JP3357889B2 - 酒サーバー - Google Patents

酒サーバー

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JP3357889B2
JP3357889B2 JP34150898A JP34150898A JP3357889B2 JP 3357889 B2 JP3357889 B2 JP 3357889B2 JP 34150898 A JP34150898 A JP 34150898A JP 34150898 A JP34150898 A JP 34150898A JP 3357889 B2 JP3357889 B2 JP 3357889B2
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正勝 山内
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タニカ電器販売株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ポンプの排出口
に関する改良と、このポンプを用いた酒サーバーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、酒燗器において外部から吸引し
た酒を所望の燗付け温度にする場合、加熱器の入切によ
り温度調整する方法や、加熱器が一定の発熱状態であっ
てその加熱器を通過させる酒の流速調整により酒を温度
調整する方法がある。
【0003】ただ、加熱器の入切により温度調整する方
法では、入切制御しても加熱器自体の温度変化が自らの
熱容量により緩慢なものであり、温度調整のためにする
操作に対して実際の温度変化が遅延し、所望通りの温度
調整のできない場合がある。
【0004】また流速調整はポンプを可変速にするなど
の高度な制御を必要とし、技術的困難が伴う。さらに流
量調整が実現しても、実現される酒の所望温度幅に限度
がある。例えば40℃〜50℃程度の極めて低いぬる燗
などは限度外の温度として実現することができない。
【0005】その為、加熱器を通した酒と、常温の酒と
を混合させることにより温度調整する酒燗器が、本願出
願人により特願平10-308630に提案されている。
【0006】この提案によれば、ポンプの排出口から出
る配管が途中で2分岐されており、分岐の一方が加熱器
につながり、他方は常温酒を供給する供給管になってい
て、加熱器から出る酒に混ぜるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ただ酒燗器において
は、酒が配管に触れることで味や品質に影響を及ぼすた
め長い配管は不適当である。そのため2分岐のT字管な
どを介在させ、分岐箇所を経由してそれぞれの配管先に
配管されるのは、配管の迂回、延長化につながる点で好
ましくない。
【0008】また、特にポンプが往復ポンプの場合に
は、往復運動によるポンプの振動が原因でこれから引き
出される配管が振動する問題がある。特に軟質材による
配管であると、排出される液体がポンプの往復運動に合
わせ脈を打つので、所望形状に曲げられた配管が排出時
の脈で直管状に伸びようとし、反面、排出と排出の間
(脈と脈の間)は直管状から元の曲げ状態に戻ろうとす
る動きを、ポンプの振動と同期をとってすることとな
り、これが軟質材配管の振動原因となっている。
【0009】この様に、配管は往復運動と排出の脈動と
を原因として振動してしまう。ところがこの様な状況下
で、T字管などの分岐管を用いて配管すると、この分岐
管が一つの重心部分となって振動を一層大きく揺れさせ
ることとなる。この様な振動は配管接続部分が外れるこ
とを誘発し、また配管が周辺の部材に当たる/擦れる等
して故障の原因となる。またこの様な振動を避けるため
分岐管の止め部材を新たに設けることが考えられるが、
振動は一様でないため上下左右など各方向への振動に対
抗する支持を要し、宙に浮いた状態の分岐管を止める部
材は配管の邪魔になる。
【0010】また、酒燗器においては、上向き配管をす
る箇所が何カ所か生ずるため、細い管を用いてる。細い
管であれば配管内の残酒を押し出すことができるが、太
い管ではこの様なことができず、管内残酒となるからで
ある。ただ配管は細いほど配管抵抗が大きくなり、この
様な配管抵抗の大きな細い管を分岐させると、配管延長
による配管抵抗の増大と、分岐による配管内の圧力低下
とを招き、所望の圧送状況が実現されない。特に、T字
管などで分岐させると、管内の流れが分岐の際にT字管
の内壁にぶつかって左右に分岐するため、特に配管抵抗
が大きくなる。
【0011】また酒燗器は元々部品点数の少ない装置で
あるため、少数の部品増減であっても製造コストや製造
の手間に大きく影響することとなる。
【0012】よって、本発明の目的とするところは、多
様な用途に応えることのできるポンプを提供し、また簡
易な構成で部品点数を減らし、配管の振動対策がされ、
また配管長の長大化を抑制した酒サーバーを提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段と発明の効果】以上の目的
のため、請求項1に係る手段では、ポンプは、ポンプの
排出口から引き出される配管が後流位置でのそれぞれの
配管先への分岐を必要とする場合に、配管の前記分岐に
替えて当該ポンプから前記それぞれの配管先に直接配管
させる為の2つの排出口を有する様にした。これによ
り、ポンプの後流位置で分岐が必要な場合には、直接ポ
ンプから分岐させることができ、排出口から引き出され
た配管先で改めて分岐配管する必要がなくなる。
【0014】また、振動を伴うポンプや、排出に脈動を
伴うポンプであっても、分岐管を用いる必要がなくなる
ので、分岐管を重心部分とした振動がなくなる。また、
各配管がポンプから異なるそれぞれの配管先に接続さ
れ、つまりこれら配管が分岐管により一体化される事な
く別個に配管されるので、配管を振動体として見た場
合、それぞれが別個独立の小さい振動体となり、よって
振動やこれによる支障が無視できる程度に小さなものに
することができる。この点、分岐管での一体化された配
管であれば、全体で1つの振動体となるので振動も大き
なものとなるが、本請求項によればそのようなことが避
けられる。
【0015】さらに、酒を外部から吸引して加熱又は冷
却の温度処理を施して吐出する酒サーバーにおいて、温
度処理された酒に常温の酒を混合させて最終的な温度調
整を行うようにし、その際、2つの排出口を有する上記
記載のポンプを用いた。これにより、酒を処理器に通す
配管と、通さない配管とに直接ポンプから分岐させるこ
とができるので、酒サーバーが全体として簡単な構成と
なり、またポンプから分岐先に直行した配管ができるの
配管長が短く抑えられる。その為、酒が管に触れること
を最小限に抑えることができ、味や品質の維持に役立
つ。またT字管などの様な分岐管がないので分岐管自体
による配管抵抗がなくなり、加えて配管長の抑制により
配管長に依存する配管抵抗を小さくすることができ、よ
って配管内の圧力低下が避けられ、所望の圧送状況が実
現される。
【0016】
【発明の実施の形態】次ぎに、本発明のポンプの実施例
を図を用いて説明する。
【0017】このポンプは、ダイヤフラムが往復運動す
ることによりポンプ機能を発揮するダイヤフラムポンプ
1であり、図1〜図2に示すように片開口した円筒形の
ケーシング2と、このケーシング2の片開口を蓋をする
配置に設けられたダイヤフラム3とが外観上の主な構成
になっている。
【0018】ケーシング2の底部には吸引口4と2つの
排出口5a、5bが設けられている。またポンプの内部
はケーシング2の内径大の隔壁6が設けられて、ポンプ
の内部が2つに区分されている。2つの区分は、隔壁6
のダイヤフラム側が変容室7となってダイヤフラム3の
往復で容積が増減するものであり、また隔壁の吸引口4
/排出口5側は、吸引口4に連通する吸引室41と排出
口5に連通する排出室51の2室になっている。更に隔
壁6には、吸引室41に対応する箇所に吸引方向の吸引
弁42が、排出室51に対応する箇所に排出方向の排出
弁52が、チェックバルブにより1つづつ設けられて、
図2に示すように液体が流れる。
【0019】従って、吸引管4から吸引されたされた液
体は、吸引弁42を経て吸引室41から変容室7に流
れ、排出弁52を経て排出室51に流れるようになって
いる。排出室51は図3に示すように左右に広がった形
状に形成されていて、その左右両端に各々の排出口5
a、5bが設けられていて、それぞれから排出される様
になっている。
【0020】また、このポンプ1を酒燗器に用いると、
ポンプ1から所望の配管先に直接配管することができる
ので配管が容易になり、また分岐管や止め部材を必要と
しないので部品点数を減らすことができ、しかも配管の
振動対策がされる。また配管長の大化が抑制されるの
で、酒の味や品質の維持に寄与する。
【0021】なお、ポンプはダイヤフラムポンプに限ら
ずどの様なポンプであってもよい。また排出口の口径を
用途に合わせて異なったものにしてもよい。またこのポ
ンプは酒燗器に限らず冷酒サーバーに用いてもよい
【0022】また、本願発明以外の発明を挙げれば、ポ
ンプとして、ポンプの排出口から引き出される配管が後
流位置でのそれぞれの配管先への分岐を必要とする場合
に、配管の前記分岐に替えて当該ポンプから前記それぞ
れの配管先に直接配管させる為の複数の排出口を有し、
この排出口の少なくとも一つが開加工可能に仮閉鎖され
たポンプがある
【0023】一例として、ポンプを合成樹脂性の材料で
成形形成しておき、その際は図4に示すように排出口5
を管状に突出成形するのであるが、この管状の排出口5
の底部位置Xを、当初は閉鎖した状態に成形しておき、
必要に応じてドリルDなどで穴を開ける開口加工をする
のである。これにより、通常の単一排出口のポンプとし
ても、また複数の排出口を有するポンプとしても用いる
こととができる。また、複数排出口にする場合でもその
排出口個数の選択ができる。従って、現場で分岐の必要
が生ずるような場面であっても、配管を分岐させること
なく、直接ポンプから配管を引き出すことができ、融通
がきく。仮閉鎖する方法は、簡易に開口加工できる状態
となっている
【0024】あるいは、複数の排出口の1つを当初から
開口した状態で製造しておき、他の排出口を仮閉鎖して
おくものもある
【図面の簡単な説明】
【図1】 この図は、実施例に示したダイヤフラムポン
プをケーシングの底部側から見た斜視図であり、1つの
吸引口4から吸引された液体が排出室51両端に設けら
れた2つの排出口から排出される様子を示している。
【図2】 この図は、図1のA−A断面図であり、吸引
口から排出口への流れの概要を示している。
【図3】 この図は、図1に示したダイヤフラムポンプ
の平面図であり、やはり吸引口から排出口への流れの概
要を示している。
【図4】 この図は、本願発明以外の発明のポンプの排
出口の説明の図であり、合成樹脂製の排出口の底部位置
が開口加工可能に仮閉鎖されて形成され、一例としてド
リルDで開口加工する様子を示した。
【符号の説明】
1 ダイヤフラムポンプ 2 ケーシング 3 ダイヤフラム 4 吸引口 5、5a、5b 排出口 51 排出室 6 隔壁 7 変容室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00 F04B 9/00 - 15/08 F04B 43/00 - 47/14 F04B 53/00 - 53/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酒を外部から吸引して吐出する酒サーバ
    ーであって、 ポンプの排出口から引き出される配管が後流位置でのそ
    れぞれの配管先への分岐を必要とする場合に、配管の前
    記分岐に替えて当該ポンプから前記それぞれの配管先に
    直接配管させる為の2つの排出口を有するポンプと、 酒を加熱又は冷却する温度処理の処理器とを有し、 一方の排出口から排出され前記処理器を経て温度処理さ
    れた酒に、他方の排出口から排出された酒を混合させる
    ことを特徴とした酒サーバー
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