JP3358787B2 - ガス漏洩検知装置、及びこれに用いられるガス漏洩検知方法 - Google Patents

ガス漏洩検知装置、及びこれに用いられるガス漏洩検知方法

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JP3358787B2
JP3358787B2 JP35148896A JP35148896A JP3358787B2 JP 3358787 B2 JP3358787 B2 JP 3358787B2 JP 35148896 A JP35148896 A JP 35148896A JP 35148896 A JP35148896 A JP 35148896A JP 3358787 B2 JP3358787 B2 JP 3358787B2
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雅二 安井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス漏洩を検知す
る方法及び装置に関し、特に、ガスの灯外内管からこの
灯外内管に導管を介して接続したガスメータに至る配管
生じたガスの漏洩を検出すると同時に、ガス漏れの警
報を発するガス漏洩検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のガス漏洩検知装置、及びこ
れに用いられるガス漏洩検知方法としては、例えば、図
4に示すようなものがある。
【0003】このようなガス漏洩検知装置9は、ガスの
灯外内管からこの灯外内管に導管2を介して接続した
スメータ4,…,4に至る、図示の如く灯外内管1(又
は導管2)に設置された装置9の下流側の配管に生じた
ガスの漏洩を検出する機能を有し、灯外内管1内のガス
圧を測定する内蔵圧力センサ3と、灯外内管1中又は導
管2中を流れるガスの流量を測定するフローセンサと、
フローセンサからの信号を変換して導管中のガス流量計
測する流量計測手段7とを有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のガス漏洩検知装置9、及びこれに用いられる
ガス漏洩検知方法では、流量計測手段7からの信号の相
関関係を推論して、導管2中にガス漏れが発生している
か否かを判定するため、十分な推論精度が得られるまで
は誤報を発する可能性が大きいという技術的課題があっ
た。
【0005】更に、ガスの漏洩状態の実測に基づいて実
行される判定に比べて十分な精度が得られるまでに多大
の時間と労力を要するという技術的課題もあった。
【0006】また、従来のガス漏洩検知装置9、及びこ
れに用いられるガス漏洩検知方法では、導管2内に漏洩
が発生していることが推論できたとしても、その漏洩の
範囲を限定することが難しいとという技術的課題があっ
た。
【0007】また、導管2を新設した際に、新設導管2
に敷設初期時の漏洩があるか否かのチェックを行う場合
には、この漏洩検査に関連する導管2と灯外内管とのバ
ルブを閉じて気密検査を実行する必要があるものの、こ
のような気密検査を実行できないような設備の場合に
は、このような敷設初期時の漏洩チェックを実行するこ
とが難しいという技術的課題もあった。なお、気密検査
を実行できないような設備とは、常時(24時間)ガス
が止まることのないガス設備、又は止めると支障の生じ
るようなガス設備を意味するものである。このようなガ
ス設備では、バルブ等を用いてガス流路を遮断すること
ができない。
【0008】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題としており、灯外内管中を流れるガスの
流量を測定して当該測定ガス流量に係る流量信号を生成
するフローセンサと、該フローセンサがガス流量を測定
している箇所よりも下流側の灯外内管中及び/又は導管
中の所定箇所に設けられた状態で導管内のガス圧を検出
して圧力信号を生成する圧力センサを複数有する導管圧
力検出手段と、流量信号を変換してガス流量に係る流量
情報を生成する流量計測手段と、互いに隣り合う前記圧
力センサの各々が生成する圧力信号に基づいて、このと
きの隣接圧力センサ間におけるガスの差圧を算出してこ
のときの算出された差圧に係る差圧情報を生成する差圧
演算手段と、圧力センサ間を流れるガス流量と差圧との
ガス漏洩がない場合の相関関係及び流量情報と差圧情報
との相関関係を求めると共に、これらの相関関係を比較
してこのときの圧力センサ間にガス漏れが発生している
か否かを判定してこのときの判定結果に係る判定情報を
生成する漏洩判定手段とを設けることに依り、ガスの漏
洩状態が十分な精度で実測でき、更にこの実測と同時
に、その漏洩範囲をリアルタイムで特定することができ
るようになり、その結果、装置の設定当初から十分な判
定精度が短時間に且つ簡便に得られるガス漏洩検知装
置、及びこれに用いられるガス漏洩検知方法を提供する
ことを課題としている。
【0009】更に、導管を新設した際の気密検査による
敷設初期時の漏洩チェックに加えて、連続流量状況下で
ガスの漏洩状態が十分な精度で実測できることに依り、
新設導管に対して敷設初期時の漏洩チェックが難しいよ
うな設備環境下においても、漏洩判定が実行できるガス
漏洩検知装置、及びこれに用いられるガス漏洩検知方法
を提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、灯外内管中を流れるガスの流量を測定して当該測定
ガス流量に係る流量信号14aを生成するフローセンサ
14と、該フローセンサがガス流量を測定している箇所
よりも下流側の所定箇所に設けられた状態でガス圧を検
出して圧力信号P1,…,Pnを生成する圧力センサ1
21,…,12nを複数有する圧力検出手段12と、
記流量信号14aを変換してガス流量に係る流量情報1
6aを生成する流量計測手段16と、互いに隣り合う前
記圧力センサ121,…,12nの各々が生成する前
力信号P1,…,Pnに基づいて、当該隣接圧力セン
サ121,…,12n間におけるガスの差圧を算出して
当該算出された差圧に係る差圧情報ΔP1,…,ΔPn
を生成する差圧演算手段18と、前記圧力センサ12
1,…,12n間を流れるガス流量と差圧とのガス漏洩
がない場合の相関関係及び前記流量情報16aと前記差
圧情報ΔP1,…,ΔPnとの相関関係を求めると共
に、これらの相関関係を比較して当該圧力センサ12
1,…,12n間にガス漏れが発生しているか否かを判
定して当該判定結果に係る判定情報20aを生成する漏
洩判定手段20とを有する、ことを特徴とするガス漏洩
検知装置10である。
【0011】請求項1に記載の発明に依れば、流量計測
手段16、差圧演算手段18、及び漏洩判定手段20を
設けることに依り、ガスの漏洩状態が十分な精度で実測
できるようになり、更に高度な漏洩検知機能を簡便に実
現できるようになる。
【0012】更に、差圧演算手段18及び圧力検出手段
12を設けることに依り、この実測と同時に、その漏洩
範囲をリアルタイムで特定することができるようにな
り、その結果、装置の設定当初から十分な判定精度が短
時間に且つ簡便に得られるようになり、更に高度な漏洩
検知機能を簡便に実現できるようになる。
【0013】更に、フローセンサ14、流量計測手段1
6、及び漏洩判定手段20を設けることに依り、気密検
査による敷設初期時の漏洩チェックに加えて、連続流量
状況下でガスの漏洩状態が十分な精度で実測できること
に依り、敷設初期時の漏洩チェックが難しいような設備
環境下においても、簡便に漏洩判定が実行できるように
なり、更に高度な漏洩検知機能を簡便に実現できるよう
になる。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のガス漏洩検知装置10において、前記フローセンサが
ガス流量を測定しているガスの灯外内管に設けられ、当
該灯外内管内のガス圧を測定して当該測定されたガス圧
に係る内蔵圧力信号13aを生成する内蔵圧力センサ1
3を有し、前記差圧演算手段18は、互いに隣り合う前
記圧力センサ121,…,12nの各々が生成する前
力信号P1,…,Pn及び内蔵圧力センサ13が生成
する前記内蔵圧力信号13aに基づいて、当該隣接圧力
センサ121,…,12n間及び当該内蔵圧力センサ1
3と当該圧力センサ121,…,12n間におけるガス
の差圧を算出して当該算出された差圧に係る前記差圧情
報ΔP1,…,ΔPnを生成するように構成されてい
る、ことを特徴とするガス漏洩検知装置10である。
【0015】請求項2に記載の発明に依れば、請求項1
に記載の効果に加えて、このような差圧演算手段18を
設けることに依り、ガスの漏洩状態が十分な精度で実測
できるようになり、更に高度な漏洩検知機能を簡便に実
現できるようになる。
【0016】更に、導管圧力検出手段12に加えて内蔵
圧力センサ13を設けることに依り、この実測と同時
に、その漏洩範囲をリアルタイムで特定することができ
るようになり、その結果、装置の設定当初から十分な判
定精度が短時間に且つ簡便に得られるようになり、更に
高度な漏洩検知機能を簡便に実現できるようになる。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載のガス漏洩検知装置10において、記流量情報
16a又は前記差圧情報ΔP1,…,ΔPnの少なくと
も何れかの収集を促すと共に、当該収集された流量情報
16a又は前記差圧情報ΔP1,…,ΔPnを用いて
記フローセンサがガス流量を測定している箇所よりも下
流側におけるリークテストを実行する気密検査手段22
を有する、ことを特徴とするガス漏洩検知装置10であ
る。
【0018】請求項3に記載の発明に依れば、請求項1
又は2に記載の効果に加えて、このような気密検査手段
22を設けることに依り、気密検査による敷設初期時の
漏洩チェックに加えて、連続流量状況下でガスの漏洩状
態が十分な精度で実測できることに依り、敷設初期時の
漏洩チェックが難しいような設備環境下においても、簡
便に漏洩判定が実行できるようになり、更に高度な漏洩
検知機能を簡便に実現できるようになる。則ち、ガスが
止まらないため従来のような気密検査が実施できないよ
うなガス設備やガス設備の設置前から微少漏洩が既に発
生している様なガス設備においても、ガス管の腐食等の
進行に起因してガスの微少漏洩量が増加していくような
場合に、微少漏洩を検知できる。なお、気密検査を実行
できないような装置環境とは、常時(24時間)ガスが
止まることのないガス装置環境、又は止めると支障の生
じるようなガス装置環境を意味するものである。このよ
うなガス装置環境では、バルブ等を用いてガス流路を遮
断することができない。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか一項に記載のガス漏洩検知装置10におい
て、前記判定情報20aは、ガス漏洩が発生している導
管32の区間を指摘するための位置情報を有する、こと
を特徴とするガス漏洩検知装置10である。
【0020】請求項4に記載の発明に依れば、請求項1
乃至3のいずれか一項に記載の効果に加えて、このよう
な判定情報20aを生成する漏洩判定手段20を設ける
ことに依り、実測と同時に、その漏洩範囲をリアルタイ
ムで特定することができるようになり、その結果、装置
の設定当初から十分な判定精度が短時間に且つ簡便に得
られるようになり、更に高度な漏洩検知機能を簡便に実
現できるようになる。
【0021】その結果、ガスの漏洩状態が十分な精度で
実測して漏洩が発生した範囲を管理者に迅速且つ正確に
伝達できるようになり、更に高度な漏洩検知機能を簡便
に実現できるようになる。
【0022】請求項5に記載の発明は、灯外内管中を流
れるガスの流量を測定して流量情報16aを生成するガ
ス流量測定工程と、ガス流量を測定している箇所よりも
下流側の複数の所定区間においてガス圧を検出して圧力
信号P1,…,Pnを生成する圧力検出工程と、記圧
力信号P1,…,Pnに基づいて、前記所定区間におけ
るガスの差圧を算出して差圧情報ΔP1,…,ΔPnを
生成する差圧演算工程と、前記所定区間を流れるガス流
量と差圧とのガス漏洩がない場合の相関関係及び前記流
量情報16aと前記差圧情報ΔP1,…,ΔPnとの相
関関係を求める相関定義工程と、前記相関関係を比較し
て当該所定区間にガス漏れが発生しているか否かを判定
て判定情報20aを生成する漏洩判定工程とを有す
る、ことを特徴とするガス漏洩検知方法である。
【0023】請求項5に記載の発明に依れば、請求項1
乃至4のいずれか一項に記載の効果に加えて、ガス流量
測定工程、差圧演算工程、及び漏洩判定工程を設けるこ
とに依り、ガスの漏洩状態が十分な精度で実測できるよ
うになり、更に高度な漏洩検知機能を簡便に実現できる
ようになる。
【0024】更に、差圧演算工程及び導管圧力検出工程
を設けることに依り、この実測と同時に、その漏洩範囲
をリアルタイムで特定することができるようになり、そ
の結果、装置の設定当初から十分な判定精度が短時間に
且つ簡便に得られるようになり、更に高度な漏洩検知機
能を簡便に実現できるようになる。
【0025】更に、流量計測工程及び漏洩判定工程を設
けることに依り、気密検査による敷設初期時の漏洩チェ
ックに加えて、連続流量状況下でガスの漏洩状態が十分
な精度で実測できることに依り、敷設初期時の漏洩チェ
ックが難しいような設備環境下においても、簡便に漏洩
判定が実行できるようになり、更に高度な漏洩検知機能
を簡便に実現できるようになる。則ち、流量計測工程及
び漏洩判定工程を設けることに依り、ガスが止まらない
ため従来のような気密検査が実施できないようなガス設
備やガス設備の設置前から微少漏洩が既に発生している
様なガス設備においても、ガス管の腐食等の進行に起因
してガスの微少漏洩量が増加していくような場合に、微
少漏洩を検知できるようになる。
【0026】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のガス漏洩検知方法において、ガスの流量が測定されて
いる灯外内管内のガス圧を測定して前記内蔵圧力信号1
3aを生成する内蔵圧力検出工程と、前記圧力信号P
1,…,Pnに加えて前記内蔵圧力信号13aに基づい
て、前記所定区間におけるガスの差圧を算出して当該算
出された差圧に係る前記差圧情報ΔP1,…,ΔPnを
生成する差圧演算工程とを有する、ことを特徴とするガ
ス漏洩検知方法である。
【0027】請求項6に記載の発明に依れば、請求項5
に記載の効果に加えて、このような差圧演算工程を設け
ることに依り、ガスの漏洩状態が十分な精度で実測でき
るようになり、更に高度な漏洩検知機能を簡便に実現で
きるようになる。
【0028】更に、圧力検出工程に加えて内蔵圧力検出
工程を設けることに依り、この実測と同時に、その漏洩
範囲をリアルタイムで特定することができるようにな
り、その結果、装置の設定当初から十分な判定精度が短
時間に且つ簡便に得られるようになり、更に高度な漏洩
検知機能を簡便に実現できるようになる。
【0029】請求項7に記載の発明は、請求項5又は6
に記載のガス漏洩検知方法において、前記流量情報16
a又は前記差圧情報ΔP1,…,ΔPnの少なくとも何
れかの収集を促すと共に、当該収集された流量情報16
a又は前記差圧情報ΔP1,…,ΔPnを用いて前記フ
ローセンサがガス流量を測定している箇所よりも下流側
におけるリークテストを実行する気密検査工程を有す
る、ことを特徴とするガス漏洩検知方法である。
【0030】請求項7に記載の発明に依れば、請求項5
又は6に記載の効果に加えて、気密検査工程を設けるこ
とに依り、気密検査による敷設初期時の漏洩チェックに
加えて、連続流量状況下でガスの漏洩状態が十分な精度
で実測できることに依り、敷設初期時の漏洩チェックが
難しいような設備環境下においても、簡便に漏洩判定が
実行できるようになり、更に高度な漏洩検知機能を簡便
に実現できるようになる。則ち、気密検査工程を設ける
ことに依り、ガスが止まらないため従来のような気密検
査が実施できないようなガス設備やガス設備の設置前か
ら微少漏洩が既に発生している様なガス設備において
も、ガス管の腐食等の進行に起因してガスの微少漏洩量
が増加していくような場合に、微少漏洩を検知できるよ
うになる。
【0031】請求項8に記載の発明は、請求項5乃至7
のいずれか一項に記載のガス漏洩検知方法において、前
記判定情報20aに基づいて、ガス漏洩が発生している
導管32の区間を指摘するための位置情報を表示する漏
洩表示工程を有する、ことを特徴とするガス漏洩検知方
法である。
【0032】請求項8に記載の発明に依れば、請求項5
乃至7のいずれか一項に記載の効果に加えて、判定情報
20aを生成する漏洩表示工程を設けることに依り、実
測と同時に、その漏洩範囲をリアルタイムで特定するこ
とができるようになり、その結果、装置の設定当初から
十分な判定精度が短時間に且つ簡便に得られるようにな
り、更に高度な漏洩検知機能を簡便に実現できるように
なる。
【0033】その結果、ガスの漏洩状態が十分な精度で
実測して漏洩が発生した範囲を管理者に迅速且つ正確に
伝達できるようになり、更に高度な漏洩検知機能を簡便
に実現できるようになる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき実施形態を説
明する。
【0035】図1は、本発明のガス漏洩検知装置10の
一実施形態を説明するための機能ブロック図である。図
2は、図1のガス漏洩検知装置10の配設形態を説明す
るための図である。
【0036】本ガス漏洩検知装置10は、道路に埋設さ
れた都市ガスの灯外内管と集合住宅に設けられたガスメ
ータ34,…,34とを接続する導管32に生じた都市
ガスの漏洩(所謂、ガス漏れ)を検出すると同時に、こ
のガス漏れに対する警報(ガス漏れ警報)を発する機能
を有し、図1に示すように、導管圧力検出手段12と内
蔵圧力センサ13とフローセンサ14と流量計測手段1
6と差圧演算手段18と漏洩判定手段20と気密検査手
段22とを有する。
【0037】導管圧力検出手段12は、図1又は図2に
示すように、複数の圧力センサ121,…,12nから
構成されている。これらの圧力センサ121,…,12
n(具体的には、図2中では、第1圧力センサ121と
第2圧力センサ122の2つの圧力センサ)の各々は、
導管32中の所定箇所に設けられた状態で、導管32内
のガス圧を検出して導管圧力信号P1,…,Pn(単位
は[atm])を生成する機能を有し、ガス漏洩検知装
置10内部に設けられた状態で、その各々が差圧演算手
段18に接続されている。
【0038】このような導管圧力検出手段12は、セン
サインタフェース、増幅回路、A/D変換回路等を中心
にして構成されている電子回路によって実現することが
望ましい。
【0039】また圧力センサ121,…,12nは、差
圧式流量センサやホットワイヤー式流量センサ等の流量
検出手段を中心にして実現することが望ましい。
【0040】具体的には、図2に示すように、第1圧力
センサ121は、ガス漏洩検知装置10と集合住宅間の
灯外内管の途中に設けられている。また、第2圧力セン
サ122は、灯外内管と導管32との接続箇所の近傍の
導管32側に設けられている。
【0041】フローセンサ14は、灯外内管中を流れる
都市ガスの流量を測定してこのときの測定ガス流量に係
る流量信号14a(単位は[立方メートル/秒])を生
成する機能を有する流量検出手段であり、ガス漏洩検知
装置10内部に設けられた状態で、流量計測手段16に
接続されている。
【0042】具体的には、差圧式流量センサやホットワ
イヤー式流量センサ等の流量検出手段を中心にして実現
することが望ましい。
【0043】流量計測手段16は、フローセンサ14か
らの流量信号14aを変換(具体的には、リニアライズ
処理とA/D変換処理を実行)して導管32中のガス流
量に係る流量情報16aを生成する機能を有し、ガス漏
洩検知装置10内部に設けられた状態で、フローセンサ
14と漏洩判定手段20とに接続されている。
【0044】具体的には、リニアライザ、増幅回路、A
/D変換回路等を中心にして構成されている電子回路に
よって実現することが望ましい。
【0045】このような流量計測工程を設けることに依
り、導管32を新設した際の気密検査による敷設初期時
の漏洩チェックに加えて、連続流量状況下で都市ガスの
漏洩状態が十分な精度で実測できることに依り、新設導
管32に対して敷設初期時の漏洩チェックが難しいよう
な設備環境下においても、簡便に漏洩判定が実行できる
ようになり、更に高度な漏洩検知機能を簡便に実現でき
るようになる。則ち、ガスが止まらないため従来のよう
な気密検査が実施できないようなガス設備やガス設備の
設置前から微少漏洩が既に発生している様なガス設備に
おいても、ガス管の腐食等の進行に起因してガスの微少
漏洩量が増加していくような場合に、微少漏洩を検知で
きるようになる。
【0046】差圧演算手段18は、互いに隣り合う圧力
センサ121,…,12nの各々が生成する導管圧力信
号P1,…,Pnに基づいて、このときの隣接圧力セン
サ121,…,12n間における都市ガスの差圧を算出
してこのときの算出された差圧に係る差圧情報ΔP1,
…,ΔPn(単位は[atm])を生成する機能を有
し、ガス漏洩検知装置10内部に設けられた状態で、導
管圧力検出手段12と内蔵圧力センサ13と漏洩判定手
段20とに接続されている。
【0047】このような差圧演算手段18は、CPU、
ペリフェラルインタフェース等を中心にして構成されて
いるディジタル演算手段(マイクロコンピュータ)によ
って実現することが望ましい。
【0048】具体的には、内蔵圧力センサ13が生成す
る内蔵圧力信号13aと第1圧力センサ121が生成す
る導管圧力信号P1とに基づいて、内蔵圧力センサ13
−第1圧力センサ121間における都市ガスの差圧(則
ち、内蔵圧力信号13a−導管圧力信号P1)を算出し
てこのときの算出された差圧を用いて差圧情報ΔP1を
生成する。
【0049】同様の主旨で、第1圧力センサ121が生
成する導管圧力信号P1と第2圧力センサ122が生成
する導管圧力信号P2とに基づいて、第1圧力センサ1
21−第2圧力センサ122間における都市ガスの差圧
(則ち、[導管圧力信号P1]−[導管圧力信号P
2])を算出してこのときの算出された差圧を用いて差
圧情報ΔP2を生成する。
【0050】このような差圧演算手段18を設けること
に依り、都市ガスの漏洩状態が十分な精度で実測できる
ようになり、更に高度な漏洩検知機能を簡便に実現でき
るようになる。
【0051】更に、導管圧力検出手段12に加えて内蔵
圧力センサ13を設けることに依り、この実測と同時
に、その漏洩範囲をリアルタイムで特定することができ
るようになり、その結果、装置の設定当初から十分な判
定精度が短時間に且つ簡便に得られるようになり、更に
高度な漏洩検知機能を簡便に実現できるようになる。
【0052】漏洩判定手段20は、圧力センサ121,
…,12n間を流れるガス流量と差圧とのガス漏洩がな
い場合の相関関係及び流量情報16aと差圧情報ΔP
1,…,ΔPnとの相関関係を求めると同時に、これら
の相関関係を比較してこのときの圧力センサ121,
…,12n間にガス漏れが発生しているか否かを判定し
てこのときの判定結果に係る判定情報20aを生成する
機能を有し、ガス漏洩検知装置10内部に設けられた状
態で、流量計測手段16と差圧演算手段18とに接続さ
れている。
【0053】このような漏洩判定手段20は、CPU、
ペリフェラルインタフェース等を中心にして構成されて
いるディジタル演算手段(マイクロコンピュータ)によ
って実現することが望ましい。
【0054】具体的には、漏洩判定手段20は、内蔵圧
力センサ13−第1圧力センサ121間を流れるガス流
量と差圧とのガス漏洩がない場合の相関関係を予め求め
ておくと同時に、流量情報16aと前述の差圧情報ΔP
1との相関関係を求める。更に、これらの2つの相関関
係を比較して、内蔵圧力センサ13−第1圧力センサ1
21間にガス漏れが発生しているか否かを判定して、こ
のときの判定結果としての判定情報20aを生成する。
【0055】同様の主旨で、第1圧力センサ121−第
2圧力センサ122間を流れるガス流量と差圧とのガス
漏洩がない場合の相関関係を予め求めておくと同時に、
流量情報16aと前述の差圧情報ΔP2との相関関係を
求める。更に、これらの2つの相関関係を比較して、第
1圧力センサ121−第2圧力センサ122間にガス漏
れが発生しているか否かを判定して、このときの判定結
果としての判定情報20aを生成する。
【0056】また判定情報20aは、ガス漏洩が発生し
ている導管32の区間を指摘するための位置情報を有す
る。具体的には、図2に示すように、ガス漏洩が発生し
ている導管32の区間として、内蔵圧力センサ13−第
1圧力センサ121間、第1圧力センサ121−第2圧
力センサ122間を位置情報として特定できる。
【0057】第(i−1)圧力センサ12(i−1)−
第i圧力センサ12i(1≦i≦n)間にガス漏れが発
生している場合、正常時と同一流量のガス流量(単位は
[立方メートル/秒])を導管33に与えた場合であっ
ても、第(i−1)圧力センサ12(i−1)−第i圧
力センサ12i間でガス漏れが発生していることに起因
して、ガス漏れ時の差圧情報ΔPiが正常時の差圧情報
ΔPiに比べて小さくなる。
【0058】更に、第(i−1)圧力センサ12(i−
1)−第i圧力センサ12i間でのガス漏れの影響は第
(i−2)圧力センサ12(i−2)−第(i−1)圧
力センサ12(i−1)間、第(i−3)圧力センサ1
2(i−3)−第(i−2)圧力センサ12(i−2)
間、…にも現れて、ガス漏れ時の差圧情報ΔPi−1、
差圧情報ΔPi−2、差圧情報ΔPi−3、…が正常時
の差圧情報ΔPi−1、差圧情報ΔPi−2、差圧情報
ΔPi−3、…に比べて小さくなる。
【0059】更に、ガス漏れ時の差圧情報の変化は、差
圧情報ΔPiの変化>差圧情報ΔPi−1の変化>差圧
情報ΔPi−2の変化>差圧情報ΔPi−3の変化>…
といったように、ガス漏れ箇所から遠ざかる(則ち、上
流へ遠ざかる)ほど小さくなる。
【0060】同様の主旨で、第(i−1)圧力センサ1
2(i−1)−第i圧力センサ12i間でのガス漏れの
影響は第(i+1)圧力センサ12(i+1)−第i圧
力センサ12i間、第(i+2)圧力センサ12(i+
2)−第(i+1)圧力センサ12(i+1)間、…に
も現れて、ガス漏れ時の差圧情報ΔPi+1、差圧情報
ΔPi+2、差圧情報ΔPi+3、…が正常時の差圧情
報ΔPi+1、差圧情報ΔPi+2、差圧情報ΔPi+
3、…に比べて小さくなる。
【0061】更に、ガス漏れ時の差圧情報の変化は、差
圧情報ΔPiの変化>差圧情報ΔPi+1の変化>差圧
情報ΔPi+2の変化>差圧情報ΔPi+2の変化>…
といったように、ガス漏れ箇所から遠ざかる(則ち、下
流へ遠ざかる)ほど小さくなる。
【0062】このような差圧情報の変化を比較すること
に依り、ガス漏れが発生している区間を判定できるよう
になる。
【0063】例えば、第1圧力センサ121−第2圧力
センサ122間にガス漏れが発生している場合、正常時
と同一流量のガス流量(単位は[立方メートル/秒])
を導管33に与えた場合であっても、第1圧力センサ1
21−第2圧力センサ122間でガス漏れが発生してい
ることに起因して、ガス漏れ時の差圧情報ΔP2が正常
時の差圧情報ΔP2に比べて小さくなる。
【0064】更に、第1圧力センサ121−第2圧力セ
ンサ122間でのガス漏れの影響は内蔵圧力センサ13
−第1圧力センサ121間にも現れて、ガス漏れ時の差
圧情報ΔP1が正常時の差圧情報ΔP1に比べて小さく
なる。
【0065】更に、ガス漏れ時の差圧情報ΔP2の変化
は、ガス漏れ時の差圧情報ΔP1の変化に比べて大きい
ため、ガス漏れが発生している区間が第1圧力センサ1
21−第2圧力センサ122間であると判定できる。
【0066】このような判定情報20aを生成する漏洩
判定手段20を設けることに依り、実測と同時に、その
漏洩範囲をリアルタイムで特定することができるように
なり、その結果、装置の設定当初から十分な判定精度が
短時間に且つ簡便に得られるようになり、更に高度な漏
洩検知機能を簡便に実現できるようになる。
【0067】その結果、都市ガスの漏洩状態が十分な精
度で実測して漏洩が発生した範囲を管理者に迅速且つ正
確に伝達できるようになり、更に高度な漏洩検知機能を
簡便に実現できるようになる。
【0068】気密検査手段22は、導管32中を流れる
ガスにかかる流量情報16a又は差圧情報ΔP1,…,
ΔPnの少なくとも何れかの収集を促すと同時に、この
ときの収集された流量情報16a又は差圧情報ΔP1,
…,ΔPnを用いてこのときの導管32におけるリーク
テストを実行する機能を有し、ガス漏洩検知装置10内
部に設けられた状態で、導管圧力検出手段12とフロー
センサ14とに接続されている。なお、気密検査手段2
2は、導管32中の所定箇所に設けられたバルブ30を
バルブ開閉信号22aを用いて開閉制御してこのときの
導管32を気密状態に導くことも可能である。
【0069】具体的には、気密検査手段22は、流量情
報16a又は差圧情報ΔP1,ΔP2の少なくとも何れ
かの収集を促す。更に、この収集された流量情報16a
又は差圧情報ΔP1,ΔP2を用いて、このときの導管
32におけるリークテスト(則ち、漏洩検査)を実行す
る。
【0070】このような気密検査手段22を設けること
に依り、導管32を新設した際の気密検査による敷設初
期時の漏洩チェックに加えて、連続流量状況下で都市ガ
スの漏洩状態が十分な精度で実測できることに依り、新
設導管32に対して敷設初期時の漏洩チェックが難しい
ような設備環境下においても、簡便に漏洩判定が実行で
きるようになり、更に高度な漏洩検知機能を簡便に実現
できるようになる。則ち、ガスが止まらないため従来の
ような気密検査が実施できないようなガス設備やガス設
備の設置前から微少漏洩が既に発生している様なガス設
備においても、ガス管の腐食等の進行に起因してガスの
微少漏洩量が増加していくような場合に、微少漏洩を検
知できるようになる。
【0071】以上説明したように、本実施形態のガス漏
洩検知装置10に依れば、流量計測手段16、差圧演算
手段18、及び漏洩判定手段20を設けることに依り、
都市ガスの漏洩状態が十分な精度で実測できるようにな
り、更に高度な漏洩検知機能を簡便に実現できるように
なる。
【0072】更に、差圧演算手段18及び導管圧力検出
手段12を設けることに依り、この実測と同時に、その
漏洩範囲をリアルタイムで特定することができるように
なり、その結果、装置の設定当初から十分な判定精度が
短時間に且つ簡便に得られるようになり、更に高度な漏
洩検知機能を簡便に実現できるようになる。
【0073】更に、フローセンサ14、流量計測手段1
6、及び漏洩判定手段20を設けることに依り、導管3
2を新設した際の気密検査による敷設初期時の漏洩チェ
ックに加えて、連続流量状況下で都市ガスの漏洩状態が
十分な精度で実測できることに依り、新設導管32に対
して敷設初期時の漏洩チェックが難しいような設備環境
下においても、簡便に漏洩判定が実行できるようにな
り、更に高度な漏洩検知機能を簡便に実現できるように
なる。
【0074】次に、図面に基づき、本実施形態のガス漏
洩検知装置10に用いられるガス漏洩検知方法を説明す
る。
【0075】本ガス漏洩検知方法は、道路に埋設された
都市ガスの灯外内管と集合住宅に設けられたガスメータ
34,…,34とを接続する導管32に生じた都市ガス
の漏洩(所謂、ガス漏れ)を検出すると同時に、このガ
ス漏れに対する警報(ガス漏れ警報)を発する機能を有
し、図1に示すように、気密検査工程と相関定義工程と
導管圧力検出工程と内蔵圧力検出工程とガス流量測定工
程と差圧演算工程と漏洩判定工程と漏洩表示工程とを有
する。
【0076】図3は、図1のガス漏洩検知装置10に用
いられるガス漏洩検知方法を説明するためのフローチャ
ートである。
【0077】本ガス漏洩検知方法が開始されると、気密
検査を実行できるような装置環境である場合、先ず、気
密検査工程が実行される(ステップS1)。
【0078】気密検査工程は、流量情報16a又は差圧
情報ΔP1,…,ΔPnの少なくとも何れかの収集を促
すと同時に、このときの収集された流量情報16a又は
差圧情報ΔP1,…,ΔPnを用いてこのときの導管3
2におけるリークテストを実行する工程である。
【0079】このような気密検査工程を設けることに依
り、導管32を新設した際の気密検査による敷設初期時
の漏洩チェックに加えて、連続流量状況下で都市ガスの
漏洩状態が十分な精度で実測できることに依り、新設導
管32に対して敷設初期時の漏洩チェックが難しいよう
な設備環境下においても、簡便に漏洩判定が実行できる
ようになり、更に高度な漏洩検知機能を簡便に実現でき
るようになる。則ち、本実施形態における気密検査(気
密検査工程)は、ガスが止まらないため従来のような気
密検査が実施できないようなガス設備やガス設備の設置
前から微少漏洩が既に発生している様なガス設備におい
ても、ガス管の腐食等の進行に起因してガスの微少漏洩
量が増加していくような場合に、微少漏洩を検知でき
る。なお、気密検査を実行できないような装置環境と
は、常時(24時間)ガスが止まることのないガス装置
環境、又は止めると支障の生じるようなガス装置環境を
意味するものである。このようなガス装置環境では、バ
ルブ等を用いてガス流路を遮断することができない。
【0080】なお、気密検査を実行できないような装置
環境である場合には、気密検査工程は省略されて次のス
テップ(ステップS2)へジャンプする。
【0081】気密検査工程に続いて、相関定義工程(ス
テップS2)が実行される。
【0082】相関定義工程は、所定区間を流れるガス流
量と差圧とのガス漏洩がない場合の相関関係及び流量情
報16aと差圧情報ΔP1,…,ΔPnとの相関関係を
求める工程である。
【0083】導管圧力検出工程は、導管32中の複数の
所定区間において導管32内のガス圧を検出して導管圧
力信号P1,…,Pnを生成する工程である。
【0084】更に本導管圧力検出工程は、灯外内管内の
ガス圧を測定して内蔵圧力信号13aを生成する内蔵圧
力検出工程を含んでいる。
【0085】このような導管圧力検出工程を設けること
に依り、この実測と同時に、その漏洩範囲をリアルタイ
ムで特定することができるようになり、その結果、装置
の設定当初から十分な判定精度が短時間に且つ簡便に得
られるようになり、更に高度な漏洩検知機能を簡便に実
現できるようになる。
【0086】相関定義工程に続くステップS4以降の工
程(ステップS4〜ステップS13)は、所定時(ステ
ップS3のYes)間毎に実行される。
【0087】前述の所定時間tが経過した際に、ガス流
量測定工程(ステップS4)が実行される。
【0088】ガス流量測定工程は、灯外内管中又は導管
32中を流れる都市ガスの流量を測定して流量情報16
aを生成する工程である。
【0089】ガス流量測定工程は、灯外内管中又は導管
32中を流れる都市ガスの流量(ステップS5中のQ)
が発生するまで(則ち、Q>0)、検出を続ける(ステ
ップS5のNo→ステップS4)。
【0090】都市ガスの流量Qが検出されると(ステッ
プS5のYes)、ガス流量測定工程に続いて、差圧演
算工程が実行される(ステップS6)。
【0091】差圧演算工程は、導管圧力信号P1,…,
Pnに加えて内蔵圧力信号13aに基づいて、所定区間
における都市ガスの差圧を算出してこのときの算出され
た差圧に係る差圧情報ΔP1,…,ΔPnを生成する工
程である。
【0092】このような差圧演算工程を設けることに依
り、都市ガスの漏洩状態が十分な精度で実測できるよう
になり、更に高度な漏洩検知機能を簡便に実現できるよ
うになる。
【0093】更に、導管圧力検出工程に加えて内蔵圧力
検出工程を設けることに依り、この実測と同時に、その
漏洩範囲をリアルタイムで特定することができるように
なり、その結果、装置の設定当初から十分な判定精度が
短時間に且つ簡便に得られるようになり、更に高度な漏
洩検知機能を簡便に実現できるようになる。
【0094】差圧演算工程に続いて漏洩判定工程が実行
される(ステップS7〜ステップS13)。
【0095】漏洩判定工程は、相関関係を比較してこの
ときの所定区間にガス漏れが発生しているか否かを判定
して判定情報20aを生成する工程である。
【0096】具体的には、前述したように、内蔵圧力セ
ンサ13−第1圧力センサ121間を流れるガス流量と
差圧とのガス漏洩がない場合の相関関係と流量情報16
aと前述の差圧情報ΔP1との相関関係と比較して(ス
テップS7)、内蔵圧力センサ13−第1圧力センサ1
21間にガス漏れが発生しているか否かを判定する(ス
テップS7のYes→ステップS8)。誤報を避けるた
めに、この判定においてガス漏れが検出されたと所定回
数判定された場合(ステップS8のYes)のみ、判定
結果としての判定情報20aを生成する(ステップS
9)。
【0097】同様の主旨で、第1圧力センサ121−第
2圧力センサ122間を流れるガス流量と差圧とのガス
漏洩がない場合の相関関係と流量情報16aと前述の差
圧情報ΔP2との相関関係と比較して(ステップS10
のNO)、第1圧力センサ121−第2圧力センサ12
2間にガス漏れが発生しているか否かを判定する(ステ
ップS10のYes→ステップS11)。誤報を避ける
ために、この判定においてガス漏れが検出されたと所定
回数判定された場合(ステップS11のYes)のみ、
判定結果としての判定情報20aを生成する(ステップ
S9)。
【0098】図2には示さなかったが第3圧力センサ1
23が第2圧力センサ122の下流側に設けられている
場合、同様の主旨で、第2圧力センサ122−第3圧力
センサ123間を流れるガス流量と差圧とのガス漏洩が
ない場合の相関関係と流量情報16aと前述の差圧情報
ΔP3との相関関係と比較して(ステップS10のNo
→ステップS12)、第2圧力センサ122−第3圧力
センサ123間にガス漏れが発生しているか否かを判定
する(ステップS12のYes→ステップS13)。誤
報を避けるために、この判定においてガス漏れが検出さ
れたと所定回数判定された場合(ステップS13のYe
s)のみ、判定結果としての判定情報20aを生成する
(ステップS9)。
【0099】このような漏洩判定工程工程を設けること
に依り、都市ガスの漏洩状態が十分な精度で実測できる
ようになり、更に高度な漏洩検知機能を簡便に実現でき
るようになる。
【0100】更に、導管32を新設した際の気密検査に
よる敷設初期時の漏洩チェックに加えて、連続流量状況
下で都市ガスの漏洩状態が十分な精度で実測できること
に依り、新設導管32に対して敷設初期時の漏洩チェッ
クが難しいような設備環境下においても、簡便に漏洩判
定が実行できるようになり、更に高度な漏洩検知機能を
簡便に実現できるようになる。則ち、ガスが止まらない
ため従来のような気密検査が実施できないようなガス設
備やガス設備の設置前から微少漏洩が既に発生している
様なガス設備においても、ガス管の腐食等の進行に起因
してガスの微少漏洩量が増加していくような場合に、微
少漏洩を検知できるようになる。
【0101】漏洩判定工程に続く漏洩表示工程(ステッ
プS9)は、判定情報20aに基づいて、ガス漏洩が発
生している導管32の区間を指摘するための位置情報を
表示する工程である。
【0102】則ち、判定情報20aを生成する漏洩表示
工程を設けることに依り、実測と同時に、その漏洩範囲
をリアルタイムで特定することができるようになり、そ
の結果、装置の設定当初から十分な判定精度が短時間に
且つ簡便に得られるようになり、更に高度な漏洩検知機
能を簡便に実現できるようになる。
【0103】その結果、都市ガスの漏洩状態が十分な精
度で実測して漏洩が発生した範囲を管理者に迅速且つ正
確に伝達できるようになり、更に高度な漏洩検知機能を
簡便に実現できるようになる。
【0104】以上説明したように、本ガス漏洩検知方法
に依り、漏洩範囲の実測と同時に、その漏洩範囲をリア
ルタイムで特定することができるようになり、その結
果、装置の設定当初から十分な判定精度が短時間に且つ
簡便に得られるようになり、更に高度な漏洩検知機能を
簡便に実現できるようになる。
【0105】更に、導管32を新設した際の気密検査に
よる敷設初期時の漏洩チェックに加えて、連続流量状況
下で都市ガスの漏洩状態が十分な精度で実測できること
に依り、新設導管32に対して敷設初期時の漏洩チェッ
クが難しいような設備環境下においても、簡便に漏洩判
定が実行できるようになり、更に高度な漏洩検知機能を
簡便に実現できるようになる。則ち、ガスが止まらない
ため従来のような気密検査が実施できないようなガス設
備やガス設備の設置前から微少漏洩が既に発生している
様なガス設備においても、ガス管の腐食等の進行に起因
してガスの微少漏洩量が増加していくような場合に、微
少漏洩を検知できるようになる。
【0106】
【発明の効果】請求項1に記載の発明に依れば、流量計
測手段、差圧演算手段、及び漏洩判定手段を設けること
に依り、ガスの漏洩状態が十分な精度で実測できるよう
になり、更に高度な漏洩検知機能を簡便に実現できるよ
うになる。
【0107】更に、差圧演算手段及び導管圧力検出手段
を設けることに依り、この実測と同時に、その漏洩範囲
をリアルタイムで特定することができるようになり、そ
の結果、装置の設定当初から十分な判定精度が短時間に
且つ簡便に得られるようになり、更に高度な漏洩検知機
能を簡便に実現できるようになる。
【0108】更に、フローセンサ、流量計測手段、及び
漏洩判定手段を設けることに依り、導管を新設した際の
気密検査による敷設初期時の漏洩チェックに加えて、連
続流量状況下でガスの漏洩状態が十分な精度で実測でき
ることに依り、新設導管に対して敷設初期時の漏洩チェ
ックが難しいような設備環境下においても、簡便に漏洩
判定が実行できるようになり、更に高度な漏洩検知機能
を簡便に実現できるようになる。則ち、ガスが止まらな
いため従来のような気密検査が実施できないようなガス
設備やガス設備の設置前から微少漏洩が既に発生してい
る様なガス設備においても、ガス管の腐食等の進行に起
因してガスの微少漏洩量が増加していくような場合に、
微少漏洩を検知できるようになる。
【0109】請求項2に記載の発明に依れば、請求項1
に記載の効果に加えて、このような差圧演算手段を設け
ることに依り、ガスの漏洩状態が十分な精度で実測でき
るようになり、更に高度な漏洩検知機能を簡便に実現で
きるようになる。
【0110】更に、導管圧力検出手段に加えて内蔵圧力
センサを設けることに依り、この実測と同時に、その漏
洩範囲をリアルタイムで特定することができるようにな
り、その結果、装置の設定当初から十分な判定精度が短
時間に且つ簡便に得られるようになり、更に高度な漏洩
検知機能を簡便に実現できるようになる。
【0111】請求項3に記載の発明に依れば、請求項1
又は2に記載の効果に加えて、このような気密検査手段
を設けることに依り、導管を新設した際の気密検査によ
る敷設初期時の漏洩チェックに加えて、連続流量状況下
でガスの漏洩状態が十分な精度で実測できることに依
り、新設導管に対して敷設初期時の漏洩チェックが難し
いような設備環境下においても、簡便に漏洩判定が実行
できるようになり、更に高度な漏洩検知機能を簡便に実
現できるようになる。則ち、ガスが止まらないため従来
のような気密検査が実施できないようなガス設備やガス
設備の設置前から微少漏洩が既に発生している様なガス
設備においても、ガス管の腐食等の進行に起因してガス
の微少漏洩量が増加していくような場合に、微少漏洩を
検知できるようになる。
【0112】請求項4に記載の発明に依れば、請求項1
乃至3のいずれか一項に記載の効果に加えて、このよう
な判定情報を生成する漏洩判定手段を設けることに依
り、実測と同時に、その漏洩範囲をリアルタイムで特定
することができるようになり、その結果、装置の設定当
初から十分な判定精度が短時間に且つ簡便に得られるよ
うになり、更に高度な漏洩検知機能を簡便に実現できる
ようになる。
【0113】その結果、ガスの漏洩状態が十分な精度で
実測して漏洩が発生した範囲を管理者に迅速且つ正確に
伝達できるようになり、更に高度な漏洩検知機能を簡便
に実現できるようになる。
【0114】請求項5に記載の発明に依れば、ガス流量
測定工程、差圧演算工程、及び漏洩判定工程を設けるこ
とに依り、ガスの漏洩状態が十分な精度で実測できるよ
うになり、更に高度な漏洩検知機能を簡便に実現できる
ようになる。
【0115】更に、差圧演算工程及び導管圧力検出工程
を設けることに依り、この実測と同時に、その漏洩範囲
をリアルタイムで特定することができるようになり、そ
の結果、装置の設定当初から十分な判定精度が短時間に
且つ簡便に得られるようになり、更に高度な漏洩検知機
能を簡便に実現できるようになる。
【0116】更に、流量計測工程及び漏洩判定工程を設
けることに依り、導管を新設した際の気密検査による敷
設初期時の漏洩チェックに加えて、連続流量状況下でガ
スの漏洩状態が十分な精度で実測できることに依り、新
設導管に対して敷設初期時の漏洩チェックが難しいよう
な設備環境下においても、簡便に漏洩判定が実行できる
ようになり、更に高度な漏洩検知機能を簡便に実現でき
るようになる。則ち、ガスが止まらないため従来のよう
な気密検査が実施できないようなガス設備やガス設備の
設置前から微少漏洩が既に発生している様なガス設備に
おいても、ガス管の腐食等の進行に起因してガスの微少
漏洩量が増加していくような場合に、微少漏洩を検知で
きるようになる。
【0117】請求項6に記載の発明に依れば、請求項5
に記載の効果に加えて、このような差圧演算工程を設け
ることに依り、ガスの漏洩状態が十分な精度で実測でき
るようになり、更に高度な漏洩検知機能を簡便に実現で
きるようになる。
【0118】更に、導管圧力検出工程に加えて内蔵圧力
検出工程を設けることに依り、この実測と同時に、その
漏洩範囲をリアルタイムで特定することができるように
なり、その結果、装置の設定当初から十分な判定精度が
短時間に且つ簡便に得られるようになり、更に高度な漏
洩検知機能を簡便に実現できるようになる。
【0119】請求項7に記載の発明に依れば、請求項5
又は6に記載の効果に加えて、気密検査工程を設けるこ
とに依り、導管を新設した際の気密検査による敷設初期
時の漏洩チェックに加えて、連続流量状況下でガスの漏
洩状態が十分な精度で実測できることに依り、新設導管
に対して敷設初期時の漏洩チェックが難しいような設備
環境下においても、簡便に漏洩判定が実行できるように
なり、更に高度な漏洩検知機能を簡便に実現できるよう
になる。則ち、ガスが止まらないため従来のような気密
検査が実施できないようなガス設備やガス設備の設置前
から微少漏洩が既に発生している様なガス設備において
も、ガス管の腐食等の進行に起因してガスの微少漏洩量
が増加していくような場合に、微少漏洩を検知できるよ
うになる。
【0120】請求項8に記載の発明に依れば、請求項5
乃至7のいずれか一項に記載の効果に加えて、判定情報
を生成する漏洩表示工程を設けることに依り、実測と同
時に、その漏洩範囲をリアルタイムで特定することがで
きるようになり、その結果、装置の設定当初から十分な
判定精度が短時間に且つ簡便に得られるようになり、更
に高度な漏洩検知機能を簡便に実現できるようになる。
【0121】その結果、ガスの漏洩状態が十分な精度で
実測して漏洩が発生した範囲を管理者に迅速且つ正確に
伝達できるようになり、更に高度な漏洩検知機能を簡便
に実現できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス漏洩検知装置の一実施形態を説明
するための機能ブロック図である。
【図2】図1のガス漏洩検知装置の配設形態を説明する
ための図である。
【図3】図1のガス漏洩検知装置に用いられるガス漏洩
検知方法を説明するためのフローチャートである。
【図4】従来のガス漏洩検知装置の配設形態を説明する
ための図である。
【符号の説明】
10 ガス漏洩検知装置 12 導管圧力検出手段 121,…,12n 圧力センサ 13 内蔵圧力センサ 13a 内蔵圧力信号 14 フローセンサ 14a 流量信号 16 流量計測手段 16a 流量情報 18 差圧演算手段 20 漏洩判定手段 20a 判定情報 22 気密検査手段 22a バルブ開閉信号 30 バルブ 32 導管 33 灯外内管 34,…,34 ガスメータ P1,…,Pn 導管圧力信号 ΔP1,…,ΔPn 差圧情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 000006895 矢崎総業株式会社 東京都港区三田1丁目4番28号 (74)上記1名の代理人 100097858 弁理士 越智 浩史 (外4名) (72)発明者 陶山 毅一 神奈川県横浜市磯子区汐見台3−3 3305棟514号 (72)発明者 筏 隆臣 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2 号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 岡村 繁憲 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2 号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 安井 雅二 愛知県名古屋市熱田区桜田町19−18 東 邦瓦斯株式会社内 (72)発明者 鈴木 年彦 静岡県天竜市二俣町南鹿島23 矢崎計器 株式会社内 (72)発明者 加藤 力雄 静岡県天竜市二俣町南鹿島23 矢崎計器 株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−201128(JP,A) 特開 平7−57169(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 3/28 G01M 3/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 灯外内管中を流れるガスの流量を測定し
    て当該測定ガス流量に係る流量信号を生成するフローセ
    ンサと、 該フローセンサがガス流量を測定している箇所よりも下
    流側の所定箇所に設けられた状態でガス圧を検出して圧
    力信号を生成する圧力センサを複数有する圧力検出手段
    と、 前記流量信号を変換してガス流量に係る流量情報を生成
    する流量計測手段と、 互いに隣り合う前記圧力センサの各々が生成する前記圧
    力信号に基づいて、当該隣接圧力センサ間におけるガス
    の差圧を算出して当該算出された差圧に係る差圧情報を
    生成する差圧演算手段と、 圧力センサ間を流れるガス流量と差圧とのガス漏洩がな
    い場合の相関関係及び前記流量情報と前記差圧情報との
    相関関係を求めると共に、これらの相関関係を比較して
    当該圧力センサ間にガス漏れが発生しているか否かを判
    定して当該判定結果に係る判定情報を生成する漏洩判定
    手段とを有する、 ことを特徴とするガス漏洩検知装置。
  2. 【請求項2】 前記フローセンサがガス流量を測定して
    いるガスの灯外内管に設けられ、当該灯外内管内のガス
    圧を測定して当該測定されたガス圧に係る内蔵圧力信号
    を生成する内蔵圧力センサを有し、 前記差圧演算手段は、互いに隣り合う前記圧力センサの
    各々が生成する前記圧力信号及び内蔵圧力センサが生成
    する前記内蔵圧力信号に基づいて、当該隣接圧力センサ
    間及び当該内蔵圧力センサと当該圧力センサ間における
    ガスの差圧を算出して当該算出された差圧に係る前記差
    圧情報を生成するように構成されている、 ことを特徴とする請求項1に記載のガス漏洩検知装置。
  3. 【請求項3】 記流量情報又は前記差圧情報の少なく
    とも何れかの収集を促すと共に、当該収集された流量情
    報又は前記差圧情報を用いて前記フローセンサがガス流
    量を測定している箇所よりも下流側におけるリークテス
    トを実行する気密検査手段を有する、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のガス漏洩検知
    装置。
  4. 【請求項4】 前記判定情報は、ガス漏洩が発生してい
    る導管の区間を指摘するための位置情報を有する、 ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載
    のガス漏洩検知装置。
  5. 【請求項5】 灯外内管中を流れるガスの流量を測定し
    て流量情報を生成するガス流量測定工程と、 ガス流量を測定している箇所よりも下流側の複数の所定
    区間においてガス圧を検出して圧力信号を生成する圧力
    検出工程と、記圧力信号に基づいて、前記所定区間におけるガスの
    差圧を算出して差圧情報を生成する差圧演算工程と、 前記所定区間を流れるガス流量と差圧とのガス漏洩がな
    い場合の相関関係及び前記流量情報と前記差圧情報との
    相関関係を求める相関定義工程と、 前記相関関係を比較して当該所定区間にガス漏れが発生
    しているか否かを判定して判定情報を生成する漏洩判定
    工程とを有する、 ことを特徴とするガス漏洩検知方法。
  6. 【請求項6】 ガスの流量が測定されている灯外内管内
    のガス圧を測定して内蔵圧力信号を生成する内蔵圧力検
    出工程と、 前記圧力信号に加えて前記内蔵圧力信号に基づいて、前
    記所定区間におけるガスの差圧を算出して当該算出され
    た差圧に係る前記差圧情報を生成する差圧演算工程とを
    有する、 ことを特徴とする請求項5に記載のガス漏洩検知方法。
  7. 【請求項7】 前記流量情報又は前記差圧情報の少なく
    とも何れかの収集を促すと共に、当該収集された流量情
    報又は前記差圧情報を用いて前記フローセンサがガス流
    量を測定している箇所よりも下流側におけるリークテス
    トを実行する気密検査工程を有する、 ことを特徴とする請求項5又は6に記載のガス漏洩検知
    方法。
  8. 【請求項8】 前記判定情報に基づいて、ガス漏洩が発
    生している区間を指摘するための位置情報を表示する漏
    洩表示工程を有する、 ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一項に記載
    のガス漏洩検知方法。
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