JP3358936B2 - Cdma移動通信システムおよびcdma移動通信システムにおけるソフトハンドオーバ制御方法 - Google Patents

Cdma移動通信システムおよびcdma移動通信システムにおけるソフトハンドオーバ制御方法

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JP3358936B2
JP3358936B2 JP12737496A JP12737496A JP3358936B2 JP 3358936 B2 JP3358936 B2 JP 3358936B2 JP 12737496 A JP12737496 A JP 12737496A JP 12737496 A JP12737496 A JP 12737496A JP 3358936 B2 JP3358936 B2 JP 3358936B2
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    • HELECTRICITY
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    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
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    • HELECTRICITY
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号分割多元接続
方式(以下、CDMAと略称する)の移動通信システム
において移動局がセル/セクタ間を移動する場合のソフ
トハンドオーバの開始判定条件をセル間かまたはセクタ
間かに応じて異なるように制御するCDMA移動通信シ
ステムおよびCDMA移動通信システムにおけるソフト
ハンドオーバ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CDMA移動通信システムにおけるソフ
トハンドオーバには、移動局がセル間を移動する場合の
セル間ソフトハンドオーバと1つのセルを複数の小領域
であるセクタに細分化したセクタ間を移動するセクタ間
ソフトハンドオーバがある。セル間ソフトハンドオーバ
では、移動局は複数の基地局に同時に接続され、更に複
数の基地局はそれぞれ有線伝送路を介して上位の合成局
に接続され、複数の基地局から合成局への複数の伝送信
号は合成局において合成される。また、セクタ間ソフト
ハンドオーバは同一基地局における複数のセクタ間での
ソフトハンドオーバであるため、移動局から複数のセク
タを通った複数の伝送信号は同一基地局内で合成され
る。
【0003】このようなソフトハンドオーバ時の合成方
法としては、主に最大比合成および選択合成が考えられ
る。最大比合成は合成利得が選択合成よりも大きい反
面、合成に用いる付加的な情報(受信品質等)が極めて
多くなる。
【0004】従って、セクタ間ソフトハンドオーバは上
述したように同一基地局で合成を行うことができ、最大
比合成に用いられる付加的な情報は基地局の装置内で伝
送すればよいため、合成利得の大きい最大比合成を用い
るべきである。これに対して、セル間ソフトハンドオー
バは、異なる複数の基地局間でのソフトハンドオーバで
あって、合成は上位の合成局で行う必要があり、最大比
合成を行うには基地局と合成局との間の有線伝送路を介
して極めて多くの付加的な情報を伝送する必要があり、
有線伝送コスト上容認することができないため、選択合
成を用いるべきである。
【0005】また、セル間ソフトハンドオーバは、上位
の合成局での合成となるため、基地局と合成局との間の
有線伝送路に複数の同一のユーザ情報を伝送することに
なり、有線伝送コストを増加させることになる。これに
対して、セクタ間ソフトハンドオーバは、基地局で合成
/分配を行うことができるため、有線伝送コストは増加
しない。
【0006】従って、最大比合成により合成利得が大き
く、また有線伝送コストの増加しないセクタ間ソフトハ
ンドオーバは、選択合成により合成利得が小さく、有線
伝送コストの増加するセル間ソフトハンドオーバに対し
て優先してソフトハンドオーバを開始すべきである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ソフトハンドオーバの開始判定処理では、セル間ソフト
ハンドオーバとセクタ間ソフトハンドオーバとを区別し
ていなかったため、セクタ間ソフトハンドオーバを優先
して開始させることができなかったという問題がある。
【0008】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、セル間ソフトハンドオーバと
セクタ間ソフトハンドオーバとを区別して、セクタ間ソ
フトハンドオーバを優先して開始させるように制御する
CDMA移動通信システムおよびCDMA移動通信シス
テムにおけるソフトハンドオーバ制御方法を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、基地局が通信回線を設定
している移動局に対して隣接セル/セクタの情報を通知
し、移動局が該情報を受信し、隣接セル/セクタへのソ
フトハンドオーバ処理の開始判定を行う符号分割多元接
続方式の移動通信システムにおいて、基地局が前記隣接
セル/セクタの情報に該隣接セル/セクタが同一セル別
セクタであるかまたは別セルかを判別する情報を含ませ
て移動局に通知し、移動局は該情報を受信し、該情報か
ら同一セル別セクタであることを識別した場合には、同
一セル別セクタに対するソフトハンドオーバ開始判定処
理を行い、別セルであることを識別した場合には、別セ
ルに対するソフトハンドオーバ開始判定処理を行うこと
を要旨とする。
【0010】請求項1記載の本発明にあっては、移動局
は基地局からの情報に基づき同一セル別セクタであるこ
とを識別した場合には、同一セル別セクタに対するソフ
トハンドオーバ開始判定処理を行い、別セルであること
を識別した場合には、別セルに対するソフトハンドオー
バ開始判定処理を行い、同一セル別セクタと別セルとで
異なるソフトハンドオーバ開始判定処理を行うため、シ
ステム的に有利なソフトハンドオーバ開始判定処理を行
うことができる。
【0011】また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、前記同一セル別セクタに対するソ
フトハンドオーバを別セルに対するソフトハンドオーバ
より開始しやすくなるようにソフトハンドオーバ開始判
定処理を行うことを要旨とする。
【0012】請求項2記載の本発明にあっては、同一セ
ル別セクタに対するソフトハンドオーバを別セルに対す
るソフトハンドオーバより開始しやすくなるように開始
判定処理を行うため、最大比合成により合成利得が大き
く有線伝送コストの増加しないセクタ間ソフトハンドオ
ーバを優先的に行うことができる。
【0013】更に、請求項3記載の本発明は、請求項1
記載の発明において、基地局から移動局に通知する前記
隣接セル/セクタの情報は各隣接セル/セクタで送信す
るとまり木チャネルに関する情報、および各とまり木チ
ャネルが同一セル別セクタから送信されているかまたは
別セルから送信されているかを識別できる情報を有し、
移動局が該情報に基づき隣接セル/セクタのとまり木チ
ャネルの受信レベルを逐次測定し、同一セル別セクタか
ら送信されているとまり木チャネルの受信レベルの測定
値が同一セル別セクタに対するソフトハンドオーバ開始
判定条件を満足する場合には同一セル別セクタに対する
ソフトハンドオーバを開始し、別セルから送信されてい
るとまり木チャネルの受信レベルの測定値が別セルに対
するソフトハンドオーバ開始判定条件を満足する場合に
は別セルに対するソフトハンドオーバを開始するように
ソフトハンドオーバ開始判定処理を行うことを要旨とす
る。
【0014】請求項3記載の本発明にあっては、移動局
は同一セル別セクタから送信されているとまり木チャネ
ルの受信レベルの測定値が同一セル別セクタに対するソ
フトハンドオーバ開始判定条件を満足する場合には同一
セル別セクタに対するソフトハンドオーバを開始し、別
セルから送信されているとまり木チャネルの受信レベル
の測定値が別セルに対するソフトハンドオーバ開始判定
条件を満足する場合には別セルに対するソフトハンドオ
ーバを開始するように開始判定処理を行うため、システ
ム的に有利なソフトハンドオーバ開始判定処理を行うこ
とができる。
【0015】
【0016】
【0017】また、請求項記載の本発明は、請求項
記載の発明において、前記同一セル別セクタに対するソ
フトハンドオーバ開始判定条件を、同一セル別セクタか
ら送信されているとまり木チャネルの受信レベルの測定
値が第1の所定値以上である場合に設定し、前記別セル
に対するソフトハンドオーバ開始判定条件を、別セルか
ら送信されているとまり木チャネルの受信レベルの測定
値が前記第1の所定値よりも大きい第2の所定値以上で
ある場合に設定することを要旨とする。
【0018】請求項記載の本発明にあっては、同一セ
ル別セクタから送信されているとまり木チャネルの受信
レベルの測定値が第1の所定値以上である場合に同一セ
ル別セクタに対するソフトハンドオーバを開始し、別セ
ルから送信されているとまり木チャネルの受信レベルの
測定値が第1の所定値よりも大きい第2の所定値以上で
ある場合に別セルに対するソフトハンドオーバを開始す
るため、同一セル別セクタに対するソフトハンドオーバ
を別セルに対するソフトハンドオーバよりも開始しやす
くなり、同一セル別セクタに対するソフトハンドオーバ
により最大比合成を行うことができ、大きな合成利得を
得ることができるとともに、有線伝送コストの増加を抑
えることができる。
【0019】更に、請求項記載の本発明は、請求項
記載の発明において、在圏セクタから送信されるとまり
木チャネルの移動局による受信レベル測定値を在圏セク
タ受信レベル測定値とした場合、前記同一セル別セクタ
に対するソフトハンドオーバ開始判定条件を、同一セル
別セクタから送信されているとまり木チャネルの受信レ
ベルの測定値を前記在圏セクタ受信レベル測定値から引
いた値が第3の所定値以下である場合に設定し、前記別
セルに対するソフトハンドオーバ開始判定条件を、別セ
ルから送信されているとまり木チャネルの受信レベルの
測定値を前記在圏セクタ受信レベル測定値から引いた値
が前記第3の所定値よりも小さい第4の所定値以下であ
る場合に設定することを要旨とする。
【0020】請求項記載の本発明にあっては、同一セ
ル別セクタから送信されているとまり木チャネルの受信
レベルの測定値を在圏セクタ受信レベル測定値から引い
た値が第3の所定値以下である場合に同一セル別セクタ
に対するソフトハンドオーバを開始し、別セルから送信
されているとまり木チャネルの受信レベルの測定値を在
圏セクタ受信レベル測定値から引いた値が第3の所定値
よりも小さい第4の所定値以下である場合に別セルに対
するソフトハンドオーバを開始するため、同一セル別セ
クタに対するソフトハンドオーバを別セルに対するソフ
トハンドオーバよりも開始しやすくなり、同一セル別セ
クタに対するソフトハンドオーバにより最大比合成を行
うことができ、大きな合成利得を得ることができる。
【0021】請求項記載の本発明は、請求項3ないし
のいずれかに記載の発明において、前記とまり木チャ
ネルの受信レベルがとまり木チャネルの希望波受信レベ
ルと干渉波受信レベルとの比であるとまり木チャネルの
受信SIRであることを要旨とする。
【0022】また、請求項記載の本発明は、基地局が
通信回線を設定している移動局に対して隣接セル/セク
タの情報を通知し、移動局が該情報を受信し、隣接セル
/セクタへのソフトハンドオーバ処理の開始判定を行う
符号分割多元接続方式の移動通信システムにおいて、基
地局装置が前記隣接セル/セクタの情報に該隣接セル/
セクタが同一セル別セクタであるかまたは別セルかを判
別する情報を含ませて移動局に送信する送信手段を有
し、移動局装置が前記送信手段から送信された前記情報
を受信する受信手段と、この受信した前記情報から同一
セル別セクタであることを識別した場合には、同一セル
別セクタに対するソフトハンドオーバ開始判定処理を行
い、別セルであることを識別した場合には、別セルに対
するソフトハンドオーバ開始判定処理を行うソフトハン
ドオーバ開始判定手段とを有することを要旨とする。
【0023】請求項記載の本発明にあっては、基地局
装置は隣接セル/セクタの情報に該隣接セル/セクタが
同一セル別セクタであるかまたは別セルかを判別する情
報を含ませて移動局に送信し、移動局装置は基地局から
受信した情報から同一セル別セクタであることを識別し
た場合には、同一セル別セクタに対するソフトハンドオ
ーバ開始判定処理を行い、別セルであることを識別した
場合には、別セルに対するソフトハンドオーバ開始判定
処理を行うので、各開始判定処理を別々に制御すること
ができるため、各ソフトハンドオーバに対してシステム
的に有利なソフトハンドオーバ開始判定処理を行うこと
ができる。
【0024】更に、請求項記載の本発明は、基地局が
通信回線を設定している移動局に対して隣接セル/セク
タの情報を通知し、移動局が該情報を受信し、隣接セル
/セクタへのソフトハンドオーバ処理の開始判定を行う
符号分割多元接続方式の移動通信システムにおいて、基
地局装置が前記隣接セル/セクタの情報として、各隣接
セル/セクタで送信するとまり木チャネルに関する情報
および各とまり木チャネルが同一セル別セクタから送信
されているかまたは別セルから送信されているかを識別
できる情報を移動局に送信する送信手段を有し、移動局
装置が前記送信手段から送信される前記情報を受信する
受信手段と、この受信した前記情報に基づき隣接セル/
セクタのとまり木チャネルの受信レベルを逐次測定する
測定手段と、該測定手段で測定した同一セル別セクタか
ら送信されているとまり木チャネルの受信レベルの測定
値が同一セル別セクタに対するソフトハンドオーバ開始
判定条件を満足する場合には同一セル別セクタに対する
ソフトハンドオーバを開始し、別セルから送信されてい
るとまり木チャネルの受信レベルの測定値が別セルに対
するソフトハンドオーバ開始判定条件を満足する場合に
は別セルに対するソフトハンドオーバを開始するように
ソフトハンドオーバ開始判定処理を行うソフトハンドオ
ーバ開始判定手段とを有することを要旨とする。
【0025】請求項記載の本発明にあっては、移動局
装置は基地局から受信した情報に基づき隣接セル/セク
タのとまり木チャネルの受信レベルを逐次測定し、この
測定した同一セル別セクタから送信されているとまり木
チャネルの受信レベルの測定値が同一セル別セクタに対
するソフトハンドオーバ開始判定条件を満足する場合に
は同一セル別セクタに対するソフトハンドオーバを開始
し、別セルから送信されているとまり木チャネルの受信
レベルの測定値が別セルに対するソフトハンドオーバ開
始判定条件を満足する場合には別セルに対するソフトハ
ンドオーバを開始するようにソフトハンドオーバ開始判
定処理を行うので、各開始判定処理を別々に制御するこ
とができるため、各ソフトハンドオーバに対してシステ
ム的に有利なソフトハンドオーバ開始判定処理を行うこ
とができる。
【0026】
【0027】
【0028】また、請求項記載の本発明は、請求項
記載の発明において、前記同一セル別セクタに対するソ
フトハンドオーバ開始判定条件を、同一セル別セクタか
ら送信されているとまり木チャネルの受信レベルの測定
値が第1の所定値以上である場合に設定し、前記別セル
に対するソフトハンドオーバ開始判定条件を、別セルか
ら送信されているとまり木チャネルの受信レベルの測定
値が前記第1の所定値よりも大きい第2の所定値以上で
ある場合に設定することを要旨とする。
【0029】請求項記載の本発明にあっては、同一セ
ル別セクタから送信されているとまり木チャネルの受信
レベルの測定値が第1の所定値以上である場合にソフト
ハンドオーバを開始し、別セルから送信されているとま
り木チャネルの受信レベルの測定値が第1の所定値より
も大きい第2の所定値以上である場合にソフトハンドオ
ーバを開始するため、同一セル別セクタに対するソフト
ハンドオーバを別セルに対するソフトハンドオーバより
も開始しやすくなり、同一セル別セクタに対するソフト
ハンドオーバにより最大比合成を行うことができ、大き
な合成利得を得ることができる。
【0030】更に、請求項10記載の本発明は、請求項
記載の発明において、在圏セクタから送信されるとま
り木チャネルの移動局による受信レベル測定値を在圏セ
クタ受信レベル測定値とした場合、前記同一セル別セク
タに対するソフトハンドオーバ開始判定条件を、同一セ
ル別セクタから送信されているとまり木チャネルの受信
レベルの測定値を前記在圏セクタ受信レベル測定値から
引いた値が第3の所定値以下である場合に設定し、前記
別セルに対するソフトハンドオーバ開始判定条件を、別
セルから送信されているとまり木チャネルの受信レベル
の測定値を前記在圏セクタ受信レベル測定値から引いた
値が前記第3の所定値よりも小さい第4の所定値以下で
ある場合に設定することを要旨とする。
【0031】請求項10記載の本発明にあっては、同一
セル別セクタから送信されているとまり木チャネルの受
信レベルの測定値を在圏セクタ受信レベル測定値から引
いた値が第3の所定値以下である場合にソフトハンドオ
ーバを開始し、別セルから送信されているとまり木チャ
ネルの受信レベルの測定値を在圏セクタ受信レベル測定
値から引いた値が第3の所定値よりも小さい第4の所定
値以下である場合にソフトハンドオーバを開始するた
め、同一セル別セクタに対するソフトハンドオーバを別
セルに対するソフトハンドオーバよりも開始しやすくな
り、同一セル別セクタに対するソフトハンドオーバによ
り最大比合成を行うことができ、大きな合成利得を得る
ことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0033】図1および図2は、それぞれ本発明の一実
施形態に係わるCDMA移動通信システムにおけるソフ
トハンドオーバ制御方法を実施する移動局装置および基
地局装置の構成を示すブロック図である。
【0034】図1に示す移動局装置は、基地局からの無
線信号を受信するとともに基地局への無線信号を送信す
るアンテナ1を有し、該アンテナ1で受信した基地局か
らの信号は送受分配回路3、受信回路5を介して復調回
路7に供給され、ここで拡散コードを用いた逆拡散およ
び通常の復調が行われる。復調された信号は復号化回路
9に供給されて、伝送信号と制御信号の復号が行われ、
制御信号は制御回路11に供給され、伝送信号はマンマ
シンインタフェースに供給される。
【0035】マンマシンインタフェースからの音声信号
などの伝送信号は、制御回路11からの制御信号ととも
に符号化回路19に供給されて符号化され、変調回路2
1で一次変調および拡散コードによる拡散変調され、送
信回路23、送受分配回路3を介してアンテナ1から基
地局に対して送信される。
【0036】また、図1に示す移動局装置は、制御回路
11に接続されたメモリ25およびソフトハンドオーバ
開始判定回路27、および受信回路5に接続されたとま
り木チャネル受信レベル測定回路29を有する。
【0037】メモリ25は、後述するように、基地局か
ら通知される隣接セル/セクタの情報、具体的には隣接
する各セル/セクタで送信するとまり木チャネルに関す
る情報、各とまり木チャネルが同一セル別セクタから送
信されているかまたは別セルから送信されているかを識
別する情報等を記憶する。なお、この情報は、基地局か
ら送信されたものを移動局のアンテナ1、送受分配回路
3を介して受信回路5で受信し、復調回路7で逆拡散お
よび復調した後、復号化回路9で復号化されたものを制
御回路11を介してメモリ25に記憶するようになって
いる。
【0038】制御回路11は、上述したようにメモリ2
5に記憶された隣接セル/セクタの情報をメモリ25か
ら読み出して、ソフトハンドオーバ開始判定回路27に
供給する。ソフトハンドオーバ開始判定回路27は、制
御回路11から供給された前記隣接セル/セクタの情報
に従って隣接セル/セクタから送信されるとまり木チャ
ネルの受信レベルの測定をとまり木チャネル受信レベル
測定回路29に指示する。
【0039】とまり木チャネル受信レベル測定回路29
は、ソフトハンドオーバ開始判定回路27からの指示に
従って隣接セル/セクタのとまり木チャネルの受信レベ
ルを測定し、その測定値をソフトハンドオーバ開始判定
回路27に供給する。ソフトハンドオーバ開始判定回路
27は該とまり木チャネルの受信レベル測定値に基づ
き、とまり木チャネルが同一セル別セクタのものかまた
は別セルのものかを考慮して、ソフトハンドオーバの開
始判定を行う。そして、この結果、ソフトハンドオーバ
の開始を判定した場合には、どの隣接セル/セクタかを
識別できる情報を制御回路11に通知する。また、とま
り木チャネル受信レベル測定回路29で測定されたとま
り木チャネルの受信レベル測定値はソフトハンドオーバ
開始判定回路27を介して制御回路11に供給され、制
御回路11の制御のもとに符号化回路19、変調回路2
1、送信回路23、送受分配回路3を介してアンテナ1
から基地局に送信されるようにもなっている。
【0040】また、図2に示す基地局装置は、移動局か
らの無線信号を受信するとともに、移動局への無線信号
を送信するアンテナ31を有し、該アンテナ31で受信
した移動局からの信号は送受分配回路33、受信回路3
5を介して復調回路37に供給され、ここで拡散コード
を用いた逆拡散および通常の復調が行われる。復調され
た信号は復号化回路39に供給され、伝送信号と制御信
号の復号が行われ、制御信号は制御回路41に供給さ
れ、伝送信号は上位の合成局に送信される。
【0041】上位の合成局から基地局への伝送信号は、
制御回路41からの制御信号とともに符号化回路53で
符号化され、変調回路55で一次変調および拡散コード
による拡散変調を施されてから、送信回路57および送
受分配回路33を介してアンテナ31から移動局に対し
て送信される。
【0042】また、図2に示す基地局装置は、制御回路
41に接続されたメモリ61およびソフトハンドオーバ
開始判定回路63を有する。メモリ61は隣接セル/セ
クタの情報、具体的には隣接セル/セクタで送信すると
まり木チャネルに関する情報、各とまり木チャネルが同
一セル別セクタから送信されているかまたは別セルから
送信されているかを識別できる情報等を記憶している。
そして、制御回路41は該メモリ61から隣接セル/セ
クタの情報を読み出し、該情報を含んだ通知信号を生成
して符号化回路53、変調回路55、送信回路57、送
受分配回路33を介してアンテナ31から移動局に送信
する。
【0043】更に、制御回路41は、上述したように移
動局から送信される隣接セル/セクタのとまり木チャネ
ルの受信レベル測定値をアンテナ31、送受分配回路3
3、受信回路35、復調回路37、復号化回路39を介
して受信し、この隣接セル/セクタのとまり木チャネル
受信レベル測定値をソフトハンドオーバ開始判定回路6
3に供給するとともに、また制御回路41はメモリ61
から隣接セル/セクタの情報を読み出し、ソフトハンド
オーバ開始判定回路63に供給する。ソフトハンドオー
バ開始判定回路63は該隣接セル/セクタの情報および
前記隣接セル/セクタのとまり木チャネル受信レベル測
定値に基づいてとまり木チャネルが同一セル別セクタの
ものかまたは別セルのものかを考慮し、ソフトハンドオ
ーバの開始判定を行う。この結果、ソフトハンドオーバ
の開始を決定した場合には、どの隣接セル/セクタかを
識別できる情報を制御回路41に供給する。
【0044】次に、以上のように構成される移動局装置
および基地局装置を有する移動通信システムの実施形態
の作用について説明する。
【0045】本実施形態では、基地局は通信回線を設定
している移動局に対してメモリ61に記憶されている隣
接セル/セクタの情報、具体的には各隣接セル/セクタ
で送信するとまり木チャネルに関する情報および各とま
り木チャネルが同一セル別セクタから送信されているか
または別セルから送信されているかを識別できる情報を
送信している。
【0046】そして、移動局は、該情報を受信し、該情
報から同一セル別セクタであることを識別した場合に
は、同一セル別セクタに対するソフトハンドオーバ開始
判定処理を行い、別セルであることを識別した場合に
は、別セルに対するソフトハンドオーバ開始判定処理を
行うというように同一セル別セクタおよび別セルによっ
て異なるソフトハンドオーバ開始判定処理を行うように
なっている。更に具体的には、移動局は、この異なるソ
フトハンドオーバ開始判定処理において同一セル別セク
タに対するソフトハンドオーバを別セルに対するソフト
ハンドオーバよりも開始しやすくしている。
【0047】本実施形態を更に詳しく説明すると、基地
局は、メモリ61に記憶されている各隣接セル/セクタ
で送信するとまり木チャネルに関する情報および各とま
り木チャネルが同一セル別セクタから送信されているか
または別セルから送信されているかを識別できる情報を
送信すると、移動局は、該情報を制御回路11が復号化
回路9を介して受信すると、メモリ25に記憶し、ソフ
トハンドオーバ開始判定回路27に供給する。ソフトハ
ンドオーバ開始判定回路27は制御回路11を介して供
給された前記隣接セル/セクタの情報に従い、隣接セル
/セクタから送信されるとまり木チャネルの受信レベル
の測定をとまり木チャネル受信レベル測定回路29に対
して指示する。とまり木チャネル受信レベル測定回路2
9は、ソフトハンドオーバ開始判定回路27からの指示
に基づき各隣接セル/セクタのとまり木チャネルの受信
レベルを測定し、ソフトハンドオーバ開始判定回路27
に供給する。
【0048】ソフトハンドオーバ開始判定回路27はと
まり木チャネル受信レベル測定回路29から隣接セル/
セクタのとまり木チャネルの受信レベル測定値を受信す
ると、該とまり木チャネルが同一セル別セクタのもので
あるかまたは別セルのものであるかを考慮し、同一セル
別セクタから送信されているとまり木チャネルの受信レ
ベルの測定値が同一セル別セクタに対するソフトハンド
オーバ開始判定条件を満足する場合には同一セル別セク
タに対するソフトハンドオーバを開始し、別セルから送
信されているとまり木チャネルの受信レベルの測定値が
別セルに対するソフトハンドオーバ開始判定条件を満足
する場合には別セルに対するソフトハンドオーバを開始
するようにソフトハンドオーバ開始判定処理を行う。
【0049】このように、各開始判定処理を別々に制御
することにより、各ソフトハンドオーバに対してシステ
ム的に有利なソフトハンドオーバ開始判定処理、すなわ
ち同一セル別セクタに対するソフトハンドオーバを別セ
ルに対するソフトハンドオーバより開始しやすくなるよ
うに開始判定処理を行うことができ、これにより最大比
合成により合成利得が大きく有線伝送コストの増加しな
いセクタ間ソフトハンドオーバを合成利得が小さく有線
伝送コストの増加するセル間ソフトハンドオーバに対し
て優先的に行うようにしている。
【0050】上記実施形態は移動局がソフトハンドオー
バ開始判定処理を行っているが、基地局がソフトハンド
オーバ開始判定処理を行う他の実施形態について次に説
明する。
【0051】この実施形態では、基地局は、メモリ61
に記憶されている隣接セル/セクタの情報、すなわち隣
接セル/セクタで送信するとまり木チャネルに関する情
報を移動局に送信するとともに、ソフトハンドオーバ開
始判定回路63にも該情報を通知する。
【0052】移動局は、基地局から送信される前記隣接
セル/セクタの情報を受信すると、メモリ25に記憶
し、該情報に基づき隣接セル/セクタのとまり木チャネ
ルの受信レベルをとまり木チャネル受信レベル測定回路
29で逐次測定し、この測定した各とまり木チャネルの
受信レベルの測定値を基地局に逐次通知する。
【0053】基地局は、制御回路41において移動局か
ら通知された各とまり木チャネルの受信レベルの測定値
を復号化回路39から受け取ると、該とまり木チャネル
受信レベル測定値をソフトハンドオーバ開始判定回路6
3に通知する。基地局のソフトハンドオーバ開始判定回
路63は、前記とまり木チャネルの受信レベル測定値お
よび前記隣接セル/セクタで送信するとまり木チャネル
に関する情報に基づいて該とまり木チャネルが同一セル
別セクタのものかまたは別セルのものかを考慮して、同
一セル別セクタから送信されているとまり木チャネルの
受信レベルの測定値が同一セル別セクタに対するソフト
ハンドオーバ開始判定条件を満足する場合には同一セル
別セクタに対するソフトハンドオーバを開始し、別セル
から送信されているとまり木チャネルの受信レベルの測
定値が別セルに対するソフトハンドオーバ開始判定条件
を満足する場合には別セルに対するソフトハンドオーバ
を開始するようにソフトハンドオーバ開始判定処理を行
う。
【0054】このように、各開始判定処理を別々に制御
することにより、各ソフトハンドオーバに対してシステ
ム的に有利なソフトハンドオーバ開始判定処理、すなわ
ち同一セル別セクタに対するソフトハンドオーバを別セ
ルに対するソフトハンドオーバより開始しやすくなるよ
うに開始判定処理を行うことができ、これにより最大比
合成により合成利得が大きく有線伝送路コストの増加し
ないセクタ間ソフトハンドオーバが合成利得が小さく有
線伝送コストの増加するセル間ソフトハンドオーバに対
して優先的に行うようにしている。
【0055】また、更に他の実施形態について図3を参
照して説明する。横軸はソフトハンドオーバ元基地局
と、ソフトハンドオーバ先基地局との間の移動局の位
置、縦軸は、移動局の位置に対するとまり木チャネル受
信レベルである。本実施形態では、前記同一セル別セク
タに対するソフトハンドオーバ開始判定条件を、同一セ
ル別セクタから送信されている図3の点線で示すソフト
ハンドオーバ先とまり木チャネルの受信レベルの測定値
が図3の第1の所定値A以上である場合に設定し、前記
別セルに対するソフトハンドオーバ開始判定条件を、別
セルから送信されている図3の点線で示すソフトハンド
オーバ先とまり木チャネルの受信レベルの測定値が第1
の所定値Aよりも大きい第2の所定値B以上である場合
に設定している。なお、図3において、実線はソフトハ
ンドオーバ元とまり木チャネルの受信レベル測定値であ
る。
【0056】このようにとまり木チャネル開始判定条件
を設定することにより、同一セル別セクタに対するソフ
トハンドオーバを別セルに対するソフトハンドオーバよ
りも開始しやすくなり、同一セル別セクタに対するソフ
トハンドオーバにより最大比合成による大きな合成利得
を得ることができるとともに、有線伝送コストの増加を
抑えることができる。
【0057】また、更に別の実施形態について図4を参
照して説明する。横軸と縦軸は図3と同様である。本実
施形態では、在圏セクタから送信されるソフトハンドオ
ーバ元とまり木チャネルの移動局による受信レベル測定
値を図4の実線で示す在圏セクタ受信レベル測定値の
X,X’とした場合、前記同一セル別セクタに対するソ
フトハンドオーバ開始判定条件を、同一セル別セクタか
ら送信されている図4の点線で示すソフトハンドオーバ
先とまり木チャネルの受信レベルの測定値Yを前記在圏
セクタ受信レベル測定値Xから引いた値(X−Y)が第
3の所定値C以下である場合(X−Y≦C)に設定し、
前記別セルに対するソフトハンドオーバ開始判定条件
を、別セルから送信されている図4の点線で示すソフト
ハンドオーバ先とまり木チャネルの受信レベルの測定値
Zを前記在圏セクタ受信レベル測定値X’から引いた値
(X’−Z)が第3の所定値Cよりも小さい第4の所定
値D以下である場合(X’−Z≦D)に設定している。
【0058】このようにとまり木チャネル開始判定条件
を設定することにより、同一セル別セクタに対するソフ
トハンドオーバを別セルに対するソフトハンドオーバよ
りも開始しやすくなり、同一セル別セクタに対するソフ
トハンドオーバにより最大比合成による大きな合成利得
を得ることができるとともに、有線伝送コストの増加を
抑えることができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
移動局は基地局からの情報に基づき同一セル別セクタで
あることを識別した場合には、同一セル別セクタに対す
るソフトハンドオーバ開始判定処理を行い、別セルであ
ることを識別した場合には、別セルに対するソフトハン
ドオーバ開始判定処理を行い、同一セル別セクタと別セ
ルとで異なるソフトハンドオーバ開始判定処理を行うの
で、システム的に有利なソフトハンドオーバ開始判定処
理を行うことができる。
【0060】本発明によれば、同一セル別セクタに対す
るソフトハンドオーバを別セルに対するソフトハンドオ
ーバより開始しやすくなるように開始判定処理を行うの
で、最大比合成により合成利得が大きく有線伝送コスト
の増加しないセクタ間ソフトハンドオーバを優先的に行
うことができる。
【0061】本発明によれば、移動局または基地局は同
一セル別セクタから送信されているとまり木チャネルの
受信レベルの測定値が同一セル別セクタに対するソフト
ハンドオーバ開始判定条件を満足する場合には同一セル
別セクタに対するソフトハンドオーバを開始し、別セル
から送信されているとまり木チャネルの受信レベルの測
定値が別セルに対するソフトハンドオーバ開始判定条件
を満足する場合には別セルに対するソフトハンドオーバ
を開始するように開始判定処理を行うので、システム的
に有利なソフトハンドオーバ開始判定処理を行うことが
できる。
【0062】本発明によれば、同一セル別セクタから送
信されているとまり木チャネルの受信レベルの測定値が
第1の所定値以上である場合に同一セル別セクタに対す
るソフトハンドオーバを開始し、別セルから送信されて
いるとまり木チャネルの受信レベルの測定値が第1の所
定値よりも大きい第2の所定値以上である場合に別セル
に対するソフトハンドオーバを開始するので、同一セル
別セクタに対するソフトハンドオーバを別セルに対する
ソフトハンドオーバよりも開始しやすくなり、同一セル
別セクタに対するソフトハンドオーバを別セルに対する
ソフトハンドオーバよりも開始しやすくなり、同一セル
別セクタに対するソフトハンドオーバにより最大比合成
による大きな合成利得を得ることができるとともに、有
線伝送コストの増加を抑えることができる。
【0063】本発明によれば、同一セル別セクタから送
信されているとまり木チャネルの受信レベルの測定値を
在圏セクタ受信レベル測定値から引いた値が第3の所定
値以下である場合に同一セル別セクタに対するソフトハ
ンドオーバを開始し、別セルから送信されているとまり
木チャネルの受信レベルの測定値を在圏セクタ受信レベ
ル測定値から引いた値が第3の所定値よりも小さい第4
の所定値以下である場合に別セルに対するソフトハンド
オーバを開始するので、同一セル別セクタに対するソフ
トハンドオーバを別セルに対するソフトハンドオーバよ
りも開始しやすくなり、同一セル別セクタに対するソフ
トハンドオーバにより最大比合成を行うことができ、大
きな合成利得を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わるCDMA移動通信
システムにおけるソフトハンドオーバ制御方法を実施す
る移動局装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係わるCDMA移動通信
システムにおけるソフトハンドオーバ制御方法を実施す
る基地局装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の更に他の実施形態を説明するための図
である。
【図4】本発明の更に別の実施形態を説明するための図
である。
【符号の説明】
11 移動局の制御回路 25 移動局のメモリ 27 移動局のソフトハンドオーバ開始判定回路 29 移動局のとまり木チャネル受信レベル測定回路 41 基地局の制御回路 61 基地局のメモリ 63 基地局のソフトハンドオーバ開始判定回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−268576(JP,A) 特開 平5−308319(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局は通信回線を設定している移動局
    に対して隣接セル/セクタの情報を通知し、移動局は該
    情報を受信し、隣接セル/セクタへのソフトハンドオー
    バ処理の開始判定を行う符号分割多元接続方式の移動通
    信システムにおいて、基地局は前記隣接セル/セクタの
    情報に該隣接セル/セクタが同一セル別セクタであるか
    または別セルかを判別する情報を含ませて移動局に通知
    し、移動局は該情報を受信し、該情報から同一セル別セ
    クタであることを識別した場合には、同一セル別セクタ
    に対するソフトハンドオーバ開始判定処理を行い、別セ
    ルであることを識別した場合には、別セルに対するソフ
    トハンドオーバ開始判定処理を行うことを特徴とするC
    DMA移動通信システムにおけるソフトハンドオーバ制
    御方法。
  2. 【請求項2】 前記同一セル別セクタに対するソフトハ
    ンドオーバを別セルに対するソフトハンドオーバより開
    始しやすくなるようにソフトハンドオーバ開始判定処理
    を行うことを特徴とする請求項1記載のCDMA移動通
    信システムにおけるソフトハンドオーバ制御方法。
  3. 【請求項3】 基地局から移動局に通知する前記隣接セ
    ル/セクタの情報は各隣接セル/セクタで送信するとま
    り木チャネルに関する情報、および各とまり木チャネル
    が同一セル別セクタから送信されているかまたは別セル
    から送信されているかを識別できる情報を有し、移動局
    は該情報に基づき隣接セル/セクタのとまり木チャネル
    の受信レベルを逐次測定し、同一セル別セクタから送信
    されているとまり木チャネルの受信レベルの測定値が同
    一セル別セクタに対するソフトハンドオーバ開始判定条
    件を満足する場合には同一セル別セクタに対するソフト
    ハンドオーバを開始し、別セルから送信されているとま
    り木チャネルの受信レベルの測定値が別セルに対するソ
    フトハンドオーバ開始判定条件を満足する場合には別セ
    ルに対するソフトハンドオーバを開始するようにソフト
    ハンドオーバ開始判定処理を行うことを特徴とする請求
    項1記載のCDMA移動通信システムにおけるソフトハ
    ンドオーバ制御方法。
  4. 【請求項4】 前記同一セル別セクタに対するソフトハ
    ンドオーバ開始判定条件を、同一セル別セクタから送信
    されているとまり木チャネルの受信レベルの測定値が第
    1の所定値以上である場合に設定し、前記別セルに対す
    るソフトハンドオーバ開始判定条件を、別セルから送信
    されているとまり木チャネルの受信レベルの測定値が前
    記第1の所定値よりも大きい第2の所定値以上である場
    合に設定することを特徴とする請求項3記載のCDMA
    移動通信システムにおけるソフトハンドオーバ制御方
    法。
  5. 【請求項5】 在圏セクタから送信されるとまり木チャ
    ネルの移動局による受信レベル測定値を在圏セクタ受信
    レベル測定値とした場合、前記同一セル別セクタに対す
    るソフトハンドオーバ開始判定条件を、同一セル別セク
    タから送信されているとまり木チャネルの受信レベルの
    測定値を前記在圏セクタ受信レベル測定値から引いた値
    が第3の所定値以下である場合に設定し、前記別セルに
    対するソフトハンドオーバ開始判定条件を、別セルから
    送信されているとまり木チャネルの受信レベルの測定値
    を前記在圏セクタ受信レベル測定値から引いた値が前記
    第3の所定値よりも小さい第4の所定値以下である場合
    に設定することを特徴とする請求項3記載のCDMA移
    動通信システムにおけるソフトハンドオーバ制御方法。
  6. 【請求項6】 前記とまり木チャネルの受信レベルは、
    とまり木チャネルの希望波受信レベルと干渉波受信レベ
    ルとの比であるとまり木チャネルの受信SIRであるこ
    とを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載のC
    DMA移動通信システムにおけるソフトハンドオーバ制
    御方法。
  7. 【請求項7】 基地局は通信回線を設定している移動局
    に対して隣接セル/セクタの情報を通知し、移動局は該
    情報を受信し、隣接セル/セクタへのソフトハンドオー
    バ処理の開始判定を行う符号分割多元接続方式の移動通
    信システムにおいて、 基地局装置は、前記隣接セル/セクタの情報に該隣接セ
    ル/セクタが同一セル別セクタであるかまたは別セルか
    を判別する情報を含ませて移動局に送信する送信手段を
    有し、 移動局装置は、前記送信手段から送信された前記情報を
    受信する受信手段と、この受信した前記情報から同一セ
    ル別セクタであることを識別した場合には、同一セル別
    セクタに対するソフトハンドオーバ開始判定処理を行
    い、別セルであることを識別した場合には、別セルに対
    するソフトハンドオーバ開始判定処理を行うソフトハン
    ドオーバ開始判定手段とを有することを特徴とするCD
    MA移動通信システム。
  8. 【請求項8】 基地局は通信回線を設定している移動局
    に対して隣接セル/セクタの情報を通知し、移動局は該
    情報を受信し、隣接セル/セクタへのソフトハンドオー
    バ処理の開始判定を行う符号分割多元接続方式の移動通
    信システムにおいて、 基地局装置は、前記隣接セル/セクタの情報として、各
    隣接セル/セクタで送信するとまり木チャネルに関する
    情報および各とまり木チャネルが同一セル別セクタから
    送信されているかまたは別セルから送信されているかを
    識別できる情報を移動局に送信する送信手段を有し、 移動局装置は、前記送信手段から送信される前記情報を
    受信する受信手段と、この受信した前記情報に基づき隣
    接セル/セクタのとまり木チャネルの受信レベルを逐次
    測定する測定手段と、該測定手段で測定した同一セル別
    セクタから送信されているとまり木チャネルの受信レベ
    ルの測定値が同一セル別セクタに対するソフトハンドオ
    ーバ開始判定条件を満足する場合には同一セル別セクタ
    に対するソフトハンドオーバを開始し、別セルから送信
    されているとまり木チャネルの受信レベルの測定値が別
    セルに対するソフトハンドオーバ開始判定条件を満足す
    る場合には別セルに対するソフトハンドオーバを開始す
    るようにソフトハンドオーバ開始判定処理を行うソフト
    ハンドオーバ開始判定手段とを有することを特徴とする
    CDMA移動通信システム。
  9. 【請求項9】 前記同一セル別セクタに対するソフトハ
    ンドオーバ開始判定条件を、同一セル別セクタから送信
    されているとまり木チャネルの受信レベルの測定値が第
    1の所定値以上である場合に設定し、前記別セルに対す
    るソフトハンドオーバ開始判定条件を、別セルから送信
    されているとまり木チャネルの受信レベルの測定値が前
    記第1の所定値よりも大きい第2の所定値以上である場
    合に設定することを特徴とする請求項8記載のCDMA
    移動通信システム。
  10. 【請求項10】 在圏セクタから送信されるとまり木チ
    ャネルの移動局による受信レベル測定値を在圏セクタ受
    信レベル測定値とした場合、前記同一セル別セクタに対
    するソフトハンドオーバ開始判定条件を、同一セル別セ
    クタから送信されているとまり木チャネルの受信レベル
    の測定値を前記在圏セクタ受信レベル測定値から引いた
    値が第3の所定値以下である場合に設定し、前記別セル
    に対するソフトハンドオーバ開始判定条件を、別セルか
    ら送信されているとまり木チャネルの受信レベルの測定
    値を前記在圏セクタ受信レベル測定値から引いた値が前
    記第3の所定値よりも小さい第4の所定値以下である場
    合に設定することを特徴とする請求項8記載のCDMA
    移動通信システム。
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