JP3363147B1 - 記録方法 - Google Patents
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Abstract
では、音声やビットマップ画像をアフレコすることが事
実上不可能である。 【解決手段】 情報記録領域Aに記録されている音声符
号化データの内容が無音であるかどうかを情報記録領域
Bに予め記録されているテーブルTの第1の情報から識
別し、無音と判定されたときは、音声信号のアフレコが
可能と判断して、読み出されたテーブル中の第2及び第
3の情報から記録媒体の情報記録領域Aに記録されてい
る音声符号化データと同一の符号化方式で、かつ、同一
の固定ビットレートにおいてアフレコしようとする音声
信号を符号化した後パック化した後、音声パックに上書
き記録する。ビットマップ画像については、テーブルT
の第4の情報に基づいて、情報記録領域Aに記録されて
いるビットマップ画像符号化データ不可視であるとき
に、ビットマップ画像のパックに上書き記録する。
Description
に情報記録領域が各々固定データ量の複数のセクタに分
割されている符号化データ記録媒体に対して、動画像符
号化データと音声符号化データとを、少なくとも各々セ
クタに一致するデータ量でパック化した後に、各パック
をセクタの先頭から連続的に記録すると共に、音声符号
化データのの後追い記録を容易とするテーブルを記録す
る記録方法に関する。 【0002】 【従来の技術】近年の情報処理技術の進展により、ディ
ジタル音響映像情報をデータ圧縮して情報記録媒体に記
録することが行われつつある。特に、これら圧縮技術を
応用した記録可能な光ディスクは、その良好なランダム
アクセス性、可搬性によって今後ディジタル音響映像の
記録媒体として主流になると考えられている。 【0003】動画像は音声に対して情報量が膨大である
ため、限られた媒体の記録情報量を有効に用いるために
高度な圧縮技術が用いられている。映像の単位であるフ
レーム内の相関を利用したデータ圧縮のみならず、複数
の時間的に近接したフレーム間の相関を用いて圧縮する
手法はこの代表的なものである。このデータ圧縮の結
果、動画像の1フレームあたりのデータ量はフレーム内
映像の複雑さやフレーム間の相関の度合いに従って大幅
に変動することは周知の通りである。 【0004】この様にデータ圧縮によって一定期間に発
生する符号量が変動する状態を指して「可変ビットレー
トで圧縮符号化」あるいは「VBR(Variable Bit Rat
e)で圧縮符号化」と称している。一方、音声について
は相対的な情報量の少なさから、一定期間に発生する符
号量が一定である固定ビットレートでの圧縮符号化、い
わゆるCBR(Constant Bit Rate)での圧縮符号化が
採用される場合がほとんどである。 【0005】以上で動画像と音声の符号化について説明
したが、これら以外に、現在普及の途上にあるDVD
(Digital Versatile Disc)においては動画像と音声と
共に、映画字幕等を動画像にかぶせて(オーバーレイし
て)表示させるためのビットマップ画像の形式が規定さ
れている。このビットマップ画像の形式は、従来の字幕
と異なり動画像と独立して符号化するために、選択的な
表示が行えることを特徴としている。字幕への応用の他
にも動画像を修飾するグラフィックスを表示する等、応
用範囲は広い。 【0006】さて、これらの符号化データは記録媒体上
に記録することになるが、記録媒体上ではセクタと称す
る少量かつ固定データ量の区画が連続配置されており、
符号化データはセクタに分割されて記録される。更に、
媒体の記録再生装置による書き込み/読み出しはセクタ
単位が一般的であり、容易なアクセスの観点からセクタ
内に異なる種類のデータを同一セクタ内に記録すること
は好ましくないため、動画像/音声/ビットマップ画像
等の符号化データはそれぞれ異なるセクタに記録され
る。 【0007】再生時には連続するセクタを順次読み取り
復号することになるが、動画像/音声/ビットマップ画
像は同期関係があるため、記録時にはこれらの符号化デ
ータを適切に多重化してセクタに記録する必要がある。
また、動画像の符号化がVBRであるため媒体からの読
み出し速度を制御する機構が求められる。この目的のた
めにISO/IEC13818−1(MPEGシステム
規格)内に定められるプログラムストリームの形式を採
用する場合が主流となっている。 【0008】プログラムストリーム形式を採用した媒体
上の記録状態とその記録再生装置の概略について図4と
共に説明する。図4(A)は媒体上に記録された、プロ
グラムストリーム形式に従った符号化データの配置形態
を示す。プログラムストリーム形式ではパック(Pac
k)と称する転送単位を規定しているが、図4(A)で
はパックとセクタが一致している状態を示す。 【0009】図示される箱は動画像(V1,V2,V3
で示す)/音声(A1,A2で示す)/ビットマップ画
像(B1で示す)の符号化データを含むパックであり、
パックを単位として多重化されている。各パックにはS
CR(System Clock Reference)と称する時刻情報が付
されており、再生装置は後述するようにSCRを用いて
媒体からの読み出し速度を制御する。更に、パック内に
は内容を識別するための情報他が記述されるが説明を省
略する。 【0010】図5はプログラムストリームを記録再生す
る、従来の記録再生装置の一例のブロック図を示す。同
図において、記録時には動画像符号化部1、音声符号化
部2及びビットマップ画像符号化部3のそれぞれにおい
て圧縮処理を伴う符号化を行って得られた符号化データ
は、多重化部4に入力され、ここでSCRの生成とパッ
ク化を行いながら多重化される。STC(System Time
Clock)5は単調増加するカウンタであり、符号化の開
始に先立って0に初期化される。SCRはパックが多重
化部4から出力される時点でのカウンタ値であり、出力
時刻を表している。 【0011】多重化部4の出力多重化データ(パック)
は書き込みバッファ6に供給されて一時記憶された後、
これより連続的に読み出されて情報書き込み部7により
記録媒体8に記録される。ここで、多重化部4の出力多
重化データはパック列であるが、パックの出力速度(パ
ックレート)は、VBR符号化に対応して変動してい
る。一方、記録媒体8は通常、連続書き込み速度が一定
であり、一般的には最高のパックレートに対応する書き
込み速度程度に設定される。 【0012】しかしながら、図4(A)に示したように
記録領域の有効利用のために、パックは連続的に配置せ
ねばならず、情報書き込み部7での書き込み動作は間欠
的にならざるを得ない。この問題を解決するためにFI
FO(First-in First-out)メモリ状の書き込みバッフ
ァ6を用いて書き込みが行えない期間に発生したパック
を保持する構成とする。結果として、記録媒体8上のパ
ック列におけるSCRはパックレートが高い部分、つま
り発生符号量が多かった部分では緩やかに増加し、パッ
クレートが低い部分では急激に増加する。 【0013】次に、再生時の動作について説明する。再
生時の記録媒体8の読み出し速度は、書き込み速度と同
一か、これ以上に設定される。情報読み出し部9を通じ
て記録媒体8から順次読み出されたパックは、FIFO
状の読み出しバッファ10に記憶される。読み出しバッ
ファ10内のパック占有量は、入力及び出力量に応じて
変動するが、バッファ溢れを発生させないために、情報
読み出し部9で間欠読み取りを行い、読み出しバッファ
10ヘの出力を一時停止して占有量を制御する。 【0014】読み出しバッファ10から読み出されたパ
ックは、多重分離部11に供給される。再生開始に先立
ってSTC5は0に初期化される。多重分離部11は読
み出しバッファ10の出力端に現れたパックのSCRと
現在のSTCを比較し、一致したときに動画像復号部1
2、音声復号部13又はビットマップ画像復号部14に
転送する。転送先はパック内の内容情報を参照して適切
な復号部を選択する。動画像復号部12、音声復号部1
3及びビットマップ画像復号部14のそれぞれにおいて
復号が行われ、結果的に記録時と等しい同期状態で出力
される。 【0015】ここで、多重分離部11における転送状態
について、図4を用いて補足説明する。図4(A)にお
いて、V1,V2,V3はそれぞれ単位表示期間あたり
の符号化データを示したものであり、例えば1ビデオフ
レームの映像符号化データである。同様にA1,A2は
それぞれ別途定められた再生期間に対応する音声符号化
データである。B1は1つのビットマップ画像に対応す
る映像符号化データである。 【0016】図4(B)に示すグラフは、動画像復号部
12、音声復号部13及びビットマップ画像復号部14
へのパックの転送状態を表している。グラフの傾きによ
って表されるパックの転送速度は規定の値であり、パッ
ク内のデータ量が固定であることからSCRの増分は本
例では10を下回ることはできない。実線Iは動画像復
号部12へのパックの転送状態を表している。映像符号
化データV1を運ぶパックはSCR値に従って間欠的な
転送が行われている。これに対し発生符号量の多い映像
符号化データV2を運ぶパックは連続的に転送されてい
る。 【0017】一方、荒い点線IIで示される音声復号部1
3への転送は、音声符号化データA1、A2がCBR符
号化されていることに起因して、図示範囲以降において
も概略一定間隔で転送が発生する。ビットマップ画像の
符号化データB1は不定期に表示が更新され、次の表示
更新まで表示が保持されるため、パックの転送自体も不
定期であり転送の発生頻度は比較的少ない。図4(B)
では点線IIIがビットマップ画像復号部14へのパック
の転送状態を表している。 【0018】 【発明が解決しようとする課題】ところで、VHS(登
録商標)に代表される、広く普及している音響映像記録
再生装置は映像信号を記録した後に、これを変更するこ
となく音声信号のみを後追い記録する、いわゆるアフレ
コ機能を有しており、簡易な編集作業時に大変有用な機
能である。この音響映像記録再生装置は記録媒体として
磁気テープを用い、映像信号は輝度信号と搬送色信号に
分離し、輝度信号は周波数変調し、搬送色信号は周波数
変調された輝度信号より低域の空いている周波数領域に
周波数変換し、更に音声信号は上記の低域変換搬送色信
号と周波数変調された輝度信号の周波数帯域の間の帯域
に周波数変調した後、それらの各信号を周波数分割多重
した信号を回転ヘッドに供給し、この回転ヘッドにより
磁気テープの長手方向に対して傾斜した主記録トラック
を形成してアナログ記録されるが、これとは独立して周
波数変調された音声信号を固定ヘッドにより磁気テープ
の長手方向に沿って音声記録トラックを形成してアナロ
グ記録するようにしているため、この音声記録トラック
を用いた音声のアフレコは非常に容易であった。 【0019】これに対し、図5に示したパックを多重化
して記録を行う記録再生装置では、動画像のみを記録媒
体8に記録した場合は、例えば図6に示すようなデータ
配置が行われる。パック構造ではSCRを記録している
ため、転送レートの制御を行うために空のセクタを挟み
込む等の処理は必要ない。 【0020】ここで、このように記録された動画像に音
声信号を後追い記録(アフレコ)する場合を考える。ア
フレコを行うことは上記パック列に新たなパックを多重
化することを意味する。新たに符号化された音声のパッ
クを動画像のパック間に挟み込むためには、多数の動画
像のパックを他のセクターに移動することが必要にな
る。 【0021】しかしこの移動作業を録音時に並行して行
うことは極めて困難である。更に、図6中の楕円IVで示
される区間のように、動画像のパックレートが高い区間
では音声のパックを挿入することができない。このよう
な事態がビットマップ画像をアフレコする場合にも生じ
ることは明白である。このような理由により、パックを
多重化して記録する記録再生装置においては音声やビッ
トマップ画像をアフレコすることが事実上不可能であっ
た。 【0022】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
パックを多重化して符号化データ記録媒体に記録する記
録方法であり、音声を容易にアフレコすることを可能と
する符号化データ記録媒体を生成する記録方法を提供す
ることを目的とする。 【0023】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の記録方法は、固定データ量の複数のセクタ
に分割されている情報記録領域を有する符号化データ記
録媒体に対し記録を行う記録方法であり、ビットレート
が変動するように圧縮符号化された動画像符号化データ
と、ビットレートが固定であるように符号化された音声
符号化データとを、各々前記セクタの備える前記固定デ
ータ量に一致するデータ量を有した転送単位であるパッ
クとしてパック化して、複数の動画像パックと複数の音
声パックとを生成し、その生成した複数の動画像パック
と複数の音声パックとを各パックを単位として多重化し
て所定の前記セクタから連続的に前記情報記録領域に記
録することにより、前記動画像パックと前記音声パック
とが記録された第1の情報記録領域を前記情報記録領域
内に生成する記録方法において、前記第1の情報記録領
域にパック化され記録されている前記音声符号化データ
に対する後追い記録が可能か否かを識別させるための第
1の情報と、前記音声符号化データの符号化方式を示す
第2の情報と、前記音声符号化データの音声チャンネル
数を示す第3の情報とを少なくとも含むテーブルを、前
記情報記録領域内における前記第1の情報記録領域とは
別の領域に記録し、前記テーブルが記録された第2の情
報記録領域を前記情報記録領域内に生成する記録ステッ
プを設けたことを特徴とする。 【0024】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面と共に説明する。図1は本発明になる記録方法
の一実施の形態により記録が行われた符号化データ記録
媒体の一形態の記録内容の模式図を示す。同図に示すよ
うに、この記録媒体は、第1の情報記録領域Aと第2の
情報記録領域Bとが別々に形成されており、また固定テ
ータ量のセクタに分割された書き換え可能な記録媒体で
ある。第1の情報記録領域Aにはパック化された動画像
データと音声データとビットマップ画像データが記録さ
れている。また、この第1の情報記録領域Aとは別に、
第2の情報記録領域BにテーブルTが記録されている。 【0025】テーブルTは、図2に示すように、第1の
情報記録領域Aに記録されている情報の、音声チャンネ
ル数31、音声の符号化方式32、音声の内容33及び
ビットマップ画像の内容34を対応付けたテーブルであ
る。音声チャンネル数31は記録されている音声のチャ
ンネル数を示す。音声の符号化形式32は本記録媒体特
有のフォーマットに従って記録可能な形式を識別可能で
あればよく、例えばリニアPCM16ビット48kHz
量子化であることを識別させる。音声の符号化方式と音
声チャンネル数を特定することによって、記録されてい
る音声の符号化ビットレートを算出できる。 【0026】音声の内容33は第1の情報記録領域Aに
記録されている音声符号化データが無音にて記録されて
いるかどうかを示す情報が記録される。これは音声のア
フレコが可能か否かを記録再生装置に識別させるための
ものであり、1ビットの情報で十分である。ビットマッ
プ画像の内容34はビットマップ画像が不可視であり動
画像上の透明なオーバーレイ静止画として記録されてい
るかどうかを示す情報が記録される。これはビットマッ
プ画像のアフレコが可能か否かを記録再生装置に識別さ
せるためのものである。 【0027】図3は本発明になる記録方法の一実施の形
態を適用した記録再生装置の一形態のブロック図を示
す。同図中、図5と同一構成部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。図3に示す記録再生装置は、制御
部16を設け、情報読み出し部21からの再生情報に基
づいて、音声符号化部17、多重化部18、情報書き込
み部19をそれぞれ制御し、記録媒体20にビットレー
トが変動するように圧縮符号化された動画像データと、
ビットレートが固定であるように符号化された音声デー
タとを、各々セクタに一致するデータ量でパック化した
後に、当該パックを多重化し、バッファリングして、セ
クタの先頭から連続的に記録した第1の情報領域と、記
録した音声が無音であるかどうかを識別する情報と、音
声の符号化形態に関して少なくとも音声の符号化方式と
チャンネル数を記録した第2の情報領域とを有するよう
にしたものである。 【0028】ここで、記録媒体20は図1及び図2と共
に説明した記録媒体である。また、制御部16は、情報
読み出し部21から記録媒体20の上記セクタの記録位
置及び内容を参照可能とし、音声符号化部17へ符号化
方式を設定可能とし、多重化部18へは付加するSCR
を設定可能とし、情報書き込み部19に対しては記録位
置を特定して選択的にセクタを書き換える制御を行う。 【0029】次に、図3に示す記録再生装置における音
声のアフレコ動作について説明する。この場合、記録媒
体20の第1の情報記録領域Aには、ビットレートが変
動するように圧縮符号化された動画像符号化データと、
ビットレートが固定であるように符号化された音声符号
化データとが、各々セクタに一致するデータ量でパック
化された後に、パックを多重化しバッファリングして、
セクタの先頭から連続的に記録されていればよく、ビッ
トマップ画像符号化データは記録されていてもいなくて
もよい。無音であっても、第1の情報記録領域Aには音
声符号化データが記録されている。 【0030】制御部16は情報読み出し部21を通じ
て、上記の記録媒体20から図2に示す如きテーブルT
を読み出し、テーブルT中の音声の内容33から第1の
情報記録領域Aの記録済み音声データの内容が無音であ
るか否か判断し、無音である場合は音声のアフレコが可
能であると判断する。 【0031】制御部16は無音であると判断した場合
は、次に、テーブルTに示される記録済み音声の符号化
方式32と音声チャンネル数31に従って、同一の符号
化を行うように音声符号化部17の符号化方式を設定し
てからアフレコしようとする音声信号の符号化を開始す
る。動画像符号化部2及びビットマップ画像符号化部3
はこのとき動作を停止し、多重化部18へ符号化データ
を供給しない。 【0032】更に、制御部16は記録媒体20の第1の
情報記録領域Aから音声パックが記録されているセクタ
の記録位置と、その音声パックのSCRを順次読み取
り、多重化部18において、音声符号化部17から供給
される符号化データのパック化に際し、読み取ったSC
Rが順次設定されるように制御する。 【0033】情報書き込み部19においては書き込みバ
ッファ6から供給される音声パックを、制御部16が読
み取った記録済み音声パックの記録位置に従って、記録
済み音声パックが位置するセクタを選択的に順次上書き
するように動作する。アフレコの終了に際して制御部1
6は音声の内容が無音で無いことを示すように、記録媒
体20上のテーブルTの音声の内容33を更新する。 【0034】次に、上記記録再生装置においてビットマ
ップ画像のアフレコを行う動作について説明する。この
場合、記録媒体20の第1の情報記録領域Aには、ビッ
トレートが変動するように圧縮符号化された動画像符号
化データと、動画像にかぶせて表示され、かつ、任意期
間毎に更新される複数のビットマップ画像の符号化デー
タとが、各々セクタに一致するデータ量でパック化され
た後に、パックを多重化しバッファリングして、セクタ
の先頭から連続的に記録されていればよく、音声符号化
データは記録されていてもいなくてもよい。不可視であ
っても、第1の情報記録領域Aにはビットマップ画像符
号化データが記録されている。 【0035】まず、制御部16は情報読み出し部21を
通じて記録媒体20からテーブルTを読み出し、テーブ
ルT中の記録済みビットマップ画像の内容34から第1
の情報記録領域Aにビットマップ画像が不可視で記録さ
れているかどうか判断する。ビットマップ画像の内容が
不可視である場合は、ビットマップ画像のアフレコが可
能であると判断される。 【0036】続いて、ビットマップ画像符号化部3にお
いて、アフレコしようとするビットマップ画像信号の符
号化を開始する。このとき、音声符号化部1及び動画像
符号化部2は動作を停止し、多重化部18へ符号化デー
タを供給しないようにされる。続いて、制御部16は記
録媒体20の第1の情報記録領域Aからビットマップ画
像パックが記録されているセクタの記録位置と、そのビ
ットマップ画像パックのSCRを順次読み取る。制御部
16は読み取ったSCRから、アフレコを希望するタイ
ミングに最も近接するSCR選択して多重化部18に供
給する。 【0037】多重化部18は、ビットマップ画像符号化
部3から供給される符号化データのパック化に際し、制
御部16から供給されたSCRが設定されるように制御
する。情報書き込み部19においては、書き込みバッフ
ァ6から供給されるビットマップ画像パックを、制御部
16が読み取った記録済みビットマップ画像パックの記
録位置に従って、記録済みビットマップ画像パックが位
置するセクタを選択的に順次上書きするように動作す
る。 【0038】アフレコの終了に際して制御部16はビッ
トマップ画像の内容が不可視で無いことを示すように、
記録媒体20上のテーブルTのビットマップの画像の内
容34を更新する。ビットマップ静止画を複数符号化
し、上記動作によって順次アフレコすることが可能であ
るが、アフレコ可能なタイミングは不可視であるビット
マップ画像を多重化し、記録した初期記録時点で決定さ
れる。この場合、初期記録に、ビットマップ画像のアフ
レコタイミングについてユーザーが任意タイミングでビ
ットマップ画像を多重化してもよいし、例えば1秒毎の
ように定期的に多重化してもよい。 【0039】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の記録方法
によりテーブルを記録した符号化データ記録媒体を用い
れば、記録されているテーブル内の第1の情報によっ
て、記録再生装置側に音声信号の後追い記録が可能か否
かを判断させることが可能となる。音声信号の後追い記
録が可能と判断された場合には、記録再生装置側におい
て、符号化データ記録媒体から読み出されたテーブル内
の第2及び第3の情報から、その符号化データ記録媒体
に記録されている音声符号化データと同一の符号化方式
で、かつ、同一の固定ビットレートにおいて後追い記録
しようとする音声信号を符号化してパック化させること
が可能となる。従って、本発明の記録方法によりテーブ
ルを記録した符号化データ記録媒体を用いれば、記録再
生装置側において、符号化データ記録媒体に既に記録さ
れているパックの配置を更新することなく、その符号化
データ記録媒体の音声パックに後追い記録用の音声パッ
クを上書きさせることが可能となり、容易に音声信号の
後追い記録を行わせることができる。
録が行われた符号化データ記録媒体の一形態の記録内容
の模式図である。 【図2】図1中のテーブルの内容の説明図である。 【図3】本発明になる記録方法の一実施の形態を適用し
た記録再生装置の一形態のブロック図である。 【図4】従来の符号化データの配置形態とパックの転送
状態の一例の説明図である。 【図5】従来の記録再生装置の一例のブロック図であ
る。 【図6】従来の符号化データの配置形態の一例の説明図
である。 【符号の説明】 1 動画像符号化部 3 ビットマップ符号化部(ビットマップ画像符号化手
段) 6 書き込みバッファ 11 多重分離部 12 動画像復号部 13 音声復号部 14 ビットマップ画像復号部 16 制御部(識別手段、音声符号化手段、更新手段、
ビットマップ画像符号化手段) 17 音声符号化部(音声符号化手段) 18 多重化部 19 情報書き込み部(書き込み手段、更新手段) 20 記録媒体 21 情報読み出し部(読み出し手段) 31 音声チャンネル数(第3の情報) 32 音声の符号化方式(第2の情報) 33 音声の内容(第1の情報) 34 ビットマップ画像の内容 A 第1の情報記録領域 B 第2の情報記録領域 T テーブル
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】固定データ量の複数のセクタに分割されて
いる情報記録領域を有する符号化データ記録媒体に対し
記録を行う記録方法であり、 ビットレートが変動するように圧縮符号化された動画像
符号化データと、ビットレートが固定であるように符号
化された音声符号化データとを、各々前記セクタの備え
る前記固定データ量に一致するデータ量を有した転送単
位であるパックとしてパック化して、複数の動画像パッ
クと複数の音声パックとを生成し、その生成した複数の
動画像パックと複数の音声パックとを各パックを単位と
して多重化して所定の前記セクタから連続的に前記情報
記録領域に記録することにより、前記動画像パックと前
記音声パックとが記録された第1の情報記録領域を前記
情報記録領域内に生成する記録方法において、 前記第1の情報記録領域にパック化され記録されている
前記音声符号化データに対する後追い記録が可能か否か
を識別させるための第1の情報と、前記音声符号化デー
タの符号化方式を示す第2の情報と、前記音声符号化デ
ータの音声チャンネル数を示す第3の情報とを少なくと
も含むテーブルを、前記情報記録領域内における前記第
1の情報記録領域とは別の領域に記録し、前記テーブル
が記録された第2の情報記録領域を前記情報記録領域内
に生成する記録ステップを設けたことを特徴とする記録
方法。
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