることができ、安全に
通話ができると共に、明瞭な通話ができる水中通話装置
および水中マイクロホンを提供することにある。
【0005】また、この発明のもう一つの目的は、水深
が10mよりも深い場合でも充分な音圧を得ることがで
きる水中通話装置の密閉型音響変換装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の水中通話装置は、口の中に入れるアクア
ラング用マウスピースの下側から延びるレギュレータ排
気パイプと、上記マウスピースの吸排気口近傍に一端が
接続され、上記マウスピース内の空間と連通する音響空
間を形成する排気パイプと、上記排気パイプの内側に設
けられ、音声信号を電気信号に変換する音声信号−電気
信号変換素子とを有する水中マイクロホンと、上記水中
マイクロホンの上記音声信号−電気信号変換素子の出力
に基づいて、水中に音波を伝える密閉型音響変換装置と
を備えたことを特徴としている。
【0007】上記請求項1の水中通話装置によれば、上
記マウスピースを口にくわえながら喋ると、上記マウス
ピース内の空間と連通する排気パイプ内の音響空間の空
気が音声を伝達する。そして、音声を発したときに吐き
出した空気は、レギュレータ排気口から排出される。し
たがって、水深が浅く息を吐き出しやすい場合は、上記
音声信号−電気信号変換素子をレギュレータ排気口から
離して配置することによって、吐き出した空気がレギュ
レータ排気口から排出されると共に、音声がマウスピー
ス内の空間から排気パイプ内の音響空間を伝わって、音
声信号−電気信号変換素子に明瞭に捕らえられる。一
方、水深が深く息が吐き出しにくい場合は、排気パイプ
に排気口とその排気口に排気弁を設けることによって、
吐き出した空気が排気パイプの排気口からも排出され
て、息が吐き出しやすくなるから、音声信号−電気信号
変換素子によりマウスピース側からの音声を明瞭に捕ら
える。そして、上記水中マイクロホンの音声信号−電気
信号変換素子の出力に基づいて、密閉型音響変換装置に
より水中に音波を伝える。したがって、上記マウスピー
スをくわえたまま喋ることができ、安全に通話ができる
と共に、明瞭な通話ができる。
【0008】また、請求項2の水中通話装置は、請求項
1に記載の水中通話装置において、上記マウスピース側
から排気口側への空気の流れのみを許容する排気弁を上
記排気パイプに設けると共に、上記水中マイクロホンを
上記排気弁の上流側に設けたことを特徴としている。
【0009】上記請求項2の水中通話装置によれば、水
圧が高いときに上記マウスピースを口にくわえながら喋
っても、上記マウスピース内の空間と連通する音響空間
が排気パイプの内側にあることによって息が吐き出しや
すくなり、その排気パイプ内の音響空間の空気が音声を
伝達する。そして、音声を発したときに吐き出した空気
は、排気パイプと排気弁を介して排出される。このと
き、例えばレギュレータ排気口の位置よりも排気パイプ
の排気口の位置を高くすることによって、水圧の僅かな
差によって水面に近い方の排気パイプの排気口から空気
が先に排出される。したがって、上記レギュレータ排気
口からの泡の排出と排気パイプの排気口からの泡の排出
が重ならないから雑音が小さくなり、音声が明瞭に捕ら
えられる。しかも、音声を発したときに吐き出した空気
が、排気パイプの内周側に設けられた上記音声信号−電
気信号変換素子の下流側の排気口から泡となって排出さ
れるので、音声信号−電気信号変換素子に下流側からの
泡の音が入りにくくなるから、音声信号−電気信号変換
素子により上流側すなわちマウスピース側からの音声を
明瞭に捕らえる。そして、上記水中マイクロホンの音声
信号−電気信号変換素子の出力に基づいて、密閉型音響
変換装置により水中に音波を伝える。したがって、水深
が深くなって息が吐き出しにくい場合でも、マウスピー
スをくわえたまま喋ることができ、安全に通話ができる
と共に、明瞭な通話ができる。
【0010】また、請求項3の水中通話装置は、請求項
2の水中通話装置において、上記水中マイクロホンは、
上記排気弁から排出される空気の泡を小さくする細孔を
有する網を備えたことを特徴としている。
【0011】上記請求項3の水中通話装置によれば、音
声を発したときに排気口から吐き出される空気の泡が網
によりできるだけ小さくされるので、泡の音を抑えて、
上記音声信号−電気信号変換素子が捕らえる音声の明瞭
度を向上できる。
【0012】また、請求項4の水中通話装置は、請求項
2の水中通話装置において、上記水中マイクロホンは、
上記排気パイプの内周側に設けられ、上記音声信号−電
気信号変換素子が内側の底部に固定された有底の筒体
と、上記筒体の開口側に上記筒体の軸方向に振動可能に
支持された振動板と、上記振動板の内側に一端が弾性部
材を介して取り付けられ、他端が上記音声信号−電気信
号変換素子に固定されたバネ部材とを備えたことを特徴
としている。
【0013】上記請求項4の水中通話装置によれば、上
記振動板の振動が筒体内の空気層を介して音声信号−電
気信号変換素子に伝達されるとき、音声よりも低い音域
の音を弾性部材とバネ部材により打ち消すので、低音域
の泡音を小さくできる。また、水深が深くなると、水圧
に応じて上記振動板にかかる気圧が大きくなり、振動板
がバネ部材の付勢力に抗して押し込まれ、上記気圧に応
じて振動板をバネ部材により保持する。したがって、上
記振動板を厚くすることなく、振動板と音声信号−電気
信号変換素子との間に音声信号を伝える空気層を確保で
きるので、水深40mにおける水圧にも耐える水中マイ
クロホンを備えた水中通話装置を実現できる。また、上
記水中マイクロホンの振動板の厚みを薄くすることによ
って、集音能力と音質を向上することができる。
【0014】また、請求項5の水中通話装置は、請求項
1の水中通話装置において、上記密閉型音響変換装置
は、弾性変形可能な音響振動板を有する密封容器と、上
記密封容器内に上記音響振動板と点結合するように設け
られ、電気信号を機械的振動信号に変換して、上記音響
振動板を点結合部を介して振動させる電気信号−機械的
振動信号変換素子と、上記密封容器内に設けられ、上記
音響振動板との間に密閉空間を形成すると共に上記電気
信号−機械的振動信号変換素子を支持する弾性変形可能
な支持板とを備えたことを特徴としている。
【0015】上記請求項5の水中通話装置によれば、上
記電気信号−機械的振動信号変換素子に点結合された音
響振動板の厚みを調整して、音響振動板の固有振動周波
数を特に中音域の周波数(例えば3.4kHz)にすること
によって、音響振動板の共振により中音域を強調して、
中音域で充分な音圧を得ることができ、音声よりも低い
低音域の音圧を抑制するので、上記音響振動板の振動に
より水中に伝えられる音声情報の明瞭度を向上できる。
また、水深が深くなって水圧が大きくなると、上記音響
振動板が内側に押されて弾性変形し、その音響振動板と
支持板との間の密閉空間に充填された例えば空気が圧縮
され、その圧縮空気の圧力によって支持板も内側に弾性
変形して湾曲し、音響振動板を点結合部を介して振動さ
せる電気信号−機械的振動信号変換素子が水圧による影
響を受けることがないので、水深40mの水圧に耐える
水中マイクロホンを備えた水中通話装置が実現できる。
【0016】また、請求項6の水中マイクロホンは、口
の中に入れるアクアラング用マウスピースの下側から延
びるレギュレータ排気パイプと、上記マウスピースの
排気口近傍に一端が接続され、上記マウスピース内の空
間と連通する音響空間を形成する排気パイプと、上記排
気パイプに設けられ、上記マウスピース側から排気口側
への空気の流れのみを許容する排気弁と、上記排気パイ
プの内周側かつ上記排気弁の上流側に設けられ、音声信
号を電気信号に変換する音声信号−電気信号変換素子
と、上記排気弁から排出される空気の泡を小さくする細
孔を有する網とを備えたことを特徴としている。
【0017】上記請求項6の水中マイクロホンによれ
ば、水圧が高いときに上記マウスピースを口にくわえな
がら喋っても、上記マウスピース内の空間と連通する排
気パイプの内周側の音響空間があることによって息が吐
き出しやすくなり、その排気パイプ内の音響空間の空気
が音声を伝達する。そして、音声を発したときに吐き出
した空気は、排気パイプと排気弁を介して排出される。
このとき、例えばレギュレータ排気口の位置よりも排気
パイプの排気口の位置を高くすることによって、水圧の
僅かな差によって水面に近い方の排気パイプの排気口か
ら空気を排出する。したがって、上記レギュレータ排気
口からの泡の排出と排気パイプの排気口からの排出が重
ならないから、雑音が小さくなり、音声が明瞭に捕らえ
られる。しかも、音声を発したときに吐き出した空気
が、排気パイプの内周側に設けられた上記音声信号−電
気信号変換素子の下流側の排気口から泡となって排出さ
れるので、音声信号−電気信号変換素子に泡の音が入り
にくくなるから、音声信号−電気信号変換素子により上
流側すなわちマウスピース側からの音声を明瞭に捕らえ
る。また、音声を発したときに排気パイプの排気口から
吐き出される空気の泡が上記網によりできるだけ小さく
される。そして、上記水中マイクロホンの音声信号−電
気信号変換素子の出力に基づいて、例えば、その電気信
号を線路で伝送したり、その電気信号を超音波に変調し
て音声情報を伝えたり、密閉型音響変換装置により水中
に音波を伝えたりする。したがって、上記マウスピース
をくわえたまま喋ることができ、安全に通話できると共
に、明瞭な通話ができる。
【0018】また、請求項7の水中マイクロホンは、請
求項6の水中マイクロホンにおいて、上記排気パイプの
内周側に設けられ、上記音声信号−電気信号変換素子が
内側の底部に固定された有底の筒体と、上記筒体の開口
側に上記筒体の軸方向に振動可能に支持された振動板
と、上記振動板の内側に一端が弾性部材を介して取り付
けられ、他端が上記音声信号−電気信号変換素子に固定
されたバネ部材とを備えたことを特徴としている。
【0019】上記請求項7の水中マイクロホンによれ
ば、上記振動板の振動が筒体内の空気層を介して音声信
号−電気信号変換素子に伝達されるとき、音声よりも低
い音域の音を弾性部材とバネ部材により打ち消すので、
低音域の泡音を小さくできる。また、水深が深くなる
と、水圧に応じて上記振動板にかかる気圧が大きくな
り、振動板がバネ部材の付勢力に抗して押し込まれ、上
記気圧に応じて振動板を筒体内にバネ部材により保持す
る。したがって、上記振動板を厚くすることなく、振動
板と音声信号−電気信号変換素子との間に音声信号を伝
える空気層を確保できるので、水深40mにおける水圧
にも耐える水中マイクロホンを実現できると共に、振動
板の厚みを薄くすることによって、集音能力と音質を向
上することができる。
【0020】また、請求項8の水中通話装置の密閉型音
響変換装置は、弾性変形可能な音響振動板を有する密封
容器と、上記密封容器内に上記音響振動板と点結合する
ように設けられ、電気信号を機械的振動信号に変換し
て、上記音響振動板を点結合部を介して振動させる電気
信号−機械的振動信号変換素子と、上記密封容器内に設
けられ、上記音響振動板との間に密閉空間を形成すると
共に上記電気信号−機械的振動信号変換素子を支持する
弾性変形可能な支持板とを備えたことを特徴としてい
る。
【0021】上記請求項8の水中通話装置の密閉型音響
変換装置によれば、上記電気信号−機械的振動信号変換
素子に点結合された音響振動板の厚みを調整して、音響
振動板の固有振動周波数を特に中音域の周波数(例えば
3.4kHz)にすることによって、音響振動板の共振によ
り中音域を強調して、中音域で充分な音圧を得ることが
でき、音声よりも低い低音域の音圧を抑制するので、上
記音響振動板の振動により水中に伝えられる音声の明瞭
度を向上できる。また、水中において水深が深くなって
水圧が大きくなると、上記音響振動板が内側に押されて
弾性変形し、その音響振動板と支持板との間の密閉空間
に充填された例えば空気が圧縮され、その圧縮空気の圧
力によって支持板も内側に弾性変形して湾曲し、音響振
動板を点結合部を介して振動させる電気信号−機械的振
動信号変換素子が水圧による影響を受けることがないの
で、水深40mにおける水圧にも耐える水中通話装置の
密閉型音響変換装置を実現できる。
【0022】また、請求項9の水中通話装置の密閉型音
響変換装置は、請求項8の水中通話装置の密閉型音響変
換装置において、上記電気信号−機械的振動信号変換素
子は、上記音響振動板に点結合されたボイスコイルと、
上記ボイスコイルと交差する閉磁路を形成する磁石部と
を有することを特徴としている。
【0023】上記請求項9の水中通話装置の密閉型音響
変換装置によれば、例えば音声を表す電気信号をボイス
コイルに入力して、音声を表す電流がボイスコイルに流
れると、上記磁石部により形成された閉磁路と交差する
ボイスコイルは軸方向に振動し、ボイスコイルに点結合
された音響振動板が機械的振動信号を出力する。したが
って、上記電気信号−機械的振動信号変換素子は、簡単
な構成で電気信号を機械的振動信号に容易に変換するこ
とができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の水中通話装置,
水中マイクロホンおよび水中通話装置の密閉型音響変換
装置を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0025】図1はこの発明の実施の一形態の水中通話
装置の水中マイクロホンを有するマウスピース付レギュ
レータの後面図であり、図2は上記マウスピース付レギ
ュレータの側面図である。
【0026】図1において、1は中空の円板型の酸素吸
入排気用レギュレータ、2は上記レギュレータ1の後面
側に設けられたシリコンゴム製のアクアラング用マウス
ピース、3,3は上記レギュレータ1の後面側かつマウ
スピース2の下側から両側方斜め下側に向かって延びる
レギュレータ排気パイプ、4は上記レギュレータ排気パ
イプ3,3の中央に設けられたレギュレータ排気弁、5
は上記マウスピース2の吸排気口2a近傍から側方に延
びたシリコンゴム製の音響空間部材としての排気パイプ
である。上記排気パイプ5によりマウスピース2内の空
間と連通する音響空間を形成し、排気パイプ5の内壁に
受音部10を取り付けている(図2参照)。上記排気パイ
プ5は、略中間で屈曲した略L字形状をしており、さら
に、先端が上方に向かって屈曲し、その排気パイプ5の
排気口5a側に排気弁50とカバー40に覆われた網8
とを設けている。また、上記レギュレータ1の外周に設
けられた酸素吸入パイプ6と圧縮空気を詰めたボンベ
(図示せず)とをエアパイプ7を介して接続して、ボンベ
からレギュレータ1内に空気を供給する。また、上記レ
ギュレータ1の前面の略中央にエアパージボタン9を設
けている(図2参照)。上記エアパージボタン9を押す
と、空気がレギュレータ1内にボンベから強制的に供給
される。なお、図2において、L1は、マウスピース2
の吸排気口2aから排気パイプ5の排気口5aまでの経路
長を示し、L2は、マウスピース2の吸排気口2aから
受音部10までの経路長を示しており、経路長L1に対
する経路長L2を予めこの水中通話装置を使用する水圧
に応じて調整する。
【0027】図3は図2に示す上記受音部10の断面図
を示し、この受音部10は、有底の円筒形状のケース1
1と、上記ケース11の開口側にケース11の軸方向に
振動可能に支持された振動板12と、上記振動板12の
内側に一端が弾性部材18を介して固定されたバネ部材
13と、上記バネ部材13の他端が外嵌されて固定さ
れ、上記マイク14の振動板12に対して反対側を接着
剤15によってケース11の底部に固定された音声信号
−電気信号変換素子としてのコンデンサマイクロホン1
4とを備えている。なお、上記コンデンサマイクロホン
14の代わりにダイナミックマイクロホン等を使用して
もよい。また、上記ケース11の開口側に半径方向内向
にフランジ11aに形成し、振動板12のフランジ11a
と反対の側の外周部に環状部材19を固定して、バネ部
材13により軸方向外向に振動板12を付勢している。
【0028】図4は上記水中通話装置の密閉型音響変換
装置としての防水スピーカーの断面図を示し、図5(a)
は上記防水スピーカーの正面図を示し、図5(b)は図4
のVb−Vb線から見た図を示している。
【0029】図4において、一端に弾性変形可能な音響
振動板21を有する円筒形状の本体ケース20と、上記
音響振動板21の略中心(図5(a)参照)にボイスコイル
固定金具41により一端が点結合されたボイスコイル2
2と、上記ボイスコイル22の内周側にボイスコイル固
定金具41に一端が固定され、他端が後述する第2の極
片27の円柱部27aの先端に固定されたバネ部材23
と、上記本体ケース20の内周側に固定され、上記ボイ
スコイル22が貫通するように穴24aが略中央に設け
られた弾性変形可能な円板状の支持板24と、上記支持
板24の音響振動板21に対して反対側の一端に一端が
固定され、ボイスコイル22が貫通するように穴25a
が略中央に設けられたドーナツ板状の第1の極片25
と、上記第1の極片24の他端に一端が固定されたドー
ナツ板状の永久磁石26と、上記永久磁石26の他端に
一端が固定され、中心から音響振動板21側に延びた円
柱部27aを有する円板状の第2の極片27と、上記第
2の極片27の他端に取り付けられた音声信号増幅基板
28とを備えている。上記第1の極片25,永久磁石2
6,第2の極片27および音声信号増幅基板28で電気
信号−機械的振動信号変換素子を構成し、その電気信号
−機械的振動信号変換素子を支持板24によって本体ケ
ース20内に支持している。上記第2の極片27の円柱
部27aが支持板24の穴24aを貫通すると共にボイス
コイル22内に挿入されている。上記本体ケース20の
音響振動板21に対して反対側の開口を裏蓋51により
閉じて、本体ケース20と裏蓋51により密閉容器を構
成している。上記永久磁石26から発生する磁束は、第
1の極片24と第2の極片27の円柱部27aとを介し
てボイスコイル22に交差するように閉磁路を形成して
いる。上記音声信号増幅基板28は、図3に示すコンデ
ンサマイクロホン14からマイクケーブル17を介して
入力された音声を表す電気信号を増幅し、その増幅され
た電気信号をボイスコイル22に出力する。なお、上記
ボイスコイル固定金具41は、ボイスコイル22の熱を
外部に放熱する役割を兼ねている。また、上記ボイスコ
イル22の熱をボイスコイル固定金具41とバネ部材2
3を介して第2の極片27に放熱する(内部放熱)。ま
た、水圧が余りかからない場合、例えば水深15mまで
の場合は、支持板24と裏蓋51との間の空間62に
は、シリコンゴム等を充填してもよい。
【0030】また、上記本体ケース20の下側に電池ケ
ース30を固定し、その電池ケース30の開口を蓋する
裏蓋52の外側に電源スイッチ32設けている。上記電
源スイッチ32により蓋5の内側に取り付けられたマグ
ネットスイッチ31をオンして、電池ケース30内に装
着された電池から本体ケース20内の音声信号増幅基板
28に電源を供給する。
【0031】上記構成の水中通話装置において、水圧が
高いときに図1に示すマウスピース2を口にくわえなが
ら喋っても、排気パイプ5内の音響空間があることによ
って息が吐き出しやすくなる。そして、音声を発したと
きに吐き出した空気は、図1,図2に示す矢印Aに示す
ように、排気パイプ5と排気弁50および網8を介して
排出され、このとき、レギュレータ排気口3aの位置よ
りも排気パイプ5の排気口5aの位置を高さH(図2に示
す)だけ高くすることによって、水圧の僅かな差で水面
に近い方の排気パイプ5の排気口5aから空気が先に排
出される。なお、通常の呼吸により吐き出した空気は、
排気パイプ5の排気口5aから排出されると共に、図1
に示す矢印B,Cに示すように、レギュレータ1内から
レギュレータ排気弁4を介してレギュレータ排気口3a,
3aから排出される。したがって、上記レギュレータ排
気口3a,3aからの泡の排出と排気パイプ5の排気口5a
からの泡の排出が重ならないから、雑音が小さくなり、
音声が明瞭に捕らえられる。しかも、音声を発したとき
に吐き出した空気が受音部10の下流側の排気口5aか
ら泡となって排出されるので、受音部10のコンデンサ
マイクロホン14に下流側からの泡の音が入りにくくな
るから、上流側すなわちマウスピース2側からの音声を
明瞭に捕らえる。そして、上記コンデンサマイクロホン
14から出力された電気信号をマイクケーブル17を介
して音声信号増幅基板28に入力し、その電気信号を音
声信号増幅基板28により増幅する。上記増幅された電
気信号を信号線43を介してボイスコイル22に入力し
て、音声を表す電流がボイスコイル22に流れると、上
記磁石部により形成された閉磁路と交差するボイスコイ
ル22は軸方向に振動し、そのボイスコイル22に点結
合された音響振動板21は機械的振動信号を出力して、
水中に音波を伝える。
【0032】したがって、上記水中マイクロホンと防水
スピーカーとを備えた水中通話装置によって、マウスピ
ース2をくわえたまま喋ることができ、安全に通話がで
きると共に、明瞭な通話ができる。また、従来の超音波
により音声情報を伝える水中通話装置の全面マスク型の
水中マスクや超音波による送受信装置が必要ないので、
低コストな水中通話装置ができる。
【0033】また、上記水中マイクロホンは、排気パイ
プ5の排気口5aに取り付けられた網8の細孔によっ
て、音声を発したときに吐き出される空気の泡ができる
だけ小さくされるので、泡の音を抑えて、コンデンサマ
イクロホン14が捕らえる音声の明瞭度を向上すること
ができる。
【0034】また、上記水中マイクロホンは、上記排気
パイプ5内に設けられた有底の円筒形状のケース11内
の振動板12の振動がケース11内の空間16の空気層
を介してコンデンサマイクロホン14に伝達され、この
とき、音声よりも低い音域の音が弾性部材18とバネ部
材13により減衰するので、低音域の泡音を小さくする
ことができる。また、水深が深くなると、上記振動板1
2にかかる水圧が大きくなり、振動板12がバネ部材1
3の付勢力に抗して押し込まれ、水圧に応じて振動板1
2をケース11内にバネ部材13により保持する。した
がって、上記振動板12を厚くすることなく、振動板1
2とコンデンサマイクロホン14との間に音声信号を伝
える空気層を確保できるので、この水中マイクロホン
は、水深40mにおける水圧にも耐えることができると
共に、振動板12の厚みを薄くすることによって、集音
能力と音質を向上することができる。
【0035】また、上記防水スピーカーは、ボイスコイ
ル22に点結合された音響振動板21の厚みを調整し
て、音響振動板21の固有振動周波数を中音域の周波数
(例えば3.4kHz)にすることによって、音響振動板2
1の共振により中音域を強調し、低音域の音圧を抑制し
つつ中音域で充分な音圧を得ることができるので、音響
振動板21の振動により水中に伝えられる音声情報の明
瞭度を向上することができ、半径10m以上の広い範囲
で音声を伝達することができる。また、水深が深くなる
と、上記音響振動板21が内側に押されて弾性変形し、
ボイスコイル固定金具41と共にボイスコイル22が内
側に向かってバネ部材23の付勢力に抗して移動する。
そして、さらに水深が深くなると、上記音響振動板21
と支持板24との間の空間61の空気層が圧縮されて、
その空気圧により支持板24も後方に湾曲し、支持板2
4に取り付けられた第1の極片25,永久磁石26およ
び第2の極片27からなる磁石部および音声信号増幅基
板28が後方に移動する。こうして、水深が深くなって
水圧が大きくなっても、ボイスコイル22に対する第1
の極片25,永久磁石26および第2の極片27からな
る磁石部の相対位置がほとんど変わらない。したがっ
て、上記防水スピーカーは、音響振動板21を点結合部
(ボイスコイル固定金具41)を介して振動させるボイス
コイル22が水圧による影響を受けることがなく、水深
40mの水圧にも耐えることができる。
【0036】また、上記防水スピーカーは、上記音響振
動板21に点結合されたボイスコイル22と、上記第1
の極片25,永久磁石26および第2の極片27からな
り、ボイスコイル22と交差する閉磁路を形成する磁石
部とを有するので、上記ボイスコイル22と磁石部の簡
単な構成で、電気信号を機械的振動信号に容易に変換す
ることができる。
【0037】上記実施の形態では、上記水中通話装置に
用いた水中マイクロホンは、水中での使用に限らず、陸
上で完全防水型のマイクロホンとして用いてもよい。
【0038】また、上記実施の形態では、密閉型音響変
換装置として図4に示す防水スピーカーについて説明し
たが、密閉型音響変換装置は、これに限らない勿論であ
る。また、この発明の密型音響変換装置を空気中(特
に湿度の多い場所)で使用してもよい。また、この発明
の密型音響変換装置は、音響振動板の厚みを変えるこ
とによって、50Hz〜14kHzの音域で利用すること
ができる。また、上記密型音響変換装置は、マイクロ
ホンにも適用することができる。
【0039】また、上記実施の形態では、密型音響変
換装置としての防水スピーカーの音響振動板21は、中
心になるほど薄くしているが、この音響振動板21の厚
さは、使用する材料等に応じて0.5mm〜5mmの範囲で
適宜選択してよい。また、上記音響振動板は、外側に緩
やかに湾曲した曲面にしたが、音響振動板の外側を平面
にし、音響振動板の内側を前方に緩やかに湾曲した曲面
にしてもよい。さらに、上記音響振動板の共振周波数を
高くしたい場合は、ステンレス鋼製の音響振動板を用い
てもよい。上記密型音響変換装置の音響振動板をステ
ンレス鋼製にする場合は、全体の厚みを変えずに緩やか
に湾曲させてもよい。
【0040】また、上記実施の形態では、密型音響変
換装置として図4に示す防水スピーカーにおいて、音響
振動板21を密封容器としての円筒形状の本体ケース2
0と一体に形成したが、別々に製作した音響振動板と密
封容器を組み合わせてもよい。
【0041】また、上記実施の形態では、アクアラング
用の水中通話装置について説明したが、アクアラングに
限らず、全ての潜水装置にこの発明の水中通話装置を適
用してよい。
【0042】また、上記実施の形態では、水中マイクロ
ホンにおいて受音部10を音響空間部材としての排気パ
イプ5の内壁に取り付けたが、受音部10を糸等により
吊るして、音響空間部材の内壁から離して取り付けても
よい。
【0043】また、上記実施の形態では、水中マイクロ
ホンに音響空間部材として排気パイプ5を用いたが、図
6に示すように、マウスピース2の吸排気口2a近傍か
ら側方に延び、排気口がなく端が密閉されたパイプ70
を用いてもよい。上記パイプ70の内側にマウスピース
2内の空間と連通する音響空間を有すると共に、パイプ
70内に受音部10を取り付けている。この場合、水深
が例えば10mと浅く息が吐き出しやすい場合、吐き出
した空気がレギュレータ排気パイプ3のレギュレータ排
気口3aから排出され、音声がマウスピース2内の空間
からパイプ70内の音響空間を伝わって、受音部10の
コンデンサマイクロホン(図示せず)に明瞭に捕らえられ
る。なお、図6において、水中マイクロホン以外は、図
1,図2のマウスピース付レギュレータと同一の構成を
しており、同一構成部は同一参照番号を付して説明を省
略する。
【0044】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の水中通話装置は、音声を発するときに吐き出す空気
が、口の中に入れたアクアラング用マウスピースの吸排
気口から排出され、上記マウスピース内の空間と連通す
る排気パイプの音響空間を音声信号が伝わり、排気パイ
プの内側に設けられた水中マイクロホンの音声信号−電
気信号変換素子によりその音声信号を電気信号に変換し
て、上記水中マイクロホンの音声信号−電気信号変換素
子の出力に基づいて、密閉型音響変換装置により水中に
音波を伝えるものである。
【0045】したがって、請求項1の発明の水中通話装
置によれば、上記マウスピースを口にくわえながら喋る
と、上記マウスピース内の空間と連通する排気パイプ内
の音響空間の空気が音声を伝達すると共に、吐き出した
空気は、レギュレータ排気口から排出される。したがっ
て、水深が浅く息を吐き出しやすい場合は、上記音声信
号−電気信号変換素子をレギュレータ排気口から離して
配置することによって、吐き出した空気がレギュレータ
排気口から排出され、音声がマウスピース内の空間から
排気パイプ内の音響空間を伝わって、音声信号−電気信
号変換素子に明瞭に捕らえられる。一方、水深が深く息
が吐き出しにくい場合は、排気パイプに排気口とその排
気口に排気弁を設けることによって、吐き出した空気が
排気パイプの排気口からも排出されて、息が吐き出しや
すくなるから、音声信号−電気信号変換素子によりマウ
スピース側からの音声を明瞭に捕らえる。そして、上記
水中マイクロホンの音声信号−電気信号変換素子の出力
に基づいて、密閉型音響変換装置により水中に音波を伝
える。したがって、上記マウスピースをくわえたまま喋
ることができ、安全に通話ができると共に、明瞭な通話
ができる。
【0046】また、請求項2の発明の水中通話装置は、
請求項1の水中通話装置において、音声を発するときに
吐き出す空気が、アクアラング用マウスピースの吸排気
口近傍に一端が接続された水中マイクロホンの排気パイ
プ内を通って、マウスピース側から排気口側への空気の
流れのみを許容する排気弁を介して排出され、上記マウ
スピース内の空間と連通する排気パイプの音響空間を音
声信号が伝わり、排気弁の上流側に設けられた水中マイ
クロホンの音声信号−電気信号変換素子によりその音声
信号を電気信号に変換するものである。
【0047】したがって、請求項2の発明の水中通話装
置によれば、水圧が高いときに上記マウスピースを口に
くわえながら喋っても、上記マウスピース内の空間と連
通する音響空間が排気パイプの内側にあることによっ
て、音声を発したときに吐き出した空気が排気パイプと
排気弁を介して排出しやすく、例えばレギュレータ排気
口の位置よりも排気パイプの排気口の位置を高くするこ
とによって、水圧の僅かな差によって水面に近い方の排
気パイプの排気口から空気が先に排出される。したがっ
て、上記レギュレータ排気口からの泡の排出と排気パイ
プの排気口からの泡の排出が重ならないので、雑音が小
さくなり、しかも、音声を発したときに吐き出した空気
が音声信号−電気信号変換素子の下流側の排気口から泡
となって排出され、音声信号−電気信号変換素子に下流
側からの泡の音が入りにくくなるから、音声信号−電気
信号変換素子により上流側すなわちマウスピース側から
の音声を明瞭に捕らえる。そして、上記水中マイクロホ
ンの音声信号−電気信号変換素子の出力に基づいて、密
閉型音響変換装置により水中に音波を伝える。したがっ
て、水深が深くなって息が吐き出しにくい場合でも、マ
ウスピースをくわえたまま喋ることができ、安全に通話
ができると共に、明瞭な通話が行える水中通話装置を実
現することができる。
【0048】また、請求項3の発明の水中通話装置は、
請求項2の水中通話装置において、上記水中マイクロホ
ンは、上記排気弁から排出される空気が通過する細孔を
有する網を備えたので、上記網により音声を発したとき
に吐き出される空気の泡をできるだけ小さくするから、
泡の音を抑えて、上記音声信号−電気信号変換素子が捕
らえる音声の明瞭度を向上することができる。
【0049】また、請求項4の発明の水中通話装置は、
請求項2の水中通話装置において、上記水中マイクロホ
ンは、上記排気パイプの内周側に設けられ、上記音声信
号−電気信号変換素子が内側の底部に固定された有底の
筒体と、上記筒体の開口側に筒体の軸方向に振動可能に
支持された振動板と、上記振動板の内側に一端が弾性部
材を介して取り付けられ、他端が音声信号−電気信号変
換素子に固定されたバネ部材とを備えたことによって、
上記振動板の振動が筒体内の空気層を介して音声信号−
電気信号変換素子に伝達されるとき、音声よりも低い音
域の音が弾性部材とバネ部材により減衰するので、通話
の妨げとなる低音域の泡音を小さくすることができる。
また、水深が深くなると、上記振動板にかかる水圧が大
きくなって、振動板がバネ部材の付勢力に抗して押し込
まれ、水圧に応じて振動板を筒体内にバネ部材の付勢力
により保持するので、振動板を厚くすることなく、振動
板と音声信号−電気信号変換素子との間に音声信号を伝
える空気層を確保でき、水深40mにおける水圧にも耐
えるようにできると共に、振動板の厚みを薄くすること
によって、集音能力と音質を向上することができる。
【0050】また、請求項5の発明の水中通話装置は、
請求項1の水中通話装置において、上記密閉型音響変換
装置は、弾性変形可能な音響振動板を有する密封容器内
に音響振動板と点結合するように電気信号−機械的振動
信号変換素子を設け、その電気信号−機械的振動信号変
換素子によって、電気信号を機械的振動信号に変換し
て、上記音響振動板を点結合部を介して振動させるの
で、上記音響振動板の厚みを調整して、音響振動板の固
有振動周波数を中音域の周波数にすると、音響振動板の
共振により中音域が強調され、低音域の音圧を抑制しつ
つ中音域では充分な音圧が得られるので、上記音響振動
板の振動により水中に伝えられる音声情報の明瞭度を向
上することができる。また、上記電気信号−機械的振動
信号変換素子を支持する弾性変形可能な支持板を、上記
音響振動板との間に密閉空間を形成するように密封容器
内に設けているので、水深が深くなって水圧が大きくな
ると、音響振動板が内側に押されて弾性変形し、その音
響振動板と支持板との間の密閉空間に充填された例えば
空気が圧縮され、その圧縮された空気の圧力によって支
持板も内側に弾性変形して湾曲し、音響振動板を点結合
部を介して振動させる電気信号−機械的振動信号変換素
子が水圧による影響を受けることがないから、水深40
mの水圧にも耐えるようにすることができる。
【0051】また、請求項6の発明の水中マイクロホン
は、音声を発するときに吐き出す空気が、口の中に入れ
るアクアラング用マウスピースの吸排気口近傍に一端が
接続された排気パイプ内を通って、マウスピース側から
排気口側への空気の流れのみを許容する排気弁と網の細
孔を通過して、小さな空気の泡となって排出され、上記
マウスピース内の空間と連通する排気パイプの音響空間
を音声信号が伝わり、排気パイプの内周側かつ排気弁の
上流側に設けられた音声信号−電気信号変換素子により
その音声信号を電気信号に変換するものである。
【0052】したがって、請求項6の発明の水中マイク
ロホンによれば、水圧が高いときに上記マウスピースを
口にくわえながら喋っても、上記排気パイプの音響空間
があることによって息が吐き出しやすく、例えばレギュ
レータ排気口の位置よりも排気パイプの排気口の位置を
高くすることによって、水圧の僅かな差によって水面に
近い方の排気パイプの排気口から空気を先に排出する。
したがって、上記レギュレータ排気口からの泡の排出と
排気パイプの排気口からの泡の排出が重ならないので、
雑音が小さくなり、しかも、音声を発したときに吐き出
した空気が上記音声信号−電気信号変換素子の下流側の
排気口から泡となって排出され、音声信号−電気信号変
換素子に下流側からの泡の音が入りにくくなるから、音
声信号−電気信号変換素子により上流側すなわちマウス
ピース側からの音声を明瞭に捕らえる。そして、上記音
声信号−電気信号変換素子の出力に基づいて、例えば、
その電気信号を線路で伝送したり、その電気信号を超音
波に変調して音声情報を伝えたり、密閉型音響変換装置
により水中に音波を伝えたりする。したがって、上記マ
ウスピースをくわえたまま喋ることができ、安全に通話
できると共に、明瞭な通話ができる水中マイクロホンを
実現することができる。
【0053】また、請求項7の発明の水中マイクロホン
は、請求項6の水中マイクロホンにおいて、上記排気パ
イプ内に設けられ、上記音声信号−電気信号変換素子が
内側の底部に固定された有底の筒体と、上記筒体の開口
側に上記筒体の軸方向に振動可能に支持された振動板
と、上記振動板の内側に一端が弾性部材を介して取り付
けられ、他端が上記音声信号−電気信号変換素子に固定
されたバネ部材とを備えたので、上記振動板の振動が筒
体内の空気層を介して音声信号−電気信号変換素子に伝
達されるとき、音声よりも低い音域の音が弾性部材とバ
ネ部材により減衰するので、通話の妨げとなる低音域の
泡音を小さくできる。また、水深が深くなって上記振動
板にかかる水圧が大きくなると、振動板がバネ部材の付
勢力に抗して押し込まれ、水圧に応じて振動板を筒体内
にバネ部材の付勢力により保持するので、振動板を厚く
することなく、振動板と音声信号−電気信号変換素子と
の間に音声信号を伝える空気層を確保でき、水深40m
の水圧にも耐えることができると共に、振動板の厚みを
薄くすることによって、集音能力と音質を向上すること
ができる。
【0054】また、請求項8の発明の水中通話装置の密
型音響変換装置は、弾性変形可能な音響振動板を有す
る密封容器内に音響振動板と点結合するように電気信号
−機械的振動信号変換素子を設け、その電気信号−機械
的振動信号変換素子により電気信号を機械的振動信号に
変換して、上記音響振動板を点結合部を介して振動させ
るので、電気信号−機械的振動信号変換素子に点結合さ
れた音響振動板の厚みを調整して、音響振動板の固有振
動周波数を中音域の周波数にすると、音響振動板の中音
域での共振により中音域を強調して、音声よりも低い低
音域の音圧を抑制しつつ中音域で充分な音圧を得ること
ができるので、上記音響振動板の振動により水中に伝え
られる音声の明瞭度を向上することができる。また、上
記電気信号−機械的振動信号変換素子を支持する弾性変
形可能な支持板を、上記音響振動板との間に密閉空間を
形成するように密封容器内に設けているので、水中にお
いて水深が深くなって水圧が大きくなると、上記音響振
動板が内側に押されて弾性変形し、その音響振動板と支
持板との間の密閉空間に充填された例えば空気が圧縮さ
れ、その圧縮された空気の圧力によって支持板も内側に
弾性変形して湾曲し、音響振動板を点結合部を介して振
動させる電気信号−機械的振動信号変換素子が水圧によ
る影響を受けることがないので、水深40mにおける水
圧にも耐えるようにできる。
【0055】また、請求項9の発明の水中通話装置の密
型音響変換装置は、請求項8の 中通話装置の密閉
音響変換装置において、上記電気信号−機械的振動信号
変換素子は、上記音響振動板に点結合されたボイスコイ
ルと、上記ボイスコイルと交差する閉磁路を形成する磁
石部とを有するので、例えば音声を表す電気信号をボイ
スコイルに入力して、音声を表す電流がボイスコイルに
流れると、上記磁石部により形成された閉磁路と交差す
るボイスコイルは軸方向に振動して、そのボイスコイル
に点結合部された音響振動板が機械的振動信号を出力す
る。したがって、上記電気信号−機械的振動信号変換素
子は、簡単な構成で電気信号を機械的振動信号に容易に
変換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の一形態の水中通話装
置の水中マイクロホンを有するマウスピース付レギュレ
ータの後面図である。
【図2】 図2は上記マウスピース付レギュレータの側
面図である。
【図3】 図3は図2に示す受音部の断面図である。
【図4】 図4は上記水中通話装置の防水スピーカーの
断面図である。
【図5】 図5(a)は図4に示す防水スピーカーの正面
図であり、図5(b)は図4のVb−Vb線から見た図であ
る。
【図6】 図6は他の例の水中マイクロホンを有するマ
ウスピース付レギュレータの側面図である。
【符号の説明】
1…酸素吸入排気用レギュレータ、2…マウスピース、
2a…吸排気口、3…レギュレータ排気パイプ、3a…レ
ギュレータ排気口、4…レギュレータ排気弁、5…排気
パイプ、5a…排気口、6…酸素吸入ケーブル、7…エ
アパイプ、8…網、9…エアパージボタン、10…受音
部、12…振動板、13…バネ部材、14…マイクロホ
ン、20…本体ケース、21…音響振動板、22…ボイ
スコイル、23…バネ部材、24…支持板、25…第1
の極片、26…第2の極片、27…永久磁石、28…音
声信号増幅基板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植木 正春 新潟県上越市岩木83−8 ウエタックス 株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−137696(JP,U)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口の中に入れるアクアラング用マウスピ
    ースの下側から延びるレギュレータ排気パイプと、上記
    マウスピースの吸排気口近傍に一端が接続され、上記マ
    ウスピース内の空間と連通する音響空間を形成する排気
    パイプと、上記排気パイプの内側に設けられ、音声信号
    を電気信号に変換する音声信号−電気信号変換素子とを
    有する水中マイクロホンと、 上記水中マイクロホンの上記音声信号−電気信号変換素
    子の出力に基づいて、水中に音波を伝える密閉型音響変
    換装置とを備えたことを特徴とする水中通話装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の水中通話装置におい
    て、 上記マウスピース側から排気口側への空気の流れのみを
    許容する排気弁を上記排気パイプに設けると共に、上記
    水中マイクロホンを上記排気弁の上流側に設けたことを
    特徴とする水中通話装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の水中通話装置におい
    て、 上記水中マイクロホンは、上記排気弁から排出される空
    気の泡を小さくする細孔を有する網を備えたことを特徴
    とする水中通話装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の水中通話装置におい
    て、 上記水中マイクロホンは、上記排気パイプの内周側に設
    けられ、上記音声信号−電気信号変換素子が内側の底部
    に固定された有底の筒体と、上記筒体の開口側に上記筒
    体の軸方向に振動可能に支持された振動板と、上記振動
    板の内側に一端が弾性部材を介して取り付けられ、他端
    が上記音声信号−電気信号変換素子に固定されたバネ部
    材とを備えたことを特徴とする水中通話装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の水中通話装置におい
    て、 上記密閉型音響変換装置は、弾性変形可能な音響振動板
    を有する密封容器と、上記密封容器内に上記音響振動板
    と点結合するように設けられ、電気信号を機械的振動信
    号に変換して、上記音響振動板を点結合部を介して振動
    させる電気信号−機械的振動信号変換素子と、上記密封
    容器内に設けられ、上記音響振動板との間に密閉空間を
    形成すると共に上記電気信号−機械的振動信号変換素子
    を支持する弾性変形可能な支持板とを備えたことを特徴
    とする水中通話装置。
  6. 【請求項6】 口の中に入れるアクアラング用マウスピ
    ースの下側から延びるレギュレータ排気パイプと、 上記マウスピースの 吸排気口近傍に一端が接続され、上
    記マウスピース内の空間と連通する音響空間を形成する
    排気パイプと、 上記排気パイプに設けられ、上記マウスピース側から排
    気口側への空気の流れのみを許容する排気弁と、 上記排気パイプの内周側かつ上記排気弁の上流側に設け
    られ、音声信号を電気信号に変換する音声信号−電気信
    号変換素子と、 上記排気弁から排出される空気の泡を小さくする細孔を
    有する網とを備えたことを特徴とする水中マイクロホ
    ン。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の水中マイクロホンにお
    いて、 上記排気パイプの内周側に設けられ、上記音声信号−電
    気信号変換素子が内側の底部に固定された有底の筒体
    と、上記筒体の開口側に上記筒体の軸方向に振動可能に
    支持された振動板と、上記振動板の内側に一端が弾性部
    材を介して取り付けられ、他端が上記音声信号−電気信
    号変換素子に固定されたバネ部材とを備えたことを特徴
    とする水中マイクロホン。
  8. 【請求項8】 弾性変形可能な音響振動板を有する密封
    容器と、 上記密封容器内に上記音響振動板と点結合するように設
    けられ、電気信号を機械的振動信号に変換して、上記音
    響振動板を点結合部を介して振動させる電気信号−機械
    的振動信号変換素子と、上記密封容器内に設けられ、上
    記音響振動板との間に密閉空間を形成すると共に上記電
    気信号−機械的振動信号変換素子を支持する弾性変形可
    能な支持板とを備えたことを特徴とする水中通話装置の
    密閉型音響変換装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の水中通話装置の密閉
    音響変換装置において、 上記電気信号−機械的振動信号変換素子は、上記音響振
    動板に点結合されたボイスコイルと、上記ボイスコイル
    と交差する閉磁路を形成する磁石部とを有することを特
    徴とする水中通話装置の密閉型音響変換装置。
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