JP3361828B2 - 最大環境回路 - Google Patents

最大環境回路

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JP3361828B2
JP3361828B2 JP07595992A JP7595992A JP3361828B2 JP 3361828 B2 JP3361828 B2 JP 3361828B2 JP 07595992 A JP07595992 A JP 07595992A JP 7595992 A JP7595992 A JP 7595992A JP 3361828 B2 JP3361828 B2 JP 3361828B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は仕事出力のための流体回
路に関し、詳しくは、環境条件と相互作用して熱的平衡
状態を維持する高効率の流体回路であって、作用流体
が、タービン、コンプレッサー、熱交換機構と関連して
使用され、タービンの排気が、等温圧縮によコンプレ
ッサーの仕事量を軽減するために使用され、タービン
の排気の内部エネルギーが副次的な熱として回収さ
れ、周囲温度を出発点とする断熱的な内部エネルギー変
化によって仕事が引き出される流体回路に関する。
【0002】
【従来技術】仕事を発させるための従来からの流体回
路は、代表的にボイラー、タービン、コンデンサーそし
てポンプを含んでいる。作用流体を作用媒体として使用
するための高圧の蒸気或はガスに変換させるための熱
が、化石燃料の燃焼によってボイラーに供給される。そ
うした蒸気はタービン内で膨張され仕事出力を創出す
る。流体回路のための排熱機構では、タービンから排気
された蒸気はコンデンサーに入り、そこで蒸気を凝縮さ
せるに十分な熱が除去される。飽和液はポンプに送ら
れ、このポンプがその圧力をボイラー温度に対応した飽
和圧力に上昇した後、蒸気はボイラーに送られ回路が反
復される。標準的な流体回路では、熱流れを創出する温
度勾配を確立するために熱源及びヒートシンクが使用さ
れる。温度差が創出されると、作用流体は圧力差及び或
は容積差によって流動せしめられる。こうした流体回路
の適応性はその効率次第である。従来からの流体回路に
おける1つの明らかな欠点は、熱の追加を通して極めて
高い圧力及び温度を発せてそうした差を創出させる
以上、仕事入力大きくならざるを得ないと言うこと
ある。一般に、従来からの流体回路では、蒸気の圧力を
その飽和圧力に圧縮するために必要な仕事量はタービン
を介して流体回路から引き出される仕事よりも大きい。
蒸気を圧縮するために必要な仕事入力は機能上、流体
回路内に熱流れを発生させるべく確立される温度差に依
存している。従来、熱入力を減少させるために潜熱或は
排熱を使用して効率を改善する努力が為されて来てい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明が解決
しようとする課題は、作用媒体の膨張によって創出され
る仕事量の消費量を最小としつつ、この作用媒体を回路
内で圧縮する流体回路を提供することである。これを
するために、回路の圧縮部分に於て、作用媒体が圧縮
されると同時に蒸気が冷却される。その結果、圧縮の仕
事量が最小化される。標準的な空調(A/C技術によ
って追加的冷却が為され得る。他の課題は、周囲空気を
熱交換媒体として使用することによって入力熱を減少さ
せることである。従来の仕事回路では、温度差を生じさ
せるために作用流体の温度が周囲温度以上に加熱される
のに対し、本発明では作用流体の温度は周囲温度或はそ
の付近に維持される。例えば、周囲温度は約80°F
(約26.6℃)である。従って、入力熱は従来からの
仕事回路に於て必要とされたそれよりも実質的に低減さ
れる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の流体回路は、
事出力を創出するためのタービンにして、作用流体を、
周囲入力温度及び圧力下に膨張させ、該膨張により前記
周囲入力温度及び圧力よりも低い第1の温度及び圧力と
した状態下に前記作用流体を排出せしめるタービンと、
該タービンの下流に配置され、タービンから排出される
作用流体を圧縮するためのコンプレッサーと、 タービン
から排出される、前記周囲入力温度よりも低い第1の温
度の前記作用流体とコンプレッサーとを熱交換させ、該
コンプレッサー内部の作用流体を冷却し且つタービンか
ら排出される作用流体を加熱するための第1の手段と、
コンプレッサーと、タービンから排出される作用流体と
を取り巻いて冷却するための第2の手段と、 コンプレッ
サーによって加熱された、タービンからの作用流体のた
めの第1のリザーバーと、 コンプレッサーによって加熱
された作用流体を該第1のリザーバーに送るための手段
と、 作用流体をコンプレッサーにより圧縮させるべく、
前記第1のリザーバーからコンプレッサーに送るための
手段と、 第2のリザーバーと、 コンプレッサーによって
圧縮された作用流体を前記第2のリザーバーに送るため
の手段と、 前記第2のリザーバーからタービンに作用流
体を送るための手段と、から成り立っている。詳しく
は、本発明の流体回路は、高圧リザーバーと、タービン
と、コンプレッサーと、低圧リザーバーと、熱交換器
と、弁の如き流れ制御構造その他と、を含んでいる。高
圧リザーバーは周囲空気との熱交換関係にあり、周囲温
度とした作用流体をタービンに送る。タービンで使用さ
れた作用流体はその温度よりも高温のコンプレッサーと
の熱交換関係に持ち来たされる。従って、コンプレッサ
内で圧縮された作用流体の蒸気は、従来からの圧縮作
用に於て通常維持される温度よりも低い温度に維持され
る。一方、コンプレッサーとの熱交換により加熱された
作用流体は、次に、周囲空気との熱交換関係にある低圧
リザーバーに送られ、次いでコンプレッサー入口に送ら
れ、コンプレッサー内で圧縮された後、高圧リザーバー
に送られる。断熱的な膨張による外部仕事を提供するた
めに内部エネルギーが使用される。外部仕事は、内部エ
ネルギーが減少する結果として生じ、結局、温度は降下
することから、熱流れはそれ自体不要である。初期の内
部エネルギーは、低下した温度を出発点にまで上昇させ
る他の内部プロセスによって以下に説明する如く回収さ
れる。約2から1の膨張比において臨界圧力比を使用し
得る限りに於て、カーチス(Curtis)段タービン
及びインパルス(impulse)段タービンを使用し
ての外部熱に頼ることなく、最大内部エネルギーを変換
可能である。従来の空調システムの原理によれば、断熱
的な圧縮は蒸発器から熱を除去するための好ましい方法
である。これは、そうした空調システムは、低温から高
温までの温度範囲から熱を除去することを意図したもの
だからである。断熱的な圧縮による圧力の上昇は、空調
システムの実用に適した、周囲温度を越える温度上昇或
は十分な温度差を生じさせる。高圧ガスの出力が所望さ
れるエアコンプレッサー装置では、等温圧縮による入力
仕事量の低減効果には限界がある。なぜなら、冷却が周
囲条件に制限されるからである。本発明の流体回路では
圧縮は周囲温度下に開始され、温度は上昇するが、ター
ビンからの排気が圧縮プロセスを冷却する。タービンか
ら排出される高圧の蒸気は周囲温度とは断熱的に膨張
し、その温度は周囲温度よりもかなり低くなる。かくし
て、等温圧縮が可能であち、圧縮プロセスの内部エネル
ギーは一定に維持される。圧縮プロセスは、タービンか
らの排気の内部エネルギーが減少される結果として生じ
る、周囲温度よりも低い温度環境内に包囲される。ター
ビンからの排気はこの周囲温度よりも低い温度環境内で
圧縮プロセスからの圧縮の熱により一定圧力下に加熱さ
れてその内部エネルギーが出発点でのそれに増大し、一
方、圧縮プロセスからは圧縮の熱が除去され、かくし
て、圧縮プロセスが等温下に実施される。この系では、
内部の向流流れ、即ちタービンからの排気蒸気流れ及び
圧縮プロセス内の流れと、外部との間での熱交換は生じ
ない。熱力学の第2法則のケルヴィン−プランク原理に
よれば、反作用する2つの等温プロセスによっては仕事
は発生せず、また最終的な仕事を等温的に創出する回路
は無効である。本発明の流体回路では、断熱的プロセス
が等温プロセスと協動されることから、前記原理の適用
或は制限は排除される。複合されたシステムとしてその
全体が初期状態に戻されることから、断熱的プロセスか
らの全最終変化、この場合は仕事が、周辺環境において
発生する。熱力学的装置によって仕事を発生させるに
は、熱が高温レベル(熱源)から低温レベル(ヒートシ
ンク)に移行されねばならないが、本発明はこの条件を
満足する。即ち、先ず第1に、断熱的膨張によってター
ビンからの排気流れの内部エネルギーが変化し、排気流
れの低温の熱は低温レベルのヒートシンクに廃棄され
。本発明の流体回路では温度及び内部エネルギが断熱
的に低下される。第2に、空調原理からみた、本発明の
流体回路内でのコンプレッサーの役は、蒸発器から排
気流れを出来るだけ早く除去或は汲み出し、この排気流
れの圧力及び或は温度の上昇を防ぐことである。かくし
て、仕事を発生するプロセスのための、機械的に低温レ
ベルに維持されたヒートシンク或はリザーバーが設けら
れる。熱力学に於ては低温の受容体として作用するシン
ク或は周辺環境の形式は特定或は限定されていない。そ
れは周囲条件或は別の系であっても良く、本発明の場合
は内部の熱交換器及び圧縮プロセスである。Fenn,
J.B.は、サンフランシスコ市のW.H.Freem
an and Companyの1982年版の”En
gines,Energy,andEntropy”の
第5頁及び6頁に於て、”系及びその周辺の系或は他の
系間の観察し得る変化に相関関係或は対応関係がある場
合、系(物体或は物体の集合としての)とその周辺環境
(或は他の系)との間には相互作用が存在する”と述べ
ている。この説は、2つの温度レベルが存在すること、
並びに、熱交換或は熱の相互作用が存在することに関す
る全ての見解を排除するものであろう。周辺環境は海、
地球或は大気である必要は無い。大抵の熱力学者は、熱
力学の第2法則のケルビン−プランク原理を用いて熱力
学的デバイスの作動性を否定する場合、単数或は複数の
系全体の周囲に境界線を引き、これら系に熱入力が無い
ことをもって最終の仕事は生じ得ないと考える。Fen
nはこのジレンマをその第15頁でこう解決している。
「仕事はエネルギーではない。系は仕事を“有”さない
が、系はエネルギーを有する。系における仕事とは、系
に“生じる”もの、いわば相互作用である。系の持つエ
ネルギーが相互作用としての仕事をすると系のエネルギ
ーは変化する。系内に多くの“仕事”が存在し、その量
を“仕事”の変化量によって表せるとは言えない。かく
して、仕事、即ち、Wのみによって為された仕事量を、
仕事の変化量、即ちΔWによって表すことは出来ない。
エネルギー変化量、即ちΔE=MV2/2+ΔMgh=
Wなる式は、エネルギーの変化量が仕事量と数値的に等
しいことのみを表わすのであって、仕事とエネルギーの
変化量とが同一であることを表わすものではない。」
【0005】
【実施例】図1を参照するに本発明に従う流体回路が概
略例示され、コンプレッサー10と、高圧リザーバー1
2と、タービン14と、そして低圧リザーバー16とを
具備している。コンプレッサー10の周囲には冷却羽根
20が螺旋状に巻付けられ、このコンプレッサーを冷却
用ジャケット18が取り巻いている。弁22、24、2
6、28が、流体回路全体の流体流量及び圧力を制御す
るべく流体回路を介して設置される。回路の開始に際
し、全流体回路は先ず排気される。コンプレッサーが加
圧流体を戻し始めるまで、作用圧力を維持するに十分な
体積の加圧流体が流体回路に注入される。本発明の流体
回路での使用に適した流体はフレオンR−22冷媒(フ
レオンはE.I.DuPont De Nemours
& Coの所有に係わるフルオロカーボン冷媒の商
標)である。加圧流体は弁26及び導管30を経て高圧
リザーバー12に送達される。この高圧リザーバー12
は、その内部の温度を環境温度と等しくするための熱交
換器32を具備する。
【0006】加圧流体は導管34及び弁28を通して前
記高圧リザーバー12からタービン14に送達されそこ
で膨張される。タービン出力軸35に、例えばドライブ
シャフト(図示せず)の如きによって連結された任意の
数の従来通りの仕事取り出しデバイスによって仕事が取
り出される。タービン出力軸35はコンプレッサー10
をも駆動する。タービンから排気された流体は、導管3
6を介してコンプレッサー10を取り巻く冷却用ジャ
ケット18の内部のチャンバー37に送られる。流体を
冷却状態に維持するために、タービン14及びチャンバ
ー37間を連通する導管36を絶縁層38が取り巻く。
冷却用ジャケット18は、コンプレッサー内部の作用流
体を冷却し且つタービンから排出される作用流体を加熱
するべく、タービンから排出される前記作用流体とコン
プレッサーとを熱交換させるための第1の手段として作
用する。チャンバー37に入りコンプレッサー10を取
り巻く流体の温度はコンプレッサー10内部の流体より
も低温である。コンプレッサー10に沿って設けられた
冷却羽根20がコンプレッサーを使用しての熱交換を
促進する。タービンから排出され、コンプレッサーによ
って加熱された後、流体は導管40及び弁24を介して
低圧リザーバー16に送られる。この低圧リザーバー1
6及び大気間の熱交換が、前記低圧リザーバー16内
部の熱交換エレメント42を介して為される。
【0007】流体は低圧リザーバー16から導管44及
び弁22を介してコンプレッサー入口43に送られる。
コンプレッサーは低圧リザーバーからの流体を加圧し、
流体回路を完結するべくそれを導管30及び弁26を介
して高圧リザーバーへと送達する。流体回路の初期の作
動温度環境が、流体回路を最適状態で作動させるに十分
な温度及び圧力を提供するための最低温度以下である
時、流体回路を連続作動状態に維持するために要求され
る任意の仕事或は熱を流体回路に補給するための斯界に
既知のエネルギー補給手段45もまた含まれる。こうし
エネルギー補給手段45を流体回路全体の必要な箇所
に配置し得る。前記エネルギー補給手段45の配置は例
示的に過ぎないものであって絶対的なものではない。
【0008】 以下は、作用流体としてフレオンR−22冷媒を使用
し、大気温度を約80°F(約26.6℃)と仮定した
場合の、図1に示される流体回路による作流体のため
の圧力及び温度の値である。エンタルピー(以下単にH
と称する)値もまた流体回路に対して算出された。高圧
リザーバー12における作用流体の圧力は110psi
a(絶対値で7.73kgw/cm2 )に維持され、H
は113.8BTU/LBである。タービンから排気さ
れる流体の圧力は56psia(絶対値で3.93kg
w/cm2 )、温度は20°F(約−6.6℃)であ
り、そしてHは106.5BTU/LBである。コンプ
レッサーを使用しての熱交換の後、流体の圧力は56p
sia(絶対値で3.93kgw/cm2 )、温度は7
5°F(約23.8℃)であった。低圧リザーバー内部
の温度は80°F(約26.6℃)であり、Hは11
6.5BTU/LBであった。流体はコンプレッサー内
部で約110psia(絶対値で7.73kgw/cm
2 )に加圧された。コンプレッサーからの排気温度は約
90°F(約32.2℃)であった。Hは115.6B
TU/LBであった。流体回路を連続作働状態に維持す
るために、流体回路に必要な仕事或は熱を追加供給し得
る。使用された圧力及び温度は、本発明の流体回路の効
率の増大が従来技術を上回ることを示すための概略的な
ものである。
【0009】図1に示される流体回路を使用しての回路
が図3に例示される。ここではY軸が温度をそしてX軸
が圧力を表している。ラインABが、一定温度T1或は
周囲温度で生じる圧縮ステージを表す。タービンでの膨
張がラインBCで示される。コンプレッサー冷却と、
タービンからの排気の再熱は周囲空気との熱交換を通し
て達成され、それがラインCAで示される。タービンか
らの冷却された排気がコンプレッサー及び蒸気の温度を
下げてエンタルピーの増大を最小化し、それにより
事入力を最小化する。この回路全体を通しての流体の温
度は、一般に周囲温度か或はその近辺に維持されること
を理解されよう。結局、不平衡を確立するための流体回
路への仕事入力は、図3にも例示されるように、従来か
らの流体回路に於て必要なそれよりも少い。
【0010】従来の回路例えばランキン回路では圧縮熱
はポンプによって形成される。このための圧縮ステージ
が図3ではラインA’B’で表される。温度差を確立す
るために、従来は、例えば化石燃料を燃焼させて一定圧
力状況下に温度をポイントB’からポイントC’へと上
昇させることによって流体回路が加熱された。流体を加
圧してポイントC’の温度とするためには有意の熱入力
が必要である。流体の膨張がラインC’A’で示され
る。図1に示される流体回路を使用しての回路が図4に
例示される。ここではY軸に温度がそしてX軸にエント
ロピーが表されている。ポイントAではエントロピー
(以下単にSと称する)は0.2250に等しく、また
エンタルピー(H)は114BTU/LBと等しい。ラ
インABはタービン膨張を表す。ポイントBではSは
0.2250に、そしてHは106BTU/LBに夫々
等しく、また圧力は56psia(絶対値で3.93k
gw/cm2 )である。ラインBCはタービン排気及び
コンプレッサー10間の熱交換を表す。ポイントCでは
Sは0.2443に、そしてHは116BTU/LBに
等しい。ラインCDは等エントロピー圧縮を示し、ポイ
ントDではHは124.7BTU/LBに等しく、圧力
は110(絶対値で7.73kgw/cm2 )である。
【0011】本発明に従う流体回路の別態様が図2に示
される。この流体回路は図1に示される流体回路の如
く、高圧リザーバー46と、タービン48と、コンプレ
ッサー50とを具備している。図2の流体回路は、コン
プレッサーが低圧受容チャンバー52の内部に収納さ
れ、この低圧受容チャンバー52が図1の流体回路にお
けるような別体の、低圧リザーバーを不要化している点
で図1の流体回路と相違している。図2の流体回路で
は、流体回路の初期の作動温度環境が、流体回路を最適
状態で作動させるに十分な温度及び圧力を提供するため
の最低温度以下である時、流体回路を連続作働状態に維
持するために必要な何らかの仕事或は熱を提供するため
斯界に既知のエネルギー補給手段54もまた含まれ
る。その他の全ての点に於て、図2の流体回路は図1の
それと同様に作動される。以上本発明を具体例を参照し
て説明したが、本発明の内で多くの変更を成し得ること
を理解されたい。
【0012】
【発明の効果】率が極めて高、そして汚染、を生じ
ず且つ有限な資源を枯渇させることなく作動し得、そ
大部分が、現在入手し得る“在庫があってすぐに入手し
得る”部品を使用して組み立て得るという実用上の特徴
を有する流体回路が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う仕事創出回路を創出するための系
の概略図である。
【図2】本発明に従う仕事創出回路を創出するための系
の別態様の概略図である。
【図3】従来の努力創出回路と本発明に従う仕事創出回
路における圧力対温度の関係を表すグラフである。
【図4】本発明に従う仕事創出回路の圧力対温度の関係
を表すグラフである。
【符号の説明】
10:コンプレッサー 12:高圧リザーバー 14:タービン 16:低圧リザーバー 20:冷却羽根 35:タービン出力軸 37:チャンバー 42:熱交換エレメント 43:コンプレッサー入口

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕事を創出するための流体回路であっ
    て、 仕事出力を創出するためのタービンにして、作用流体
    を、周囲入力温度及び圧力下に膨張させ、該膨張により
    前記周囲入力温度及び圧力よりも低い第1の温度及び圧
    力とした状態下に前記作用流体を排出せしめるタービン
    と、 該タービンの下流に配置され、タービンから排出される
    作用流体を圧縮するためのコンプレッサーと、 タービンから排出される、前記周囲入力温度よりも低い
    第1の温度の前記作用流体とコンプレッサーとを熱交換
    させ、該コンプレッサー内部の作用流体を冷却し且つタ
    ービンから排出される作用流体を加熱するための第1の
    手段と、コンプレッサーと、タービンから排出される作用流体と
    を取り巻いて冷却するための第2の手段と、 コンプレッサーによって加熱された、タービンからの作
    用流体のための第1のリザーバーと、 コンプレッサーによって加熱された作用流体を該第1の
    リザーバーに送るための手段と、 作用流体をコンプレッサーにより圧縮させるべく、前記
    第1のリザーバーからコンプレッサーに送るための手段
    と、 第2のリザーバーと、 コンプレッサーによって圧縮された作用流体を前記第2
    のリザーバーに送るための手段と、 前記第2のリザーバーからタービンに作用流体を送るた
    めの手段と、 から構成される、仕事を創出するための流体回路。
  2. 【請求項2】 第1のリザーバー及び周囲空気間で熱交
    換を生じさせるための手段を含む請求項1の流体回路。
  3. 【請求項3】 コンプレッサーを駆動させるためにター
    ビンをコンプレッサーに接続するための手段を含む請求
    項1の流体回路。
  4. 【請求項4】 第2のリザーバーは高圧リザーバーであ
    り、コンプレッサーの下流のタービン及びコンプレッサ
    ー間に位置付けられ、前記高圧リザーバー及び周囲空気
    間の熱交換を生じさせるための手段が設けられている請
    求項1の流体回路。
  5. 【請求項5】 第1のリザーバーはコンプレッサーを取
    り巻くジャケットによって画定される請求項1の流体回
    路。
  6. 【請求項6】 タービンと、該タービンの下流に配置さ
    れ、タービンから排出される作用流体を圧縮するための
    コンプレッサーとを具備するシステムに於て仕事を創出
    するべく作用流体を作用させる方法であって、 作用流体を入力圧力及び温度に於てタービンに送りそれ
    により仕事出力を発生させ、次いで前記入力圧力及び温
    度よりも低い圧力及び温度に於てタービンから作用流体
    を排出させる段階と ービンから排出され且つコンプレッサーとの間で熱交
    換された作用流体を、前記コンプレッサーで圧縮させる
    べくコンプレッサーの流体入口に送る段階と、 コンプレッサーの流体入口を通して送達される作用流体
    をコンプレッサー内で圧縮する段階と、タービンから排出される作用流体を使用してコンプレッ
    サー内の作用流体を冷却する段階と、 コンプレッサーと、タービンから排出される作用流体と
    を取り巻いて冷却する段階と、 コンプレッサーによって圧縮された作用流体を前記ター
    ビンに送る段階と、 を包含する、タービンと、該タービンの下流に配置さ
    れ、タービンから排出される作用流体を圧縮するための
    コンプレッサーとを具備するシステムに於て仕事を創出
    するべく作用流体を作用させる方法。
  7. 【請求項7】 作用流体コンプレッサー内で圧縮され
    る際の温度を実質的に一定に維持する段階が含まれる請
    求項6の方法。
  8. 【請求項8】 システムが高圧リザーバーを含み、該高
    圧リザーバー及び周囲空気間で熱交換を生じさせる段階
    と、コンプレッサーからの作用流体をタービンに送るに
    先立って高圧リザーバーに送達する段階とを含んでいる
    請求項6の方法。
  9. 【請求項9】 システムが低圧リザーバーを含み、コン
    プレッサーとの間で熱交換された作用流体を、コンプレ
    ッサーの流体入口に送達するに先立って低圧リザーバー
    に送達する段階と、前記低圧リザーバー及び周囲空気間
    で熱交換を生じさせそれにより、コンプレッサーに入る
    作用流体の温度を実質的に周囲温度と等しくする段階と
    を含んでいる請求項6の方法。
  10. 【請求項10】 タービン及びコンプレッサーが相互作
    用するよう前記タービン及びコンプレッサーを連結する
    段階を含む請求項6の方法。
  11. 【請求項11】 システムを排気する段階と、次いでシ
    ステムに蒸気形態の加圧された作用流体を、前記システ
    ムを起動させ且つコンプレッサーが加圧された作用流体
    を戻すまで作用圧力を維持するに十分な容積に於て充填
    する段階とが含まれる請求項6の方法。
  12. 【請求項12】 仕事を創出するために作用流体を作用
    させるための方法であって、 作用流体入口を有するタービンと、該タービンの下流に
    配置され、タービンから排出される作用流体を圧縮する
    ためのコンプレッサーとを設ける段階と、 作用流体の圧力をコンプレッサー内で上昇させる段階
    と、 タービン内で作用流体を膨張させて仕事出力を創出し、
    且つ、前記膨張により作用流体の周囲入力温度及び圧力
    を、該周囲入力温度及び圧力以下であるところの、ター
    ビンからの排気温度及び圧力に低下させる段階と、 作用流体の圧力がコンプレッサーに於て増大される際
    に、タービンから排出される作用流体を使用してのコン
    プレッサーとの熱交換を通してコンプレッサー内の作用
    流体を冷却することにより、作用流体温度を実質的に一
    定に維持する段階と、コンプレッサーと、タービンから排出される作用流体と
    を取り巻いて冷却する段階と、 タービンから排出される作用流体をコンプレッサーとの
    熱交換によって加熱する段階と、 タービンからの、コンプレッサーによって加熱された作
    用流体をタービンの流体入口に送達する段階と、 を含む、仕事を創出するために作用流体を作用させるた
    めの方法。
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