JP3362870B2 - 車室内騒音低減装置 - Google Patents

車室内騒音低減装置

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JP3362870B2
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万平 玉村
英司 柴田
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Pioneer Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は車室内の騒音を低減させ
る車室内騒音低減装置に関する。 【0002】 【従来の技術】自動車の室内においては、エンジンの回
転によって騒音が発生し、不愉快な気分にさせられる。
このような騒音を低減させる方法としては、例えば特開
平1−178846号公報(車室内騒音の低減装置)お
よび特願平4−195462号(騒音低減装置)に記載
されているように、騒音の振幅と同振幅で逆位相の信号
を適応フィルタで発生させて相殺させる方法が使用され
ている。 【0003】以下従来例を、図3を参照して説明する。
図3において、1は騒音を低減したい地点に設置された
マイクロホーン、4は騒音信号をピックアップする騒音
信号ピックアップ、5は適応フィルタ、8はスピーカで
ある。 【0004】適応フィルタ5は、騒音信号ピックアップ
4よりピックアップされた信号がマイクロホーン1に入
力される騒音と異なる部分を補正してスピーカ8より送
出し、マイクロホーン1に到達した信号が騒音と同振幅
でかつ逆位相となる信号を発生させる。 【0005】適応フィルタ5で補正され、スピーカ8よ
り送出された信号が、マイクロホーン1が設置されてい
る地点で、騒音と同振幅でかつ逆位相でない場合は、マ
イクロホーン1の出力には差の信号が現われて適応フィ
ルタ5に帰還される。適応フィルタ5は図示しないタッ
プ付遅延線より成るディジタルフィルタと伝達特性補償
部より構成されている。 【0006】あらゆる波形の信号はフーリェ変換するこ
とによって周波数スペクトルに分解することができる。
また、周波数スペクトルが同一ならば、フーリェ逆変換
することによって同一の波形を得ることができる。した
がって、ディジタルフィルタのタップ値をマイクロホー
ン1よりの帰還信号によって変化させ、騒音のスペクト
ルと同一スペクトルとなるよう濾波特性を作り出してい
る。 【0007】また、伝達特性補償部ではディジタルフィ
ルタで発生させた信号がマイクロホーン1に到達するま
での時間遅れや帯域制限などの影響を補償して、マイク
ロホーン1の入力で騒音と同振幅でかつ逆位相の信号が
出力されるよう補償を行っている。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の車室内騒音低減装置はマイクロホーン1、騒音ピック
アップ4、適応フィルタ5およびスピーカ8で構成され
ていた。スピーカ8は騒音と同一スペクトルを有する信
号が送出される。騒音の周波数スペクトルを低周波成分
から高周波成分まで含むため、低周波成分を効率よく送
出させるためにはスピーカは大きくなる。 【0009】このため、車室内の美観と相まってスピー
カは、例えば図3に示されるように、座席下に設置され
る。一方、マイクロホーン1は騒音を低減したい地点に
設置される。すなわち、搭乗者の耳に近い所、例えば図
3に示されるように、座席の天井に設置される。 【0010】このように、スピーカとマイクロホーンを
離れて設置した場合の騒音低減効果は、図4に示される
ように、低周波の騒音に対しては低減効果は大である
が、高周波の騒音に対しては低減効果が無くなる結果が
得られている。これは、車室内という閉空間を音波が伝
播する場合、低周波より高周波の音波の伝播の方が反射
回数が多くなる等の原因により伝達特性がゆらぐことに
よるものと考えられる。すなわち、搭乗者の空間に占め
る割合(搭乗者が太っている場合とか痩せている場合)
の変化および乗車位置の変化などによって、適応フィル
タに設定されている伝達特性と実際の伝達特性が高周波
信号に対して違ってくることによるものと思われる。 【0011】本発明は高周波の騒音に対しても低減効果
が大なるよう改良した車室内騒音低減装置を提供するこ
とを目的とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに本発明が採用した手段を説明する。適応フィルタに
よってマイクロホーンに入力される騒音と同振幅でかつ
逆位相の信号を発生させて車室内の騒音を低減させる騒
音低減装置において、(a)座席の天井に設置され、前
記適応フィルタへの制御信号を出力するマイクロホーン
と、(b)座席下に設置され、前記適応フィルタよりの
騒音と同振幅でかつ逆位相の信号の低域部騒音を発生す
る低域スピーカと、(c)座席の天井に設置され、前記
適応フィルタよりの騒音と同振幅でかつ逆位相の信号の
高域部騒音を発生する高域スピーカとを備える。 【0013】 【作用】適応フィルタへの制御信号を出力するマイクロ
ホーンを騒音を低減したい地点として、搭乗者の耳に近
い座席の天井に設置する。適応フィルタよりの低周波数
帯の信号を送出する低域スピーカを座席下に設置する。 【0014】また、適応フィルタよりの高周波帯の信号
を送出する高域スピーカを座席の天井に設置する。高域
スピーカは小形であるため座席の天井に設置しても美観
を害さずに、マイクロホーンとの距離が短かくすること
ができる。このため、高周波数帯の信号の主波のレベル
が反射波のレベルより非常に大きくなり、伝達特性のゆ
らぎを少なくなり高周波域での騒音の低減効果を大にす
る。 【0015】図2はマイクロホーンを座席の天井に、低
減スピーカを座席下に、また高域スピーカを座席天井に
設置した場合の騒音低減特性の一例を示す。図4と対比
して、高周波域での低減効果が大であることがわかる。
以上のように、適応フィルタよりの信号を低周波域と高
周波域に分離して送出する低域スピーカと高域スピーカ
を設け、低域スピーカを座席下に、高域スピーカをマイ
クロホーンに近い座席の天井に設置するようにしたので
低域のみならず高域の騒音も効率良く低減することがで
きる。 【0016】 【実施例】本発明の一実施例を図1を参照して説明す
る。図1は本発明の実施例の構成図である。図1におい
て、マイクロホーン1、適応フィルタ5および騒音ピッ
クアップ4については図3で説明したとおりである。 【0017】また、2は低周波数帯の電気信号を音波に
変換する低域スピーカ、3は高周波数帯の電気信号を音
波に変換する高域スピーカ、6は低域通過濾波器(LP
F)、7は高域通過濾波器(HPF)である。マイクロ
ホーン1は搭乗者の耳に近い座席の天井に設置する。ま
た、低域スピーカ2は大きいので座席下に設置する。ま
た、高域スピーカ3は小形であり、マイクロホーン1に
近い座席の天井に設置する。 【0018】以上のようにマイクロホーン1、低域スピ
ーカ2および高域スピーカ3を設置することにより、高
域スピーカ3とマイクロホーン1との距離が短かくなり
高周波での主波が反射波より非常に大となり伝達特性の
ゆらぎが無くなり効率よく高周波数帯の騒音を低減させ
ることとなる。 【0019】なお適応フィルタ5の動作は従来例で説明
したと同様であるので省略する。なお実施例ではマイク
ロホーンを座席天井に、低域スピーカを座席下に、高域
スピーカを座席天井に設置するようにしたが、マイクロ
ホーンと高域スピーカのいずれかを座席のシートバック
側面等に設置するようにしてもよい。 【0020】また、実施例では低域スピーカを座席下に
設置するようにしたが、車室内に取付けられているカー
ラジオのスピーカと共用させることもできる。以上本発
明の一実施例について説明したが、本発明はこの実施例
に限定されるものではなく、発明の主旨に従った各種変
形が可能である。 【0021】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば次の
効果が得られる。適応フィルタよりの信号を低周波域と
高周波域に分離して送出する低域スピーカと高域スピー
カを設け、低域スピーカを座席下に、高域スピーカをマ
イクロホーンに近い座席の天井に設置するようにしたの
で低域のみならず高域の騒音も効率良く低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例の構成図である。 【図2】同実施例の2分割帯域スピーカの場合の騒音低
減特性の一例を示す図である。 【図3】従来例の構成図である。 【図4】従来例の騒音低減特性の一例を示す図である。 【符号の説明】 1 マイクロホーン 2 低域スピーカ 3 高域スピーカ 4 騒音信号ピックアップ 5 適応フィルタ 6 低域通過濾波器 7 高域通過濾波器 8 スピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野原 学 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パイオニア株式会社 川越工場内 (56)参考文献 特開 平3−284098(JP,A) 特開 平4−342296(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 11/02 F01N 1/00 G10K 11/178

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 適応フィルタによってマイクロホーンに
    入力される騒音と同振幅でかつ逆位相の信号を発生させ
    て車室内の騒音を低減させる騒音低減装置において、
    (a)座席の天井に設置され、前記適応フィルタへの制
    御信号を出力するマイクロホーンと、(b)座席下に設
    置され、前記適応フィルタよりの騒音と同振幅でかつ逆
    位相の信号の低域部騒音を発生する低域スピーカと、
    (c)座席の天井に設置され、前記適応フィルタよりの
    騒音と同振幅でかつ逆位相の信号の高域部騒音を発生す
    る高域スピーカとを備えたことを特徴とする車室内騒音
    低減装置。
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