JP3358999B2 - 同軸コネクタ - Google Patents

同軸コネクタ

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JP3358999B2
JP3358999B2 JP03073999A JP3073999A JP3358999B2 JP 3358999 B2 JP3358999 B2 JP 3358999B2 JP 03073999 A JP03073999 A JP 03073999A JP 3073999 A JP3073999 A JP 3073999A JP 3358999 B2 JP3358999 B2 JP 3358999B2
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R24/00Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure
    • H01R24/38Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts
    • H01R24/40Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts specially adapted for high frequency
    • H01R24/50Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure having concentrically or coaxially arranged contacts specially adapted for high frequency mounted on a PCB [Printed Circuit Board]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/631Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for engagement only
    • H01R13/6315Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for engagement only allowing relative movement between coupling parts, e.g. floating connection
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R2103/00Two poles

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は同軸コネクタに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】回路基板等に取りつけられる同軸コネク
タが、相手コネクタとの嵌合接続の際に、半径方向すな
わち嵌合方向に対して直角方向に或る程度の自由度が要
求される場合がある。
【0003】かかる用途のための同軸コネクタとして、
特開平7‐37648に開示されているものがある。こ
の同軸コネクタは、添付図面の図4に示されるように、
相手コネクタ(図示せず)と嵌合接続される嵌合側同軸
体50と、回路基板(図示せず)に取付接続される取付
台と称される取付側同軸体60とから成っている。
【0004】嵌合側同軸体50は、誘電体(絶縁体)5
1が円筒部51Aと該円筒部51の下端で周方向の二位
置で半径方向外方へ延出する延出部51Bとを有してお
り、中心導体52が該誘電体51の内面と、そして外部
導体53が該誘電体51の外面を覆うように設けられて
いる。すなわち、中心導体52は円筒部52Aと延出部
52Bと、そして外部導体53も円筒部53Aと延出部
53Bとを有している。さらに、中心導体52の延出部
52Aには突起状の接触部52C、そして外部導体53
の延出部53Aには突起状の接触部53Cがそれぞれ形
成されている。
【0005】一方、取付側同軸体60は、全体としてブ
ロック体状の誘電体61を有している。該誘電体61
は、上方に開口せる凹部61Aが一方の側部から他方の
側部へ延びて貫通形成されている。中心導体接続体62
が上記誘電体61の凹部61Aの底部表面に設けられ、
該中心導体接続体62は凹部61Aの両側端で下面側に
まわり込むように屈曲されている。又、外部導体接続体
63は、誘電体61の上面にあって孔部63Aが形成さ
れていて、該孔部63にて、上記嵌合側同軸体50の円
筒部51A,52A,53Aの上方への突出を許容して
おり、又、該外部導体接続体63は側方にて誘電体61
の下面側にまわり込むように屈曲されている。このよう
にして、中心導体52は外部導体53によってシールド
される。
【0006】上記嵌合側同軸体50は、中心導体52の
接触部52Cが取付側同軸体60の中心導体接続体62
と、外部導体53の接触部53Cが取付側同軸体60の
外部導体接続体63と、それぞれ弾圧接触しており、
又、孔部63Aが外部導体52Aよりも大径であるため
に半径方向に変位可能となっている。
【0007】かくして、使用時には、取付側同軸体60
は内部導体接続体62と外部導体接続体63は、それら
の下面側での屈曲部がそれぞれ回路基板(図示せず)の
対応回路部上に配され、半田等により接続される。嵌合
側同軸体50に相手コネクタが嵌合接続される際には、
両者間に半径方向の位置のずれがあっても、嵌合側同軸
体50は取付側同軸体60に対して応力をもたらすこと
なく、同方向に変位(移動)できるので、相手コネクタ
と無理のない嵌合接続が可能となる。又、その際のコジ
リ嵌合に対しても、応力を取付側同軸体60に伝えるこ
ともなくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
図4の同軸コネクタにあっては、外部導体によるシール
ドが完全でないこと、又、回路基板と相手コネクタとの
軸線方向距離の変動によって特性が変わってしまうこと
等の点において、改善が望まれていた。
【0009】先ず、図4の同軸コネクタの左側面側に見
られるように、外部導体接続体63は側方に開口されて
いて、中心導体52そして中心導体接続体62に対して
側方部分シールドしていない。この部分は比較的大き
く、同軸コネクタに対しその特性に大きな影響を与え
る。
【0010】又、同図の同軸コネクタは、嵌合側同軸体
50と取付側同軸体60との間で、軸方向(同図で上下
方向)の相対変位が不可であり、嵌合側同軸体50の嵌
合相手となる相手コネクタが取付けられている回路基板
と、取付側同軸体60が取付けられる回路基板との間隔
に変動が生じた場合、これは、上記相手コネクタの嵌合
側同軸体50との嵌合深さの変動としてあらわれる。そ
の結果、当然シールド範囲も変わり、この同軸コネクタ
の特性が変わることとなる。
【0011】本発明は、このような点に鑑み、相手コネ
クタとの嵌合時に、シールド特性を改良しかつ半径方向
に変位を許容できる同軸コネクタを提供することを主た
る目的とする。又、嵌合方向の変位も許容できる同軸コ
ネクタを提供することを他の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る同軸コネク
タは、相手コネクタに嵌合接続される嵌合側中心導体及
び嵌合側外部導体を有する嵌合側同軸体と、接続対象に
取付接続される取付側中心導体及び取付側外部導体を有
する取付側同軸体とを備え、嵌合側同軸体と取付側同軸
体が半径方向に、すなわち、嵌合方向と直角な方向に相
対並進変位可能な摺動面を有している。
【0013】かかる同軸コネクタにおいて、本発明は、
嵌合側外部導体と取付側外部導体は、互に接触してい
て、軸方向にて、嵌合側中心導体のほぼ全範囲と、取付
側中心導体の嵌合側中心導体とが接触する摺動面の位置
から接続対象との接続位置の間の範囲とにわたって上記
嵌合側中心導体と取付側中心導体とを周囲で包囲して
り、かつ上記嵌合側同軸体と取付側同軸体は両者間に介
在するばね部の付勢力によって軸方向にも相対変位可能
となっていることを特徴としている。
【0014】このような構成の本発明によれば、嵌合側
同軸体が相手コネクタとの嵌合接続時に、半径方向に互
にずれていたりあるいはこじられても同方向に容易に変
位、すなわち移動し、取付側同軸体に同方向の応力をも
たらすことはない。又、中心導体は上記範囲でほぼ完全
にシールされておりシールド特性も向上する。
【0015】本発明においては、嵌合側同軸体と取付側
同軸は、嵌合側中心導体と取付側中心導体とが半径方向
に拡がる摺動面を有し、該摺動面にて弾圧接触しながら
相対並進変位を可能とすることができる。
【0016】本発明において、嵌合側中心導体は軸方向
中間位置で二つに分割されて、嵌合側同軸体に固定され
た固定中心導体とこれに対して軸方向に可動な可動中心
導体とを有し、該可動中心導体は軸方向の付勢力をもた
らす第一ばね部材を介して固定中心導体により支持され
つつ該付勢力によって取付側中心導体に対して摺動可能
に弾圧接触しているようにすることができる。こうする
ことにより、嵌合側中心導体の半径方向変位の際、嵌合
側中心導体は取付側中心導体との間で所定の接触圧を確
保でき、安定した接触状態を得る。
【0017】かかる構成は、具体的には、固定中心導体
は可動中心導体の軸部を受入れる中空凹部が形成され、
該軸部と中空凹部との間の環状空間に第一ばね部材が配
設され、第一ばね部材の一端が中空凹部の底部と、他端
が可動中心導体の鍔部と係合し、該第一ばね部材が該鍔
部にて可動中心導体に軸方向の付勢力を印加しているよ
うにすることができる。
【0018】その際、第一ばね部材をコイルばねとする
ことができる。
【0019】又、本発明において、取付側同軸体は取付
側外部導体から延出する支持体を有し、該支持体は嵌合
側同軸体の半径方向変位を許容するように嵌合側外部導
体と半径方向に間隔を保ちかつ該嵌合側外部導体の軸方
向中間位置に対応する位置に係止鍔部を有し、上記嵌合
側外部導体に設けられた係止部が上記係止鍔部と軸方向
に係合しており、嵌合側同軸体と取付側同軸体の間に配
された第二ばね部材が上記係止部を係止鍔部に弾圧して
いるようにすることができる。こうすることにより、相
手コネクタとの接続位置が軸方向に変動しても、嵌合側
同軸体と相手コネクタとは第二ばね部材の変位により、
嵌合深さが常に一定し、安定したシールド特性を得る。
【0020】その場合、嵌合側外部導体と取付側外部導
体は、半径方向に拡がる対向面を有し、該対向面同士間
に第二ばね部材が配設されているようにすることがで
き、又、第二ばね部材は、座面が円筒面の一部をなすよ
うに形成されたばね座金とすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面の図1ないし図3
にもとづき、本発明の実施の形態を説明する。図1
(A)は本実施形態の同軸コネクタの軸線を含む面で右
半分を断面した正面図で、図1(B)は底面図である。
【0022】図1(A)において、同軸コネクタは、相
手コネクタ(図示せず)に嵌合接続される嵌合側同軸体
10と、接続対象に取付接続される取付側同軸体30と
を有している。
【0023】嵌合側同軸体10は、筒状の嵌合側外部導
体11とその内部に位置する嵌合側中心導体12とを有
している。嵌合側外部導体11は、軸方向(図1(A)
にて上下方向)の中間位置にて段部11Aを有し、上部
が小径部13、下部が大径部14をなしている。上記小
径部13はその外周面が相手コネクタとの嵌合面とな
る。
【0024】上記嵌合側同軸体10の嵌合側中心導体1
2は、上記嵌合側外部導体11の中心軸線上に位置して
おり、軸線方向の中間位置で、固定中心導体15と可動
中心導体16とに分割形成されている。該固定中心導体
15は誘電体17を介して上記嵌合側外部導体13の小
径部13の内径側にて保持されている。該固定中心導体
15は軸体状に延びているがその中間部に形成された環
状突起15Aにより、上記誘電体17へ下方から所定位
置まで圧入された後の抜け防止を図っている。
【0025】上記固定中心導体15は、上部に上方に開
口された雌嵌合部18が形成されていて、ここに相手コ
ネクタの中心導体たるピン状の雄嵌合部を受け入れるよ
うになっている。該固定中心導体15は、中間部に段部
15Aが形成されてそれよりも下方の下部が大径となっ
ており、下方に開口せる中空凹部15Bが形成されてい
る。上記段部15Aは、固定中心導体15が誘電体17
へ下方から圧入されたときに、誘電体17の下面に係止
する位置決めの役を担う。
【0026】上記可動中心導体16は、上部が軸部16
Aとして形成され、下部にこれよりも大径の鍔部16B
を有している。上記軸部16Aの殆どの部分は上記固定
中心導体15の中空凹部15B内にあって、該中空凹部
15Bの内壁面との間に、環状空間19を形成してい
る。該環状空間19には、第一ばね部材としてのコイル
ばね20が配設されている。該コイルばね20は、上端
が上記中空凹部15Bの底部に係合し、下端が上記鍔部
16Bと係合しており、かくして、可動中心導体16は
コイルばね20を介して固定中心導体15により支持さ
れていると共に該コイルばね20により鍔部16Bにて
下方に向け付勢力が与えられている。
【0027】一方、取付側同軸体30は、取付側外部導
体31とその内部に位置する取付側中心導体32とを有
している。該取付側中心導体32は誘電体33を介して
取付側外部導体31により保持されている。該取付側中
心導体32は、誘電体33そして取付側外部導体31の
下面より突出して下方へ延出し、接続対象たる回路基板
Pとの接続部32Aを形成している。該接続部32Aは
回路基板Pの対応孔を下方に貫通し、例えば、該回路基
板Pの下面で半田等により対応回路部と接続される。上
記取付側中心導体32の上端面32Cと既述の可動中心
導体16の下端面16Cは、平坦な摺動面を形成し、上
記可動中心導体16が、コイルばね20により付勢力を
受けることにより、摺動面にて弾圧接触しつつ半径方向
にも変位(移動)可能となっている。
【0028】上記取付側外部導体31の外周面には、金
属製の支持体34が取りつけられており、該支持体34
は軸線方向にて嵌合側外部導体11の段状の係止部11
Aの位置まで上方に延出しており、該位置に係止鍔部3
4Aを有している。該係止鍔部34Aは上記嵌合側外部
導体11の係止部11Aと軸線方向で係合している。
【0029】嵌合側外部導体11の大径部14の下端面
と取付側外部導体31の上面とは、半径方向に拡がる平
行な対向面14A,31Aを形成し、これらの対向面1
4A,31Aの間には第二ばね部材35が配設されてい
る。
【0030】上記第二ばね部材35は、本実施形態の場
合、上側の座面が円筒面の一部をなすように成形されて
ばね座金として形成されている。該第二ばね部材35は
中央部が孔状をなし可動中心導体16の半径方向の変位
を妨げることはない。かくして、第二ばね部材35は、
嵌合側外部導体11の段状の係止部11Aが支持体34
の係止鍔部34Aへ押しつけられるように、該嵌合側外
部導体11に上方への付勢力を与える。この第二ばね部
材35は、図示の形態に限定されず、要は、上記嵌合側
外部導体に対して上記の付勢力を与えれば足りる。
【0031】又、上記取付側外部導体31は、図1
(B)にも見られるように、下面から周囲四箇所にて下
方に延出する接続部31Bを有している。該接続部31
Bは、取付側中心導体32の接続部32Aと同様に、回
路基板Pの対応孔を下方に貫通し、例えば、該回路基板
の下面で半田等により対応回路部と接続される。
【0032】かくして、本実施形態の同軸コネクタで
は、嵌合側外部導体11と取付側外部導体31は、両者
間の間隙はきわめて小さい状態で、第二ばね部材35を
介して電気的に接続されており、中心導体、すなわち嵌
合側中心導体12と取付側中心導体32は、相手コネク
タとの接続位置から回路基板Pとの接続位置すなわち回
路基板Pの上面位置までの間で、完全に、外部導体、す
なわち嵌合側外部導体11と取付側外部導体31とによ
って包囲されており、確実にシールドされる。
【0033】次に、本実施形態の同軸コネクタに接続さ
れる同軸の相手コネクタについて説明する。図2に見ら
れるように、相手コネクタ40は、筒状の外部導体41
とその内部に納められた中心導体42とを有している。
中心導体42は誘電体43を介して外部導体41により
保持されている。
【0034】外部導体41は下部内壁面に環状凹部41
Aが形成されていて、ここに筒状のばね部材44が収め
られている。該ばね部材44は、周方向の複数位置で軸
方向に延びるスリット44Aが形成され、又、若干半径
方向内方に湾曲しており、同方向にばね性を有してい
る。又、外部導体41は、上部の複数位置に、上方に延
出する脚状の接続部41Aを有している。
【0035】中心導体42は、その中間部に環状係止部
42Aと環状突起42Bを有し、誘電体43に上方から
圧入された際、上記環状係止部42Aで圧入深さを一定
とする位置決め、そして環状突起42Bで抜けの防止を
図っている。上記中心導体42は、上記筒状のばね部材
44内の空間へ突入するピン状の雄嵌合部42Cと、誘
電体43から上方へ突出する接続部42Dとを有してい
る。
【0036】図1に示された本実施形態の同軸コネクタ
は、図2に示されるような相手コネクタと、図3のごと
く嵌合結合する。
【0037】図3において、図2の相手コネクタ40を
図1の同軸コネクタの嵌合側同軸体10の小径部13へ
嵌着する。相手コネクタ40のばね部材44は該小径部
13を周囲から弾性保持する。したがって、相手コネク
タ40の外部導体41は嵌合側外部導体11の小径部1
3との間に多少のガタツキがあっても、確実に該嵌合側
外部導体11と接触する。又、相手コネクタの中心導体
42の雄嵌合部42Cは嵌合側中心導体12の雌嵌合部
18にて嵌合接続される。
【0038】この相手コネクタとの接続状態において、
本実施形態の同軸コネクタの中心導体、すなわち嵌合側
中心導体12と取付側中心導体32は、上記相手コネク
タと回路基板Pの上面との間で、完全に外部導体、すな
わち嵌合側外部導体11と取付側外部導体31とによっ
てシールドされる。
【0039】その際、嵌合側同軸体10は取付側同軸体
30に対し、半径方向そして軸方向に変位可能であり、
相手コネクタ40との同方向での取付け位置に誤差があ
って何らその影響を受けない。
【0040】先ず、相手コネクタが取りつけられている
回路基板(図示せず)と本実施形態の同軸コネクタが取
りつけられている回路基板とが、その面と平行な方向、
すなわち、コネクタの半径方向に正規位置からズレて位
置しているときには、嵌合側同軸体10は取付側同軸体
30に対し半径方向に変位してこれに対応する。すなわ
ち、嵌合側外部導体11は、取付側外部導体30そして
支持体34に対し半径方向に、第二ばね部材35そして
係止鍔部34Aに対して摺接して並進変位する。又、嵌
合側中心導体12はその可動中心導体16が取付中心導
体32に対し、互の摺動面(16C及び32C)にて、
半径方向で並進変位する。
【0041】次に、上記の二つの回路基板の間隔が変動
したとき、すなわち軸方向に変動したときには、その変
動分だけ嵌合側同軸体10は取付側同軸体30に対して
軸方向に変位することとなる。すなわち、第一ばね部材
20そして第二ばね部材34をその分だけ圧縮して変位
する。こうして、相手コネクタ40と嵌合側同軸体10
とはその嵌合深さが常に一定に維持される。
【0042】又、本実施形態の同軸コネクタにあって
は、嵌合側同軸体10は上記摺動面(16C及び32
C)を支点として取付側同軸体30に対して傾くことも
可能であり、上記回路基板同士が平行でなく多少傾いて
いても、これを吸収できる。
【0043】いずれの場合にあっても、本実施形態の同
軸コネクタでは、シールドが完全に確保される。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明は、嵌合側同軸体
と取付側同軸体が半径方向に相対並進変位可能で、しか
も中心導体が外部導体によって完全にシールドされてお
り、上記半径方向の嵌合位置誤差を吸収すると共にシー
ルド特性の改善がなされる。さらに、両同軸体が軸方向
にも相対変位可能としたので、この方向での嵌合位置誤
差も吸収できる。このようにして、同軸コネクタのシー
ルド特性を向上させると共に嵌合位置誤差にもとづく使
用時の過大応力を回避して、回路基板との接続部の保護
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の同軸コネクタを示し、図
1(A)は半断面正面図、図1(B)は底面図である。
【図2】図1のコネクタの相手コネクタの一例を示す半
断面正面図である。
【図3】図1のコネクタと図2のコネクタの嵌合接続時
の部分断面正面図である。
【図4】従来のコネクタの部分断面斜視図である。
【符号の説明】
10 嵌合側同軸体 11 嵌合側外部導体 11A 係止部 12 嵌合側中心導体 14A 対向面 15 固定中心導体 16 可動中心導体 16A 軸部 16B 鍔部 16C 摺動面 19 中空凹部 20 第一ばね部材 30 取付側同軸体 31 取付側外部導体 32 取付側中心導体 32C 摺動面 34 支持体 34A 係止鍔部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−335483(JP,A) 特開 平7−37648(JP,A) 特開 平7−296882(JP,A) 特開 昭60−7082(JP,A) 特開 昭60−218777(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 17/04 H01R 13/631 H01R 23/68 303 H01R 23/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手コネクタに嵌合接続される嵌合側中
    心導体及び嵌合側外部導体を有する嵌合側同軸体と、接
    続対象に取付接続される取付側中心導体及び取付側外部
    導体を有する取付側同軸体とを備え、嵌合側同軸体と取
    付側同軸体が半径方向に相対並進変位可能な摺動面を有
    する同軸コネクタにおいて、嵌合側同軸体と取付側同軸
    体とは互いに非分離に組まれており、嵌合側外部導体と
    取付側外部導体は、互に接触していて、軸方向にて、嵌
    合側中心導体のほぼ全範囲と、取付側中心導体の嵌合側
    中心導体とが接触する摺動面の位置から接続対象との接
    続位置の間の範囲とにわたって上記嵌合側中心導体と取
    付側中心導体とを周囲で包囲しており、かつ上記嵌合側
    同軸体と取付側同軸体は両者間に介在するばね部の付勢
    力によって軸方向にも相対変位可能となっていることを
    特徴とする同軸コネクタ。
  2. 【請求項2】 嵌合側中心導体と取付側中心導体とが半
    径方向に拡がる摺動面を有し、該摺動面にて弾圧接触し
    ながら相対並進変位が可能となっていることとする請求
    項1に記載の同軸コネクタ。
  3. 【請求項3】 嵌合側中心導体は軸方向中間位置で二つ
    に分割されて、嵌合側同軸体に固定された固定中心導体
    とこれに対して軸方向に可動な可動中心導体とを有し、
    該可動中心導体は軸方向の付勢力をもたらす第一ばね部
    材を介して固定中心導体により支持されつつ該付勢力に
    よって取付側中心導体に対して摺動可能に弾圧接触して
    いることとする請求項2に記載の同軸コネクタ。
  4. 【請求項4】 固定中心導体は可動中心導体の軸部を受
    入れる中空凹部が形成され、該軸部と中空凹部との間の
    環状空間に第一ばね部材が配設され、第一ばね部材の一
    端が中空凹部の底部と、他端が可動中心導体の鍔部と係
    合し、該第一ばね部材が該鍔部にて可動中心導体に軸方
    向の付勢力を印加していることとする請求項3に記載の
    同軸コネクタ。
  5. 【請求項5】 第一ばね部材がコイルばねであることと
    する請求項4に記載の同軸コネクタ。
  6. 【請求項6】 取付側同軸体は取付側外部導体から延出
    する支持体を有し、該支持体は嵌合側同軸体の半径方向
    変位を許容するように嵌合側外部導体と半径方向に間隔
    を保ちかつ該嵌合側外部導体の軸方向中間位置に対応す
    る位置に係止鍔部を有し、上記嵌合側外部導体に設けら
    れた係止部が上記係止鍔部と軸方向に係合しており、嵌
    合側同軸体と取付側同軸体の間に配された第二ばね部材
    が上記係止部を係止鍔部に弾圧していることとする請求
    項1に記載の同軸コネクタ。
  7. 【請求項7】 嵌合側外部導体と取付側外部導体は、半
    径方向に拡がる対向面を有し、該対向面同士間に第二ば
    ね部材が配設されていることとする請求項6に記載の同
    軸コネクタ。
  8. 【請求項8】 第二ばね部材は、座面が円筒面の一部を
    なすように形成されたばね座金であることとする請求項
    7に記載の同軸コネクタ。
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