JP3360693B2 - 顧客情報検索方式 - Google Patents

顧客情報検索方式

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JP3360693B2
JP3360693B2 JP11464593A JP11464593A JP3360693B2 JP 3360693 B2 JP3360693 B2 JP 3360693B2 JP 11464593 A JP11464593 A JP 11464593A JP 11464593 A JP11464593 A JP 11464593A JP 3360693 B2 JP3360693 B2 JP 3360693B2
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kana
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秀樹 川辺
信夫 武藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電話帳データベ
ース等のように名義、住所、職業等の項目からなる顧客
情報データベースを検索し、該当する情報を出力する顧
客情報検索方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の顧客情報検索では、漢字名義によ
り顧客データベースを検索する場合、漢字を含んだ名義
をキーにしたインデックスを作り、入力された漢字を含
む名義により前記インデックスを検索することにより顧
客情報検索を実現していた。
【0003】以下、従来技術における、漢字を含んだ名
義による顧客データベース検索例を詳細に説明する。
【0004】図4に従来の顧客情報検索システム構成図
を、図5に動作フローを示す。図4において、1−1は
キーボード等によりユーザが検索条件を入力する入力
部、1−2はCRT等により入力データ及び検索結果を
表示するための表示部、1−3は各種データを記憶する
ための記憶部、1−4は漢字名義をキーとして持つイン
デックス、1−5は名義、住所、電話番号等の項目を持
つ顧客データベース、1−6は検索結果等を一時的に格
納するワークメモリ、1−7は上述の各部を制御して検
索処理を実行させるための制御部である。
【0005】上述のシステムの動作を図5を参照して説
明する。まず、ユーザにより、入力部1−1から漢字を
含んだ名義等が入力されると、条件入力過程(ステップ
510)が実行され、ワークメモリ1−6に入力された
名義及びその他の条件が格納される。次に、顧客情報検
索過程(ステップ520)では、ワークメモリ1−6か
ら名義及びその他の条件を取り出し、インデックス1−
4を検索する。その際、名義で、インデックス内の名義
キーを完全一致または前方一致にて検索する。得られた
結果にて顧客データベース1−5を検索し、電話番号等
の詳細情報を取得し、ワークメモリ1−6に格納する。
最後に、出力過程(ステップ530)にて、ワークメモ
リ1−6内の顧客情報を表示部1−2に出力する。
【0006】次に、上述のシステムでのインデックス内
の名義キー作成処理過程を説明する。インデックスの名
義キーには、名義に漢字を含む場合、名義内の漢字、カ
ナに対して、検索される可能性のあるパターンを全て登
録する必要がある。例えば、「日本電信電話」なる名義
の場合、「ニホンデンシンデンワ、ニホンデンシン
電話、ニホン電信デンワ、ニホン電信電話、日本
デンシンデンワ、日本デンシン電話、日本電信デン
ワ、日本電信電話」の8通りの漢字カナ混在パターン
が考えられる。この8パターンを全てインデックスの名
義キーに登録することによりインデックスを作成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】顧客データベース検索
では、様々な入力パターンが考えられ、個々に対処する
必要がある。上記従来技術では、名義に対して漢字、カ
ナの組み合わせパターンをすべてキーにする必要がある
ため、そのパターンの数だけインデックス内にレコード
を作成する必要がある。上記従来技術の例のように、す
べての名義に対して8つのパターンが考えられる場合、
インデックスサイズは、カナのみの場合に比べて8倍の
サイズに増えることになる。タウンページ、ハローペー
ジのように数千万件を電話帳データベースに登録する場
合、インデックスが8倍に膨れることにより、ディス
ク、メモリ等の記憶装置が大幅に必要になるという問題
があった。したがって、ディスクを使わない、効率的な
検索方法が望まれていた。
【0008】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、漢字を含む名義をカナのみの
名義に変換して、このカナ名義をキーとしてデータベー
スを効率的に検索し得る顧客情報検索方式を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の顧客情報検索方式は、所定の漢字と当該漢
字の全ての読みカナを対応して記憶した漢字カナ対応テ
ーブルと、前記カナのみから成る顧客の名義をキーとし
て検索可能なインデックスと、前記インデックスの検索
結果に基づいて検索することにより前記名義の詳細情報
を取得可能なデータベースとを有するとともに、検索条
件として入力された漢字を含む顧客の名義に基づいて前
記漢字カナ対応テーブルを参照することによりカナのみ
から成るカナ読み候補を作成するカナ読み候補作成手段
と、前記カナ読み候補作成手段によって作成したカナ読
み候補をキーとして前記インデックスを検索するインデ
ックス検索手段と、前記インデックス検索手段によって
検索した結果に基づいて前記データベースを参照するこ
とにより前記カナ読み候補に対応する全ての顧客情報を
検索するデータベース検索手段と、前記データベース検
索手段によって検索した全ての顧客情報を前記検索条件
として入力された名義の漢字部分によって照合し、当該
漢字部分を含む顧客情報のみに絞り込む絞込手段とを有
することを要旨とする。
【0010】
【作用】本発明の顧客情報検索方式によれば、同音異字
の複数のパターンの名義をまとめたカナのみから成るカ
ナ読み候補をキーとして検索できるインデックスを作成
することにより、インデックスサイズを小さくすること
ができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0012】図1は、本発明の一実施例に係わる顧客情
報検索方式の構成を示すブロック図である。同図に示す
顧客情報検索方式は、上述した図4に示した顧客情報検
索方式の構成に対して、記憶部3−3内に単語分割用辞
書3−4、漢字−カナ対応テーブル3−5を新たに追加
するとともに、インデックス3−6にはカナによる名義
キーのみが登録されている点が異なるのみで、その他の
構成は図4に示すものと同じである。
【0013】次に、図2に示すフローチャートを参照し
て、図1に示す顧客情報検索方式の作用を説明する。な
お、図2に示す処理は、入力された名義が個人名の場合
の顧客情報検索例を示している。
【0014】ユーザにより、入力部3−1から個人名義
(姓名)が姓名共漢字(例えば「田中弘」など)、姓の
み漢字(例えば「田中ヒロシ」など)、名のみ漢字(例
えば「タナカ弘」など)のいずれからのパターンで、ま
たその他の条件も入力されると、条件入力過程(ステッ
プ210)が実行され、ワークメモリ3−8に個人名義
及びその他の条件が格納される。
【0015】次に、漢字カナ読み変換過程(ステップ2
20)では、ワークメモリ3−8に格納された個人名義
を取り出し、該個人名義(「田中」、「弘」等)を、漢
字−カナ対応テーブル3−5にて検索し、姓名毎のカナ
読み(「田中」→「タナカ」、「弘」→「ヒロシ、ヒロ
ム」等)を取得する。取得したカナ読みをワークメモリ
3−8に格納する。そして、カナ読み候補作成過程(ス
テップ230)では、ワークメモリ3−8に格納された
漢字個人名義及び漢字を変換したカナ読みを取り出し、
該入力個人名義の漢字部分にカナ読み候補を埋め込み、
該入力個人漢字名義のカナ読み候補(「タナカヒロシ」
「タナカヒロム」)を作成する。得られたカナ読み候補
をワークメモリ3−8に格納する。
【0016】顧客情報検索過程(ステップ240)は、
ワークメモリ3−8に格納された該カナ読み候補にてイ
ンデックス3−6及び顧客データベース3−7を検索
し、該当する解(顧客情報)をワークメモリ3−8に格
納する。さらに、絞込過程(ステップ250)は、ワー
クメモリ3−8から顧客情報及び入力個人漢字名義を取
り出し、顧客情報を入力漢字名義にてチェックし、一致
するもののみをワークメモリ3−8に格納する。例え
ば、入力された姓が漢字(「田中」等)の場合、顧客情
報の姓の部分を漢字(「田中」等)にて照合し、完全に
一致するもののみを選択する。名が同じ場合も同様であ
る。姓名共漢字の場合は、得られた顧客情報に対して姓
名とも照合する。最後に、出力過程(ステップ260)
は、顧客情報を表示部3−2に表示する。なお、使用す
るインデックス3−6のキーは、カナのままでよい。
【0017】次に、図3に示すフローチャートを参照し
て、図1の顧客情報検索方式の作用として、入力された
名義が例えば企業名の場合の顧客情報検索例について説
明する。
【0018】ユーザにより、入力部3−1から企業名が
漢字カナ混在(例えば「日本デンシン電話」など)で、
またその他の条件も入力され、条件入力過程(ステップ
310)が実行され、ワークメモリ3−8に企業名及び
その他の条件が格納される。単語分割処理過程(ステッ
プ320)では、入力された企業名義をワークメモリ3
−8から取り出し、単語分割用辞書3−4を使い、各単
語に分割(「日本/デンシン/電話」)する。
【0019】単語分割は、例えば、単語分割用辞書を最
長一致にて企業名義で検索し、一致した部分毎に区切っ
ていく方法にて行うことができる。単語分割用辞書に
は、漢字、カナのすべての単語を登録しておく。漢字カ
ナ読み変換過程(ステップ330)では、ワークメモリ
3−8内の単語分割された名義を取り出し、該名義
(「日本/デンシン/電話」等)内の漢字部分(「日
本」及び「電話」)の単語を、漢字−カナ対応テーブル
3−5にて検索し、漢字毎のカナ読み(「日本」→「ニ
ホン、ニッポン」、「電話」→「デンワ」など)を取得
する。取得したカナ読みをワークメモリ3−8に格納す
る。
【0020】そして、カナ読み候補作成過程(ステップ
340)では、ワークメモリ3−8内の入力企業名義及
び漢字を変換したカナ読みを取り出し、該入力企業名義
の漢字部分にカナ読みを埋め込み、該入力企業名義のカ
ナ読み候補(「ニホンデンシンデンワ」、「ニッポンデ
ンシンデンワ」)を作成する。得られたカナ読み候補を
ワークメモリ3−8に格納する。顧客情報検索過程(ス
テップ350)では、ワークメモリ3−8に格納された
該カナ読み候補にてインデックス3−6及び顧客データ
ベース3−7を検索し、該当する顧客情報をワークメモ
リ3−8に格納する。
【0021】さらに、絞込過程(ステップ360)で
は、ワークメモリ3−8から顧客情報及び単語分割され
た企業名義を取り出し、顧客情報を単語分割された名義
内の漢字にて照合し、該漢字を含む顧客情報のみをワー
クメモリ3−8に格納する。例えば、入力された名義が
「日本デンシン電話」の場合、顧客情報を、「名義の先
頭が”日本”なるもの」及び「名義の途中に”電話”が
含まれるもの」の条件にてチェックし、両方の条件を満
たすもののみを絞り込み結果得られた顧客情報とする。
最後に、表示過程(ステップ370)では、絞り込まれ
た顧客情報を表示部3−2に表示する。なお、使用する
インデックス3−6のキーは、カナのままでよい。
【0022】次に、また、図2を再度参照して、図1の
顧客情報検索方式における絞り込み方法および出力方法
について説明する。
【0023】ユーザにより、入力部3−1から個人名義
(例えば「田中隆司」など)、及びその他の条件も入力
されると、条件入力過程(ステップ210)が実行さ
れ、ワークメモリ3−8に個人名義及びその他の条件が
格納される。次に、漢字カナ読み変換過程(ステップ2
20)では、ワークメモリ3−8に格納された個人名義
を取り出し、該個人名義の漢字(「田中」、「隆司」
等)を、漢字−カナ対応テーブル3−5にて検索し、姓
名毎のカナ読み(「田中」→「タナカ」、「隆司」→
「タカシ、リュウジ」等)を取得する。取得したカナ読
みをワークメモリ3−8に格納する。
【0024】そして、カナ読み候補作成過程(ステップ
230)では、ワークメモリ3−8に格納された漢字個
人名義及び漢字を変換したカナ読みを取り出し、該入力
個人名義の漢字部分にカナ読み候補を埋め込み、該入力
個人漢字名義のカナ読み候補(「タナカタカシ」「タナ
カリュウジ」)を作成する。得られたカナ読み候補をワ
ークメモリ3−8に格納する。顧客情報検索過程(ステ
ップ240)では、ワークメモリ3−8に格納された該
カナ読み候補にてインデックス3−6及び顧客データベ
ース3−7を検索し、該当する解(顧客情報)をワーク
メモリ3−8に格納する。
【0025】さらに、絞込過程(ステップ250)は、
ワークメモリ3−8から顧客情報及び入力個人漢字名義
を取り出し、顧客情報を入力漢字名義にてチェックし、
姓名共に完全一致するもの及び姓名が部分一致するもの
を選び出す。例えば、上記例の場合、「田中隆司」で
姓、名共に完全一致するもの及び姓に「田」または
「中」、名に「隆」または「司」を含むもの(「田中隆
司」「田中高司」「田名家隆士」「田中龍二」等)を選
び出す。選び出されたものを一致する度合いにより並べ
替えワークメモリ3−8に格納する。並び替えは、例え
ば姓名共完全一致するもの、姓が完全一致し名が部分一
致するもの、姓が部分一致し名が完全一致するもの、姓
が完全一致し名は全く違うもの、姓は全く違うが名が完
全一致するもの、姓名共部分一致するもの、姓が部分一
致し名が全く違うもの、姓は、全く違うが名が部分一致
するものという順に並べることができる。部分一致の中
では一致する文字数、一致するのが先頭か途中かにより
さらに優先順位をつけることもできる。最後に、表示過
程(ステップ260)は、顧客情報を表示部3−2に表
示する。なお、使用するインデックス3−6のキーは、
カナのままでよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
特に絞込手段を設けることによって、データベースの検
索により同音異字(漢字とカナの混在したカナ読みの同
じもの)の複数のパターンの名義に係る顧客情報を検出
した場合であっても絞り込みができるため、同音異字の
複数のパターンの名義をまとめたカナのみから成るカナ
読み候補をキーとして検索できるインデックスを作成す
ることができる。これにより、従来のように漢字を含ん
だ全てのパターンの名義をキーとしてインデックスに登
録する必要がないため、インデックスサイズが小さくて
すむことになり、ディスク等の記憶容量も少なくてよ
く、経済性および効率化を図ることができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる顧客情報検索方式の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1の顧客情報検索方式の作用を示すフローチ
ャートである。
【図3】図1の顧客情報検索方式の作用を示すフローチ
ャートである。
【図4】従来の顧客情報検索方式の構成を示すブロック
図である。
【図5】図4に示す従来の顧客情報検索方式の作用を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
3−1 入力部 3−2 表示部 3−3 記憶部 3−4 単語分割用辞書 3−5 漢字−カナ対応テーブル 3−6 インデックス 3−7 顧客データベース 3−8 ワークメモリ 3−9 制御部
フロントページの続き (72)発明者 武藤 信夫 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 福村 好美 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−53378(JP,A) 有山裕孝,電子番号案内システム検索 方式,NTT電気通信研究所 研究実用 化報告,1987年,Vol.36 No. 4,p.545−552 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/30

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の漢字と当該漢字の全ての読みカナ
    を対応して記憶した漢字カナ対応テーブルと、 前記カナのみから成る顧客の名義をキーとして検索可能
    なインデックスと、 前記インデックスの検索結果に基づいて検索することに
    より前記名義の詳細情報を取得可能なデータベースとを
    有するとともに、 検索条件として入力された漢字を含む顧客の名義に基づ
    いて前記漢字カナ対応テーブルを参照することによりカ
    ナのみから成るカナ読み候補を作成するカナ読み候補作
    成手段と、 前記カナ読み候補作成手段によって作成したカナ読み候
    補をキーとして前記インデックスを検索するインデック
    ス検索手段と、 前記インデックス検索手段によって検索した結果に基づ
    いて前記データベースを参照することにより前記カナ読
    み候補に対応する全ての顧客情報を検索するデータベー
    ス検索手段と、 前記データベース検索手段によって検索した全ての顧客
    情報を前記検索条件として入力された名義の漢字部分に
    よって照合し、当該漢字部分を含む顧客情報のみに絞り
    込む絞込手段と、 を有することを特徴とする顧客情報検索方式。
  2. 【請求項2】 前記検索条件として入力された漢字を含
    む名義を単語毎に分割する単語分割用辞書、および該単
    語分割用辞書を用いて、前記検索条件として入力された
    名義を単語毎に分割する分割手段を有することを特徴と
    する請求項1記載の顧客情報検索方式。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の顧客情報検索方
    式であって、更に、 前記絞込手段による絞り込みによっても複数の顧客情報
    が残った場合には、当該残った顧客情報の中から前記検
    索条件として入力された漢字を含む名義に完全一致する
    もの、部分的に一致するものを選び出し、一致する度合
    の大きい順に並び替える並替手段を有することを特徴と
    する顧客情報検索方式。
JP11464593A 1993-05-17 1993-05-17 顧客情報検索方式 Expired - Lifetime JP3360693B2 (ja)

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