JP3366183B2 - 伝搬路特性推定装置 - Google Patents

伝搬路特性推定装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝搬路特性推定装
置に関し、例えば、移動体通信システムの受信装置に好
適なものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、移動通信においては、フェージ
ング変動によって包絡線及び位相が大きく歪むため、伝
搬路の特性を測定して補償することが行われている。例
えば、下記文献などにもその補償方法が提案されてい
る。
【0003】文献:電子情報通信学会論文誌B−II、
Vol.J72−B−II、No.1、ページ7−1
5、1989年1月、『陸上移動通信用16QAMのフ
ェージングひずみ補償方式』、三瓶政一。
【0004】この文献では、情報データ区間の伝搬路特
性を補間操作することが提案されている。即ち、定期的
に挿入された既知のフレームシンボルからフェージング
歪みを測定し、その時系列信号を内挿することによっ
て、全シンボルにおけるフェージング歪みを推定し、補
償しようとしている。
【0005】具体的には、Tfを既知データの挿入間
隔、Kを任意の整数とすると、第1の方法は、既知デー
タ成分が除去された時刻KTfと時刻(K+1)Tfに
おける既知データの検波値を通る直線上の値で、時刻K
Tfと時刻(K+1)Tfの間の情報データ区間の伝搬
路特性を補間する。また、第2の方法は、既知データ成
分が除去された時刻(K−1)Tfと時刻KTfと時刻
(K+1)Tfにおける既知データの検波値を通る放物
線上の値で、時刻KTfと時刻(K+1)Tfの間の情
報データ区間の伝搬路特性を補間する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では、既知データの検波値を通る直線或いは放物線
で補間しているため、既知データの検波値が大きなノイ
ズ成分を含んでいる場合、得られた伝搬路特性が大きな
ノイズ成分を含んでしまうという問題がある。これによ
って、伝搬路特性を精度良く特定することができず、フ
ェージング歪みや位相歪みなどの補償を行うことができ
ない。
【0007】このようなことから、既知データの検波値
が大きなノイズ成分を含んでいる場合でも、伝搬路特性
を精度良く得ることができる伝搬路特性推定装置の実現
が要請されている。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、送信
される情報データの中に間欠的に既知データが配置され
ており、情報データと既知データとを受信し、これらの
受信データから伝搬路特性を推定し、伝搬路特性推定信
号を出力する伝搬路特性推定装置において、以下の特徴
的な構成で上述の課題を解決する。
【0009】即ち、本発明は、(1)上記受信データか
ら間欠的に配置されている既知データを検出し、この検
出既知データと予め自装置に設定されている既知データ
との比較処理を行って伝搬路影響値を求め、間欠的配置
の既知データ間の伝搬路影響値を補間し、補間後の伝搬
路影響値を出力する伝搬路影響値補間手段と、(2)補
間後の伝搬路影響値を使用して上記受信データに与えら
れている伝搬路影響を除去し、情報データを推定する
報データ推定手段と、(3)上記受信データから、推定
された情報データを除去し、擬似伝搬路推定信号を出力
する擬似伝搬路推定手段と、(4)この擬似伝搬路推定
信号から、不要周波数成分を除去して伝搬路特性を推定
し、上記伝搬路特性推定信号を出力する伝搬路特性推定
手段とを備える。
【0010】このような構成で、(1)の伝搬路影響値
補間手段が、受信データから検出した既知データと、自
装置に予め設定している既知データとの比較処理を行っ
て、伝搬路の特性が既知データに与えた影響を伝搬路影
響値として求める。そして、間欠的に配置されている既
知データ間における上記伝搬路影響値の内挿補間を行
う。これによって既知データが連続的に送信されなくと
も、本装置で十分に伝搬路影響値を取得することができ
る。
【0011】また、(2)の情報データ推定手段が、受
信データに与えている伝搬路影響を既知データ間での補
間によって得られた伝搬路影響値を使用して除去するこ
とで、送信された情報データを推定する。更に、(3)
擬似伝搬路推定手段が、受信データから、推定された情
報データを除去して、擬似伝搬路推定信号を生成し、
(4)の伝搬路特性推定手段が、この擬似伝搬路推定信
号から、不要周波数成分を除去することで真の伝搬路特
性推定信号を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施の形態を
図面を用いて説明する。本実施の形態においては、送信
側で、送信する情報データの中に、予め定められた時間
間隔ごとに予め定めた既知データを挿入してあるシンボ
ルデータを、デジタル位相変調し、送信する移動体通信
システムに対する受信装置において、以下のような構成
にする。尚、この移動体通信システムの送信装置の構成
については、例えば、特願平6−308620号の明細
書及び図面の『伝搬路推定器及び移動体受信装置』に示
している構成をとることができる。
【0013】(1)受信シンボルデータと既知データの
位置情報とが入力され、既知データの位置に対応する受
信シンボルデータと予め定めた既知データとを乗算し、
予め定めた時間間隔ごとに伝搬路特性値(伝搬路の影響
を表す値)を出力する既知データ変換器と、(2)既知
データ変換器が出力する予め定めた時間間隔ごとに出力
される伝搬路特性が入力され、予め定めた時間間隔ごと
に出力される伝搬路特性を複数用いて、情報データ区間
の伝搬路特性を補間操作する伝搬路特性補間器と、
(3)補間された伝搬路特性の共役複素信号と受信シン
ボルデータとを乗算し、伝搬路情報を除去した受信シン
ボルデータを出力する伝搬路特性乗算器と、(4)伝搬
路情報を除去した受信シンボルデータを判定し、判定結
果を出力するデータ判定器と、(5)判定結果の共役複
素信号と受信シンボルデータとを乗算し、疑似伝搬路特
性を出力する判定結果乗算器と、(6)疑似伝搬路特性
をフィルタリングし、伝搬路推定値を出力するローパス
フィルタ回路とを備える構成にする。
【0014】また、上記伝搬路特性補間器を、時間間隔
ごとに出力される伝搬路特性信号を複数個用いて、最小
2乗法に基づく補間法の一つとしてN次(Nは0以上の
整数)のガウスの補間公式によって補間処理を行うよう
に構成する。尚、N次のガウスの補間公式による補間方
法については、文献:岩波書店発行、『数学辞典』の第
3版の「補間法」に解説されている。
【0015】更に、上記ローパスフィルタを適用する移
動体通信システムが許容している最大ドップラ周波数ま
でフラットであり、それ以上の周波数では十分減衰して
いる周波数特性を有するフィルタで構成する。
【0016】これらの構成によって、既知データ変換器
において、既知データの位置に対応している受信シンボ
ルデータから既知データ成分が取り除かれ、予め定めた
時間間隔ごとの伝搬路特性信号が得られるようにする。
【0017】次に、伝搬路特性補間器において、受信シ
ンボルデータに対応する伝搬路特性信号が補間され、伝
搬路特性乗算器において、補間された伝搬路特性の共役
複素信号と受信シンボルデータとを掛け合わすことによ
って、伝搬路による位相成分を取り除き、それをデータ
判定器において、軟判定、硬判定することによって送信
された情報データを推定する。
【0018】更に、判定結果乗算器において、推定され
た情報データの共役複素信号と受信シンボルデータとを
乗算することによって、受信シンボルデータから情報デ
ータの位相成分が取り除かれる。情報データが取り除か
れた信号は、まだノイズ成分を含んだ疑似的な伝搬路特
性を表す信号である。
【0019】無線伝搬路を伝搬して到来した信号は、最
大ドップラ周波数以下の周波数にだけ分布しているの
で、それ以上の不要周波数成分を除去するローパスフィ
ルタで疑似的な伝搬路特性信号をフィルタリングするこ
とによってノイズ成分を含まない真の伝搬路特性信号を
得る。
【0020】図1は、本実施の形態の伝搬路特性推定装
置の具体的な機能構成図である。この図1において、伝
搬路特性推定装置は、主に、既知データ変換器13と、
伝搬路特性補間器14と、伝搬路特性乗算器15と、デ
ータ判定器16と、判定結果乗算器17と、ローパスフ
ィルタ回路18とから構成されている。
【0021】受信シンボルデータ入力端子11には、送
信側で、送信する情報データの中に、予め定めた時間間
隔ごとに予め定めた既知データ(例えば、いわゆる、パ
イロット信号)を挿入しているシンボルデータを、デジ
タル位相復調したベースバンドの受信シンボルデータが
印加される。このベースバンドの受信シンボルデータ
は、既知データ変換器13と、伝搬路特性乗算器15
と、判定結果乗算器17とに与える。
【0022】既知データ位置情報入力端子12には、例
えば、図示省略している同期捕捉回路から復調開始時に
既知データ(例えば、パイロット信号)の位置情報が印
加される。つまり、既知データが検出された時刻データ
が印加され、この時刻データは、既知データ変換器13
に与えられる。尚、上記同期捕捉回路の構成について
は、例えば、特願平6−302094号の明細書及び図
面に記載の『同期追跡装置』の構成を利用することがで
きる。
【0023】既知データ変換器13は、受信シンボルデ
ータ入力端子11から与えられるベースバンドの受信シ
ンボルデータと、既知データ位置情報入力端子12から
与えられる既知データ位置情報とから予め定められた既
知データ(パイロット信号)の時間間隔Tfごとの伝搬
路特性信号を出力して伝搬路特性補間器14に与える。
尚、この伝搬路特性信号は、他に伝搬路影響を定量的に
表す信号として定義することもできる。
【0024】伝搬路特性補間器14は、既知データ変換
器13からの伝搬路特性信号から受信シンボルデータ間
隔Tsで補間した補間後の伝搬路特性信号を複素共役信
号(記号*で図示している。)の信号形式で出力して伝
搬路特性乗算器15に与える。具体的には、時間間隔ご
とに出力される伝搬路特性を複数個用いて、N次のガウ
スの補間公式によって内挿補間処理操作を行うことが非
常に簡単な構成で短時間に求める上で好ましい。例え
ば、これを実現する一例の回路構成としては、例えば、
非巡回型デジタルフィルタ回路構成で補間を実現するこ
とができる。この例としては、例えば、特開平8−32
550号公報、特開平8−32551号公報及び特開平
8−32552号公報などに示されている回路構成をと
ることもできる。
【0025】伝搬路特性乗算器15は、受信シンボルデ
ータ入力端子11から与えられる受信シンボルデータ
と、伝搬路特性補間器14から与えられる補間後の伝搬
路特性信号との複素共役での乗算を行うことによって、
伝搬路特性を除去した後の受信シンボルデータを生成し
てデータ判定器16に与える。即ち、既知データが受信
されるまでに伝搬路の種々の影響を受けて受信された場
合であっても、受信した既知データから伝搬路特性信号
を求め、この伝搬路特性信号の乗算によって、伝搬路特
性を除去した受信シンボルデータを得ることができる。
【0026】データ判定器16は、伝搬路特性乗算器1
5から与えられる伝搬路特性除去後の受信シンボルデー
タに対する軟判定(例えば、複数ビット信号から確から
しい信号を求めること)、硬判定(シンボルデータの
1、0を識別すること)などを行ってデータ判定結果を
複素共役信号(記号*で図示している。)の形式で出力
して判定結果乗算器17に与える。
【0027】判定結果乗算器17は、データ判定器16
から与えられる判定結果データと、受信シンボルデータ
入力端子11から与えられる受信シンボルデータとの複
素共役での乗算を行うことによって、適用する移動体通
信システムが許容する最大ドップラ周波数fHzより
も高い周波数の帯域にノイズ成分を含んだ状態の疑似的
な(又は仮の)伝搬路特性信号を生成出力してローパス
フィルタ回路18に与える。
【0028】ローパスフィルタ回路18は、判定結果乗
算器17からの疑似(又は仮)伝搬路特性信号に対して
低域通過を行って、ノイズ成分を除去した伝搬路特性推
定信号を出力する。即ち、適用する移動体通信システム
が許容する最大ドップラ周波数まで低域通過特性がフラ
ットであり、それよりも高い周波数では十分にノイズ成
分を減衰させる周波数特性を有することが好ましい。こ
れによって、適用する移動体通信システムが許容する最
大ドップラ周波数よりも高い周波数の帯域に存在してい
るノイズ成分が除去され、真の伝搬路特性に近い伝搬路
特性推定値を得ることができる。
【0029】(動作): 次に、図1の伝搬路特性推
定装置の動作を説明する。先ず、受信シンボルデータと
既知データ位置情報とが既知データ変換器13に与えら
れると、受信シンボルの中から既知データに対して予め
定めた既知データを乗算することによって受信シンボル
データから既知データ成分を取り除き、予め定めた時間
間隔Tfごとの伝搬路特性信号が出力される。
【0030】この伝搬路特性信号は、伝搬路特性補間器
14に与えられ、『時刻KTfと時刻(K+1)Tfに
既知データ変換器13から出力された伝搬路特性信号を
保持しておき、それらの値を通る直線上の値が時刻KT
fと時刻(K+1)Tfの間Ts間隔で伝搬路特性信号
として出力され、時刻(K+2)Tfには新たに既知デ
ータ変換器13から出力された伝搬路特性信号が保持さ
れ、同様な操作が繰り返されて伝搬路特性信号がTs間
隔で補間される』(本実施の形態の補間方法)。そし
て、Ts間隔で補間された伝搬路特性信号が複素共役信
号の形式で伝搬路乗算器15に与えられる。Ts間隔で
補間された伝搬路特性信号と、時刻N・Tsの受信シン
ボル信号との乗算が行われて、伝搬路特性が除去された
受信シンボルデータが得られる。この受信シンボルデー
タは、データ判定器16で軟判定、硬判定されて、デー
タ判定結果が複素共役信号の形式で出力される。
【0031】このデータ判定結果信号と受信シンボルデ
ータとの乗算が判定結果乗算器17で行われて、適用す
る移動体通信システムが許容する最大ドップラ周波数f
Hzよりも高い周波数の帯域にノイズ成分を含んだ状
態の疑似伝搬路特性信号が得られる。この疑似伝搬路特
性信号は、ローパスフィルタ回路18で、適用する移動
体通信システムが許容する最大ドップラ周波数まで低域
通過させ、それよりも高い周波数では十分にノイズを減
衰させる周波数特性で、許容する最大ドップラ周波数よ
りも高い周波数の帯域に存在しているノイズ成分が除去
され、真の伝搬路特性に近い伝搬路特性推定値が出力さ
れる。
【0032】(本発明の実施の形態の効果): 以上
の本発明の実施の形態によれば、既知データの検波値が
大きなノイズ成分を含んでいる場合でも、補間操作によ
って伝搬路情報を受信シンボルデータ速度に拡張し、そ
の信号から送信された情報データを推定し、推定された
情報データを受信シンボルデータから除去することによ
ってノイズ成分を含んだ伝搬路特性を得て、更に適用す
る移動体通信システムが許容する最大ドップラ周波数以
上の帯域に存在するノイズ成分を除去する構成をとって
いるため、推定された伝搬路特性に大きなノイズ成分を
含んでしまうことがなくなる。
【0033】また、伝搬路特性補間器14が、複数の伝
搬路特性値から、N次のガウス補間公式に基づく補間処
理によって補間後の伝搬路特性値を生成することで、補
間処理を非常に簡単な構成で短時間に行うことができ
る。
【0034】更に、ロウパスフィルタ18の周波数特性
を許容する最大ドップラ周波数まで低域通過させ、それ
以上の周波数では十分にノイズを減衰させる周波数特性
とすることで、許容する最大ドップラ周波数より高い周
波数のノイズを除去でき、品質の高い伝搬路特性推定信
号を得ることができる。
【0035】従って、既知データの検波値が大きなノイ
ズ成分を含んでいる場合でも、伝搬路特性を精度良く推
定する伝搬路特性推定装置を実現することができる。
【0036】(他の実施の形態): (1)尚、以上
の実施の形態において、伝搬路特性補間器14におい
て、『時刻KTfと時刻(K+1)Tfに既知データ変
換器13から出力された伝搬路特性信号を保持してお
き、それらの値を通る直線上の値が時刻KTfと時刻
(K+1)Tfの間Ts間隔で伝搬路特性信号として出
力され、時刻(K+2)Tfには新たに既知データ変換
器13から出力された伝搬路特性信号が保持され、同様
な操作が繰り返されて伝搬路特性信号がTs間隔で補間
される』方法をとったが、他に、時刻KTfと(K+
1)Tfの間をTs間隔で補間する方法であれば、1次
以外のN次のガウスの補間公式で補間する方法や、ま
た、『時刻KTfに既知データ変換器13より出力され
た伝搬路特性を保持しておき、時刻(K+1)Tfまで
の間、Ts間隔で保持した伝搬路特性を出力し、時刻
(K+1)Tfには、新たに既知データ変換器13より
出力された伝搬路特性を保持し、同様な操作を繰り返す
方法などであってもよい。
【0037】その他、0挿入補間、ニュートンの補間公
式、ラグランジュの補間方法、差分商による補間、エル
ミート補間、スプライン補間などのいずれかによって補
間を行うこともできる。
【0038】(2)また、ローパスフィルタ回路18で
は、帯域以上のノイズ成分除去に理想的なローパスフィ
ルタを用いたが、適応する移動体通信システムが除去す
る最大ドップラ周波数よりも高い周波数の帯域に存在す
るノイズ成分が除去できるものであれば、例えば、FF
T(高速フーリエ変換)回路などで構成することもよ
い。
【0039】(3)更にまた、上述の実施の形態の伝搬
路特性推定装置を移動体通信システムの受信装置に適用
する場合には、文献:特願平6−308620号の明細
書及び図面の『伝搬路推定器及び移動体受信装置』に示
している受信装置の構成をとることができる。このよう
な受信装置によって正確なデータ復調を行うことができ
る。
【0040】
【発明の効果】以上述べた様に本発明は、受信データか
ら間欠的配置の既知データを検出し、この検出既知デー
タと予め自装置に設定されている既知データとの比較処
理を行って伝搬路影響値を求め、既知データ間の伝搬路
影響値を補間し、補間後の伝搬路影響値を使用して受信
データに与えている伝搬路影響を除去して情報データを
推定し、受信データから、推定した情報データを除去
し、不要周波数成分を除去して伝搬路特性を推定するこ
とで、既知データの検波値が大きなノイズ成分を含んで
いる場合でも、伝搬路特性を精度良く推定する伝搬路特
性推定装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の伝搬路推定装置の機能構
成図である。
【符号の説明】
11…受信シンボルデータ入力端子、12…既知データ
位置情報入力端子、13…既知データ変換器、14…伝
搬路特性補間器、15…伝搬路特性乗算器、16…デー
タ判定器、17…判定結果乗算器、18…ローパスフィ
ルタ回路、19…伝搬路推定値出力端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−281614(JP,A) 特開 平6−338914(JP,A) 特開 平2−137526(JP,A) 特表 平4−505690(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 3/00 - 3/44 H04B 7/005 - 7/015

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信される情報データの中に間欠的に既
    知データが配置されており、上記情報データと上記既知
    データとを受信し、これらの受信データから伝搬路特性
    を推定し、伝搬路特性推定信号を出力する伝搬路特性推
    定装置において、 上記受信データから間欠的に配置されている上記既知デ
    ータを検出し、この検出既知データと予め自装置に設定
    されている既知データとの比較処理を行って伝搬路影響
    値を求め、間欠的配置の既知データ間の伝搬路影響値を
    補間し、補間後の伝搬路影響値を出力する伝搬路影響値
    補間手段と、 補間後の上記伝搬路影響値を使用して上記受信データに
    与えられている伝搬路影響を除去し、含まれている情報
    データを推定する情報データ推定手段と、 上記受信データから、推定された上記情報データを除去
    し、擬似伝搬路推定信号を出力する擬似伝搬路推定手段
    と、 上記擬似伝搬路推定信号から、 不要周波数成分を除去し
    て伝搬路特性を推定し、上記伝搬路特性推定信号を出力
    する伝搬路特性推定手段とを備えることを特徴とする伝
    搬路特性推定装置。
  2. 【請求項2】 上記伝搬路影響値補間手段は、複数の上
    記伝搬路影響値から、最小2乗法に基づく補間処理によ
    って補間後の上記伝搬路影響値を生成することを特徴と
    する請求項1記載の伝搬路特性推定装置。
  3. 【請求項3】 上記伝搬路特性推定手段の不要周波数成
    分の除去を、許容する最大ドップラ周波数までの低域通
    過特性が平坦で、許容する最大ドップラ周波数よりも高
    い周波数では上記低域通過特性に比べて十分に通過阻止
    する特性のフィルタ処理で行うことを特徴とする請求項
    1又は2記載の伝搬路特性推定装置。
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