JP3365124B2 - フェーズドアレーアンテナ装置 - Google Patents

フェーズドアレーアンテナ装置

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JP3365124B2
JP3365124B2 JP03546995A JP3546995A JP3365124B2 JP 3365124 B2 JP3365124 B2 JP 3365124B2 JP 03546995 A JP03546995 A JP 03546995A JP 3546995 A JP3546995 A JP 3546995A JP 3365124 B2 JP3365124 B2 JP 3365124B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の送受信モジュ
ールとその送受信モジュールへビーム指向データ等を転
送する装置により構成されてフェーズドアレーアンテナ
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来及び本発明が適用される背景
となるフェーズドアレーアンテナ装置の一部の運用概念
図である。図において、1はXY平面状に展開されたフ
ェーズドアレーアンテナ開口、2はフェーズドアレーア
ンテナ開口1上に配列挿入された複数の送受信モジュー
ル、3はデータ変換部、4はビーム指向のために送受信
モジュール2に与える方向余弦データ等を計算する情報
処理機器である。また図7は図6をブロック図に展開し
たもので、図において、2a〜2iはここでは例として
図に示したようにフェーズドアレーアンテナ開口1の右
上を座標原点O(0,0)とし、X軸Y軸を図のように
取り、座標原点Oに最も近い送受信モジュール2gの座
標を(x,y)とし、あとはX方向の隣り合う送受信モ
ジュール2の間隔dx 、Y方向の隣り合う送受信モジュ
ール2の間隔dy で各々の座標を持った、フェーズドア
レーアンテナ開口1に挿入された送受信モジュール、5
a〜5iは送受信モジュール2a〜2i内に内蔵される
モジュール移相器、6a〜6iは同じく送受信モジュー
ル2a〜2i内に内蔵されるモジュール計算器、7はマ
イクロプロセッサ、8a〜8bはマイクロプロセッサ7
により制御され、マイクロプロセッサ7がここでは図示
されない情報処理機器4から受信したビーム指向のため
の方向余弦データ等をモジュール計算器6a〜6iが受
信できる形式に変換し転送するデータ変換回路、9a〜
9cはフェーズドアレーアンテナ開口1上で同じX座標
にある全てのモジュール計算器6とデータ変換回路8a
を接続するXデータライン、10a〜10cは同様にフ
ェーズドアレーアンテナ開口1上で同じY座標にある全
てのモジュール計算器6とデータ変換回路8bを接続す
るYデータラインである。また図8は図7における従来
のモジュール計算器6の内部の詳細な構成を示した図で
あり、図において、11はXデータライン9及びYデー
タライン10上を流れるデータ内部に取り込む入力部、
12はモジュール計算器6内での計算等の動作を制御す
る計算器制御部、13は計算器制御部12の指示により
加算演算を行う加算器、14は同様に計算器制御部12
の指示により乗算演算を行う乗算器、15はビーム走査
に必要となる波長データを記憶している波長データ記憶
素子、16は同じビーム走査に必要となるこのモジュー
ル計算器6が内蔵される送受信モジュール2の座標デー
タを記憶している座標データ記憶素子、17はビーム走
査時に理想的な波面が得られるように全ての送受信モジ
ュール2に固有の値である補正データを記憶している補
正データ記憶素子、18は計算器制御部12の指示によ
り加算器13、乗算器14、波長データ記憶素子15、
座標データ記憶素子16、及び補正データ記憶素子17
の動作により得られたモジュール移相器5に与えるべき
移相量から直接モジュール移相器5を制御する移相器制
御部である。また図9は図7における従来のデータ変換
回路8の内部の構成を示した図であり、図において、1
9はここでは図示していないマイクロプロセッサ7から
のデータを受け付ける入力レシーバ、20a〜20cは
パラレルデータをシリアルデータに変換するシリアルレ
ジスタ、21は複数のシリアルレジスタ20a〜20c
の中から任意の一つもしくは全てを選択する信号を出力
するアドレスデコーダ、22a〜22cはペアとなるシ
リアルレジスタ20a〜20cからのシリアルデータを
Xデータライン9a〜9c又はYデータライン10a〜
10cを使用してここでは図示していないモジュール計
算器6へ順次出力するデータ出力ドライバ、23はアド
レスバス、24はデータバスである。また図10は従来
のフェーズドアレーアンテナ装置における、モジュール
計算器6a〜6iとデータ変換回路8a〜8b間のデー
タ転送の操作を説明するための図7の補助的な図であ
り、図において2a〜2iは送受信モジュール、5a〜
5iはモジュール移相器、6a〜6iはモジュール計算
器、8a〜8bはデータ変換回路、9a〜9cはXデー
タライン、10a〜10cはYデータラインである。
【0003】次に図7を使用して従来のフェーズドアレ
ーアンテナ装置の作用について説明する。まず一般的に
XY平面形状であるフェーズドアレーアンテナ開口1に
おいて、図には示していないがアレー平面より円筒座標
系の(θ,φ)方向にビームを向けるとき、X座標x+
idx ,Y座標y+jdy の位置にある送受信モジュー
ル2のモジュール移相器5に与えるべき移相量のφ
(x+idx,y+jdy) は数1で与えられる。但し全ての送受信
モジュール2のX座標、Y座標はフェーズドアレーアン
テナ開口1上のある一点を座標原点O(0,0)として
そこからの距離で与えられている。
【0004】
【数1】
【0005】ここでkは波長により決まる波長データ、
x,yはフェーズドアレーアンテナ装置により決まる定
数、i,jは整数、dx はX方向の隣り合う送受信モジ
ュール間の間隔、dy はY方向の隣り合う送受信モジュ
ール間の間隔、δ(x+idx,y+j dy) は理想的な波面を得る
ために(x+idx ,y+jdy )の座標にある送受信
モジュール2のモジュール移相器5に与えられる補正位
相である。まずフェーズドアレーアンテナ開口1上全て
の送受信モジュール2a〜2iに対し、波長データk、
座標データ(x+idx ,y+jdy )、及び補正デー
タδ(x+idx,y+jdy) をモジュール計算器6a〜6i内の
それぞれ波長データ記憶素子15、座標データ記憶素子
16、補正データ記憶素子17に予め記憶させておく。
次にデータ変換部3内のマイクロプロセッサ7は、ここ
では図示されていない情報処理機器4(ビーム指向のた
めの方向余弦を計算する装置)からどちらの方向にビー
ムを向けるかの方向余弦データ(sinθcosφ,s
inθsinφ)を受け取り、データ変換回路8a〜8
bを制御して送受信モジュール2a〜2i内部のモジュ
ール計算器6a〜6iへと転送する。データ変換部3内
にはXデータライン9a〜9cにつながるデータ変換回
路8aと、Yデータライン10a〜10cにつながるデ
ータ変換回路8bの2つが内蔵されている。マイクロプ
ロセッサ7はデータ変換回路8aを制御してX方向の方
向余弦データsinθcosφをXデータライン9a〜
9cを使用して、またデータ変換回路8bを制御してY
方向の方向余弦データsinθsinφをYデータライ
ン10a〜10cを使用してそれぞれモジュール計算器
6a〜6iへと転送する。この操作を図7における従来
のデータ変換回路8a〜8bの詳細な構成例を示した図
9を用いて説明する。まずデータ変換回路8aから説明
する。データ変換回路8aはX方向余弦データsinθ
cosφをモジュール計算器6a〜6iへ転送する役目
をする。マイクロプロセッサ7から転送されてきたX方
向余弦データは入力レシーバ19を通り、その中からデ
ータバス24を経由してシリアルレジスタ20a〜20
cに入力される。また同じくマイクロプロセッサ7から
転送されてくる情報として、図9では例として3個ある
シリアルレジスタ20a〜20cの中からどれを選ぶか
(もちろん3個全てを選ぶこともできる)の情報が、入
力レシーバ17を通りアドレスバス23を経由してアド
レスデコーダ21へ入力される。今例えばアドレスデコ
ーダ21により選ばれたのがシリアルレジスタ20bで
あるとすると、データバス24経由で送られてきたX方
向余弦データsinθcosφがシリアルレジスタ20
bによりシリアルの時系列データに変換され、出力ドラ
イバ22bからXデータライン9bを通してXデータラ
イン9bにつながる全てのモジュール計算器6へと転送
される。なぜシリアルレジスタ20a〜20cを使用す
るかというと、マイクロプロセッサ7からシリアルレジ
スタ20a〜20cへ送られてくるデータは通常16,
32などの複数のビット幅のデータバス24を使用した
パラレルデータ転送であるが、データ変換回路8a〜8
bの各データ出力ドライバ22a〜22cからモジュー
ル計算器6a〜6iへの転送は、Xデータライン9a〜
9c及びYデータライン10a〜10cの必要本数を減
らすため、及び送受信モジュール2a〜2iの必要コネ
クタピン数の制限から、シリアルに変換したデータ転送
方式が好ましいためである。同様にデータ変換回路8b
はY方向余弦データsinθsinφをモジュール計算
器6a〜6iへ転送する役目をする。データ変換回路8
bの動作もデータ変換回路8aの動作と同じで今例えば
アドレスデコーダ21によりシリアルレジスタ20cが
選ばれたとし、Y方向余弦データsinθsinφがシ
リアルレジスタ20cによりシリアルの時系列データに
変換され、出力ドライバ20cからYデータライン10
cを通してYデータライン10cにつながる全てのモジ
ュール計算器6へと転送される。ここでこの作用を視覚
的に解りやすく図示した図10に視点を移すと、データ
変換回路8aからはXデータライン9bが、またデータ
変換回路8bからはYデータライン10cがそれぞれの
方向余弦データを同時に転送するとき、両方のデータを
同時に受け取ることができるのはモジュール計算器6a
〜6iの中のモジュール計算器6fである。なぜならモ
ジュール計算器6a〜6iは自分がつながるXデータラ
イン9、及びYデータライン10の両方から同時にデー
タが送られてきた場合だけ、そのデータを内部に取り込
むという構造になっているためである。従って、ここで
はモジュール計算器6fにX,Y両方向余弦データが設
定された。モジュール計算器6f以外の8つのモジュー
ル計算器6はここで送られたデータに対しては何ら内部
に取り込む動作をしない。次に従来のモジュール計算器
6a〜6iの内部の詳細な構成を示した図8に視点を移
すと、XY両方向余弦データ(sinθcosφ,si
nθsinφ)を得たモジュール計算器6fは予め記憶
している波長データkと座標データ(x+dx ,y+2
y )(図7参照、モジュール計算器6fを含む送受信
モジュール2fの座標は(x+dx ,y+2dy )であ
る)、及びδ(x+dx,y+2dy)を各記憶素子より呼び出し、
計算器制御部12の制御のもと加算器13と乗算器14
を使用して数1を完成させ、その結果を移相器制御部1
8へと引き渡す。移相器制御部18はその結果に従いモ
ジュール移相器5fを直接制御して、ビームを指向させ
る。ここまでの動作シーケンスを一つとして、フェーズ
ドアレーアンテナ開口1上の全てのモジュール計算器6
a〜6i(図7では9個)に対し同じ操作を行うこと
で、所望の方向にビームし指向することができる。(実
際に行われている方法ではデータ変換回路8a、データ
変換回路8b両方で3つ全てのシリアルレジスタ20a
〜20cを同時に選択することで、9個全てのモジュー
ル計算器6a〜6iに同時に方向余弦データを設定でき
ることが図10を見てもわかるであろう。) ここで説明した従来のフェーズドアレーアンテナ装置
は、図8に示したように送受信モジュール2a〜2i内
のモジュール計算器6a〜6i内部に各種記憶素子と加
算器13、乗算器14を持たせて、モジュール計算器6
a〜6i内部で数1に基づいた乗算と加算の両方の演算
を行っており、これが従来のフェーズドアレーアンテナ
装置に見られるデータ転送と位相演算の特徴となってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のフェーズドアレ
ーアンテナ装置は上記の様に、モジュール計算器6a〜
6i内部で数1に基づいた乗算と加算演算を行ってい
る。そのため全てのモジュール計算器6a〜6i内に加
算器13、乗算器14及び波長データ記憶素子15、座
標データ記憶素子16、補正データ記憶素子17が必要
になる。一般的に乗算回路は構成と制御が複雑であり、
また数種の記憶素子が必要なため記憶素子全体の容量が
増えてしまう。そのためモジュール計算器6a〜6iの
製造単価、延いては送受信モジュール2a〜2i自体の
製造単価が増加してしまう。フェーズドアレーアンテナ
のように送受信モジュール2を多数使用するシステムで
はこの点が最大の課題となり、システム全体の価格に占
める送受信モジュール2の価格の割合が大きすぎるとい
う問題があった。
【0007】この発明は上記の様な課題を改善するため
になされたもので、従来各送受信モジュール内のモジュ
ール計算器内に備えられていた乗算器、波長データ記憶
素子、座標データ記憶素子をデータ変換部内のデータ変
換回路内部へ移行し、従来モジュール計算器内部で行っ
ていた乗算演算を、データ変換回路内でハードウェア的
に行うことで、モジュール計算器の構成品目を減らし単
価を下げ、延いてフェーズドアレーアンテナシステム全
体に占める送受信モジュールのコストの割合を減少させ
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の実施例1によ
るフェーズドアレーアンテナ装置は、波長データ記憶素
子と、全てのXデータラインまたはYデータラインごと
に乗算器と、座標データ記憶素子を具備したデータ変換
回路と、加算演算のみを行う加算器と、補正データ記憶
素子を具備したモジュール計算器とによりなるものであ
る。
【0009】また、この発明の実施例2によるフェーズ
ドアレーアンテナ装置は、波長データ記憶素子と、全て
のXデータラインまたはYデータラインごとに乗算器
と、座標データ記憶素子と、さらに乗算器を通した出力
(すなわち乗算演算を施したデータ)と通さない出力
(すなわち乗算演算を施さないデータ)の2通りからど
ちらか一方を選択して出力するセレクタを具備したデー
タ変換回路と、加算演算のみを行う加算器と、補正デー
タ記憶素子を具備したモジュール計算器とによりなるも
のである。
【0010】また、この発明の実施例3によるフェーズ
ドアレーアンテナ装置は、波長データ記憶素子と、全て
のXデータラインまたはYデータラインごとに乗算器
と、乗算器を通した出力(すなわち乗算演算を施したデ
ータ)と通さない出力(すなわち乗算演算を施さないデ
ータ)の2通りからどちらか一方を選択して出力するセ
レクタと、さらに座標データのもととなる初期座標デー
タを記憶している初期座標データ記憶素子と、初期座標
データ記憶素子に記憶された値に+0した値、+dした
値、+2dした値、・・・+ndした値(ただしdは隣
り合う送受信モジュール間の間隔、nは自然数)をそれ
ぞれ出力するインクリメントアダーを具備したデータ変
換回路と、加算演算のみを行う加算器と、補正データ記
憶素子を具備したモジュール計算器とによりなるもので
ある。
【0011】また、この発明の実施例4によるフェーズ
ドアレーアンテナ装置は、波長データ記憶素子と、全て
のXデータラインまたはYデータラインごとに乗算器
と、乗算器を通した出力(すなわち乗算演算を施したデ
ータ)と通さない出力(すなわち乗算演算を施さないデ
ータ)の2通りからどちらか一方を選択して出力するセ
レクタと、さらに座標データのもととなる初期座標デー
タと、隣り合う送受信モジュール間の間隔dを当該デー
タ変換回路に入力される何らかのデータ変換回路識別信
号により作成し出力する初期座標データデコーダと、初
期座標データデコーダが出力する初期座標データ+0し
た値、+dした値、+2dした値、・・・+ndした値
(但しdは上記初期座標データデコーダが作成して出力
した値、nは自然数)をそれぞれ出力するインクリメン
トアダーを具備したデータ変換回路と、加算演算のみを
行う加算器と、補正データ記憶素子を具備したモジュー
ル計算器とによりなるものである。
【0012】
【作用】この発明の実施例1によれば、従来のモジュー
ル計算器が内部に持っていた乗算演算を行う乗算器、波
長データ記憶素子、及び座標データ記憶素子を、データ
変換回路内へ移行し、データ変換回路内で必要な乗算を
行いXデータライン又はYデータラインを経由してモジ
ュール計算器に転送されるデータは、あとはモジュール
計算器内部で加算演算のみを行えばよい形であるため、
送受信モジュール内には演算として加算演算を行う加算
器と補正データを記憶する補正データ記憶素子のみを持
たせればよく、モジュール計算器自体の単価を減少させ
フェーズドアレーアンテナシステム全体の価格に占める
送受信モジュールの価格比を下げることができる。
【0013】また、この発明の実施例2によれば、実施
例1の作用に加えさらに、データ変換回路内の乗算器を
通した出力と通さない出力の2通りからどちらか一方を
選択して出力するセレクタをデータ変換回路内の全ての
Xデータライン又はYデータラインごとに付加すること
により、モジュール計算器へ転送する前に乗算演算を施
す必要のあるデータ(ビーム指向データ等)だけでな
く、乗算演算を施す必要のないデータ(補正データδ
(x+idx,y+jdy) 等マイクロプロセッサから送られてきた
データをそのまま何の操作も加えずにモジュール計算器
に送りたい場合)も同一のデータ出力ドライバとXデー
タライン又はYデータラインを用いてモジュール計算器
へ転送することが可能になる。これによりモジュール計
算器内の補正データ記憶素子が保持している補正データ
の変更の必要性がでた場合(例えば数本の送受信モジュ
ールの故障、座標の変更などの保守点検上の問題による
もの)でもマイクロプロセッサ側から改めて再設定で
き、保守点検上の大きな長所が得られる。
【0014】また、この発明の実施例3によれば、実施
例1及び実施例2の作用に加えさらに、初期座標データ
記憶素子データ変換回路内に1個だけ持たせ、この初期
座標データ記憶素子に記憶された初期座標データに+0
した値、+dした値、+2dした値、・・・+ndした
値(但しdは隣り合う送受信モジュール間の間隔、nは
自然数)をそれぞれ出力するインクリメントアダーの各
出力が、実施例1及び実施例2におけるデータ変換回路
内の全てのXデータライン又はYデータラインごとに具
備する必要があった座標データ記憶素子の各出力と等価
となるように初期座標データ記憶素子に書き込む初期座
標データを決めてやることで、データ変換回路内に全て
の座標データ記憶素子が不要になり、したがって実施例
1及び実施例2では座標データ記憶素子の個数回マイク
ロプロセッサから座標データ記憶素子に予め座標データ
を書き込む操作が必要だったが、本実施例では初期座標
データ記憶素子に初期座標データを書き込み、インクリ
メントアダーに隣り合う送受信モジュールの間隔dを書
き込む2回だけの書き込み操作ですむという効果があ
る。
【0015】また、この発明の実施例4によれば、実施
例1及び実施例2の作用に加えさらに、実施例3におい
て予めマイクロプロセッサから書き込む必要のあった初
期座標データと隣り合う送受信モジュール間の間隔dの
両方を、当該データ変換回路に入力される何らかのデー
タ変換回路識別信号から初期座標データデコーダにより
作成して出力し、インクリメントアダーに与えること
で、マイクロプロセッサからデータ変換回路に対して座
標データに関しては全く書き込む操作が不要になり、ま
た同一のデータ変換回路間で完全な互換性を持たせると
いう効果がある。
【0016】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の実施例1のフェーズドアレ
ーアンテナ装置を実現する図7におけるデータ変換回路
8a〜8bの内部構成図である。図において8はデータ
変換回路、9a〜9cはXデータライン、10a〜10
cはYデータライン、14a〜14cは乗算器、15は
波長データ記憶素子、16a〜16cは座標データ記憶
素子、19は入力レシーバ、20a〜20cはシリアル
レジスタ、21はアドレスデコーダ、22a〜22cは
データ出力ドライバ、23はアドレスバス、24はデー
タバスである。また図2は実施例1のデータ変換回路8
a〜8bを用いることにより、内部構成部品目が減少し
た、図7におけるモジュール計算器6a〜6iの内部構
成図である。図において5はモジュール移相器、6はモ
ジュール計算器、9はXデータライン、10はYデータ
ライン、11は入力部、12は計算器制御部、13は加
算器、17は補正データ記憶素子、18は移相器制御部
である。
【0017】上記のように構成されたデータ変換回路8
a〜8bとモジュール計算器6a〜6iにより構成され
たフェーズドアレーアンテナ装置の動作について説明す
る。まず図7において、XY平面上に展開されたフェー
ズドアレーアンテナ開口1上に3×3個の送受信モジュ
ール2a〜2iがここでは例として配列されている。各
XY座標のとり方は図のようになっており、各送受信モ
ジュール2a〜2iの座標はフェーズドアレーアンテナ
開口1の右上を座標原点O(0,0)とし、そこからの
距離で与えられる。各送受信モジュール2a〜2i内に
はモジュール移相器5a〜5iとモジュール計算器6a
〜6iが内蔵され、X座標が同じ全ての送受信モジュー
ル2のモジュール計算器6は同じ一本のXデータライン
9で、Y座標が同じ全ての送受信モジュール2のモジュ
ール計算器6は同じ一本のYデータライン10で接続さ
れ、つまり各モジュール計算器6a〜6iはそれぞれ一
本づつのXデータライン9、Yデータライン10とマト
リクス状に接続されており、各Xデータライン9a〜9
cはデータ変換部3内のデータ変換回路8aへ、各Yデ
ータライン10a〜10cは同じくデータ変換部3内の
データ変換回路8bへそれぞれ接続されている。データ
変換部3内にはこのほかにマイクロプロセッサ7があ
り、マイクロプロセッサ7は上記のデータ変換回路8a
〜8bを制御し、ここでは図示していない情報処理機器
4から得たビーム指向のための方向余弦データ等を所望
の送受信モジュール2内のモジュール計算器6へと転送
する。マイクロプロセッサ7が所望のモジュール計算器
6と交信する方式は、マトリクス状に接続された各モジ
ュール計算器6a〜6iの内、Xデータライン9とYデ
ータライン10の両方から同時にデータが送られてきた
モジュール計算器6のみがそのデータ内部に取り込むと
いう構造になっており、従来のフェーズドアレーアンテ
ナ装置におけるモジュール計算器6a〜6iとデータ変
換回路8a〜8b間との動作と同じであるため、ここで
の説明は省く。従来のフェーズドアレーアンテナ装置と
異なる点は、図1に示したように、モジュール計算器6
a〜6iへつながるXデータライン9a〜9c又はYデ
ータライン10a〜10cをドライブする全てのデータ
出力ドライバ22a〜22cとシリアルレジスタ20a
〜20cの前段に、従来モジュール計算器6a〜6i内
にあった乗算器14a〜14c、座標データ記憶素子1
6a〜16c、及び波長データ記憶素子15を設けたこ
とにより、送受信モジュール2a〜2i内のモジュール
計算器6a〜6i内では数1による演算のうち、加算演
算のみを行えばよくなったことである。この周辺の動作
を以下に詳細に説明する。今図1のように一つのデータ
変換回路8当り3本のXデータライン9a〜9c又はY
データライン10a〜10cをドライブできるとする。
まずXデータライン9a〜9cをドライブするデータ変
換回路8aの動作から説明する。最初に予めマイクロプ
ロセッサ7からデータ変換回路8aに対し、アドレスデ
コーダ21により内部の波長データ記憶素子15を選択
しビーム指向のために必要となる波長データkを書き込
む。続いて座標データ記憶素子16aにはXデータライ
ン9aが接続される全ての送受信モジュール2に共通な
X座標であるx(図7を参照)を書き込む。同様に座標
データ記憶素子16bにはxデータライン9bが接続さ
れる全ての送受信モジュール2に共通なX座標であるx
+dx を、そして座標データ記憶素子16cにはXデー
タライン9cが接続される全ての送受信モジュール2に
共通なX座標であるx+2dx を転送して記憶させてお
く。その後は情報処理機器4からビーム指向のための方
向余弦データ(sinθcosφ、sinθsinφ)
がマイクロプロセッサ7に送られてくる度に、マイクロ
プロセッサ7はデータ変換回路8aにはX方向余弦si
nθcosφを転送する。それが入力レシーバ19を介
しデータバス24を通り全ての乗算器14a〜14cに
入力されると、乗算器14a〜14cではX方向余弦と
波長データ記憶素子15に記憶された波長データk、及
びそれぞれに対応する座標データ記憶素子16a〜16
cに記憶された座標データの3つのデータを掛け合わ
せ、乗算器14aからはkxsinθcosφが、乗算
器14bからはk(x+dx )sinθcosφが、乗
算器14cからはk(x+2dx )sinθcosφが
それぞれの答えとして次段のシリアルレジスタ20a〜
20cへ入力されパラレルデータからシリアルの時系列
データに変換され、データ出力ドライバ22a〜22c
から順次出力されXデータライン9a〜9cを通ってモ
ジュール計算器6a〜6iへ転送される。同様にYデー
タライン10a〜10cをドライブするデータ変換回路
8bでも上記の操作を行う。つまり波長データ記憶素子
15に波長データkを、座標データ記憶素子16aには
Yデータライン10aが接続される全ての送受信モジュ
ール2に共通なY座標であるy(図7参照)を、座標デ
ータ記憶素子16bにはYデータライン10bが接続さ
れる全ての送受信モジュール2に共通なY座標であるy
+dy を、座標データ記憶素子16cにはYデータライ
ン10cが接続される全ての送受信モジュール2に共通
なY座標であるy+2dy をそれぞれ予めマイクロプロ
セッサ7から転送して記憶させておく。その後はデータ
変換回路8aと同様に情報処理機器4からビーム指向の
ための方向余弦データ(sinθcosφ、sinθs
inφ)がマイクロプロセッサ7に送られてくる度に、
マイクロプロセッサ7はデータ変換回路8bにはY方向
余弦sinθsinφを転送する。それが入力レシーバ
19を介しデータバス24を通り全ての乗算器14a〜
14cに入力されると、乗算器14a〜14cではY方
向余弦と波長データ記憶素子15に記憶される波長デー
タk、及びそれぞれに対応する座標データ記憶素子16
a〜16cに記憶された座標データの3つのデータを掛
ける合わせ、乗算器14aからはkysinθsinφ
が、乗算器14bからはk(y+dy )sinθsin
φが、乗算器14cからk(y+2dy )sinθsi
nφがそれぞれの答として次段のシリアルレジスタ20
a〜20cへ入力されパラレルデータからシリアルの時
系列データに変換され、データ出力ドライバ22a〜2
2cから順次出力されYデータライン10a〜10cを
通ってモジュール計算器6a〜6iへ転送される。ここ
で図7において、フェーズドアレーアンテナ開口1上の
例えば座標(x+dx ,y+2dy )にある送受信モジ
ュール2fのモジュール計算器6fは結果としてXデー
タライン9bからk(x+dx )sinθcosφを、
Yデータライン10cからk(y+2dy )sinθs
inφを同時に受け取りこれを内部に取り込む。他の座
標にある送受信モジュール2のモジュール計算器6も同
じ要領で各データを取り込む。この後モジュール計算器
6a〜6iは、内部で予め記憶している補正データδ
(x+idx,y+jdy) とによりあとは加算演算のみで数1を作
り上げ、モジュール移相器5a〜5iへと渡す。したが
ってモジュール計算器6a〜6iの機能は加算演算と補
正データの記憶のみとなるため、モジュール計算器6a
〜6iの内部構成は図2のように簡略化できる。
【0018】このように、マイクロプロセッサ7が情報
処理機器4から実際の方向余弦データの受信に入る前に
データ変換回路8a〜8b内の波長データ記憶素子15
と、データ変換回路8a〜8b内の全ての座標データ記
憶素子16a〜16c(図1と図7の例ではデータ変換
回路8a内の3個と、データ変換回路8b内の3個であ
わせて6個)に予め座標データを書き込んで記憶させて
おく操作が必要となるが、一度書き込んでしまえばその
後は情報処理機器4からマイクロプロセッサ7に方向余
弦データが送られるごとに自動的にデータ変換回路8a
から8b内部で乗算が行われ、残る加算演算だけをモジ
ュール計算器6a〜6i内で行えばよく、モジュール計
算器6a〜6iの構造や制御が図2に示すように簡略化
でき最終的に送受信モジュール2a〜2iの単価の低減
につなげることができる。
【0019】実施例2.図3はこの発明の実施例2のフ
ェーズドアレーアンテナ装置を実現する図7におけるデ
ータ変換回路8a〜8bの内部構成図である。図3にお
いて8はデータ変換回路、9a〜9cはxデータライ
ン、10a〜10cはYデータライン、14a〜14c
は乗算器、15は波長データ記憶素子、16a〜16c
は座標データ記憶素子、19は入力レシーバ、20a〜
20cはシリアルレジスタ、21はアドレスデコーダ、
22a〜22cはデータ出力ドライバ、23はアドレス
バス、24はデータバス、25a〜25cはセレクタで
ある。上記のように構成されたデータ変換回路8a〜8
bにより構成されたフェーズドアレーアンテナ装置の動
作について説明する。実施例1に示した図1のデータ変
換回路8a〜8bでは、乗算器14a〜14cの出力が
そのままシリアルレジスタ20a〜20cへ入力されて
いるため、データ出力ドライバ22a〜22cから出力
されるデータは、否応無しに乗算器14a〜14cを通
った結果となる。つまり実施例1の構成ではマイクロプ
ロセッサ7から転送されてきたデータに必ず乗算演算が
施されてしまうことになる。これでは実際のフェーズド
アレーアンテナ装置の運用中に、モジュール計算器6a
〜6i内の補正データ記憶素子17に記憶されている補
正データを、何らかの理由で再設定する必要が生じたと
き、マイクロプロセッサ7から実施例1のデータ変換回
路8a〜8bを使用してモジュール計算器6a〜6iの
中の補正データ記憶素子17に再び書き込むことはでき
ない。なぜなら、補正データは単なるデータであって他
の数種のデータから乗算演算を施して求める必要は無い
からである。したがって実施例1の場合、補正データ記
憶素子17への補正データの与え方は、補正データ記憶
素子17を不揮発性のロムの様な形にしてフェーズドア
レーアンテナ開口1に挿入する前に既に記憶させてお
く、もしくは実施例1のデータ変換回路8a〜8b内の
乗算器14a〜14cで無理矢理乗算演算を施されてし
まうことを想定して、マイクロプロセッサ7から乗算器
14a〜14cに与えるデータを加工してしまうことな
どが考えられるが、いずれの方法も以下に述べる理由で
現実的でない。その理由とは、フェーズドアレーアンテ
ナ開口1に挿入する前に予め補正データ記憶素子17の
中に補正データを記憶させてしまうと、その送受信モジ
ュール2のフェーズドアレーアンテナ開口1上での座標
は決められたものとなり、他の送受信モジュール2と入
れ替えることができなくなる。なぜなら補正データと
は、フェーズドアレーアンテナ開口1に挿入された送受
信モジュール2全体として理想的な波面が得られるよう
にするため、全ての送受信モジュール2に個別に与える
データだからである。補正データ記憶素子17を不揮発
性ロムの形にして記憶させておく方法では送受信モジュ
ールの故障、挿入位置の交換などの場合の保守点検性が
非常に悪くなるため、補正データはフェーズドアレーア
ンテナ装置の電源投入直後にマイクロプロセッサ7から
一斉に全てのモジュール計算器6内の補正データ記憶素
子17に書き込むようにしたほうが良い。しかし乗算器
14で無理矢理乗算演算されてしまうことを想定してデ
ータを加工する方法は、従来モジュール計算器6内にあ
った乗算器14をデータ変換回路8内に移行したことが
デメリットになるという本末転倒の結果を生むことにな
ってしまう。補正データ記憶素子17に書き込む補正デ
ータをマイクロプロセッサ7から設定するには、マイク
ロプロセッサ7から転送されてくる補正データがデータ
変換回路8内で乗算器14を通らないように、乗算器1
4をバイパスしてそのままシリアルレジスタ20に入力
される経路を作ったほうが良い。つまり図3に示すよう
にセレクタ25を各Xデータライン9又はYデータライ
ン10ごとに設け、乗算器14を通った(すなわち乗算
演算を施された)データと、乗算器14を通さないデー
タの2通りからどちらか一つを選択して、次段のシリア
ルレジスタ20へとデータを渡してやることにより、上
記の問題が解決される。同時にセレクタ25a〜25c
の切り換え方次第により、乗算器14a〜14cを利用
して乗算演算を施したデータも、実施例1と何ら変わら
ず同一のデータ出力ドライバ22a〜22c及びXデー
タライン9a〜9c、又はYデータライン10a〜10
cを使用してモジュール計算器6a〜6iへと転送でき
るため、ここでもモジュール計算器6a〜6iは図2に
示した簡略化版を使用できる。
【0020】以上の構成により得られる効果は上記で述
べたように、図2に示したモジュール計算器6内の補正
データ記憶素子17に記憶される補正データを、マイク
ロプロセッサ7から書き込めるようにすることで、実際
の運用中の送受信モジュール2の故障による交換や座標
の変更にも柔軟に対処でき、フェーズドアレーアンテナ
装置全体としての保守点検性が向上する。同時に実施例
1で述べたモジュール計算器6の単価減少という効果も
何ら損なうものではない。
【0021】実施例3.図4はこの発明の実施例3のフ
ェーズドアレーアンテナ装置を実現する図7におけるデ
ータ変換回路8a〜8bの内部構成図である。図4にお
いて8はデータ変換回路、9a〜9cはXデータライ
ン、10a〜10cはYデータライン、14a〜14c
は乗算器、15は波長データ記憶素子、19は入力レシ
ーバ、20a〜20cはシリアルレジスタ、21はアド
レスデコーダ、22a〜22cはデータ出力ドライバ、
23はアドレスバス、24はデータバス、25a〜25
cはセレクタ、26は初期座標データ記憶素子、27は
インクリメントアダーである。上記のように構成された
データ変換回路8a〜8bにより構成されたフェーズド
アレーアンテナ装置の動作について説明する。実施例1
及び実施例2で述べたデータ変換回路8a〜8bでは、
Xデータライン9a〜9c又はYデータライン10a〜
10cごとにそれらが接続される複数のモジュール計算
器6に共通な、フェーズドアレーアンテナ開口1上にお
けるX座標、又はY座標を保持するための座標データ記
憶素子16a〜16cが必要であり、また予めマイクロ
プロセッサ7からその座標データ記憶素子16a〜16
cに対し座標データを書き込む必要があった。今回この
実施例3のデータ変換回路8a〜8bでは、初期座標デ
ータ記憶素子26と初期座標データ記憶素子26に記憶
された値に+0した値、+dした値、+2dした値・・
・+nd(但しdは隣り合う送受信モジュール2間の間
隔、nは自然数)した値をそれぞれ出力する(n+1)
個の出力ポートを持ったインクリメントアダー27を用
いることで、実施例1及び実施例2で必要だった全ての
座標データ記憶素子16a〜16cをなくし、したがっ
てマイクロプロセッサ7から全ての座標データ記憶素子
16a〜16cに予めデータを書き込む操作は不要にな
り、その代わり初期座標データ記憶素子26に初期座標
データを書き込む1回と、インクリメントアダー27に
隣り合う送受信モジュール2間の間隔dを書き込む1回
の合計2回だけに減らすことができる。つまり実施例1
と同じ動作を期待するならば、マイクロプロセッサ7か
らデータ変換回路8a内部の初期座標データ記憶素子2
6に対し予め初期座標データとして定数xを書き込む。
データ変換回路8a内のインクリメントアダー27には
図7においてX方向の隣り合う送受信モジュール2間の
間隔がdx であるのでdx を書き込む。初期座標データ
記憶素子26に記憶させた値xに対し、インクリメント
アダー27はそれに+0した値、+dx した値、+2d
x した値をそれぞれ出力し乗算器14a〜14cに入力
すれば、これは実施例1のデータ変換回路8a内の座標
データ記憶素子16a〜16cに対し、マイクロプロセ
ッサ7から座標データ記憶素子16aにはxを、座標デ
ータ記憶素子16bにはx+dx を、座標データ記憶素
子16cにはx+2dx をそれぞれ書き込んだことと全
く同様の操作を行ったことになる。同様にデータ変換回
路8b内の初期座標データ記憶素子26には初期座標デ
ータとして定数yを書き込み、データ変換回路8b内の
インクリメントアダー27には図7においてY方向の隣
り合う送受信モジュール2間の間隔dyであるのでdy
を書き込む。初期座標データ記憶素子26に記憶させた
値yに対し、インクリメントアダー27はそれに+0し
た値、+dy した値、+2dy した値をそれぞれ出力し
乗算器14a〜14cに入力すれば、これは実施例1の
データ変換回路8b内の座標データ記憶素子16a〜1
6cに対し、マイクロプロセッサ7から座標データ記憶
素子16aにはyを、座標データ記憶素子16bにはy
+dy を、座標データ記憶素子16cにはy+2dy
それぞれ書き込んだことと全く同様の操作を行ったこと
になる。後の動作は実施例1及び実施例2と同じで、マ
イクロプロセッサ7が情報処理機器4から方向余弦デー
タを受信する度に、各データ変換回路8a〜8b内の乗
算器14a〜14cが、波長データ記憶素子内に記憶さ
れている波長データk、インクリメントアダー27が出
力する座標データ、及びマイクロプロセッサ7より入力
レシーバ19を経てデータバス24を通って転送されて
きたX方向余弦データ、又はY方向余弦データをそれぞ
れ掛け合わせ、その結果をXデータライン9a〜9c又
はYデータライン10a〜10cを通してモジュール計
算器6a〜6iに出力する。したがってモジュール計算
器6a〜6iは図2に示した簡略化版をここでも使用す
ることができる。
【0022】以上の構成により得られる効果は上記で述
べたように、実施例1及び実施例2のデータ変換回路8
a〜8b内では、モジュール計算器6a〜6iに接続さ
れるXデータライン9a〜9c又はYデータライン10
a〜10cごとに座標データ記憶素子16a〜16cが
必要で、この全ての座標データ記憶素子16a〜16c
に対しマイクロプロセッサ7から座標データ記憶素子1
6a〜16cの個数回、座標データを書き込む操作が必
要だったが、本実施例では初期座標データ記憶素子26
とインクリメントアダー27を持たせることで、マイク
ロプロセッサ7から予めデータを書き込む回数を、座標
データに関してはデータ変換回路8の単体1つ当り、2
回だけ(初期座標データ記憶素子26に書き込む初期座
標データと、インクリメントアダー27に書き込む隣り
合う送受信モジュール2間の間隔d)に減らすことがで
きる。これは例えば図4及び図7ではXデータライン9
a〜9c及びYデータライン10a〜10cを3本とし
て説明しているが、これが16本、32本などと増えて
行ってもこの2回という回数は変わらず非常に大きな利
点となる。つまりマイクロプロセッサ7が予めデータ変
換回路8a〜8bに座標データを設定する回数(つまり
時間)が大幅に減少することで、マイクロプロセッサ7
が情報処理機器から方向余弦データを得られるビーム操
作モードにすぐ入れるからである。同時に実施例1及び
実施例2と同様に、データ変換回路8a〜8b内に乗算
器14a〜14cを具備したことで得られる、モジュー
ル計算器6a〜6iの簡略化による製造単価減少という
利点も全く損なうことはない。
【0023】実施例4.図5はこの発明の実施例4のフ
ェーズドアレーアンテナ装置を実現する図7におけるデ
ータ変換回路8a〜8bの内部構成図である。図5にお
いて8はデータ変換回路、9a〜9cはXデータライ
ン、10a〜10cはYデータライン、14a〜14c
は乗算器、15は波長データ記憶素子、19は入力レシ
ーバ、20a〜20cはシリアルレジスタ、21はアド
レスデコーダ、22a〜22cはデータ出力ドライバ、
23はアドレスバス、24はデータバス、25a〜25
cはセレクタ、27はインクリメントアダー、28は初
期座標データデコーダ、29はデータ変換回路識別信号
である。上記のように構成されたデータ変換回路8a〜
8bにより構成されたフェーズドアレーアンテナ装置の
動作について説明する。図4に示した実施例3のデータ
変換回路8a〜8bでは、初期座標データ記憶素子26
に与える初期座標データと、インクリメントアダー27
に隣り合う送受信モジュール2間の間隔dをマイクロプ
ロセッサ7から予め書き込む必要があった。本実施例に
おけるデータ変換回路8a〜8bでは、内部の初期座標
データデコーダ28がデータ変換回路8a〜8bに外部
から入力されるデータ変換回路識別信号29により、自
動的に初期座標データとインクリメントアダー27に与
える間隔dをデコードして作成し、この両方をインクリ
メントアダー27に与える働きをする。つまりこれによ
りマイクロプロセッサ7からデータ変換回路8a〜8b
に予め書き込む必要のあるデータは、波長データ記憶素
子15に書き込む波長データkのみになる。データ変換
回路8a〜8bに外部から入力されるデータ変換回路識
別信号29とは、例えば図7では2個のデータ変換回路
8a〜8bを使用しているが、マイクロプロセッサ7は
情報処理機器4から受信した方向余弦データ内、2個の
データ変換回路8a〜8bを特徴付ける何らかの識別信
号を利用してX方向余弦データをデータ変換回路8a
へ、Y方向余弦データをデータ変換回路8bへ間違いな
くかき分けることが必要となる。この識別信号をデータ
変換回路識別信号29とすれば、このデータ変換回路識
別信号29はそれぞれのデータ変換回路8a〜8bで固
有の値となる。したがってこのデータ変換回路識別回路
29を利用して初期座標データデコーダ28が作成する
初期座標データと間隔dも、データ変換回路8a〜8b
で固有の値となる様にすることは充分可能である。つま
り実施例3と同様の動作を期待するならば、データ変換
回路8aに外部から入力されるデータ変換回路識別信号
29からデータ変換回路8a内部の初期座標データデコ
ーダ28が作成する初期座標データの値がx、間隔がd
x で、データ変換回路8bに外部から入力されるデータ
変換回路識別信号29からデータ変換回路8b内部の初
期座標データデコーダ28が作成する初期座標データの
値がy、間隔がdy となるように両初期座標データデコ
ーダ28を設定することで、実施例3でマイクロプロセ
ッサ7が予めデータ変換回路8a内の初期データ記憶素
子26にxを、インクリメントアダー27にdx を書き
込み、同様にデータ変換回路8b内の初期データ記憶素
子26にyを、インクリメントアダー27にdy を書き
込んだのと同じ操作をしたことになる。後の動作は実施
例3に述べたのと全く同じである。したがってモジュー
ル計算器6a〜6iは図2に示した簡略化版をここでも
使用できる。
【0024】以上の構成により得られる効果は、データ
変換回路8a〜8bに予めマイクロプロセッサ7から書
き込む必要のあるデータが、座標データに関しては全く
無くなったこと、及び次の効果がもっとも大きな利点と
なるものであるが、同じ構造のデータ変換回路8a〜8
b間で完全な互換性が得られるということである。つま
りデータ変換回路8aたるデータ変換回路識別信号29
が入力される場所に置いたデータ変換回路8はデータ変
換回路8aに自動的になり、同様にデータ変換回路8b
たるデータ変換回路識別信号29が入力される場所に置
いたデータ変換回路8はデータ変換回路8bに自動的に
なるということであり、これは例えばデータ変換回路8
が2個だけだったこれまでの実施例1〜実施例4とは違
い、もっと多くのデータ変換回路8を必要とするような
大規模なフェーズドアレーアンテナシステムにおいて
は、この特徴は非常に有効である。同時に実施例1〜実
施例3と同様に、データ変換回路8a〜8b内に乗算器
14a〜14cを具備したことで得られる、モジュール
計算器6a〜6iの簡略化による製造単価減少という利
点も全く損なうことはない。
【0025】なお上記実施例1〜実施例4では、データ
変換回路8a〜8bからモジュール計算器6a〜6iへ
データを転送するXデータライン9a〜9c及びYデー
タライン10a〜10cの本数を3本として説明した
が、これは任意の本数においても同様の効果が得られ
る。
【0026】また上記実施例1〜実施例4では、図7に
おいてフェーズドアレーアンテナ開口1上の送受信モジ
ュール2の数を3×3の正方形配列の9個として説明し
たが、これは任意のM×Nの任意配列の送受信モジュー
ル2を持つフェーズドアレーアンテナ装置でも同様の効
果が得られる。但しこの場合最大L本のXデータライン
9又はYデータライン10を接続可能なデータ変換回路
8を、少なくとも(M/L+N/L)個用意する必要が
ある。
【0027】またさらに上記実施例1〜実施例4では、
図7において全ての送受信モジュール2の座標をフェー
ズドアレーアンテナ開口1の右上の点を座標原点O
(0,0)とし、図の如くの座標系に対し、座標原点か
らの距離で与えているが、この座標原点と座標系は任意
の取り方であっても、各送受信モジュール2につながる
Xデータライン9、及びYデータライン10が接続され
るデータ変換回路8内の乗算器14へ入力される座標デ
ータがその座標原点からの距離として正しく与えられて
いれば、同様の効果が得られる。
【0028】
【発明の効果】この発明の実施例1によれば、ビーム指
向を行うために送受信モジュール2内のモジュール移相
器5に与える移相量を計算する際、従来送受信モジュー
ル2内のモジュール計算器6内においてデータ変換回路
8から転送されてきた各種データに乗算演算、加算演算
の両方を施して求めていたが、このモジュール計算器6
内の乗算器14、波長データ記憶素子15、座標データ
記憶素子16をデータ変換回路8内へ移行することで、
全てのモジュール計算器6は内部で加算演算のみを行え
ばよくなり、結果としてモジュール計算器6内の構成品
目が減ったことにより製作コストを減少させることがで
き、送受信モジュール2を多数使用するフェーズドアレ
ーアンテナでは、システム全体の製作コストに占める送
受信モジュール2のコストの割合を低下させることにつ
ながるという効果がある。
【0029】またこの発明の実施例2によれば、上記実
施例1の効果に加えさらに、データ変換回路8内に乗算
器14により乗算演算を施されたデータと、乗算器14
をバイパスしたデータの2通りからどちらか一方を選択
して出力するセレクタ25を設けることで、モジュール
計算器6へデータを転送する以前にデータ変換回路8内
で乗算演算を必要とするデータと、必要としないデータ
の両方を同一のXデータライン9又はYデータライン1
0を使用して転送することが可能になり、実際のフェー
ズドアレーアンテナ装置の運用中に送受信モジュール2
の故障等による交換、座標入れ替えが発生しても、マイ
クロプロセッサ7から再び補正データを各モジュール計
算器6内の補正データ記憶素子17へ書き込むことが可
能になり、保守点検上の問題にも十分対応できるという
効果がある。
【0030】またこの発明の実施例3によれば、実施例
1及び実施例2の効果に加えさらに、データ変換回路8
内に初期座標データ記憶素子26とインクリメントアダ
ー27を設けることで、実施例1、実施例2のデータ変
換回路8で必要だった、データ変換回路8内の全ての座
標データ記憶素子16が不要になる。したがって実施例
1、実施例2ではマイクロプロセッサ7から座標データ
記憶素子16へ予め座標データを書き込む操作が、座標
データ記憶素子16の個数回だけ必要だったが、本実施
例ではマイクロプロセッサ7から初期座標データ記憶素
子26に初期座標データを、インクリメントアダー27
に隣り合う送受信モジュール2間の間隔dを書き込むと
いう2回の書き込み操作だけで良く、マイクロプロセッ
サ7が情報処理機器4から方向余弦データを受信できる
体制に入るまでの時間が短縮され、結果的にフェーズド
アレーアンテナ装置としてのウォームアップ時間が短縮
されるという効果がある。これは実施例1、実施例2で
はデータ交換回路8に接続されるXデータライン9又は
Yデータライン10の本数が増えるにつれ、その本数分
の座標データ記憶素子16が必要になり、したがってマ
イクロプロセッサ7から予め座標データを書き込む回数
も増加していくことになるが、本実施例ではデータ変換
回路8に接続されるXデータライン9又はYデータライ
ン10の本数が増加しても、前述の2回という回数に変
化がないため、より大きな効果として現れる。
【0031】またこの発明の実施例4によれば、実施例
1及び実施例2の効果に加えさらに、データ変換回路8
内に初期座標データデコーダ28を設けることで、当該
データ変換回路8へ外部から入力されるデータ変換回路
識別信号29により、初期座標データデコーダ28が自
動的に初期座標データと隣り合う送受信モジュール2間
の間隔dを生成しその両方をインクリメントアダー27
へ出力するため、実施例3において必要だったマイクロ
プロセッサ7から初期座標データ記憶素子26に初期座
標データを、インクリメントアダー27に隣り合う送受
信モジュール2間の間隔dを予め書き込む両方の操作が
不要になる。結果的にマイクロプロセッサ7が情報処理
機器4から方向余弦データを受信できる体制に入る前に
予めデータ変換回路8に設定するデータは波長データ記
憶素子15へ書き込む波長データkだけになり、フェー
ズドアレーアンテナとしてのウォームアップ時間がさら
に短縮されるという効果がある。また同時に同じ構造を
持つデータ変換回路8に完全に互換性を持たせることが
でき、データ変換回路8を多数使用する大規模なフェー
ズドアレーアンテナシステムにおいては、データ変換回
路8間で自由に入れ替えを行うことが可能になるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を示す図である。
【図2】 この発明の実施例1により構造が簡略化され
たモジュール計算器6の内部構成を示す図である。
【図3】 この発明の実施例2を示す図である。
【図4】 この発明の実施例3を示す図である。
【図5】 この発明の実施例4を示す図である。
【図6】 本発明が適用されるフェーズドアレーアンテ
ナ装置を示す運用図である。
【図7】 図6の各構成品をブロック図に展開した図で
ある。
【図8】 図7における従来のモジュール計算器6内の
内部構成を示す図である。
【図9】 図7における従来のデータ変換回路8の内部
構成を示す図である。
【図10】 従来のモジュール計算器6とデータ変換回
路8間のデータ転送の流れを説明する図である。
【符号の説明】
1 フェーズドアレーアンテナ開口、2 送受信モジュ
ール、3 データ変換部、4 情報処理機器、5 モジ
ュール移相器、6 モジュール計算器、7 マイクロプ
ロセッサ、8 データ変換回路、9 Xデータライン、
10 Yデータライン、11 入力部、12 計算器制
御部、13 加算器、14 乗算器、15 波長データ
記憶素子、16 座標データ記憶素子、17 補正デー
タ記憶素子、18 移相器制御部、19 入力レシー
バ、20 シリアルレジスタ、21アドレスデコーダ、
22 データ出力ドライバ、23 アドレスバス、24
データバス、25 セレクタ、26 初期座標データ記
憶素子、27 インクリメントアダー、28 初期座標
データデコーダ、29 データ変換回路識別信号。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェーズドアレーアンテナ開口上に配列
    され、所望の方向にビームを指向させるための複数の送
    受信モジュールと、上記送受信モジュールが上記ビーム
    指向のために必要とする方向余弦等のデータを計算する
    情報処理機器と、上記情報処理機器から受信した上記ビ
    ーム指向のための方向余弦データを上記送受信モジュー
    ルが受信できる形に変換して転送するデータ変換回路と
    から構成されるフェーズドアレーアンテナ装置におい
    て、上記データ変換回路は、上記ビーム指向のための波
    長データを予め記憶している波長データ記憶素子、上記
    データ変換回路から上記送受信モジュールへ上記の変換
    されたデータを転送する複数の転送ラインごとに具備さ
    れ、かつ上記ビーム指向のための上記送受信モジュール
    の座標データを予め記憶している複数の座標データ記憶
    素子、及び上記データ変換回路から上記送受信モジュー
    ルへ上記の変換されたデータを転送する複数の転送ライ
    ンごとに具備され、かつ上記波長データ記憶素子の出力
    と、上記座標データ記憶素子の出力と、上記情報処理機
    器から受信した上記ビーム指向のための方向余弦データ
    の3つをそれぞれ上記各転送ラインごとに掛け合わせて
    出力する複数の乗算器によって構成されていることを特
    徴とするフェーズドアレーアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 フェーズドアレーアンテナ開口上に配列
    され、所望の方向にビームを指向させるための複数の送
    受信モジュールと、上記送受信モジュールが上記ビーム
    指向のために必要とする方向余弦等のデータを計算する
    情報処理機器と、上記情報処理機器から受信した上記ビ
    ーム指向のための方向余弦データを上記送受信モジュー
    ルが受信できる形に変換して転送するデータ変換回路と
    から構成されるフェーズドアレーアンテナ装置におい
    て、上記データ変換回路は、上記ビーム指向のための波
    長データを予め記憶している波長データ記憶素子、上記
    データ変換回路から上記送受信モジュールへ上記の変換
    されたデータを転送する複数の転送ラインごとに具備さ
    れ、かつ上記ビーム指向のための上記送受信モジュール
    の座標データを予め記憶している複数の座標データ記憶
    素子、上記データ変換回路から上記送受信モジュールへ
    上記の変換されたデータを転送する複数の転送ラインご
    とに具備され、かつ上記波長データ記憶素子の出力と、
    上記座標データ記憶素子の出力と、上記情報処理機器か
    ら受信した上記ビーム指向のための方向余弦データの3
    つをそれぞれ上記各転送ラインごとに掛け合わせて出力
    する複数の乗算器、及び上記データ変換回路から上記送
    受信モジュールへ上記の変換されたデータを転送する複
    数の転送ラインごとに具備され、かつ上記乗算器の持つ
    乗算機能を利用するかしないかを選択できる複数のセレ
    クタによって構成されていることを特徴とするフェーズ
    ドアレーアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 フェーズドアレーアンテナ開口上に配列
    され、所望の方向にビームを指向させるための複数の送
    受信モジュールと、上記送受信モジュールが上記ビーム
    指向のために必要とする方向余弦等のデータを計算する
    情報処理機器と、上記情報処理機器から受信した上記ビ
    ーム指向のための方向余弦データを上記送受信モジュー
    ルが受信できる形に変換して転送するデータ変換回路と
    から構成されるフェーズドアレーアンテナ装置におい
    て、上記データ変換回路は、上記ビーム指向のための波
    長データを予め記憶している波長データ記憶素子、上記
    ビーム指向のための上記送受信モジュールの座標データ
    の元となる初期座標データを予め記憶している初期座標
    データ記憶素子、上記初期座標データ記憶素子に記憶さ
    れた上記初期座標データに+0した値、+dした値、+
    2dした値・・・+ndした値(但しdは隣り合う上記
    送受信モジュール間の間隔、nは自然数)をそれぞれ出
    力するインクリメントアダー、上記データ変換回路から
    上記送受信モジュールへ上記の変換されたデータを転送
    する複数の転送ラインごとに具備され、かつ上記波長デ
    ータ記憶素子の出力と、上記インクリメントアダーの一
    出力と、上記情報処理機器から受信した上記ビーム指向
    のための方向余弦データの3つをそれぞれ上記各転送ラ
    インごとに掛け合わせて出力する複数の乗算器、及び上
    記データ変換回路から上記送受信モジュールへ上記の変
    換されたデータを転送する複数の転送ラインごとに具備
    され、かつ上記乗算器の持つ乗算機能を利用するかしな
    いかを選択できる複数のセレクタによって構成されてい
    ることを特徴とするフェーズドアレーアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 フェーズドアレーアンテナ開口上に配列
    され、所望の方向にビームを指向させるための複数の送
    受信モジュールと、上記送受信モジュールが上記ビーム
    指向のために必要とする方向余弦等のデータを計算する
    情報処理機器と、上記情報処理機器から受信した上記ビ
    ーム指向のための方向余弦データを上記送受信モジュー
    ルが受信できる形に変換して転送するデータ変換回路と
    から構成されるフェーズドアレーアンテナ装置におい
    て、上記データ変換回路は、上記ビーム指向のための波
    長データを予め記憶している波長データ記憶素子、上記
    ビーム指向のための上記送受信モジュールの座標データ
    の元となる初期座標データと、隣り合う上記送受信モジ
    ュール間の間隔dを当該データ変換回路に外部から入力
    される何らかの識別送信により生成する初期座標データ
    デコーダ、上記初期座標データデコーダが生成した上記
    初期座標データに+0した値、+dした値、+2dした
    値・・・+ndした値(但しdは上記初期座標データデ
    コーダが生成した隣り合う上記送受信モジュール間の間
    隔、nは自然数)をそれぞれ出力するインクリメントア
    ダー、上記データ変換回路から上記送受信モジュールへ
    上記の変換されたデータを転送する複数の転送ラインご
    とに具備され、かつ上記波長データ記憶素子の出力と、
    上記インクリメントアダーの一出力と、上記情報処理機
    器から受信した上記ビーム指向のための方向余弦データ
    の3つをそれぞれ上記各転送ラインごとに掛け合わせて
    出力する複数の乗算器、及び上記データ変換回路から上
    記送受信モジュールへ上記の変換されたデータを転送す
    る複数の転送ラインごとに具備され、かつ上記乗算器の
    持つ乗算機能を利用するかしないかを選択できる複数の
    セレクタによって構成されていることを特徴とするフェ
    ーズドアレーアンテナアンテナ装置。
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