JP3361269B2 - 水中清掃装置 - Google Patents

水中清掃装置

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JP3361269B2
JP3361269B2 JP08515598A JP8515598A JP3361269B2 JP 3361269 B2 JP3361269 B2 JP 3361269B2 JP 08515598 A JP08515598 A JP 08515598A JP 8515598 A JP8515598 A JP 8515598A JP 3361269 B2 JP3361269 B2 JP 3361269B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、製鉄所や発電所或
いは上水処理場や下水処理場の水処理槽の水中に沈殿、
堆積した汚泥、砂、スケール等(以下、単に「沈殿物」
という)を回収し、槽外に排出する水中清掃装置に関す
る。
【0002】
【従来技術】特公昭63−66565号には、この種の
清掃装置として、キャタピラを備えた水中走行車の前部
に粗大沈澱物を掬い上げて粗大物収納ボックスに納める
レーキ装置を設ける一方、後部にスクリュー搬送装置
と、サンドポンプの吸込口に接続される筒体を設け、ス
クリュー搬送装置で掻き集めた沈澱物を筒体を介してサ
ンドポンプで吸込み、サンドポンプの吐出側に接続され
る排水ホースを介して槽外に排出させるようになってお
り、また排水ホース、動力ケーブル、制御ケーブル等に
フロートを取付けて余った部分を水面に浮かせ、水中走
行車で轢いて破損させることのないようにした装置が開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述する従来の装置で
は、レーキ装置で回収されなかった粗大沈澱物が筒体よ
り吸い込まれてサンドポンプや排水ホースを傷めたり、
これら沈澱物が筒体開口部や筒体或いは排水ホース内に
支えて閉塞し、排出不能に陥るという問題があった。
【0004】上述する従来の装置では、水中にある走行
車の位置は、フロートの位置によって判断することがで
きるが、ホースやケーブルに弛みがあると、正確な位置
確認が行えないという問題もある。本発明の第1の目的
は、粗大沈殿物の吸込みを防止すると共に、筒体開口部
に支えた粗大沈殿物を除去することができる水中清掃装
置を提供しようとするものであり、の目的は、水中
走行車の正確な位置確認が可能な水中清掃装置を提供し
ようとするものである。
【0005】
【課題の解決手段】第1の目的を達成するための発明
は、槽内を自走可能な水中走行車と、水中走行車に設置
され、堆積物を掻き集めるスクリュー搬送装置と、スク
リュー搬送装置で掻き集めた堆積物を吸込む開口部を備
えた筒体と、吸込側が筒体に接続されるサンドポンプ
と、サンドポンプの吐出側に接続され、槽外に導出され
る排水ホースとを有し、製鉄所や発電所或いは上水処理
場や下水処理場の水処理槽の水中に沈殿、堆積した水中
沈殿物を槽外に排出する水中清掃装置において、上記筒
体の開口部に格子を設けて開口部より吸込まれる堆積
物をサイズによって分別し、一定サイズ以上の沈殿物を
吸込ませないようにすると共に、上記スクリュー搬送装
置がモータにより回転駆動される横向きのスクリュー軸
と、該スクリュー軸に固着されるスクリューとからな
り、上記筒体の開口部に対向するスクリュー軸中央部に
プロペラ状をなすアームを一定間隔で複数、鋤状をなし
て直径方向に突設し、開口部に支える沈殿物を掻き飛ば
すようにしたことを特徴とする。
【0006】本発明でいう格子とは、一定サイズ以上
の沈殿物を分別する機能を有するものをいゝ、こうした
ものとしては例えばロッドや細板を縦向きに配置したも
のが挙げられる。
【0007】本発明によると、回転に伴って縦格子を上
向きに鋤くアームが縦格子に支える堆積物を跳ね上げ、
掻き出しを行う。
【0008】第の目的を達成するための発明は、槽内
を自走可能な水中走行車と、水中走行車に設置され、堆
積物を掻き集めるスクリュー搬送装置と、スクリュー搬
送装置で掻き集めた堆積物を吸込む開口部を備えた筒体
と、吸込側が筒体に接続されるサンドポンプと、サンド
ポンプの吐出側に接続され、槽外に導出される排水ホー
スとを有し、水中沈殿物を槽外に排出する水中清掃装置
において、水中走行車にロープを巻取る方向に付勢する
テンション付きリールを取付けると共に、リールより繰
り出されるロープ端に浮揚体を接続したことを特徴とす
る。
【0009】本発明によると、水面下の水中走行車と水
面との距離が変化しても、水面に浮上する浮揚体に繋が
るロープは張った状態となり、浮揚体は常に水中走行車
の真上の水面に位置する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1において、キャタピラを備え
たクローラタイプの水中走行車1には、前部に筒体2を
俯仰可能に支持し、油圧シリンダー3によって俯仰でき
るようにしてある。筒体2には、図2及び図3に示され
るように、前端の開口部2aに細板を縦向きに配置した
縦格子4が取付けられると共に、フード5が取付けら
れ、フード5には図3及び図4に示されるようにスクリ
ュー軸6が横向きに軸支され、図示省略した油圧モータ
よりチェーン伝動機構7を介して回転駆動されるように
してある。そしてスクリュー軸6には筒体2の開口部2
aに対向する中央部にプロペラ状をなすアーム8を一定
間隔で複数直径方向に鋤状をなして取付けており、図3
におけるスクリュー軸6の時計方向の回転に伴い、各ア
ーム先端が縦格子4に入って上向きに鋤くようになって
いる。
【0011】スクリュー軸6にはまた図4に示すよう
に、アーム8の両側にスクリュー軸6と共にスクリュー
搬送装置を構成するスクリュー9が螺旋方向を逆向きに
して対称形に取付けられ、掻き込んだ沈澱物を両側より
中央部に向かって搬送するようにしてある。筒体2は水
中走行車1に設置したサンドポンプ11の吸込側に接続
され、サンドポンプ11の駆動により縦格子4を通して
開口部2aより吸込まれた沈澱物がサンドポンプ吐出側
に接続される排水ホース12(図5参照)を介して槽外
に排出されるようになっており、サンドポンプ11は水
中走行車1、油圧シリンダー3、油圧モータと共に水中
走行車1に設置した制御装置16により制御され、制御
装置16は槽外からリモートコントロールされるように
なっている。
【0012】水中走行車1にはまた、図示省略したバネ
にてロープ14を巻取る方向に付勢するテンション付き
リール13が設置され、リール13に巻取られるロープ
端には例えばゴム製の浮きよりなる浮揚体15が取付け
られ、その浮力はロープ14の張力より大きく、浮揚体
15が水面下に引込まれないような大きさにしてある。
【0013】本装置は以上のように構成され、水中走行
車1を図5に示すように水処理槽18の水面下に沈め、
沈澱物17上に着床させたのち(このとき図示するよう
に浮揚体15がロープ14をびんと張った状態で水面に
浮上している)、槽外から制御装置16をリモートコン
トロールし、筒体2を下げたのち油圧モータ及びサンド
ポンプ11を駆動し、水中走行車1を移動させる。油圧
モータの駆動によりアーム8及びスクリュー9が回転
し、アーム8が縦格子4に引掛かる沈澱物を掻き上げて
除去しながら、スクリュー9が沈澱物を両側より中央部
に掻き集める。掻き集められた沈澱物は、サンドポンプ
11により縦格子4を通って開口部2aより吸い上げら
れ、排水ホース12を介して槽外に排出される。
【0014】水中走行車1が移動するときの位置確認は
浮揚体15によって行い、浮揚体15が水処理槽16の
端まで達すると、その都度水中走行車1の向きを変え、
堆積物17の排出を行う。
【0015】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、開口部に
設けた格子によって粗大沈殿物が分別され、粗大沈殿
物の吸込みを防止できるようになっているので、筒体、
ポンプ、排水ホース等を破損、損耗させたり、内部で支
えて閉塞し、沈殿物の排出不能を来すおそれをなくすこ
とができること、アームで開口部に支えた粗大沈殿物を
掻き飛ばして除去することにより開口部での閉塞を防止
し、沈殿物の排出不能を来すおそれをなくすことができ
ることなどの効果を奏する。
【0016】
【0017】請求項記載の発明によると、浮揚体は、
いかなる水深であってもロープを張った状態で水面に浮
上するため、浮揚体を監視することにより水中走行車の
正確な位置確認が行え、このため槽外からオペレータが
浮揚体の位置確認をすることにより水中走行車の細かな
移動制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる水中清掃装置の側面図。
【図2】格子を取付けた開口部の正面図。
【図3】開口部に取付けた格子とスクリュー搬送装置に
取付けたアームとの位置関係を示す図。
【図4】スクリュー搬送装置の正面図。
【図5】清掃時における水中清掃装置を示す図。
【符号の説明】
1・・水中走行車 2・・筒体 2a・・開口部 3・・油圧シリンダー 4・・縦格子 5・・フード 6・・スクリュー軸 7・・チェーン伝動装置 8・・アーム 9・・スクリュー 11・・サンドポンプ 12・・排水ホース 13・・テンション付きリール 14・・ロープ 15・・浮揚体 16・・制御装置 17・・沈澱物 18・・水処理槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 雅宏 広島県呉市中通1丁目3番16号 日新工 機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−4728(JP,A) 特開 平1−203526(JP,A) 特開 平1−275812(JP,A) 特開 平6−240704(JP,A) 特開 昭62−183816(JP,A) 実開 昭63−164990(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 21/00 - 21/34 E02F 3/92

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】槽内を自走可能な水中走行車と、水中走行
    車に設置され、堆積物を掻き集めるスクリュー搬送装置
    と、スクリュー搬送装置で掻き集めた堆積物を吸込む開
    口部を備えた筒体と、吸込側が筒体に接続されるサンド
    ポンプと、サンドポンプの吐出側に接続され、槽外に導
    出される排水ホースとを有し、製鉄所や発電所或いは上
    水処理場や下水処理場の水処理槽の水中に沈殿、堆積し
    水中沈殿物を槽外に排出する水中清掃装置において、
    上記筒体の開口部に格子を設けて開口部より吸込まれ
    る堆積物をサイズによって分別し、一定サイズ以上の沈
    殿物を吸込ませないようにすると共に、上記スクリュー
    搬送装置がモータにより回転駆動される横向きのスクリ
    ュー軸と、該スクリュー軸に固着されるスクリューとか
    らなり、上記筒体の開口部に対向するスクリュー軸中央
    部にプロペラ状をなすアームを一定間隔で複数、鋤状を
    なして直径方向に突設し、開口部に支える沈殿物を掻き
    飛ばすようにしたことを特徴とする水中清掃装置。
  2. 【請求項2】槽内を自走可能な水中走行車と、水中走行
    車に設置され、堆積物を掻き集めるスクリュー搬送装置
    と、スクリュー搬送装置で掻き集めた堆積物を吸込む開
    口部を備えた筒体と、吸込側が筒体に接続されるサンド
    ポンプと、サンドポンプの吐出側に接続され、槽外に導
    出される排水ホースとを有し、水中沈殿物を槽外に排出
    する水中清掃装置において、水中走行車にロープを巻取
    る方向に付勢するテンション付きリールを取付けると共
    に、リールより繰り出されるロープ端に浮揚体を接続し
    たことを特徴とする水中清掃装置。
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