JP3363784B2 - トラス - Google Patents

トラス

Info

Publication number
JP3363784B2
JP3363784B2 JP09011198A JP9011198A JP3363784B2 JP 3363784 B2 JP3363784 B2 JP 3363784B2 JP 09011198 A JP09011198 A JP 09011198A JP 9011198 A JP9011198 A JP 9011198A JP 3363784 B2 JP3363784 B2 JP 3363784B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
truss
elongated
members
circular
cross
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP09011198A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1145607A (ja
Inventor
エリオット フィッシャー マーク
Original Assignee
エリオット フィッシャー マーク
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US08/902,404 external-priority patent/US6026626A/en
Application filed by エリオット フィッシャー マーク filed Critical エリオット フィッシャー マーク
Publication of JPH1145607A publication Critical patent/JPH1145607A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3363784B2 publication Critical patent/JP3363784B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明または他のコ
ンサート装置または舞台装置を吊り下げたり、または照
明、垂れ幕および表示監視装置のような、展示装置を吊
り下げるためのトラスのようなトラスに関する。特に、
本発明は、コンサート・ツアーの間のツアーリング・プ
ロダクションに関連する一時的な、コンサートまたは劇
場、展覧会等で照明または他のコンサート装置または展
示装置を吊り下げるための、結合トラス装置を組立てる
ために、他の類似のトラスに接続することができるモジ
ュール・タイプのトラスに関する。
【0002】
【従来の技術、及び、発明が解決しようとする課題】<
CFR1.97および1.98により開示された情報を
含む関連技術の説明>相互に接続している円材からなる
枠組みを持つトラスは周知である。このトラスは、細長
く、正方形または長方形の横断面を持つ。このような組
立トラス装置は、普通、コンサート装置を支持するのに
十分な強度を持っているが、分解すると非常に広い場所
をとるので、保管および輸送のコストが高い。この欠点
を克服するための一つの周知の方法は、保管および輸送
の場合に場所を取らない、折り畳むことができる円材を
使用するトラスを使用することである。しかし、これら
トラスが折り畳むことができるということは、これらト
ラスは元来強度が低いということを意味する。本発明の
目的は、従来技術のいくつかの問題をできるだけ解決す
ることである。
【0003】
【課題を解決するための手段】ある観点からみた場合、
本発明は、コンサート装置または舞台装置を吊り下げる
ためのトラスである。上記トラスは、保管に適した形
で、同一トラスに相互に接続することができる本体を持
つ。他の観点から見た場合、本発明は、照明のようなコ
ンサート装置または舞台装置を吊り下げるためのトラス
である。上記トラスは、一方の開放部分に向かって開い
ていて、他方の端部が、同じタイプのトラスの上記開放
端部と、相互に接続することができる細長い本体を持
つ。
【0004】上記トラスは、複数の類似または同一のト
ラスにより、モジュール・タイプに組み立てられたトラ
ス装置を形成することができるように、同一または類似
の他のトラスに相互に接続することができ、入れ子構造
になっているために、保管または輸送のために分解した
場合、その占める容積が最も少なくなる。このことは非
常に有利である。何故なら、トラス装置の輸送のコスト
が最も少なくなるからである。トラスが細長い場合に
は、一つのトラスを、一つまたはそれ以上の支持トロリ
ーの上に乗せ、その頂部に数本の類似のトラスを順次重
ねることができる。上記トロリーは、らくらくと操作す
ることができる。トラック、標準出荷コンテナまたは空
輸コンテナのような保管コンパートメント内に、数本の
接続したトラスを並べて収容することができるように、
上記トラスおよびトロリーは、任意のサイズおよび寸法
に作ることができる。
【0005】本発明の上記の第一の実施形態のトラスの
本体は、好適には、細長くて、一方の開放部分に向かっ
て開いていて、他方の端部が同一のトラスの上記一方の
端部に、入れ子状態に接続できるようになっていること
が好ましい。本発明の上記どちらか一方または両方の観
点による、トラスに挿入することができるトラスの種々
の好適な特徴について以下に説明する。上記トラス本体
は、好適には、相互に接続している円材の枠組みからな
ることが好ましい。上記円材は、管状に作ることがで
き、好適には、金属製であることが好ましいが、プラス
チックまたは炭素繊維または他の補強材のような種々の
他の材料も使用することができる。上記円材は、好適に
は、相互に固定状態にあることが好ましく、金属製の場
合には、溶接により相互に固定することができる。そう
することにより、剛性を持ち、その重量の割りには強度
の高いトラスを作ることができる。
【0006】相互に接続した管状円材の枠組みを形成す
る代わりに、他の実施形態の場合には、トラス本体を、
ポリプロピレンまたは炭素繊維補強プラスチック材のよ
うなプラスチックを成形または押し出し加工したもの
や、または金属により作ることができる。上記本体は、
上記開放部分上を、その全長にわたって延びる細長い溝
を持つ、サドルの形にすることができる。好適には、上
記溝は、その全長のほとんど、またはその全長全体にわ
たって延びていることが好ましい。このようにサドルの
形になっているために、あるトラスを、他の類似または
同一のトラスの上に積み重ね、入れ子状態にすることが
できる。この形状にすると、細長いトラスを保管する場
合には、特に場所を取らない。
【0007】好適には、上記トラスの枠組みおよび形
は、使用中、本体の細長い頂部および二つの細長い側面
を形成することができることが好ましい。上記頂部は、
好適には、平らで、二つの側面を分離していることが好
ましい。上記側面の横断面は、好適には、テーパ状に分
かれていて、頂部からの距離が増大するにつれて、さら
に大きく分離することが好ましい。トラスは、水平方向
に延びる平らな頂部と、その頂部から下に向かって延び
る二つの側面を持つように作ることができ、トラスは多
くの場合この形状に作られる。しかし、使用中に、頂部
がトラスの側面またはさらには底面にくるような形につ
くることができる。後者の場合、二つの側面は、頂部か
ら内側に向かって延びることができる。それ故、本明細
書では、頂部という用語は、最も普通の予想される形状
の場合のトラスを説明するために使用される。ウェブ付
き枠組みを備え、その枠組みのウェブ付き円材が、トラ
スに必要な材料を減らし、トラス上に適当な装置装着位
置を形成するための孔部によって分離されている、成形
型の型枠の場合には、頂部および二つの側面は連続して
いる必要はない。同様に、押し出し成形型の型枠の場合
には、トラスに必要な材料の量を減らすことができ、押
し出し加工後に材料を除去することにより形成した装着
位置を、例えば、ウェブ付き円材を持つウェブ付きまた
は孔部付き枠組みとすることができる。
【0008】枠組みまたは型枠の頂部の水平方向に、各
側面の横断面を、垂直面から10〜45度、好適には、
15〜25度の角度、更に公的には約20度でテーパ状
に形成することができる。上記角度の一例としては、2
0.5度がある。ある実施形態の場合には、上記テーパ
角度は、45度以上または10度以下にすることができ
る。上記枠組みは、好適には、本体の開放部分上に二つ
の間隔を置いた縦方向の円材を含み、本体の上記の対向
部分上に少なくとも一つの縦方向の円材を含むことが好
ましい。好適には、二つの上記縦方向の円材は、本体の
上記対向部分上に設置することが好ましく、好適には、
これら円材は、一連の横方向の弦材により相互に接続し
ていることが好ましい。
【0009】好適には、縦方向の円材のすべての隣接す
る円材は、開放部分上に位置する本体の枠組みの縦方向
の円材から離れた状態で、横方向の弦材により相互に接
続していることが好ましい。上記横方向の弦材および縦
方向の円材は、トラスの平らな表面または湾曲した表面
を形成することができる。トラスは、三つの長方形の平
らな支柱を含むことができ、各支柱は、その端部におい
て二つの縦方向の円材、および相互に接続している横方
向の弦材により形成されている。端部の横方向の弦材の
場合も、(開放部分上の隣接する縦方向の部材から離れ
ている)二つの隣接する縦方向の部材を、縦方向の全長
に垂直な対角線の筋かい用の円材または横方向の弦材に
より、相互に接続することができる。トラスは、付属装
置として、好適には、スナップ適合コネクタを使用する
ことが好ましい、本体の開放部分の縦方向の円材の間に
着脱自在に装着することができる、取り外し可能な横方
向支柱を含むことができる。上記取り外し可能な横支柱
は、そうでない場合には、実質的な負荷を与えた場合
に、トラスが起こす可能性がある本体の開放部分上の縦
方向の円材の外側への広がりを防止する。このような横
支柱は、当然、押出加工型または成形型の場合に使用す
ることができる。
【0010】一連の横弦材により相互に接続しているト
ラスの対向部分上に、一本の横支柱と二本の縦円材を設
置した場合には、本体の開放部分の二つの縦円材は、好
適には、本体の対向部分上の一連の横弦材の二本の弦材
と、同じ距離だけ離れていることが好ましい。また、取
り外し可能な横支柱は、好適には、開放部分の二つの縦
円材の間、または一連の横弦材の上記二つの弦材の間
で、その両端部に交換できるように、装着できることが
好ましい。それ故、取り外し可能な横支柱を、使用中、
強度を高めるためにトラスの開放部分に位置させること
ができ、保管または輸送のためにトラスを入れ子状態に
したり、またはトラスを積み重ねるために、開放部分に
対向するトラスの面上の一連の横弦材の中の二本の間
を、トラスの縦方向に延びる位置に適当に保持すること
ができる。
【0011】最も好適な実施形態の場合には、枠組み
は、横断面内に、正規の台形の形をした四本の平行な縦
円材と、四本の平行な縦方向の円材とを持つ。上記台形
の平行な辺の中の長いほうの辺は、本体の開放部分上に
位置している。縦円材は、トラスを直線状にする場合に
は直線状にすることができ、トラスを湾曲状にする場合
には、湾曲させることができる。どちらの場合でも、す
べての縦円材は、好適には、平行であり、三次元空間に
相互に平行移動するようになっていることが好ましい。
横弦材および横支柱(設置してある場合)は、好適に
は、直線状であることが好ましい。トラスが四本の平行
な縦円材を含む場合には、これら縦円材は、使用中に
は、枠組みのそれぞれの頂部および側部の端部弦材を、
形成することができる三本の横弦材により、その各端部
において相互に接続していることが好ましい。側端部弦
材は、好適には、頂端部弦材から離れていて、それに平
行な支え控え棒(tie-bar)により相互に接続しているこ
とが好ましい。各控え棒は、頂端部弦材に隣接するトラ
スの頂部を横切る距離とほぼ同じか、約5〜10%長い
下面を持つ。
【0012】好適ないくつかの実施形態の場合には、控
え棒は、各側面弦材に、トラスの開放部分から各側端部
弦材に沿った距離の50%以上、好適には、75%以
上、例えば、約85%の距離の部分に接続している。上
記控え棒は、トラスを支持するだけではなく、積み重ね
たり、入れ子状に接続した場合に、もう一つの類似のト
ラス上にそのトラスを支持することができる。その結
果、隣接するトラスの側端部弦材は相互に係合しない。
このことは、トラスがテーパ状の側面を持つ場合に特に
重要である。何故なら、このことにより、相互に積み重
ねた複数のトラスの重量による、積み重ねたトラスの広
がりが防止されるからである。上記トラスは、その縦方
向に沿って延びる常設歩道デッキを持つことができる。
トラスが、細長い平らな頂部および側面を持っている場
合には、常設歩道を平らな頂部に隣接して設置すること
ができるが、好適には、それより高いところに設置する
のが好ましい。
【0013】トラスは、スナップ適合コネクタのよう
に、本体に取り外し可能に装着することができる手摺り
を含むことができる。常設歩道および手摺りを設けるこ
とにより、コンサート・セットの上に吊り下げた時に、
技術者または出演者はトラスに沿って安全に移動するこ
とができる。さらに他の観点から見ると、本発明は、二
つのトラスを含むモジュール・タイプのトラス構造体で
ある。上記各トラスは、本発明の上記実施形態の一方ま
たは両方であり、各トラスは細長く、二つの端部を持
ち、二つのトラスは端部で相互に接続している。さらに
他の観点から見ると、本発明は、ランプと組み合わせ
た、本発明の最初の二つの上記実施形態の一方または両
方によるトラスである。上記ランプは、トラスの本体内
のトラスに接続している。開放部分を持っている場合に
は、トラスは、使用中、装着されるランプおよび他の付
属装置の比較的大きな部分を、トラスの本体内部に設置
することができ、それにより、コンサートや類似の催し
物の場合に特に重要なことであるが、外観の美しい装置
を提供することができる。さらの他の観点から見ると、
本発明は、カーテン、トラスの片側から垂れ下がってい
るカーテンとの組み合わせた、本発明の上記最初の二つ
の実施形態の一方または両方のところで説明したような
トラスである。
【0014】本発明の他の実施形態は、少なくとも二つ
のトラスを備える、積み重ねた状態のトラス装置を提供
する。上記各トラスは、本発明の上記最初の二つの実施
形態の一方または両方のところで説明したものと同じで
ある。二つのトラスは相互に重ね合わされ、入れ子状態
に接続している。上記二つのトラスの下の方のトラス
は、トロリー上に支持することができ、この場合、上記
トロリーは、下のトラスの底の部分が外側に移動するの
を防止することができる側部支持体を含むことができ
る。この側部支持体を設置しないと、ある程度の数の類
似のトラスを縦に接続した場合、上記のテーパ状の側面
を持つトラスが外側に移動する。本発明は、本発明の上
記面の任意の特徴、および本明細書では詳しく説明しな
い他の好適な特徴の任意の組み合わせも含む。本発明
は、種々の方法で実行することができる。本発明のコン
サート装置または舞台装置を吊り下げるための数個のト
ラスについては、例示としての添付の図面を参照しなが
ら以下に説明する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1に示すように、本発明の例示
としての好適な実施形態の照明トラス10は、本体12
を備え、上記本体は管状円材枠組み14からなる。上記
枠組み14は、二つのまっすぐな上部縦円材16および
二つのまっすぐな下部円材18を含む。上記四本の縦円
材は、相互に平行に配列されている。上部縦円材16
は、二つの端部横弦材20により相互に接続している。
上記横弦材20は、中間横弦材22と共に、それに垂直
な二つの上部縦円材の間を延びていて、トラスの頂部を
形成している一連の横弦材を形成する。各上部縦円材1
6は、また側端部横弦材24および対角線支柱26によ
り、下部縦円材18の隣接する一本に接続している。各
上部縦円材は、下部縦円材の一本および側端部弦材およ
びそれが接続している対角線支柱と一緒に、トラスの側
面を形成している。
【0016】すべての円材、すなわち、上部および下部
縦円材16、18、端部横弦材20、中間横弦材22、
側端部横弦材22、側端部横弦材24および対角線支柱
26は、直線状で、相互に固定されている。これら円材
は、好適には、すべてアルミニウムまたはアルミニウム
合金のような金属製であることが好ましい。二つの下部
縦円材18を相互に接続している横弦材が存在しないこ
とに留意されたい。それ故、トラスの下部は開放されて
いる。
【0017】図3のトラスの端面図が示すように、側端
部横弦材24は、端部横弦材20から延びるに従って、
外側に向かって広がっている。それ故、全体的に見て、
トラス本体12は、サドルの形をしていて、横断面およ
び端面は正台形の形をしている。トラスの下部が開放さ
れているので、その上部を類似または同一トラスの下部
内に入れ子状態に挿入することができる。図3は、相互
に縦に接続している六つの同じトラス10である。図2
は、縦に接続している図1のトラス類似の二つのトラス
である。トラスを入れ子状態または縦に接続することが
できるので、限られた空間内に、比較的大量のトラス1
0を保管または輸送のために積み重ねることができるこ
とに留意されたい。このことは非常な利点である。図5
はトラスを積み重ねることができる実際の能力を示す。
この図においては、トラック34の保管空間32の中の
キャスタ30上の、トロリー28の上に三本のスタック
10’が積み重ねられている。それ故、スタック10’
内の一つまたはそれ以上のトロリー28上にかなりの数
のトラス10を積むことができる。(トロリーはスタッ
クの縦方向の各端部に設置することができる。)それ
故、かなりの数のトラス10を、一緒に、最も小さい力
で、人間の手で取り扱うことができる。さらに、特定の
保管空間32により輸送することができる個々のトラス
10の数を最大にすることができ、それにより輸送コス
トを少なくすることができる。このことは、バンドのよ
うな演奏者の上に、照明のようなコンサート装置を吊り
下げるために、コンサート・ツアー中に使用されるタイ
プの照明トラスに対しては、特に有利である。
【0018】この積み上げ原理は、まっすぐな縦方向の
部材16、18を持つトラス10に適用できるばかりで
なく、図4の湾曲したトラスにおいても実行することが
できる。この場合、上部縦円材116および下部縦円材
118は、平面図内で湾曲しているが、相互には平行状
態になっている。トラス100の本体のすべての円材
は、上部縦円材116および下部縦円材118からまっ
すぐ離れていて、図1の円材に相当する円材に対する参
照番号100が、図4のトラス内の円材につけられてい
る。図4のトラスも、また上部縦円材116および下部
縦円材118の間を延びる、オプションとしての装置支
持体190を含み、上記支持体190は、トラス100
内部に照明装置または他の装置を装着するのに便利に使
用することができる。
【0019】使用中、図1のトラス10は、その端部を
トラス10の他の側面上の縦円材16、18の両端部に
装着されているフランジ38と相互に係合することがで
きる、トラス10の一方の端部上の縦円材の両端部上に
装着されている、ヨーク部材26(図6)の形をしたコ
ネクタにより、類似のトラスの端部と接続することがで
きる。トラス10のフランジ38は、他のトラスのヨー
ク36内部にスライドされることができ、その後で、上
記ヨーク部材36およびフランジ38内の孔部40を通
してボルト(図示せず)を挿入して、二つのトラスを相
互に固定することができる。図6は、トラス10の一方
の側面の対角線支柱26が図示されていない部分的な図
面である。図6のトラス10は、ヨーク部材36とフラ
ンジ38の位置が、トラスの一方の側面から他方の側面
へと反対方向に移動しているという点で、図1のトラス
10を若干修正したものであることを理解されたい。す
なわち、図6においては、上から見た場合、ヨーク36
はトラスの各端部の右側に存在している。一方、図1の
トラスの場合には、上から見た場合、ヨークは左側に位
置している。
【0020】図8は、その各端部に顎部44を持つ取り
外し可能な横支柱42である。顎部44は、スナップ適
合固定装置により、トラス10の下部縦円材18に固定
することができる。取り外し可能な横支柱42の目的
は、トラスにかなりの負荷が掛かった場合に、トラス1
0の下部縦円材18が移動するのを防止することであ
る。二つの下部縦円材18の間の距離は、トラス10の
頂部縦円材16の間を延びる横弦材20、22の間の距
離と同じである。従って、横支柱42は、図7および図
13に示す場所から取り外すことができる。図7および
図13の場合には、横支柱は、二つの下部縦円材18の
間を延びていて、保管または輸送のために横弦材20、
22の二つの間に装着することができる。
【0021】図12および図13のトラス10は、この
点については図10および図11に類似している図12
および図13のトラスは、追加の側部横弦材192を含
んでいるという点で、図1のトラスを若干修正したもの
であることに留意されたい。図1および図7を見れば最
もハッキリ分かると思うが、その各端部において、トラ
ス10は、側端部横弦材24の間を延びる控え棒46を
含む。図1に示すように、各控え棒は平行であり、その
各端部横弦材20の下に位置していて、各控え棒は、下
部縦円材18の中心を結ぶ想像線と、上部縦円材16の
中心を結ぶ想像線との間の距離の約80%のところに位
置している。上記控え棒46は、トラス10の剛性を高
めるための支柱としての働きをする。さらに、控え棒の
下面48は、トラスを横切る長さとほぼ同じ長さであ
り、好適には、端部横弦材20の領域内のトラスの上面
より若干長いことが好ましい。控え棒46は、好適に
は、その下面に沿った全長を持つことが好ましい。それ
により、上記下面は縦に接続しているトラスの側面間
に、隙間のない状態またはほとんど隙間のない状態で、
その下に縦に接続しているトラスの頂部上に位置するこ
とができる(図9)。それ故、図9に示すように、数本
のトラス10を縦に接続した場合、特定の各トラスの重
量のほぼ全体が、下の上面50の頂部上の上のトラスの
控え棒46の係合により、下のトラスへと下方に伝えら
れる。これにより、スタック内の下部トラスの下部縦円
材18の、上のトラスの重量による外側への移動が防止
され、それにより、トラスがスタック内でゴチャゴチャ
になったり、相互に損傷を与えるのが防止される。図3
および図5に示すように、スタック内の最も低いトラス
10の下の縦部材18の、外側への望ましくない移動を
防止するために、最も下のトラスの下部縦円材18の横
方向への運動を防止する目的で、側部支持体または側部
耳部52を、トロリー28に設けることができる。
【0022】図7を見れば、水平方向に延びる端部横弦
材20により、トラス10の側端部弦材24が、角度ア
ルファで外側にテーパ状になっていることに気がつくだ
ろう。この特定のトラスの場合、垂直線からの角度は2
0.5度である。図14に戻って説明すると、常設歩道
デッキ54を、下部縦円材16および端部横弦材20お
よび中間横弦材22に隣接していて、その上にあるトラ
ス10に固定することができる。常設歩道54により、
例えば、地上(図示せず)に吊り下げた時、技術者また
は演奏者56はトラスに沿って安全に移動することがで
きる。さらに、上部縦部材16および下部縦部材18と
係合する顎部60により、手摺り58をトラスに固定す
ることができる。
【0023】トラスはその場所で、一番上の円材16を
下部円材18に対して任意の好きな方向に向けた状態
で、任意の方向を向けて組立ることができる。図15
は、頂部の縦円材16が底にきて、底部の縦円材18が
頂部にきている倒置したトラス10である。常設歩道5
4は、控え棒46の上にあってそれに隣接するトラス1
0に固定される。下部縦円材18は、手摺りの働きをす
る。常設歩道54および手摺り58は、好適には、トラ
スの積み重ね作業を行う前にトラス10から除去してお
くことが好ましい。
【0024】図10および図11は、ライトの装着点を
トラス10の本体内に移動させた場合、ライト63をト
ラスに装着することができることを示す。それ故、トラ
スの下部が開放されているので、積み重ねることができ
るばかりでなく、照明または任意の他のコンサート装置
を、装着ポール64、および照明コントローラ(図示せ
ず)、および/またはライトのランプ70を回転させる
ための、モータ(図示せず)を含むハウジング68のよ
うな付属装置66を下部縦円材18の上に位置させた状
態で、もっと外観が美しくなるように組立ることができ
る。下部縦円材18が作り出すサイトライン(sight li
ne) は、ライト64およびトラスの外観をかなり改善す
る。さらに、図10に示すように、トラスがテーパ状に
なっているので、ランプ70およびカーテン72の加熱
を避けるために、カーテン72のような熱に弱い材質
を、トラス10からランプ70から十分離して吊り下げ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照明トラスの好適な例示としての実施
形態の斜視図である。
【図2】同一のトラスと一緒に保管または輸送するため
に入れ子状に挿入された、図1のトラスである。
【図3】トロリー上の、五つの同一のトラスからなる、
図1のトラスの簡単な端面図である。
【図4】本発明の照明トラスの第二の好適な例示として
の実施形態の平面図である。
【図5】輸送用のトラック上に載せられた、図3のスタ
ック類似のトロリー上のトラスの三つのスタックの簡単
な端面図である。
【図6】図1のトラスを少し修正したものの部分平面図
である。
【図7】オプションとしての取り外し可能な横支柱を含
む、図1のトラスの端面図である。
【図8】図7の横支柱の側面図である。
【図9】四つの類似のトラスを積み重ねた、図1のトラ
スの端面図である。
【図10】ランプおよびカーテンを装着した、図1のト
ラスの簡単な端面図である。
【図11】図10に対応する部分側面図である。
【図12】本発明のトラスの他の好適な実施形態の側面
図である。
【図13】図12のトラスの端面図である。
【図14】オプションとしての常設歩道および手摺りを
示す、図1のトラスの端面図である。
【図15】オプションとしての常設歩道と組み合わせ
た、図1のトラスの倒置端面図である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−200293(JP,A) 特開 平6−215602(JP,A) 実開 昭57−163911(JP,U) 特公 平4−67480(JP,B2) 実公 平6−34993(JP,Y2) 実公 昭37−27825(JP,Y1) 米国特許5335468(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04C 3/00 - 3/46 A63J 1/00 - 1/02 A63J 5/00 - 5/12

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その保管形状状態で、類似のトラスと相
    互に入れ子状に重ねることができる本体を有するトラス
    であって、 第1の上部の細長い円材及び第1の細長い部材の対によ
    って前記第1の上部の細長い円材と互いに平行に堅く連
    結された第1の下部の細長い円材と、 第2の上部の細長い円材及び第2の細長い部材の対によ
    って前記第2の上部の細長い円材と互いに平行に堅く連
    結された第2の下部の細長い円材と、 前記第1及び第2の上部の細長い円材を平行に配置した
    状態で堅く連結して1つの平面を画定するとともに前記
    トラスの頂部を形成する、少なくとも2本の横弦材とを
    含み、 前記横弦材はほぼ前記1つの平面内に置かれており、前
    記トラスは前記頂部に対向して開放した形態を有する台
    形横断面を画定していることを特徴とするトラス。
  2. 【請求項2】 前記円材は管状の円材である、請求項1
    に記載のトラス。
  3. 【請求項3】 前記円材は成形または押出し加工された
    形態である、請求項1に記載のトラス。
  4. 【請求項4】 2本の前記上部の細長い円材は一連の横
    弦材によって相互に連結されている、請求項1に記載の
    トラス。
  5. 【請求項5】 前記下部の細長い円材の間に取り外し可
    能に装着することができる、取り外し可能な横支柱を更
    に含む、請求項4に記載のトラス。
  6. 【請求項6】 前記トラスの前記下部の細長い円材は前
    記トラスの前記上部の細長い円材を連結している一連の
    横弦材のうちの2本の隣接した横弦材と同じ距離だけ離
    れており、前記取り外し可能な横支柱は、2本の前記下
    部の細長い円材の間か、又は一連の横弦材のうちの2本
    の隣接した横弦材の間に、相互に交換できるように且つ
    選択的に装着することができる、請求項5に記載のトラ
    ス。
  7. 【請求項7】 前記の細長い円材はまっすぐである、請
    求項1に記載のトラス。
  8. 【請求項8】 前記の細長い円材は湾曲している、請求
    項1に記載のトラス。
  9. 【請求項9】 4本の平行な前記の細長い円材のうちの
    3本が、その各端部で1本の横弦材及び2本の前記細長
    い部材によって相互連結されていて、前記トラスのそれ
    ぞれ頂部及び側部を形成しており、骨組みされた前記細
    長い部材は、前記横弦材に対して平行に隔置された支え
    控え棒によって相互連結され、各該支え控え棒は各横弦
    材の頂面を横切る距離とほぼ同じ長さの下面を有し、各
    該支え控え棒は、スタックの下のトラスの横弦材の領域
    内のトラスの頂面と係合することにより、他の同一のト
    ラス上に重ねられた場合に、トラスの重量を支持するよ
    うになっている、請求項1に記載のトラス。
  10. 【請求項10】 前記細長い円材に取り付けられて該円
    材に対して平行に延びる常設歩道を含む、請求項1に記
    載のトラス。
  11. 【請求項11】 前記常設歩道は前記トラスの頂部に隣
    接して配置される、請求項10に記載のトラス。
  12. 【請求項12】 前記トラスの本体に取り外し可能に装
    着し得る手摺りを含む、請求項1に記載のトラス。
  13. 【請求項13】 モジュラートラス構造を形成する第2
    の類似トラスを更に含み、各トラスは細長く且つ2つの
    端部を有し、この2つのトラスは端部同志が結合されて
    連続して整列されている、請求項1に記載のトラス。
  14. 【請求項14】 トラスがランプと組み合わされてお
    り、このランプはトラスの本体の内側においてトラスと
    連結されている、請求項1に記載のトラス。
  15. 【請求項15】 トラスがカーテンと組み合わされてお
    り、このカーテンはトラスの前記細長い円材のうちの1
    本から垂れ下がっている、請求項1に記載のトラス。
  16. 【請求項16】 前記第1の対の細長い部材と前記第2
    の対の細長い部材との間を堅く連結し且つ前記横弦材
    に、平行な支え控え棒を更に含む、請求項1に記載のト
    ラス。
  17. 【請求項17】 前記第1の対の細長い部材と前記第2
    の対の細長い部材との間を、それぞれが連結する少なく
    とも2本の支え控え棒を更に含み、これら支え控え棒
    は、他の類似のトラスの頂部と係合することによって他
    の類似のトラスの上に重ねられた場合に、トラスの重量
    を支持するようになっている、請求項1 に記載のトラ
    ス。
  18. 【請求項18】 各支え控え棒は、前記トラスの頂部を
    横切る距離とほぼ同じ長さの下面を有している、請求項
    17に記載のトラス。
  19. 【請求項19】 前記横弦材は前記円材と直角に連結さ
    れている、請求項1に記載のトラス。
  20. 【請求項20】 前記上部及び下部の細長い円材を堅く
    連結している前記細長い部材の対は、前記上部及び下部
    の細長い円材に対して直角である、請求項1に記載のト
    ラス。
  21. 【請求項21】 前記上部及び下部の細長い円材に直角
    な前記細長い部材のほかに、前記上部及び下部の細長い
    円材を堅く連結する別の細長い部材を更に含む、請求項
    20に記載のトラス。
  22. 【請求項22】 前記の堅く連結された円材、細長い部
    材、横弦材、及び支え控え棒は溶接されている、請求項
    1に記載のトラス。
  23. 【請求項23】 前記の堅く連結された円材、細長い部
    材、横弦材、及び支え控え棒は溶接されている、請求項
    16に記載のトラス。
JP09011198A 1997-07-29 1998-04-02 トラス Expired - Fee Related JP3363784B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/902,404 US6026626A (en) 1996-08-09 1997-07-29 Truss
US902404 1997-07-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1145607A JPH1145607A (ja) 1999-02-16
JP3363784B2 true JP3363784B2 (ja) 2003-01-08

Family

ID=25415819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09011198A Expired - Fee Related JP3363784B2 (ja) 1997-07-29 1998-04-02 トラス

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3363784B2 (ja)
AU (1) AU717272B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000303620A (ja) * 1999-04-21 2000-10-31 Mekosu:Kk 基枠構造体
CN114164773B (zh) * 2021-12-15 2023-04-07 中铁二十三局集团有限公司 一种挂篮结构

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2199571B1 (ja) * 1972-09-19 1975-01-03 Theault Yves

Also Published As

Publication number Publication date
AU717272B2 (en) 2000-03-23
AU5292298A (en) 1999-02-11
JPH1145607A (ja) 1999-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6026626A (en) Truss
US8978822B2 (en) Vertical frame of metal
CA2249921C (en) Modular shoring frame and system
EP0711889A2 (en) Form panel
CA2498870C (en) Suspended cable scaffold assembly
US6223857B1 (en) Scaffolding platform
JP3363784B2 (ja) トラス
US20060076191A1 (en) Walk-through scaffold and hoist frame
JPH11152825A (ja) 展示用仕切壁のための仕切要素
US9382707B2 (en) Acoustic shell frame and system
ES2362152T3 (es) Andamio, podio o tribuna con suelo de andamio.
JP3197991B2 (ja) 折畳み階段
WO1990014479A1 (en) Scaffolding
US20050077108A1 (en) Horizontal support member for tube and clamp scaffold assembly
CN206256657U (zh) 一种用于展台搭建的地板支撑系统
JPH09250235A (ja) 組み立て式足場
ES2211513T3 (es) Escenario perfeccionado.
JPH0372774B2 (ja)
RU2200104C1 (ru) Оснащение платформы оборудованием для перевозки материалов
JPH0736000Y2 (ja) 折たたみ式足場装置
JPS647154Y2 (ja)
WO1998030767A1 (en) A modular structure having an elevated load-bearing surface
JPH078718Y2 (ja) 吊り足場の最上段安全手摺り装置
JPH0723484Y2 (ja) 積上式仮設支持枠に於ける中間部積上体
BE1019882A4 (nl) Stabiliserend element voor een steiger.

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081025

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091025

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees