JP3363963B2 - 携帯用杖 - Google Patents

携帯用杖

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JP3363963B2
JP3363963B2 JP23260193A JP23260193A JP3363963B2 JP 3363963 B2 JP3363963 B2 JP 3363963B2 JP 23260193 A JP23260193 A JP 23260193A JP 23260193 A JP23260193 A JP 23260193A JP 3363963 B2 JP3363963 B2 JP 3363963B2
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真吾 岩本
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株式会社バンガード
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は歩行が困難な老人や体力
の弱い人達が使用する携帯用杖であって、詳し述べる
と、この携帯用杖は使用または不使用時に伸縮自在とな
り、かつ全体の長さを適宜に調整できるようにした携帯
用杖に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より歩行が困難な老人や体力の弱い
人達は、歩行時に杖を使用することにより、この杖が身
体の支えとなって歩行を楽にするという便利さを持って
いる。一般的な杖は、一本の長い棒の一端に手で握りる
把手を設けている。また短い棒を2本ないし3本を螺着
または嵌着ができるようにして互いに接合したり、ある
いは不使用時に分離できるようにしているので、携帯時
において比較的便利なものもある。 【0003】つまり、後者の杖は木または金属パイプ等
の短い棒を脱着可能にし使用しているが、この各接合部
分において加工が施されている。例えば実公昭60−2
807号(考案の名称:伸縮脚)が存在しこの螺着によ
るものには、一方の部材の外周端部に螺子が刻設され、
またこの螺子に螺合するように他方の部材の内周端に螺
子を刻設してるので、螺着が可能となり一本の長い杖に
している。またそれぞれの接合部分において、嵌着がで
きるようにした杖においては、一方の部材の外周端部と
他方の部材の内周端部が挿し込みできるように雄雌状に
形成されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】一本の長い杖は使用し
ないときは携帯や保管において不便であり、また一本の
杖をそれぞれ分割できるようにしていると、使用時また
は不使用時において、杖を接合したり分離するのに手間
取るなど、煩わしく面倒な欠点があった。また杖を使用
する人の背丈によって、杖の長さを適合させなければな
らないので、杖を扱う売店では各種サイズの杖を揃えて
置くか、あるいは比較的長目の杖を短く切断するという
サービスを行っているが、前者においては売店のスペー
スを狭くするという欠点がる。 【0005】また後者においては杖の長さを短くするた
めに、売店からその都度メーカに切断を依頼をしている
ので、煩わしい手間と時間を要するという大きな欠点が
ある。本発明の目的は携帯用杖を使用するときは長い杖
にでき、さらに使用しない時や携帯時において便利なよ
うに、杖の縮小を可能にするだけでなく、携帯用杖の長
さも自由に調整できるようにすることにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は斯かる目的を達
成するために、大、中、小の各パイプを連結し、かつ伸
縮と長さの調整を適宜にできるようにした携帯用杖にお
いて、手で握る把手部材と、この把手部材に上端を固定
した大径パイプと、この大径パイプ内に摺動可能に嵌挿
され、かつ複数の小孔が長手方向に沿って形成された
径パイプと、この中径パイプ内に摺動可能に嵌挿される
小径パイプと、大径パイプの下端に形成される第1小孔
と中径パイプの上端に形成される第2小孔を第1バネ材
によって付勢されて離脱可能に 【0007】係止する第1係合子と、この中径パイプに
形成された各小孔の1個と共に小径パイプの上端に形成
される第3小孔を第2バネ材によって付勢されて離脱可
能に係止する第2係合子と、大径パイプの下部と中径パ
イプとの連結部分に嵌装される摺動部材とから構成さ
れ、かつ前記摺動部材の内面に、第1係合子を解除する
第 【0008】1解除傾斜面と第2係合子を解除する第2
解除傾斜面とを形成し、かつ中径パイプの複数個の小孔
を選択し第2係合子を係止させ、携帯用杖の長さも調整
可能にし、かつ摺動部材を上方に引き上げたとき、第1
解除傾斜面が、第1係合子を後退させて、中径パイプと
の係止が離脱された大径パイプの下降が可能になること
で把手部材の押下を可能にし、大径パイプを下降させて
中径パイプに嵌装するとき、大径パイプの下部に嵌装さ
れる摺動部材の第2解除傾斜面が、第2係合子に当接し
第2係合子を後退させ、中径パイプを小径パイプに嵌装
できることにある。 【0009】 【作用】大径パイプに嵌装された摺動部材を上方に操作
したとき、第1解除傾斜面が第1係合子の第1鍔部に当
接しながら、第1係合子を後退させ把手部材の押下と共
に、下降する大径パイプが中径パイプに嵌装する。また
これと同時に大径パイプの下部に嵌装される摺動部材
第2解除傾斜面が、第2係合子に当接し第2係合子を後
退させるので、中径パイプが小径パイプに嵌装できる。
このように大径パイプ内に中径パイプと小径パイプを共
に収納できるから、携帯時または保管時において有用で
あり、しかも携帯用杖の長さを調整するときは、中径パ
イプが有する複数個の小孔のうち何れか所望の1個に、
小径パイプが有する第2係合子を係止させることができ
る。 【0010】すなわち携帯用杖の長さの調整において
は、指先で第2係合子を小径パイプ内に押し込みなが
ら、この小径パイプを中径パイプに沿って移動させ、所
望する中径パイプの小孔の位置において、第2係合子か
ら指を外すと、これと同時に第2バネの付勢作用によ
り、第2係合子の先端が突出し中径パイプの小孔に係止
するので、小径パイプを所望する位置において固定でき
る。したがって携帯用杖の長さ調整も自由にできるよう
にしているから実用的である。 【0011】 【実施例】以下、本発明の携帯用杖Aの一実施例につい
て、それぞれの図面と共に説明する。図中、図1は携帯
用杖Aを破断した縦断面図で、図2は第1解除傾斜面3
1の要部断面図、図3は第2解除傾斜面32の要部断面
図、図4は携帯用杖Aの一部を破断した側面図を表わす
ものである。 【0012】本発明における携帯用杖Aは、この携帯用
杖A自体が大、中、小の各パイプを連結し、伸縮および
長さの調整を適宜にできるようにしている。すなわち手
(不図示)で握る把手部材Bと、この把手部材Bに上端
を固定した大径パイプP1と、この大径パイプP1内に
摺動可能に嵌挿し、かつ複数の小孔P2’を中径パイプ
P2の長手方向に沿って形成する中径パイプP2と、こ
の中径パイプP2内に摺動可能に嵌挿される小径パイプ
P3とをそれぞれ設け伸縮自在にしている。 【0013】また大径パイプP1の下端に形成する第1
小孔1と、中径パイプP2の上端に形成する第2小孔2
に係脱し、かつと中径パイプP2との連結を固定し、ま
た離脱される第1係合子10を中径パイプP2内に設け
ている。またこの第1係合子10を常時付勢する第1バ
ネ11を設けている。中径パイプP2に形成された各小
孔P2’の1個と共に、小径パイプP3の上端に形成す
る第3小孔3とに係脱し、中径パイプP2と小径パイプ
P3との連結を固定し、また離脱される第2係 【0014】合子20を小径パイプP3内に設けてい
る。またこの第2係合子20を常時付勢する第2バネ2
1を第2係合子20の後部に設けている。大径パイプP
1の下部と中径パイプP2との連結部分に嵌装する摺動
部材30を設けている。また前記摺動部材30の内面に
は、第1係合子10を解除する第1解除傾斜面31と、
第2係合子20を解除する第2解除傾斜面32とを形成
している。また摺動部材30は大径パイプP1の下部に
嵌装し、所定の範囲で上下方向に移動するようにしてい
るが、これは大径パイプP1の下部に穿設した長孔4
に、摺動部材30に固定したピン5を係入し規制してい
る。 【0015】さらに本発明の携帯用杖Aにおいて動作を
説明すると、摺動部材30を上方に引き上げたとき、第
1解除傾斜面31が、第1係合子10を後退させて、中
径パイプP2との係止が離脱された大径パイプP1の下
降が可能になることで把手部材Bの押下を可能にしてい
るので、大径パイプP1が中径パイプP2に嵌装された
と同時に、大径パイプP1の下部に有する摺動部材30
も下方に移動する。したがって移動する際に摺動部材3
0の第2解除傾斜面32が、第2係合子20に当接する
ようにしている。このように第2解除傾斜面32が、第
2係合子20を後退させることができるので、中径パイ
プP2は小径パイプP3に嵌装され、全体の長さを縮小
することができる。 【0016】また携帯用杖Aを使用するときは、携帯用
杖Aを伸長させた後、中径パイプP2の複数個の小孔P
2’を選択し、その所望する小孔P2’の位置まで第2
係合子20を小径パイプP3と共に移動させ、第2係合
子20から指を離すと、この第2係合子20は第2バネ
21により付勢され、第2係合子20の先端が小孔P
2’に係止することになり、携帯用杖Aを所望する長さ
に調整できるようにしている。つまり携帯用杖Aの長さ
の調整においては、指先で第2係合子20を小径パイプ
P2内側に押し込みながら、この小径パイプP3を中径
パイプP2に沿って移動させるので、所望する中径パイ
プP2の小孔P2’の位置において、第2係合子20を
中径パイプP2の小孔P2’に係止するので、携帯用杖
Aの長さを容易に調整することも自由にできる。 【0017】 【発明の効果】本発明は以上の如く、大、中、小の各パ
イプを連結し、かつ伸縮と長さの調整を適宜にできるよ
うにした携帯用杖において、手で握る把手部材と、この
把手部材に上端を固定した大径パイプと、この大径パイ
プ内に摺動可能に嵌挿され、また複数の小孔が長手方向
に沿って形成された中径パイプと、この中径パイプ内に
摺動可能に嵌挿される小径パイプと、大径パイプの下端
に形成される第1小孔と中径パイプの上端に形成される
第2小孔を第1バネ材によって付勢されて離脱可能に係
止する第1係合子と、この中径パイプに形成された各小
孔の1個と共に小径パイプの上端に形成される第3小孔
を第2バネ材によって付勢されて離脱可能に係止する第
2係合子と、大径パイプの下部と中径パイプとの連結部
分に嵌装される摺動部材とを設け、またかつ前記摺動部
材の内面に、第1係合子を解除する第1解除傾斜面と第
2係合子を解除する第2解除傾斜面とを形成し、また中
径パイプの複数個の小孔を選択し第2係合子を係止さ
せ、携帯用杖の長さも調整可能にし、かつ摺動部材を
方に引き上げたとき、第1解除傾斜面が、第1係合子を
後退させて、中径パイプとの係止が離脱された大径パイ
プの下降が可能になることで把手部材の押下を可能に
し、大径パイプを下降させて中径パイプに嵌装すると
き、大径パイプの下部に嵌装される摺動部材の第2解除
傾斜面が、第2係合子に当接し第2係合子を後退させ、
中径パイプを小径パイプに嵌装できるようにしているの
で、携帯用杖の使用、不使用時に伸縮され、しかも背丈
に合わせて自由に長さを調整することも可能であり、実
用的で有用な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】 図は本発明の携帯用杖の一実施例である。 【図1】本発明の携帯用杖を破断した縦断面図 【図2】本発明の携帯用杖の第1解除傾斜面の要部断面
図 【図3】本発明の携帯用杖の第2解除斜面の要部断面図 【図4】本発明の携帯用杖を破断した側面図 【符号の説明】 A…携帯用杖 B…把手部材 P1…大径パイプ P2…中径パイプ P2’…小孔 P3…小径パイプ 1…第1小孔 2…第2小孔 3…第3小孔 4…長孔 5…ピン 10…第1係合子 11…第1バネ 20…第2係合子 21…第2バネ 30…摺動部材 31…第1解除傾斜面 32…第2解除傾斜面

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】大、中、小の各パイプを連結し、かつ伸縮
    と長さの調整を適宜にできるようにした携帯用杖におい
    て、 手で握る把手部材と、この把手部材に上端を固定した大
    径パイプと、この大径パイプ内に摺動可能に嵌挿され
    かつ複数の小孔が長手方向に沿って形成された中径パイ
    プと、この中径パイプ内に摺動可能に嵌挿される小径パ
    イプと、大径パイプの下端に形成される第1小孔と中
    パイプの上端に形成される第2小孔を第1バネ材によっ
    て付勢されて離脱可能に係止する第1係合子と、この中
    径パイプに形成された各小孔の1個と共に小径パイプの
    上端に形成される第3小孔を第2バネ材によって付勢さ
    れて離脱可能に係止する第2係合子と、大径パイプの下
    部と中径パイプとの連結部分に嵌装される摺動部材とか
    ら構成され、 かつ前記摺動部材の内面に、第1係合子を解除する第1
    解除傾斜面と第2係合子を解除する第2解除傾斜面とを
    形成し、 かつ中径パイプの複数個の小孔を選択し第2係合子を係
    止させ、携帯用杖の長さも調整可能にし、 かつ摺動部材を上方に引き上げたとき、第1解除傾斜面
    が、第1係合子を後退させて、中径パイプとの係止が離
    脱された大径パイプの下降が可能になることで把手部材
    の押下を可能にし、 大径パイプを下降させて中径パイプに嵌装するとき、大
    径パイプの下部に嵌装される摺動部材の第2解除傾斜面
    が、第2係合子に当接し第2係合子を後退させ、中径パ
    イプを小径パイプに嵌装できることを特徴とする携帯用
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